JP4615965B2 - 通信システム、該通信システムを有する情報処理装置及び制御 - Google Patents

通信システム、該通信システムを有する情報処理装置及び制御 Download PDF

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Description

本発明は通信システムに関し、特に情報処理装置や制御装置内の高速な通信を可能にする通信システム、及びその通信システムを組み込んだ制御装置及び情報処理システムに関する。
制御装置内の通信路、特にマイクロプロセッシングユニットと周辺IOとの通信に関して従来からSPI(Serial Peripheral Interface)という通信規格、方式があった。SPIを使用した周辺IO(出力ドライバ)の例は、Data Sheet TLE4230 GP, Infineon Technologies AG, Bereichs Kommunikation (28 August, 2000)等にある。また、クロックに同期してシリアルデータを伝送する従来技術としては特開昭61−166244号公報の図15に開示されている。
Data Sheet TLE4230 GP, Infineon Technologies AG, Bereichs Kommunikation (28 August, 2000) 特開昭61−166244号公報
SPIは、マスタを固定として通信に先立つアービトレーションが不要な上、通信の相手をチップセレクト信号で指定する方式により、簡単なハードウェア、ソフトウェアで実現可能な優れた方式である。すなわちSPIは、スレーブノードの選択信号(チップセレクト信号)によりスレーブノードを選択し、マスタノードとその選択されたスレーブノードとの間において、マスタノードからスレーブノードへの伝送(送信)及びスレーブノードからマスタノードへの伝送(受信)を同時に行う。しかしSPIは、マイクロプロセッシングユニットと周辺IOとの通信を前提にしているため、1対1通信しかサポートしておらず、1対多、即ちブロードキャストには対応していない。SPIによりブロードキャストを実現しようとして複数のスレーブノードへのチップセレクト信号をアクティブにすると、スレーブノードではマスタからの送信信号は受信できるが、複数のスレーブノードが信号をマスタに送ろうとして信号が衝突するという弊害が発生する。
制御の分野で広く導入されている自律分散の概念では、制御を司るノードが情報を共有することがポイントである。したがって、情報共有のためにはブロードキャスト機能が必要である。また、マイクロプロセッシングユニットと周辺IOではなく複数のマイクロプロセッシングユニット間の通信を考えた場合にはやはりブロードキャスト機能の必要性があることはいうまでもない。特開昭61−166244号公報の図15に記載されている方法によれば、信号RQI1,RQI2をアクティブにすることによりブロードキャストが可能であるように見えるが、スレーブCPUが個別に信号RQO(マスタCPUでは信号RQO1,RQO2)を出力するため、スレーブCPUからマスタCPUへのシリアル信号SOが衝突する畏れがある。
さらに上記従来技術は、マイクロプロセッサによる処理の高速化という観点でさらに考慮が必要である。従来技術によれば、受信データを得るためには通信インタフェースを起動しなければならず、しかも通信インタフェースはマイクロプロセッサの動作速度に比べて格段にデータ転送速度が低く、データ転送に長時間を要する。近年のマイクロプロセッサ技術は目覚しく、1GHzを超えるプロセッサも出現している。これに対して半導体チップ間のデータ転送速度は10MHz〜100MHz程度が限界で、マイクロプロセッサの動作に比べて1〜2桁程度遅い。したがってマイクロプロセッサによる処理に受信データが必要となってから通信インタフェースを起動していては、受信動作が終了するまでマイクロプロセッサは次の演算に移れず、高速化の上の隘路となる。
また従来技術では、受信するためには必ず送信もしなければならないため、バックウランドで受信することができない。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、従来技術の簡便さという特徴を活かしながらブロードキャスト機能を実現する通信システムを提供することを第1の目的とする。本発明は、マイクロプロセッサの高速化の隘路とならない高性能マイクロプロセッサに好適な通信システムを提供することを第2の目的とする。また、本発明は、データを受信する際に送信が必須でない通信インタフェースを提供することを第3の目的とする。
上記第1、第3の目的を達成するために、本発明では、スレーブノードの選択信号(チップセレクト信号)に加えて送信、受信のいずれかの動作のみを選択するための信号を出力する。すなわち、マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かと通信の方向とを示す通信選択信号群を、マスタノードからスレーブノードに対して出力する。
通信選択信号群のエンコードの方法には種々考えられるが、大きく以下の2つの方法に分けられる。
(1) 送信動作、受信動作それぞれにスレーブノードの選択信号(チップセレクト信号)を設ける方法
(2) スレーブノードの選択信号(チップセレクト信号)に加えて、通信の方向を示す選択信号を設ける方法
(a) 例1
通信の方向を示す選択信号=L:受信動作
通信の方向を示す選択信号=H:送信・受信同時動作
(b) 例2
通信の方向を示す選択信号=L:送信動作
通信の方向を示す選択信号=H:送信・受信同時動作
(c) 例3
通信の方向を示す選択信号=L:送信動作
通信の方向を示す選択信号=H:受信動作
(d) 例4
通信の方向を示す選択信号=(H、L):送信動作
通信の方向を示す選択信号=(L,H):受信動作
通信の方向を示す選択信号=(H,H):送信・受信同時動作
これらの方法のうち(1)の方法はスレーブノード毎に独立して通信の方向を選択できるので最も自由度が高い。
前記(1)の方法に基づく本発明による通信システムは、1つのマスタノードと複数のスレーブノードを有し、マスタノードとスレーブノードとの間で通信を行う通信システムであり、マスタノードは、複数のスレーブノードにクロック信号を出力するクロック送信手段と、複数のスレーブノードの各々に対して、当該マスタノードからの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号を出力する手段と、複数のスレーブノードの各々に対して、同時に最大で1つのスレーブノードを選択するようにして、当該マスタノードへの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第2の選択信号を出力する手段と、クロック信号に同期して複数のスレーブノードに向けて伝送データを出力する手段と、クロックに同期してスレーブノードからの伝送データを取り込む手段とを備える。
複数のスレーブノードの各々は、第1の選択信号が当該スレーブノードを選択しているときクロック信号に同期して前記マスタノードから出力された伝送データを取り込む手段と、第2の選択信号が当該スレーブノードを選択しているときクロック信号に同期して前記マスタノードに伝送データを出力する手段とを備える。
本発明による制御装置は、1つのマスタノードと、複数のスレーブノードと、スレーブノードにスイッチ手段を介して接続されたアクチュエータと、マスタノードとスレーブノードとの間で通信を行う通信システムとを含み、マスタノードからの指令によってアクチュエータを制御する制御装置であり、上記したマスタノードとスレーブノードを備える。
また、本発明による情報処理システムは、マイクロプロセッサを有し情報処理を行う1つのマスタノードと、それぞれがマイクロプロセッサを有して情報処理を行う複数のスレーブノードと、マスタノードとスレーブノードとの間で通信を行う通信システムとを含む情報処理システムであり、上記したマスタノードとスレーブノードを備える。
