JP4616484B2 - 流体力学的渦流分離機 - Google Patents
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Description
(技術分野)
本発明は、流体力学的な渦流分離機に関し、特にグリースのような浮遊物を含む液体の流れから該浮遊物を分離するのに使用される分離機に関する。
また、本発明は、廃水流中に含まれるグリットとグリースのような沈殿物と浮遊物とを互いに分離し、また、それらを含む液体の流れからそれらを分離する分離機に関する。また、ここでは流体力学的分離機用の新規な入口構造が開示される。
【0002】
(背景技術)
流体力学的な渦流分離機は周知であり、1950年代及び1960年代になされた初期の研究成果に基づく(Design、Construction and performance of vortex overflow, Bernard Smisson, Symposium on Storm Sewage Overflow, Institution of Civil Engineers, 1967, 99-110ページ)。それらは合同下水道放水路(CSOs)として、またグリット分離機としての適用が発見された。
【0003】
「流体力学的」分離機として知られている分離機は低エネルギー装置であり、浮遊する固形物を含む液体を円筒状の容器中で旋回させることにより、それらの固形物が重力で底部に沈下し、該装置内の複雑な流れのパターンによって生じる内方への掃き集め効果によって、そこから中央下部出口へ掃き集められるという原理で作動する。この装置は、液体と固体との混合物から固体の沈殿を促進させるのに適したものである。
従って、このような装置は、流入する原汚水から硬いグリットを分離するための汚水処理に使用されており、結果としてグリットを除去された下水が、従来の下水処理プラントに通されている。
また、それらは従来の下水処理施設の「激流放水路」の上流部として使用されており、下水処理施設が早い流れに対応できないときに、激流状態中の液体廃棄物から汚物全体を分離するのを確実とすることを目的とする。
この種の「流体力学的」分離機は、例えば、英国特許明細書第2082941号(対応米国特許第4451366号)及び第2158741号(対応米国特許第4747962号)に開示され、特許請求されている。
【0004】
既知の流体力学的分離機は、可動部品のない単純な装置である。しかしながら、該装置の単純な幾何学構造は、内部の複雑な流れの構造を隠している。
観察される通常の流れのパターンは、外側領域における下方への渦流と、分離機の中央領域付近における上方への渦流である。これらの2つの渦流は、分離領域で分離される。
上昇流と下降流との連動は、一定しない軸の流れの動作を促す。異なる速度で動く流れが近接する領域における流体の粘着性、水流の境界層及び瞬間的な移動によって、速度勾配や渦巻き運動が生じる。
これらは、第一次流に重なり、順番に固体を下方流水路(又は固体集積通路/ホッパー)へ掃き出す第二次流を生じさせる。該分離機における水力学的規則により、プラグフロータイプに近い流れの規則を持つ短絡は非常に少なくなる。
【0005】
前述のように、流体力学的分離の原理は、これまで、液体の流れから沈殿物(すなわち重力作用下で沈殿する傾向を持つ物質)を分離するのを容易にするために使用されてきた。
今、驚くべきことには、これと同じ原理が液体の流れから浮遊物を分離することに使用できる可能性があることが発見された。つまり、これは、既知の流体力学的分離機の要素を逆に作用するように配置することによって達成される。
驚くべきことに、使用の際に発生した流れは、浮遊する固形物を集めるように作用し、その固形物は、その浮力の結果として自然に容器内で上昇して、容器を通過する液体の通常の流れから離れて中央上部領域へ向かわされ、除去のために集められる。
【0006】
(発明の開示)
