JP4614137B2 - 車両の糸類の巻き込み防止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、フォークリフトなどの車両に対する糸類の巻き込み防止構造に関するものである。
図5に、既存のフォークリフトのギヤケース40を示す。車輪に動力を伝えるシャフト42がギヤケース40の内部から外部に出るように設けられる。ギヤケース40の内部にはオイルが満たされている。シャフトの支持部44にオイルシールを設け、オイルが漏れるのを防いでいる(特許文献1参照)。
市場などではロープなどの糸類の散乱が多く、静電気や水の影響でシャフト42に糸類の巻き込みが発生する。シャフト42に糸類が多く巻き込まれることにより、オイルシールが破損する。これを防止するために、ギヤケース40のシャフトの支持部44に複数の凸部46を設け、糸類がシャフト42に巻き込まれる前に、凸部46に糸類が絡むようにしている。また、特許文献2に、カッターを設ける構成が開示されている。
しかし、フォークリフトの使用によって、凸部46を乗り越えた糸類がオイルシールを破損させる原因になる場合がある。
特開2002−241092号公報 実開昭61−180858号公報
そこで本発明は、フォークリフトなどの車両のシャフトに糸類が巻き込まれるのを防止するための構造を提供することを目的とする。
本発明の糸類の巻き込み防止構造は、車両のギヤケースに取り付けられる糸類の巻き込み防止構造であって、一対の板状体からなり、該板状体の厚み面がギヤケースに密着され、該一対の板状体のそれぞれ端部同士の間に隙間を設けた状態で該一対の板状体がつき合わされてなるプロテクタを備える。
上記の糸類の巻き込み防止構造は、プロテクタの前記ギヤケースに対する密着部分に接続され、前記ギヤケースに接する被設置部と、2つの前記被設置部同士を接合し、前記プロテクタの間に前記ギヤケースを挟む接合部材と、を含んでも良い。
上記の糸類の巻き込み防止構造は、ギヤケースが凸部を有し、前記プロテクタ、前記被設置部、またはその両方に該凸部と掛かり合わされる凹部を設けても良い。
本発明は、プロテクタが糸類をブロックする。糸類によるオイルシールの破損を防止でき、オイル漏れも発生しにくくなる。糸類がシャフトに絡みついたとしても、半円部材同士の隙間からナイフによって糸類を切断することができ、半円部材を取り外す必要はなく、メンテナンスが容易である。
次に本発明の糸類の巻き込み防止構造の実施形態について図面を用いて説明する。糸類は、糸、紐、縄、綱、ロープ、細長いゴミなどを含む。車両はフォークリフトとして説明するが、他の車両であっても良い。
図1の本発明の構造10が適用されるギヤケース40は、従来技術で説明した図5と同様である。ギヤケース40におけるシャフトの支持部44の端部にオイルシールを設けてオイルが漏れるのを防いでいる。そして、ギヤケース40のシャフトの支持部44を囲むように本発明の構造10が設けられる。即ち、従来設けられていたギヤケース40の凸部46とほぼ同じ位置に本発明の構造10が設けられる。
図1に示す本発明の構造10は、一対の板状の半円部材12からなるプロテクタ14を備える。プロテクタ14は、一対の半円部材12のそれぞれ端部16同士の間に隙間18を設けた状態で一対の半円部材12がつき合わせたものである。半円部材12は、図2に示すように、リングの半分に相当する形状である。半円部材12の内周がギアケース40の外周と同じ形になっている。半円部材12の厚み方向の面が、ギアケース40と密着される。
熱膨張などを考慮すると、半円部材12はギヤケース40と同じ材質で構成するのが好ましいが、他の金属やプラスチックであっても良い。半円部材12の大きさや形状は、図3に示すように、ギヤケース40や車輪の形状などにあわせて適宜設計する。
プロテクタ14によって糸類をブロックし、糸類がシャフト42(図3(b))に到達するのを防ぐ。糸類がシャフト42に巻き込まれにくく、オイルシールの破損を防ぐことができる。シャフト42に糸類が到達したとしても、半円部材12同士の端部16の隙間18から糸類をカッターで切断し、除去することができる。プロテクタ14を取り外さなくてもよく、糸類の切断が容易である。なお、プロテクタ14を取り外して糸類を除去することもできる。
本発明の構造10は、半円部材12のギヤケース40に対する接触部分に接続される板状体であって、ギヤケース40に接する面22を有する被設置部20と、2つの被設置部20同士を接合することにより、プロテクタ14をギヤケース40に固定する接合部材24とを含む。上記の面22は、ギヤケース40の外周面の形状に合わせた湾曲面である。以下、面22を湾曲面として説明する。
湾曲面22のエッジがギヤケース40に密着した状態で、プロテクタ14がギヤケース40に取り付けられる(図4)。なお、図4では半円部材12を省略している。湾曲面22の全面がギヤケース40と接するように構成しても良い。タイヤリム取り付け面43(図3)と半円部材12とが接触しないように、両者が平行になるようにする。
