JP4615420B2 - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信装置及び無線通信方法に関する。
IFフィルタを備える無線通信装置において、IFフィルタ特性(振幅や群遅延に関する通過特性を指す)のバラツキは変復調精度の低下を招き、特に多値変調方式を採用する無線通信装置では、ビット誤り率フロア特性に大きな悪影響を及ぼすことがある。そこで、IFフィルタの整合回路にトリマコンデンサを設け、予めIFフィルタ特性のバラツキに応じてトリマコンデンサの容量値を調整することで、IFフィルタ特性の最適化を行う方法が一般的に知られている。しかしながら、IFフィルタ特性や整合回路を構成する部品の定数には温度依存性があることから、上記のように整合回路によってIFフィルタ特性の最適化を行ったにも関わらず、温度変化によってIFフィルタ特性が劣化してしまう恐れがある。
このような問題を解決するために、例えば、特開平10−13181号公報には、デジタル変復調方式を採用した無線通信装置の受信回路において、IFフィルタの前段及び後段に設けられた整合回路に、トリマコンデンサの代わりに可変容量ダイオードを設け、当該可変容量ダイオードに温度に応じて予め設定された値の直流電圧を印加して可変容量ダイオードの容量値を最適化することで、IFフィルタ特性の劣化を抑制する(つまりIFフィルタ特性を最適化する)技術が開示されている。
特開平10−13181号公報
上記特開平10−13181号公報の技術によれば、温度変化によるIFフィルタ特性の劣化を抑制することができる。しかしながら、上記可変容量ダイオードに強電界信号が加えられた場合、つまり大電力を有する信号を受信した場合、可変容量ダイオードに非線形歪が生じる。その結果、受信した信号が歪み受信回路の相互変調歪特性が劣化してしまうという問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを有する無線通信装置において、大電力信号が受信された場合に、受信信号が歪むことによる受信信号の特性の劣化を抑制することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明では、無線通信装置に係る第1の解決手段として、IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを備え、温度変化に応じて前記可変容量ダイオードに所定の直流電圧を印加することで可変容量ダイオードの容量値を調整してIFフィルタ特性の最適化を行って受信信号の信号処理を行う無線通信装置であって、前記受信信号の強度に関するパラメータを検出する信号強度検出手段と、前記パラメータと所定の閾値とを比較し大小を判定する判定手段とを備え、前記整合回路は、容量性のインピーダンスを有する回路素子と、当該回路素子と前記可変容量ダイオードとを前記判定手段の判定結果に応じて選択的に切り替える切替手段とを備え、前記切替手段は、前記判定手段が前記パラメータが所定の閾値以下と判定した場合は、前記可変容量ダイオードに切り替え、前記判定手段が前記パラメータが所定の閾値より大きいと判定した場合は、前記回路素子に切り替える、という手段を採用する。
また、本発明では、無線通信装置に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記IFフィルタは、π型フィルタであることを特徴とする。
一方、本発明では、無線通信方法に係る第1の解決手段として、IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを備え、温度変化に応じて前記可変容量ダイオードに所定の直流電圧を印加することで可変容量ダイオードの容量値を調整してIFフィルタ特性の最適化を行って受信信号の信号処理を行う無線通信方法であって、前記受信信号の強度に関するパラメータを検出する第1ステップと、前記パラメータと所定の閾値とを比較し大小を判定する第2ステップと、当該第2ステップによる判定結果に応じて、容量性のインピーダンスを有する回路素子と前記可変容量ダイオードとを選択的に切り替える第3ステップとを有し、前記第3ステップでは、前記第2ステップにて前記パラメータが所定の閾値以下と判定された場合は、前記可変容量ダイオードに切り替え、前記第2ステップにて前記パラメータが所定の閾値より大きいと判定された場合は、前記回路素子に切り替える、という手段を採用する。