従って、本発明の第一の態様によれば、浮遊物を含む液体から該浮遊物を分離するために該浮遊物を含む液体を容器に入れて該液体の流れを処理する流体力学的分離機において、前記容器は、
円筒状の外壁;
前記外壁の下部に配置された基部;
前記外壁の内側に前記液体を導入する入口と、該入口から導入された液体の流れを前記外壁の内部で周辺方向に向かわせることにより前記液体の渦流を発生させるように形成されたダクトとを備えた入口構造;
前記基部から離間して配置された上壁であって、前記ダクトから前記基部上に受け入れられた液体から分離した浮遊物の流れを上方に通すための出口開口を有する上壁;
前記容器内に前記上壁から離間して配置された円錐台状の流れ変更部材であって、前記上壁の内側に前記出口開口と連通する環状開口を形成する流れ変更部材;
前記容器内に前記外壁から離間して配置された環状の沈下板であって、前記上壁から離間した上端部を有する沈下板;
前記沈下板の内側で上下方向に配置された管状部材であって、前記容器内に導入されて前記沈下板により安定化された液体の流れから前記浮遊物を分離した液体の流れを受け入れる開口を有する管状部材;及び
前記容器内で前記浮遊物が分離され得る液体の流れを前記容器外へ排出するために前記基部と前記上壁との間の位置で前記管状部材の内部と連通する導管と、前記上壁の出口開口から離間した出口とを備えた出口構造
を有する。
【0007】
本発明の第一の態様の分離機において、容器の外壁から離間した環状の沈下板は、容器内の液体の流れを安定化するのを助け、特に外側の早い流れと内側の遅い流れとの境界を決める。この沈下板の正確な放射方向の位置は、分離機の選択されたデザインに従って最適な作動が得られるように選択され、容器への液体の流れの起こり得る性質に依存する。
通常、環状の沈下板は、容器の軸と外壁との間の距離の約0.2から0.8倍の間で配置される。該沈下板の高さは重大ではない。容器の高さと比べてかなり浅い実施例もあれば、かなり深い実施例もある。通常、沈下板の高さは、少なくとも容器内への入口の高さを有し、また、通常、該入口と垂直方向に少なくとも部分的に重なっている。
【0008】
また、この態様の分離機は、容器内部に、外壁から離間した環状開口を上壁と共に形成する流れ変更部材を備える。前述の上壁にある出口開口は、前記環状開口の内部に通じていることが好ましい。
上記流れ変更部材は、概ね円錐形であり、容器の中心軸と同軸であってもよい。その円錐形状体は中空でも中実でもよく、該円錐形状体を貫通して延びる中央開口を備えて、その軸と同心であってもよい。後述の実施例では、該円錐形状体は円錐台状であり、底面と平行に裁断された上面を有する。
【0009】
上壁は、好ましくはその中央領域で該環状開口へ向かって上方へ傾斜する。該環状開口は、好ましくは容器の半径の約0.2から0.8倍の間の位置にあり、より好ましくは、該中央垂直軸から容器の半径の約0.4から0.6倍の位置にあるべきである。
【0010】
該上壁にある出口開口は、浮遊物を集めるため、容器の上方でチャンバーと連通してもよい。このチャンバーは、浮遊物を除去できるような出口手段を有してもよい。それに代えて、該出口開口は、浮遊物を該分離機から継続的に排出することができる適切な導管と直接連通してもよい。
【0011】
容器の基部は、好ましくは容器の中心軸へ向かって下方へ傾斜している。該基部は、容器への液体の流れから分離された浮遊物を含む流れを受けるための環状開口の内部に軸方向の出口開口を有してもよい。この出口開口は、沈殿物を容器から排出するための出口を備えたチャンバー又は排水槽に通じていてもよい。
【0012】
本発明の分離装置の特徴とする構成によれば、浮遊物を含む液体が容器に導入され、容器の垂直軸周りに渦を発生させたとき、浮遊物を効率的に分離する複合流れのパターンが生成される。生成された複合流れのパターンは、容器の垂直な中心軸周りの渦流として単純化して表現される。その渦流は、外側の相対的に早い流れと、内側の相対的に遅い流れとに分けられ、これら二つの流れ領域の間の境界は、前記環状の沈下板の上端部と、前記環状開口の縁を形成する前記流れ変更部材の端部とで、安定化されることが好ましい。
