JP4615842B2 - 内視鏡システムおよび内視鏡画像処理装置 - Google Patents

内視鏡システムおよび内視鏡画像処理装置 Download PDF

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本発明は、手術等を行う場合に表示される内視鏡画像に関連するバーチャル画像等の画像の色調を補正する内視鏡システムおよび内視鏡画像処理装置に関する。
近年、内視鏡は医療分野において、広く普及している。この場合、表示装置には、実際に観察を行う内視鏡画像と共に、手術の際の参考になる処置具の状態の表示や各種の画像とが表示される場合がある。
例えば特開2000−270318号公報における表示装置には、内視鏡画像の他に、手術具の状態を容易に確認しながら手術の指示等の支援を行うことができる手術情報が表示される。また、この従来例にはX線画像等の画像も表示できるようにしている。
特開2000−270318号公報
しかしながら、上記従来例では、術者は、手術を行う際に表示される内視鏡画像の他に表示される画像を手術或いは診断の参考にしようとした場合、実際に撮像して表示されている内視鏡画像と他の画像との色調が異なるために診断等するのに時間がかかる場合がある。
(発明の目的)
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、内視鏡画像を含む複数の画像を表示した場合、診断等を行い易いように表示することができる内視鏡システムおよび内視鏡画像処理装置を提供することを目的とする。
本発明の内視鏡システムは、被検体の内視鏡検査を行う内視鏡と、前記内視鏡からのライブ画像を取得するライブ画像取得手段と、前記ライブ画像を表示するライブ画像表示手段と、前記内視鏡の前記被検体における撮像対象位置を検出する撮像対象位置検出手段と、人体における複数種の内臓の断層像から構築された3次元バーチャル画像基データを取得する3次元バーチャル画像基データ取得手段と、前記撮像対象位置検出手段により検出した当該内視鏡の被検体における撮像対象位置情報に基づいて、前記ライブ画像表示手段に表示されている当該内視鏡が撮影しているライブ画像より対応するバーチャル画像を作成するための内臓の種類を当該ライブ画像に同期して認識し、当該認識されバーチャル画像を作成するための内臓の種類に対応したバーチャル臓器画像データを、当該ライブ画像に同期して前記3次元バーチャル画像基データから生成するバーチャル臓器画像データ生成手段と、前記バーチャル臓器画像データ生成手段により生成されたバーチャル臓器画像データに係るバーチャル臓器画像を前記ライブ画像に同期して表示するバーチャル画像表示手段と、前記ライブ画像表示手段に表示されているライブ画像における所定領域に係る信号データの色を分析するライブ画像色分析手段と、前記バーチャル画像表示手段に前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像のうち、前記ライブ画像における前記所定領域に対応する領域に係る信号データの色を分析するバーチャル臓器画像色分析手段と、前記ライブ画像色分析手段による分析結果と前記バーチャル臓器画像色分析手段による分析結果とを比較する色分析結果比較手段と、前記色分析結果比較手段による比較結果に基づいて、前記バーチャル画像表示手段に前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像に係る信号データの色を前記ライブ画像に同期して色補正を行う色補正手段と、を具備したことを特徴とする。
また、本発明の内視鏡画像処理装置は、被検体の内視鏡検査を行う内視鏡からのライブ画像であって所定のライブ画像表示手段に表示するためのライブ画像を取得するライブ画像取得手段と、人体における複数種の内臓の断層像から構築された3次元バーチャル画像基データを取得する3次元バーチャル画像基データ取得手段と、前記内視鏡の前記被検体における撮像対象位置を検出する撮像対象位置検出手段により検出した当該内視鏡の被検体における撮像対象位置情報に基づいて、前記ライブ画像表示手段に表示されている当該内視鏡が撮影しているライブ画像より対応するバーチャル画像を作成するための内臓の種類を当該ライブ画像に同期して認識し、当該認識されバーチャル画像を作成するための内臓の種類に対応したバーチャル臓器画像データを、当該ライブ画像に同期して前記3次元バーチャル画像基データから生成するバーチャル臓器画像データ生成手段と、前記ライブ画像表示手段に表示されているライブ画像における所定領域に係る信号データの色を分析するライブ画像色分析手段と、前記バーチャル臓器画像データ生成手段により生成されたバーチャル臓器画像データに係るバーチャル臓器画像を前記ライブ画像に同期して表示するバーチャル画像表示手段において、前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像のうち、前記ライブ画像における前記所定領域に対応する領域に係る信号データの色を分析するバーチャル臓器画像色分析手段と、前記ライブ画像色分析手段による分析結果と前記バーチャル臓器画像色分析手段による分析結果とを比較する色分析結果比較手段と、前記色分析結果比較手段による比較結果に基づいて、前記バーチャル画像表示手段に前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