JPH07194994A - 水処理用分離装置 - Google Patents
水処理用分離装置Info
- Publication number
- JPH07194994A JPH07194994A JP27394493A JP27394493A JPH07194994A JP H07194994 A JPH07194994 A JP H07194994A JP 27394493 A JP27394493 A JP 27394493A JP 27394493 A JP27394493 A JP 27394493A JP H07194994 A JPH07194994 A JP H07194994A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- impurities
- cyclone
- oils
- sludge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Cyclones (AREA)
- Physical Water Treatments (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【構成】 被処理水を加圧して、管内の流速が一定にな
るようにしてから、更にレジューサーパイプ５で加圧増
速、缶内にサイクロン状の旋回流を発生せしめて遠心分
離機能を構成し、水中に浸入する不純物を分離する水処
理用分離装置。 【効果】 連続処理が可能であり、大きな動力を要せず
広い場所も必要としない。構成によっては汚水を飲料水
にしたり、海水を淡水化したり、タンカーの座礁事故に
よる海上汚梁も処理可能である。
るようにしてから、更にレジューサーパイプ５で加圧増
速、缶内にサイクロン状の旋回流を発生せしめて遠心分
離機能を構成し、水中に浸入する不純物を分離する水処
理用分離装置。 【効果】 連続処理が可能であり、大きな動力を要せず
広い場所も必要としない。構成によっては汚水を飲料水
にしたり、海水を淡水化したり、タンカーの座礁事故に
よる海上汚梁も処理可能である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明の利用分野は、水の不純物
除去にあり、上水、下水の無公害化、並びに浄化に関す
る。
除去にあり、上水、下水の無公害化、並びに浄化に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】水の不純物除去に関する従来の技術は、
液相に於いて不純物を反応させる方法であるため分離除
去装置が大きくなり、不純物の物性に従って複数の分離
装置を組み合わせた複雑な構造になり、大きな動力を必
要とした。更に、従来の不純物分離方法には色々ある
が、具体的な物は、薬品を添加したり、広い場所を必要
とする活性汚泥等のバクテリヤに頼ったりするものであ
った。従って、高価な広い場所、設備、運転管埋費用が
必要であった。
液相に於いて不純物を反応させる方法であるため分離除
去装置が大きくなり、不純物の物性に従って複数の分離
装置を組み合わせた複雑な構造になり、大きな動力を必
要とした。更に、従来の不純物分離方法には色々ある
が、具体的な物は、薬品を添加したり、広い場所を必要
とする活性汚泥等のバクテリヤに頼ったりするものであ
った。従って、高価な広い場所、設備、運転管埋費用が
必要であった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前述の如く、従来技術
の効果を出すために、高価な広い場所、高価な設備、例
えばバッチ式の大型遠心分離機等、高価な運転管理費用
の必要な条件等の課題を、本発明は解決しようとするも
のである。
の効果を出すために、高価な広い場所、高価な設備、例
えばバッチ式の大型遠心分離機等、高価な運転管理費用
の必要な条件等の課題を、本発明は解決しようとするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
めに、登録請求の範囲にも記載の如く、本発明は、処理
水を一定加圧状態に於いて、レジューサーで、所定の流
速に増速し、漏斗状の缶内をサイクロン状に左旋回せし
めて空気と接触させ、不純物を酸化させたりする事によ
り、物質に比重差を構成して、缶内流速エネルギーを利
用し、エンドレスに遠心分雛する手段を用いた。
めに、登録請求の範囲にも記載の如く、本発明は、処理
水を一定加圧状態に於いて、レジューサーで、所定の流
速に増速し、漏斗状の缶内をサイクロン状に左旋回せし
めて空気と接触させ、不純物を酸化させたりする事によ
り、物質に比重差を構成して、缶内流速エネルギーを利
用し、エンドレスに遠心分雛する手段を用いた。
【０００５】
【作 用】気体サイクロンは遠心力を利用する分離装置
としては最も広く用いられるもので、構造が簡単で性能
が良いものができる。主として気体中の粒子の分離に使
用するガスサイクロンは、普通単にサイクロンと云え
ば、これをさす程代表的である。本発明は、この気体サ
イクロンの機能を液体に利用したものであり、気体の機
能に濃縮機能が追加され、汚水、排水処理に有効とな
る。内部流体の流動は、三次元的で複雑であるが、その
内分離性能圧力損失に最も影響の大きいものは、内部の
第３図に示す、サイクロン内部の接線方向速度の分布状
態を示すものであるが、サイクロン外筒壁直径Ｄｃ＝２
ｒに相函する速度曲線Ｃはυｔｒｎで表示されるが、内
筒直径ｅの内部を上昇する水流υｔ＝ｃｒは、ｅの６０
％の強制渦部として、竜巻状に遡上し、υｉのサイクロ
ン外筒内壁面の下端部の旋回流は、比重差により不純物
