JP4616047B2 - 二輪車用空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、二輪車用空気入りタイヤに係り、特に非舗装路及び舗装路における走行性能及び操縦安定性能の向上を図った二輪車用空気入りタイヤに関する。
自動二輪車のモータサイクルレースとしては、全非舗装路(不整地路)を走行する「モトクロスレース」と、全舗装路を走行する「ロードレース」がある。
「モトクロスレース」には、全非舗装路における走行性能及び操縦安定性能を重視したモトクロスレース用の空気入りタイヤが使用され(例えば、特許文献1参照)、「ロードレース」には、全舗装路における走行性能及び操縦安定性能を重視したロードレース用の空気入りタイヤが使用される(例えば、特許文献2参照)。
例えば、特許文献1に記載のようなモトクロスレース用の空気入りタイヤでは、ブロックパターンが採用されており、トレッド部のネガティブ率は約70%〜80%に設定されている。
また、特許文献2に記載のようなロードレース用の空気入りタイヤでは、スリックパターンが採用されており、トレッド部のネガティブ率は0%に設定されている(なお雨天時はネガティブ率が約30%〜40%に設定されたトレッドパターンを採用)。
この一方で、最近では、「モトクロスレース」及び「ロードレース」のいずれのカテゴリーにも属さない「スーパーモタードレース」という新しいカテゴリーのレースが開催されるようになってきている。
この「スーパーモタードレース」とは、高速走行競争をより強く求めて新設されたものであり、例えば、全コースの略70%が全舗装路で残りの略30%が全非舗装路となるモータサイクルレースである。
また、「スーパーモタードレース」では、安全なるウェットコンディションの場合や、完全なるドライコンディションの場合もある。
特開2002−36823公報 特開平10−67205号公報
上述のモトクロスレース用の空気入りタイヤは、トレッド部のネガティブ率が約70%〜80%に設定されたトレッドパターンを有するため、この特徴を活かし、土中への食い込み量(=ダートグリップ力)を十分に確保できるので、全非舗装路での走行性能及び操縦安定性能に優れている。
しかしながら、一般に、全舗装路に関しては、路面に対する接地面積が不足することにより走行性能及び操縦安定性能に劣り、さらに、路面に対するブロックの接地圧が高くなることによりブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る。
また、上述のロードレース用の空気入りタイヤは、トレッド部のネガティブ率が0%(雨天の場合にはネガティブ率が約30%〜40%)に設定されたトレッドパターンを有するため、この特徴を活かし、路面に対する十分な摩擦力を確保できるので、全舗装路での走行性能及び操縦安定性能に優れている。
しかしながら、一般に、非全舗装路に関しては、トレッドパターンにおけるエッジが不足することや、接地面に対する接地圧が低くなるため、ダートグリップ力を十分に確保することができないので、走行性能及び操縦安定性能に劣る。
従って、上記従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤ及びロードレース用の空気入りタイヤを、上述のスーパーモタードレースに使用した場合には、非舗装路及び舗装路を含むコース上において十分な走行性能及び操縦安定性能を発揮することができないという問題がある。
また、上記従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤを、上述のスーパーモタードレースに使用した場合には、舗装路を走行するためにブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を確保することができないという問題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、その目的は、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレースに適用すべく、非舗装路における走行性能及び操縦安定性能と舗装路における走行性能及び操縦安定性能とを両立させると共に、ブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を確保することが可能な二輪車用空気入りタイヤを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、タイヤ周方向に沿って延びる左右一対のビードコアと、前記左右一対のビードコア間にトロイダル状に跨ると共にタイヤ幅方向両端側の部分が前記左右一対のビードコアのそれぞれに折り返されて係止され、ゴム被覆されたカーカスコードを複数並列して形成されたカーカスプライの少なくとも1層よりなるカーカスと、前記カーカスのタイヤ径方向外側に設けられてトレッド部を構成するトレッドゴムと、前記カーカスのタイヤ軸方向外側に設けられてサイドウォール部を構成する左右一対のサイドゴムと、前記カーカスと前記トレッドゴムとの間に設けられると共に、ゴム被覆されたベルトコードを複数並列して形成されたベルトプライの少なくとも2層よりなるクロスベルトと、を備えた二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記カーカスコードは、引張破断強度が4.7cN/dtex以上で構成されると共に、タイヤ赤道面に対して0°〜35°の角度で配置され、前記ベルトコードは、引張破断強度が6.3cN/dtex以上で構成されると共に、タイヤ赤道面に対して55°〜70°の角度で配置され、標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測される前記トレッド部におけるタイヤクラウンセンター部の曲率半径CRと、タイヤ最大幅SWと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってタイヤ径方向最外位置までのタイヤセクションハイトSHとの関係が、CR=50mm〜100mm…(A)、CR/SW=0.38〜0.50…(B)、SH/SW=0.60〜0.85…(C)、を満足し、且つ、前記左右一対のビードコアのタイヤ径方向外側には、断面三角形状をなすビードエペックスゴムがそれぞれ配置され、標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測される前記タイヤセクションハイトSHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記カーカスの折り返し頂部までの高さCHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記ビードエペックスゴムの頂部までの高さEHとの関係が、WH/SH=0.38〜0.55…(D)、CH/WH=0.55〜0.90…(E)、EH/WH=0.18〜0.35…(F)を満足することを特徴とする。
次に、請求項1に記載の発明の作用について説明する。
