JPH0618373B2 - データ伝送方法及び装置 - Google Patents

データ伝送方法及び装置

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JPH0618373B2
JPH0618373B2 JP60261975A JP26197585A JPH0618373B2 JP H0618373 B2 JPH0618373 B2 JP H0618373B2 JP 60261975 A JP60261975 A JP 60261975A JP 26197585 A JP26197585 A JP 26197585A JP H0618373 B2 JPH0618373 B2 JP H0618373B2
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俊道 嶋谷
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Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、単一のマスタ(主)CPU(中央処理装置)
と複数のスレーブ(従)CPUとの間のデータ伝送を時
分割方式で行うデータ伝送方法及び装置に関し、更に詳
細には、時分割交換方式における交換制御データのCP
U間伝送に好適なデータ伝送方法及び装置に関する。 〔従来の技術とその問題点〕 マスタCPUとこの管理下におかれる複数のスレーブC
PUとの間のデータ伝送を行う時に、マスタCPUに複
数のスレーブCPUを夫々独立に接続すれば、データ伝
送路の数が必然的に多くなる。この問題を解決するため
に、マスタCPUに共通の伝送路を介して複数のスレー
ブCPUを接続し、データ伝送を時分割で行うことは、
例えば、特開昭54−138313号公報及び特開昭6
0−95670号公報等で公知である。しかし、スレー
ブCPUのデータを効率良くマスタCPUに伝送する方
法はまだ提案されていない。またマスタCPUにデータ
を伝送するスレーブCPUをマスタCPU側から指示す
る方式もまだ提案されていない。 そこで、本発明の目的は、送信すべきスレーブCPUの
指示を容易且つ簡単な方式で行うことができ、且つマス
タCPUとスレーブCPUとの間のデータ伝送の効率を
良くすることが可能なデータ伝送方法を提供することに
ある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的を達成するための本願の方法に係わる発明は、
単一のマスタCPU(中央処理装置)と、前記マスタC
PUにデータを伝送し、且つ前記マスタCPUからのデ
ータを受け取る複数のスレーブCPUと、前記マスタC
PUから前記各スレーブCPUにデータを時分割伝送す
るための第1の共通伝送路と、前記各スレーブCPUか
ら前記マスタCPUにデータを時分割伝送するための第
2の共通伝送路と、前記マスタCPUと前記第1の共通
伝送路との間に設けられたマスタ側送信用バツフアメモ
リと、前記第2の共通伝送路と前記マスタCPUとの間
に設けられたマスタ側受信用バツフアメモリと、前記各
スレーブCPUと前記第2の共通伝送路との間に夫々設
けられた複数のスレーブ側送信用バツフアメモリと、前
記各スレーブCPUと前記第1の共通伝送路との間に夫
々設けられた複数のスレーブ側受信用バツフアメモリと
を有するデータ伝送回路を使用して前記マスタCPUと
前記各スレーブCPUとの間で時分割方式でデータ伝送
を行う方法であつて、前記第1の共通伝送路を使用して
前記マスタCPUから前記各スレーブCPUにデータを
時分割で送るためのフオーマツトの中に、前記第1の共
通伝送路で伝送するデータを受け入れる前記スレーブC
PUを示すアドレス信号を配置すると共に、前記第2の
共通伝送路を使用してデータ伝送することを許可する前
記スレーブCPUを示す送信許可アドレス信号、及びシ
ーケンシャルモードと非シーケンシャルモードとの切換
えを行うためのモード切換制御信号を配置し、前記モー
ド切換制御信号によってシーケンシャルモードを指定し
た時には前記送信許可アドレス信号をシーケンシャルに
夫々指定し、前記モード切換制御信号によって非シーケ
ンシャルモードを指定した時には前記複数のスレーブC
PUから前記マスタCPUに伝送するデータ数が任意に
なるように前記送信許可アドレス信号を非シーケンシャ
ルに指定することを特徴とするデータ伝送方法に係わる
ものである。 本願の装置に係わる発明は、送信許可アドレス信号とモ
ード切換信号とを作成する手段及び上記の信号をマスタ
側送信データフォーマットの中に挿入する手段を有す
る。 〔作 用〕 上記発明によれば、マスタCPUからスレーブCPUに
データを送るためのデータ伝送フオーマツトの中に、送
信すべきスレーブCPUを示す送信許可アドレス信号を
入れるので、スレーブCPU側において、上記の送信許
可アドレス信号を読み取り、送信許可アドレス信号に一
致したアドレスを有するスレーブCPUからデータをマ
スタCPUに送ることが可能になる。即ち、マスタCP
U側でスレーブCPUからのデータの送り出しを制御す
ることができる。複数のスレーブCPUからの送信は、
通常はシーケンシャルに行われる。固定されたシーケン
シャル制御であれば、あえて、フオーマツトに送信すべ
きスレーブCPUを示す送信許可アドレス信号を入れ、
これによつてスレーブCPUからのデータの伝送を制御
する必要がない。しかし、スレーブCPUからの送信を
固定されたシーケンシャル制御に基づく時分割で行え