【0013】
容器内への液体の流れの大部分は、前記出口構造を通って容器から流れ出る。該液体の流れの主要部に加えて、本来的に浮遊する物質も集められ、前記出口構造の導管を通って除去される。
前述のように、出口構造は、容器の上壁にある軸方向の開口へ向かう流れから独立した液体の流れを受けるために、容器の内部と連通する導管を有する。この導管は、容器の軸上又は軸周りに実質的に位置する場所で容器内へ連通し、それにより、容器内の液体が、環状の小路に沿って流れ、該導管の開口端によって捕捉され、容器からその外部へ、例えば実質的に垂直方向に、排出されるようにしてもよい。
【0014】
上記入口構造は、容器の外側で入口導管と連通する、外壁にある入口を有してもよい。
【0015】
一実施例において、該入口導管は、容器内に渦流を発生させるように液体を容器内へ向かわせるため、外壁に対して接線方向に向けられている。
【0016】
他の実施例においては、該入口構造は、容器の内部で前記入口と連通して、流入する液体の流れを容器の外壁の内面に近接した弓形の入口シュートにより、前記液体の渦流を発生させるように配置されたダクトを有する。
【0017】
この実施例においては、前記入口シュートは、容器の外壁の内部の垂直壁(好ましくは弓形の内壁)と、容器の周囲に伸びる部分通路(これは、例えば、容器の周囲の4分の1ぐらいまであってもよい)と、前記垂直壁に対する下側防壁を形成する基礎壁とを有する。
このように、前記内壁、容器の外壁、及び基礎壁が前記入口シュートを形成する。内壁は、容器の外壁と平行又は略平行でもよい。或いは、内壁は、その入口端で外壁と交わってもよく、外壁より半径の曲率が小さい結果として、外壁から離れる小路に沿うようにしてもよい。
更に、前記基礎壁は、前記入口から離れる方向に下方へ傾斜してもよい。
【0018】
この実施例の一つの示された好ましい配置において、容器内への入口は、上壁の上方の外壁内に設けられ、入口シュートの上方に位置して容器の上壁内のスロットを通じて前記ダクトと連通する入口チャンバーと連通している。従って、液体の流れは、このチャンバーから前記スロットを通って沈降し、前記入口シュートの基礎壁と内壁により、流れに渦方向成分を持たせて容器内へ向かうようにされる。
【0019】
前記入口チャンバーは、前記ダクトの終点を越えて出口へ伸びてもよい。該ダクトの終点又はその周辺に該入口チャンバーを区分する隔壁を設けてもよく、該隔壁は、液体が入口チャンバーの2つの分離された部分の間を流れることができるように、該入口チャンバーの床の上方で終わっていてもよい。
前記2つの部分の間の開口部分は、浮遊物が該入口チャンバーの入口側から該入口チャンバーの出口側へ通過するのを妨げるスクリーンを備えている。該スクリーンは、間隔をおいて配置された複数の垂直棒で構成することができる。
該入口チャンバーの出口側には、高さを調節可能な放水堰を設けてもよい。この堰は出口と連通している。この構成によれば、上記分離機が作動する条件を越える強い流れの条件下では、液体が溢れて該入口から該出口へ流れることができる。
【0020】
前段落に記載された構造に代わるものとして、該入口チャンバーは、通常は閉鎖部材により閉鎖されている開口を有する隔壁によって該出口から隔離されるようにして、該閉鎖部材が、相対的に強い流れの条件下で、液体が該入口チャンバーから該出口へ通過して流れることができるように開放可能であるようにしてもよい。例えば、該開口には、通常は該開口を閉鎖するように付勢されているフラップ手段を設けてもよい。
しかしながら、強い流れの条件下で、十分な液体が該入口チャンバーに蓄積されたとき、該フラップが開くように、該閉鎖手段の付勢は選択される。他の例として、該閉鎖部材は浮遊作動であって、該フロートが該入口チャンバー内の液体の高さで浮くような位置にあり、該入口チャンバー内の液体の高さが所定の高さに達したときに該閉鎖部材を開放するようにしてもよい。
この実施例では、更に、隔壁の開口には、液体が該隔壁の出口側から該入口チャンバーへ逆流するのを防止する逆流防止手段を設けてもよい。
