JP4610289B2 - プローブ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プローブ装置に係り、更に詳しくは、温度調整された検査対象物(例えば半導体ウエハ)にプローブピンを接触させ、当該検査対象物の電気的特性を測定するプローブ装置に関する。
一般に、半導体装置の製造工程には、半導体ウエハ上に形成された回路の特性をダイシング前に検査するデバイス試験工程が含まれている。このデバイス試験工程では、電気的特性を測定するためのテスター装置に加え、テスター装置の測定端子を半導体ウエハ上の回路に接続するためのプローブ装置が用いられる。
プローブ装置は、半導体ウエハを載置して昇降する検査テーブルが装置筐体内に収容されている。また、多数のプローブピン(探針)を有するプローブカードが、カードホルダを介して筐体天板に取り付けられている。このため、半導体ウエハ及びプローブピンについて水平方向のアライメント(位置合わせ)を行った後、検査テーブルを所定の高さまで上昇させれば、プローブピンを半導体ウエハに接触させることができ、当該プローブピンを介して、半導体ウエハ上の回路とテスター装置とを電気的に接続することができる。
このようなデバイス試験が高温下で行われる場合、検査テーブルにヒータが取り付けられたプローブ装置が用いられ、半導体ウエハの加熱を行っている。この様なプローブ装置では、検査テーブルを上昇させることにより、熱源である半導体ウエハが近づき、プローブカードや、プローブカードを支持しているカードホルダ及び筐体天板に熱変形が生じる。その結果、プローブピンの垂直方向の位置が変化する「Z変位」が発生し、プローブピン及び半導体ウエハの相対的な高さが変化する。
半導体ウエハに対し、プローブピンを良好に接触させた状態でデバイス試験を行うためには、上記Z変位が安定した後にプローブピンを接触させなければならない。ところが、プローブカード、カードホルダ及び筐体天板は、デバイス試験前には比較的常温に近い温度であることから、デバイス試験時に検査テーブルを上昇させた場合、急激な温度変化によって、これらの部材内部に温度勾配が生じる。つまり、プローブピンの接触後もプローブピンのZ変位が発生し、プローブピンを良好に接触させた状態でデバイス試験を行うことができないという問題があった。
このため、従来のプローブ装置では、予備加熱(プレヒート)が行われていた(例えば、特許文献1)。予備加熱とは、デバイス試験前に、プローブピンが半導体ウエハに接触しない高さまで検査テーブルを一旦上昇させ、高温の半導体ウエハからの輻射熱によって、プローブカード、カードホルダ及び筐体天板などを予め加熱しておく方法である。このような予備加熱を行うことによって、Z変位の安定後に、プローブピンを半導体ウエハに接触させて、デバイス試験を開始することができる。
図10は、高温試験時におけるZ変位と予備加熱についての説明図であり、(a)には予備加熱前、(b)には予備加熱中におけるプローブ装置内部の様子が示されている。検査テーブル10を上昇させると、その輻射熱によってカードホルダ22が熱変形する。ここでは、カードホルダ22の端部が上方に反り、プローブピン21の位置が下がるZ変位が発生している。
このため、従来のプローブ装置では、プローブピン21が半導体ウエハ1に接触しない程度の高さまで検査テーブル10を上昇させた(b)の状態で、検査テーブル10を停止させて、Z変位が安定するまで予備加熱を行っていた。
図11は、低温試験時におけるZ変位と予備冷却についての説明図であり、予備冷却中におけるプローブ装置内部の様子が示されている。低温試験の場合も、検査テーブル10を上昇させると、その輻射冷却によってカードホルダ22が熱変形し、Z変位の問題が発生する。ここでは、高温試験時とは逆に、カードホルダ22の端部が下方に反り、プローブピン21の位置が上がるZ変位が発生している。このため、低温試験の場合にも、高温試験と全く同様にして、プローブピン21が半導体ウエハ1に接触しない程度の高さまで検査テーブル10を一旦上昇させて予備冷却が行われていた。
また、従来のプローブ装置には、プローブカード上に加熱又は冷却手段が設けられたものがあった(例えば、特許文献2)。特許文献2に開示されたプローブ装置は、プローブピンを予め加熱又は冷却しておくことにより、接触前のプローブピンの温度を半導体ウエハの温度に近づけて、接触時の熱膨張によるコンタクトずれを防止するものであった。
特開平11−121558号公報 特開2003−215162号公報
特許文献1のプローブ装置は、予備加熱を行うことにより、デバイス試験前に、プローブカードやその支持部材の温度を半導体ウエハの温度に予め近づけておくことができる。しかしながら、輻射熱によって加熱する予備加熱には時間がかかるため、デバイス試験のスループットを低下させているという問題があった。