本発明によれば、マスタノードからの送信信号を複数のスレーブノードが受信でき、かつスレーブノードが出力するマスタノードにとっての受信信号の衝突が発生しない。つまり、ブロードキャスト機能を実現することができる。また本発明によれば、送信機能と受信機能を単独で動作させることができる。
さらに本発明では、上記第2の目的を達成するために、通信インタフェースの受信機能の動作を予め周期的に起動させ、受信データをメモリに転送しておく。したがって本発明により、マイクロプロセッサによる処理が受信データを必要となったときには、予めメモリに転送された受信データを読み込むことにより直ちに処理を続行することができ、受信データの転送時間によりマイクロプロセッサの処理の高速性を損ねることがなくなり、性能向上を図ることができる。
本発明によれば、マスタノードからの送信信号を複数のスレーブノードが受信でき、かつスレーブノードが出力するマスタノードにとっての受信信号の衝突が発生しないため、ブロードキャスト機能を実現することができる。また、送信機能と受信機能を単独で動作させることができる。さらに、本発明によれば、マイクロプロセッサによる処理に受信データが必要となったときには、予めメモリに転送された受信データを読み込むことにより処理を続行することができ、性能向上を図ることができる。
以下に本発明の実施例について図に基づいて説明を加える。
図1は、本発明による通信システムの基本的な原理を示す図である。マスタノード100はスレーブノード200−1〜200−nに信号線(SCLK10、TXD11、RXD12、通信選択信号群18)で接続している。TXD11はマスタノード(メインプロセッサ)100からスレーブノード(I/Oプロセッサ)200−1〜200−nへの送信信号、RXD12はスレーブノード(I/Oプロセッサ)200−1〜200−nのいずれかからマスタノード(メインプロセッサ)100への受信信号である。SCLK10はTXD11、RXD12を転送するクロックを示し、例えばSCLK10の立上がりエッジでTXD11、RXD12が出力され、SCLK10の立下りエッジでTXD11、RXD12がラッチされる。あるいはその逆に、SCLK10の立下がりエッジでTXD11、RXD12が出力され、SCLK10の立上がりエッジでTXD11、RXD12がラッチされる。
通信選択信号群18は、個々のスレーブノード200−1〜200−nがマスタノード100との信号伝送の相手方として選択されているか否か、及び通信の方向を示す選択信号である。TXD11の送り先、RXD12を出力できるスレーブノード等は通信選択信号群18によって指定される。通信選択信号群18による指定の方法は、図2〜図8に示す実施例に例示する。
図2は、通信選択信号群18がTXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)からなる実施例である。マスタノード100はスレーブノード200−1〜200−nに信号線(SCLK10、TXD11、RXD12、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n))で接続している。なお、信号名に後置している#は当該信号がアクティブロー、即ちLのときに有効な信号であることを示している。
TTL(Transistor-Transistor Logic)レベルの論理回路ではLと認識するためのしきい(スレッショールド)値が低いため、電気的ノイズにより誤ってLと認識されることが少ない。この性質を利用して、ストローブ信号、チップセレクト信号などには耐ノイズ性を高めるために本実施例のようにアクティブロー信号を使用することが一般的である。もしHレベルと認識するためのしきい(スレッショールド)値が通常より高い論理回路を使用する場合、または耐ノイズ性に特に注意を払わなくともよい場合にはアクティブハイ、即ちHのときに有効な信号を使用することも可能である。以下本明細書では、チップセレクト信号にアクティブロー信号を使用した実施例を記載することにする。
TXD11はマスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの送信信号、RXD12はスレーブノード200−1〜200−nのいずれかからマスタノード100への受信信号である。
TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)は送信信号TXD11についてのチップセレクト信号で、送信信号TXD11が対応するスレーブノードに対するものであることを示す。例えばTXCS1#(13−1)が有効(L)であるときには、送信信号TXD11がスレーブノード200−1に対するものであることを示す。なお、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)のうち複数の信号が有効(L)であっても構わない。
RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)は受信信号RXD12についてのチップセレクト信号で、対応するスレーブノードがRXD12を出力することを示す。例えば、RXCS1#(14−1)が有効(L)であるときには、スレーブノード200−1のみがRXD12を出力することを示す。なお、複数のスレーブノードが同時にRXD12を出力すると信号が衝突するので、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)のうち複数の信号が有効(L)となってはならない。
図3に、図2に示した通信システムの動作例を示す。本実施例ではTXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)は全てON(L)となり、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)のうちRXCSn#(14−n)のみがON(L)となり、ほかがOFF(H)となっている。このときTXD11は全てのスレーブノード200−1〜200−nに対するものであり、スレーブノード200−nのみがRXD12を出力することを示している。したがって、本実施例によればマスタノード100から全てのスレーブノード200−1〜200−nに一斉に情報を伝達することができ、同時に特定のスレーブノード200−nからの信号を受信することができる。
図4に、本発明のTXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)の設定方法と通信動作を示す。なお、ONはアクティブ(L)、OFFはインアクティブ(H)であることを示す。
まず、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)は、case 1〜8に示すように任意の組み合わせが可能である。RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)は、case 9〜16に示すように最大でもいずれか1つのみがONとなる組み合わせのみが可能であり、複数がONとなる組み合わせはスレーブからの信号が衝突するために禁止される。
またcase 17に示すように、マスタノードからスレーブノードにデータを転送するだけで、スレーブノードからマスタノードにデータを転送しないということも可能であり、その逆にcase 18に示すように、スレーブノードからマスタノードにデータを転送するだけで、マスタノードからスレーブノードにデータを転送しないことも可能である。またcase 19に示すように、全てのスレーブノードにマスタノードからデータを転送しながら特定のスレーブノードからマスタノードにデータを転送することも可能である。Case 20に示すように、従来と同様に、同一のスレーブノードを対象にデータを交換することも可能であり、case 21に示すように、マスタノードからデータを転送するスレーブノードとは異なるスレーブノードからデータを転送することも可能である。
