JP4611916B2 - レンズの傾き調整装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光情報記録再生装置の光学系の対物レンズの基準面に対する傾きを調整するのに用いられる対物レンズの傾き調整装置に関する。
従来、光ディスクに対する情報の記録または再生を行う光情報記録再生装置が知られている。なお、本文において、光情報記録再生装置とは、光ディスクに対する情報の記録専用装置、再生専用装置、記録と再生兼用の装置のいずれも含むものとする。
光情報記録再生装置では、光ディスクの記録密度が高くなるほど、コマ収差に対する許容度が低くなる。該コマ収差の発生を良好に抑えるためには、光ピックアップ部に搭載される対物レンズの光ディスクの記録面に対する傾きを高精度で調整することが要求される。対物レンズの傾き調整に関しては例えば以下の特許文献1に開示される。
特願平6−274898号公報
上記特許文献1に記載の構成において、高精度かつ迅速な傾き調整を実現するためには、対物レンズを保持する調整治具(例えば複数の爪)を該対物レンズの所定位置に当接させる必要がある。しかし、上記特許文献1のような従来の構成は、対物レンズ近傍を観察するステージと実際に対物レンズの傾き調整を行うステージとが別個独立して存在していた。従って、傾き調整に際して対物レンズの状態を確認することができないという、いわば間接的な位置決め方法を用いていた。そのため、治具と対物レンズの位置ずれが起こりやすいといった問題が起こるおそれがあった。治具が対物レンズの所定位置からずれた状態で傾き調整を行うと、調査結果の精度は、技術者の技量によるところが大となり、調整結果のばらつきや技術者への負担が大きくなる。
そこで、本発明は以上の事情に鑑み、対物レンズにおいて該レンズの傾き調整に最適な位置に調整治具を迅速かつ精確に当接させることができるレンズ傾き調整装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のレンズの傾き調整装置は、支持手段により支持されたレンズの傾きを調整するレンズの傾き調整装置であって、レンズにおける有効範囲外領域に当接される調整治具を有し、調整治具を駆動することにより該レンズの傾きを調整する傾き調整手段と、オートコリメータによってレンズの傾きを検出する傾き検出手段と、レンズと前記調整治具の相対位置を撮像する撮像手段と、レンズと調整治具との相対位置を調整する位置調整手段と、を有し、位置調整手段は、撮像手段により撮像された画像に基づき相対位置を調整し、傾き調整手段は、傾き検出手段の検出結果に基づきレンズの傾きを調整することを特徴とする。
このように、本発明によればレンズと調整治具の相対位置を直接観察しつつ該相対位置を調整することができる。これにより、精確かつ迅速に調整治具をレンズの所定位置に配設することが可能になる。
また、本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置においては、上記位置調整手段は、調整治具の付勢方向に直交しかつ互いに直交する二軸方向に調整治具を移動させることにより、相対位置を調整することができる。
本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置、上記調整治具、略90度間隔で配設される4つの爪部を有し、各爪部を介して有効範囲外領域に当接するように構成することができる。
傾き検出手段は、光源と、撮像素子と、光源から照射されレンズおよび調整治具で反射した平行光を前記撮像素子に集光させるコリメートレンズと、を有することが望ましい。より詳しくは、光源から照射される光とコリメートレンズに入射する光がなす角が、約18度であることが望ましい。
また、本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置、レンズからの光を撮像手段に向かう光と撮像素子に向かう光に分岐する光分岐手段をさらに有する。該光分岐手段は、ビームスプリッタを有する。より好ましくは、該光分岐手段は、偏光特性を有する。
本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置においては、傾き検出手段は、第一の偏光成分を透過させる第一の偏光素子を有し、該第一の偏光素子を透過した第一の偏光成分を用いて傾きを検出する。また、撮像手段は、第二の偏光成分を主として透過させる第二の偏光素子を有し、該第二の偏光素子を透過した第二の偏光成分を用いてレンズ全域および調整治具を撮像する。
