JP4619281B2 - シールド掘削機 - Google Patents

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Description

本発明は、チャンバ内で生成した泥土の圧力を有効利用可能とし、かつ、泥土の脱水を効率的に行える脱水装置を備えたシールド掘削機に関する。
シールド掘削機の前端に設けられた回転カッタヘッドで掘削された掘削土を回転カッタヘッドの後方のチャンバ内に取り込み、チャンバ内の掘削土に水を混合した泥土をチャンバ内に充満させ、その泥土の圧力によってシールド掘削機の回転カッタヘッドが切羽の安定を保ちつつ掘進させるシールド掘削機が知られている。掘削土と水とが混合された泥土は産業廃棄物として扱われるので、脱水処理にて泥土を水と土とに分離することで得られる脱水処理済土としてから廃棄する。このシールド掘削機では、チャンバ内の泥土をスクリューコンベアに通してスクリューコンベアの泥土排出部よりベルトコンベアに排出し、ベルトコンベアでタンクに送る。そして、このタンクに溜めた泥土を凝集剤添加攪拌装置経由で脱水装置に送り、脱水処理済土とする(例えば、特許文献1等)。脱水装置としては、筒体(シリンダ)と押体(ピストン)とを備え、筒体内に泥土を収容した後に、泥土を押体で押し、筒体の他端方向に設けられた透水フィルタを通して泥土の水を脱水するもの(例えば、特許文献2等)や、筒体と筒体内において筒体の一端から他端にかけて延長するよう設けられた螺旋羽(スクリューコンベア)とを備え、泥土を筒体の一端から筒体内に供給し、筒体の一端から他端に螺旋羽で泥土を搬送しながら螺旋羽で泥土に圧力を加えることによって泥土を土と水とに分離するものが知られている(例えば、特許文献3等)。
特開2005−36517号公報 特開2005−133368号公報 特開平09−220598号公報
しかしながら、従来のシールド掘削土の脱水処理方法によれば、スクリューコンベアの泥土排出部より排出された泥土を一旦タンクに溜めるようにしているので、タンクから凝集剤添加攪拌装置に泥土を圧送するためのポンプのような圧送手段が必要になる。また、チャンバ内の泥土は圧力が加えられた状態でスクリューコンベアの泥土排出部より排出されるので、圧力の加わった泥土がスクリューコンベアの泥土排出部から勢い良く飛び散ってしまう、いわゆる、噴発現象が生じてしまうという欠点があった。さらに、脱水装置は、筒体の筒の延長方向に泥土を収容して筒体の筒の延長方向に押圧力を加える方式や、泥土を筒体の一端側から他端側に螺旋羽で搬送する方式であるため、筒体の筒長が長くなり、装置が大型化してしまうという欠点があった。
本発明のシールド掘削機は、胴筒と胴筒の前端に設けられた回転カッタヘッドとを備え、胴筒の内側には掘削土を取り込むチャンバとスクリューコンベアと凝集剤添加攪拌装置と脱水装置とを備え、チャンバ内で掘削土と水とを混合して形成した泥土による圧力で切羽の安定を図りながら掘削を行うシールド掘削機において、脱水装置が、円筒状の回転体と、回転体の外周面に外周面より窪むように設けられた凹部と、凹部内に設けられて回転体の外周面に相当する位置にある凹部の開口部と凹部の底面との間を移動可能な押体と、押体と凹部の開口部との間で形成された収容部と、回転体を回転可能に収容し、固体と液体とが混在した固液混合物の入口部と出口部と入口部の一端と出口部の一端とに連接されて回転体の外周面を所定角度範囲で覆う脱とを有したケーシングと、押体の駆動制御機構とを備え、脱水部が、脱水孔付きの脱水板と脱水板の外側に設けられて脱水板を覆う外板と脱水板と外板とで囲まれた水路とを備え、脱水板が、回転体の外周面に形成された複数の収容部の開口部を覆える大きさに形成され、外板が、水路に排出された水を排水する排水孔を備え、収容部を形成する凹部の内壁面が、押体の移動方向に沿って平行な面により形成され、押体が、凹部の内壁面と平行で凹部の内壁面に接触した状態で移動可能な周面を備えた板材により形成されて、脱水板の方向に移動することによって、収容部に収容された固液混合物中の水を脱水板の脱水孔を介して水路に排出させ、駆動制御機構は、入口部に位置した収容部が入口部からの固液混合物を収容してから回転体の回転に伴って脱水板に対応する位置に到達した後に出口部に到達するまで、回転体の回転に伴って押体を回転体の外周面に近付く方向に徐々に移動させるか、あるいは、回転体が所定角度回転する毎に押体を回転体の外周面の方向に移動させるよう構成され、さらに、チャンバ内の泥土を後方に送るスクリューコンベアの泥土排出部と凝集剤添加攪拌装置の入口とが泥土をチャンバ内の圧力によりスクリューコンベア経由で凝集剤添加攪拌装置に圧送できるように密閉状態となるよう互いに連結され、凝集剤添加攪拌装置の出口と脱水装置の入口とが互いに連結されたことによって、チャンバから脱水装置の土排出口及び排水孔まで、泥土を導く内部経路が外部と遮断されたことを特徴とする。
容部が、回転体の外周囲に沿った方向において所定間隔を隔てて複数形成されたことも特徴とする。
