JP4615206B2 - シクロアルカノン誘導体の製造法 - Google Patents

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Description

本発明は、生理活性物質や香料の合成中間体として有用な2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノン及び/又は2−(1−ヒドロキシアリール)シクロアルカノンの製造法、並びにそれを用いた、香料素材や生理活性物質として有用なアルキル(3−オキソ−2−アルキルシクロアルキル)アセテート及び/又はアルキル(3−オキソ−2−アリールシクロアルキル)アセテート、並びに5−アルキル−5−アルカノリド及び/又は5−アリール−5−アルカノリドの製造法に関する。
2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノンの製造法として、特許文献1には、シクロアルカノンとアルキルアルデヒドとを、アルキルアルデヒド1モルに対して、塩基触媒を約0.05〜0.1モル用いてアルドール縮合する方法が、また、特許文献2には、アルキルアルデヒド1モルに対して、塩基触媒を0.04モル以下用いてアルドール縮合する方法が記載されている。
しかしながら、アルキルアルデヒドは容易に酸化してアルキルカルボン酸となる性質があり、このアルキルカルボン酸がアルドール縮合中に塩基触媒と反応し、活性を大きく低下させるため、収率及び選択率の低下を招くことが多い。このような酸化を防ぐため、アルキルアルデヒドを窒素シール等で貯蔵、使用する方法が取られるが、酸化は少しずつ進行するため、アルキルカルボン酸の混入は避けられない。
また、特許文献1及び2に記載の方法では、アルキルアルデヒドに対してシクロアルカノンを過剰に使用するため、反応後に未反応のシクロアルカノンが残存する。反応に使用する水層部はシクロアルカノンを多量に溶解するため、一回の反応で廃棄すると未反応で残存しているシクロアルカノンを大量に損失することになり、環境負荷が増大する。
特開昭56−147740号公報 特開2001−335529号公報
本発明の課題は、アルデヒド中のカルボン酸含有量に関わらず、安定して高収率、高選択率で2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノン及び/又は2−(1−ヒドロキシアリール)シクロアルカノンを製造し、さらに、シクロアルカノンを効率的に使用して、環境負荷を低減することのできる2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノン及び/又は2−(1−ヒドロキシアリール)シクロアルカノンの製造法、並びにそれを用いた香料素材や生理活性物質として有用なシクロアルカノン誘導体の製造法を提供することにある。
本発明者らは、塩基触媒の添加量を、アルデヒドに含まれるカルボン酸と等モル以上で、かつアルデヒドに対し特定量以下に制御して反応を行うことにより、アルデヒドのカルボン酸含有量に関わらず、安定して高収率、高選択率で2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノン及び/又は2−(1−ヒドロキシアリール)シクロアルカノンが得られることを見いだした。
さらに、反応に使用する水層部を繰り返し再使用することにより、シクロアルカノンを効率的に使用でき、かつ排水を低減し環境負荷低減につながることを見いだした。その中で、酸によるpH調整及び分層後の水層部を再使用する場合、多量の中和塩が蓄積すると反応収率が低下するものの、一回の反応で使用する塩基触媒量を反応が進行する最低限に抑えることによって、その低下を抑えることが可能であることを見いだした。
本発明は、シクロアルカノンと、式(2)で表されるアルデヒド(以下アルデヒド(2)という)とを、水及び塩基触媒存在下でアルドール縮合して、式(3)で表される2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノン及び/又は2−(1−ヒドロキシアリール)シクロアルカノン(以下化合物(3)という)を製造する方法であって、塩基触媒の添加量(単位モル;以下Aという)が、アルデヒド(2)中に含まれる式(1)で表されるカルボン酸(以下カルボン酸(1)という)の量(単位モル;以下Bという)以上で、かつAとBの差(A−B)がアルデヒド(2)1モルに対し0.06モル以下である、化合物(3)の製造法、及びこのアルドール縮合反応後に得られる水層部を再使用する、化合物(3)の製造法を提供する。
Figure 0004615206
(式中、nは1又は2の整数、R1は水素原子又は炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、あるいは置換もしくは無置換のアリール基を示す。)
本発明は、また、上記製造法で得られた化合物(3)を脱水反応させて、式(4)
Figure 0004615206
(式中、n及びR1は前記の意味を有する。)
で表される2−(アルキリデン)シクロアルカノン及び/又は2−(アリーレン)シクロアルカノン(以下化合物(4)という)を得、次いで異性化反応させて、式(5)
Figure 0004615206
