JP4618024B2 - 電池異常検出回路の故障検出装置 - Google Patents

電池異常検出回路の故障検出装置 Download PDF

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Description

本発明は、電池の異常を検出する電池異常検出回路の故障を検出する装置に関する。
従来、電池の電圧と所定の過充電判定電圧または過放電判定電圧とを比較することによって、電池の過充電状態または過放電状態を検出する異常検出回路に対して、過充電判定電圧より高い電圧、または、過放電判定電圧より低い電圧を印加して、過充電異常信号または過放電異常信号が正常に出力されるか否かを調べる故障診断装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2003−304646号公報
しかしながら、従来の故障診断装置では、電池の過充電状態または過放電状態を検出する異常検出回路とは別に、異常検出回路の故障を診断するための故障診断回路が必要になるという問題があった。
(1)本発明による電池異常検出回路の故障検出装置は、電池が放電状態にあると判定されている間に、過充電検出回路から過充電異常信号が出力されると、過充電検出回路に故障が発生したと判定することを特徴とする。
(2)本発明による電池異常検出回路の故障検出装置は、電池が充電状態にあると判定されている間に、過放電検出回路から過放電異常信号が出力されると、過放電検出回路に故障が発生したと判定することを特徴とする。
(1)本発明による電池異常検出回路の故障検出装置によれば、電池が放電状態にあると判定されている間に、過充電検出回路から過充電異常信号が出力されると、過充電検出回路に故障が発生したと判定するので、簡易な構成で過充電検出回路の故障を検出することができる。
(2)本発明による電池異常検出回路の故障検出装置によれば、電池が充電状態にあると判定されている間に、過放電検出回路から過放電異常信号が出力されると、過放電検出回路に故障が発生したと判定するので、簡易な構成で過放電検出回路の故障を検出することができる。
図1は、一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置を電気自動車に適用した場合の電気自動車の駆動システムを示す図である。組電池1は、複数のセルs1〜sn(n:偶数)を直列に接続して構成されている。組電池1の直流電圧は、インバータ2において、3相交流電圧に変換されて、電気自動車の走行駆動源である3相交流モータ3に供給される。インバータ2はまた、車両の制動時に、モータ3が回生運転を行うことにより発電する交流電力を直流電力に変換する。変換された直流電力は、組電池1の充電に用いられる。組電池1と、インバータ2との間を結ぶ強電ハーネス9には、強電リレー8aおよび8bが設けられている。強電リレー8a,8bのオン/オフは、電池制御装置7によって制御される。
電圧センサ4は、組電池1の総電圧Vbatを検出する。電流センサ5は、組電池1の充電電流および放電電流(以下、まとめて充放電電流Ibatと記載する)を検出する。ここでは、充電電流検出時に正の値が検出され、放電電流検出時に負の値が検出されるものとする。サーミスタ6は、組電池1の温度を検出する。
異常検出回路10は、セルの電圧が所定の過充電判定電圧Vth1より高くなる過充電異常、および、セルの電圧が所定の過放電判定電圧Vth2より低くなる過放電異常を検出する。
電池制御装置7は、図示しないCPUおよびメモリを備え、電圧センサ4により検出される電圧値Vbat、および、電流センサ5により検出される電流値Ibatを、所定のサンプリング周期で取得し、取得した電圧値Vbatおよび電流値Ibatに基づいて、組電池1の残存容量(SOC:State Of Charge)を演算する。電池制御装置7は、また、後述する方法により、異常検出回路10の故障を検出する。
電池制御装置7と車内LANで接続されている車両制御装置11は、車両全般の制御を行う。特に、車両制御装置11は、セルの過充電異常、過放電異常、および、異常検出回路10の故障が検出されると、インジケータ12を点灯させて、異常の発生をユーザに報知する。
図2は、異常検出回路10の詳細な構成を示す図である。異常検出回路10は、各セルs1〜snごとに設けられているコンパレータCp1〜Cpnと、基準電圧切換回路D1〜Dnと、イクスクルーシブオア回路X1〜Xm(m=n/2)と、オア回路15とを備える。基準電圧切換回路D1〜Dnは、電池制御装置7からの信号に基づいて、過充電判定電圧Vth1または過放電判定電圧Vth2を発生する。
各コンパレータCp1〜Cpnは、対応するセルs1〜snと、基準電圧切換回路D1〜Dnで発生される過充電判定電圧Vth1または過放電判定電圧Vth2とを比較する。イクスクルーシブオア回路X1〜Xmは、2つのコンパレータの出力に対して、排他的論理和演算を行う。例えば、イクスクルーシブオア回路X1は、コンパレータCp1の出力と、コンパレータCp2の出力とに基づいて、排他的論理和演算を行い、イクスクルーシブオア回路X2は、コンパレータCp3の出力と、コンパレータCp4の出力とに基づいて、排他的論理和演算を行う。オア回路15は、全てのイクスクルーシブオア回路X1〜Xmの出力に対して論理和演算を行い、演算結果を電池制御装置7に出力する。