水孔とチャンバ内とが送水管により互いに連結され、送水管には排水孔からの水をチャンバ内に圧送するポンプが設けられたことも特徴とする。
脱水装置が、水路内の水をシールド掘進機の機外の地中に排水させる排水機構を備えたことも特徴とする。
本発明によれば、スクリューコンベアの泥土排出部と凝集剤添加攪拌装置の入口とが互いに連結され、凝集剤添加攪拌装置の出口と脱水装置の入口とが互いに連結されたので、泥土を、チャンバ内の圧力によりスクリューコンベア経由で凝集剤添加攪拌装置に圧送できる。すなわち、チャンバ内で生成した泥土の圧力を有効利用できるため、従来のようにタンクから凝集剤添加攪拌装置に泥土を送るためのポンプを省くことができる。また、従来のようにスクリューコンベアの泥土排出口からの泥土の噴発現象を防止できる。また、凝集剤添加攪拌装置において、泥土に凝集剤が添加されるので、脱水装置においての水と土との分離を凝集剤により促進でき、水分の少ない土を効率的に排出できる。また、脱水装置が、回転体の外周面に設けた収容部に泥土を収容し、回転体を回転させるとともに収容部に収容された泥土を回転体の外周面に沿って配置された脱水板の方向に押体で押して泥土を脱水処理できる構成とされたので、泥土を押圧するためや泥土を搬送するために長い筒体を設ける必要がなくなり、装置を小型化できる。
脱水板を、回転体の外周面に形成された複数の収容部の開口部を覆える大きさに形成すれば、複数の収容部による脱水処理が可能となる。
収容部を、回転体の外周囲に沿った方向において所定間隔を隔てて複数設ければ、複数の収容部による連続脱水処理が可能となる。また、収容部を、回転体の外周囲に沿った方向において所定間隔を隔てて複数設け、この複数の収容部の外周面を覆える大きさに脱水板を形成すれば、脱水区間を長くできるので、脱水時間の長い連続脱水処理が可能となる。
脱水装置の排水孔とチャンバ内とがポンプ付きの送水管により互いに連結されたので、脱水装置により土と分離された水をチャンバ内に戻して粘度調整用の水として再利用できて水の有効利用が図れる。
脱水装置が、排水機構を備えたので、チャンバからスクリューコンベア、凝集剤添加攪拌装置、脱水装置を経由してチャンバに至る水循環経路内の水の充満を防止できる。
図1乃至図6は最良の形態を示し、図1はシールド掘削機の構成を簡略して示し、図2はスクリューコンベアと凝集剤添加攪拌装置と脱水装置との繋がりを断面で示し、図3は脱水装置を縦断して示し、図4は脱水装置を分解して示し、図5は脱水装置の回転体の内部構造を示し、図6は脱水部及び収容部を拡大して示す。
図1を参照し、シールド掘削機の構成を説明する。シールド掘削機101は、胴筒102の前端に回転カッタヘッド103を備え、胴筒102の内側に、チャンバ104、スクリューコンベア105、シールドジャッキ106などを備え、さらに、スクリューコンベア105の後端の泥土排出部107に連結された凝集剤添加攪拌装置108、凝集剤添加攪拌装置108に連結された脱水装置109を備える。スクリューコンベア105の泥土排出部107と凝集剤添加攪拌装置108の入口110とが接続管111と連結体112;113とにより互いに連結される。凝集剤添加攪拌装置108の出口114と脱水装置109の入口115とが連結体116により互いに連結される連結体112は、スクリューコンベア105の泥土排出部107の外周に固定されたフランジ201と接続管111の入口211の外周に固定されたフランジ202とが相対峙されてボルト及びナットとで締結された構成である。連結体113は、接続管111の出口212の外周に固定されたフランジ203と凝集剤添加攪拌装置108の入口110の外周に固定されたフランジ204とが相対峙されてボルト及びナットとで締結された構成である。連結体116は、凝集剤添加攪拌装置108の出口114の外周に固定されたフランジ205と脱水装置109の入口115の外周に固定されたフランジ206とが相対峙されてボルト及びナットとで締結された構成である。つまり、スクリューコンベア105、接続管111、凝集剤添加攪拌装置108、脱水装置109が連結体112;113;116で繋がれたことによって、チャンバ104から脱水装置109の土排出口140及び排水孔78まで、泥土を導く内部経路220が外部と遮断されて泥土を外部に漏らさないように構成される。