ば、伝送割り当て時間が固定されるため、複数のスレー
ブCPU間において伝送すべきデータ量にバラツキが生
じた時に、共通伝送路の効率的利用が不可能になる。こ
れに対して、本発明では、マスタCPU側からスレーブ
CPUのデータ送出を制御することが出来るので、スレ
ーブCPU側のデータ量を監視し、データ量の多いスレ
ーブCPUの送信割り当て時間を長くすることができ
る。また、本発明の方法では、送信許可アドレス信号が
データを伝送するための第1の共通伝送路を使用して送
られるために、回路構成が複雑にならない。 また、装置の発明においては、送信許可アドレス信号を
データとは別に作成し、これをデータフオーマツトとに
挿入する。従つて、送信許可アドレス信号の取扱いが容
易になる。 〔実施例〕 次に、図面を参照して本発明の実施例に係わる時分割交
換方式におけるマスタCPUと複数のスレーブCPU間
のデータ伝送方式について説明する。 第1図は時分割交換方式における交換制御データ(情
報)をマスタ回路(1)と複数のスレーブ回路(2a)(2b)(2
c)とでやりとりする方式を示す。共通のマスタ回路(1)
に対しては最大64個のスレーブ回路を接続することが
可能であるが、第1図では説明の都合上第1、第2及び
第3のスレーブ回路(2a)(2b)(2c)のみが示されている。
各スレーブ回路(2a)(2b)(2c)には電話回路(3a)(3b)(3c)
が接続されている。各電話回路(3a)(3b)(3c)は、例えば
複数の端末装置(電話機、フアクシミリ等)を含む加入
者回路又は局線回路であり、交換制御データ(発呼デー
タ、被呼データ)をスレーブ回路(2a)(2b)(2c)と端末装
置との間で送受信する回路を含む。 マスタ回路(1)は、交換機全体の制御を受け持つ主制御
回路であり、マスタCPU(4)、マスタ送受信回路(5)、
マスタCPU(4)を助けるためのメモリ(6)から成る。マ
スタCPU(4)、マスタ送受信回路(5)、メモリ(6)は互
いにデータバス(7)により接続され、且つマスタCPU
(4)とマスタ送受信回路(5)との間には送信制御線(8)と
受信制御線(9)とが設けられている。 各スレーブ回路(2a)(2b)(2c)は、各スレーブCPU(10
a)(10b)(10c)と、各スレーブ送受信回路(11a)(11b)(11
c)と、各メモリ(12a)(12b)(12c)とから成る。各スレー
ブCPU(10a)(10b)(10c)と各スレーブ送受信回路(11a)
(11b)(11c)と各メモリ(12a)(12b)(12c)とは互いにデー
タバス(13a)(13b)(13c)で接続され、且つ各スレーブC
PU(10a)(10b)(10c)と各スレーブ送受信回路(11a)(11
b)(11c)との間には送信制御線(14)及び受信制御線(15a)
(15b)(15c)が設けられている。 マスタ送受信回路(5)には、第1の共通伝送路としての
下り伝送路(16)と、第2の共通伝送路としての上り伝送
路(17)と、クロツク信号線(18)と、同期信号線(19)とが
接続されている。なお、クロツク信号線(18)は基準クロ
ツク信号発生器(20)に接続され、同期信号線(19)は同期
信号発生器(21)に接続されている。 各スレーブ送受信回路(11a)(11b)(11c)は、マスタ送受
信回路(5)に独立の伝送路で夫々接続されずに、共通の
上り及び下り伝送路(16)(17)に接続されている。また、
各スレーブ送受信回路(11a)(11b)(11c)は、共通のクロ
ツク信号線(18)及び共通の同期信号線(19)に接続されて
いる。従つて、マスタ回路(1)と各スレーブ回路(2a)(2
b)(2c)の間には4本の信号線が設けられているのみであ
る。スレーブ回路を増設してもこの4本の信号線で十分
である。 第1図の方式において、例えば電話回路(3a)から交換制
御データがスレーブCPU(10a)に送られると、これが
スレーブ送受信回路(11a)と上り伝送路(17)とマスタ送
受信回路(5)とを介してマスタCPU(4)に送られる。
今、第1の電話回路(3a)と第2の電話回路(3b)とを接続
することを要求する交換制御データであるとすれば、電
話回路(3b)を呼び出すためのデータがマスタCPU(4)
で作られ、これがマスタ送受信回路(5)と下り伝送路(1
6)とスレーブ送受信回路(11b)とを介して第2のスレー
ブCPU(10b)に送られる。なお、通話信号又はフアク
シミリ信号等の情報信号は、第1図では省略されている
情報交換回路を介して伝送される。 第1図に示すマスタ回路(1)内のメモリ(6)、及びスレー
ブ回路(2a)〜(2c)内のメモリ(12a)〜(12c)は、マスタC
PU(4)及びスレーブCPU(10a)〜(10c)を助けるため
にプログラム及びデータを記憶する外部メモリである。
従つて、各CPU(4)及び(10a)〜(10c)が十分な記憶容
量を有するメモリを内蔵していれば、この外部メモリ
(6)及び(12a)〜(12c)を設けることが不要になる。 第2図は第1図のマスタ送受信回路(5)を詳しく示すも
のである。このマスタ送受信回路(5)は、第8図〜第1
1図に示すデータフオーマツトで送受信を実行するよう
に構成されている。このため、マスタ側送信用バツフア
メモリ(22)及びマスタ側受信用バツフアメモリ(23)の他
に、スレーブ送信制御信号発生回路(24)と、スレーブ送
信用バツフアメモリ状態信号(以下単にフラグと呼ぶ)
を受信するためのフラグ受信回路(25)と、スレーブ側送
信データ量通知信号受信回路(26)と、アドレス検出回路
