JP4610441B2 - 樹脂成形機の空気輸送式材料供給システム - Google Patents

樹脂成形機の空気輸送式材料供給システム Download PDF

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JP4610441B2 JP2005234247A JP2005234247A JP4610441B2 JP 4610441 B2 JP4610441 B2 JP 4610441B2 JP 2005234247 A JP2005234247 A JP 2005234247A JP 2005234247 A JP2005234247 A JP 2005234247A JP 4610441 B2 JP4610441 B2 JP 4610441B2
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Description

本発明は、例えば、熱可組成合成樹脂製品の成形に伴って発生するスプル・ランナ等の廃材樹脂を、バージン材と共に空気輸送によって樹脂成型機等の原材料として供給可能な樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムに関する。
従来、樹脂成形機の金型より取り出されたスプル・ランナ等の廃材樹脂を粉砕機で粉砕して、その粉砕材料を空気輸送管路を介して捕集器に供給するとともに、この捕集器には貯留されたバージン材供給槽よりバージン材を供給し、同捕集器内で配合混合された前記粉砕材料とバージン材とを樹脂成形機に供給して成形品を得るようにした樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムを本出願人が既に出願している(例えば、特許文献1参照。)。
ところが、前記粉砕機は、気密性が悪いため、粉砕材料を空気輸送するには、前記粉砕機の排出口を大きく形成して多量の粉砕材料を空気輸送する必要があり、前記捕集器に多量の粉砕材料が吸引されることとなる。
一方、貯留されたバージン材だけを用いて成形品の成形は可能であるが、これでは、前記粉砕材料をリサイクルして利用することができないため、前記バージン材に所定量の前記粉砕材料を混合したうえで樹脂成形材料として使用することが行われている。
図10は、従来の樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムを概略したシステム全体図である。
この樹脂成形機の空気輸送式材料供給システム100は、樹脂成形品(不図示)とスプル・ランナ等の廃材樹脂(不図示)を、樹脂成形機101の樹脂成形金型(不図示)から分別して取り出すと共に、この取り出した廃材樹脂(不図示)だけを粉砕機102に投入して粉砕し、この粉砕機102の排出口112から排出される粉砕材料(不図示)を、空気輸送源Pを介して空気輸送管103を通じて切替弁装置110に空気輸送している。
一方、別途に設られた材料貯留槽104に貯留されているバージン材105は、空気輸送源Pを介して空気輸送管106を通じて切替弁装置110に空気輸送している。
そして、この切替弁装置110に設けた切替弁(不図示)の切替動作を制御することで、所定量のバージン材105及び粉砕材料(不図示)を、切替弁装置110の前方に連結された混合槽120を介して、樹脂成形機101の材料供給口111に投入されるようにしている。
なお、材料投入口111には、これを金型(不図示)に繰り出して送るためのフィードスクリュー装置Fに連結されている。
特開平6−63952号
しかしながら、従来の樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムでは、以下の問題がある。
先ず、切替弁装置110を用いるため、この前方に連結された混合槽120には、バージン材105及び粉砕材料(不図示)を同時に送給することはできない。そのため、混合槽120内では、バージン材105及び粉砕材料(不図示)が多層の状態で供給されるため、バージン材105及び粉砕材料(不図示)が上手く混合されないままで前記金型内に供給され、樹脂成形品の品質が劣化する危険がある。
また、切替弁装置110は、複雑な制御を要するうえ、その設備コストも高くなってしまう問題がある。