胴筒102の前端部の内には、胴筒102の筒の延長方向と直交する方向に延長して筒孔を塞ぐ隔壁117が設けられる。チャンバ104は、隔壁117と隔壁117よりも前方に延長する胴筒102の筒前部118と回転カッタヘッド103の後面119とで囲まれた部屋により形成される。回転カッタヘッド103は隔壁117に回転可能に取り付けられた回転軸120を回転中心として図外のモータのような駆動源により回転駆動する。回転カッタヘッド103の後面119には後方に延長する攪拌棒121が設けられる。従って、回転カッタヘッド103を回転駆動することにより回転カッタヘッド103が地盤を掘削して掘削された掘削土が回転カッタヘッド103の前面から後面119に貫通する図外の掘削土取込口を経由してチャンバ104内に取り込まれる。図示しないが、チャンバ104内には粘度調整用の水が注入され、回転カッタヘッド103の回転に伴い回転する攪拌棒121で水と掘削土とが攪拌されて混合されることによって泥土が形成される。この泥土をチャンバ104内に充満させ、その泥土の圧力によってシールド掘削機101の回転カッタヘッド103が切羽の安定を保ちつつ掘進する。この際、チャンバ4内に注入する水量及びチャンバ104内からスクリューコンベア105によって排出する泥土排出量をコントロールすることによってチャンバ104内の泥土圧を調整している。スクリューコンベア105は、外筒105a、スクリューシャフト105b、スクリュー105c、モータ105dのような駆動源を備える。外筒105aの一端の開口部105eがチャンバ104内に突出して設けられる。スクリューシャフト105bが外筒105aの筒の延長方向に沿って外筒105aの内側中心部に設けられる。スクリューシャフト105bの外周にはスクリューl05cが螺旋状に設けられる。モータ105dは、外筒105aの一端の開口部105eの外周面に設けられる。モータ105dのモータ軸とスクリューシャフト105bとが互いに図外のギヤなどの動力伝達機構で繋がれている。そして、モータ105dを駆動することによって、スクリューシャフト105bが回転し、スクリュー105cがチャンバ4内から泥土を外筒105aの内部に導入する。外筒105aの内部に導入された泥土はスクリューシャフト105bの回転に伴うスクリュー105cの旋回で泥土排出部107の方向に導かれる。モータ105dを外筒115aの泥土排出部107側に設けても良いが、本形態のようにモータ105dを外筒105aの開口部105eの側に設ければ、モータ105dの動力をスクリューシャフト105bに伝達するための動力伝達機構の構造が簡単になる。その理由は、スクリューコンベア105の泥土排出部107と接続管111とが連結体112により泥土が漏れないように密閉状に連結されているので、外筒105aの泥土排出部107側にモータ105dを設けた場合、動力伝達機構が外筒105aの外側と内側とに渡って上記密閉状の連結を維持するように設けられなければならないからである。
図2に示すように、凝集剤添加攪拌装置108は、攪拌槽125、凝集剤貯留槽126を備える。攪拌槽125と凝集剤貯留槽126とがポンプ127及び流量制御バルブ128を備えた送管129により互いに繋がれている。凝集剤貯留槽126に溜められた凝集剤130はポンプ127及び流量制御バルブ128により攪拌槽125に送られる。従って、スクリューコンベア105から接続管111を経由して攪拌槽125に送られてくる泥土に凝集剤130が添加される。攪拌槽125の内部には攪拌体131を有している。攪拌体131は、モータ134により回転する回転駆動軸132の外周面に多数の攪拌羽133を突設して備えた構成である。
凝集剤130としては、例えば高分子凝集剤であるポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、無水マレイン酸重合物、ポリアクリル酸エステル、グアガム、アクリルアミドとアクリル酸塩の共重合体、ポリスチレンスルホン酸塩、ポリビニルスルホン酸塩の内の一種又は二種以上の組合せのものや、無機凝集剤であるポリ塩化アルミニウム、塩化第二鉄、硫酸アルミニウム、硫酸第一鉄、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、セメント及び消石灰一種又は二種以上の組合せのものが用いられる。
図3を参照し、脱水装置109の構成を説明する。脱水装置109は、円筒状の回転体1、回転体の外周面に設けられた凹部36、凹部内に設けられた押体44と、泥土や食品などのような泥土を収容する収容部51と、回転体1を回転可能に収容したケーシング2と、押体44の駆動制御機構99と、回転体1の回転軸10を回転させるための駆動源であるモータ3とを備える。脱水装置109は、凝集剤添加攪拌装置108から供給される凝集剤添加土を、土と水とに分離して排出する。
回転体1は、回転軸10、回転ドラム部11を備える。回転ドラム部11は、筒部12、円形の塞板13を備える。回転ドラム部11は、筒部12の両端と塞板13;13とが連結されたことによって、筒部12の両端の開口がそれぞれ塞板13;13で塞がれた構成である(図4参照)。回転軸10は、筒部12の筒中心及び筒部12の両端の塞板13;13の円中心を通過して塞板13;13に対して回転不能に連結される(図4参照)。これにより、モータ3の動力で回転する回転軸10の回転力が塞板13;13を経由して筒部12に伝達される。即ち、回転軸10と回転ドラム部11とが一緒に回転する回転体1が形成される。