また、本発明では、無線通信方法に係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記IFフィルタは、π型フィルタであることを特徴とする。
本発明によれば、IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを有する無線通信装置において、大電力信号が受信された場合に、IFフィルタを構成する容量性インピーダンス成分を可変容量ダイオードから所定の容量性インピーダンスを有するコンデンサに切り替えるので、受信信号特性の劣化を抑制することができる。その結果、受信信号の相互変調歪特性の劣化を抑制すると共に、特に多値変調方式を採用する無線通信装置では、ビット誤り率フロア特性の劣化を抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る無線通信装置の構成ブロック図である。なお、本無線通信装置として、ダブルコンバージョン方式を採用した受信装置を例示して説明する。
図1に示すように、本無線通信装置は、アンテナ1、第1のBPF(Band Pass Filter)2、第1の増幅器3、第1のミキサ4、第1の局部信号発振器5、第1の整合回路6、IFフィルタ7、第2の整合回路8、第2の増幅器9、第2のミキサ10、第2の局部信号発振器11、第3の増幅器12、第2のBPF13、AGC(Auto Gain Control)増幅器14、電力検出回路15、復調部16、制御部17、記憶部18、温度センサ19及びD/Aコンバータ20から構成されている。
アンテナ1は、図示しない送信機等から送信されたRF信号を受信して第1のBPF2に出力する。第1のBPF2は、上記RF信号から所望の帯域以外の不要な周波数成分を減衰し、第1の受信信号S1として第1の増幅器3に出力する。第1の増幅器3は、上記第1の受信信号S1を増幅し、第2の受信信号S2として第1のミキサ4に出力する。第1のミキサ4は、上記第2の受信信号S2と、第1の局部信号発振器5から入力される第1の局部信号L1とをミキシングすることで、第2の受信信号S2を第1中間周波数へ周波数変換(ダウンコンバート)し、第1中間周波数信号S3として第1の整合回路6(詳細には第1のコンデンサ6aの一端)に出力する。第1の局部信号発振器5は、第1中間周波数変換用の第1の局部信号L1を生成して上記第1のミキサ4に出力する。
第1の整合回路6は、図示するように、第1のコンデンサ6a、第2のコンデンサ6b、第1のスイッチ(切替手段)6c、第1の可変容量ダイオード6d、第3のコンデンサ(回路素子)6e、第1のコイル6fから構成されている。第1のコンデンサ6aの一端は上述したように第1のミキサ4の出力端と接続され、他端は第2のコンデンサ6bの一端、第1のコイル6fの一端及びIFフィルタ7の入力端に接続されている。第2のコンデンサ6bの他端は、第1のスイッチ6cの第1の端子t1に接続されている。また、第1のコイル6fの他端はアースされている。
第1のスイッチ6cは、第1の端子t1、第2の端子t2及び第3の端子t3を有しており、上述したように第1の端子t1は、第2のコンデンサ6bの他端と接続されている。また、第2の端子t2は第1の可変容量ダイオード6dの一端(カソード電極側)に接続され、第3の端子t3は第3のコンデンサ6eの一端に接続されている。なお、この第1のスイッチ6cは、後述する電力検出回路15から入力される素子切替信号に基づいてスイッチングを行う。第1の可変容量ダイオード6dの他端(アノード電極側)及び第3のコンデンサ6eの他端はアースされている。
IFフィルタ7は、例えばπ型のSAW(Surface Acoustic Wave)フィルタであり、上記第1の整合回路6を介して入力された第1中間周波数信号S3から所望の帯域以外の不要な周波数成分を減衰して第2の整合回路8(詳細には第2のコイル8a、第4のコンデンサ8b及び第6のコンデンサ8fの一端)に出力する。