また、特許文献2のプローブ装置は、カードホルダや筐体天板の熱変形によるZ変位を安定化させることができるものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、高温試験又は低温試験時におけるプローブピンのZ変位を早期に安定させ、プローブ装置を用いたデバイス試験のスループットを向上させることを目的とする。特に、プローブカードを支持しているプローブカード支持部の熱膨張又は熱収縮によるプローブピンのZ変位を早期に安定させることを目的とする。
第1の本発明によるプローブ装置は、検査対象物が載置され、昇降駆動される検査テーブルと、上記検査テーブルの上方に配置され、多数のプローブピンを有するプローブカードと、上記プローブカードを着脱可能に支持するプローブカード支持部と、上記検査テーブルに設けられ、上記検査対象物を加熱又は冷却する第1の温調素子と、上記第1の温調素子を制御し、上記プローブピンの上記検査対象物への接触前に、上記検査テーブルを加熱又は冷却する温度制御装置とを備え、上記プローブカード支持部が、検査用開口部を有する筐体天板と、この筐体天板に取り付けられ、上記プローブカードの周辺端部を着脱可能に支持し、当該プローブカードを上記検査用開口部に配置するカードホルダと、当該カードホルダに設けられ、当該カードホルダを加熱又は冷却する第2の温調素子と、上記筐体天板に設けられ、当該筐体天板を加熱又は冷却する第3の温調素子とを有し、上記温度制御装置が、上記第2及び第3の温調素子を制御し、上記プローブピンの上記検査対象物への接触前に、上記カードホルダ及び上記筐体天板を加熱又は冷却するように構成される。
この様な構成により、第1の温調素子を用いて検査対象物を加熱又は冷却して高温試験や低温試験が行われる際、プローブピンを検査対象物へ接触させる前に、第2の温調素子を用いてプローブカード支持部を急速に加熱又は冷却し、プローブピンのZ変位を早期に安定化させることができる。このため、Z変位の安定後に、プローブピンを検査対象物に接触させて試験を開始する場合に、当該試験工程のスループットを向上させることができる。なお、温調素子とは、ヒータなどの発熱素子やペルチェ素子などの冷却素子を指している。
特に、試験開始前に、カードホルダを加熱又は冷却し、カードホルダの熱変形に起因するZ変位を早期に安定化させることができる。
また、試験開始前に、筐体天板を加熱又は冷却し、筐体天板の熱変形に起因するZ変位を早期に安定化させることができる。
本発明によれば、高温試験又は低温試験時におけるプローブピンのZ変位を早期に安定させ、プローブ装置を用いたデバイス試験のスループットを向上させることができる。特に、プローブカードを支持しているプローブカード支持部の熱膨張又は熱収縮によるプローブピンのZ変位を早期に安定させることができる。
実施の形態1.
図1の(a)及び(b)は、本発明によるプローブ装置の一例を示した外観図である。このプローブ装置は、筐体本体30、筐体天板31及びローダーボックス32からなる。筐体本体30の上面に設けられた開口部30hは、筐体天板31によって覆われ、メンテナンスなどを行う際には、この筐体天板31が取り外され、上記開口部30hが開放される。ローダーボックス32は、検査対象物である半導体ウエハの搬入口であり、ウエハカセットに収納された半導体ウエハがセットされる。
図2は、本発明の実施の形態1によるプローブ装置の内部構成例を示した図であり、図1(a)のA−A切断線による断面図である。検査テーブル10は、半導体ウエハ1を吸着保持するウエハチャックを備え、ローダーボックス32から移送された半導体ウエハ1が、検査テーブル10上に載置される。この検査テーブル10は、駆動シャフト11を介して駆動装置12に連結され、水平方向(XY方向)及び垂直方向(Z方向)に移動することができる。検出装置13は、アライメント用のカメラ又はセンサであり、駆動シャフト11に取り付けられ、検査テーブル10とともに移動する。駆動装置12は、当該検出装置13の出力に基づいて検査テーブル10を駆動している。
筐体本体30内には、検査テーブル10が収納され、筐体天板31には、多数のプローブピン21を有するプローブカード20が取り付けられている。プローブカード20は、プローブピン21を検査テーブル10の載置面に対向させた状態で配置されており、検査テーブル10を所定の高さまで上昇させることによって、半導体ウエハ1にプローブピン21を接触させることができる。
筐体天板31は検査用開口部31hを有し、この検査用開口部31hにカードホルダ22が取り付けられており、このカードホルダ22によって、上記プローブカード20は筐体天板31に着脱可能に取り付けられている。プローブカード20は概ね円板形状からなり、その中央付近にプローブピン21が設けられている。カードホルダ22は、プローブピン21が配置されるプローブ用開口部22hを有する概ねリング形状からなり、カードホルダ22の外周端部が、係止ネジ23により筐体天板31上の検査用開口部31hの周辺に固定され、カードホルダ22の内周端が、プローブカード20の外周端部を支持している。