筒部12は、内壁部15、仕切壁体16を備える。内壁部15は、断面が略正八角形の筒状に形成される。仕切壁体16は、断面が扇状の棒材により形成される。仕切壁体16は、内壁部15の外周における略正八角形の角部17に相当する位置において、内壁部15の筒の延長する方向(以下、「筒長方向」という)に沿って棒が延長するように設けられる。つまり、8個の仕切壁体16が、内壁部15の外周囲に沿った方向(以下、「周方向」という)において互いに45°の角度を隔てて配置され、かつ、1つ1つの仕切壁体16が、内壁部15の筒長方向に沿って延長するように設けられる。
内壁部15は、8枚の平板21の両端とこれら両端に対応する塞板13;13とが図外の止ねじで互いに連結されたことによって断面略正八角形の筒状に形状される。平板21と平板21との間には隙間25が設けられる。この隙間25内に、断面扇形状の仕切壁体16の2つの斜面26;26で挟まれた扇の基部分27が挿入された状態で該仕切壁体16の両端とこれら両端に対応する塞板13;13とが図外の止ねじで互いに連結されたことによって、回転軸10の回転中心を筒の中心とする断面略正八角形の筒状体からなる内壁部15と、この内壁部15の周方向において互いに45°の角度を隔てて内壁部15の外周に配置された8個の仕切壁体16とからなる筒部12が形成される。内壁部15の断面略正八角形の1辺を形成する平板21の外面31と当該平板21の両側に配置される仕切壁体16の斜面26;26とは互いに直角をなす。つまり、平板21の両側に配置される2つの仕切壁体16の互いに向かい合う斜面26;26は互いに平行であり、これら斜面26;26と平板21の外面31とが直角をなす。筒部12の仕切壁体16の外面33は、筒部12の外周面、すなわち、回転体1の外周面32上に位置される。平板21の両側の位置する仕切壁体16;16の平行に相対峙する面26;26と塞板13;13の内面34;34とによって凹部36が区画形成される。即ち、回転体1は、回転体1の外周面32に外周面32より窪むように設けられた凹部36を8つ備える。8つの凹部36は、回転体1の筒長方向に沿って延長する矩形状の凹部であり、回転体1の周方向において等間隔を隔てて間欠的に設けられる。回転体1の外周面32は、凹部36の開口部35(=収容部51の開口部35)を塞ぐような仕切壁体16の外面33と外面33とを繋いで円筒面を形成する仮想の弧面と、仕切壁体16の外面33とにより形成される。
平板21には、加圧機構41が取り付けられる。加圧機構41は、シリンダ42、押体43、押体44を備える。シリンダ42の一端部の周囲には取付フランジ41aが設けられる。平板21には、平板21を貫通するシリンダ設置孔37が、筒部12の筒の延長する方向に沿って所定の間隔を隔てて3箇所に形成される(図5参照)。筒部12の外側から内側方向にシリンダ42をシリンダ42の他端側からシリンダ設置孔37に通して取付フランジ41aと平板21の外面31とを接触させてこれらが互いに図外のねじで固定される。押体43の先端部には押体44が取り付けられる。押体44は、平板21の両側の位置する仕切壁体16;16の平行に相対峙する面26;26と塞板13;13の内面45;45とに接触して平板21の外面31を外側から塞ぐ大きさに形成される。つまり、押体44は、平板21の外面31の面積に合せた面を備えた板材により形成され、凹部36の4つの内壁面(面26;26、内面45;45)に接触する周面47を備える。即ち、後述する収容部51を形成する凹部36の内壁面を、押体44の移動方向に沿って平行な面により形成したので、押体44としては、凹部36の内壁面と平行で内壁面と互いに接触した状態で移動可能な周面47を備えたものを用いればよく、板材のような簡単な構成の押体44により密閉状態の収容部51を形成できる。押体44の外面46の曲率は回転体1の外周面32の曲率と同じ曲率に形成される。押体44の周面47には周面47を一周するシール溝48が形成され、シール溝48内にシール材49が設けられる(図6参照)。押体44は、加圧機構41による油圧駆動によって、回転軸10の回転中心と回転体1の外周面32とを繋ぐ半径線上を移動可能である。すなわち、押体44は、凹部36内に、回転体1の外周面32に相当する位置にある凹部36の開口部35と平板21の外面31で形成される凹部36の底面との間を移動可能である。1つの収容部51に収容された押体44を3つの加圧機構41により駆動するように構成したので、小型の加圧機構41を使用できて装置の小型化が図れ、また、押体44をスムーズに移動させることが可能となる。
押体44の外面46と相対峙する仕切壁体16;16の互いに平行な面26;26と相対峙する塞板13;13の互いに平行な内面34;34とで囲まれた空間によって収容部51が形成される。即ち、収容部51は、押体44と凹部36の開口部35との間で形成される。回転体1は、回転体1の外周面32において筒長方向に沿って延長する矩形状の8つの収容部51を、回転体1の周方向において等間隔を隔てて間欠的に備える。収容部51は、回転体1の筒の延長方向に沿った方向に延長するとともに回転体1の外周面32に沿って延長する形状であり、外周面32に沿った長さが、筒の延長方向に沿った長さより短い。このため、回転体1の外周面32に沿った方向に収容部51を複数設けることができ、かつ、1つ1つの収容部51の収容容量も多くできる。