を分離折出して、空気から酸化力を受けスラッジ化す
る。つまり水中に混入する不純物をスラッジ化して排出
するのである。水より軽い油は、水と油が混合した状態
で、まず双方の不純物を同時に分離折出し排出してか
ら、別のサイクロンで水と油を分離すると、水も油も再
生利用できる。この油水分離の構成に就いては追って出
願する。構成に就いて図面により更に詳細に説明する。
符号５は、レジューサーであり処理水を加圧増速する。
符号２は旋回流発生筒であり、符号１の漏斗状分離缶と
の対応により、水流から不純物を分離析出し、不純物は
スラッジ化して、符号７のスラッジ受けに排出し、浄化
した水流はサイクロン状に上昇して、符号３の上昇内筒
を経て、符号６−１の上昇筒、符号６−２の旋回排出パ
イプより吐出する。つまり、矢印Ａの水流は、浄化され
て失印Ｂに吐出されるのである。符号４は、スラッジの
酸化促進のためのエヤーレーターであり、符号１５は、
旋回流を防止してスラッジを円滑に落下せしめる役割を
するものである。符号９は、本発明の装置全体を支承し
他の架台に取り付けるフレームであり、符号１１は、符
号１２のノズルから、符号１４の電磁弁を介してエヤー
を噴出するパイプで、エヤーは、矢印Ｄの方向に流れ、
符号１２のノズルから噴出される。符号８は、スラッジ
排出管であり、符号１３の電磁弁の開閉により、矢印Ｃ
の状態で、スラッジを排出する。このスラッジの排出は
追って実用新案登録出願する予定であるが、符号７のス
ラッジ受けに図示してはいないが、スラッジのレベルセ
ンサーにより、レベルが上位に達したら、符号１３の電
磁弁を開放にし、スラッジを排出せしめ、排出が完了し
たレベルセンサーの下位検知で、符号１４の電磁弁を開
いてスラッジ受けを空気洗浄する。復帰は、タイマーで
行う様にして完全自動化することも可能である。
としては最も広く用いられるもので、構造が簡単で性能
が良いものができる。主として気体中の粒子の分離に使
用するガスサイクロンは、普通単にサイクロンと云え
ば、これをさす程代表的である。本発明は、この気体サ
イクロンの機能を液体に利用したものであり、気体の機
能に濃縮機能が追加され、汚水、排水処理に有効とな
る。内部流体の流動は、三次元的で複雑であるが、その
内分離性能圧力損失に最も影響の大きいものは、内部の
第３図に示す、サイクロン内部の接線方向速度の分布状
態を示すものであるが、サイクロン外筒壁直径Ｄｃ＝２
ｒに相函する速度曲線Ｃはυｔｒｎで表示されるが、内
筒直径ｅの内部を上昇する水流υｔ＝ｃｒは、ｅの６０
％の強制渦部として、竜巻状に遡上し、υｉのサイクロ
ン外筒内壁面の下端部の旋回流は、比重差により不純物
を分離折出して、空気から酸化力を受けスラッジ化す
る。つまり水中に混入する不純物をスラッジ化して排出
するのである。水より軽い油は、水と油が混合した状態
で、まず双方の不純物を同時に分離折出し排出してか
ら、別のサイクロンで水と油を分離すると、水も油も再
生利用できる。この油水分離の構成に就いては追って出
願する。構成に就いて図面により更に詳細に説明する。
符号５は、レジューサーであり処理水を加圧増速する。
符号２は旋回流発生筒であり、符号１の漏斗状分離缶と
の対応により、水流から不純物を分離析出し、不純物は
スラッジ化して、符号７のスラッジ受けに排出し、浄化
した水流はサイクロン状に上昇して、符号３の上昇内筒
を経て、符号６−１の上昇筒、符号６−２の旋回排出パ
イプより吐出する。つまり、矢印Ａの水流は、浄化され
て失印Ｂに吐出されるのである。符号４は、スラッジの
酸化促進のためのエヤーレーターであり、符号１５は、
旋回流を防止してスラッジを円滑に落下せしめる役割を
するものである。符号９は、本発明の装置全体を支承し
他の架台に取り付けるフレームであり、符号１１は、符
号１２のノズルから、符号１４の電磁弁を介してエヤー
を噴出するパイプで、エヤーは、矢印Ｄの方向に流れ、
符号１２のノズルから噴出される。符号８は、スラッジ
排出管であり、符号１３の電磁弁の開閉により、矢印Ｃ
の状態で、スラッジを排出する。このスラッジの排出は
追って実用新案登録出願する予定であるが、符号７のス
ラッジ受けに図示してはいないが、スラッジのレベルセ
ンサーにより、レベルが上位に達したら、符号１３の電
磁弁を開放にし、スラッジを排出せしめ、排出が完了し
たレベルセンサーの下位検知で、符号１４の電磁弁を開
いてスラッジ受けを空気洗浄する。復帰は、タイマーで
行う様にして完全自動化することも可能である。
【０００６】
【実施例】図面は本発明の一実施例を示し、液体サイク
ロンの主要構成を示す物で、中央軸心にエヤーレーター
を構成して不純物の酸化を強制し分離折出を容易にして
いる構成に特徴があり、処理水の磁化処理と相まって、
分離折出機能は大である。
ロンの主要構成を示す物で、中央軸心にエヤーレーター
を構成して不純物の酸化を強制し分離折出を容易にして
いる構成に特徴があり、処理水の磁化処理と相まって、
分離折出機能は大である。
【０００７】
【発明の効果】処理水を磁化することにより、鉄分＝Ｆ
ｅ、マンガン＝Ｍｇや濃度の高い塩分を含む井戸水の浄
化、軟水化、汚水家庭、工場排水の浄化、湖水、河川の
浄化、フィルターとの併用による海水の淡水化による飲
料水化を可能にする。尚、水の磁化処理方法及び構成に
就いては、別途出願する。
ｅ、マンガン＝Ｍｇや濃度の高い塩分を含む井戸水の浄
化、軟水化、汚水家庭、工場排水の浄化、湖水、河川の
浄化、フィルターとの併用による海水の淡水化による飲
料水化を可能にする。尚、水の磁化処理方法及び構成に
就いては、別途出願する。
【図 １】本発明の実施例を示す斜視図であり、上部か