請求項1に記載の発明のように、カーカスプライに設けられたカーカスコードの引張破断強度が4.7cN/dtex以上で、このカーカスコードがタイヤ赤道面に対して0°〜35°の角度で配置され、且つ、ベルトプライに設けられたベルトコードの引張破断強度が6.3cN/dtex以上で、このベルトコードがタイヤ赤道面に対して55°〜70°の角度で配置された二輪車用空気入りタイヤにおいて、この二輪車用空気入りタイヤを標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるトレッド部におけるタイヤクラウンセンター部の曲率半径CRと、タイヤ最大幅SWと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってタイヤ径方向最外位置までのタイヤセクションハイトSHとの関係が、CR=50mm〜100mm…(A)、CR/SW=0.38〜0.50…(B)、SH/SW=0.60〜0.85…(C)、を満足するように構成すると、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適とすることができる。
これにより、舗装路面に関しては、路面に対する十分な摩擦力を確保できるので、舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を、従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤに比して向上させると共に、従来のロードレース用の空気入りタイヤと同等とすることが可能となる。
また、これと同時に、トレッド部の接地面圧を最適とすることにより、舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を、従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤに比して向上させると共に、従来のロードレース用の空気入りタイヤと同等とすることが可能となる。
さらに、非舗装路面に関しては、土中への食い込み量(=ダートグリップ力)を十分に確保できるので、非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を、従来のロードレース用の空気入りタイヤに比して向上させると共に、従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤと同等とすることが可能となる。
このように、請求項1に記載の発明によれば、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレースに適用すべく、非舗装路と舗装路とにおける走行性能及び操縦安定性能を両立させることが可能となると共に、ブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を確保することが可能となる。
なお、上述のタイヤクラウンセンター部の曲率半径CRが50mm未満である場合には、タイヤクラウンセンター部の曲率半径が過小となる。このため、トレッド部の中央領域の接地面圧が過大となり、舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る結果となる。
また、タイヤクラウンセンター部の曲率半径が過小となることにより、舗装路面に対する十分な摩擦力を確保できなくなり、舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
さらに、上述のタイヤクラウンセンター部の曲率半径CRが100mmより大きい場合には、タイヤクラウンセンター部の曲率半径が過大となる。このため、トレッド部の中央領域の接地面圧が過小となり、非舗装路面での土中への食い込み量(=ダートグリップ力)が不足することにより非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
また、CR/SWの値が0.38未満である場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部の曲率半径が過小となる。このため、トレッド部の中央領域の接地面圧が過大となり、特に舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る結果となる。
また、CR/SWの値が0.50より大きい場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部の曲率半径が過大となる。このため、トレッド部の中央領域の接地面圧が過小となり、特には非舗装路面での土中へのエッジ効果不足、路面に対する接地圧不足によってダートグリップ力が不足し、非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
また、SH/SWの値が0.60未満である場合、すなわち、サイドウォール部の剛性(サイドウォール部の高さに依存し、高さが低ければ相対的に高剛性となる)を維持しようとした場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部の曲率半径が過小となる。このため、トレッド部の中央領域の接地面圧が過大となり、特には舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る結果となる。
また、SH/SWの値が0.85より大きい場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部の曲率半径が過大となる。このため、トレッド部の中央領域の接地面圧が過小となり、特には非舗装路面での土中へのエッジ効果不足、路面に対する接地圧不足によってダートグリップ力が不足し、非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
また、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるタイヤセクションハイトSHと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHとの関係が、WH/SH=0.38〜0.55…(D)を満足するようにすると、サイドウォール部の高さがサイドウォール部の剛性を得るのに適度な値となるので、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することができ、また、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)も良好とすることができる。
また、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってカーカスの折り返し頂部までの高さCHとの関係が、CH/WH=0.55〜0.90…(E)を満足するようにすると、カーカスをビードコアに折り返した折り返し部によるサイドウォール部の補強効果が適度に発揮されるので、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することができ、また、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)も良好とすることができる。
さらに、カーカスの折り返し頂部からトレッド端にかけてのフレキシブルゾーンも十分に確保されるので、コーナリング等でのタイヤの挙動も安定させることができる。
また、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってビードエペックスゴムの頂部までの高さEHとの関係が、EH/WH=0.18〜0.35…(F)を満足するようにすると、ビードエペックスゴムによるビード部の補強効果が適度に発揮されるので、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することができ、また、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)も良好とすることができる。