−過充電異常の検出−
セルの過充電異常の検出方法について説明する。なお、以下では、電流が流れている状態の信号のレベルをHレベル、電流が流れていない状態の信号のレベルをLレベルと呼ぶ。電池制御装置7からの信号に基づいて、基準電圧切換回路D1〜Dnが過充電判定電圧Vth1を発生している時に、全セルの電圧が過充電判定電圧Vth1より低ければ、全てのコンパレータCp1〜Cpnの出力信号のレベルはLレベルとなる。従って、全てのイクスクルーシブオア回路X1〜Xmの出力信号のレベルはLレベルとなり、オア回路15の出力信号のレベルもLレベルとなる。
ここで、セルs1の電圧が過充電判定電圧Vth1を越えたと仮定する。この場合、コンパレータCp1の出力信号のレベルはHレベルとなるので、イクスクルーシブオア回路X1の出力信号のレベルもHレベルとなる。これにより、オア回路15の出力信号のレベルもHレベルとなる。電池制御装置7は、過充電判定電圧Vth1を発生させるための信号を基準電圧切換回路D1〜Dnに出力した後に、オア回路7からHレベルの信号(過充電異常信号)が入力されると、過充電異常となっているセルが存在すると判断する。
−過放電異常の検出−
電池制御装置7からの信号に基づいて、基準電圧切換回路D1〜Dnが過放電判定電圧Vth2を発生している時に、全セルの電圧が過放電判定電圧Vth2より高ければ、全てのコンパレータCp1〜Cpnの出力信号のレベルはHレベルとなる。従って、全てのイクスクルーシブオア回路X1〜Xmの出力信号のレベルはLレベルとなり、オア回路15の出力信号のレベルもLレベルとなる。
ここで、セルs1の電圧が過放電判定電圧Vth2を下回ったと仮定する。この場合、コンパレータCp1の出力信号のレベルはLレベルとなるので、イクスクルーシブオア回路X1の出力信号のレベルはHレベルとなる。これにより、オア回路15の出力信号のレベルもHレベルとなる。電池制御装置7は、過放電判定電圧Vth2を発生させるための信号を基準電圧切換回路D1〜Dnに出力した後に、オア回路7からHレベルの信号(過放電異常信号)が入力されると、過放電異常となっているセルが存在すると判断する。
図3および図4は、一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。図示しない車両のキースイッチがオンされて、車両が起動すると、電池制御装置7のCPU(不図示)によってステップS10の処理が開始される。ステップS10では、電圧センサ4によって検出される組電池1の電圧値Vbat、電流センサ5によって検出される充放電電流値Ibatのサンプリングを開始する。このサンプリングは、所定の周期にて行われる。
ステップS10に続くステップS20では、セルの過充電異常および過放電異常の検出処理を開始する。電池制御装置7は、例えば、所定時間ごとに、過充電判定電圧Vth1と過放電判定電圧Vth2とが切り替わるように、基準電圧切換回路D1〜Dnに指令を出す。セルの過充電異常および過放電異常の検出処理を開始すると、ステップS30に進む。
ステップS30では、電流センサ5が正常であるか否かを判定する。ここでは、電圧センサ4で検出される電圧値が変動しているにも関わらず、電流センサ5の検出電流値が最大値または最小値で張り付いていたり、検出電流値が一定範囲内に収まり続けていれば、電流センサ5に故障が発生していると判定する。電流センサ5に故障が発生していると判定すると、ステップS40に進み、電流センサ異常判定フラグFINGの値を1にセットして、ステップS110に進む。一方、電流センサ5が正常であると判定すると、ステップS50に進む。
ステップS50では、電流センサ異常判定フラグFINGの値を0にセットして、ステップS60に進む。ステップS60では、電流センサ5によって検出される電流Ibatが所定の電流しきい値I1以下であるか否かを判定する。所定の電流しきい値I1は、組電池1が放電中であるか否かを判定するためのしきい値である。電流センサ5によって検出される電流Ibatが所定の電流しきい値I1以下であると判定すると、ステップS70に進む。ステップS70では、電流放電判定フラグFDISCHGIの値を1にセットして、ステップS110に進む。
一方、ステップS60において、電流センサ5によって検出される電流Ibatが所定の電流しきい値I1より大きいと判定すると、ステップS80に進む。ステップS80では、電流センサ5によって検出される電流Ibatが所定の電流しきい値I2以上であるか否かを判定する。所定の電流しきい値I2は、組電池1が充電中であるか否かを判定するためのしきい値である。電流センサ5によって検出される電流Ibatが所定の電流しきい値I2以上であると判定するとステップS90に進む。ステップS90では、電流充電判定フラグFCHGIの値を1にセットして、ステップS110に進む。