また、粉砕機102は、一般に大型なうえに、この粉砕機102を設置するための設置スペースを要し、システム全体が大型化するという問題もある。
そのため、本出願人等は、かかる問題を一挙に解決することを目的として鋭意研究した結果、従来の粉砕機102及び切替弁装置110を不要とし、システム全体が小型化された樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムを提供せんとするものである。
上記目的を達成するため、
請求項1に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムは、樹脂成形品とスプル・ランナ等の廃材樹脂を、樹脂成形機の金型から分別して取り出すと共に、この取り出された廃材樹脂だけを空気輸送源を介して空気輸送される第1空気輸送管と、貯留されたバージン材を空気輸送源を介して空気輸送される第2空気輸送管と、これら第1空気輸送管及び第2空気輸送管の前方に連結され、前記廃材樹脂及びバージン材が貯留される貯留槽と、前記貯留槽に連結され、上方に投入口、下方に排出口が形成されるとともに、その間に少なくとも前記廃材樹脂を切砕するロータリ式切断刃を設けたロータリ式樹脂材料供給装置と、を備えてなり、上記投入口より投入されたスプル・ランナ等の廃材樹脂及びバージン材が、ロータリ式樹脂材料供給装置を通じて切砕されたうえで、その排出口より排出され、前記樹脂成形機の原材料として供給されてなる。
請求項2に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムは、樹脂成形品とスプル・ランナ等の廃材樹脂を、樹脂成形機の金型から分別して取り出すと共に、この取り出された廃材樹脂だけを空気輸送源を介して空気輸送される第1空気輸送管と、貯留されたバージン材を空気輸送源を介して空気輸送される第2空気輸送管と、前記第1空気輸送管の前方に連結され、前記廃材樹脂が貯留される第1貯留槽と、前記第2空気輸送管の前方に連結され、前記バージン材が貯留される第2貯留槽と、前記第1貯留槽に連結され、上方に投入口、下方に排出口が形成されるとともに、その間に少なくとも前記廃材樹脂を切砕するロータリ式切断刃を設けたロータリ式樹脂材料供給装置と、を備えてなり、上記投入口より投入されたスプル・ランナ等の廃材樹脂が、前記ロータリ式樹脂材料供給装置を通じて切砕されたうえで、その排出口より排出され、前記樹脂成形機の原材料として供給されてなる。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムによれば、樹脂成形機の金型から分別して取り出された廃材樹脂は、空気輸送源を介して第1空気輸送管を通じて貯留槽に空気輸送され、貯留されたバージン材は、空気輸送源を介して第2空気輸送管を通じて貯留槽に輸送される。
そして、これら廃材樹脂及びバージン材が貯留された貯留槽には、ロータリ式切断刃を設けたロータリ式樹脂材料供給装置が連結されており、このロータリ式樹脂材料供給装置の投入口より投入される前記廃材樹脂及びバージン材が切砕されたうえで、その排出口より排出され、前記樹脂成形機の原材料として供給しているため、従来の粉砕機及び切替弁装置を不要にすることができ、システム全体を小型化できる。
請求項2に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムによれば、樹脂成形機の金型から分別して取り出された廃材樹脂は、空気輸送源を介して第1空気輸送管を通じて第1貯留槽に空気輸送され、貯留されたバージン材は、空気輸送源を介して第2空気輸送管を通じて第2貯留槽に輸送される。
そして、前記廃材樹脂が貯留された第1貯留槽には、ロータリ式切断刃を設けたロータリ式樹脂材料供給装置が連結されており、このロータリ式樹脂材料供給装置の投入口より投入される前記廃材樹脂が切砕されたうえで、その排出口より排出され、前記樹脂成形機の原材料として供給しているため、従来の粉砕機及び切替弁装置を不要にすることができ、システム全体を小型化できる。
以下、本発明を図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムSSの一実施例を概略したシステム全体図である。図2は、図1で示されたロータリ式樹脂材料供給装置Aを概略した全体斜視図であり、図3は、図2で示されたロータリ式樹脂材料供給装置Aの要部を示す縦断面図、図4は、図2及び図3で示されたロータリ式樹脂材料供給装置Aのロータリ切断刃3を示した斜視図である。
