JP4618717B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

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本発明は、左右一対の外壁により構成されるケース内部を中間隔壁で区画した2極型の配線用遮断器に関するものである。
従来の2極型の配線用遮断器は、特許文献1に示されるように、左右一対の外壁と各極の可動接触子の間に絶縁用の中間隔壁を配置し、ハンドルによる動作や引き外し部材による動作により、各極の可動接触子を駆動部材によって連動動作させる構造となっている。この駆動部材は両側の外壁に支持され、中間隔壁を通過して各極の可動接触子を保持している。一方の極の引き外しによるアークガスが他方極に流れないように、駆動部材が中間隔壁を通過する箇所には重なり合い部を設けてある。
しかし、駆動部材はケースの両外壁に係合され、中間隔壁を構成する中間ケースも外壁によって固定されているので、製品の寸法誤差や組み付け精度により影響を受けるため、駆動部材の動作に支障をきたさないように駆動部材と中間ケースとの重なり合う部分にクリアランスが必要となり、場合によっては隙間が発生することがあった。そして、隙間が発生すると短絡時のアークガスが他極に流れ込み異極間での絶縁劣化を生じる恐れがあった。
特開2003−346630号公報
本発明は上記した従来の問題点を解決し、寸法誤差や組み付け誤差の影響を少なくすることにより、アークガスが他極に流れ込むことを少なくした配線用遮断器を提供するためになされたものである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、左右一対の外壁により構成されるケース内部に中間隔壁を配置した配線用遮断器において、各極の可動接触子を連動動作させる駆動部材を、一方の外壁と中間隔壁との間に摺動自在に保持させ、中間隔壁に駆動部材の摺動ガイド部と、他方極側の可動接触子を連動動作させるための開口部とを設けたことを特徴とするものである。
なお、摺動ガイド部は中間隔壁を一方極側にくぼませて設けるとともに、摺動ガイド部の可動接触子の動作範囲対応位置に開口部を設けた構造とすることが好ましい。また、摺動ガイド部を箱状に設けるとともに、開口部は摺動ガイド部の3面に設けられ、摺動ガイドを他方極側の可動接触子が通過するように構成することが好ましく、駆動部材の可動接触子保持部よりも開極方向側に、アークガスを受けるガス作用板を設けることが好ましい。