(27)と、マスタ回路(1)即ち自己のアドレス(コード)
設定回路(28)と、ORゲート(29)と、タイミング信号発
生回路(30)と、CPUインターフエース(31)とを含む。 第3図はスレーブ送受信回路(11a)を詳しく示すもので
ある。このスレーブ送受信回路(11a)は、スレーブ側送
信用バツフアメモリ(32)及びスレーブ側受信用バツフア
メモリ(33)の他、スレーブ側送信データ量通知信号発生
回路(34)と、フラグ発生回路(35)と、スレーブ送信制御
信号受信回路(36)と、アドレス検出回路(37)と、自己の
アドレスを設定するアドレス設定回路(38)と、ORゲー
ト(39)と、タイミング信号発生回路(40)と、CPUイン
タフエース(41)とを有する。なお、第1図の第2及び第
3のスレーブ送受信回路(11b)(11c)は、第1のスレーブ
送受信回路(11a)と同一構成であるので、これ等の詳し
い説明は省略する。 第4図はマスタ側送受信用バツフアメモリ(22)を詳しく
示すものである。このメモリ(22)は、記憶部(22a)と、
8ビツトシフトレジスタ(22b)と、送信メモリ制御回路
(22c)とから成り、フアーストインフアーストアウト
(FIFO)に構成されている。記憶部(22a)は、夫々
が6バイトの4つのブロツクM1、M2、M3、M4を有す
る。 第5図はマスタ側受信用バツフアメモリ(23)を詳しく示
すものである。このメモリ(23)は、記憶部(23a)と、8
ビツトシフトレジスタ(23b)と、受信メモリ制御回路(23
c)とから成り、フアーストインフアーストアウト(FI
FO)に構成されている。記憶部(23a)は、夫々が5バ
イトの4つのブロツクm1、m2、m3、m4を有する。 第6図はスレーブ送信用バツフアメモリ(32)を詳しく示
すものである。このメモリ(32)は、記憶部(32a)と、8
ビツトシフトレジスタ(32b)と、送信メモリ制御回路(32
c)とから成る。記憶部(32a)は、夫々が6バイトの4つ
のブロツクN1、N2、N3、N4を有する。このメモリ(32)
は、第4図に示すマスタ送信用バツフアメモリ(22)と実
質的に同一構成である。 第7図はスレーブ受信用バツフアメモリ(33)を詳しく示
すものである。このメモリ(33)は記憶部(33a)と、8ビ
ツトシフトレジスタ(33b)と、受信メモリ制御回路(33c)
とから成る。記憶部(33a)は、夫々が5バイトの4つの
ブロツクn1、n2、n3、n4を有する。このメモリ(33)は第
5図のマスタ受信用バツフアメモリ(23)と実質的に同一
構成である。 第8図は、同期信号、フレームタイムスロツト、下り及
び上り伝送フオーマツトを示す。第8図(A)に示す同期
信号は、第1図の周期信号発生器(21)から発生するもの
であり、基準クロツク信号発生器(20)から発生するクロ
ツクパルス4096個に1個の割合で発生する。 第8図(B)はフレームタイムスロツトを示す。単位タイ
ムスロツト(単位フレーム時間)は64クロツクから成
る。従つて、同期信号の1周期(4096クロツク)に
64のフレームのタイムスロツトが配置されている。1
つのタイムスロツトにおいて1つのスレーブ回路のデー
タ伝送が行われるので、最大64のスレーブ回路を1つ
のマスタ回路(1)に接続することができる。なお、第8
図(B)の単位フレームタイムスロットの下り伝送フォ
ーマットは第8図(C)、上り伝送フォーマットは第8
図(D)に示す通りである。第8図(C)(D)には第
8図(B)の0番目のフレームタイムスロットのフォー
マットが示されているが、1〜63番目のフレームタイ
ムスロットのフォーマットの構成も第8図(C)(D)
と同一である。 第8図(C)は下り伝送フオーマツトを示す。即ち、第1
図の下り伝送路(16)を使用してマスタ送受信回路(5)か
らスレーブ送受信回路(11a)(11b)(11c)にデータを伝送
する時のフオーマツトを示す。この単位フレームのフオ
ーマツトは単位タイムスロツト(6470クロツク)に
対応し、1バイトのスレーブ受信制御信号区間C1と、5
バイトのデータ区間C2と、1バイトの未定義区間C
3と、1バイトのスレーブ送信制御信号区間C4とから成
る。 区間C1に配置されるスレーブ受信制御信号は、区間C2
データをスレーブ回路(2a)(2b)(2c)が受信する時に必要
な情報を含み、第9図に示す如く、8ビツトA0〜A7から
成る。そして、A0〜A5で示す6ビツトは、送信する相手
先スレーブ回路のアドレス信号が書き込まれる。スレー
ブ回路(2a)(2b)(2c)はこれ等を識別するための自己アド
レス(コード)を、例えば
〔000000〕〔0000
01〕〔000010〕の様に有する。従つて、今、区
間C2のデータを第1のスレーブ回路(2a)に送る場合に
は、第9図のビツトA0〜A5にアドレス
〔000000〕
が書き込まれる。この方式では、送信の相手先はシーケ
ンシヤルに決定され、第8図(B)のタイムスロツト0〜
63に対応する順番のアドレス信号を伴なつたデータが
マスタCPU(4)から順に発生する。スレーブ回路(2a)
〜(2c)及び図示が省略されている他のスレーブ回路のコ
ードが第8図のフレームタイムスロツトの番号に対応し
て決定されているので、送信相手先スレーブ回路の順番
は、第1図に示す配列順の(2a)(2b)(2c)……となる。 第9図のビツトA7には送信データ有無信号が書き込まれ
る。即ち、マスタ回路(1)から特定の相手先スレーブ回
路に送るデータが有る場合には例えば“1”が書き込ま
れ、データが無い場合には下り伝送路(16)の休止期間と