像に係る信号データの色を前記ライブ画像に同期して色補正を行う色補正手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、術者は内視鏡ライブ画像に対応するバーチャル画像を参考にしようとした場合にバーチャル画像の色調が内視鏡ライブ画像の色調に一致することにより、内視鏡ライブ画像との間の関係等を把握し易くなり、診断等を円滑に進め易くできる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図6は本発明の実施例1に係り、図1は本発明の実施例1を備えた手術支援システム1の全体構成を示し、図2は第1手術室に配置された第1のコントローラの概略の構成を示し、図3は第1手術室に配置された手術システムの主要部の構成を示し、図4は色調補正の画像処理を行うパーソナルコンピュータの構成を示し、図5は色調補正手段の機能的な構成を示し、図6は色調補正を行う動作のフローチャ−トを示す。
図1に示すように、本実施例を備えた手術支援システム1は、例えば第1手術室2に設置された手術システム3と、この手術システム3等で発生する各種医療情報を収集する第1のコントローラ4と、この第1手術室2とは遠隔地点等に設置され、第1のコントローラ4で得られた各種医療処置情報を集積しカルテを生成する手術部サーバ5と、この手術部サーバ5とは別の拠点に設置され、前記手術部サーバ5で得られたカルテ情報等を蓄積する患者情報蓄積手段となる院内サーバ6と、を有している。
第1のコントローラ4と前記手術部サーバ5との間及び前記手術部サーバ5と前記院内サーバ6との間は、それぞれ通信回線8,9で接続される。なお、前記各通信回線8,9は、公衆回線、専用回線、LAN(構内通信網)等のどのような通信回線でもよい。又、前記院内サーバ6は、前記手術部サーバ5と同一拠点に配置されていても良い。
上記第1のコントローラ4等が接続された通信回線8は、第2手術室11a、第3手術室11b内にそれぞれ設置された図示しない各医療装置等と接続され、またこの通信回線8はカンファレンス室11c内の図示しない医療端末装置と接続されている。
そして、術者は、第1手術室2の第1のコントローラ4から、例えばカンファレンス室11c内の図示しない医療端末装置に対して通信回線8を介して手術の際の画像情報等を送信することができると共に、カンファレンス室11cの手術支援者は、手術の際のアドバイス等の支援情報を第1手術室2側に送信することにより手術の支援を行うことができるようにしている。このようにして手術支援システム1が形成されるようにしている。
第1手術室2に設置された手術システム3は、ベッド12に横たわる患者13に対して内視鏡検査を行う内視鏡装置14と、内視鏡装置14による内視鏡画像を表示するモニタ15と、各種の処置を行う電気メス装置、気腹装置、超音波装置等の手術装置(手術機器)16と、内視鏡装置14及び手術装置16等を制御する第2のコントローラ17等から構成される(なお、図1では内視鏡装置14の概略を示し、図3によって詳細な構成を示している)。
また、図3で説明するように内視鏡装置14には撮像対象位置を検出する検出装置31が設けてあり、この検出装置31の情報は、第2のコントローラ17を介して第1のコントローラ4に送られる。そして、この情報は、後述するバーチャル画像として表示する臓器を決定するのに利用される。
この第2のコントローラ17は第1のコントローラ4と接続され、内視鏡装置14により得られた内視鏡の動画像(ライブ画像或いはリアルタイム画像)の映像信号は、第2のコントローラ17から第1のコントローラ4を経て第1手術室2に設置されたライブ画像表示装置となる第1の表示装置19に表示される。
また、第1のコントローラ4には、バーチャル画像を表示する画像処理を行うパーソナルコンピュータ(図1等ではPCと略記)21が接続され、このパーソナルコンピュータ21で生成された映像信号は、バーチャル画像表示装置としての第2の表示装置22に出力され、この第2の表示装置22にはバーチャル画像が表示される。
また、第2のコントローラ17には、前記手術システム3に対する制御指示等を入力するためのタッチパネル23等の手術装システム制御入力手段が接続されている。
手術システム3による情報と、患者モニタリング装置24により患者13の血圧等をモニタして得た患者モニタ情報等が、第2のコントローラ17を介して第1のコントローラ4に集積され、この集積された情報は、他の拠点に設定されている手術部サーバ5へ通信回線8を介して伝送される。
また、内視鏡装置14から得られる映像信号と、第1手術室2内の様子を撮像する室内カメラ25から得た映像信号は、第1のコントローラ4を介して信号伝送装置26にも入力できる。この映像信号は、カンファレンス室11cに伝送することができるし、通信回線10を介して病院外部の支援を行う端末装置等に伝送することもできる。
また、手術部サーバ5は、通信回線9を介して院内サーバ6及びWEBサーバ27と接続されている。尚、前記WEBサーバ27は、インターネットを介して病院外とも接続されている。
院内サーバ6には、病院の患者登録端末28からの患者登録情報と、当該患者に関連する術前画像、術中画像等の医療画像(MRI、CT、X線画像等)が蓄積されている。手術部サーバ5は、手術を行う患者の氏名や生年月日、診療記録などの登録情報及び患者に係る医療画像を、前記院内サーバ6から通信回線9を介して読み出す。