ステップS80において、電流センサ5によって検出される電流Ibatが所定の電流しきい値I2未満であると判定すると、ステップS100に進む。ステップS100では、電流放電判定フラグFDISCHGIの値を0にセットするとともに、電流充電判定フラグFCHGIの値を0にセットして、ステップS110に進む。
ステップS110では、電流センサ異常判定フラグFINGの値が0であるか、または、電圧センサ4が正常であるか否かを判定する。ここでは、電流センサ5で検出される電流値が変動しているにも関わらず、電圧センサ4の検出電圧値が最大値または最小値で張り付いていたり、検出電圧値が一定範囲内に収まり続けていれば、電圧センサ4に故障が発生していると判定する。電流センサ異常判定フラグFINGの値が1であり、かつ、電圧センサ4に故障が発生していると判定すると、図4に示すフローチャートのステップS270に進む。
一方、ステップS110において、電流センサ異常判定フラグFINGの値が0であるか、または、電圧センサ4が正常であると判定すると、ステップS120に進む。ステップS120では、電圧センサ4の今回の検出電圧値(Vbat1)と、1サンプリング周期前の検出電圧値(Vbat2)との電圧差ΔVbat(Vbat1−Vbat2)を算出する。電圧差ΔVbatを算出すると、ステップS130に進む。
ステップS130では、ステップS120で算出した電圧差ΔVbatが0より小さいか否かを判定する。電圧差ΔVbatが0より小さいと判定すると、ステップS140に進み、電圧放電判定フラグFDISCHGVの値を1にセットする。一方、電圧差ΔVbatが0以上であると判定すると、ステップS150に進み、電圧放電判定フラグFDISCHGVの値を0にセットする。ステップS140またはステップS150の処理を行うと、図4に示すフローチャートのステップS160に進む。
ステップS160では、異常検出回路10からの出力信号に基づいて、過充電異常となっているセルが検出されたか否かを判定する。過充電異常となっているセルが検出されたと判定すると、ステップS170に進む。ステップS170では、下記の(1)または(2)の関係が成り立っているか否かを判定する。
(1)FDISCHGI=0、かつ、FCHGI=1
(2)FDISCHGV=0
ステップS170において、上記(1)または(2)の関係が成り立っていると判定するとステップS180に進み、(1)および(2)のいずれの関係も成り立っていないと判定すると、ステップS230に進む。ステップS180では、過充電状態となっているセルが存在することを示す過電圧フラグFOVERの値を1にセットして、ステップS190に進む。
ステップS190では、インジケータ12を点灯させるための指令を車両制御装置11に送信する。指令を受けた車両制御装置11は、インジケータ12を点灯させて、異常が発生したことをユーザに報知する。ステップS190に続くステップS200では、異常検出回路10に異常が発生したことを示す回路故障フラグFVCTNGの値を0にセットして、ステップS270に進む。
ステップS160において、過充電状態となっているセルが検出されていないと判定されると、ステップS210に進む。ステップS210では、異常検出回路10からの出力信号に基づいて、過放電状態となっているセルが検出されたか否かを判定する。過放電状態となっているセルが検出されたと判定すると、ステップS220に進み、過放電状態となっているセルが検出されていないと判定すると、ステップS160に戻る。
ステップS220では、下記の(3)または(4)の関係が成り立っているか否かを判定する。
(3)FDISCHGI=1、かつ、FCHGI=0
(4)FDISCHGV=1
上記(3)または(4)の関係が成り立っていると判定するとステップS260に進む。ステップS260では、過放電状態となっているセルが存在することを示す過放電フラグFDEADの値を1にセットして、ステップS190に進む。
ステップS220において、(3)および(4)のいずれの関係も成り立っていないと判定すると、ステップS230に進む。ステップS230では、異常検出回路10に異常が発生したことを示す回路故障フラグFVCTNGの値を1にセットして、ステップS240に進む。
ステップS240では、インジケータ12を点灯させるための指令を車両制御装置11に送信する。指令を受けた車両制御装置11は、インジケータ12を点灯させて、異常が発生したことをユーザに報知する。ステップS240に続くステップS250では、過電圧フラグFOVERの値を0にセットするとともに、過放電フラグFDEADの値を0にセットして、ステップS270に進む。
ステップS270では、図示しない車両のキースイッチがオフされたか否かを判定する。図示しない車両のキースイッチがオフされて、電池制御装置7にシャットダウン要求が入力されると、図3および図4に示すフローチャートの処理を終了し、キースイッチがオフされていないと判定すると、ステップS30に戻る。