加圧機構41のシリンダ42と油タンク52とが油送ケーブル53;54;55及び油圧制御弁56を経由して互いに接続される(図4参照)。尚、図3;4では、油送ケーブル53;54;55及び油圧制御弁56は油供給系と油排出系とを1つでまとめて図示している。回転軸10にはロータリージョイントと呼ばれるようなケーブル中継器57が設けられ、シリンダ42に接続された内部の油送ケーブル53とケーブル中継器57とが接続され、油圧制御弁56に接続された外部の油送ケーブル54と油圧制御弁56とが接続され、タンクに接続されたタンク側の油送ケーブル55と油圧制御弁56とが接続される。ケーブル中継器57を用いたことにより、油送ケーブル53;54が回転軸10の回転によっても捻れないように接続されて、油送ケーブル53;54とケーブル中継器57とにより、シリンダ42と油圧制御弁56とを互いに繋ぐ油送路が形成される。即ち、押体44が、油圧駆動の加圧機構41により移動可能に形成されたので、押体44の移動をスムーズにでき、また、制御も容易となる。
ケーシング2は、前連結部61、後壁部62、胴壁部63を備える。胴壁部63は、前壁部64、後連結部65、入口部66、脱水部67、出口部68、待機部69を備える(図4参照)。1つ1つの収容部51における回転体1の周方向の幅Tは同じである。この幅Tは、入口部66の入口孔66a、脱水部67、出口部68の出口孔68a、待機部69における回転体1の周方向に沿った部分の幅よりも小さい。脱水部67は、脱水板71、外板72を備える。脱水板71は、回転体1の外周面32に沿って配置される。脱水板71は、回転体1の外周面32に沿って形成された複数の収容部51の開口部35を覆える大きさに形成される。例えば、図3のように、脱水板71は、5個の収容部51を覆える角度範囲の断面弧状に形成されて回転体1の筒長方向に沿って延長し、回転体1の外周面32を上記角度範囲で覆う。脱水板71には泥土の液体を回転体1の外周面32側から外板72側に通過させる脱水孔73が形成される。即ち、脱水板71は、パンチングメタルのような孔開板により形成される(図6参照)。脱水孔73は、脱水板71の内面71a側から外面71b側にかけて漸次大径となるように形成される。例えば、内面71aの径が2mm、外面71bの径が3mmに設定された細孔である。外板72は、脱水板71と同様に、5個の収容部51を覆える角度範囲の断面弧状に形成されて回転体1の筒の延長する方向に沿って延長し、回転体1の外周面32を上記角度範囲で覆う板であるが、脱水板71の外面71bに沿って対向するように脱水板71の外側に配置されるため、脱水板71より径が大きい。脱水板71と外板72とが支柱74及び図外の止ねじにより互いに連結される。脱水板71と外板72とで囲まれた空間により水路77が形成される。脱水板71の他端と外板72の他端とが封止板70により互いに連結され、脱水板71の一端と外板72の一端とが封止板60により互いに連結され、水路77の前端開口部77aに前連結部61が連結され、水路77の後端開口部77bに後壁部62が連結されることによって、脱水板71と外板72と前連結部61の内面75(図4参照)と後連結部62の内面76(図4参照)と封止板60;70とで密閉状態に囲まれた水路77が形成される。封止板60は水路77と入口部66とを区切る板、封止板70は水路77と出口部68とを区切る板である。すなわち、収容部51を、回転体1の外周囲に沿った方向において所定間隔を隔てて複数設け、この複数の収容部51の開口部35を覆える大きさに脱水板71を形成したので、脱水区間を長くでき、脱水時間の長い連続脱水処理が可能となる。水路77の下部における外板72には排水孔78が形成される。外板72に水路77と繋がる排水孔78を設けたので、排水処理を効率的に行える。
図2に示すように、脱水装置109の排水孔78とチャンバ104の水入口孔460とがポンプ80付きの送水管79により互いに連結されることによって、排水孔78とチャンバ104内とが送水管79により互いに連結される。また、送水管79のポンプ80よりもチャンバ104寄りの部位と胴筒102に形成された胴筒102の内面と外面とを貫通する貫通孔480とが排水管490により互いに連結される。送水管79において排水管490の位置よりチャンバ104寄りの位置には開閉弁500が設けられる。胴筒102内には開閉弁500を制御する水制御装置510が設置される。水路77の所定の位置には水量検出器520が設置される。排水管490、開閉弁500、水制御装置510、水量検出器520により、水路77内の水をシールド掘進機101の機外の地中に排水させる排水機構530が構成される。すなわち、脱水装置109が、排水機構530を備える。