図5は、通信選択信号群18が信号線CS1#(15−1)〜CSn#(15−n)とT/TR#(16)からなる実施例である。信号線CS1#(15−1)〜CSn#(15−n)は対応する各スレーブノードについてのチップセレクト信号であり、本実施例ではアクティブローの論理をとっているのでLのときに有効で、対応するスレーブノードがマスタノードとの通信の相手として選択されていることを示す。信号線T/TR#(16)は通信の方向を示す信号で、Hレベルのときにはマスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの伝送(送信)が有効であることを示し、Lレベルのときにはマスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの伝送(送信)及びスレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信)が有効であることを示す。
これら2つの信号によりマスタノード100とスレーブノード200−1〜200−nとの間の通信は、図6に示すように制御される。Case 1〜8に示すように、T/TR#(16)がT即ちLレベルであるときには、マスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの伝送(送信)のみが有効である。このときには任意の複数のスレーブノードへの転送が可能である。また、case 9〜16に示すように、T/TR#(16)がTR#即ちLである場合には、スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信)が競合しないようにひとつのスレーブノード200−iしか通信の相手方として選択できない。
図7は、通信選択信号群18が信号線CS1#(15−1)〜CSn#(15−n)とR/TR#(17)からなる実施例である。信号線CS1#(15−1)〜CSn#(15−n)は対応する各スレーブノードについてのチップセレクト信号で、本実施例ではアクティブローの論理ととっているので、Lのときに有効で対応するスレーブノードがマスタノードとの通信の相手として選択されていることを示す。信号線R/TR#(17)は通信の方向を示す信号で、Hレベルのときにはスレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信)が有効であることを示し、Lレベルのときにはマスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの伝送(送信)及びスレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信)が有効であることを示す。
これら2つの信号によりマスタノード100とスレーブノード200−1〜200−nとの間の通信は図8に示すように制御される。case 1〜8に示すようにR/TR#(17)がR即ちHレベルであるときには、スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信))のみが有効である。また、case 9〜16に示すように、R/TR#(17)がTR#即ちLである場合には、マスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの伝送(送信)及びスレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信)が有効である。何れの場合でもスレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100への伝送(受信)が競合しないようにひとつのスレーブノード200−iしか通信の相手方として選択できない。
図9は、スレーブノードの構成例を示す図である。本例のスレーブノード200−iは、シリアル/パラレル変換器201とパラレル/シリアル変換器202を備えている。シリアル/パラレル変換器201は、TXCSi#が有効(L)であるときに、シリアルデータとして送られてきたTXD11をSCLK10にしたがってパラレルデータ204に変換する。パラレル/シリアル変換器202はRXCSi#が有効(L)であるときに、パラレルデータ205をSCLK10にしたがってシリアルデータに変換し、RXD12として出力する。また、状態遷移監視器203を有してもよい。状態遷移監視器203は、TXCSi#が連続して有効(L)である期間に入力されたSCLK10の数を計数し、所定の数であるときに監視結果206として“OK”を出力する。
図10は、スレーブノードの他の構成例を示す図である。本実施例のスレーブノード200−iは、MPU(Micro-processing Unit)210を有する。シリアル/パラレル変換器201でパラレルデータ204に変換された受信データは、状態遷移監視器203の監視結果206に基づき、所定の数のSCLK10が到来したときにバッファ207に記憶される。バッファ207に記憶されたデータはバス209を介して、MPU210の要求にしたがってMPU210に読み出される。一方、送信データは、バス209を介してMPU210によりバッファ208に書き込まれ、パラレルデータ205としてパラレル/シリアル変換器202に入力され、シリアルデータに変換され、RXD12として出力される。また、スレーブノード200−iの内部または外部に図示しない記憶装置を持ち、マスタノードと複数のスレーブノード200−1〜200−n間を本発明の提供する通信システムあるいは通信路で結ぶことにより、特に分散制御に好適な情報処理装置を実現できる。記憶装置には、通常の半導体メモリや磁気ディスク装置などの使用が可能である。
個々のマスタノード100、スレーブノード200−1〜200−nでは記憶装置を用いて割り当てられた処理を実行するが、本発明が提供する通信システムを経由して必要な情報を交換し、全体として統合のとれた動作を実現することが可能である。特に本発明の提供する通信システムによれば、マスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの情報のブロードキャスト、異なる相手への同時送信/受信が可能であるため、情報交換のためのノード間の通信の効率を高めることが可能である。
例えば、マスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nに対して個々のスレーブノードで演算の元となる数値、演算の内容種別を表す情報などを伝送し、スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100へは演算結果、演算の状態(演算中、演算終了、誤り発生状況など)の情報を伝送するようにすれば、全体としては分散処理システムとして高性能な情報処理を実現することができる。
図11は、スレーブノード200−iに出力半導体素子211を有する実施例である。シリアル/パラレル変換器201でパラレルデータ204に変換された受信データは、状態遷移監視器203の監視結果206に基づき、所定の数のSCLK10が到来したときにバッファ207に記憶される。バッファ207に記憶されたデータに基づき出力半導体素子211が動作する。出力半導体素子211は図示しないアクチュエータを駆動し、制御対象を制御する。出力半導体素子211の形態は、アクチュエータよりも電源VB側に接続されるハイサイドドライバ、アクチュエータよりもグランド側に接続されるローサイドドライバでもよいのはいうまでもない。また、出力半導体素子211はHブリッジなどとすることも同様に可能である。