図5は、電流センサ5によって検出される組電池1の充放電電流の時間変化、電圧センサ4によって検出される組電池1の総電圧の時間変化、オア回路15から出力される過充電異常信号、および、過放電異常信号を示す図である。時刻t1では、セルの過充電異常が検知されている。この時、電流センサ5によって検出される電流は正の値であり、また、組電池1の総電圧が上昇していることから明らかなように、組電池1は充電状態にある。すなわち、時刻t1では、組電池1の充電によって、過充電異常となるセルが発生したと判断することができる。
時刻t2では、セルの過放電異常が検知されている。この時、電流センサ5によって検出される電流は負の値であり、また、組電池1の総電圧が減少していることから明らかなように、組電池1は放電状態にある。すなわち、時刻t2では、組電池1の放電によって、過放電異常となるセルが発生したと判断することができる。
時刻t3では、セルの過充電異常が検知されている。しかし、電流センサ5によって検出される電流は負の値であり、また、組電池1の総電圧が減少していることから明らかなように、組電池1は放電状態にある。すなわち、組電池1が放電状態にあるにも関わらず、異常検出回路10によってセルの過充電異常が検知されたため、電池制御装置7は、異常検出回路10に異常(故障)が発生したと判断する。
時刻t4では、セルの過放電異常が検知されている。しかし、電流センサ5によって検出される電流は正の値であり、また、組電池1の総電圧が上昇していることから明らかなように、組電池1は充電状態にある。すなわち、組電池1が充電状態にあるにも関わらず、異常検出回路10によってセルの過放電異常が検知されたため、電池制御装置7は、異常検出回路10に異常(故障)が発生したと判断する。
一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置によれば、組電池1が放電状態であると判定されている間に、異常検出回路10から過充電異常信号が出力された場合、または、組電池1が充電状態であると判定されている間に、異常検出回路10から過放電異常信号が出力された場合に、異常検出回路10に故障が発生したと判定するので、簡易な構成で異常検出回路10の故障を検出することができる。特に、組電池1が放電状態であるか否かを、電流センサ5によって検出される電流値、または、電圧センサ4によって検出される電圧値の変化に基づいて判断するので、電流センサ4または電圧センサ5を備えたシステムでは、故障診断用の特別な回路を追加することなく、異常検出回路10の故障を検出することができる。
過充電判定電圧より高い電圧、または、過放電判定電圧より低い電圧を印加して、異常検出回路から、過充電異常信号または過放電異常信号が正常に出力されるか否かを調べる従来の故障診断装置では、通常の過充電異常検出処理、または、過放電異常検出処理を中断して、異常検出回路の故障診断を行う必要があった。しかし、一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置によれば、各セルの過充電異常検出処理または過放電異常検出処理を行いつつ、異常検出回路10の故障を検出することができる。
一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置によれば、電流センサ5によって検出される電流値、または、電圧センサ4によって検出される電圧値の変化に基づいて、組電池1が充電状態であるか、放電状態であるかを判断した。従って、電流センサ5に故障が発生した場合でも、電圧センサ4によって検出される電圧値の変化に基づいて、組電池1が充電状態であるか、放電状態であるかを判断することができる。同様に、電圧センサ4に故障が発生した場合でも、電流センサ5によって検出される電流値に基づいて、組電池1が充電状態であるか、放電状態であるかを判断することができる。
本発明は、上述した一実施の形態に限定されることはない。例えば、異常検出回路10は、各セルの過充電異常および過放電異常を検出できるものとして説明したが、過充電異常と過放電異常のうち、いずれか一方のみを検出できる構成としてもよい。例えば、過充電異常を検出できる構成であれば、セルが放電状態である時に、過充電異常が検出されれば、異常検出回路10に異常が発生したと判断することができる。
上述した一実施の形態では、電流センサ5によって検出された電流値、または、電圧センサ4によって検出された電圧値の変化に基づいて、組電池1の充放電状態を判定したが、他の方法により判定してもよい。
図3に示すフローチャートのステップS30では、電流センサ5が正常であるか否かを判定したが、電流センサ5が正常であるか否かの判定は、上述した判定方法に限られることはない。同様に、ステップS110では、電圧センサ4が正常であるか否かを判定したが、電圧センサ4が正常であるか否かの判定は、上述した判定方法に限られることはない。