入口部66は、脱水部67の一端部81と連接される。出口部68は、脱水部67の他端部82と連接される。出口部68の出口孔68aにおける回転体1の周方向に沿った部分の幅の長さaは、1個の収容部51における開口部35の全てが出口孔68aと対応している間は、その他の収容部51における開口部35が出口孔68aと対応しないような長さに設定される。具体的には、収容部51の開口部35における回転体1の周方向に沿った部分の幅の長さをTとし、回転体1の外周面32を構成する仕切壁体16の外面33における回転体1の周方向に沿った部分の幅の長さをbとすると、T<a<(T+b)に設定される。このように設定すれば、出口部68以外の部分、特に、脱水部67の範囲を長くできることから、連続脱水を効率的に行えるようになる。
待機部69は、入口部66の他端部83と出口部68の他端部84とに連接され、入口部66と出口部68とを区切る。待機部69と出口部68との境界を形成する出口部内面85が、出口部68を通過する押体44の外面44aに付着した固体を掻き落とす残余固体掻き落とし部を形成する。よって、出口部68を通過した収容部51が入口部66に到達する前に外面44aに付着した固体が残余固体掻き落とし部により掻き落とされるので、入口部66に到達する収容部51にその都度決まった定量分の固液混合物を収容できることから、処理効率を向上できる。
図4に示すように、前壁部64と後壁部62とには、回転軸10を回転可能に支持するベアリング90;91が設けられる。回転体1の回転軸10の両端部が前壁部64のベアリング90と後壁部のベアリング91とに回転可能に支持される。後壁部62の内面76と後連結部65とが図外の止ねじにより連結され、前連結部61の内面75と前壁部64の外面77とが図外の止ねじにより連結され、脱水部67が後壁部62の内面76と前連結部61の内面75とに図外の止ねじにより連結されることによって、回転体1を回転可能に収容して回転体1を囲むケーシング2が組み立てられる。後壁部62に別途設けられたモータ3のモータ軸92と回転軸10とに回転伝達ベルト93が掛け回され、モータ軸92の回転力が回転伝達ベルト93を介して回転軸10に伝達される。モータ軸92と回転伝達ベルト93とによって接続された回転軸10の一端には角度センサ(エンコーダ)95が取り付けられており、角度センサ95と制御装置96とが信号線97により互いに接続される。角度センサ95は、回転軸10の中心と何れか1つの仕切壁体16の断面の中心とを結ぶ線と交わる回転軸10の外周面の位置が角度検出基準(原点)となるよう回転軸10に取り付けられる。制御装置96と油圧制御弁56とが制御信号線98により互いに接続される。ケーシング2には、図外の固定土台や固定腕のようなベースが設けられ、ベースにより脱水装置を設置面に安定に設置できる。制御装置96、加圧機構41、油タンク52や油送ケーブル53;54;54及び油圧制御弁56のような油系統により、押体44の駆動制御機構99が構成される。
脱水装置109の動作を説明する。図3において、想像線Wと交わる回転軸10の外周面の位置が角度センサ95の角度検出基準(原点)の原点に設定されているとして説明する。また、図3では、最初に(1)の位置にあった加圧機構41が回転体1の回転に伴って、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、(7)、(8)の位置に進んだ場合における押体44の移動経緯を図示している。
スクリューコンベア105から凝集剤添加攪拌装置108の攪拌槽125に泥土が送られ、攪拌槽125に送られた泥土に凝集剤130が添加されて攪拌された凝集剤添加土が脱水装置109の入口部66に供給され、所定時間経過後に、図3の状態からモータ3により回転軸10が矢印eの方向に回転し、45度回転した場合に、最初に(1)の位置にあった加圧機構41が(2)の位置に来る。この場合、制御装置96が、45度回転したことを角度センサ95から入力して(2)の位置に来た加圧機構41のシリンダ42に油圧を供給し始めるよう油圧制御弁56を制御する。これにより、加圧機構41の押体43の先端に設けられた押体44が回転体1の外周面32の方向に移動し、押体44によって泥土が脱水板71の方向に押圧されて泥土中の水が脱水孔73を経由して水路77に排出される。さらに、回転軸10が回転すると、最初に(1)の位置にあった加圧機構41が(3)、(4)、(5)、(6)の位置に順次進む。制御装置96は、加圧機構41が(1)の位置から(6)の位置に近づくに従って徐々に押体44を回転体1の外周面32の方向に移動するように油圧制御弁56を制御したり、あるいは、回転軸10が原点位置から45°、90°、135°、180°、225°というように所定角度回転する毎に押体44を回転体1の外周面32の方向に移動するように油圧制御弁56を制御する。制御装置96は、原点位置から315度回転した場合、即ち、最初に(1)の位置にあった加圧機構41が(7)の位置に来たら、油圧制御弁56を制御して加圧機構41の押体43を最大限伸ばして押体44の外面44aが回転体1の外周面32の位置にくるまで押体44を移動させる。そして、制御装置96は、最初に(1)の位置にあった加圧機構41が(8)の位置に来たら、油圧制御弁56を制御して加圧機構41の押体44を縮めて押体44を凹部36の底面(平板21の外面31)の方向に下げ始めるよう制御する。これにより収容部51が形成され、入口部66からの泥土が収容部51に収容される。8個の加圧機構41はそれぞれ個別に上述したように制御される。