診断回路212では出力パワー半導体素子211にかかる診断を実行し、診断結果はバッファ208に書き込まれ、パラレルデータ205としてパラレル/シリアル変換器202に入力されてシリアルデータに変換され、RXD12として出力される。診断としては、過電流検出、天絡(出力端子の電源への短絡)、地絡(出力端子のグランドへの短絡)、温度上昇、負荷開放などがある。過電流は出力電流を監視することにより検出でき、天絡、地絡、負荷開放は出力パワー半導体素子211がオープン時の出力端子の電圧を監視することで検出できる。また温度は温度検出用のダイオードを内蔵し、そのPN接合電圧により検出できる。これらは従来技術(文献:例えばInfineon Technologies, BTS840S2データシート(http://www.infineon.com/cmc_upload/documents/008/683/Bts840S2_2.pdf)等)により提供されており、本発明の特徴点ではないので本明細書では詳細な説明を省略する。
スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100へ伝送される情報としては、その他に図示しないセンサより入力されるアクチュエータ及び制御対象の状態、スレーブノード200−1〜200−nの状態(制御演算及び制御に関するエラー情報、状態遷移情報など)に関する情報などがある。
なお、図には出力パワー半導体素子211が1つのみ記されているが、スレーブノード200−iに複数の出力半導体素子211を有することも可能である。この場合、バッファ207に複数のビットからなるデータを記憶するようにし、それぞれのビットがそれぞれの出力半導体素子の動作を司るようにすればよい。
図12は、出力半導体素子をタイマで動作させるスレーブノードの実施例である。シリアル/パラレル変換器201でパラレルデータ204に変換された受信データは、状態遷移監視器203の監視結果206に基づき、所定の数のSCLK10が到来したときにバッファ207に記憶される。バッファ207に記憶されたデータに基づきタイマ213が動作し、出力半導体素子211が制御される。タイマ213の動作としてはPWM、パルス発生などの動作が考えられる。PWM動作ではバッファ207に記憶されたデータにより周期、デューティサイクルなどが設定され、パルス発生動作ではバッファ207に記憶されたデータによりパルスが発生する時刻が設定される。
また、図11、図12には、出力半導体素子211がスレーブノード200−iに内蔵されている実施例を示したが、出力半導体素子211がスレーブノード200−iの外部に接続され、スレーブノード200−iによって制御される実施例も可能である。これについては図20に後述する。
図13は、スレーブノード200−iが入力回路214を有する実施例である。外部から入力された信号は入力回路214を介してバッファ208に書き込まれ、パラレルデータ205としてパラレル/シリアル変換器202に入力され、シリアルデータに変換されて、RXD12として出力される。
入力回路214としてはラッチ回路、ノイズ除去のためのフィルタ回路、マルチプレクサ回路等が考えられる。ラッチ回路は、時間と共に変化するので入力信号をある瞬間の値で保持する回路である。アナログ信号ではサンプル&ホールド回路とも呼ばれる。フィルタ回路は一般には抵抗とコンデンサーで構成されることが多いが、デジタル演算により周波数特性をつくるデジタル回路や、複数回ラッチした値が一致したときに所定の値となったと判定する回路などが考えられる。マルチプレクサは複数の入力を切り替える一種のスイッチであり、バッファ208のビット数よりも多くの数の信号を入力として扱う場合に必要である。例えばバッファ208のビット数が8ビットであると仮定する。この場合、4つの入力を切り替えて1ビット分の出力としてバッファ208に入力すれば、バッファ208のビット数の3倍の32の入力を扱うことができる。
バッファ207に記憶されたデータは、入力回路214を制御するのに用いられる。例えば、入力回路214がラッチ回路の場合にはラッチタイミング、フィルタ回路の場合にはフィルタ時定数の選択、マルチプレクサ回路の場合にはマルチプレクサの切り替えがバッファ207に記憶されたデータにより制御される。
図14は、A/D変換器を有するスレーブノードの実施例である。外部から入力された信号は、A/D変換器215によりデジタルデータに変換されてバッファ208に書き込まれ、パラレルデータ205としてパラレル/シリアル変換器202に入力され、シリアルデータに変換されてRXD12として出力される。バッファ207に記憶されたデータによりA/D変換器215は制御される。例えば、バッファ207に記憶されたデータにより変換を開始させたり、連続変換か単発変換かなどの変換モードを設定したりする。
図15は、マスタノードの構成例を示す図である。本例のマスタノード100は、パラレル/シリアル変換器101、シリアル/パラレル変換器102、送信先制御レジスタ105、受信先制御レジスタ106、クロック生成回路107、通信開始レジスタ120を備える。
データ送信、受信先は、送信先制御レジスタ105、受信先制御レジスタ106に設定することにより指定することができる。この場合、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)のうちレジスタ設定に対応した信号線がアクティブ(L)になる。なお受信先制御レジスタ106は各スレーブノード200−1〜200−nを受信(スレーブノードからマスタノードへの転送)の相手として選択するかどうかを設定するレジスタで、受信データの競合を防ぐために1つのスレーブノードのみを受信先として選択し、他のスレーブノードは選択しないように設定する。また1つのスレーブノードしか選択できないようなレジスタ構成にしてもよい。
送信データは、パラレルデータ103としてパラレル/シリアル変換器101に入力され、送信先制御レジスタ105にいずれかの送信先を選択したときにSCLK10に従いシリアルデータに変換され、TXD11として送出される。受信データRXD12は、シリアル/パラレル変換器102に入力され、受信先制御レジスタ106にいずれかの受信先を指定したときにSCLK10に従いパラレルデータ104に変換される。
SCLK10はクロック生成回路107で生成され、パラレル/シリアル変換器101、シリアル/パラレル変換器102を動作させると共に、マスタノード100の外部に出力される。また、クロック生成回路107は、通信開始レジスタ120をセットすることにより所定の数のクロックを生成し、通信開始レジスタ120をクリアする。
本実施例のマスタノード100を用いて通信するためには、送信先制御レジスタ105、受信先制御レジスタ106に送信先・受信先を設定し、送信データをパラレルデータ103としてパラレル/シリアル変換器101に入力する。その後、通信開始レジスタ120をセットすることにより通信が開始される。最後に受信データが、シリアル/パラレル変換器102からパラレルデータ104として出力される。
図16は、マスタノードの他の構成例を示す図である。本例のマスタノード100は、MPU(Micro-processing Unit)111を有する。送信先制御レジスタ105、受信先制御レジスタ106、通信開始レジスタ120は、バス110を介してMPU111により設定される。
送信データは、バス110を介してMPU111によりバッファ108に書き込まれ、パラレルデータ102としてパラレル/シリアル変換器101に入力されシリアルデータに変換されてTXD11として出力される。シリアル/パラレル変換器102でパラレルデータ104に変換された受信データは、バッファ109に記憶され、バス110を介してMPU111の要求にしたがってMPU111に読み出される。
図17は、本発明による通信システムの信号波形の説明図である。通信に先立ち、送信相手・受信相手を指定するために、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)が出力される。図17の例は、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)は全てアクティブ(L)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)のうちRXCSi#(14−i)のみアクティブ(L)で他はアクティブでない場合を示している。