本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置、レンズと光分岐手段との間に配置され、第二の偏光成分を主として透過させる第三の偏光素子をさらに有することが望ましい。
本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置によれば、位置調整手段は、撮像手段により撮像された画像が基準画像と一致するように相対位置を調整する。また、本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整装置においては、傾き調整手段は、傾き検出手段の検出結果が基準の状態になるようにレンズの傾きを調整する。基準の状態としては、例えば、水平面に対して傾きが略0の状態がある。
また、本発明の実施形態に係るレンズの傾き調整システムは、上記のレンズの傾き調整装置と、レンズを支持する支持手段を有する光ピックアップ装置と、傾き調整装置の撮像手段により撮像された画像に、レンズと調整治具が所定の位置関係にある状態に関する基準画像を重畳して表示する第一の演算表示装置と、傾き調整装置の傾き検出手段により検出された結果を有することを特徴とする。
本発明によれば、レンズと調整治具の状態を把握しつつ両者の相対位置関係を調整することができるように構成したことにより、支持手段により支持されたレンズがどのような傾きを有していたとしても、レンズと調整治具の相対位置が常に所定の関係を有するように調整することができる。
図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は、本発明にかかるレンズの傾き調整システムを模式的に示す図である。傾き調整システム500は、傾き調整装置100、第一パソコン200、第二パソコン300、被検物である対物レンズLを備える光ピックアップ装置400を有する。
傾き調整装置100は、レンズ調整部10、第一撮像光学系30、第二撮像光学系50、偏光ビームスプリッタ(以下、PBSと略記する。)71を有する。なお、以下の説明では、便宜上、撮像光学系30の光軸をZ軸とし、該Z軸に直交する面を定義する2つの軸をX軸、Y軸と定義する。
レンズ調整部10は、レンズ調整治具11と、該治具11をZ方向、およびX−Y平面内で駆動させる駆動機構12を有する。第一撮像光学系30は、第一検光子31、撮影レンズ32、CCD等の第一撮像部33を有する。第二撮像光学系50は、光源51、第二検光子52、集光レンズ53、CCD等の第二撮像部54を有するオートコリメータである。本実施形態の光源51はHe−Neレーザを照射する。また、第二撮像光学系50の各部材は、光源51から照射された光線とレンズ調整部10、PBS71を介して集光レンズ53に入射する光線とのなす角度が約18度前後となるように配置構成される。上記角度があまりに小さい値(例えば0度)であると、レンズ調整部10や対物レンズLからの戻り光が第二撮像部54に集中しすぎてS/N比が悪くなるおそれがあるため好ましくない。また、必要以上に大きな角度(例えば20度以上)に設定すると、他の部材、例えばPBS71をより大型化する必要がある等設計上の問題が生じたり、撮像画像にレンズ調整部10(より詳しくは後述の傾き調整爪)と対物レンズLによるケラレの影響が大きく出たりするため好ましくない。
各パソコン200、300は、それぞれ各撮像部33、54からの画像信号を受信し、所定の演算処理を行って、処理結果をモニタに表示する。
光ピックアップ装置400は、円錐状の斜面を持つレンズ載置部410と該載置部410(さらには該載置部410に載置された対物レンズL)を所定の方向に搬送する搬送部420を有する。搬送部420の搬送方向は、実際の光ピックアップ動作時におけるトラッキング方向に相当し、各図ではX方向に一致させている。
図2は、レンズ載置部410に載置された対物レンズLおよび対物レンズLに当接した調整治具11近傍を拡大して示す図である。図2(a)は側面図、図2(b)は平面図である。なお図2では、説明の便宜上、レンズ調整治具11を駆動させるための駆動機構12については図示を省略している。
図2(a)、(b)に示すように、レンズ調整治具11は、中央部をくりぬいて円環状に成形された円板11Pと、円板11Pの中心に向かって延びる4本の傾き調整爪11a〜11dを有する。各傾き調整爪11a〜11dは、90度間隔に設けられ、各先端は下方すなわち対物レンズLが位置する方向に折り曲げられている。なお、対物レンズLは、レンズ本体L1と該本体と一体に形成され該本体を取り囲む環状平面部L2からなる。図2(a)、(b)に示すように、対物レンズLは、環状平面部L2の端部が円錐状の斜面に当接した状態でレンズ載置部410に載置される。