上述した一実施の形態では、電池異常検出回路の故障検出装置を電気自動車に適用した例について説明したが、ハイブリッド自動車に適用することもできるし、車両以外のシステムに適用することもできる。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、異常検出回路10が過充電検出回路および過放電検出回路を、電圧センサ4、電流センサ5および電池制御装置7が放電判定手段および充電判定手段を、電池制御装置7が故障検出手段、電流検出故障診断手段、および、電圧検出故障診断手段を、電流センサ5が電流検出手段を、電圧センサ4が電圧検出手段をそれぞれ構成する。なお、以上の説明はあくまで一例であり、発明を解釈する上で、上記の実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係に何ら限定されるものではない。
一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置を電気自動車に適用した場合の電気自動車の駆動システムを示す図 異常検出回路の詳細な構成を示す図 一実施の形態における電池異常検出回路の故障検出装置によって行われる処理内容を示すフローチャート 図3に示すフローチャートの処理に続く処理内容を示すフローチャート 組電池の充放電電流の時間変化、組電池の総電圧の時間変化、オア回路から出力される過電圧検知信号、および、過放電検知信号を示す図
符号の説明
1…組電池、2…インバータ、3…3相交流モータ、4…電圧センサ、5…電流センサ、6…サーミスタ、7…電池制御装置、8a,8b…強電リレー、9…強電ハーネス、10…異常検出回路、11…車両制御装置、12…インジケータ、15…オア回路、s1〜sn…セル、Cp1〜Cpn…コンパレータ、D1〜Dn…基準電圧切換回路、X1〜Xm…イクスクルーシブオア回路

Claims (4)

  1. 電池の電圧と、所定の過充電判定電圧とを比較し、電池の電圧が前記過充電判定電圧より高い場合に、電池が過充電異常であることを示す過充電異常信号を出力する過充電検出回路と、
    電池の充放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段が正常であるか否かを判定する電流検出故障診断手段と、
    前記電流検出故障診断手段によって、前記電流検出手段が正常であると判定されると、前記電流検出手段によって検出される電流値に基づいて、電池が放電状態であるか否かを判定する放電判定手段と、
    前記放電判定手段によって、電池が放電状態であると判定されている間に、前記過充電検出回路から前記過充電異常信号が出力されると、前記過充電検出回路に故障が発生したと判定する故障検出手段とを備えることを特徴とする電池異常検出回路の故障検出装置。
  2. 請求項1に記載の電池異常検出回路の故障検出装置において、
    電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段が正常であるか否かを判定する電圧検出故障診断手段と、をさらに備え、
    前記放電判定手段は、前記電圧検出故障診断手段によって、前記電圧検出手段が正常であると判定されると、前記電圧検出手段によって第1のタイミングで検出された電圧値と、前記第1のタイミングより後の第2のタイミングで検出された電圧値との電圧差に基づいて、電池が放電状態にあるか否かを判定することを特徴とする電池異常検出回路の故障検出装置。
  3. 電池の電圧と、所定の過放電判定電圧とを比較し、電池の電圧が前記過放電判定電圧より低い場合に、電池が過放電異常であることを示す過放電異常信号を出力する過放電検出回路と、
    電池の充放電電流を検出する電流検出手段と、
    前記電流検出手段が正常であるか否かを判定する電流検出故障診断手段と、
    前記電流検出故障診断手段によって、前記電流検出手段が正常であると判定されると、前記電流検出手段によって検出される電流値に基づいて、電池が充電状態であるか否かを判定する充電判定手段と、
    前記充電判定手段によって、電池が充電状態であると判定されている間に、前記過放電検出回路から前記過放電異常信号が出力されると、前記過放電検出回路に故障が発生したと判定する故障検出手段とを備えることを特徴とする電池異常検出回路の故障検出装置。
  4. 請求項3に記載の電池異常検出回路の故障検出装置において、
    電池の電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段が正常であるか否かを判定する電圧検出故障診断手段と、をさらに備え、
    前記充電判定手段は、前記電圧検出故障診断手段によって、前記電圧検出手段が正常であると判定されると、前記電圧検出手段によって第1のタイミングで検出された電圧値と、前記第1のタイミングより後の第2のタイミングで検出された電圧値との電圧差に基づいて、電池が充電状態にあるか否かを判定することを特徴とする電池異常検出回路の故障検出装置。
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