なお、第1のコントローラ4には、入力装置29が接続され、この入力装置29は、キーボード、マウス等からなり、この入力装置29を用いて、カルテナンバ(IDナンバー)及び氏名を入力するのに使用される。
また、本実施例では、例えばパーソナルコンピュータ21(のCD−ROMドライブ)には、CD−ROM30を装着して、そのプログラムをインストールすることができる。このCD−ROM30には人体の内部の臓器を、MRI等の画像を基にして模擬して立体的に模擬画像(いわゆるバーチャル画像)を表示するプログラムが格納されている。
従って、パーソナルコンピュータ21に、そのプログラムをインストールすることにより、パーソナルコンピュータ21は、バーチャル画像を生成して、第2表示装置22にバーチャル画像を表示する機能を持つようになる。なお、図1の2点鎖線で示すように、第1のコントローラ4にCD−ROM30をセットし、術者等のユーザは、パーソナルコンピュータ21からそのプログラムをダウンロードしてインストールする等しても良い。
図2は第1のコントローラ4の概略の構成を示す。
この第1のコントローラ4は、この第1のコントローラ4の各部を制御するCPU51と、このCPU51が実行するソフトウエアや内視鏡画像及び前記患者情報等のデータを格納したり、CPU51の作業領域を確保するためのハードディスク52及びメモリ53と、前記第1の表示装置19で表示する映像信号を生成する表示制御部54と、患者モニタリング装置24や第2のコントローラ17による手術装置等で得た手術装置情報や患者情報を伝送する通信インタフェース56と、内視鏡装置14から第2のコント−ラ17を介して映像信号を入力したり、信号伝送装置26を介して内視鏡画像を含む映像情報を入出力する映像信号入出力回路57と、通信回線8との間で情報を伝送する通信インタフェース58と、内視鏡装置14で得た内視鏡画像(ライブ画像)の映像信号データをパーソナルコンピュータ21に送信等する通信インタフェース59と、を有して構成されている。
そして、パーソナルコンピュータ21は、後述するようにライブ画像の映像信号データと、バーチャル画像の映像信号データとを比較し、バーチャル画像の映像信号データをライブ画像の映像信号データの色調と一致するように色調補正する画像処理を行い、第2の表示装置22にライブ画像と色調が一致した色調でバーチャル画像を表示することができるようにしている。
なお、図3に示す検出装置31による撮像対象位置の情報も、例えば通信インタフェース56を介して第1のコントローラ4に伝送される。
そして、第1のコントローラ4内のCPU51は、図3に示すTVカメラ装着内視鏡38で撮像している患者13の体内の撮像対象位置の情報を位置マーカ44a〜46bの位置検出による位置情報に基づいて算出する撮像位置算出機能51aを備えている。この撮像対象位置の情報もパーソナルコンピュータ21に送られ、このパーソナルコンピュータ21はバーチャル画像を表示する場合、ライブ画像として表示されている臓器と同じ臓器のバーチャル画像を表示することができるようにしている。
上記映像信号入出力回路57は、入力されるアナログ映像信号をデジタル映像信号に変換するA/D変換部57aと、デジタル映像信号をアナログ映像信号に変換して出力するD/A変換部57bと、前記A/D変換部57aを介して入力された映像信号を復号したり、入力された映像信号のうちから所望の内視鏡画像信号を抽出したり、出力しようとする映像信号を符号化してD/A変換部57bへ与える機能を有する映像信号符号復号部57cと、この映像信号符号復号部57c等の映像信号入出力回路57の各部を制御する制御部57dとを有している。
なお、映像信号入出力回路57は、図示してないが入力されるアナログ映像信号をスルーして第1の表示装置19に出力する機能も持つ。
このように本実施例では、内視鏡画像としてのライブ画像と、手術、診断等の医療分野においてこの内視鏡画像に密接に関連する関連画像となるバーチャル画像を隣接等するようにして同時に表示し、バーチャル画像の色調を内視鏡画像の色調と一致するように色調補正手段を設けて、手術や診断等を行い易い内視鏡画像表示処理装置或いは内視鏡画像表示装置を形成している。
図3は手術システム3における内視鏡装置14及び撮像対象位置を検出する検出装置31の主要部の構成を示す。
患者13の例えば腹部には、トラカール32を介して硬性内視鏡33の硬質の挿入部34が挿入される。この硬性内視鏡33の接眼部35には、撮像手段として例えばCCD36を内蔵したTVカメラ37が装着され、TVカメラ装着内視鏡38が形成されている。 また硬性内視鏡33に接続されたライトガイドケーブル39は光源装置40に接続され、この光源装置40から観察のための照明光が供給される。
この照明光は、硬性内視鏡33の挿入部34内を送通されたライトガイドにより挿入部34の先端側に伝送され、図示しない先端部の照明窓から出射され、体腔内を照明する。照明窓に隣接して図示しない観察窓が設けてある。照明された臓器等の撮像対象部位は、観察窓に取り付けた対物レンズにより、結像される。その光学像は、挿入部34内に沿って配置されたリレー光学系により後方側に伝送される。そして、接眼部35に装着されたTVカメラ37のCCD36に結像され、光電変換される。