図1に示す傾き調整装置100における光路についてさらに説明を加える。傾き調整装置100では、対物レンズL側からの光をPBS71によって二つの撮像光学系30、50に分岐させている。ここで本実施形態では、各撮像光学系30、50で使用する光の偏光状態を変えるとともにPBS71の偏光特性を利用することにより、各撮像光学系30、50での結像に寄与しないいわゆる迷光を良好に除去している。具体的には、第一検光子31は、主として第一の偏光成分(ここではP偏光)を透過させるように配置される。第二検光子52は、主として第二の偏光成分(ここではS偏光)を透過させるように配置させる。また、PBS71は、第一の偏光成分を略全透過させ、第二の偏光成分を略全反射する性質を持つものを用いる。
これにより、偏光状態によって各撮像光学系30、50に入射する成分が特定される。詳しくは、レンズ調整部10(および対物レンズL)からの光のうちP偏光成分は、PBS71を透過し、第一検光子31、撮影レンズ32を介して第一撮像部33に結像する。ここで、第一検光子31は、第一撮像光学系30における結像に寄与しない成分、例えば光源51から照射された光等を有効に除去する作用を持つ。また、第一検光子31は、外光を受けた光ピックアップ装置から照射される光を有効に除去する機能も有する。
また第二撮像光学系50では、光源51から照射された光のうち、第二の偏光成分のみが第二検光子52によって抽出され、PBS71に入射する。そして、該第二の偏光成分は、PBS71で反射しレンズ調整部10(および対物レンズL)に向かう。また、レンズ調整部10(および対物レンズL)からの光のうちS偏光成分は、PBS71で反射し、集光レンズ53によって集光しつつ第二撮像部54に入射する。
以上のような構成の傾き調整システム500を用いた対物レンズLの傾き調整について以下詳述する。
傾き調整にあたり、被検物である対物レンズLが載置された載置部410は搬送部420によって調整可能位置、より具体的には傾き調整装置100における各光学系30、50の光路内に配置、固定される。なお、本実施形態では光ピックアップ装置400が持つ搬送部420を用いて対物レンズLを調整可能位置まで移動させているがこれはあくまで一例である。従って、載置部410に載置された対物レンズLを周知の他の搬送機構を用いて調整可能位置に移動させることも可能である。
対物レンズLが調整可能位置に位置すると、各傾き調整爪11a〜11dが図2(a)、(b)に示すように環状平面部L2に当接するまで、駆動機構12によって調整治具11が降下、つまりZ方向に移動する。
各傾き調整爪11a〜11dが環状平面部L2に当接した状態を第一撮像光学系30が撮像し、撮像画像を第一パソコン200に出力する。第一パソコン200には予め調整治具11と対物レンズLが所定の位置関係にある状態を表す画像(以下、基準画像という)に関するデータを有している。第一パソコン200は、第一撮像光学系30から出力された撮像画像に上記基準画像に関するデータを重畳し、モニタに表示する。
図3は、第一パソコン200のモニタに表示される画像の一例を示す図である。図3中、実線で描かれた領域が第一撮像光学系30によって実際に撮像された調整治具11および対物レンズLの画像IMである。また図3中、破線で描かれた領域が基準画像に基づく指標Vrefを示す。指標Vrefは、所定の位置関係にある調整治具11と対物レンズLそのものを表示するのではなく、対物レンズLの外径を表す円領域V1と、各傾き調整爪11a〜11dの対物レンズLとの当接部位を結ぶことで形成される仮想の正方形領域V2から構成される。
画像IMから分かるように、各傾き調整爪11a〜11dが環状平面部L2に当接しただけの状態では、各傾き調整爪11a〜11dの当接位置が対物レンズLの径方向において不均一になっている。この状態では、傾き調整をした場合に所望の調整方向や調整量を得ることができないおそれがある。そこで、以下に説明する処理によって調整治具11と対物レンズLのX−Y平面における相対位置をZ方向に付勢しつつ調整する。
一般に、第一撮像光学系30における撮像範囲は、調整治具11と対物レンズLを含むように広めに設定されている。従って、第一パソコン200のモニタに表示された当初の画像では、図3に示すように、画像IMと指標Vrefにはずれがある。そのため、ユーザは、第一パソコン200を操作し、円領域V1を画像IMにおける対物レンズLの外径に一致させる。円領域V1が画像IMにおける対物レンズLの外径に一致した状態の画像を図4に示す。