水路77に排出された水はポンプ80によりチャンバ104内に送り戻されて、粘度調整用の水として再利用される。一方で、掘削土中にも水分が含まれるので、チャンバ104からスクリューコンベア105、凝集剤添加攪拌装置108、脱水装置109を経由してチャンバ104に至る水循環経路101A内の水を掘削に伴って時々排水しないと、水循環経路101A内に水が充満してしまう。よって、水制御装置510が、水路77内の水量が所定量以上になったことを示す信号を水量検出器520から入力した場合に開閉弁500を開いて水路77内の水を排水管490経由でシールド掘進機101の機外の地中に排出させることによって、水循環経路101A内の泥土および水の充満を防止できる。また、水制御装置510が、水路77内の水量が所定量以下になったことを示す信号を水量検出器520から入力した場合に開閉弁500を閉じることによって、チャンバ104内に戻す水を確保でき、水の有効利用が図れる。脱水装置109の出口部68より排出された土は、図外の土搬送車に集められた後に立坑底部まで搬送され、立坑より地上に搬出される。
最良の形態によれば、スクリューコンベア105の後端の掘削土排出口107と凝集剤添加攪拌装置108の攪拌槽125の入口110とが接続管111と連結体112;113とにより互いに連結されているため、泥土が、チャンバ104内の圧力によりスクリューコンベア105経由で凝集剤添加攪拌装置108の攪拌槽125に圧送されるので、チャンバ104内で生じた圧力を有効利用できるため、従来のようにタンクから凝集剤添加攪拌装置に泥土を送るためのポンプを省くことができる。また、攪拌槽125に送られた泥土には凝集剤130が添加されるので、脱水装置109においての水と土との分離が凝集剤130により促進され、水分の少ない土を排出できる。また、スクリューコンベア105の後端の泥土排出部107と凝集剤添加攪拌装置108の攪拌槽125の入口110とが接続管111と連結体112;113とにより互いに連結され、さらに、凝集剤添加攪拌装置108の出口114と脱水装置109の入口115とが連結体116により互いに連結されているので、従来のようにスクリューコンベアの泥土排出口部からの泥土の噴発現象を防止できる。さらには、脱水装置109により土と分離された水がチャンバ104内に戻されて粘度調整用水として再利用されるので、水の有効利用が図れる。また、排水機構530を備えるので、水循環経路101A内の水の充満を防止できる。
最良の形態では、円筒状の回転体1と、回転体1の外周面32に外周面32より窪むように設けられた凹部36と、凹部36内に設けられて回転体1の外周面32に相当する位置にある凹部36の開口部35と凹部36の底面(平板1の外面31)との間を移動可能な押体44と、押体44と凹部36の開口部35との間で形成された収容部51と、回転体1を回転可能に収容したケーシング2と、押体44の駆動制御機構99とを備え、ケーシング2が、固体と液体とが混在した固液混合物の入口部66と、出口部68と、入口部66の一端と出口部68の一端とに連接されて回転体1の外周面32を所定角度範囲で覆う脱水部67とを備え、脱水部67が、回転体1の外周面32に沿って配置された脱水板71を備え、脱水板71が、脱水孔73を備え、入口部66に位置した収容部51が入口部66からの固液混合物を収容してから回転体1の回転に伴って脱水板71に対応する位置に到達した場合に、駆動制御機構99が押体44を脱水板71の方向に移動させることによって、固液混合物中の液体が脱水板71の脱水孔73を経由して脱水板71の外面側に排出され、回転体1の回転に伴って脱水部67を通過した収容部51が出口部68に到達した場合に、駆動制御機構99が押体44を回転体1の外周面32の方向に移動させることによって、収容部51内の固体が押体44で押されて出口部68より排出され、回転体1の回転に伴って出口部68を通過した収容部51が入口部66に到達した場合に、当該収容部51に入口部66からの固液混合物が収容される構成とした。すなわち、回転体1の外周面32に設けた収容部51に固液混合物を収容し、回転体1を回転させるとともに収容部51に収容された固液混合物を回転体1の外周面32に沿って配置された脱水板71の方向に押体44で押して固液混合物を脱水処理する構成としたので、固液混合物を押圧するためや固液混合物を搬送するために長い筒体を設ける必要がなくなり、装置を小型化できる。