【0021】
前述した入口の好ましい配置は、流体力学的分離機の既知のタイプの入口構造に対して特に有利であり、容器への入口は、容器の基部上の高さを容器からの出口と実質的に同じ高さに配置することができる。
従来の配置では、入口は容器の側壁の中間点に配置されており、該出口の高さよりかなり下であり、該分離機への入口ラインにいわゆる入口ピットを必要としていた。フル流量下では、該入口ピット内の液体は該出口の高さに対応する高さに合わせられる。図7a及び7bを見ると、この利点をより良く理解できる。
【0022】
この実施例においては、容器の外側の入口導管は容器に対して接線方向にあることは必要でなく、実際、好適な実施例でそれは接線方向にない。例えば、該入口導管は容器の外壁と直角又は実質上直角に交わってもよい。
【0023】
本発明による分離機は、従来の流体力学的分離機の特徴を付加的に有してもよく、それにより、容器から流出する第一次の流れを用いて除去される自ら浮力を有する物と同様、浮遊物と固体沈殿物とを分離する機能を発揮してもよい。
かかる実施例においては、本発明の分離機は、容器内に流れ変更体を追加的に有してもよく、該変更体は、外壁から離間した環状開口を基部と共同して形成する。該環状開口は、好ましくは該中心軸から容器の半径の約0.2から0.8倍の間、更に好ましくは0.4から0.6倍の間に配置されるべきである。
該変更体は、その最下部にある基部で容器の中心軸周りに一致させた正円錐体の形状であってもよい。該円錐体は中空でも中実でもよく、また円錐体を貫通してその軸と一致して伸びる中央開口を有してもよい。
好ましい実施例では、該円錐体は円錐台状、すなわち該基部と平行に裁断された平面を有する。この実施例に加えて、必要であれば、容器の基部で沈殿物の沈殿を促進する流れのパターンを安定化させるのを補助するために、環状の沈下板は高さ方向および半径方向に調整可能としてもよい。
【0024】
また、本発明の第一の態様における入口構造は、従来の流体力学的分離機の入口構造として使用されても良い。
【0025】
本発明の第二の態様によれば、沈殿物を含む液体から沈殿物を含む液体の流れを処理する流体力学的分離機が提供され、該分離機は次の構成を備えた容器からなる。
すなわち、容器は、円筒状の外壁と;容器内に液体の渦流を発生させるように前記液体を容器内へ導入するための入口構造であって、入口を有し、且つ前記容器内部で前記入口と連通しており、且つ液体の流れを容器の外壁の内面に近接した弓形の小路に向かわせることにより前記渦流を発生させるように配置されたダクトを有する入口構造と;一端にある基部であって、第一次の液体から分離された沈殿物を含む流れを受けるための軸方向の出口開口を有する基部とを備える。
【0026】
該分離機はまた、前述したような容器の外壁から離間した環状の沈下板と、本発明の第一の態様に関して前述した要素と同様の、容器内に設けられ、該外壁から離間し且つ該基部内の環状開口の外方にある環状開口を該上壁と共同して形成する流れ変更部材とを有してもよい。
【0027】
本発明の第一の態様の分離機は、浮遊物を含む液体から浮遊物を分離する方法に(そして、いくつかの実施例では、液体の流れから沈殿物及び/又は中立的に浮遊可能な物を分離するために)用いることができる。
前記方法において、液体の流れは、前記入口構造を通って容器内へ導入され、容器の軸回りに渦状の流れを発生させる。発生した流れのパターンにより、浮遊物は、上壁の出口開口へ向かい、これを通って、そこから除去することが可能となる。
沈殿物は、基部の出口開口を通って除去可能であり、また、中立的に浮遊可能な浮遊物は、前記出口構造を通る液体の流れを用いて除去することができる。
【0028】
このような使用方法において、液体の流れを装置内に通すために必要な水頭は1000mm未満、基本的には500mm未満である。このため、本方法は、基本的に複数の棒の圧力ヘッド(1つの棒の水頭10m)で作用させる高エネルギー装置のハイドロサイクロンと対比して、「低エネルギー」として分類される。