(式中、n及びR1は前記の意味を有する。)
で表される2−(アルキル)シクロアルケノン及び/又は2−(アリール)シクロアルケノン(以下化合物(5)という)とし、次いで式(6)
Figure 0004615206
(式中、R2は炭素数1〜3の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、2個のR2は同一でも異なっていてもよい。)
で表されるマロン酸ジエステル(以下化合物(6)という)と反応させ、次いで水を反応させる、式(7)
Figure 0004615206
(式中、n、R1及びR2は前記の意味を有する。)
で表されるアルキル(3−オキソ−2−アルキルシクロアルキル)アセテート及び/又はアルキル(3−オキソ−2−アリールシクロアルキル)アセテート(以下化合物(7)という)の製造法、並びに化合物(3)を脱水反応させて、化合物(4)を得、次いで異性化反応させて、化合物(5)とし、次いで水素還元させた後、バイヤービリガー酸化させる、式(8)で表される5−アルキル−5−アルカノリド及び/又は5−アリール−5−アルカノリド(以下化合物(8)という)の製造法を提供する。
Figure 0004615206
(式中、n及びR1は前記の意味を示す。)
本発明の方法によれば、シクロアルカノンと、アルデヒド(2)を原料として、アルデヒド(2)中に含まれるカルボン酸(1)の含有量に関わらず、安定して高収率、高選択率で化合物(3)を製造するとともに、シクロアルカノンを効率的に使用でき、排水の低減により環境負荷を低減することができる。更に、得られた化合物(3)を用い、香料素材や生理活性物質として有用な化合物(7)及び化合物(8)を効率的に製造することができる。
[化合物(3)の製造法]
本発明の化合物(3)の製造法に用いられるシクロアルカノンは、シクロペンタノン又はシクロヘキサノンであり、シクロペンタノンが好ましい。また、アルデヒド(2)としては、R1が炭素数1〜8のアルキル基であるものが好ましく、炭素数3〜5のアルキルアルデヒドが更に好ましく、炭素数4の直鎖アルキル基を有するアルデヒド(バレルアルデヒド)が特に好ましい。
本発明に用いられるアルデヒド(2)中には、その酸化物であるカルボン酸(1)が含まれている。アルデヒド(2)中のカルボン酸(1)の定量法としては、例えば液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、滴定等が挙げられるが、簡便性を考慮すると滴定によって求められる酸価を利用するのが望ましい。
本発明に用いられる塩基触媒としては、式(9)で表される化合物が好ましい。
M(OH)m (9)
(式中、Mは、Li、Na、K等のアルカリ金属、又はMg、Ca、Ba等のアルカリ土類金属であり、好ましくはアルカリ金属である。mは1又は2の整数である。)
本発明において、塩基触媒の添加量(A)は、良好な反応速度や収率を得る観点から、アルデヒド(2)中に含まれるカルボン酸(1)の量(B)以上、即ち等モル以上で、かつAとBの差(A−B)がアルデヒド(2)1モルに対し0.06モル以下、好ましくは0〜0.02モル、更に好ましくは0.001〜0.005モルである。
アルデヒド(2)中に含まれるカルボン酸(1)の量(B)は、アルデヒド(2)の酸価(mg−KOH/g)のKOH量のモル数に相当する。つまり、アルデヒド(2)の酸価(mg−KOH/g)とアルデヒド(2)の量からKOH必要モル数を求め、それと等モル量以上の塩基触媒を添加することにより、収率や選択率の低下を抑えることができる。また、AとBの差(A−B)は、塩基触媒の添加量(A)から、カルボン酸(1)と反応する塩基触媒の量(Bに相当する)を差し引いた、反応を進行させるための有効塩基触媒量であり、この(A−B)を、アルデヒド(2)1モルに対し0.06モル以下とすることにより、シクロアルカノンダイマー等の副生物の生成を抑えることができる。更に水層部を繰り返し再使用しても高い収率を維持できる。
また、本発明の製造法において、水の添加量は、アルデヒド(2)のダイマー、シクロアルカノンのダイマー、高沸成分等の副生成物を抑える観点から、シクロアルカノンに対し0.2〜1.2重量倍が好ましく、0.4〜1.2重量倍が更に好ましく、0.4〜0.6重量倍が特に好ましい。
シクロアルカノンとアルデヒド(2)とは、良好な収率を得る観点から、アルデヒド(2)1モルに対し、シクロアルカノンを1モル以上反応させることが好ましく、過剰分のシクロアルカノン回収等の生産性を考慮すると1.2〜4.0モルが好ましく、1.2〜3.0モルがより好ましく、1.5〜2.7モルが更に好ましい。
アルドール縮合の反応温度は、水層部が凝固するのを防止し、シクロアルカノンの2量体等の生成を抑える観点から、−5〜40℃が好ましく、−5〜30℃が更に好ましい。
本発明の製造法は、シクロアルカノン、水及び塩基触媒を反応槽に仕込み、前記の反応温度に制御しながら、アルデヒド(2)を滴下するのが望ましい。滴下時間は反応槽の温度制御能力に応じて変化させればよく収率に影響しない。滴下終了後、転化率を高めるため必要に応じて熟成反応を行ってもよい。熟成時間も特に限定されないが、長くなると少しずつ副生成物が増加していく。生産性を考慮すると、アルデヒド(2)の滴下時間は1〜8時間程度、熟成時間は1〜6時間程度が望ましい。また、この反応は、不活性ガス雰囲気下で行うのが好ましい。不活性ガスとしては、窒素、アルゴン等が挙げられる。