同一の例えば“0”とする。 第8図(C)の下り伝送フオーマツトの区間C2には5バイ
トの交換制御データを書き込む。第8図(C)に示す区間C
1のスレーブ受信制御信号と区間C2のデータとは、マス
タCPU(4)で形成された後に、バス(7)を通つて第2図
のインタフエース(31)に入り、更に内部バス(31a)を通
つて送信用バツフアメモリ(22)に入る。このメモリ(22)
は、第4図に示す如く構成されているため、第8図の区
間C1とC2の6バイトのデータが単位となつてまず第1ブ
ロツクM1に書き込まれる。そして、マスタCPU(4)に
よる6バイトのデータの第1ブロツクM1に対するすべ
ての書き込みが終了すれば、マスタCPU(4)から送信
制御線(8)を介して書き込み終了信号が第4図に示す送
信メモリ制御回路(22c)に与えられる。この制御回路(22
c)は書き込み終了信号に応答して第1ブロツクM1の6バ
イトのデータを第2ブロツクM2に移し、第2ブロツクM
2のデータは第3ブロツクM3に移す。即ち、各ブロツクM
1〜M4のデータを次のブロツクに夫々移す。これによ
り、第1ブロツクM1が空き、次の書き込みが可能にな
る。また、第4ブロツクM4のデータは8ビツトシフトレ
ジスタ(22b)に送り出され、このシフトレジスタ(22b)で
シリアルに変換されて下り伝送路(16)に送り出される。
下り伝送路(16)に送り出すタイミングは、タイミング信
号発生回路(30)の制御に基づいて第8図のt0〜t1でスレ
ーブ受信制御信号となり、t1〜t2でデータとなる様に決
定される。送信用バツフアメモリ(22)の各ブロツクN1
N4は、6バイトのデータしか格納することができない。
そして、6バイトの書き込み終了信号に基づいてフアー
ストインフアーストアウトで6バイトのデータ転送が行
われる。従つて、マスタCPU(4)の誤り又は電気的ノ
イズで7バイトのデータをメモリ(32)に書き込むような
誤動作が生じても、他のデータブロツクにこの誤りが波
及することはない。この様な効果、第5図、第6図、第
7図のメモリ(23)(32)(33)でも得られる。 第8図(C)の下りフオーマツトの区間C4のスレーブ送信
制御信号は、スレーブ回路(2a)(2b)(2c)からマスタ回路
(1)への送信を制御するための情報を含むもので、送信
許可データと呼ぶことができるものである。このスレー
ブ送信制御信号区間C4は、第10図に示す如く8ビツト
B0〜B7から成り、この内の6ビツトB0〜B5は送信させる
スレーブ回路のアドレス信号(コード)即ち送信許可ア
ドレスの信号に使用され、ビツトB6は送信モード切換信
号に使用され、ビツトB7は送信許可/禁止信号に使用さ
れる。この方式ではスレーブ回路(2a)(2b)(2c)の判断に
よつて一方的にマスタ回路(1)にデータを送ることはで
きない。下り伝送フオーマツトの区間C4のスレーブ送信
制御信号に含まれている送信許可アドレス信号と一致し
たアドレスを有するスレーブ回路のみが送信する。今、
第1のスレーブ回路(2a)からマスタ回路(1)に送信させ
る場合には、ビツトB0〜B5に第1のスレーブ回路(2a)の
アドレス信号
〔000000〕を書き込む。 ところで、この方式では、スレーブ回路(2a)〜(2c)から
マスタ回路(1)に対する時分割伝送をシーケンシヤルに
行うモードと、マスタCPU(4)の判断によつて任意に
行うモードとを選択的にとり得る。シーケンシヤルモー
ドの場合には、第8図(C)のフオーマツトの区間C1にお
ける相手先スレーブ回路のアドレス信号の決定と同様
に、第1図のスレーブ回路(2a)(2b)(2c)の配列順番に送
信許可アドレス信号がマスタCPU(4)から発生し、こ
れがスレーブ送信制御信号発生回路(24)に送られ、ここ
でタイミング調整されてORゲート(29)に送り出され、
フオーマツトの区間C4に挿入される。 一方、非シーケンシヤルモードの場合には、スレーブ回
路(2a)(2b)(2c)からマスタ回路(1)に通知されたスレー
ブ側送信データ量に基づいてマスタCPU(4)がスレー
ブ回路(2a)(2b)(2c)の送信割り当て時間を変える。今、
第1のスレーブ回路(2a)の送信すべきデータ量が他のス
レーブ回路(2b)(2c)に比較して極めて多いということが
マスタCPU(4)で判断されると、マスタCPU(4)は、
非シーケンシヤルモード送信を指令するモード切換信号
を例えば“1”の形式で第10図のビツトB6に書き込
む。これと同時に、第8図(B)に示す複数のタイムスロ
ツト期間に連続的に第1のスレーブ回路(2a)を示す送信
許可アドレス信号
〔000000〕を第10図のビツト
B0〜B5に書き込む。この結果、第1のスレーブ回路(2a)
に重みが与えられた時分割送信が実行され、データ量の
多いスレーブ回路を優先したデータ伝送が可能になり、
上り伝送路(17)を効率良く使用することができる。 第10図のビツトB7に書き込まれる送信許可/禁止信号
は、第2図に示す受信用バツフアメモリ(23)の状態を示
す信号であり、このメモリ(23)のすべてのアドレスにデ
ータが書き込まれている場合には、メモリ(23)は新しい
データを受け入れることができないので、第2図のライ
ン(23d)によつてスレーブ送信制御信号発生回路(24)に
これを知らせ、第10図のビツトB7に禁止を示す“1”
を書き込む。第10図に示す区間C4の送信許可アドレス
信号及びモード切換信号は第1図のマスタCPU(4)で
形成された後に、ここからバス(7)、インタフエース(3