第2の整合回路8は、図示するように、第2のコイル8a、第4のコンデンサ8b、第2のスイッチ(切替手段)8c、第2の可変容量ダイオード8d、第5のコンデンサ(回路素子)8e、第6のコンデンサ8fから構成されている。第2のコイル8aの一端は、IFフィルタ7の出力端、第4のコンデンサ8b及び第6のコンデンサ8fの一端に接続されており、他端はアースされている。第4のコンデンサ8bの他端は、第2のスイッチ8cの第1の端子t4に接続されている。
第2のスイッチ8cは、第1の端子t4、第2の端子t5及び第3の端子t6を有しており、上述したように第1の端子t4は、第4のコンデンサ8bの他端と接続されている。また、第2の端子t5は第2の可変容量ダイオード8dの一端(カソード電極側)に接続され、第3の端子t6は第5のコンデンサ8eの一端に接続されている。なお、この第2のスイッチ8cは、電力検出回路15から入力される素子切替信号に基づいてスイッチングを行う。第2の可変容量ダイオード8dの他端(アノード電極側)及び第5のコンデンサ8eの他端は、アースされている。また、第6のコンデンサ8fの他端は、第2の増幅器9の入力端に接続されている。
つまり、IFフィルタ7によって所望の帯域以外の不要な周波数成分を減衰された第1中間周波数信号S3は、上記第2の整合回路8を介して第2の増幅器9に入力される。
第2の増幅器9は、第2の整合回路8を介して入力された上記第1中間周波数信号S3を増幅して第2のミキサ10に出力する。第2のミキサ10は、上記第2の増幅器9から入力された第1中間周波数信号S3と、第2の局部信号発振器11から入力される第2の局部信号L2とをミキシングすることで、第1中間周波数信号S3を第2中間周波数へ周波数変換し、第2中間周波数信号S4として第3の増幅器12に出力する。第2の局部信号発振器11は、第2中間周波数変換用の第2の局部信号L2を生成して上記第2のミキサ10に出力する。
第3の増幅器12は、上記第2中間周波数信号S4を増幅して第2のBPF13に出力する。第2のBPF13は、上記第3の増幅器12から入力された第2中間周波数信号S4から所望の帯域以外の不要な周波数成分を減衰してAGC増幅器14に出力する。AGC増幅器14は、電力検出回路15から入力される利得制御信号に基づいて利得が制御される可変利得増幅器であり、このように制御された所定の利得で第2中間周波数信号S4を増幅して電力検出回路15及び復調部16に出力する。電力検出回路15は、上記AGC増幅器14から入力される第2中間周波数信号S4の電力(受信信号の強度に関するパラメータ)を検出し、当該電力が所定の値となるようにAGC増幅器14の利得を制御するための利得制御信号をAGC増幅器14に出力する。また、この電力検出回路15は、第2中間周波数信号S4の電力と所定の閾値との大小判定を行い、この判定結果に応じて第1のスイッチ6c及び第2のスイッチ8cのスイッチングを制御するための素子切替信号を当該第1のスイッチ6c及び第2のスイッチ8cに出力する。このように、電力検出回路15は、信号強度検出手段及び判定手段としての機能を有している。
復調部16は、AGC増幅器14から入力される第2中間周波数信号S4の復調を行い、復調信号(デジタル信号)S5として制御部17に出力する。制御部17は、記憶部18に予め記憶されている制御プログラムに基づいて、上記復調信号S5を用いて所定のデジタル処理を行う。また、この制御部17は、温度センサ19から入力される温度信号と記憶部18に記憶されている第1の可変容量ダイオード6d及び第2の可変容量ダイオード8dに印加する直流電圧と温度との対応関係を示すテーブル(直流電圧−温度テーブル)とに基づいて、デジタル電圧信号をD/Aコンバータ20に出力する。
記憶部18は、予め上記制御プログラムや直流電圧−温度テーブル、その他のデータ等を記憶する。温度センサ19は、本無線通信装置の周辺温度を検出し、当該温度を示す温度信号を制御部17に出力する。D/Aコンバータ20は、上記デジタル電圧信号をアナログ電圧信号である直流電圧に変換して、上記第1の可変容量ダイオード6d及び第2の可変容量ダイオード8dの一端(カソード電極側)に出力する。
次に、このように構成された本無線通信装置の動作について説明する。
まず、初期状態において、第1のスイッチ6cでは、第1の端子t1と第2の端子t2とが導通しているものとし、また、第2のスイッチ8cでは、第1の端子t4と第2の端子t5とが導通しているものとする。つまり、第1の整合回路6及び第2の整合回路8において、共に可変容量ダイオードが使用される。