本発明の配線用遮断器は、各極の可動接触子を連動動作させる駆動部材を、一方の外壁と中間隔壁との間に摺動自在に保持させたものであるので、駆動部材と中間隔壁との間の問題となるような隙間を最小限にすることができ、寸法誤差や組み付け誤差による影響を受けにくいので、アークガスが他極に流れ込むことが少ない。また、中間隔壁に駆動部材の摺動ガイド部と、他方極側の可動接触子を連動動作させるための開口部とを設けておけば、駆動部材の摺動を的確にガイドするとともに、他方極側の可動接触子を連動動作させることができる。
なお、請求項5のように駆動部材にガス作用板部を設ければ、アークガスはガス作用板に吹き付けられ、駆動部材の開極動作を助けて開極速度を加速させることとなり、遮断性能を向上させることができる。
次に、本発明の好ましい実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1において、1は左右一対の外壁2,2により構成されるケースであり、その中央部に中間隔壁3が配置されてケース内部を2極分のスペースに区画している。図2と図3は中間隔壁3の両側の各極を示した図であり、図2が電圧極側、図3が中性極側である。各極ごとに固定接触子4と可動接触子5とがそれぞれ組み付けられている。
図4と図5は中間隔壁3のみを示した図である。これらの図に示されるように、中間隔壁3には上下方向に延びる摺動ガイド部6が形成されている。この摺動ガイド部6は、後述する駆動部材を摺動自在にガイドするためのもので、中間隔壁3の端部を片側(他極側)に向けて箱型に窪ませたものである。この摺動ガイド部6には、図4、図8に示されるように可動接触子5の動作範囲対応位置の3面を切欠して、開口部7が透設されている。なお、この開口部7は駆動部材によって封鎖されるので、2極間の絶縁性が損なわれることはない。
この摺動ガイド部6の内部には、各極の可動接触子5,5を連動動作させる駆動部材8が上下方向に摺動自在に保持されている。駆動部材8は図6〜図8に示されるように、中央の柱状体9の下部両側に角型の突出部10,11を突設したもので、一方の突出部10を摺動ガイド部6にはめ込み、上下に摺動できるようになっている。なお他方の突出部11は図8に示されるように、他極側の外壁2の内面により摺動自在に支持されている。
これらの突出部10,11には、各極の可動接触子5を通すためのスリット状の可動接触子保持部12が形成されており、駆動部材8が摺動ガイド部6の内部を昇降すると、各極の可動接触子5を同時に開閉できる構造となっている。また駆動部材8の下部には駆動部材8を上方に付勢するコイルばね13が配置されている。コイルばね13の他端は中間隔壁4の底面に当接されている。
図6に示されるように、駆動部材8の可動接触子保持部12よりも開極方向側に、垂辺14を備えたガス作用板15が設けられている。ガス作用板15は開極時に発生するアークガス流を受けて駆動部材8を開極方向に付勢し、開極速度を加速させるものである。ガス作用板15が設けられている側の極は外壁2と中間隔壁3と駆動部材8とで囲まれた空間部を構成しており、特にアークガスの圧力方向には、中間隔壁3の囲い辺16によりガスの逃げ場を塞いでいる。
ケース1の上部には、公知のハンドル20及び引き外し機構21が収納されている。駆動部材8の柱状体9の上端はこれらと連動するリンク22のラッチ23の下面と接しており、ラッチ23が回転するとコイルばね13により上方に動かされ、各極の可動接触子5を同時に開くようになっている。
このように構成された本発明の配線用遮断器は、配電盤などに組み込んで使用されるもので、過電流により引き外し機構21が作動すると、駆動部材8の柱状体9をコイルばね13に抗して押し下げていたラッチ23が急速に動き、駆動部材8はコイルばね13の弾発力により急速上昇することとなる。
すると図9に示されるように、駆動部材8の突出部10,11の可動接触子保持部12により可動接触子5は上昇し、固定接触子4から開離することとなる。前記したように駆動部材8は両側に突出部10,11を備えており、図8に示されるように一方の突出部11は摺動ガイド部6の開口部7の部分で他極側の可動接触子5に係合しているから、他極側の可動接触子5も同時に解放される。
また、開極動作により発生したアークガスは中間隔壁3と駆動部材8および外壁2とにより形成される空間部に噴出し、囲い辺16により駆動部材8のガス作用板15に導かれることとなる。このアークガス流により駆動部材8の上昇速度は加速され、素早い開極動作が行われることとなる。なお、このガス作用板15は100Vタイプの配線用遮断器では電圧極側に配置する。
このようにしてガス作用板15の方向に流れたアークガスはガス作用板15の端部側に位置するリリースレバー24と外壁2との間を通ってケース外に放出される。
このように、本発明の配線用遮断器では2極を同時に開閉する駆動部材8を、一方の外壁2と中間隔壁3との間に摺動自在に保持させた構造としたので、駆動部材8と中間隔壁3との間の問題となるような隙間を最小限にすることができ、寸法誤差や組み付け誤差による影響を受けにくいので、アークガスが他極に流れ込むことが少ない。また駆動部材8は中間隔壁3を一方極側にくぼませた摺動ガイド部6の内部にはめ込まれており、組み付け性及び収まりがよく、的確にガイドされる。
なお上記の実施形態では中間隔壁3をくぼませて駆動部材8の摺動ガイド部6を設けたが、中間隔壁3を突出させ駆動部材8をくぼませてガイドさせる構造としてもよい。また駆動部材8が中間隔壁3の開口部から突出して他極側の可動接触子5を保持できるようにしてもよい。
本発明の好ましい実施形態を示す一部切欠斜視図である。 電圧極側から見た正面図である。 中性極側から見た背面図である。 中間隔壁の斜視図である。 中間隔壁を裏側から見た背面図である。 駆動部材の斜視図である。 駆動部材を裏側から見た背面図である。 摺動ガイド部に駆動部材をはめ込んだ状態の縦断面図である。 トリップ状態を示す一部切欠斜視図である。
符号の説明
1 ケース
2 外壁
3 中間隔壁
4 固定接触子
5 可動接触子
6 摺動ガイド部
7 開口部
8 駆動部材
9 柱状体
10 突出部
11 突出部
12 可動接触子保持部
13 コイルばね
14 垂辺
15 ガス作用板
16 囲い辺
20 ハンドル
21 引き外し機構
22 リンク
23 ラッチ
24 リリースレバー

Claims (4)

  1. 左右一対の外壁により構成されるケース内部に中間隔壁を配置した配線用遮断器において、各極の可動接触子を連動動作させる駆動部材を、一方の外壁と中間隔壁との間に摺動自在に保持させ、中間隔壁に駆動部材の摺動ガイド部と、他方極側の可動接触子を連動動作させるための開口部とを設けたことを特徴とする配線用遮断器。
  2. 摺動ガイド部は中間隔壁を一方極側にくぼませて設けるとともに、摺動ガイド部の可動接触子の動作範囲対応位置に開口部を設けたことを特徴とする請求項1記載の配線用遮断器。
  3. 摺動ガイド部を箱状に設けるとともに、開口部は摺動ガイド部の3面に設けられ、摺動ガイドを他方極側の可動接触子が通過するように構成したことを特徴とする請求項2記載の配線用遮断器。
  4. 駆動部材の可動接触子保持部よりも開極方向側に、アークガスを受けるガス作用板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の配線用遮断器。
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