1)、内部バス(31a)を介してスレーブ送信制御信号発生
回路(24)に送られる。なお、ビツトB7に対しては、第2
図の受信用バツフアメモリ(23)からスレーブ側からの送
信を禁止する信号(メモリ(23)の受け入れ不能信号)が
発生した時のみビツトB7に“1”を書き込む。そして、
区間C4の1バイトの制御データは、タイミング信号発生
回路(30)から送出されるタイミング信号に基づく制御に
より、第8図のt3〜t4において第2図のスレーブ送信制
御信号発生回路(24)から発生する。送信バツフアメモリ
(22)の出力とスレーブ送信制御信号発生回路(24)の出力
とはORゲート(29)に入力し、第8図(C)に示すフオー
マツトとなる様に加算され、下り伝送路(16)に送り出さ
れる。この方式では、スレーブ回路(2a)(2b)(2c)からマ
スタ回路(1)に対する送信を制御するための信号が、下
り伝送フオーマツトで主データと共に送られるために、
スレーブ送信制御信号のための専用の信号線が不要にな
る。 下り伝送路(16)には複数のスレーブ回路(2a)(2b)(2c)が
接続されているために、同一の伝送信号が夫々のスレー
ブ送受信回路(11a)(11b)(11c)に入力する。しかし、第
8図(C)のフオーマツトの区間C1に書き込まれているス
レーブ受信制御信号で指定されたスレーブ回路のみが受
信する。この選択的受信を第3図によつて更に詳しく説
明する。下り伝送路(16)に接続されているアドレス検出
回路(37)は、下り伝送フオーマツトの区間C1におけるビ
ツトA0〜A5に書き込まれている受信指示アドレス信号と
アドレス設定回路(38)で設定された自己のスレーブ回路
(2a)のアドレス
〔000000〕とを比較し、一致して
いる時にはライン(37a)によつて受信用バツフアメモリ
(33)をデータ書き込み状態に制御する。なお、アドレス
検出回路(37)には、第9図のフオーマツトにおけるビツ
トA7の送信データ有無信号のチエツクを行う回路も内蔵
されている。従つて、送信データ有りで且つアドレスが
一致した時のみ、受信用バツフアメモリ(33)を書き込み
状態に制御する信号が発生する。区間C1のデータの抽出
はタイミング信号発生回路(40)による制御に基づいて行
われる。 今、アドレス一致の出力が得られ、これがライン(37a)
によつてスレーブ受信用バツフアメモリ(33)に与えられ
ると、メモリ(33)は第7図に示す如く構成されているた
め、シフトレジスタ(33b)でラツチされたデータが第1
ブロツクn1に書き込まれる。データは第8図(C)のフオ
ーマツトの区間C2の5バイトのデータ単位で順次に次の
ブロツクに転送される。そして、第4ブロツクn4のデー
タは第3図の内部バス(41a)、インターフエース(41)、
バス(13a)を介して第1図のスレーブCPU(10a)に送ら
れる。メモリ(33)からのデータの読み出しをバイト単位
で5回行われると、単位ブロツクのデータの読み出しが
終了する。第1図のスレーブCPU(10a)はメモリ(33)
からの単位データブロツクの読み出しを終了すると、終
了信号をライン(15a)で第7図の受信メモリ制御回路(33
c)に送り、記憶部(33a)におけるデータブロツクの転送
が行われる。メモリ(33)の各ブロツクn1〜n4にデータが
書き込まれているために、新しいデータの受け入れが不
可能の場合には、これをライン(33d)によつてフラグ発
生回路(35)に知らせる。 下り伝送路(16)には、第8図(C)に示す区間C2のデータ
の他に、区間C4に示すスレーブ送信制御信号が送られて
くる。第3図のスレーブ送信制御信号受信回路(36)は、
タイミング信号発生回路(40)の制御に基づいて第8図
(C)の区間C4のデータを抽出し、これを第1図に示すス
レーブCPU(10a)に送る。このデータは第10図に示
す種々の情報を含んでおり、スレーブCPU(10a)はこ
れを解読し、スレーブCPU(10a)からマスタCPU(4)
への送信を制御する。マスタCPU(4)からスレーブC
PU(10a)に送られた区間C2のデータは、例えば、電話
回路(3a)における端末装置の呼び出しに使用される。 次に、スレーブ回路(2a)(2b)(2c)からマスタ回路(1)へ
のデータ伝送を説明する。今、各スレーブ回路(2a)(2b)
(2c)の送信すべきデータ量がほぼ等しいとすれば、シー
ケンシヤルに時分割されて各スレーブ回路(2a)(2b)(2c)
のデータが第8図(B)のタイムスロツト単位で順次に送
り出される。第8図(D)はスレーブ回路(2a)(2b)(2c)か
らマスタ回路(1)へデータを伝送するためのフオーマツ
トを示す。このフオーマツトの8ビツト(1バイト)か
ら成る第1の区間E1は、相手先のマスタ回路(1)のアド
レス信号を書き込む部分である。第2の区間E2は5バイ
トから成るデータ区間であり、マスタCPU(4)に送る
データを書き込む部分である。第3の区間E3は、8ビツ
トのスレーブ側送信データ量通知信号区間である。第4
の区間E4は8ビツトのフラウ区間である。今、第1のス
レーブ回路(2a)からマスタ回路(1)にデータを伝送する
とすれば、スレーブCPU(10a)から、このマスタ回路
(1)を示すアドレス信号と伝送データとが第3図のバ
ス(13a)、インタフエース(41)、内部バス(41a)を介して
送信用バツフアメモリ(32)に送られ、第6図に詳しく示
す送信用バツフアメモリ(32)の第1のブロツクN1に書き
込まれる。第1のブロツクN1に対する第8図(D)の区間E
1及びE2の6バイトのデータの書き込みが終了すると、