また、最良の形態では、脱水装置109が、回転体1の外周囲に沿った方向において所定間隔を隔てて複数の収容部51を備え、この複数の収容部51の開口部35を覆える大きさの脱水板71を備えたので、回転体1の回転に伴って複数の収容部51に連続的に泥土を収容させ、複数の収容部51に収容された泥土を連続的に脱水処理できる。即ち、脱水処理を効率的に行える。
泥土の粘性が小さければ、凝集剤添加攪拌装置108を省いて、スクリューコンベア105の後端の泥土排出部107と脱水装置109の入口115とを互いに連結しても良い。脱水装置109における回転体1の外周面32に設ける収容部51の数は、1つ以上であればよい。油圧駆動の加圧機構41の代わりに、水圧駆動や空気圧駆動の加圧機構、あるいは、カムとばねを用いた加圧機構を使用してもよい。また、回転体1の回転軸10側から外周面32に近くなるにつれて幅広となる収容部、即ち、収容部を仕切る仕切壁体の壁面が回転体の半径線と平行な面に形成されて、壁面が末広がりとなった収容部を形成し、押体として、ばね機構などで幅が可変に構成されたものを使用することも可能である。
シールド掘削機の簡略構成図(最良の形態)。 スクリューコンベアと凝集剤添加攪拌装置と脱水装置との繋がりを示す断面図(最良の形態)。 脱水装置の縦断面図(最良の形態)。 脱水装置の分解斜視図(最良の形態)。 脱水装置の回転体の内部構造を示す斜視図(最良の形態)。 脱水装置の脱水部及び収容部の拡大図(最良の形態)。
符号の説明
1 回転体、2 ケーシング、32 回転体の外周面、33 回転体の外周面、
35 収容部の開口部、36 凹部、41 加圧機構、44 押体、51収容部、
66 入口部、67 脱水部、68 出口部、71 脱水板、72 外板、
73 脱水孔、78 排水孔、79 送水管、80 ポンプ、99 駆動制御機構、
101 シールド掘削機、102 胴筒、103 回転カッタヘッド、
104 チャンバ、105 スクリューコンベア、108 凝集剤添加攪拌装置、
109 脱水装置。

Claims (4)

  1. 胴筒と胴筒の前端に設けられた回転カッタヘッドとを備え、胴筒の内側には掘削土を取り込むチャンバとスクリューコンベアと凝集剤添加攪拌装置と脱水装置とを備え、チャンバ内で掘削土と水とを混合して形成した泥土による圧力で切羽の安定を図りながら掘削を行うシールド掘削機において、
    水装置が、円筒状の回転体と、回転体の外周面に外周面より窪むように設けられた凹部と、凹部内に設けられて回転体の外周面に相当する位置にある凹部の開口部と凹部の底面との間を移動可能な押体と、押体と凹部の開口部との間で形成された収容部と、回転体を回転可能に収容し、固体と液体とが混在した固液混合物の入口部と出口部と入口部の一端と出口部の一端とに連接されて回転体の外周面を所定角度範囲で覆う脱とを有したケーシングと、押体の駆動制御機構とを備え
    脱水部が、脱水孔付きの脱水板と脱水板の外側に設けられて脱水板を覆う外板と脱水板と外板とで囲まれた水路とを備え、
    脱水板が、回転体の外周面に形成された複数の収容部の開口部を覆える大きさに形成され、
    外板が、水路に排出された水を排水する排水孔を備え、
    収容部を形成する凹部の内壁面が、押体の移動方向に沿って平行な面により形成され、
    押体が、凹部の内壁面と平行で凹部の内壁面に接触した状態で移動可能な周面を備えた板材により形成されて、脱水板の方向に移動することによって、収容部に収容された固液混合物中の水を脱水板の脱水孔を介して水路に排出させ、
    駆動制御機構は、入口部に位置した収容部が入口部からの固液混合物を収容してから回転体の回転に伴って脱水板に対応する位置に到達した後に出口部に到達するまで、回転体の回転に伴って押体を回転体の外周面に近付く方向に徐々に移動させるか、あるいは、回転体が所定角度回転する毎に押体を回転体の外周面の方向に移動させるよう構成され、
    さらに、チャンバ内の泥土を後方に送るスクリューコンベアの泥土排出部と凝集剤添加攪拌装置の入口とが泥土をチャンバ内の圧力によりスクリューコンベア経由で凝集剤添加攪拌装置に圧送できるように密閉状態となるよう互いに連結され、凝集剤添加攪拌装置の出口と脱水装置の入口とが互いに連結されたことによって、チャンバから脱水装置の土排出口及び排水孔まで、泥土を導く内部経路が外部と遮断されたことを特徴とするシールド掘削機
  2. 容部が、回転体の外周囲に沿った方向において所定間隔を隔てて複数形成されたことを特徴とする請求項1に記載のシールド掘削機。
  3. 水孔とチャンバ内とが送水管により互いに連結され、送水管には排水孔からの水をチャンバ内に圧送するポンプが設けられたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシールド掘削機。
  4. 脱水装置が、水路内の水をシールド掘進機の機外の地中に排水させる排水機構を備えたことを特徴とする請求項に記載のシールド掘削機。
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