また、TVカメラ37から延出されたカメラケーブル41はCCU42に接続され、CCD36で撮像された撮像信号はCCU42により信号処理されて映像信号が生成され、モニタ15に出力されると共に、第2のコントローラ17、第1のコントローラ4を介して図1の第1の表示装置19にも出力され、この第1の表示装置19に内視鏡画像のライブ画像が表示されることになる。
なお、第1のコントローラ4によりこのライブ画像のディジタルの映像信号データ(色信号成分)はパーソナルコンピュータ21にも送信され、パーソナルコンピュータ21の画像処理に利用される。
また、本実施例では、患者13の腹部表面等の位置を検出するために、位置マーカ44a、44b、44cが腹部表面に、トラカール32の表面にも位置マーカ45a、45b、45cが、さらに硬性内視鏡33にもその長手方向に位置マーカ46a、46bが取り付けられている。これらの位置マーカ44a〜46bとしては、例えばRF−ID或いはその一部となる高周波発振器部分を利用しても良いし、LED等を利用することもできる。
これらの位置マーカ44a〜46bの3次元位置はマーカ検出を行うディジタイザ47により検出され、その検出信号はナビゲーション装置(マーカ位置算出装置)48に送られる。このナビゲーション装置48により同じ座標系での各部の3次元位置等の情報が生成され、その情報は第2のコントローラ17を経て第1のコントローラ4に送られる。
上記位置マーカ44a〜46bとして、患者13の腹部表面等、硬性内視鏡33の挿入部34が挿入される表面位置を検出可能にしている。また、この腹部表面に挿入部34の挿入ガイドとなるトラカール32の3次元位置も算出できるようにすると共に、このトラカール32の長手方向に挿入される硬性内視鏡33の挿入部34の3次元位置を算出可能にし、これらからさらに挿入部34の先端の観察窓から観察(撮像)を行う撮像位置を算出できるようにしている。
第1のコントローラ4のCPU51は、位置マーカ44a〜46bの3次元位置の情報により硬性内視鏡33の先端で撮像している腹部内の撮像対象となる臓器の位置情報をその撮像する視野方向の情報と共に算出する撮像対象位置の算出をして、算出した撮像対象位置の情報をパーソナルコンピュータ21に送る。
パーソナルコンピュータ21では、送られた撮像対象位置の情報により、バーチャル画像として表示する場合の体内臓器から、その体内の撮像対象位置に存在する臓器を決定する。そして、決定された臓器のバーチャル画像を第2の表示装置22に表示する。つまり、本実施例では、撮像して、内視鏡画像(ライブ画像)として表示されている臓器と同じ臓器をバーチャル画像として表示できるようにしている。
また、第1のコントローラ4に接続された入力装置29からバーチャル画像として表示する場合の臓器を決定する指示信号を入力したり、臓器を立体的に表示する場合における視線方向を指示して表示させたり、視線方向を変えて臓器を回転移動して表示したり、表示サイズを拡大縮小等の指示入力を行うこともできるようにしている。
また、本実施例における色調補正の画像処理を行うコンピュータ21の概略の構成を図4に示す。
コンピュータ21は、全体の制御を行うCPU61がインターナルバス62に接続されている。このインターナルバス62には、CPU61の作業エリア等に利用されるRAM63、第1のコントローラ4に接続される通信インターフェース64、マウス65がコネクタ部を介して接続されるマウスインターフェース65aが接続されている。
また、このインターナルバス62には、コマンド入力等を行うやキーボード66、アプリケーションプログラムが書き込まれたCD−ROM30等を読み込むCD−ROMドライブ67、プログラムや画像データ等が格納されるハードディスク68がそれぞれのインターフェース66a、67a、68aを介して接続されている。
また、インターナルバス62には表示制御を行う表示制御回路69を介して画像を表示する第2の表示装置22に接続される。
CPU61はハードディスク68に内蔵されたプログラムを最初に読み出してRAM63内の所定の領域に書き出し、以後はそのプログラムによって動作する。また、CD−ROMドライブ67にバーチャル画像を表示するアプリケーションプログラムをセットしてインストールすることにより、CPU61はバーチャル画像の描画処理(生成処理)を行う機能を持ち、第1の表示装置22にバーチャル画像を表示する。つまり、このCPU61はバーチャル画像生成機能61aを持つ。
また、バーチャル画像の生成を行う場合、バーチャル画像として表示する臓器を指定することにより、指定された臓器のバーチャル画像の生成を行う。この場合、キーボード66等から臓器の指定或いは選択入力を行うこともできるし第1のコントローラ4から送られる位置情報により表示する臓器を自動指定(自動選択)することもできる。
CPU61は第1のコントローラ4から位置情報が送られてくることによりバーチャル画像として表示するバーチャル表示臓器を自動選択設定するバーチャル表示臓器の自動選択設定機能61bを有する。
またこのCPU61は第1のコントローラ4から送られるライブ画像の映像信号データに対して色分析等を行い、バーチャル画像の色調をライブ画像の色調に合わせる色調補正機能61cも有する。
バーチャル画像として表示するバーチャル表示臓器が自動で或いは術者等による選択設定等により決定されると、そのバーチャル表示臓器の立体画像の映像信号が第2の表示装置22に出力されることになるが、CPU61により上記のようにバーチャル画像の色調をライブ画像の色調に合わせる色調補正が行われる。そして、色調補正がされた後、その映像信号が第2の表示装置22に出力されることになる。