そして、制御部17は、温度センサ19から周辺温度に応じた温度情報を取得し、周辺温度に対する第1の可変容量ダイオード6d及び第2の可変容量ダイオード8dに印加すべき直流電圧値を、記憶部18に記憶されている直流電圧−温度テーブルに基づいて決定する。この直流電圧−温度テーブルは、各温度において、最もIFフィルタ7の特性が最適化されるように第1の整合回路6及び第2の整合回路8に設けられた各可変容量ダイオードの容量値を変化させる直流電圧値を、事前に実験的に求めたものである。すなわち、上記のように、制御部17が、温度センサ19から入力される温度情報と直流電圧−温度テーブルとに基づいて決定した直流電圧値は、その時の周辺温度において最もIFフィルタ7の特性を最適化するように各可変容量ダイオードの容量値を変化させる電圧値となる。ここで、温度情報とは、例えば温度センサ19から温度に応じて出力される直流電圧である。
制御部17は、このように決定した直流電圧値を示すデジタル電圧信号をD/Aコンバータ20に出力する。このデジタル電圧信号は、D/Aコンバータ20によってアナログ電圧信号である直流電圧に変換された後、第1の可変容量ダイオード6d及び第2の可変容量ダイオード8dの一端に出力される。つまり、これら第1の可変容量ダイオード6d及び第2の可変容量ダイオード8dに、その時の周辺温度において最もIFフィルタ7の特性を最適化するように各可変容量ダイオードの容量値を変化させる直流電圧が印加され、これにより温度変化によるIFフィルタ7の特性劣化を抑制することができる。従って、このような最適化された特性を有するIFフィルタ7を介して得られる第1中間周波数信号S3を第2中間周波数信号S4に周波数変換して復調することで、復調精度の低下を防止し、ビット誤り率フロア特性の劣化を防止することができる。
しかしながら、上述したように、可変容量ダイオードに強電界信号が加えられた場合、つまり大電力を有する信号を受信した場合、可変容量ダイオードに非線形歪が生じてしまい、その結果、受信した信号が歪み受信回路の相互変調歪特性が劣化し、受信信号特性が劣化するという問題がある。そこで、本無線通信装置の特徴的な動作として、電力検出回路15は、通常のAGC動作だけでなく、AGC増幅器14から入力される第2中間周波数信号S4の電力を検出し、当該電力が所定の閾値を超えた場合、つまり閾値より大きな大電力を有する信号を受信した場合、第1のスイッチ6cにおいて第1の端子t1と第3の端子t3とが導通し、第2のスイッチ8cにおいて第1の端子t4と第3の端子t6とが導通するような素子切替信号を当該第1のスイッチ6c及び第2のスイッチ8cに出力する。
このように、大電力信号を受信した場合、第1の整合回路6では第1の可変容量ダイオード6dの代わりに第3のコンデンサ6eが使用され、第2の整合回路8では第2の可変容量ダイオード8dの代わりに第5のコンデンサ8eが使用されることになる。つまり、大電力信号の受信時には、非線形歪が生じないコンデンサ素子を使用することによって、受信信号特性の劣化を抑制することが可能である。その結果、受信信号の相互変調歪特性の劣化を抑制すると共に、特に多値変調方式を採用する無線通信装置では、ビット誤り率フロア特性の劣化を抑制することが可能である。また、このように大電力信号の受信時には可変容量ダイオードを使用しないので、当該可変容量ダイオードに印加する直流電圧の制御を行う必要がなく、制御部17における処理負担を軽減することが可能である。
なお、この場合のコンデンサ素子とは、タンタルコンデンサ、セラミックコンデンサ等の固定コンデンサを指す。
なお、このように、コンデンサ素子を使用することで非線形歪によるIFフィルタ特性の劣化を抑制することはできるが、温度依存性によってコンデンサ素子の容量値が変動することは避けられない、つまり温度依存性によるIFフィルタ特性の劣化は生じることになる。しかしながら、大電力信号の受信時には、このような温度依存性によるコンデンサ素子の容量値の変動の影響は、可変容量ダイオードの非線形歪による受信信号の劣化と比べて非常に軽微であるので、温度依存性による多少のIFフィルタ特性の劣化は、受信信号の復調精度にほとんど影響を与えることはない。