以下、これら図1、図2に基づき、説明する。
本発明に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムSS(以下、「空気輸送式材料供給システムSS」と省略する。)は、樹脂成形品(不図示、以下同様。)とスプル・ランナ等の廃材樹脂Sを、樹脂成形機Tの金型(不図示、以下同様。)から分別して取り出すと共に、この取り出された廃材樹脂Sだけを空気輸送源Pを介して空気輸送される第1空気輸送管L1と、別途貯留されたバージン材Nを空気輸送源Pを介して空気輸送される第2空気輸送管L2と、これら第1空気輸送管L1及び第2空気輸送管L2の前方に連結され、廃材樹脂S及びバージン材Nが貯留される貯留槽Uと、この貯留槽Uに連結され、上方に投入口11、下方に排出口12が形成されるとともに、その間に廃材樹脂S及びバージン材Nを切砕するロータリ式切断刃3を設けたロータリ式樹脂材料供給装置Aと、を備えてなり、投入口11より投入されたスプル・ランナ等の廃材樹脂S及びバージン材Nが、ロータリ式樹脂材料供給装置Aを通じて切砕されたうえで、その排出口12より排出され、樹脂成形機Tの原材料として供給されるものである。
以下、詳説する。
樹脂成形機Tは、従来同様であり、その金型から樹脂成形品とスプル・ランナ等の廃材樹脂Sを分別して取り出すことができる。
この取り出された廃材樹脂Sは、樹脂成形機Tのストック槽(不図示)に貯留されており、前記ストック槽(不図示)には、廃材樹脂Sを流通可能な第1空気輸送管L1の基端が連結され、その先端は、樹脂成形機T上に設置された貯留槽Uに連結している。
この貯留槽Uは密閉され、その適所には、貯留槽U内の空気を吸引する吸気ポンプ等の空気輸送源Pが連結され、この空気輸送源Pの吸気作用によって、図1の白抜き矢印で示したように、廃材樹脂Sが樹脂成形機Tのストック槽(不図示)から第1空気輸送管L1を通じて貯留槽Uに供給される。
一方、バージン材Nは、樹脂成形機Tとは別途に設置した材料貯留槽Mに貯留されており、この材料貯留槽Mには、バージン材Nを流通可能な第2空気輸送管L2の基端が連結され、その先端を貯留槽Uに連結しており、図1の黒塗り矢印で示したように、貯留槽Uに連結された空気輸送源Pの吸気作用によって、バージン材Nが材料貯留槽Mから第2空気輸送管L2を通じて貯留槽Uに供給される。
このようにして、廃材樹脂S及びバージン材Nは、従来の切替弁装置を用いることなく、貯留槽Uに供給することができるうえ、この貯留槽U内に廃材樹脂S及びバージン材Nが同時に供給されるので、各材料が偏ることなく均一に混合できる。
この貯留槽Uは、下方に向けて狭められたテーパー状に形成されており、貯留槽U内の廃材樹脂S及びバージン材Nは、下方に向けて自然落下されるため、この貯留槽Uの下端には、ロータリ式樹脂材料供給装置Aを一体的に連結してなる。
ロータリ式樹脂材料供給装置Aは、上方に投入口11、下方に排出口12が形成されるとともに、その間に廃材樹脂S及びバージン材Nを切砕するロータリ式切断刃3を設けてなり、貯留槽Uの下端と、投入口11が連通されている。
ここで、ロータリ式樹脂材料供給装置Aは、廃材樹脂S及びバージン材Nを、各々第1空気輸送管L1及び第2空気輸送管L2を通じて空気輸送するために、気密性を有する必要があるため、その構造について図2〜図4に基づき説明する。
このロータリー式樹脂材料供給装置Aは、上方に投入口11、下方に排出口12が形成されるとともに、その間にロータリー切断刃収容室13を設けた本体ハウジング1と、投入口11の一方の底部11aに設けた固定刃2と、材料送出開放部31を有した複数の切断刃部32を外周に突出形成し、ロータリー切断刃収容室13に回転可能に支持されたロータリー切断刃3とを備えてなり、ロータリー切断刃3を固定刃2の方向に回転させると共に、貯留槽Uから自然落下された廃材樹脂S及びバージン材Nが、投入口11より投入されると、固定刃2とロータリー切断刃3によって廃材樹脂S及びバージン材Nが切砕され、その切断されたスプル・ランナ等の廃材樹脂S’及びバージン材Nが排出口12より排出される構造にしている。
例えば、本体ハウジング1は、上下にのみ開放された函体であって、この本体ハウジング1の一側壁には、ロータリー切断刃3を回転させるための回転モーターMを設けている。