これを示す信号がスレーブCPU(10a)からライン(14a)
を介して送信メモリ制御回路(32c)に与えられ、第1の
ブロツクN1のデータが第2のブロツクN2に移され、しか
る後、次の6バイトのデータが第1のブロツクN1に書き
込まれる。そして、第4のブロツクN4のデータは、8ビ
ツトシフトレジスタ(32b)を介して上り伝送路(17)に送
り出される。即ち、タイミング信号発生回路(40)による
制御に基づいて第8図のt0〜t1でアドレス信号、t1〜t2
でデータを送り出す。 第8図(D)の区間E3で発生させるスレーブ側送信データ
量通知信号は、スレーブCPU(10a)で作成され、第3
図のスレーブ側送信データ量通知信号発生回路(34)に送
られる。この回路(34)は、タイミング信号発生回路(40)
による制御で、第8図(D)のt2〜t3でスレーブ側送信デ
ータ量通知信号を送出する。 第8図(D)の区間E4のフラグは、第3図に示す受信用バ
ツフアメモリ(33)のデータ書き込み状態を示す信号であ
り、受信用バツフアメモリ(33)にデータを書き込む余裕
が有るか無いかを示す信号である。このフラグはメモリ
(33)に対する書き込み可能な場合に“0”となり、書き
込み不可能な場合に“1”となる。フラグは1ビツトの
信号であるため、区間E4の余りの7ビツトには別のスレ
ーブ回路のフラグが書き込まれる。第11図はフラグの
配置を示し、第8図(B)の各タイムスロツト0〜63に
対応してフラグf0〜f63が決定されている。タイムスロ
ツト0〜63に対応して64個のスレーブ回路が設けら
れていれば、フラグf0〜f63は64個のスレーブ回路の
受信用バツフアメモリの状態を示すことになる。フラグ
は全部で64個あるので、8個のタイムスロツトに分割
配置され、8タイムスロツト後に繰返して送出される。
第3図に示す第1のスレーブ回路(2a)におけるフラグ発
生回路(35)のフラグf0の送出タイミングは、タイミング
信号発生回路(40)による制御に基づいてなされる。な
お、フラグはタイムスロツト0、8、16、24、3
2、40、48、56における夫々の区間E4の最初のビ
ツトに書き込まれる。上り伝送路(17)は共通であるの
で、別のスレーブ回路(2b)(2c)は第11図に示すタイミン
グでフラグf1、f2を発生する。 第3図の送信用バツフアメモリ(32)から出力される第8
図(D)のt0〜t1のアドレス信号とt1〜t2のデータとの合
成データと、スレーブ側送信データ量通知信号発生回路
(34)から出力される第8図(D)のt2〜t3の信号と、フラ
グ発生回路(35)から出力されるt3〜t4のフラグとはOR
ゲート(39)で加算されて上り伝送路(17)に送り出され
る。上り伝送路(17)においては、既に説明した如く、別
のスレーブ回路のフラグが加算されて、これがマスタ回
路(1)に送られる。 上述の如く、フラグを独立の信号線で送らずに、データ
伝送のための上り伝送路(17)を使用して送るので、回路
構成が簡略化されている。 ところで、第2図に示すマスタ側受信用バツフアメモリ
(23)がデータを受け入れることができない状態にあれ
ば、スレーブ回路(2a)〜(2c)からデータを送出すること
を禁止しなければならない。このスレーブ回路(2a)(2b)
(2c)側からマスタ回路(1)側への送信制御は、下り伝送
路(16)でマスタ回路(1)からスレーブ回路(2a)(2b)(2c)
に送られて来る第8図(C)の区間C4に示す信号に基づい
てなされる。即ち、例えば、スレーブ回路(2a)は、第3
図に示すスレーブ送信制御信号受信回路(36)で受信した
信号をスレーブCPU(10a)に送り、スレーブCPU(10
a)はこの信号を解読し、第10図に示すビツトB7
“0”の時には送信許可信号を出し、“1”の時には送
信禁止信号を出す。この送信禁止信号が送られて来た時
には、ビツトB0〜B5で送信許可アドレスが与えられてい
ても、送信は禁止される。 第10図のビツトB6に書き込まれている送信モード切換
信号がシーケンシヤルモードを指定する“0”の場合に
は、複数のスレーブ回路(2a)(2b)(2c)に順次に伝送時間
が割り当てられる。即ち、同一時刻に複数のスレーブ回
路(2a)(2b)(2c)からの送信が行なわれないような時分割
がなされる。 上り伝送路(17)を通つて第8図(D)のフオーマツトでデ
ータがマスタ回路(1)に送られると、第2図に示す受信
用バツフアメモリ(23)にデータが書き込まれる。受信用
バッファメモリ(23)に対してデータを書き込んでも
良いか否かを決定するために、第8図(D)のフォーマ
ットの区間E1に書き込まれている送信相手先を示すマ
スタ回路(1)のアドレス信号が、第2図に示すアドレ
ス検出回路(27)で読み取られ、アドレス設定回路
(28)に設定されている自己のアドレス(マスタ回路
のアドレス)と比較される。この比較で両アドレスが一
致していることが判定された時に、アドレス検出回路
(27)は受信用バッファメモリ(23)にライン(2
7a)を介して書き込み指令を出す。これにより、区間
E2のデータが第5図のシフトレジスタ(23b)介して第1
ブロツクm1に書き込まれる。アドレス信号の一致に基づ
いて受信用バツフアメモリ(23)のブロツクm1に書き込ま
れた5バイトのデータは、順次に次のブロツクに送ら
れ、第4のブロツクm4から第2図の内部バス(31a)、イ
ンタフエース(31)、バス(7)を介して第1図のマスタC
PU(4)に読み取られる。なお、マスタCPU(4)は、5