ら見た処理水の旋回方向は右旋回であるが、地球の北半
球側では左旋回になるよう構成する方がベターである。
ら見た処理水の旋回方向は右旋回であるが、地球の北半
球側では左旋回になるよう構成する方がベターである。
【図 ２】本発明の縦断面図である。
【図 ３】本発明の内部旋回流の連動状態を表示する速
度関係線図で、旋回筒及び上昇内筒との関係を現す。
度関係線図で、旋回筒及び上昇内筒との関係を現す。
１、漏斗状分離缶 ２、旋回流発生筒 ３、上昇内筒 ４、エヤーレーター ５、レジューサー ６−１、上昇筒 ６−２、旋回排出パイプ ７、スラッジ受け ８、スラッジ排出パイプ ９、フレーム １０、カパー １１、圧空パイプ １２、噴出ノズル １３、１４、電磁弁 １５、旋回防止板
Claims (3)
- 【請求項 １】被処理水を加圧して、管内の流速が一定
になるようにしてから、更にレジューサーパイプで加圧
増速、缶内にサイクロン状の旋回流を発生せしめて遠心
分離機能を構成し、水中に混入する不純物を分離する水
処理用分離装置。 - 【請求項 ２】被処理水を加圧して、管内の流速が一定
になるようにしてから、更にレジューサーパイプで加圧
増速、缶内にサイクロン状の旋回流を発生せしめて遠心
分離機能を構成し、水中に混入する、水より軽い不純物
を分離する水処理用分離装置。 - 【請求項 ３】被処理水を加圧して、管内の流速が一定
になるようにしてから、更にレジューサーパイプで加圧
増速、缶内にサイクロン状の旋回流を発生せしめて遠心
分離機能を構成し、水中に混入する、水より重い不純物
を分離する水処理用分離装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27394493A JPH07194994A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 水処理用分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27394493A JPH07194994A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 水処理用分離装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07194994A true JPH07194994A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=17534750
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27394493A Pending JPH07194994A (ja) | 1993-09-27 | 1993-09-27 | 水処理用分離装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07194994A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011016131A (ja) * | 1999-04-15 | 2011-01-27 | Hydro Internatl Plc | 流体力学的分離機 |
| CN104128268A (zh) * | 2014-08-01 | 2014-11-05 | 尤云祥 | 立式全能旋流除污器 |
| KR20200064725A (ko) * | 2018-11-29 | 2020-06-08 | 주식회사 필터테크 | 해수 담수화 설비 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55155753A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-04 | Asano Ereko Kk | Device for separating solid foreign matter from liquid |
| JPS6012914A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-23 | マスプロ電工株式会社 | 植物育成具 |
-
1993
- 1993-09-27 JP JP27394493A patent/JPH07194994A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS55155753A (en) * | 1979-05-22 | 1980-12-04 | Asano Ereko Kk | Device for separating solid foreign matter from liquid |
| JPS6012914A (ja) * | 1983-07-01 | 1985-01-23 | マスプロ電工株式会社 | 植物育成具 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011016131A (ja) * | 1999-04-15 | 2011-01-27 | Hydro Internatl Plc | 流体力学的分離機 |
| CN104128268A (zh) * | 2014-08-01 | 2014-11-05 | 尤云祥 | 立式全能旋流除污器 |
| KR20200064725A (ko) * | 2018-11-29 | 2020-06-08 | 주식회사 필터테크 | 해수 담수화 설비 |
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