アルドール縮合反応の圧力は、絶対圧で10kPa〜1MPaが好ましく、50〜300kPaが更に好ましく、100kPa前後が特に好ましい。
アルドール縮合反応は、シクロアルカノンと水の2層系の反応であるから、これを破壊するような溶媒を用いるのは好ましくない。本発明で用いられる溶媒は、反応系において不活性で、生成物の分離精製を阻害しないものであれば特に制限されず、例えば、沸点範囲が140〜210℃程度の、芳香族炭化水素系溶媒(ベンゼン、トルエン等)、脂肪族炭化水素系溶媒(ノナン、デカン、ウンデカン等)等が挙げられる。
アルドール縮合反応で使用した水層部はシクロアルカノンを多量に含むため、分層して水層部を繰り返し再使用することが望ましい。油層部に水層部のいくらかが分配するため、再使用して反応を行う際はその量の水や塩基触媒を追加してもよい。必要なら、さらに追加してもよい。
塩基触媒の存在下では、分層に時間を要することがある。この場合は、酸の添加によって分層しやすいpHまで調整し、分層して再使用することも可能である。分層後の油層部からもシクロアルカノンを蒸留回収する必要がある場合は、化合物(3)の分解を抑えるため、酸性側、好ましくはpHを4〜7に調整するのが望ましい。
ここで用いられる酸は特に制限されず、一般的な有機酸、無機酸が使用できるが、取り扱いやすさ、価格等の面から、硫酸、リン酸、縮合リン酸が望ましい。
酸を添加した場合は、水層部を再使用して反応を行う際に、前記の塩基触媒量に加え、水層部を中性からアルカリ側(pH7以上)に調整するだけの塩基触媒を合わせて添加するのが望ましい。
[化合物(7)の製造法]
上記製造法で得られた化合物(3)を原料とし、例えば特開昭56−147740号公報に記載の方法により香料素材や生理活性剤として有用な化合物(7)を得ることができる。
具体的には、まず化合物(3)をシュウ酸等による脱水反応で化合物(4)を得、次いで、還流n−ブタノール中、水性酸(塩酸又は臭化水素酸等)存在下で異性化反応させ、化合物(5)を得る。次いで、この化合物(5)と化合物(6)とを塩基性触媒存在下に反応させ、式(10)で表される化合物(以下化合物(10)という)を得る。
Figure 0004615206
(式中、n、R1及びR2は前記の意味を示す。)
化合物(5)に対して化合物(6)を、好ましくは1〜5モル倍、更に好ましくは1.2〜2モル倍の割合で反応させる。
塩基性触媒としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド等のアルカリ金属アルコキシド等が挙げられる。触媒の使用量は化合物(5)に対して0.005〜0.2モル倍が好ましい。溶媒としてはアルコール類等の極性溶媒が好ましい。反応温度は−10〜30℃の範囲が好ましく、0〜20℃の範囲が更に好ましい。
次に、得られた化合物(10)と水とを反応させることにより、化合物(7)を製造することができる。水は、化合物(10)に対して1〜3モル倍量を反応系中に滴下しながら反応させることが好ましい。反応温度は150〜250℃の範囲が好ましい。
[化合物(8)の製造法]
上記製造法で得られた化合物(3)を原料とし、既知の一般的な方法により、香料素材や生理活性剤として有用な化合物(8)を得ることができる。
例えば、化合物(7)の製造法と同様に、化合物(3)を脱水反応させて化合物(4)を得、化合物(4)を同様に異性化反応させ、化合物(5)を得る。次いで、Pd/C等の触媒存在下で水素還元させ、式(11)で表される化合物(以下、化合物(11)という)を得る。
Figure 0004615206
(式中、n及びR1は前記の意味を示す。)
得られた化合物(11)を、例えば特開平9−104681号公報に記載されているように、過酢酸等を酸化剤として用い、バイヤービリガー(Baeyer-Villiger)酸化させて、化合物(8)を得る。
実施例1
酸価3.4mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン117.6g(1.4モル)、水125.2g、48%NaOH2.8g(0.033モル)を500mL4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら0℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド72.4g(0.84モル)を4時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で4時間撹拌した。反応終了後、10%硫酸17.4gで中和し、有機層をガスクロマトグラフィーで分析を行った。分析はメチルシリコンカラムを用い、標準物質としてジエチレングリコールモノエチルエーテル(カルビトール)を加えて行った。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが124.4g(0.73モル、収率87.4%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが2.5g(0.016モル)含まれていることがわかった。
実施例2