【0029】
(発明を実施するための最良の形態)
添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。
【0030】
図1〜図6に示された分離機は、液体の流れからグリースのような浮遊物とグリットのような固形物との両方を分離する二重の機能を奏する。従って、この分離機は、沈殿可能な固形物を除去できるようにするために従来の流体力学的分離機が持つ要素を備えている。また、この分離機は、浮遊物を集めて廃棄できるようにするため、浮遊物を容器の中央上部領域に集中させる流れのパターンを発生させる流体力学的分離機を形成するための新規な要素(後述)を備えている。
【0031】
図1〜3は、同じ装置を示している。装置1は、円筒状の外壁3、基部4、及び、上壁又は蓋5によって形成される容器2を含む。この容器2は、脚部6上に支持されてもよい。
基部4は、沈殿する固形物が落下する排水槽7を有し、固形物は排水槽7から導管8を通って除去される。
基部4に隣接する位置に円錐台状の部材9があって、基部4と共同して環状開口8aを形成しており、使用の際に容器2内部で生成される様々な流れのパターン(詳細は以下で説明する)の作動下で、固形物が環状開口8aを通過して排水槽へ行く。
円錐部材9は、中実でも中空(図示)でもよく、この円錐部材9を支持するように作用する管状部材10と連通している。管状部材10は、該装置の使用中に液体が通過する開口11を有する。
容器2内には、示された実施例の中心軸と外壁3とのほぼ中間に、容器2内の流れのパターンを安定化させる環状の沈下板12がある。この沈下板12は、連結棒(図示せず)によって基部4又は上壁5のいずれかに支持されてもよい。
基部4と沈下板12とに隣接した前記円錐部材9は、GB−A―2082941などの先行技術で知られたような、入口を通って容器2内へ接線方向に導入される液体から沈殿物を沈殿させる効果を高めるための流体力学的分離機の要素であるが、図1〜6に示された入口と出口との独特の配置は、先行技術では知られていないことに注意すべきである。
【0032】
本発明によれば、装置1は、入口13を通って容器2内へ導入される液体の流れから浮遊物を効果的に分離できるようにする流体力学的な流れのパターンを生成するための要素を備えている(詳細は、図4〜6を参照して後述する)。
これらの要素の1つは、基部4の最上部に配置され且つ容器2について軸方向に向いた円錐部材20である。この円錐部材20は、容器2の上壁5に近接した位置にあり、該装置の作動時に浮遊物を運ぶ流れが通過する環状開口21を、上壁5と共同して形成する。円錐部材20は円錐台状であって、管状部材10に連結されており、容器2の下部における円錐部材9と対称になっている。
また、本発明の環状沈下板12は、従来の流体力学的分離機の要素の一つのように、容器2内の低エネルギー渦流の結果として生成される容器2内の流れのパターンを安定化させるために好適な要素であって、浮遊物が上壁5の方へ上昇して該上壁5の開口へ押し流されるようにする。
【0033】
図2に最適に示されるように、浮遊物は、環状スロット又は開口21を通過してチャンバー30へ移動し、そこから継続的に又は一まとめとして除去できる。チャンバー30内部には、管状部材10を通って上昇してきた容器2からの流れを受けるための管状部材10の延長部31がある。この流れは、導管32内を通過して、出口33を通って装置から排出される。
【0034】
図4〜6は、液体が容器2内へ導入されて、幾つかの環境下で、容器2をバイパスさせる入口構造の要素の構成の詳細を示す。この構成は、図5に最適に示される。
入口13は、入口チャンバー100内へ開口しており、入口チャンバー100は、容器2の外壁3の延長部である外壁3aと、外壁3aと同心の円形垂直壁の一部である内壁101とを有する環の一部を形成する。
該チャンバー100は、その下端で上壁5の上部表面により区画されている。該チャンバー100の各端部は、垂直壁102(入口13に隣接する端部)及び103(出口33に隣接する端部)である。