なお、WH/SHの値が0.38未満である場合には、サイドウォール部の高さが低くなり過ぎてしまい、サイドウォール部のフレキシブルゾーンが不足するため、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することが不可となり、また、これと同時に、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)に劣る結果となる。
また、WH/CHの値が0.55より大きい場合には、サイドウォール部の高さが高くなり過ぎてしまい、サイドウォール部の剛性を十分に確保することができず、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することが不可となる。
さらに、CH/WHの値が0.55未満である場合には、カーカスをビードコアに折り返した折り返し部によるサイドウォール部の補強効果が適度に発揮されず、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することが不可となる。
また、CH/WHの値が0.90より大きい場合には、カーカスをビードコアに折り返した折り返し部によるサイドウォール部の補強効果が過大となるため、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することが不可となり、また、これと同時に、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)に劣る結果となる。
さらに、カーカスの折り返し頂部からトレッド端にかけてのフレキシブルゾーンが過小となるため、コーナリング等でのタイヤの挙動が唐突となる。
また、EH/WHの値が0.18未満である場合には、ビードエペックスゴムの高さが足りないことによりビード部の剛性が不充分となり、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することが不可となる。
また、EH/WHの値が0.35より大きい場合には、ビードエペックスゴムの高さが高くなり過ぎてしまい、タイヤ最大幅部からビード部にかけての剛性が過大となるため、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部の接地面圧を最適に維持することが不可となり、また、これと同時に、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)に劣る結果となる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部のネガティブ率は、前記トレッド部全体の平均で0%〜20%に設定されていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明の作用について説明する。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、トレッド部のネガティブ率を前記トレッド部全体の平均で0%〜20%に設定すると、接地面積が十分に確保されるので、ドライコンディションの路面において高いグリップ力を発揮することができる。
従って、請求項2に記載の二輪車用空気入りタイヤは、ドライコンディション用タイヤとして好適に用いることができる。
なお、トレッド部のネガティブ率をトレッド部全体の平均で20%よりも大きく設定すると、トレッド部における陸部の面積が過小となり、トレッド部の耐摩耗性等の耐久性に劣る結果となる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の空気入りタイヤにおいて、前記トレッド部のネガティブ率は、前記トレッド部全体の平均で30%〜40%に設定されていることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明の作用について説明する。
請求項3に記載のように、請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、トレッド部のネガティブ率をトレッド部全体の平均で30%〜40%に設定すると、トレッド部の排水溝容積が十分に確保されるので、ウェットコンディションの路面において高いグリップ力を発揮することができる。
従って、請求項3に記載の二輪車用空気入りタイヤは、ウェットコンディション用タイヤとして好適に用いることができる。
なお、トレッド部のネガティブ率をトレッド部全体の平均で30%よりも小さく設定すると、トレッド部における排水溝容積が過小となり、耐ウェット性能に劣る結果となる。
また、トレッド部のネガティブ率をトレッド部全体の平均で40%よりも大きく設定すると、トレッド部における陸部の面積が過小となり、トレッド部の耐摩耗性等の耐久性に劣る結果となる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、前記左右一対のビードコアのタイヤ径方向外側には、断面三角形状をなすビードエペックスゴムがそれぞれ配置され、標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測される前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記ビードコア頂部までの高さBHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記カーカスの折り返し頂部までの高さCHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記ビードエペックスゴムの頂部までの高さEHとの関係が、BH/WH=0.11〜0.14…(G)、(EH−BH)/(CH−BH)=0.11〜0.30…(H)を満足することを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明の作用について説明する。
請求項4に記載のように、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の二輪車用空気入りタイヤにおいて、標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってビードコア頂部までの高さBH(ただし、標準リムのビードシートとビードコアとの離間距離を最適寸法に維持する)と、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHとの関係が、BH/WH=0.11〜0.14…(G)を満足するようにすると、ビードコアの大きさが必要最小限の範囲で確保されるので、これにより、タイヤがリムから外れることを防止できると共に、重量の増加も抑制することができる。
また、標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってビードコア頂部までの高さBH(ただし、標準リムのビードシートとビードコアとの離間距離を最適寸法に維持する)と、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってカーカスの折り返し頂部までの高さCHと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってビードエペックスゴムの頂部までの高さEHとの関係が、(EH−BH)/(CH−BH)=0.11〜0.30…(H)を満足するようにすると、カーカスの折り返し頂部とビードエペックスゴムの頂部までの距離がサイドウォール部の剛性を得るのに適度な値となるので、これにより、コーナリング等でのタイヤの挙動も安定させることができると共に、操縦安定性も良好とすることができる。