酸価4.2mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン719g(8.55モル)、水320g、48%NaOH3.5g(0.042モル)を2L4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド319g(3.70モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、中和し、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが557g(3.27モル、収率89.0%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが6.8g(0.044モル)含まれていることがわかった。
実施例3
酸価3.4mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン719g(8.55モル)、水325g、48%NaOH2.8g(0.034モル)を2L4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド337g(3.91モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間撹拌した。反応終了後、中和し、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが562g(3.30モル、収率85.0%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが9.5g(0.063モル)含まれていることがわかった。
実施例4
酸価2.1mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン199g(2.37モル)、水60g、48%NaOH1.2g(0.014モル)を500mL4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド60g(0.70モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、中和し、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが107g(0.63モル、収率90.5%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが2.0g(0.013モル)含まれていることがわかった。
実施例5
酸価8.6mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン719g(8.55モル)、水326g、48%NaOH10.0g(0.046モル)を2L4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド319g(3.70モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で4時間撹拌したが、未転化のバレルアルデヒドが残存し、収率が65.3%であった。
そこで、48%NaOHをさらに15.8g(0.19モル)添加し、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、中和し、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが521g(3.06モル、収率83.8%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが18.2g(0.119モル)含まれていることがわかった。
比較例1
酸価7.3mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン178g(2.14モル)、水80g、48%NaOH0.62g(0.007モル)を500mL4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド80.4g(0.93モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間撹拌した。反応終了後、中和し、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが62.9g(0.37モル、収率40.0%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが0.55g(0.004モル)含まれていることがわかった。
実施例1〜5及び比較例1の反応条件及び結果をまとめて表1に示す。
Figure 0004615206
実施例6