このとき、SCLK10の立上がりエッジでマスタノード100からTXD11が送出され、スレーブノード200−1〜200−nではSCLK10の立下がりエッジでTXD11をラッチする。また、スレーブノード200−iのみがSCLK10の立上がりエッジでRXD12を送出し、他のスレーブノードは出力せずに高インピーダンス状態となる。以上のようにして、マスタノード100は、スレーブノード200−1から200−nに対して同時にデータを送ることができ、かつ特定のスレーブノード200−iからのデータを受け取ることができる。
図18は、従来のSPIと両立性を有するマスタノードの構成例を示す図である。このマスタノード100は、受信用のシリアル/パラレル変換器102のイネーブル信号EN#を切り替えるためのスイッチ121を有する。スイッチ121をAに倒すと、図15の実施例と同様に受信先制御レジスタ106にいずれかの受信先を指定したときにシリアル/パラレル変換器102が動作し受信動作をする。スイッチ121をBに倒したときには、送信先制御レジスタ105にいずれかの送信先を選択したときにシリアル/パラレル変換器102が動作し受信動作をする。つまりこのときには送信先制御レジスタ105にいずれかの送信先を選択したときに送信、受信動作をすることになる。即ち、本発明の提供するマスタノード100のスイッチ120をBに倒し、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)を従来のSPI規格のスレーブノードのCS#端子に接続することにより、従来のSPIとまったく同一の動作をすることが可能になる。
なお、本発明が提供するスレーブノードのTXCSi#端子とRXCSi#端子同士を接続し、従来のSPI規格のマスタノードのCS1#〜CSn#に接続することにより、従来のSPIとまったく同一の動作をすることが可能になる。
以上のべた本実施例により、本発明が提供する通信システムに従来のSPIとの両立性(コンパティビリティ)を持たせることができる。
図19は、図18の実施例でスイッチ121をBに倒した場合のTXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)の設定方法と通信動作を示す。
スイッチ121をBに倒した場合には、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)で受信も制御されるため、同時に2つのサブノードに対応する信号を同じにアクティブ(ON)にすることはRXDが衝突するために禁止されている。したがってcase 4, 6, 7, 8は禁止され、case 1, 2, 3, 5の設定のみが許される。
また、スイッチ120をBに倒した場合、使用しなくなるRXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)の端子をチップセレクト信号として使用することも可能である。即ち、スイッチ120をBに倒したときには、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)がCS1#〜CSn#を表し、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)がCS(n+1)#〜CS(2n)#を表すようにすれば出力ピンを有効に活用することができる。
れる。
なお、スイッチ120をA側に倒すかB側に倒すかの制御はレジスタ122により実現することも可能である。
図20は、本発明による制御装置の実施例を示す図である。本実施例では、図16に示すような、MPUを備えるマスタノード100を用いる。スレーブノード200−1〜200−nにそれぞれ出力半導体素子250−1〜250−nとアクチュエータ251−1〜251−nが接続され、制御対象を制御する。図示した実施例では、出力半導体素子250−1〜250−nはアクチュエータよりも電源VB側に接続されるハイサイドドライバとなっているが、アクチュエータよりもグランド側に接続されるローサイドドライバでも可能であるのはいうまでもない。また、出力半導体素子250−1〜250−nはHブリッジなどとすることも同様に可能である。また図11、図12に示す実施例のようにスレーブノードに出力半導体素子211を内蔵させることも可能である。
アクチュエータはソレノイドやモータ等とすることができる。アクチュエータがモータの場合には、出力半導体素子をHブリッジとすると、印加される電圧極性を逆転させて逆回転させることができる。また図20の実施例では、スレーブノード200−1〜200−nは夫々1つずつの出力半導体素子、アクチュエータに接続されているが、複数の出力半導体素子、アクチュエータに接続することも可能である。
アクチュエータ251−1〜251−nにより制御対象252−1〜252−nが制御される。制御対象の状態またはアクチュエータの状態は、図に示すようにスレーブノード200−1〜200−nにフィードバックする。図10に示すようにスレーブノード200−1〜200−nにMPU210を備えれば、制御対象252−1〜252−nとスレーブノード200−1〜200−nだけでマスタノード100と独立にフィードバック制御系を形成することも可能である。この場合、制御対象の状態またはアクチュエータの状態は図示しないセンサを介してフィードバックされることもある。その場合、スレーブノード200−1〜200−nには、図13や図14の実施例に示すように、入力回路214あるいはA/D変換器215を備えることも可能である。
例えば、本実施例の制御装置がエンジンを制御する場合には、出力半導体素子250−1〜250−nとして、電子制御スロットルを動作させるモータを駆動するためのHブリッジ、気筒内の混合気を点火するためのイグナイタドライバ、気筒内または吸気間気筒入り口近くで燃料を噴射するインジェクタと駆動するインジェクタドライバ、排気ガス還流量を制御するEGRバルブドライバ、トランスミッションを制御するためのソレノイドドライバなどが考えられる。これらのドライバのうち、イグナイタドライバ、インジェクタドライバは所定のタイミングで所定の長さの時間だけ電流を流し、点火のタイミング及びエネルギ、燃料噴射の時期及びその量を制御する。Hブリッジ、EGRバルブドライバ、ソレノイドドライバは、電流を流すパルス時間幅を変えるPWM(パルス幅変調)により流れる平均電流を制御し、スロットル開度、EGRバルブ開度、ソレノイドに接続したクラッチの締結力を制御し、Hブリッジではさらに電流の流れる方向を制御してスロットル弁を動かすモータの回転方向を制御する。またこの場合、フィードバックする制御対象の状態としてはエンジンの回転角、水温、吸気流量などがあり、センサとしてはクランク角センサ、水温系、吸気流量計などがある。
また、電動ブレーキを制御する場合には、出力半導体素子250−1〜250−nとして、電動ブレーキのモータを駆動するためのHブリッジまたは3相インバータなどが考えられる。この場合、スレーブノード200−1〜200−nは車輪(ブレーキ)ごとに備えるのが好適である。またこの場合、フィードバックする制御対象の状態としてはブレーキパッドの押し付け力(推力)、車輪の速度等があり、センサとしては圧力センサ、車輪速センサ等がある。
さらに電動アクチュエータで構成したサスペンションを制御する場合には、出力半導体素子250−1〜250−nとして、電動アクチュエータを駆動するためのHブリッジまたはハーフブリッジなどが考えられる。この場合、スレーブノード200−1〜200−nは車輪(サスペンション)ごとに備えるのが好適である。またこの場合、フィードバックする制御対象の状態としてはサスペンションの位置、加速度等があり、センサとしては位置センサ、加速度センサ等がある。