図4に示すように、円領域V1が画像IMにおける対物レンズLの外径に一致すると、次いで各傾き調整爪11a〜11dの位置調整が行われる。該位置調整は、図4に示すような駆動機構12によって調整治具11をX、Yの二軸方向に微小移動させることにより行われる。具体的には、第一パソコン200のモニタに表示された画像において、各傾き調整爪11a〜11dが正方形領域V2の辺と一致するまで位置調整が行われる。各傾き調整爪11a〜11dが正方形領域V2の辺と一致した状態、つまり各傾き調整爪11a〜11dの当接位置が対物レンズLの径方向において均一である状態の画像を図5に示す。
以上のように、モニタに実際に表示される画像を参照しつつ位置調整を行うことにより、迅速かつ正確に各傾き調整爪11a〜11dを対物レンズLの環状平面部L2における所定位置に当接させることができる。
各傾き調整爪11a〜11dと対物レンズLの相対位置が図5に示すような状態になり、位置調整が完了すると、次いで対物レンズLの傾き調整が行われる。
対物レンズLの傾き調整は、例えば本出願人が特開平6−274898号公報にて提案する方法により行われる。
概説すると、光源51からの光により照明された調整治具11および対物レンズLを第二撮像部54により撮像する。撮像結果は、第二パソコン300によって、二つのスポットS1、S2として表示される(図1参照)。S1は、主として調整治具11表面からの反射光が集光したスポットである。スポットS1は調整治具11の円形の開口部周縁での散乱の影響によって十字形状に歪む。S2は、主として対物レンズL表面からの反射光が集光したスポットである。
ユーザは、第二パソコン300により表示される二つのスポットS1、S2を参照しつつ、駆動機構12を駆動させ調整治具11を傾かせる。これにより、各傾き調整爪11a〜11dを介して対物レンズLがZ方向に押圧される。該押圧によって対物レンズLの載置部410における傾きが調整される。ここで、対物レンズLや光ピックアップ装置400の載置部410の個体差等によって、必ずしも調整治具11と対物レンズLの傾き量および傾き方向が完全に一致するとは限らない。そのため、二つのスポットS1、S2を参照することにより、両者の傾きに関する特性を把握し、より精確な調整を実現している。
なお、一般的に傾き調整は、対物レンズLが基準面に対して所定の傾きを有するまで行われる。本実施形態では、基準面を水平面、上記所定の傾きを0と想定する、つまり対物レンズLが水平状態になるまで調整が行われる。傾き調整が適正になされているか否かは、対物レンズL(より正確には光ピックアップ装置400)を図示しない干渉計にセットし、対物レンズLを透過した光が形成する干渉縞が規格に合致しているかにより判定される。干渉縞が所定の規格に合致しているとき、対物レンズLは水平状態にあるとされ、接着剤によりレンズホルダー34に固定される。干渉縞が規格に合致していないときには、対物レンズ1は再度傾き調整用光学系にセットされて、その傾きが再調整される。なお、この場合であっても、上述したように対物レンズLに対して各傾き調整爪11a〜11dを迅速かつ精確に当接されることができるため、再調整時の作業効率も向上させることができる。
以上が本発明の実施形態である。本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各パソコン200、300を共通化させることも可能である。また、PBSは各撮像光学系30、50での撮像結果をより高精度にするために用いているのであり、コストダウンを図るのであれば、通常のビームスプリッタであっても良い。
本発明の実施形態のレンズの傾き調整システムを模式的に示す図である。 本実施形態のレンズ載置部に載置されたレンズおよび該レンズに当接した調整治具近傍を拡大して示す図である。 実施形態の第一パソコンのモニタに表示される画像の一例を示す図である。 実施形態の第一パソコンのモニタに表示される画像の一例を示す図である。 実施形態の第一パソコンのモニタに表示される画像の一例を示す図である。
符号の説明
100 傾き調整装置
10 レンズ調整部
11 調整治具
30 第一撮像光学系
50 第二撮像光学系
200、300 パソコン
400 光ピックアップ装置
L レンズ

Claims (12)

  1. 支持手段により支持されたレンズの傾きを調整するレンズの傾き調整装置であって、
    前記レンズにおける有効範囲外領域に当接される調整治具を有し、前記調整治具を駆動することにより該レンズの傾きを調整する傾き調整手段と、