図5はCPU61による色調補正機能61cの機能的な構成を示す。
図3のCCU42からのライブ画像の映像信号は第2のコントローラ17を経て(さらに第1のコントローラ4をスルーして)、第1の表示装置19に出力されると共に、第1のコントローラ4のA/D変換部57aによりディジタルの映像信号データに変換された後、コンピュータ21のCPU61に出力される。
このディジタルの映像信号データは例えばRGB映像信号データであり、CPU61の色分析回路71において、例えばR,G,B成分それぞれに分けて積分されてそれぞれR、G、Bの平均値が算出される。R、G、Bの平均値は比較回路72に入力される。
この場合、色分析される映像信号データは、例えばライブ画像の中央付近に設定される領域であり、この領域を指定手段で指定することもできる。
また、バーチャル画像生成機能61aで生成されたバーチャル画像の映像信号データは色分析回路73で色分析される。この色分析の動作は色分析回路71の場合と同様である。このバーチャル画像の色分析は、例えばバーチャル画像として表示される臓器全体に対して行う。
そしてこの色分析回路73で色分析されたR、G、Bの平均値は比較回路72に入力される。
比較回路72ではライブ画像のR、G、Bの平均値からバーチャル画像のR、G、Bの平均値を、各色成分毎に引き算する処理を行い、その差分の信号をバーチャル画像のR、G、B信号が入力される色調補正回路74に出力し、バーチャル画像のR、G、B信号に加算して色調補正されたR、G、B信号を表示制御回路69を介して第2の表示装置22に出力する。
この場合の動作を図6に示す。
コンピュータ21のCPU61はステップS1に示すようにライブ画像の色分析を行う。例えば、ライブ画像として表示されている内視鏡画像の中央付近の手術等の対象臓器の色分析を行う。次にCPU61はステップS2に示すようにバーチャル画像の色分析を行い、これら色分析された両分析結果はステップS3で比較される。
そして、比較結果に基づき、ステップS4に示すようにバーチャル画像の色調をライブ画像の色調に一致(マッチング)するように色調補正を行う。
つまり、内視鏡画像における対象臓器の色調にマッチングするようにその対象臓器に相当するバーチャル画像の色調を色調補正し、この色調補正されたバーチャル画像が第2の表示装置22に表示されるようになる。
従って、本実施例によれば、第1手術室2で手術を行おうとする術者は第1の表示装置19により表示されるTV装着内視鏡38により撮像したライブ画像を見ながら、患者13の例えば腹部内部の臓器に対する手術を行うことができると共に、第1の表示装置19の横にはその手術を行っている臓器と同じ臓器のバーチャル画像が(撮像対象位置の情報により)表示される。
この場合、図5及び図6で説明したように、バーチャル画像の色調はライブ画像の色調の平均の色調となるように色調補正の画像処理して表示されるので、手術を行おうとする臓器における各部の位置等がバーチャル画像を参考にすることにより、違和感を感じることなく簡単かつ短時間に認識することが可能となり、手術を円滑かつ短時間に行うことが可能となる。
また、実際のライブ画像では一部が他の臓器等により、隠れてしまっているような場合でも、撮像対象位置の臓器に相当する臓器をバーチャル画像として表示できるので、このバーチャル画像を立体的に表示することにより、実際のライブ画像における臓器のどの部分を観察しているか等を容易に把握でき、手術等を円滑に行い易いよう支援することができる。
なお、上記の説明では両画像の色分析を行う場合で説明したが、ライブ画像における中央付近の映像信号データを抽出して、その色調分析を行いその結果をバーチャル画像生成の際の色ペインティングに利用しても良い。
つまり、その色調分析の結果と同じ色調でバーチャル画像のペインティングを行うようにしても良い。
また、上記の説明では、パーソナルコンピュータ21側に色調補正の機能を設けたが、例えば第1のコントローラ4側において、ライブ画像の映像信号データの色分析を行い、この色分析結果をパーソナルコンピュータ21側に送り、パーソナルコンピュータ21側においてバーチャル画像を生成して表示する臓器の色調をライブ画像の映像信号データの色分析結果と一致するようににしても良い。
なお、上述の説明では、バーチャル画像として表示する臓器を、撮像対象位置の情報を利用したが、体内の臓器全体をバーチャル画像で表示すると共に、この表示をスクロール移動等し、ライブ画像の臓器と一致した時に一致したことを告知する(知らせる)操作を行うことにより、第1の表示装置19の中央部の所定領域(所定範囲)に表示されているライブ画像の色調を基に、バーチャル画像の色調補正を行うようにしても良い。
この場合、バーチャル画像における色調補正を行う領域を指定するようにしても良い。 なお、第2の表示装置22でバーチャル画像を表示する場合、バーチャル画像と共に、手術の手順等も表示できるようにして、手術の際に必要に応じて手術の手順の確認等も行えるようにしても良い。
次に本発明の実施例2を図7及び図8を参照して説明する。実施例1では2つの表示装置19、22にそれぞれライブ画像とバーチャル画像を表示するようにしていたが、本実施例では例えば図1における第1の表示装置19にライブ画像と共に、そのライブ画像に関連するサムネイル画像を表示する構成にしたものである。