本体ハウジング1内に形成されたロータリー切断刃収容室13は、図3で示す通り、本体ハウジング1の略中央に、上、下に向けて各々開放された筒状であって、そのうちの上方の開口を廃材樹脂S及びバージン材Nが投入される投入口11とし、下方の開口を切断された廃材樹脂S及びバージン材Nが排出される排出口12として機能している。
投入口11は、下方に向けて狭められたテーパー状に形成されており、その一方の傾斜面下端であって、ロータリー切断刃3の回転方向側に位置された底部11aには、この投入口11の幅方向に亘って固定刃2を設けている。
この固定刃2は、ネジ21等で投入口11の底部11aに固着しており、この固定刃2とロータリー切断刃3との協働によって、廃材樹脂S及びバージン材Nが切断される。なお、固定刃2を設けた投入口11の他方の傾斜面下端には、ロータリー切断刃3に付着された細かな樹脂粉を除去するためのスクレーパ(不図示)を設けることも可能である。
また、ロータリー切断刃収容室13の長手方向の中心には、ロータリー切断刃3に軸着される回転軸5が軸支されており、この回転軸5の一端が回転モーターMに連結してなる。
ロータリー切断刃3は、中央に回転軸5を貫通する軸穴33が開設されたドーナツ状の外周に、材料送出開放部31を有した複数の切断刃部32を外周に突出形成してなり、この切断刃部32が、ロータリー切断刃収容室13に0.1〜0.3mm、好ましくは、0.25mm程度の隙間をあけて近接されて軸着されており、ロータリー切断刃3が回転可能に支持されている。このような構造体にすれば、ロータリー切断刃収容室13と切断歯部32との隙間には、通気抵抗が生じて気体の流通が阻止されるため、気密性を確保することができ、廃材樹脂S及びバージン材Nを、各々第1空気輸送管L1及び第2空気輸送管L2を通じて空気輸送することができる。
また、気密性を確保するには、ロータリー切断刃3とロータリー切断刃収容室13との間で少なくとも1ケ所以上の気体流通を阻止できればよいので、例えば、ロータリー切断刃収容部13の適所に、ロータリー切断刃3と接触したときに、変形するフラッパ弁体(不図示)を設けるなどすれば、気密性を更に確保できる。
なお、スプル・ランナ等の廃材樹脂S及びバージン材Nを切断している作業中では、ロータリー切断刃3とロータリー切断刃収容部13との隙間に切断片が存在するため、より気密性が向上するが、廃材樹脂S及びバージン材Nは、ロータリー切断刃3の材料送出開放部31に十分な空間をもって載っているので、目詰まりを起こすこともない。
なお、34は、回転軸5の回転に対してロータリー切断刃3が空回りしないための係止溝であり、この係止溝34に、回転軸5の凸部51が嵌合されている。
また、ロータリー切断刃3の外周に設けられた切断刃部32は、一列に形成することも可能であるが、本実施例では、ロータリー切断刃3の外周に2列の切断刃部32を形成したものを例示している。
具体的には、本実施例のロータリー切断刃3は、全周の切断刃部32を周方向に沿って1条の周壁35で区画形成された小切断刃部32aを有しており、それぞれの小切断刃部32aの幅寸法が、スプル・ランナ等の廃材樹脂S及びバージン材Nの寸法よりも小さく形成されている。
そのため、廃材樹脂S及びバージン材Nは、小切断刃部32aの幅寸法で切断されるため、廃材樹脂S及びバージン材Nが、どのような形状或いは方向で投入されても、廃材樹脂S及びバージン材Nの切断寸法が規定されて、これを均一に切断できる。
また、本実施例では、図4に示すように、小切断刃部32aを、周壁35の左右に千鳥状に配列されて形成している。
このような千鳥状に配列形成すれば、廃材樹脂S及びバージン材Nが、仮に、周壁35上に載置されても、固定刃2の方向に確実に進退して、左右何れかの材料送出開放部31に収容されるので、廃材樹脂Sが周壁35上で留まることを防止し、作業効率を高めることができる。
また、材料送出開放部31は、回転方向に向けて略垂直に立起された断面略直角三角形状に形成しているため、前記立起側にある小切断刃部32aに向けての強度を高めることができ、切断し難い硬い廃材樹脂S及びバージン材Nであっても、これを容易に切断することができる。