なお、標準リムのビードシートとビードコアとの離間距離を最適寸法に維持しつつ、BH/WHの値が0.11未満である場合には、ビードコアが小さくなり過ぎてしまい、タイヤがリムから外れる虞がある。
また、標準リムのビードシートとビードコアとの離間距離を最適寸法に維持しつつ、BH/WHの値が0.14より大きい場合には、ビードコアが必要以上に大きくなり過ぎてしまい、タイヤの重量が必要以上に増加するという問題が生じる。
さらに、(EH−BH)/(CH−BH)の値が0.11未満である場合には、カーカスの折り返し頂部とビードエペックスゴムの頂部との距離が長くなり過ぎてしまい、これによりサイドウォール部の剛性が不足し、操縦安定性に劣る結果となる。
また、(EH−BH)/(CH−BH)の値が0.30より大きい場合には、カーカスの折り返し頂部とビードエペックスゴムの頂部までの距離が短すぎてしまい、このカーカスの折り返し頂部とビードエペックスゴムの頂部との間でサイドウォール部の剛性が急激に変化するため、タイヤの挙動が唐突となり、また、操縦安定性にも劣る結果となる。
以上詳述したように、本発明の二輪車用空気入りタイヤによれば、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレースに適用すべく、非舗装路における走行性能及び操縦安定性能と舗装路における走行性能及び操縦安定性能とを両立させると共に、ブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を確保することが可能となる。
以下、本発明の一実施形態について、図を参照して説明する。なお、以下に説明する部材、構成、配置等は、本発明を限定するものではなく、本発明の趣旨に沿って各種改変することができることは勿論である。
はじめに、図1,図2を参照しながら本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10の構成について説明する。
本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10は、例えば、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレース用の自動二輪車に好適に用いられるものである。
本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10には、タイヤ周方向に沿って延びる左右一対の非伸張性のビードコア12が設けられると共に、この左右一対のビードコア12間にトロイダル状に跨るようにカーカス14が設けられている。
カーカス14は、ゴム被覆された高弾性テキスタイルコードからなるカーカスコード(不図示)を複数並列して形成されたカーカスプライ14Aの少なくとも1層(本例では2層)よりなり、カーカス14のタイヤ幅方向両端側の部分は、一対のビードコア12のそれぞれに内側から外側に巻き上げられるようにして係止されている。
カーカスプライ14Aに設けられたカーカスコード(不図示)は、引張破断強度が4.7cN/dtex以上で構成されると共に、タイヤ赤道面CLに対して0°〜35°の角度で配置されている。なお、カーカスコードとしては、レーヨン、ナイロン等が用いられる。
カーカスコードにレーヨンを用いた場合には、例えば、カーカスプライ14Aを2層とし、カーカスコードのタイヤ赤道面CLに対する傾斜角度を30°とすることができる。
また、カーカスコードにナイロンを用いた場合には、例えば、カーカスプライ14Aを1層とし、カーカスコードのタイヤ赤道面CLに対する傾斜角度を0°としたり、カーカスプライ14Aを2層とし、カーカスコードのタイヤ赤道面CLに対する傾斜角度を30°とすることができる。
そして、左右一対のビードコア12のタイヤ径方向外側には、断面三角形状をなすビードエペックスゴム16がそれぞれ配置されている。
カーカス14のタイヤ径方向外側には、トレッドゴム18が設けられており、これにより、本例の二輪車用空気入りタイヤ10にトレッド部20が構成されている。
トレッド部20の中央領域には、図2に示すように、トラクションを発揮させるための複数のラグ溝22が設けられている。このラグ溝22は、トラクションを有効に発揮するために、タイヤ幅方向に延びるように形成されている。
ラグ溝22が設けられたことによるトレッド部20のネガティブ率は、二輪車用空気入りタイヤ10がドライコンディション用である場合には、トレッド部20全体の平均で0%〜20%に設定され、二輪車用空気入りタイヤ10がウェットコンディション用である場合には、トレッド部20全体の平均で30%〜40%に設定される。
なお、本例のトレッド部20のネガティブ率には関連しないが、トレッド部20のショルダ領域には、トレッドゴム18の暖かまりを促進するための補助溝24が設けられている。
そして、図1に示すように、カーカス14のタイヤ軸方向外側には、サイドゴム26が設けられており、これにより、本例の二輪車用空気入りタイヤ10にサイドウォール部28が構成されている。
カーカス14とトレッドゴム18との間には、ゴム被覆された非伸張性高弾性テキスタイルコードからなるベルトコード(不図示)を複数並列して形成されたベルトプライ30Aの少なくとも2層(本例では2層)よりなるクロスベルト30が設けられている。このクロスベルト30は、トレッド部20の幅と略等しくなるようにトレッド部20に沿って配置されている。
クロスベルト30のベルトコード(不図示)は、引張破断強度が6.3cN/dtex以上で構成されると共に、タイヤ赤道面CLに対して55°〜70°の角度で配置されている。なお、ベルトコードとしては、ケブラー等が用いられる。
ベルトコードにケブラーを用いた場合には、例えば、ベルトプライ30Aを2層とし、ベルトコードのタイヤ赤道面CLに対する傾斜角度を57°、60°、63°等とすることができる。
そして、本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10では、二輪車用空気入りタイヤ10を標準リム40に装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるトレッド部20におけるタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRと、タイヤ最大幅SWと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってタイヤ径方向最外位置までのタイヤセクションハイトSHとの関係が、CR=50mm〜100mm…(A)、CR/SW=0.38〜0.50…(B)、SH/SW=0.60〜0.85…(C)を満足するように寸法設定されている。
このとき、CR/SWの値が約0.50であると非舗装路性能に有効であり、SH/SWの値は上記範囲内で数値が大きいほど、非舗装路性能に有効である。
また、本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10では、タイヤセクションハイトSHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってトレッド端20Bまでの高さWHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってカーカス14の折り返し頂部14Bまでの高さCHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってビードエペックスゴム16の頂部16Aまでの高さEHとの関係が、WH/SH=0.38〜0.55…(D)、CH/WH=0.55〜0.90…(E)、EH/WH=0.18〜0.35…(F)を満足するように寸法設定されている。