また、電力検出回路15は、上記電力が所定の閾値以下であると判定した場合、初期状態と同様に、第1のスイッチ6cでは、第1の端子t1と第2の端子t2とが導通し、また、第2のスイッチ8cでは、第1の端子t4と第2の端子t5とが導通するような素子切替信号を当該第1のスイッチ6c及び第2のスイッチ8cに出力する。つまり、弱電力信号の受信時には、第1の整合回路6及び第2の整合回路8において、共に可変容量ダイオードが使用される。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、回路素子としてコンデンサ素子を使用したが、これに限らず、例えば、他の容量性のインピーダンスを有する回路素子を使用しても良い。ただし、大電力信号の受信時において、非線形歪が生じない特性を有する回路素子を選択する必要がある。
(2)上記実施形態では、本無線通信装置として、ダブルコンバージョン方式を採用した受信装置を例示して説明したが、これに限らず、IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを備え、温度変化に応じて可変容量ダイオードに所定の直流電圧を印加することで可変容量ダイオードの容量値を調整してIFフィルタ特性の最適化を行って受信信号の信号処理を行う無線通信装置であれば、本発明を適用可能である。従って、受信機能だけでなく、送信機能を有する無線通信装置であっても良い。
本発明の一実施形態に係わる無線通信装置の構成ブロック図である。
符号の説明
1…アンテナ、2…第1のBPF、3…第1の増幅器、4…第1のミキサ、5…第1の局部信号発振器、6…第1の整合回路、7…IFフィルタ、8…第2の整合回路、9…第2の増幅器、10…第2のミキサ、11…第2の局部信号発振器、12…第3の増幅器、13…第2のBPF、14…AGC増幅器、15…電力検出回路、16…復調部、17…制御部、18…記憶部、19…温度センサ、20…D/Aコンバータ

Claims (4)

  1. IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを備え、温度変化に応じて前記可変容量ダイオードに所定の直流電圧を印加することで可変容量ダイオードの容量値を調整してIFフィルタ特性の最適化を行って受信信号の信号処理を行う無線通信装置であって、
    前記受信信号の強度に関するパラメータを検出する信号強度検出手段と、
    前記パラメータと所定の閾値とを比較し大小を判定する判定手段とを備え、
    前記整合回路は、容量性のインピーダンスを有する回路素子と、当該回路素子と前記可変容量ダイオードとを前記判定手段の判定結果に応じて選択的に切り替える切替手段とを備え、
    前記切替手段は、前記判定手段が前記パラメータが所定の閾値以下と判定した場合は、前記可変容量ダイオードに切り替え、前記判定手段が前記パラメータが所定の閾値より大きいと判定した場合は、前記回路素子に切り替える
    ことを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記IFフィルタは、π型フィルタであることを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. IFフィルタの整合回路に可変容量ダイオードを備え、温度変化に応じて前記可変容量ダイオードに所定の直流電圧を印加することで可変容量ダイオードの容量値を調整してIFフィルタ特性の最適化を行って受信信号の信号処理を行う無線通信方法であって、
    前記受信信号の強度に関するパラメータを検出する第1ステップと、
    前記パラメータと所定の閾値とを比較し大小を判定する第2ステップと、
    当該第2ステップによる判定結果に応じて、容量性のインピーダンスを有する回路素子と前記可変容量ダイオードとを選択的に切り替える第3ステップとを有し、
    前記第3ステップでは、前記第2ステップにて前記パラメータが所定の閾値以下と判定された場合は、前記可変容量ダイオードに切り替え、前記第2ステップにて前記パラメータが所定の閾値より大きいと判定された場合は、前記回路素子に切り替える
    ことを特徴とする無線通信方法。
  4. 前記IFフィルタは、π型フィルタであることを特徴とする請求項3記載の無線通信方法。







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