(a)酸価1.0mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン112.3g(1.34モル)、水50.0g、48%NaOH0.24g(0.0029モル)を500mL4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド50.0g(0.58モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、105%縮合リン酸0.23g(0.0025モル)で中和し、40℃で分層した。有機層は170.4g、水層は42.4g得られた。水層のpHは5.5であった。有機層について、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが86.0g(0.505モル、収率87.2%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが2.29g(0.015モル)、シクロペンタノンダイマーが1.9g(0.011モル、含量1.1%)含まれており、水層部には2.8gのシクロペンタノンが含まれていることがわかった。さらに、有機層から蒸留によって58.3gのシクロペンタノンと8gの水が回収できた。また、水層部に含まれるリン酸をリン酸3ナトリウムにするためのNaOH量を滴定によって求めると、0.0062モルであった。
(b)次に、(a)の水層部と蒸留留分を500mL4つ口フラスコに仕込み、さらにここに、シクロペンタノン51.1g(再使用分を含め1.34モル)と、添加したリン酸をリン酸3ナトリウムにするための分を含めて、48%NaOH0.87g(0.0105モル)を仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド50.0g(0.58モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、105%縮合リン酸0.84g(0.009モル)で中和し、40℃で分層した。水層のpHは5.5であった。有機層は171.2g、水層は4.33g得られた。有機層について、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが83.5g(0.490モル、収率84.6%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが2.28g(0.015モル)含まれていることがわかった。さらに、有機層から蒸留によって61.7gのシクロペンタノンと8.5gの水が回収できた。また、水層部に含まれるリン酸をリン酸3ナトリウムにするためのNaOH量を滴定によって求めると、0.028モルであった。
(c)さらに、(b)の水層部と蒸留留分を500mL4つ口フラスコに仕込み、さらにここに、シクロペンタノン48.2g(再使用分を含め1.34モル)と、添加したリン酸をリン酸3ナトリウムにするための分を含めて、48%NaOH1.96g(0.0236モル)を仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド50.0g(0.58モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、105%縮合リン酸1.89g(0.0203モル)で中和し、40℃で分層した。水層のpHは5.5であった。有機層は170.7g、水層は4.72g得られた。有機層について、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが82.4g(0.484モル、収率83.5%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが2.25g(0.015モル)含まれていることがわかった。
比較例2
(a)酸価7.5mg−KOH/gのバレルアルデヒドを原料として用い、シクロペンタノン224.6g(2.67モル)、水100g、48%NaOH9.7g(0.116モル)を1L4つ口フラスコに仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド100g(1.16モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、105%縮合リン酸9.3g(0.100モル)で中和し、40℃で分層した。有機層は343.7g、水層は99.9g得られた。水層のpHは5.5であった。有機層について、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが165.8g(0.974モル、収率84.9%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが4.58g(0.030モル)、シクロペンタノンダイマーが10.1g(0.060モル、含量2.9%)含まれており、水層部には6.7gのシクロペンタノンが含まれていることがわかった。さらに、有機層から蒸留によって116.7gのシクロペンタノンと16gの水が回収できた。また、水層部に含まれるリン酸をリン酸3ナトリウムにするためのNaOH量を滴定によって求めると、0.251モルであった。