隔壁104は、チャンバー100を領域100aと100bとに区分する。隔壁104は、内壁101と外壁3aの間に伸びているが、上壁5の高さより上で、領域100aと100bとの間のスロット105を残して終了している。
図5に示された実施例において、スロット105には、一連の間隔を空けた平行棒107を有する浮遊物スクリーン106が設けられている。垂直端壁103には、調整可能な延長部103aが設けられている。図6に示された実施例には、かかる浮遊物スクリーンがない。
【0035】
上壁5の一部分5aは、チャンバー100a内の液体が容器2内へ流れ込むために通過する開口を形成するために切除されている。この切除部分は、外壁3(図1参照)と、弓形の内壁111と、傾斜した基礎壁112とによって区画されるダクトを形成する入口シュート110に連通している。
液体は、入口チャンバー100内の押圧ヘッドの下で入口シュート111の中へ向かい、そこから入口スロット113を通って容器2の中へ渦巻き方向に向かう。容器2への入口スロット113は、凡そ容器の中点の高さにある。
【0036】
図1〜6に示された該装置の作動中に、沈殿する固形物とグリースのような浮遊物とを含む流体の流れは、図5及び6に示された入口13及びダクトを含む入口構造を通って容器2内へ導入される。
容器2の要素、特に円錐部材9及び20並びに沈下板12のもたらす結果として、複雑な流れのパターンが該装置内に作り出され、沈殿する固形物は、重力の下で基部4へ落下し、そこで開口8aから排水槽7内へ押し流されて除去される。
他方、浮遊物は浮上して、それをチャンバー30へ通過させる該装置の中心へ移動し、示された実施例においては、そこから断続的に除去される。
更に、容器2内をドーナツ状に流れる液体は、管状部材10の開口11を通って管状部材10内を延長部32まで上昇し、導管32から出口33を通って排出される。
【0037】
通常の条件下では、処理されるために流入する液体は、チャンバー100内に残り、浮遊物は、スクリーン105によって領域100a内に維持される。流れの強い条件下では、液体は、容器2をバイパスして堰103aの上端を越えて、出口33に連通するチャンバー120内へ溢れ出す。堰103aの高さは、該分離機の作動条件に応じて調節できるようにしてもよい。
【0038】
図4〜6に示された入口の配置は、該分離機への最初の入口13が出口33の高さに対応する高さに位置することを許容する。これは、図7a及び7bに例示されたような先行技術の配置を上回る利点を提供する。
この配置は、沈殿物を含む液体から沈殿物を分離する流体力学的分離機で知られたものである。かかる配置には、基部4に近接した出口202を有する上流チャンバー201の中へ流れ込む最初の入口200があり、処理される液体を容器2の凡そ中点の高さで容器2内へ導入する。
最初の入口200は該分離機からの出口203と同じ高さにあることに注意されたい。これは、該システムにおいて液体を望ましい高さに保持するために必要である。図1〜6に示された配置は、示された入口の配置をもって、図7a及び7bに示されたシステムの上流チャンバー201を必要としない分離機システムを構成できる。
【0039】
図8及び9は、他の入口構造及びバイパス構造を有する本発明の別の実施例を示す。図8は該分離機の内部構造の要素を示す部分図であり、図9はこの別の分離機を通る断面図である。
本発明のこの実施例においては、入口313は、入口313から出口333へ伸びる線形通路300(図1〜7の実施例における弓形通路に対する)の一部である入口チャンバー300a内へ開口している。通路300は、防壁304によって入口チャンバー300aと出口チャンバー300bとに区分されている。
容器の内部(図8に図示せず)は、管状部材310を通って出口チャンバー300bと連通しており、これにより容器内の液体は出口333へ通過する。
【0040】