また、本実施例では図1における第1のコントローラ4或いは図3の内視鏡装置を構成するCCU42に設けた画像処理部により、ライブ画像と共に表示されるサムネイル画像の色調をライブ画像の色調に一致させるように色調補正を行って表示できるようにしたものである。
図7は本実施例における第1の表示装置19の表示画面19aによる表示例を示す。 この第1の表示装置19の表示画面19aは、内視鏡画像表示エリア81、サムネイル表示エリア82、手術具状態表示エリア83、患者情報表示エリア84、コメント表示エリア85とからなる。
内視鏡画像表示エリア81には、内視鏡撮像手段を構成するCCU42からの内視鏡画像が表示され、このエリア81の横のサムネイル表示エリア82には選択されたサムネイル画像が表示される。
例えば、サムネイル表示エリア82には第1のコントローラ4のハードディスク52に蓄積した画像データの縮小画像(サムネイル画像)が表示される。このハードディスク52には第1手術室2のCCU42側からの内視鏡画像に対応する映像信号を映像信号入出力回路57でキャプチャして静止画として取り込んだ画像に対し、キーボード等の入力装置29から画像の保存或いは蓄積するキー入力を行うことにより、対応する画像が保存される。
手術具状態表示エリア83には、第2のコントローラ17から送信された手術装置16の設定状態が表示されている。
患者情報表示エリア84には、第1のコントローラ4からの患者情報が表示される。
また、手術具状態表示エリア83と患者情報表示エリア84との間のコメント表示エリア85には第1手術室2、カンファレンス室11c等から送信した文字情報等を表示する。
本実施例では第1のコントローラ4に接続された入力装置29(を構成するマウス等)から色調補正を行うことを望むサムネイル画像を指定することにより、第1のコントローラ4内のCPU51はそのサムネイル画像の色調をライブ画像の色調に合わせる色調補正の画像処理を行うことが特徴となっている。
次に本実施例の動作を図8を参照して説明する。
ステップS11に示すように例えば入力装置29を構成するマウス等によりライブ画像の代表点等の位置指定を行うことにより、ステップS12に示すように第1のコントローラ4内のCPU51はその位置指定された位置の色調の分析を行う。
代表点を指定する場合、表示されるライブ画像の中央付近を指定しても良いし、注目する領域全体を指定しても良いし、複数の位置を代表点として指定しても良い。
また、ステップS13に示すように入力装置29を構成するマウス等により色調補正を行おうと望むサムネイル画像を指定することにより、ステップS14に示すように第1のコントローラ4内のCPU51はその指定されたサムネイル画像の色調を分析する。
そして、ステップS15に示すようにライブ画像の色調に一致させるように指定されたサムネイル画像の色調の補正を行う。
そして、ステップS16に示すようにCPU51は指定終了か否かの入力を待ち、指定終了でない場合にはステップS13に戻り、次に指定されるサムネイル画像に対してステップS13からS15の処理を繰り返し、指定終了の指示を行うとこの処理を終了することになる。
本実施例によれば、手術の際の処置、診断のために利用するサムネイル画像を実際に手術を行おうとする臓器の色調と一致するように色調補正して表示されるので、診断等を行い易くなる。
例えば同じ患者の同じ臓器を撮像した場合における照明や撮像条件が異なるために、参考にするサムネイル画像Iaの色調がライブ画像の色調と異なってしまうような場合においても、本実施例によれば同じ色調に補正して表示できるので、照明や撮像条件が異なることによる色調の変化を抑制でき、照明等の条件が異なることに起因する色調の変化を軽減ないしは解消できる。
従って、ライブ画像をその色調等から診断するような場合に、過去に撮像して蓄積した同じ患者の同じ臓器の画像をサムネイル画像Iaとして表示した場合、過去の蓄積した画像を診断により有効に利用できることになる。
このため、ライブ画像と共に、同時に表示される関連画像を診断等により有効に利用でき、診断等を容易に行い易くなるように支援でき、また手術をスムーズに進めることが可能となる。
なお、上述の説明では、ライブ画像(リアルタイム画像)と、その画像に密接に関連するバーチャル画像或いはサムネイル画像との場合で説明したが、過去に同じ患部等を撮像した内視鏡画像の動画像を術前等に再生表示して、実際に手術を円滑に進めるための診断や処置の参考にするような場合もある。
このような場合においても、その動画像に関連するサムネイル画像を同時に表示した場合には、動画像とサムネイル画像との間で色調補正を行うようにすると、照明や撮像条件の違いの影響を軽減でき、より有効利用し易くできる。
また、このように実際のライブ画像以外、(少なくとも1つは内視鏡画像を含む)複数の画像を同時に表示する場合、基準とする基準画像を指定して、他の画像を指定された基準画像の色調に合わせるように色調補正を行うようにしても良い。
この場合には同時に表示される複数の画像の色調が揃えられるので、複数の画像を比較する等して診断等に有効利用し易い。
また、実施例1においてもその変形例として以下のように色調補正と共に、色調強調を行うようにしても良い。
例えばライブ画像とこのライブ画像の臓器と同じバーチャル画像とを同時に表示した場合、ライブ画像の色調に合わせるようにバーチャル画像の色調補正を行うようにすると共に、さらにバーチャル画像に対してライブ画像の色調データにより色彩強調して表示するようにしても良い。