以上述べた実施例によれば、マスタノード100からの指令は、本発明の提供する通信システムによりスレーブノード200−1〜200−nに伝送され、スレーブノード200−1〜200−nでは、マスタノード100からの指令に基づき、出力半導体素子250−1〜250−nを介してアクチュエータ251−1〜251−nを制御することができる。また、マスタノード100からの指令をスレーブノード200−1〜200−nにブロードキャストすることができるため、指令の伝送時間を短縮することが可能である。
一方、スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100へは、本発明の提供する通信システムにより種々の情報が伝送される。スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100へ伝送される情報としては、図示しないセンサより入力されるアクチュエータ及び制御対象の状態、出力半導体素子250−1〜250−nでの診断結果(過電流検出、短絡検出、断線検出、過熱検出)、スレーブノード200−1〜200−nの状態(制御演算及び制御に関するエラー情報、状態遷移情報など)に関する情報などがある。
図21は、本発明による情報処理システムの実施例を示す図である。本実施例では、図16に示すようなMPUを備えるマスタノード100及び図10に示すようなMPUを備えるスレーブノードを用いる。マスタノード100には記憶装置252−0が、スレーブノード200−1〜200−nには記憶装置252−1〜252−nが接続されている。記憶装置252−0〜252−nとしては、通常の半導体メモリや磁気ディスク装置などの使用が可能である。
個々のマスタノード100、スレーブノード200−1〜200−nは自身に接続された記憶装置252−0〜252−nを用いて割り当てられた処理を実行するが、本発明が提供する通信システムを経由して必要な情報を交換し、全体として統合のとれた動作を実現することが可能である。特に本発明の提供する通信システムによれば、マスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nへの情報のブロードキャスト、異なる相手への同時送信/受信が可能であるため、情報交換のためのノード間の通信の効率を高めることが可能である。
例えば、マスタノード100からスレーブノード200−1〜200−nに対して個々のスレーブノードで演算の元となる数値、演算の内容種別を表す情報などを伝送し、スレーブノード200−1〜200−nからマスタノード100へは演算結果、演算の状態(演算中、演算終了、誤り発生状況など)の情報を伝送するようにすれば、全体としては分散処理システムとして高性能な情報処理を実現することができる。
図22は、先行受信機能を有するマスタノードの構成例を示す図である。本実施例のマスタノード100は転送制御回路114を備え、受信データ104をメモリ113に転送する。転送制御回路114はMPU111からの通信要求がない場合にバックグランドで受信先制御レジスタ106に設定し、通信開始レジスタ120をセットしてスレーブノードから受信し、受信データ104をメモリ113に転送する。なお受信先制御レジスタ106各スレーブノード200−1〜200−nを受信(スレーブノードからマスタノードへの転送)の相手として選択するかどうかを設定するレジスタで、受信データの競合を防ぐために1つのスレーブノードのみを受信先として選択し、他のスレーブノードは選択しないように設定する。
メモリ113はバス110より高速のバス112に接続されているためMPU111からのアクセス時間を短縮することができ、MPU111の処理性能を向上させることができる。
図23を用いて、先行受信機能の動作を従来方式と比較しながら説明する。図23(a)は従来方式、図23(b)は本実施例を表す。本実施例によれば、図23(b)に示すように、時刻T1にMPU111から送信要求があり通信I/Fで送信動作が終了した後、転送制御回路114はバックグランドで受信要求を通信I/Fに出し、通信I/Fは受信動作をする。受信動作が終了すれば、その結果である受信結データを転送制御回路114によりメモリ113に転送する。時刻T2にMPU111が受信データを必要とすると、受信要求をメモリ113に対するリードアクセスという形で出し、MPU111は時時刻T3に受信データを得る。ここで、時刻T2から時刻T3までの時間はメモリ113へのアクセス時間ですむ。
これに対して従来技術では、図23(a)に示すように、時刻T2での通信要求に対して通信I/Fが送信、受信の双方を行う通信動作をし、その通信動作が終了してから時刻T4にバッファ109にリードアクセスして、時刻T5に受信データが得られる。時刻T2から時刻T5までの時間は、通信I/Fでの通信動作時間が加わるため、時刻T2からT3までの時間に比べはるかに長い上、通常バッファ109へのアクセス時間はメモリ113へのアクセス時間より長いため時刻T4からT5までの時間も時刻T2からT3までの時間に比べ長くなる。
例えば、図11、図12の実施例に示すスレーブノードが接続されている場合には、従来技術では、出力半導体素子211に関する診断結果を得るためには以下の過程が必要である。まず図23(a)に示すように、時刻T2での通信要求に対して通信I/Fが送信、受信の双方を行う通信動作をし、その通信動作が終了してから時刻T4にバッファ109にリードアクセスして、時刻T5に診断結果が得られる。これに対して本発明では、図23(b)に示すように、診断結果を転送制御回路114によってメモリ113に事前に取りこむことにより、出力制御に付随する診断機能を高速に実現することができる
また制御系の多くでは、制御対象を制御するために、図20に示すように制御対象またはアクチュエータの状態をフィードバックし、それに応じた適切な出力を得るための演算をMPU111で実行する必要がある。この場合、従来技術では、出力値を演算するのに必要な入力データを得るためには以下の過程が必要である。まず図23(a)に示すように、時刻T2での通信要求に対して通信I/Fが送信・受信の双方を行う通信動作をし、その通信動作が終了してから時刻T4にバッファ109にリードアクセスして、時刻T5に入力データが得られる。これに対して、本発明では図23(b)に示すように、入力データを転送制御回路114によってメモリ113に事前に取りこむことにより、MPU111は入力データをもとに出力値を演算することができ、制御動作を高速化することができる。
また従来技術では受信するためには必ず送信もしなければならないため、本実施例のようにバックウランドで受信するためには、何らかの副作用の生じない送信データを用意する必要があり、大きな障害となる。これに対して、本発明では受信動作単独で動作することが可能である。
図24は、図22、図23の実施例のバックグランドでの受信にかかる各信号波形の例を示す図である。図は、TXCS1#(13−1)〜TXCSn#(13−n)が全てH、即ちインアクティブ、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)のうちRXCSi#(14−i)のみアクティブ(L)で他はアクティブでない場合を示している。
このとき、全てのスレーブノード200−1〜200−nで、送信データTXD11は無視される。スレーブノード200−iのみがSCLK10の立上がりエッジでRXD12を送出し、他のスレーブノードは出力せずに高インピーダンス状態となる。本実施例によれば特定のスレーブノード200−iからのデータを受け取ることができる。また送信データTXD11は無視されるので、データ受信のためにダミーのデータを送信する必要がなくなる。また、ダミーのデータ送信によるノイズ発生がないので総体としてノイズ発生を低減することができる。
以上、図22〜図24に示す実施例によれば、予め受信データをマスタノードのメモリ113に事前に取りこんでいるためMPU111の処理性能を向上させることができる。