バイトのデータブロツクの読み取り終了ごとにこれを示
す信号を信号線(9)を介して第5図の受信メモリ制御回
路(23c)に送り、ブロツクm1、m2、m3、m4のデータを次
段に移す。 第2図のスレーブ側送信データ量通知信号受信回路(26)
は、タイミング信号発生回路(30)による制御に基づいて
第8図(D)の区間E3の信号を抽出し、マスタCPU(4)に
送る。マスタCPU(4)はスレーブ側送信データ量通知
信号を解読し、もし、複数のスレーブ回路(2a)(2b)(2c)
における送信データ量の偏りが一定以上あることを判定
した場合には、第10図のビツトB6を“1”として非
シーケンシヤルモードを設定する。これと同時にスレー
ブ回路の送信順番を変更するアドレス信号を形成し、第
2図のスレーブ送信制御信号発生回路(24)に送る。即
ち、送信データ量の多いスレーブ回路に対して長い送信
割り当て時間を与える。第3図のスレーブ送信制御信号
受信回路(36)が第10図のフオーマツトを受信し、これ
をスレーブCPU(10a)に送ると、スレーブCPU(10a)
はこれを解読し、非シーケンシヤルモードを設定し、且
つマスタ回路(1)から与えられている第10図のビツトB
0〜B5がスレーブ回路(2a)を指定している限り、送信を
継続する。即ち単位スロツトで送信を終了させないで、
複数スロツトの期間送信を継続する。送信データ量のス
レーブ回路間におけるバラツキが少なくなれば、マスタ
CPU(4)は再びシーケンシヤルモードを設定する。こ
の様に非シーケンシヤルモードの送信を選択的に取り入
れると、データの効率の良い伝送が可能になる。 第2図のフラグ受信回路(25)は、第8図の区間E4で送ら
れてくるフラグをタイミング信号発生回路(30)の制御に
基づいて抽出し、マスタCPU(4)に送る。マスタCP
U(4)はフラグを解読し、スレーブ側受信用バツフアメ
モリ(33)が受信不可能であることを示すフラグが発生し
ている時には、送信用バツフアメモリ(22)からのデータ
の送出を禁止する。これにより、マスタ回路(1)からス
レーブ回路(2a)(2b)(2c)に向けてのデータ伝送管理が確
実に達成される。 この方式において、スレーブ回路を64個よりも増やし
たい時には、同期信号の1周期のタイムスロツトを64
よりも多くする。この時、下り及び上り伝送路(16)(1
7)、クロツク信号線(18)、同期信号線(19)以外の信号線
を新たに設けることは不要である。 〔変形例〕 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例え
ば、次の変形例が可能なものである。 (a) 第10図の送信させるスレーブ回路の送信許可ア
ドレスをシーケンシヤルとするか、非シーケンシヤルと
するかの区別を、第8図(D)のフオーマツトにおける区
間E3のスレーブ側送信データ量通知信号に基づいて行わ
ずに、マスタ回路(1)が受信したデータに基づいてスレ
ーブ回路の送信データ量を判断し、これにより行つても
よい。この場合には、第8図(D)の区間E3が空くので、
ここにフラグを書き込み、1タイムスロツトに16のフ
ラグを割り当ててもよい。また、非シーケンシヤルに送
信させるスレーブ回路のアドレスを決定することが不要
な場合には、第10図のビツトB6のモード切換信号が不
要になるので、これを別の信号に使用してもよい。 (b) 交換機に限ることなく、例えば、マスタ回路(1)を
主コンピユータ、スレーブ回路(2a)(2b)(2c)を従コンピ
ユータとして、相互にデータ交換する方式にも適用可能
である。要するに、マスタCPUと複数のスレーブCP
Uを有する種々のシステムに適用可能である。 (c) マスタ回路(1)とスレーブ回路(2a)(2b)(2c)との間
の下り及び上り伝送路(16)(17)をパラレルデータ伝送路
としてもよい。 〔発明の効果〕 上述から明らかな如く、本発明によれば、マスタCPU
からスレーブCPUに向う伝送路によつて、データと共
に、送信すべきスレーブCPUを示す送信許可アドレス
信号を送るので、送信制御のための特別の信号線が不要
になる。また、各スレーブCPU側に時分割送信制御す
るための信号を発生させる回路が不要になる。このた
め、マスタCPU側とスレーブCPU側とを含むシステ
ムの構成が簡単になる。また、マスタCPU側からスレ
ーブCPU側に送るデータのフオーマツトの中に送信す
べきスレーブCPUを示す送信許可アドレス信号が含ま
れ、且つこの送信許可アドレスは容易に変更可能である
ため、マスタCPUの判断で、複数スレーブCPUの送
信を非シーケンシヤルに制御し、効率の良い送信を行う
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例に係わる時分割交換機におけ
る交換制御データの伝送方式を示すブロツク図、 第2図は第1図のマスタ送受信回路を詳しく示すブロツ
ク図、 第3図は第1図のスレーブ送受信回路を詳しく示すブロ
ツク図、 第4図は第2図のマスタ側送信用バツフアメモリを詳し
く示すブロツク図、 第5図は第2図のマスタ側受信用バツフアメモリを詳し
く示すブロツク図、 第6図は第3図のスレーブ側送信用バツフアメモリを詳
しく示すブロツク図、 第7図は第3図のスレーブ側送信用バツフアメモリを詳
しく示すブロツク図、 第8図は同期信号、タイムスロツト、及び下り及び上り
伝送フオーマツトの時間関係を示す図、 第9図は第8図のスレーブ受信制御信号の内容を詳しく
示すビツト配置図、 第10図は第8図のスレーブ送信制御信号の内容を詳し