通常の流れでは、入口300aからの液体は、入口スロット305内の開口306を通って入口305の中へ流れる。伸張する入口スロット305は、湾曲して伸び、且つ上壁、底壁及び側壁によって区画されており、液体がそこの中へ流れるように規制して、前記液体をその出口307へ向かわせ、接線方向成分を容器内の液体の流れへ分岐させる。
【0041】
この配置において、強い流れは、液体は防壁304を越えて流れ、出口333を直接通過して、容器をバイパスする(図9参照)。
【0042】
図10は、図5及び図6に示された上述の防壁104の他の例を示す。
防壁104の代わりに、上端を固定された柔軟性を有するフラップ150があり、フラップ150は、それに力が適用されときに柔軟性を奏することができる。フラップ150は、例えばゴム材料でできている。通常の条件の下で、フラップ150は、チャンバー100bから入口チャンバー102aを隔離する程度にチャンバー100bの床でへり手段151を密閉するのに充分な弾力性を有する。
強い流れの条件の下では、液体はフラップ150の入口側で蓄積されるが、(フラップ150の弾力性に応じた)予め定められた高さで、液体の重量がフラップ150を開かせる程度に充分となると、流れをチャンバー100b内へ開放し、出口120へと流す。液体の高さが下がったときは、フラップ150は、入口チャンバー100aとチャンバー100bとの間の開口における通常の位置まで戻る。
【0043】
図11a,11b及び11cは、図5及び図6に示された防壁104の更に別の例を示す。図11aは該構成の正面図、図11bは側面図、図11cは背面図である。
防壁104に代えて、チャンバー100aと100bとの間に防壁を形成する壁170が設けられている。この防壁170は、これを貫通して伸びる管状差込部172を含むバイパス手段171を有し、管状差込部172は、入口チャンバー100a側に浮遊作動閉鎖部材173を備え、放出側に非復帰フラップ174を備えている。
フロートで作動する閉鎖部材は、管状差込部172の端部で開口を開閉するために垂直面で閉鎖手段176をスライド可能とする閉鎖ハウジング175を有する。閉鎖手段176は、フロート177に付着されている。
【0044】
作動の際、強い流れの条件の下では、液体は入口チャンバー100a内に蓄積される。管状差込部172の高さより上の予め定められた液体の高さで、チャンバー100a内の液体は、フロート177を浮かせ始め、高さが上昇するに従って、フロート177が上昇して閉鎖部材176を上昇させ、液体が管状差込部172を通って流れることを可能とする。
液体は、非復帰フラップ174を通ってチャンバー100bへ流れることができるが、反対方向への流れは非復帰フラップ174により制限される。液体の高さが低下すると、フロート177が下方へ移動して、閉鎖部材176は管状差込部172に接して閉鎖する。
前述したように、チャンバー100a内の液体の高さが管状差込部172の天井より上になったときにのみ、液体が管状差込部172を通って流れることができるように、フロート177の高さを選択してもよい。これにより、浮遊物が差込部172を通って出口側100bへ通過しないのを確実とする。
【0045】
(産業上の利用可能性)
本発明の分離機は、グリットのような固形物とグリースのような浮遊物とを含む液体の流れを処理するのに特に適している。
【図面の簡単な説明】
図1,2及び3は、本発明による分離機の異なる切断透視図である。
図4は、図1から3に示された分離機の平面図である。
図5及び6は、図1から3に示された分離機の他の切断透視図である。
図7a及び7bは、従来の流体力学的分離機における上流チャンバーを備えた入口及び出口の配置の正面図及び平面図である。
図8及び9は、本発明による分離機の別の構成を示す。
図10は、液体の流れのバイパスを制御するための別の構成を示す。
図11a,11b及び11cは、本発明による分離機における液体の流れのバイパスを制御するための更に別の構成を示す。
Claims (15)
- 浮遊物を含む液体から該浮遊物を分離するために該浮遊物を含む液体を容器に入れて該液体の流れを処理する流体力学的分離機であって、前記容器が、