図25は、デュアルポートメモリを有し、先行受信機能を有するマスタノードの構成例を示す図である。本実施例のマスタノード100は、MEM113の代わりにデュアルポートメモリ115を備える。転送制御回路114はMPU111からの通信要求がない場合にバックグランドで受信先制御レジスタ106を設定し、通信開始レジスタ120をセットしてスレーブノードから受信し、受信データ104をデュアルポートメモリ115に転送する。なお図22の実施例と同様に受信先制御レジスタ106は各スレーブノード200−1〜200−nを受信(スレーブノードからマスタノードへの転送)の相手として選択するかどうかを設定するレジスタで、受信データの競合を防ぐために1つのスレーブノードのみを受信先として選択し、他のスレーブノードは選択しないように設定する。デュアルポートメモリ115はバス110とともに高速のバス112に接続されているため、MPU111からのアクセス時間を短縮することができ、MPU111の処理性能を向上させることができる。その上、転送制御回路114による転送によってバス112が占有されないため、MPU111の動作、例えばMEM113へのアクセスなどが阻害されないためさらに処理性能を向上させることができる。
図26は、転送制御回路114の実施例を示す図である。転送制御回路114は図に示すように転送制御レジスタ300−1〜300−n、シーケンサ310、タイマ320からなる。転送制御レジスタ300−1〜300−nは先行受信機能を制御するレジスタで、図に示すように複数個有することが可能で、MPU111により設定される。シーケンサ310は転送制御レジスタ300−1〜300−nに従って、受信先制御レジスタ106を設定し通信開始レジスタ120をセットしてスレーブノードから受信し、受信データ104をデュアルポートメモリ115に転送する。タイマ320は先行受信の周期を制御するもので、転送制御回路114に備わっていることが望ましいが、他のタイマ信号を用いれば必要ではない。
個々の転送制御レジスタ300−1〜300−nに設定される情報の実施例を図27に示す。個々の転送制御レジスタ300−iには、先行受信ON/OFFフィールド301、受信先フィールド302、転送先アドレスフィールド303、先行受信周期または起動タイマフィールド304を有している。先行受信ON/OFFフィールド301は先行受信をするか否かを指定するフィールドで、このフィールドを設定することにより先行受信機能を動作あるいは停止させる。受信先フィールド302は各スレーブノード200−1〜200−nのうち受信(スレーブノードからマスタノードへの転送)の相手として選択するスレーブノードを設定するフィールドで、転送制御回路114はこのフィールドの設定に従って、受信制御先レジスタ106を設定する。転送先アドレスフィールド303は先行受信したデータを転送する先のメモリ113またはデュアルポートメモリ115上のアドレスを示す。先行受信周期フィールド304は先行受信周期を設定するためのもので、図26の実施例のように転送制御回路114がタイマ320を内蔵している場合には先行受信周期フィールド304によりタイマ320からの起動信号周期を設定し、転送制御回路114はタイマ320からの起動信号により通信開始レジスタ120をセットして先行受信動作をする。また、転送制御回路114の外のタイマから起動信号を得る場合には、図28に示すように起動タイマフィールド304を設け、このフィールドで指定されたタイマからの起動信号により通信開始レジスタ120をセットして先行受信動作をする。この場合、先行受信周期は、起動タイマフィールドで指定されたタイマの制御レジスタにより設定される。
図29に転送制御回路114の動作の実施例をフローチャートで示す。まずタイマからの起動により転送制御回路114の動作が開始される(S1)。続いて、受信先フィールド302に従い受信先制御レジスタ106を設定する(S2)。この段階で受信先制御レジスタ106設定に従ってRXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)のいずれかに有効を示す信号が出力される。次に通信開始レジスタ120をセットする(S3)。この段階でSCLK10が出力され、RXCS1#(14−1)〜RXCSn#(14−n)で指定したスレーブからデータRXD12が出力される。通信終了を待った(S4)後、受信バッファの値を転送先アドレスフィールド303で指定されたアドレスに転送する(S5)。これにより受信データがメモリ113またはデュアルポートメモリ115に格納される。その後、転送制御回路114の動作は終了(S6)し、タイマ起動待ちとなる。
なお、上述した本発明の実施例ではマスタノード、スレーブノードの説明を行ったが、このマスタノード、スレーブノードに該当する部材としては色々な形態が考えられ、例えば、マスタノード及びスレーブノードを別々に個々の基板として形成して、マスタノードの機能を持った基板、及びスレーブノードの機能を持った基板を信号線が収められたケーブルで接続して構成することも可能であり、更に、これらの基板においてはマスタノード及びスレーブノードの機能以外の他の機能を搭載することも可能である。そして、このような構成においても、上述した本発明の実施例と同様の効果を得ることが可能になる。
本発明による通信システムの基本的な原理を示すブロック図。 TXCSi#、RXCSi#により通信を制御する構成例を示す図。 図2に示した通信システムの動作例(ブロードキャスト)を示す図。 TXCSi#、RXCSi#の設定と通信動作の説明図。 CSi#、T/TR#により通信を制御する構成例を示す図。 CSi#、T/TR#の設定と通信動作の説明図。 CSi#、R/TR#により通信を制御する構成例を示す図。 CSi#、R/TR#の設定と通信動作の説明図。 スレーブノードの構成例を示す図。 マイクロプロセッシングユニットを有するスレーブノードの構成例を示す図。 出力半導体素子を有するスレーブノードの構成例を示す図。 出力半導体素子をタイマで動作させるスレーブノードの構成例を示す図。 入力回路を有するスレーブノードの構成例を示す図。 A/D変換器を有するスレーブノードの構成例を示す図。 マスタノードの構成例を示す図。 マイクロプロセッシングユニットを有するマスタノードの構成例を示す図。 本発明による通信システムの信号波形の説明図。 従来のSPIと両立性を有するマスタノードの構成例を示す図。 従来のSPIと両立性を有するマスタノードの動作例を示す図。 本発明による制御装置の実施例を示す図。 本発明による情報処理システムの実施例を示す図。 先行受信機能を有するマスタノードの構成例を示す図。 先行受信機能の動作の説明図。 先行受信機能にかかる各信号線の波形の説明図。 デュアルポートメモリを有し、先行受信機能を有するマスタノードの構成例を示す図。 転送制御回路の実施例を示す図。 転送制御レジスタの実施例を示す図。 転送制御レジスタの実施例を示す図。 転送制御回路の動作の実施例を示す図。
符号の説明
100…マスタノード、101…パラレル/シリアル変換器、102…シリアル/パラレル変換器、105…送信先制御レジスタ、106…受信先制御レジスタ、107…クロック生成回路、111…MPU、120…通信開始レジスタ、200−1〜200−n…スレーブノード、201…シリアル/パラレル変換器、202…パラレル/シリアル変換器、203…状態遷移監視器、210…MPU

Claims (13)

  1. 1つのマスタノードと複数のスレーブノードを有し、前記マスタノードと前記スレーブノードとの間で通信を行う通信システムにおいて、
    前記マスタノードは、
    前記複数のスレーブノードにクロック信号を出力するクロック送信手段と、
    前記複数のスレーブノードの各々に対して、当該マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かと通信の方向とを示す通信選択信号群を出力する手段と
    前記クロック信号に同期して前記複数のスレーブノードに向けて伝送データを出力する手段と、
    前記クロックに同期してスレーブノードからの伝送データを取り込む手段と、