このとき、WH/SHの値が約0.50であると舗装路性能に有効であり、EH/WHの値は上記範囲内で数値が小さいほど、舗装路性能に有効である。
さらに、本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10では、二輪車用空気入りタイヤ10を標準リム40に装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってビードコア12の頂部12Aまでの高さBH(ただし、標準リム40のビードシート42とビードコア12との離間距離を最適寸法に維持する)と、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってトレッド端20Bまでの高さWHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってカーカス14の折り返し頂部14Bまでの高さCHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿って前記ビードエペックスゴム16の頂部16Aまでの高さEHとの関係が、BH/WH=0.11〜0.14…(G)、(EH−BH)/(CH−BH)=0.11〜0.30…(H)を満足するように寸法設定されている。
なお、上記規定内圧とは下記規格に記載されている適用サイズにおける単輪の最大荷重(最大負荷能力)に対応する空気圧のことである。
そして、規格とは、タイヤが生産又は使用される地域に有効な産業規格によって決められている。
例えば、アメリカ合衆国では、”The Tire and Rim Association Inc. のYear Book"であり、欧州では”The European Tire and Rim Technical OrganizationのStandards Manual" であり、日本では日本自動車タイヤ協会の”JATMA Year Book"に規定されているものである。
また、ビードベースラインBLとは、図1で示されるように、タイヤセクションハイト(タイヤ断面高さ)SHを測定する際のビード部32側の基準線のことである。
次に、本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10の作用効果について説明する。
本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10では、上述のように、カーカスプライ14Aに設けられたカーカスコードの引張破断強度が4.7cN/dtex以上で、このカーカスコードがタイヤ赤道面CLに対して0°〜35°の角度で配置され、且つ、ベルトプライ30Aに設けられたベルトコードの引張破断強度が6.3cN/dtex以上で、このベルトコードがタイヤ赤道面CLに対して55°〜70°の角度で配置されている。
そして、本実施形態のように、上記構成からなる二輪車用空気入りタイヤ10を標準リム40に装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるトレッド部20におけるタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRと、タイヤ最大幅SWと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってタイヤ径方向最外位置までのタイヤセクションハイトSHとの関係が、CR=50mm〜100mm…(A)、CR/SW=0.38〜0.50…(B)、SH/SW=0.60〜0.85…(C)、を満足するように構成されていると、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適とすることができる。
これにより、舗装路面に関しては、路面に対する十分な摩擦力を確保できるので、舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を、従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤに比して向上させると共に、従来のロードレース用の空気入りタイヤと同等とすることが可能となる。
また、これと同時に、トレッド部20の接地面圧を最適とすることにより、舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を、従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤに比して向上させると共に、従来のロードレース用の空気入りタイヤと同等とすることが可能となる。
さらに、非舗装路面に関しては、土中への食い込み量(=ダートグリップ力)を十分に確保できるので、非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を、従来のロードレース用の空気入りタイヤに比して向上させると共に、従来のモトクロスレース用の空気入りタイヤと同等とすることが可能となる。
このように、本実施形態によれば、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレースに適用すべく、非舗装路と舗装路とにおける走行性能及び操縦安定性能を両立させることが可能となると共に、ブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を確保することが可能となる。
なお、上述のタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが50mm未満である場合には、タイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過小となる。このため、トレッド部20の中央領域の接地面圧が過大となり、舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る結果となる。
また、タイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過小となることにより、舗装路面に対する十分な摩擦力を確保できなくなり、舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
さらに、上述のタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが100mmより大きい場合には、タイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過大となる。このため、トレッド部20の中央領域の接地面圧が過小となり、非舗装路面での土中への食い込み量(=ダートグリップ力)が不足することにより非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
また、CR/SWの値が0.38未満である場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過小となる。このため、トレッド部20の中央領域の接地面圧が過大となり、特に舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る結果となる。