    オートコリメータによって前記レンズの傾きを検出する傾き検出手段と、
    前記レンズと前記調整治具の相対位置を撮像する撮像手段と、
    前記レンズと前記調整治具との相対位置を調整する位置調整手段と、を有し、
    前記位置調整手段は、前記撮像手段により撮像された画像に基づき、前記調整治具を該調整治具の付勢方向に直交しかつ互いに直交する二軸方向に移動させることにより、前記相対位置を調整し、
    前記傾き調整手段は、前記傾き検出手段の検出結果に基づき前記レンズの傾きを調整し、
    前記傾き検出手段は、第一の偏光成分を透過させる第一の偏光素子を有し、該第一の偏光素子を透過した前記第一の偏光成分を用いて前記傾きを検出し、
    前記撮像手段は、第二の偏光成分を主として透過させる第二の偏光素子を有し、該第二の偏光素子を透過した前記第二の偏光成分を用いて前記レンズ全域および前記調整治具を撮像
    することを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  2. 請求項1に記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記調整治具は、略90度間隔で配設される4つの爪部を有し、前記爪部を介して前記有効範囲外領域に当接することを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記傾き検出手段は、光源と、撮像素子と、前記光源から照射され前記レンズおよび前記調整治具で反射した平行光を前記撮像素子に集光させるコリメートレンズと、を有することを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  4. 請求項3に記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記光源から照射される光と前記コリメートレンズに入射する光がなす角が、約18度であることを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  5. 前記レンズからの光を前記撮像手段に向かう光と前記撮像素子に向かう光に分岐する光分岐手段をさらに有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のレンズの傾き調整装置。
  6. 請求項5に記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記光分岐手段は、ビームスプリッタを有することを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  7. 請求項5または請求項6に記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記光分岐手段は偏光特性を有することを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記レンズと前記光分岐手段との間に配置され、前記第二の偏光成分を主として透過させる第三の偏光素子をさらに有することを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  9. 前記位置調整手段は、前記撮像手段により撮像された画像が基準画像と一致するように前記相対位置を調整することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のレンズ傾き調整装置。
  10. 前記傾き調整手段は、前記傾き検出手段の検出結果が基準の状態になるように前記レンズの傾きを調整することを特徴とする請求項1から請求項のいずれかに記載のレンズの傾き調整装置。
  11. 請求項10に記載のレンズの傾き調整装置において、
    前記基準の状態とは、水平面に対して傾きが略0の状態であることを特徴とするレンズの傾き調整装置。
  12. 請求項1から請求項11のいずれかに記載のレンズの傾き調整装置と、
    前記レンズを支持する支持手段を有する光ピックアップ装置と、
    前記傾き調整装置の撮像手段により撮像された画像に、前記レンズと前記調整治具が所定の位置関係にある状態に関する基準画像を重畳して表示する第一の演算表示装置と、
    前記傾き調整装置の傾き検出手段により検出された結果を有することを特徴とするレンズの傾き調整システム。
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