更に、材料送出開放部31は、ディンプルのような単なる窪みではなく、一側方に向けて開放されている。そのため、材料送出開放部31に収容されてロータリー切断刃収容室13を通った廃材樹脂S及びバージン材Nは、排出口12では外方だけでなく側方にも解放されるので、材料送出開放部31に収容された廃材樹脂S及びバージン材Nを確実に排出することができる。従って、材料送出開放部31は、周壁35から側方に向けて僅かに傾斜されて形成している。
また、廃材樹脂Sは、固定刃2とロータリー切断刃3で切断される簡易な構造であるため、従来の粉砕機のような大型の粗砕刃を不要にして、装置自体を小型化でき、樹脂成型機T上の限られたスペースにも容易に設置できるのである。
なお、排出口12は、フィードスクリュー装置Fに連結しており、この排出されたスプル・ランナ等の廃材樹脂S’及びバージン材Nを金型(不図示)に繰り出して送られ、樹脂成形品の原材料として使用される。
図5は、図1で示した本発明に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムSSの他のシステム構造を概略したシステム全体図である。
なお、図1〜図4と共通する部位には、同一の番号を付して、その説明は省略し、以下では、本実施例の特徴だけを説明する。
この実施例では、廃材樹脂S及びバージン材Nが、各々個別の空気輸送源Pを介して貯留槽Uに空気輸送されるシステムを例示している。
すなわち、樹脂成形機Tから分別して取り出された廃材樹脂Sは、空気輸送源P1で吸引且つ送給されて、第1空気輸送管L1を通じて貯留槽Uに空気輸送される。ここでは、空気輸送された廃材樹脂Sが、開閉可能なバルブBを介して貯留槽Uに落下される構造にしている。なお、Cは、フィルターである。
一方、材料貯留槽Mに貯留されたバージン材Nは、空気輸送源P2で吸引されて、第2空気輸送管L2を通じて貯留槽Uに空気輸送される。
このような構造にすれば、バルブBの開閉操作によって、廃材樹脂Sとバージン材Nとの貯留槽Uに空気輸送される分量を容易に調節できる。
このようにして、貯留槽Uに貯留された廃材樹脂S及びバージン材Nは、上記と同じ要領にして、ロータリ式樹脂材料供給装置Aを通じて切砕されたうえで、その排出口12より排出され、樹脂成形機Tの原材料として供給されるものである。
図6は、本発明に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムAの他の実施例を概略したシステム全体図である。
なお、図1〜図5と共通する部位には、同一の番号を付して、その説明は省略し、以下では、本実施例の特徴だけを説明する。
この樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムSSは、樹脂成形品(不図示)とスプル・ランナ等の廃材樹脂Sを、樹脂成形機Tの金型(不図示)から分別して取り出すと共に、この取り出された廃材樹脂Sだけを空気輸送源P1を介して空気輸送される第1空気輸送管L1と、樹脂成形機Tとは別途に設置した材料貯留槽Mに貯留されたバージン材Nを空気輸送源P2を介して空気輸送される第2空気輸送管L2と、第1空気輸送管L1の前方に連結され、廃材樹脂Sが貯留される第1貯留槽U1と、第2空気輸送管L2の前方に連結され、バージン材Nが貯留される第2貯留槽U2と、第1貯留槽U1に連結され、上方に投入口11、下方に排出口12が形成されるとともに、その間に廃材樹脂S及びバージン材Nを切砕するロータリ式切断刃3を設けたロータリ式樹脂材料供給装置Aと、を備えてなる。
この実施例では、スプル・ランナ等の廃材樹脂Sとバージン材Nが、各々独立された第1貯留槽U1と第2貯留槽U2に空気輸送される構成に特徴がある。
このような廃材樹脂Sとバージン材Nが、各々独立した第1貯留槽U1と第2貯留槽U2に貯留することで、スプル・ランナ等の廃材樹脂Sだけをロータリ式樹脂材料供給装置Aで切砕したうえで樹脂成形機Tに供給すると共に、バージン材Nは切砕せずに、そのまま樹脂成形機Tに供給することができる。
そのため、従来の粉砕機及び切替弁装置を不要にすることができるうえ、樹脂成形品の原材料として多量に使用されるバージン材Nを素早く樹脂成形機Tに供給でき、作業効率をより高めることができる。
また、図7は、図6で示した空気輸送式材料供給システムSSの他のシステム構造を概略したシステム全体図であるが、この図7で示すように、第1貯留槽U1に貯留され、ロータリ式樹脂材料供給装置Aで切砕して排出される廃材樹脂Sと、第2貯留槽U2を介してそのまま排出されるバージン材Nが、共通の排出管路を通じて樹脂成形機Tに供給することも可能である。