(b)次に、(a)の水層部と蒸留留分を1L4つ口フラスコに仕込み、さらにここに、シクロペンタノン224.6g(再使用分を含め2.67モル)と、添加したリン酸をリン酸3ナトリウムにするための分を含めて、48%NaOH22.6g(0.271モル)を仕込み、撹拌しながら15℃に冷却した後、同温度でバレルアルデヒド100g(1.16モル)を5時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で2時間撹拌した。反応終了後、105%縮合リン酸21.7g(0.233モル)で中和し、40℃で分層した。水層のpHは5.5であった。有機層は348.8g、水層は123.2g得られた。有機層について、実施例1と同様に分析した。その結果、反応終了品中には、2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノンが113.5g(0.667モル、収率58.1%)、2−ペンチリデンシクロペンタノンが4.56g(0.030モル)含まれていることがわかった。
実施例6及び比較例2の反応条件及び結果をまとめて表2に示す。
Figure 0004615206
表2から明らかなように、実施例6及び比較例2の(a)工程におけるAとBの差(A−B)がアルデヒド1モルに対し、実施例6では0.06モル以下であるが、比較例2では0.06モルより大きい。従って、比較例2の(a)工程ではシクロペンタノンダイマー含量が多く、水層部を再使用した(b)工程では実施例6に比べて収率が低下している。
実施例7
実施例1の反応を2回行って得たものを蒸留してシクロペンタノンと水を回収し、そのうち2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノン1.01モル及び2−ペンチリデンシクロペンタノン0.022モルにシュウ酸を0.0206モル添加して120℃にて反応した。この中に含まれる2−ペンチリデンシクロペンタノンは141g(0.93mol)であった。この濾過終了物をn−ブタノール153gに溶かし、130℃に昇温した後、同温度で3−ピコリン14.5g(0.15mol)と35%塩酸10.5g(0.1mol)の混合液を30分で滴下した。滴下終了後、同温度で3.5時間加熱攪拌した。反応終了後、室温まで冷却し、水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、有機層を分析した結果、反応終了品中には、2−ペンチル−2−シクロペンテノンが118g含まれていることがわかった。この異性化反応の収率は83%であった。
この反応終了品から、2−ペンチル−2−シクロペンテノンを95g(0.6mol)精製した。さらに、窒素雰囲気下にてマロン酸ジメチル118g(0.9mol)を無水メタノール38gに溶解し、0℃に冷却して、ナトリウムメトキシド(30%メタノール溶液)6.5g(0.036mol)を添加したものに、上記で得られた2−ペンチル−2−シクロペンテノン95g(0.6mol)を0℃で、2時間かけて滴下した。滴下終了後、同温度で3時間撹拌した。未反応のマロン酸ジメチルを減圧留去し、160gのマイケル付加物を得た。
蒸留留出管をつけた反応装置に、上記で得られたマイケル付加物を加え、215℃に加熱し、水を3.2g/h(2%/h)の速度で滴下した。発生する二酸化炭素とメタノールを留出させながら、215℃で、4時間滴下反応を行った。反応終了後、粗生成物126g中に、3−オキソ−2−ペンチルシクロペンチル酢酸メチル123gを得た。全工程収率は60%であった。
粗生成物を精留して得られた3−オキソ−2−ペンチルシクロペンチル酢酸メチルは、フルーティでジャスミン様の香気を有しており、香料素材としても優れたものであった。
比較例3
比較例1の反応を3回行って得たものを蒸留してシクロペンタノンと水を回収し、そのうち2−(1−ヒドロキシ−n−ペンチル)シクロペンタノン1.11モル及び2−ペンチリデンシクロペンタノン0.012モルにシュウ酸を0.0206モル添加して120℃にて反応した。その後、実施例7と同様に反応を行って3−オキソ−2−ペンチルシクロペンチル酢酸メチルを得た。その結果、全工程収率は28%であった。

Claims (3)

  1. シクロアルカノンと、式(2)で表されるアルデヒド(以下アルデヒド(2)という)とを、水及び塩基触媒存在下でアルドール縮合して、式(3)で表される2−(1−ヒドロキシアルキル)シクロアルカノン及び/又は2−(1−ヒドロキシアリール)シクロアルカノン(以下化合物(3)という)を製造する方法であって、塩基触媒の添加量(単位モル;以下Aという)が、アルデヒド(2)中に含まれる式(1)で表されるカルボン酸(以下カルボン酸(1)という)の量(単位モル;以下Bという)以上で、かつAとBの差(A−B)がアルデヒド(2)1モルに対し0.06モル以下であり、アルドール縮合反応後に得られる水層部を酸添加によって、pHを4〜7に調整、分層工程を経て、水層部を中性もしくはアルカリ側(pH7以上)に調整するだけの塩基触媒を前記塩基触媒量に加えて再使用する、化合物(3)の製造法。
    Figure 0004615206
    (式中、nは1又は2の整数、R1は水素原子又は炭素数1〜8の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基、あるいは置換もしくは無置換のアリール基を示す。)
  2. 水の量が、シクロアルカノンに対し0.2〜1.2重量倍である請求項1記載の製造法。
  3. 水層部のpH調整に用いる酸が硫酸、リン酸又は縮合リン酸である、請求項1又は2記載の製造法。
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