また、CR/SWの値が0.50より大きい場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過大となる。このため、トレッド部20の中央領域の接地面圧が過小となり、特には非舗装路面での土中へのエッジ効果不足、路面に対する接地圧不足によってダートグリップ力が不足し、非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
また、SH/SWの値が0.60未満である場合、すなわち、サイドウォール部28の剛性(サイドウォール部28の高さに依存し、高さが低ければ相対的に高剛性となる)を維持しようとした場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過小となる。このため、トレッド部20の中央領域の接地面圧が過大となり、特には舗装路面での耐久性(耐熱性、耐摩耗性)に劣る結果となる。
また、SH/SWの値が0.85より大きい場合には、相対的にタイヤクラウンセンター部20Aの曲率半径CRが過大となる。このため、トレッド部20の中央領域の接地面圧が過小となり、特には非舗装路面での土中へのエッジ効果不足、路面に対する接地圧不足によってダートグリップ力が不足し、非舗装路面における走行性能及び操縦安定性能を確保することが困難となる。
そして、本実施形態のように、上記構成からなる二輪車用空気入りタイヤ10において、トレッド部20のネガティブ率をトレッド部20全体の平均で0%〜20%に設定すると、接地面積が十分に確保されるので、ドライコンディションの路面において高いグリップ力を発揮することができる。
従って、このように構成した二輪車用空気入りタイヤ10は、ドライコンディション用タイヤとして好適に用いることができる。
なお、トレッド部20のネガティブ率をトレッド部20全体の平均で20%よりも大きく設定すると、トレッド部20における陸部の面積が過小となり、トレッド部20の耐摩耗性等の耐久性に劣る結果となる。
また、本実施形態のように、上記構成からなる二輪車用空気入りタイヤ10において、トレッド部20のネガティブ率をトレッド部20全体の平均で30%〜40%に設定すると、トレッド部20の排水溝容積が十分に確保されるので、ウェットコンディションの路面において高いグリップ力を発揮することができる。
従って、このように構成した二輪車用空気入りタイヤ10は、ウェットコンディション用タイヤとして好適に用いることができる。
なお、トレッド部20のネガティブ率をトレッド部20全体の平均で30%よりも小さく設定すると、トレッド部20における排水溝容積が過小となり、耐ウェット性能に劣る結果となる。
また、トレッド部20のネガティブ率をトレッド部20全体の平均で40%よりも大きく設定すると、トレッド部20における陸部の面積が過小となり、トレッド部20の耐摩耗性等の耐久性に劣る結果となる。
そして、本実施形態のように、上記構成からなる二輪車用空気入りタイヤ10を標準リム40に装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるタイヤセクションハイトSHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってトレッド端20Bまでの高さWHとの関係が、WH/SH=0.38〜0.55…(D)を満足するようにすると、サイドウォール部28の高さがサイドウォール部28の剛性を得るのに適度な値となる。
これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することができ、また、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)も良好とすることができる。
また、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってトレッド端20Bまでの高さWHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってカーカス14の折り返し頂部14Bまでの高さCHとの関係が、CH/WH=0.55〜0.90…(E)を満足するようにすると、カーカス14をビードコア12に折り返した折り返し部によるサイドウォール部28の補強効果が適度に発揮される。
これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することができ、また、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)も良好とすることができる。
さらに、サイドウォール部28については、カーカス14の折り返し頂部14Bからトレッド端20Bにかけてのフレキシブルゾーンも十分に確保されるので、コーナリング等でのタイヤの挙動も安定させることができる。
また、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってトレッド端20Bまでの高さWHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってビードエペックスゴム16の頂部16Aまでの高さEHとの関係が、EH/WH=0.18〜0.35…(F)を満足するようにすると、ビードエペックスゴム16によるビード部32の補強効果が適度に発揮される。
これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することができ、また、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)も良好とすることができる。
なお、WH/SHの値が0.38未満である場合には、サイドウォール部28の高さが低くなり過ぎてしまい、サイドウォール部28のフレキシブルゾーンが不足するため、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することが不可となり、また、これと同時に、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)に劣る結果となる。
また、WH/CHの値が0.55より大きい場合には、サイドウォール部28の高さが高くなり過ぎてしまい、サイドウォール部28の剛性を十分に確保することができず、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することが不可となる。
さらに、CH/WHの値が0.55未満である場合には、カーカス14をビードコア12に折り返した折り返し部によるサイドウォール部28の補強効果が適度に発揮されず、これにより、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することが不可となる。
また、CH/WHの値が0.90より大きい場合には、カーカス14をビードコア12に折り返した折り返し部によるサイドウォール部28の補強効果が過大となるため、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することが不可となり、また、これと同時に、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)に劣る結果となる。
さらに、サイドウォール部28については、カーカス14の折り返し頂部14Bからトレッド端20Bにかけてのフレキシブルゾーンが過小となるため、コーナリング等でのタイヤの挙動が唐突となる。
また、EH/WHの値が0.18未満である場合には、ビードエペックスゴム16の高さが足りないことによりビード部32の剛性が不充分となり、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することが不可となる。