く示すビツト配置図、 第11図は第8図のフラグの配置を8タイムスロツト分
示す配置図である。 (1)……マスタ回路、(2a)(2b)(2c)……スレーブ回路、
(4)……マスタCPU、(5)……マスタ送受信回路、(10
a)(10b)(10c)……スレーブCPU、(11a)(11b)(11c)…
…スレーブ送受信回路、(16)……下り伝送路、(17)……
上り伝送路、(18)……クロツク信号線、(19)……同期信
号線、(22)……マスタ送信用バツフアメモリ、(23)……
マスタ受信用バツフアメモリ、(32)……フレーブ側送信
用バツフアメモリ、(33)……スレーブ側受信用バツフア
メモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 雅之 東京都杉並区久我山1丁目7番41号 岩崎 通信機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−3503(JP,A) 特開 昭59−161763(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】単一のマスタCPU(中央処理装置)と、 前記マスタCPUにデータを伝送し、且つ前記マスタC
    PUからのデータを受け取る複数のスレーブCPUと、 前記マスタCPUから前記各スレーブCPUにデータを
    時分割伝送するための第1の共通伝送路と、 前記各スレーブCPUから前記マスタCPUにデータを
    時分割伝送するための第2の共通伝送路と、 前記マスタCPUと前記第1の共通伝送路との間に設け
    られたマスタ側送信用バッファメモリと、 前記第2の共通伝送路と前記マスタCPUとの間に設け
    られたマスタ側受信用バッフアメモリと、 前記各スレーブCPUと前記第2の共通伝送路との間に
    夫々設けられた複数のスレーブ側送信用バッフアメモリ
    と、 前記各スレーブCPUと前記第1の共通伝送路との間に
    夫々設けられた複数のスレーブ側受信用バッファメモリ
    と を有するデータ伝送回路を使用して前記マスタCPUと
    前記各スレーブCPUとの間で時分割方式でデータ伝送
    を行う方法であって、 前記第1の共通伝送路を使用して前記マスタCPUから
    前記各スレーブCPUにデータを時分割で送るためのフ
    オーマットの中に、前記第1の共通伝送路で伝送するデ
    ータを受け入れる前記スレーブCPUを示すアドレス信
    号を配置すると共に、前記第2の共通伝送路を使用して
    データ伝送することを許可する前記スレーブCPUを示
    す送信許可アドレス信号、及びシーケンシャルモードと
    非シーケンシャルモードとの切り換えを行うためのモー
    ド切換制御信号を配置し、 前記モード切換制御信号によってシーケンシャルモード
    を指定した時には前記送信許可アドレス信号をシーケン
    シャルに夫々指定し、前記モード切換制御信号によって
    非シーケンシャルモードを指定した時には前記複数のス
    レーブCPUから前記マスタCPUに伝送するデータ数
    が任意になるように前記送信許可アドレス信号を非シー
    ケンシャルに指定することを特徴とするデータ伝送方
    法。
  2. 【請求項2】単一のマスタCPU(中央処理装置)と、 前記マスタCPUにデータを伝送し、且つ前記マスタC
    PUからのデータを受け取る複数のスレーブCPUと、 前記マスタCPUから前記各スレーブCPUにデータを
    時分割伝送するための第1の共通伝送路と、 前記各スレーブCPUから前記マスタCPUにデータを
    時分割伝送するための第2の共通伝送路と、 前記マスタCPUと前記第1の共通伝送路との間に設け
    られたマスタ側送信用バッファメモリと、 前記第2の共通伝送路と前記マスタCPUとの間に設け
    られたマスタ側受信用バッフアメモリと、 前記各スレーブCPUと前記第2の共通伝送路1の間に
    夫々設けられた複数のスレーブ側送信用バッフアメモリ
    と、 前記各スレーブCPUと前記第1の共通伝送路との間に
    夫々設けられた複数のスレーブ側受信用バッファメモリ
    と を有して前記マスタCPUと前記各スレーブCPUとの
    間で時分割方式でデータ伝送を行う装置であって、 前記第2の共通伝送路を使用してデータ伝送することを
    許可する前記スレーブCPUを示す送信許可アドレス信
    号及びシーケンシャルモードと非シーケンシャルモード
    との切換えを行うためのモード切換制御信号を作成する
    ものであり、前記モード切換制御信号によってシーケン
    シャルモードを指定する時には前記送信許可アドレス信
    号をシーケンシャルに指定し、前記モード切換え制御信
    号によって非シーケンシャルモードを指定する時には前
    記複数のスレーブCPUから前記マスタCPUに伝送す
    るデータ数が任意になるように前記送信許可アドレス信
    号を非シーケンシャルに指定する信号作成手段と、 前記信号作成手段から送出された前記送信許可アドレス
    信号及び前記モード切換信号を、前記第1の共通伝送路
    で伝送するデータを受け入れる前記スレーブCPUを示
    すアドレス信号を伴っているマスタ側送信データフォー
    マットの中に挿入する手段と を備えていることを特徴とするデータ伝送装置。
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