    演算装置と、
    記憶装置と、
    前記複数のスレーブノードからの伝送データを前記記憶装置に転送する転送手段と
    を備え
    前記転送手段は、前記クロック送信手段と前記通信選択信号群を出力する手段とを起動して前記通信選択信号群により1つのスレーブノードを前記マスタノードへの伝送の相手方として選択し、前記伝送データを取り込む手段により取りこまれた伝送データを前記記憶装置に転送し、
    前記演算装置は、前記記憶装置に転送された伝送データを用いて演算を実行する
    ことを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1記載の通信システムにおいて、前記通信選択信号群は、各スレーブノードが前記マスタノードからの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号と、同時に最大で1つのスレーブノードを選択した、各スレーブノードが前記マスタノードへの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第2の選択信号からなることを特徴とする通信システム。
  3. 請求項1記載の通信システムにおいて、前記通信選択信号群は、各スレーブノードが前記マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号と、前記マスタノードとの信号伝送の方向を示す第2の選択信号からなることを特徴とする通信システム。
  4. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記複数のスレーブノードの各々は、
    前記通信選択信号群が当該スレーブノードを前記マスタノードからの伝送の相手方として選択しているとき前記クロック信号に同期して前記マスタノードから出力された伝送データを取り込む手段と、
    前記通信選択信号群が当該スレーブノードを前記マスタノードへの伝送の相手方として選択しているとき前記クロック信号に同期して前記マスタノードに伝送データを出力する手段とを備えることを特徴とする通信システム。
  5. 請求項1記載の通信システムにおいて、
    前記マスタノード及び前記スレーブノードを別々に個々の基板として形成して、該マスタノードの機能を持った基板、及び該スレーブノードの機能を持った基板を信号線で接続して構成したことを特徴とする通信システム。
  6. マイクロプロセッサを有し情報処理を行う1つのマスタノードと、それぞれがマイクロプロセッサを有して情報処理を行う複数のスレーブノードと、前記マスタノードとスレーブノードとの間で通信を行う通信システムとを含む情報処理システムにおいて、
    前記マスタノードは、
    前記複数のスレーブノードにクロック信号を出力するクロック送信手段と、
    前記複数のスレーブノードの各々に対して、当該マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かと通信の方向とを示す通信選択信号群を出力する手段と、
    前記クロック信号に同期して前記複数のスレーブノードに向けて伝送データを出力する手段と、
    前記クロックに同期してスレーブノードからの伝送データを取り込む手段と、
    演算装置と、
    記憶装置と、
    前記スレーブノードからの伝送データを前記記憶装置に転送する転送手段と
    を備え
    前記転送手段は、前記クロック送信手段と前記通信選択信号群を出力する手段とを起動して前記通信選択信号群により1つのスレーブノードを前記マスタノードへの伝送の相手方として選択し、前記伝送データを取り込む手段により取りこまれた伝送データを前記記憶装置に転送し、
    前記演算装置は前記記憶装置に転送された伝送データを用いて演算を実行する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  7. 請求項記載の情報処理システムにおいて、前記通信選択信号群は、各スレーブノードが前記マスタノードからの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号と、同時に最大で1つのスレーブノードを選択した、各スレーブノードが前記マスタノードへの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第2の選択信号からなることを特徴とする情報処理システム。
  8. 請求項記載の情報処理システムにおいて、前記通信選択信号群は、各スレーブノードが前記マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号と、前記マスタノードとの信号伝送の方向を示す第2の選択信号からなることを特徴とする情報処理システム。
  9. 請求項記載の情報処理システムにおいて、
    前記複数のスレーブノードの各々は、
    前記通信選択信号群が当該スレーブノードを前記マスタノードからの伝送の相手方として選択しているとき前記クロック信号に同期して前記マスタノードから出力された伝送データを取り込む手段と、
    前記通信選択信号群が当該スレーブノードを前記マスタノードへの伝送の相手方として選択しているとき前記クロック信号に同期して前記マスタノードに伝送データを出力する手段とを備えることを特徴とする情報処理システム。
  10. 請求項記載の情報処理システムであって、
    前記マスタノード及び前記スレーブノードを別々に個々の基板として形成して、該マスタノードの機能を持った基板、及び該スレーブノードの機能を持った基板を信号線で接続して構成したことを特徴とする情報処理システム。
  11. 複数のスレーブノードに接続されるマスタノードを構成するマイクロプロセッサにおいて、
    前記複数のスレーブノードにクロック信号を出力するクロック送信手段と、
    前記複数のスレーブノードの各々に対して、当該マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かと通信の方向とを示す通信選択信号群を出力する手段と、
    前記クロック信号に同期して前記複数のスレーブノードに向けて伝送データを出力する手段と、
    前記クロックに同期してスレーブノードからの伝送データを取り込む手段と、
    演算装置と、
    記憶装置と、
    前記スレーブノードからの伝送データを前記記憶装置に転送する転送手段と、
    を備え
    前記転送手段は、前記クロック送信手段と前記通信選択信号群を出力する手段とを起動して前記通信選択信号群により1つのスレーブノードを前記マスタノードへの伝送の相手方として選択し、前記伝送データを取り込む手段により取りこまれた伝送データを前記記憶装置に転送し、
    前記演算装置は、前記記憶装置に転送された伝送データを用いて演算を実行する
    ことを特徴とするマイクロプロセッサ。
  12. 請求項11記載のマイクロプロセッサにおいて、前記通信選択信号群は、各スレーブノードが前記マスタノードからの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号と、同時に最大で1つのスレーブノードを選択した、各スレーブノードが前記マスタノードへの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第2の選択信号からなることを特徴とするマイクロプロセッサ。
  13. 請求項11記載のマイクロプロセッサにおいて、前記通信選択信号群は、各スレーブノードが前記マスタノードとの信号伝送の相手方として選択されているか否かを示す第1の選択信号と、前記マスタノードとの信号伝送の方向を示す第2の選択信号からなることを特徴とするマイクロプロセッサ。
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