円筒状の外壁;
前記外壁の下部に配置された基部;
前記外壁の内側に前記液体を導入する入口と、該入口から導入された液体の流れを前記外壁の内部で周辺方向に向かわせることにより前記液体の渦流を発生させるように形成されたダクトとを備えた入口構造;
前記基部から離間して配置された上壁であって、前記ダクトから前記基部上に受け入れられた液体から分離した浮遊物の流れを上方に通すための出口開口を有する上壁;
前記容器内に前記上壁から離間して配置された円錐台状の流れ変更部材であって、前記上壁の内側に前記出口開口と連通する環状開口を形成する流れ変更部材;
前記容器内に前記外壁から離間して配置された環状の沈下板であって、前記上壁から離間した上端部を有する沈下板;
前記沈下板の内側で上下方向に配置された管状部材であって、前記容器内に導入されて前記沈下板により安定化された液体の流れから前記浮遊物を分離した液体の流れを受け入れる開口を有する管状部材;及び
前記容器内で前記浮遊物が分離され得る液体の流れを前記容器外へ排出するために前記基部と前記上壁との間の位置で前記管状部材の内部と連通する導管と、前記上壁の出口開口から離間した出口とを備えた出口構造
を有することを特徴とする分離機。 - 前記上壁の出口開口が前記環状開口に連通している請求項1記載の分離機。
- 前記上壁は環状に形成され、前記出口開口を形成した中心部に向かって上方に傾斜している請求項1又は2記載の分離機。
- 前記ダクトは、前記容器内で前記入口と連通し、流入する液体の流れを前記外壁の内側に弓形に形成した入口シュートにより、前記容器内に前記浮遊物を含む液体の渦流を発生させるように配置されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の分離機。
- 前記入口シュートは、前記外壁と、その内側に配置された弓形の内壁と、前記内壁に沿って下方に傾斜した基礎壁とで形成されている請求項4記載の分離機。
- 前記内壁は前記外壁と平行又は略平行である請求項5記載の分離機。
- 前記内壁は、一端で前記外壁と交わると共に、前記外壁より曲率半径が小さく前記外壁から離れるように形成されている請求項5記載の分離機。
- 前記基礎壁は、前記入口から離れる方向に下方傾斜している請求項5〜7のいずれか1項に記載の分離機。
- 前記入口は、前記上壁の上方の外壁部分に設けられており、前記入口シュートの上方に位置して前記上壁上方のスロットを介して前記ダクトと連通する入口チャンバーと連通している請求項6〜8のいずれか1項に記載の分離機。
- 前記入口チャンバーは、前記ダクトが前記容器内へ開口する位置を越えて、前記入口から延びている請求項9記載の分離機。
- 前記入口チャンバーを2つの部分に区分する隔壁が設けられ、前記隔壁は、該入口チャンバーの床の上方に終端を有して前記スロットを形成し、それにより該入口チャンバーの2つの部分の間を液体が流れるように構成されている請求項10記載の分離機。
- 前記スロットは、浮遊物が前記入口チャンバーの入口側から出口側へ通過するのを妨げるスクリーンを備えている請求項11記載の分離機。
- 前記スクリーンは、間隔をおいて配置された複数の垂直棒で構成されている請求項12記載の分離機。
- 前記入口チャンバーの出口側に高さ調節可能な堰が設けられ、前記液体の流れの前記入口チャンバーにあふれた部分が前記出口へ流れるように構成されている請求項11から13のいずれか1項に記載の分離機。
- 浮遊物を含む液体の流れから浮遊物を分離する方法であって、
前記液体の流れを、請求項1から14のいずれか1項に記載の分離機の入口構造を介して、該分離機内へ導入するステップと、
前記液体を前記分離機の容器の軸回りに回転するように流れさせることにより、前記浮遊物が前記分離機の出口開口に向かって通過するように方向づけるステップと
を備えたことを特徴とする分離方法。
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