また、EH/WHの値が0.35より大きい場合には、ビードエペックスゴム16の高さが高くなり過ぎてしまい、サイドウォール部28のうちタイヤ最大幅部からビード部32にかけての剛性が過大となるため、非舗装路面及び舗装路面の両路面におけるトレッド部20の接地面圧を最適に維持することが不可となり、また、これと同時に、舗装路での路面からの凹凸吸収性(耐チャタリング性)に劣る結果となる。
そして、本実施形態のように、上記構成からなる二輪車用空気入りタイヤ10を標準リム40に装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってビードコア12の頂部12Aまでの高さBH(ただし、標準リム40のビードシート42とビードコア12との離間距離を最適寸法に維持する)と、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってトレッド端20Bまでの高さWHとの関係が、BH/WH=0.11〜0.14…(G)を満足するようにすると、ビードコア12の大きさが必要最小限の範囲で確保されるので、これにより、タイヤがリムから外れることを防止できると共に、重量の増加も抑制することができる。
また、標準リム40に装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測されるビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってビードコア12の頂部12Aまでの高さBH(ただし、標準リム40のビードシート42とビードコア12との離間距離を最適寸法に維持する)と、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってカーカス14の折り返し頂部14Bまでの高さCHと、ビードベースラインBLからタイヤ径方向に沿ってビードエペックスゴム16の頂部16Aまでの高さEHとの関係が、(EH−BH)/(CH−BH)=0.11〜0.30…(H)を満足するようにすると、カーカス14の折り返し頂部14Bとビードエペックスゴム16の頂部16Aまでの距離がサイドウォール部28の剛性を得るのに適度な値となる。
これにより、コーナリング等でのタイヤの挙動も安定させることができると共に、操縦安定性も良好とすることができる。
なお、標準リム40のビードシート42とビードコア12との離間距離を最適寸法に維持しつつ、BH/WHの値が0.11未満である場合には、ビードコア12が小さくなり過ぎてしまい、タイヤがリムから外れる虞がある。
また、標準リム40のビードシート42とビードコア12との離間距離を最適寸法に維持しつつ、BH/WHの値が0.14より大きい場合には、ビードコア12が必要以上に大きくなり過ぎてしまい、タイヤの重量が必要以上に増加するという問題が生じる。
さらに、(EH−BH)/(CH−BH)の値が0.11未満である場合には、カーカス14の折り返し頂部14Bとビードエペックスゴム16の頂部16Aとの距離が長くなり過ぎてしまい、これによりサイドウォール部28の剛性が不足し、操縦安定性に劣る結果となる。
また、(EH−BH)/(CH−BH)の値が0.30より大きい場合には、カーカス14の折り返し頂部14Bとビードエペックスゴム16の頂部16Aまでの距離が短すぎてしまい、このカーカス14の折り返し頂部14Bとビードエペックスゴム16の頂部16Aとの間でサイドウォール部28の剛性が急激に変化するため、タイヤの挙動が唐突となり、また、操縦安定性にも劣る結果となる。
以上詳述したように、本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤ10によれば、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレースに適用すべく、非舗装路における走行性能及び操縦安定性能と舗装路における走行性能及び操縦安定性能とを両立させると共に、ブロックの耐久性(耐熱性、耐摩耗性)を確保することが可能となる。
次に、本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤの性能評価について説明する。
本発明の効果を確かめるために、本発明を適用した本実施例に係る二輪車用空気入りタイヤと、比較例に係る二輪車用空気入りタイヤについて性能評価を行う。
性能評価は、各空気入りタイヤについて、舗装路高速直進安定性と、舗装路高速旋回安定性と、非舗装路旋回安定性の各性能評価(いずれもフィーリング評価)を行い、本実施例に係る二輪車用空気入りタイヤと比較例に係る二輪車用空気入りタイヤの各性能を比較する。
評価値は大きいほど舗装路高速旋回安定性に優れることを表す。
なお、本実施例に係る二輪車用空気入りタイヤは四種類用意し、比較例に係る二輪車用空気入りタイヤは二種類用意する。表1には、本実施例に係る二輪車用空気入りタイヤと比較例に係る空気入りタイヤの詳細を示す。
実施例1及び実施例2に係る自動二輪車には、本発明が適用された125/600R17のサイズの二輪車用空気入りタイヤをフロントのみに装着し、試験リムには、MT3.50×17のサイズのものを用いる。
また、実施例3及び実施例4に係る自動二輪車には、本発明が適用された125/600R16.5のサイズの二輪車用空気入りタイヤをフロント及びリアに装着し、試験リムには、MT3.50×16.5のサイズのものを用いる。
この実施例1乃至実施例4に係る二輪車用空気入りタイヤには、上述の本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤの構成が適用されている。
比較例1に係る自動二輪車には、図3,図4に示す二輪車用空気入りタイヤ50(サイズ:80/100R21)をフロントのみに装着し、試験リムには、MT1.60×21のサイズのものを用いる。
比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤ50は、図3に示されるように、本発明が適用された二輪車用空気入りタイヤからクロスベルトを省いた構成となっており、二輪車用空気入りタイヤを構成する基本的な部材の構成は実施例1乃至実施例4に係る二輪車用空気入りタイヤと同一となっている(ただし各部寸法については表1に示す通り異なる)。
なお、比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤにおいて、実施例1乃至実施例4に係る二輪車用空気入りタイヤと同一機能の部材については同一符号を用い、その説明を省略する。
比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤ50では、図4に示されるように、トレッド部20に複数のブロック52が形成されており、そのネガティブ率はトレッド部全体の平均で80%に設定されている。
さらに、比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤでは、表1に示されるように、カーカスコードにポリエステル(引張破断強度:cN/dtex)が用いられ、また、カーカスコードのタイヤ赤道面に対する傾斜角度が40°となっており、この点において本発明の数値範囲外となっている。
また、比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤでは、表1に示されるように、CRの値は本発明の数値範囲内であるものの、CR/SW、SH/SW、WH/SH、CH/WH、EH/WH、BH/WH、(EH−BH)/(CH−BH)及びトレッド部のネガティブ率が本発明の数値範囲外となっている。