なお、図8(a),(b)に各々示した斜視図及び概略断面図は、ロータリ式切断刃3の材料送出開放部31に向けて、スプル・ランナ等の廃材樹脂Sの落下を規制した筒状の誘導管Gを例示したものであり、図9(a),(b)に各々示した斜視図及び概略断面図は、ロータリ式切断刃3の材料送出開放部31に向けて、スプル・ランナ等の廃材樹脂Sの落下を規制した板状の誘導管Gを例示したものである。これらのような誘導管G(或いは、両者を組み合わせた誘導管G)を用いてスプル・ランナ等の廃材樹脂Sの落下方向及び落下位置を規制することも可能である。
本発明に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムAの一実施例を概略したシステム全体図である。 図1で示されたロータリ式樹脂材料供給装置の一実施例を概略した全体斜視図である。 図2で示されたロータリ式樹脂材料供給装置の要部を示す縦断面図である。 図2及び図3で示されたロータリ式樹脂材料供給装置のロータリ切断刃の一例を示した斜視図である。 図1で示した空気輸送式材料供給システムSSの他のシステム構造を概略したシステム全体図である。 本発明に係る樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムAの他の実施例を概略したシステム全体図である。 図6で示した空気輸送式材料供給システムSSの他のシステム構造を概略したシステム全体図である。 (a),(b)は、ロータリ式切断刃の材料送出開放部に向けて設置される誘導管(筒状)の一例を示した斜視図及び概略断面図である。 (a),(b)は、ロータリ式切断刃の材料送出開放部に向けて設置される誘導管(板状)の一例を示した斜視図及び概略断面図である。 従来の樹脂成形機の空気輸送式材料供給システムを概略したシステム全体図である。
符号の説明
SS 樹脂成形機の空気輸送式材料供給システム
S 廃材樹脂
N バージン材
P 空気輸送源
A ロータリー式樹脂材料供給装置
T 樹脂成形機
U 貯留槽
U1 第1貯留槽
U2 第2貯留槽
L1 第1空気輸送管
L2 第2空気輸送管
A ロータリ式樹脂材料供給装置
11 投入口
12 排出口
3 ロータリー切断刃

Claims (2)

  1. 樹脂成形品とスプル・ランナ等の廃材樹脂を、樹脂成形機の金型から分別して取り出すと共に、この取り出された廃材樹脂だけを空気輸送源を介して空気輸送される第1空気輸送管と、
    貯留されたバージン材を空気輸送源を介して空気輸送される第2空気輸送管と、
    これら第1空気輸送管及び第2空気輸送管の前方に連結され、前記廃材樹脂及びバージン材が貯留される貯留槽と、
    前記貯留槽に連結され、上方に投入口、下方に排出口が形成されるとともに、その間に少なくとも前記廃材樹脂を切砕するロータリ式切断刃を設けたロータリ式樹脂材料供給装置と、を備えてなり、
    上記投入口より投入されたスプル・ランナ等の廃材樹脂及びバージン材が、ロータリ式樹脂材料供給装置を通じて切砕されたうえで、その排出口より排出され、前記樹脂成形機の原材料として供給されてなる樹脂成形機の空気輸送式材料供給システム。
  2. 樹脂成形品とスプル・ランナ等の廃材樹脂を、樹脂成形機の金型から分別して取り出すと共に、この取り出された廃材樹脂だけを空気輸送源を介して空気輸送される第1空気輸送管と、
    貯留されたバージン材を空気輸送源を介して空気輸送される第2空気輸送管と、
    前記第1空気輸送管の前方に連結され、前記廃材樹脂が貯留される第1貯留槽と、
    前記第2空気輸送管の前方に連結され、前記バージン材が貯留される第2貯留槽と、
    前記第1貯留槽に連結され、上方に投入口、下方に排出口が形成されるとともに、その間に少なくとも前記廃材樹脂を切砕するロータリ式切断刃を設けたロータリ式樹脂材料供給装置と、を備えてなり、
    上記投入口より投入されたスプル・ランナ等の廃材樹脂が、前記ロータリ式樹脂材料供給装置を通じて切砕されたうえで、その排出口より排出され、前記バージン材とともに樹脂成形機の原材料として供給されてなる樹脂成形機の空気輸送式材料供給システム。
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