上記のようにバーチャル画像の色調補正を行うことにより、例えばバーチャル画像の色調の平均値はライブ画像の色調の平均値と一致するように補正されるが、ライブ画像とバーチャル画像とのサイズを揃える等した後、例えばライブ画像の1フレーム分の静止画を取り込み、その静止画における診断対象となる臓器部分(の全体或いは一部領域)に対してIHb(index of hemoglobin)値を算出して、このIHb値によりバーチャル画像における対応臓器部分に対してIHb色彩強調を行う。
このようにすることにより、バーチャル画像上にIHb色彩強調を行った画像が立体的に表示されるので、ライブ画像中における病変部の位置をバーチャル画像上からより把握し易くなる等の効果がある。
また、上述した各実施例を部分的に組み合わせる等して構成される実施例も本発明に属する。
内視鏡を用いて内視鏡画像と共に、その内視鏡画像に関連する同じ臓器等の関連画像を同時に表示して診断や手術の参考にする場合、関連画像を内視鏡画像と同じ色調で表示することにより、関連画像と内視鏡画像との関係を違和感を感じることなく、把握がし易くなりより円滑な診断、手術を行い易くできる。
[付記]
1.請求項1において、前記関連画像は体内の臓器を模擬したバーチャル画像である。 2.請求項1において、前記内視鏡画像は、動画像である。
3.請求項1において、前記関連画像は前記内視鏡画像を記録した過去の記録画像である。
4.請求項1において、前記関連画像は前記内視鏡画像と同じ被検体を撮像した過去の記録画像である。
5.請求項2において、前記第1及び第2の画像の一方は、内視鏡画像を縮小したサムネイル画像である。
6.付記1において、前記バーチャル画像により表示される臓器は前記ライブ画像を生成する撮像手段により撮像対象位置の位置情報で決定(設定)される。
7.請求項1において、前記色調補正手段は前記内視鏡画像における指定された部位の色調に基づいて色調補正を行う。
8.付記1において、前記バーチャル画像に対して色彩強調を行う色彩強調手段を有する。
9.内視鏡に設けられた撮像手段により撮像された内視鏡画像と、該内視鏡画像と関連する模擬画像とを表示する内視鏡装置において、
前記撮像手段による撮像対象位置を検出する位置検出手段と、
前記位置検出手段による位置情報により、前記撮像手段で撮像される部位に対応する部位の模擬画像の表示するように制御する表示制御手段と、
前記内視鏡画像における代表点又は設定領域における色調にマッチングするように前記模擬画像の色調の補正を行う色調補正手段と、
を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
10.リアルタイムの内視鏡画像が表示される第1の表示手段と、
前記リアルタイムの内視鏡画像以外の画像が表示される第2の表示手段と、
前記第2の表示手段に表示されるリアルタイムの内視鏡画像以外の画像の色調を、第1の表示手段に表示されるリアルタイムの内視鏡画像の色調を基に補正する色調補正手段とを具備したことを特徴とした手術支援システム。
11.付記10において、第1の表示手段と第2の表示手段は共通の表示装置に形成されることを特徴とする手術支援システム。
12.付記10において、第2の表示手段に表示される画像は、バーチャル画像であることを特徴とした手術支援システム。
13.付記10において、第2の表示手段に表示される画像は、過去に撮像して記録された画像であることを特徴とする手術支援システム。
14.付記10において、前記色調補正手段は、前記第1の表示手段に表示される内視鏡画像を表示するための信号処理を行う信号処理装置に設けたことを特徴とした手術支援システム。
本発明の実施例1を備えた手術支援システムの全体構成図。 第1手術室に配置された第1のコントローラの概略の構成を示すブロック図。 第1手術室に配置された手術システムの主要部の構成図。 色調補正の画像処理を行うパーソナルコンピュータの構成を示すブロック図。 色調補正手段の機能的な構成を示すブロック図。 色調補正の動作のフローチャ−ト図。 本発明の実施例2における第1の表示装置の表示内容を示す図。 色調補正の動作のフローチャ−ト図。
符号の説明
1…手術支援システム
2…第1手術室
3…手術システム
4…第1のコントローラ
5…手術部サーバ
6…院内サーバ
8,9…通信回線
11c…カンファレンス室
13…患者
14…内視鏡装置
15…モニタ
17…第2のコントローラ
19…第1の表示装置
21…パーソナルコンピュータ
22…第2の表示装置
29…入力装置
32…トラカール
33…硬性内視鏡
34…挿入部
38…TVカメラ装着内視鏡
42…CCU
44a〜46b…位置マーカ
47…ディジタイザ
48…ナビゲーション装置
51…CPU
57…映像信号入出力装置
61…CPU
61a…バーチャル画像生成機能
61c…色調補正機能
69…表示制御回路
71,73…色分析回路
72…比較回路
74…色調補正回路
代理人 弁理士 伊藤 進

Claims (6)

  1. 被検体の内視鏡検査を行う内視鏡と、
    前記内視鏡からのライブ画像を取得するライブ画像取得手段と、
    前記ライブ画像を表示するライブ画像表示手段と、
    前記内視鏡の前記被検体における撮像対象位置を検出する撮像対象位置検出手段と、