比較例2に係る自動二輪車には、実施例1及び実施例2と同様に、125/600R17のサイズの二輪車用空気入りタイヤをフロントのみに装着し、試験リムには、MT3.50×17のサイズのものを用いる。
また、比較例2に係る二輪車用空気入りタイヤは、表1に示されるように、EH/WHの値のみが本発明の数値範囲外となっている。
さらに、比較例2に係る二輪車用空気入りタイヤでは、スリックタイヤが採用されているため、トレッド部のネガティブ率は、トレッド部全体の平均で0%に設定されている。
なお、実施例1乃至実施例4、比較例1及び比較例2に係る二輪車用空気入りタイヤの内圧は、いずれも150kPaとする。
Figure 0004616047
本実施例に係る二輪車用空気入りタイヤと比較例に係る二輪車用空気入りタイヤの各性能評価を行った結果を表2に示す。
Figure 0004616047
表2の結果より、比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤは、非舗装路旋回安定性において優れるものの、舗装路高速直進安定性及び舗装路高速旋回安定性に劣る結果となった。
従って、比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤは、非舗装路における操縦安定性能には優れるが、舗装路における走行性能及び操縦安定性能には劣るため、非舗装路における操縦安定性能と舗装路における走行性能及び操縦安定性能とが両立されていないと言える。
また、比較例2に係る二輪車用空気入りタイヤは、舗装路高速直進安定性及び舗装路高速旋回安定性において優れるものの、非舗装路旋回安定性に劣る結果となった。
従って、比較例2に係る二輪車用空気入りタイヤは、舗装路における走行性能及び操縦安定性能には優れるが、非舗装路における操縦安定性能には劣るため、非舗装路における操縦安定性能と舗装路における走行性能及び操縦安定性能とが両立されていないと言える。
これに対して、実施例4の二輪車用空気入りタイヤが非舗装路旋回安定性においてやや劣るものの、本発明が適用された実施例1乃至実施例3に係る二輪車用空気入りタイヤは、非舗装路旋回安定性、舗装路高速直進安定性及び舗装路高速旋回安定性のいずれも優れる結果となった。
従って、実施例1乃至実施例3に係る二輪車用空気入りタイヤは、非舗装路における操縦安定性能と舗装路における走行性能及び操縦安定性能とが両立されており、モータサイクルレースの新カテゴリーであるスーパーモタードレースに好適に用いることができるタイヤであると言える。
図1は本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤの構成を示す断面図である。 図2は本実施形態に係る二輪車用空気入りタイヤのトレッド部を示す図である。 図3は比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤの構成を示す断面図である。 図4は比較例1に係る二輪車用空気入りタイヤのトレッド部を示す図である。
符号の説明
10 二輪車用空気入りタイヤ
12 ビードコア
12A 頂部
14 カーカス
14A カーカスプライ
14B 折り返し頂部
16 ビードエペックスゴム
16A 頂部
18 トレッドゴム
20 トレッド部
20A タイヤクラウンセンター部
20B トレッド端
26 サイドゴム
28 サイドウォール部
30 クロスベルト
30A ベルトプライ
40 標準リム
BL ビードベースライン

Claims (4)

  1. タイヤ周方向に沿って延びる左右一対のビードコアと、
    前記左右一対のビードコア間にトロイダル状に跨ると共にタイヤ幅方向両端側の部分が前記左右一対のビードコアのそれぞれに折り返されて係止され、ゴム被覆されたカーカスコードを複数並列して形成されたカーカスプライの少なくとも1層よりなるカーカスと、
    前記カーカスのタイヤ径方向外側に設けられてトレッド部を構成するトレッドゴムと、
    前記カーカスのタイヤ軸方向外側に設けられてサイドウォール部を構成する左右一対のサイドゴムと、
    前記カーカスと前記トレッドゴムとの間に設けられると共に、ゴム被覆されたベルトコードを複数並列して形成されたベルトプライの少なくとも2層よりなるクロスベルトと、
    を備えた二輪車用空気入りタイヤにおいて、
    前記カーカスコードは、引張破断強度が4.7cN/dtex以上で構成されると共に、タイヤ赤道面に対して0°〜35°の角度で配置され、
    前記ベルトコードは、引張破断強度が6.3cN/dtex以上で構成されると共に、タイヤ赤道面に対して55°〜70°の角度で配置され、
    標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測される前記トレッド部におけるタイヤクラウンセンター部の曲率半径CRと、タイヤ最大幅SWと、ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってタイヤ径方向最外位置までのタイヤセクションハイトSHとの関係が、
    CR=50mm〜100mm………(A)
    CR/SW=0.38〜0.50…(B)
    SH/SW=0.60〜0.85…(C)
    を満足し、且つ、
    前記左右一対のビードコアのタイヤ径方向外側には、断面三角形状をなすビードエペックスゴムがそれぞれ配置され、
    前記タイヤセクションハイトSHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記カーカスの折り返し頂部までの高さCHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記ビードエペックスゴムの頂部までの高さEHとの関係が、
    WH/SH=0.38〜0.55…(D)
    CH/WH=0.55〜0.90…(E)
    EH/WH=0.18〜0.35…(F)
    を満足することを特徴とする二輪車用空気入りタイヤ。
  2. 前記トレッド部のネガティブ率は、前記トレッド部全体の平均で0%〜20%に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッド部のネガティブ率は、前記トレッド部全体の平均で30%〜40%に設定されていることを特徴とする請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記左右一対のビードコアのタイヤ径方向外側には、断面三角形状をなすビードエペックスゴムがそれぞれ配置され、
    標準リムに装着し、規定内圧を充填した無負荷状態で計測される前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記ビードコア頂部までの高さBHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿ってトレッド端までの高さWHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記カーカスの折り返し頂部までの高さCHと、前記ビードベースラインからタイヤ径方向に沿って前記ビードエペックスゴムの頂部までの高さEHとの関係が、
    BH/WH=0.11〜0.14……………………………(G)
    (EH−BH)/(CH−BH)=0.11〜0.30…(H)
    を満足することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の二輪車用空気入りタイヤ。
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