また、被設置部20は、湾曲面22の両端に平面部26を有する。この平面部26は、半円部材12同士がつき合わされたときに、平面部26同士が平行になる。この平面部26に穴27を設け、この穴27にボルト28を通し、ボルト28とナット30のねじ作用によってプロテクタ14同士の間にギヤケース40を挟み込んで固定する。即ち、上記の接合部材24としては、ボルト28とナット30が含まれる。また、一方の穴27に、ボルト28またはナット30を溶接固定しておいても良い。
被設置部20に上述した平面部26を有するため、半円部材12の端部16が突出している。端部16の突出した形状、大きさなどは適宜設計する。また、半円部材12の端部16同士が一定の間隔を有するようにギヤケース40に取り付けられるのであれば、端部16を突出させなくても良い。
接合部材24によって、プロテクタ14がギヤケース40に対して着脱自在になっている。使用場所に応じて、既存のフォークリフトのギヤケース40に取り付けることができる。既存のフォークリフトの改造は不要である。
ギヤケース40は複数の凸部46を有し、機構10には凸部46と掛かり合う凹部32が設けられる。図4に示すように、本発明の構造10をギヤケース40に適用したときに凸部46と凹部32とが掛かり合う。図1や図2に示すように、凹部32は、半円部材12と被設置部20の両方にまたがるものとなっているが、いずれか一方のみにあっても良い。
既存のギヤケース40は凸部46を有しており、既存のギヤケース40にプロテクタ14を取り付けることができる。また、凸部46と凹部32とがつき合わされることで、プロテクタ14の位置決めをすることができる。凸部46が滑り止めとなり、長期間の使用によってプロテクタ14の位置が変わったり、プロテクタ14が脱落するのを防止することができる。凸部46の全てを覆うように掛かり合う凹部32でなくても、凸部46の一部と凹部32が掛かり合う構成であっても良い。
以上、本発明は既存のギヤケース40に取り付けてシャフトに対する糸類の巻き付きを防止することができる。シャフトに糸類が巻き付いたとしても、プロテクタ14同士の隙間18にカッターを進入させて糸類を切断することができる。このため、既存のフォークリフトを大がかりな改造をすることなく、市場などの糸類の散乱の覆い場所での使用に耐え得るフォークリフトにすることができる。
本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、被設置部20を設けず、ギヤケース40にプロテクタ14を溶接して固定しても良い。また、ギヤケース40とプロテクタ14とが最初から一体に形成されていても良い。
なお、半円部材12の形状は半円形でなくても良い。ギヤケース40の断面が楕円形や矩形であれば、それに合わせて適宜設計した板状体にする。即ち、ギヤケース40と本発明の構造10との接触部分に隙間ができず、且つ車輪と本発明の構造10とが接触しないないようにすれば、半円部材12の形状は限定されない。また、被設置部20同士を溶接で接合できるようにしても良い。
凸部46の無いギヤケース40に本発明の構造10を使用しても良い。
その他、本発明は、その主旨を逸脱しない範囲で当業者の知識に基づき種々の改良、修正、変更を加えた態様で実施できるものである。
本発明の糸類の巻き込み防止構造の正面図である。 糸類の巻き込み防止構造の一方を示す図であり、(a)は正面図であり、(b)はY方向から見た側面図であり、(c)はX方向から見た側面図である。 糸類の巻き込み防止構造をギアケースに取り付けた図であり、(a)は正面図であり、(b)は側面図である。 ギヤケースに本発明の構造を取り付けた部分の断面図である。 従来のギアケースの側面図である。
符号の説明
10:糸類の巻き込み防止構造
12:半円部材
14:プロテクタ
16:端部
18:隙間
20:被設置部
22:湾曲面
24:接合部材
26:平面部
27:穴
28:ボルト
30:ナット
32:凹部
40:ギヤケース
42:シャフト
43:タイヤリムの取り付け面
44:シャフトの支持部
46:凸部

Claims (3)

  1. 車両のギヤケースに取り付けられる糸類の巻き込み防止構造であって、
    一対の板状体からなり、該板状体の厚み面がギヤケースに密着され、該一対の板状体のそれぞれ端部同士の間に隙間を設けた状態で該一対の板状体がつき合わされてなるプロテクタを備える車両の糸類の巻き込み防止構造。
  2. 前記プロテクタの前記ギヤケースに対する密着部分に接続され、前記ギヤケースに接する被設置部と、
    2つの前記被設置部同士を接合し、前記プロテクタの間に前記ギヤケースを挟む接合部材と、
    を含む請求1の車両の糸類の巻き込み防止構造。
  3. 前記ギヤケースが凸部を有し、前記プロテクタ、前記被設置部、またはその両方に該凸部と掛かり合わされる凹部を設けた請求項2の車両の糸類の巻き込み防止構造。
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