    人体における複数種の内臓の断層像から構築された3次元バーチャル画像基データを取得する3次元バーチャル画像基データ取得手段と、
    前記撮像対象位置検出手段により検出した当該内視鏡の被検体における撮像対象位置情報に基づいて、前記ライブ画像表示手段に表示されている当該内視鏡が撮影しているライブ画像より対応するバーチャル画像を作成するための内臓の種類を当該ライブ画像に同期して認識し、当該認識されバーチャル画像を作成するための内臓の種類に対応したバーチャル臓器画像データを、当該ライブ画像に同期して前記3次元バーチャル画像基データから生成するバーチャル臓器画像データ生成手段と、
    前記バーチャル臓器画像データ生成手段により生成されたバーチャル臓器画像データに係るバーチャル臓器画像を前記ライブ画像に同期して表示するバーチャル画像表示手段と、
    前記ライブ画像表示手段に表示されているライブ画像における所定領域に係る信号データの色を分析するライブ画像色分析手段と、
    前記バーチャル画像表示手段に前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像のうち、前記ライブ画像における前記所定領域に対応する領域に係る信号データの色を分析するバーチャル臓器画像色分析手段と、
    前記ライブ画像色分析手段による分析結果と前記バーチャル臓器画像色分析手段による分析結果とを比較する色分析結果比較手段と、
    前記色分析結果比較手段による比較結果に基づいて、前記バーチャル画像表示手段に前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像に係る信号データの色を前記ライブ画像に同期して色補正を行う色補正手段と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡システム。
  2. 前記色補正手段は、前記色分析結果比較手段による比較結果に基づいて、前記バーチャル画像表示手段にバーチャル画像として表示されている前記バーチャル臓器画像の色調が、前記ライブ画像表示手段にライブ画像として表示されている臓器画像の色調に一致するように色補正を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡システム。
  3. 前記ライブ画像色分析手段は、前記所定領域を指定する指定手段と有する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡システム。
  4. 被検体の内視鏡検査を行う内視鏡からのライブ画像であって所定のライブ画像表示手段に表示するためのライブ画像を取得するライブ画像取得手段と、
    人体における複数種の内臓の断層像から構築された3次元バーチャル画像基データを取得する3次元バーチャル画像基データ取得手段と、
    前記内視鏡の前記被検体における撮像対象位置を検出する撮像対象位置検出手段により検出した当該内視鏡の被検体における撮像対象位置情報に基づいて、前記ライブ画像表示手段に表示されている当該内視鏡が撮影しているライブ画像より対応するバーチャル画像を作成するための内臓の種類を当該ライブ画像に同期して認識し、当該認識されバーチャル画像を作成するための内臓の種類に対応したバーチャル臓器画像データを、当該ライブ画像に同期して前記3次元バーチャル画像基データから生成するバーチャル臓器画像データ生成手段と、
    前記ライブ画像表示手段に表示されているライブ画像における所定領域に係る信号データの色を分析するライブ画像色分析手段と、
    前記バーチャル臓器画像データ生成手段により生成されたバーチャル臓器画像データに係るバーチャル臓器画像を前記ライブ画像に同期して表示するバーチャル画像表示手段において、前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像のうち、前記ライブ画像における前記所定領域に対応する領域に係る信号データの色を分析するバーチャル臓器画像色分析手段と、
    前記ライブ画像色分析手段による分析結果と前記バーチャル臓器画像色分析手段による分析結果とを比較する色分析結果比較手段と、
    前記色分析結果比較手段による比較結果に基づいて、前記バーチャル画像表示手段に前記ライブ画像に同期して表示されている前記バーチャル臓器画像に係る信号データの色を前記ライブ画像に同期して色補正を行う色補正手段と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡画像処理装置。
  5. 前記色補正手段は、前記色分析結果比較手段による比較結果に基づいて、前記バーチャル画像表示手段にバーチャル画像として表示されているバーチャル臓器画像の色調が、前記ライブ画像表示手段にライブ画像として表示されている臓器画像の色調に一致するように色補正を行う
    ことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡画像処理装置。
  6. 前記ライブ画像色分析手段は、前記所定領域を指定する指定手段を有する
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の内視鏡画像処理装置。
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