インターフェースボード24は、プローブカード20上に配置され、プローブカード20とテストヘッド40とを電気的に接続している。インターフェースボード24には、多数のスプリングピン26が設けられており、プローブピン21と導通するプローブカード20上の電極にこれらのスプリングピン26を接触させて、プローブピン21をテストヘッド40に電気的に接続している。なお、テストヘッド40は、図示しないテスター装置の一部である。
温調ユニット50は、検査テーブル10に取り付けられ、検査テーブル10上に載置された半導体ウエハ1の温度調節を行っている。温調ユニット51は、カードホルダ22の下面側に取り付けられ、カードホルダ22の温度調節を行っている。温調ユニット52は、筐体天板31の下面側に取り付けられ、筐体天板31の温度調節を行っている。つまり、検査テーブル10に加えて、カードホルダ22及び筐体天板31にも温調ユニットを設けることにより、半導体ウエハ1だけでなく、カードホルダ22及び筐体天板31についても温度調整を行うことができる。なお、温度調整を効果的に行うためには、温調ユニット50〜52が検査テーブル10、カードホルダ22、筐体天板31にそれぞれ内蔵されていることが望ましく、図2では、このような場合の一例が示されている。
図3は、図2のプローブ装置が採用している温調システムの一構成例を示した図である。図中の温調ユニット50〜52、温度制御装置53及び温調データ記憶部54は、いずれもプローブ装置内に設けられている。
温調ユニット50は、半導体ウエハ1を加熱するためのヒータ50Hと、半導体ウエハ1の温度を測定するための温度センサ50Sからなる。同様にして、温調ユニット51は、カードホルダ22を加熱するためのヒータ51Hと、カードホルダ22の温度を測定するための温度センサ51Sからなる。また、温調ユニット52は、筐体天板31を加熱するためのヒータ52Hと、筐体天板31の温度を測定するための温度センサ52Sからなる。なお、ヒータ50H〜52Hは、発熱素子の一例であり、供給電力に応じて発熱する。
図4は、ヒーター51H,52H及び温度センサ51S,52Sの配置例を示した図であり、筐体天板31を下側から見た様子を示した図1(b)のB矢視図である。ヒーター51H,52H及び温度センサ51S,52Sは、デバイス測定時の半導体ウエハ1に対し、均等に配置されることが望ましい。また、ヒーター51H,52Hは、半導体ウエハ1に近い位置に配置されることが望ましい。つまり、ヒーター51Hは、リング形状のカードホルダ22上に均等に配置されていることが望ましく、また、中央寄りに配置されていることが望ましい。ここでは、ヒータ51Hが、カードホルダ22の内側端部に、ほぼ全周にわたって設けられている例が示されている。また、ヒーター52Hは、検査用開口部31hに沿って均等に配置されていることが望ましく、また、中央寄りに配置されていることが望ましい。ここでは、ヒータ52Hが、検査用開口部31hの周辺端部に、ほぼ全周にわたって設けられている例が示されている。
温調データ記憶部54には、温調ユニット50〜52を制御する際に、温度制御装置53が用いる温調データ54Dが記憶されている。この温調データ54Dは、温調対象の制御目標値、つまり、半導体ウエハ1、カードホルダ22及び筐体天板31の各目標温度T,T22,T31からなる。例えば、デバイス試験時における温度センサ50S〜52Sでの温度を予め測定しておき、これらを目標温度T,T22,T31とする温調データ54Dを記憶している。
また、温調データ54Dは、プローブカード20やカードホルダ22に対応づけられており、温調データ記憶部54には、複数の温調データ54Dが格納されている。プローブカード20及びカードホルダ22は交換可能であり、これらの材質、構造、形状、取り付け位置などによって、温調ユニット51,52の目標温度も異なる。このため、プローブカード20及びカードホルダ22の組み合わせごとに異なる温調データ54Dが使用される。なお、デバイス試験時の温度条件、すなわち、温調ユニット50の目標温度Tが異なる場合には、温調ユニット51,52の目標温度T22,T31も異なり、異なる温調データ54Dが必要になることは言うまでもない。
温度制御装置53は、各温度センサ50S〜52Sで測定された温度と、温調データ記憶部54から読み出された温調データ54Dとに基づいて、ヒータ50H〜52Hへの供給電力を制御し、半導体ウエハ1、カードホルダ22及び筐体天板31の温度を制御している。例えば、温度センサ50S〜52Sでの測定温度と、温調データ記憶部54から読み出した各目標温度T,T22,T31との差をそれぞれ求め、この温度差に基づいて、ヒータ50H〜52Hへの通電をオン又はオフし、あるいは、印加電圧を制御している。
本実施の形態によるプローブ装置では、このような温調システムを用いて、高温試験のための予備加熱が行われる。つまり、デバイス試験の開始前に、温調ユニット50〜52を用いた温度制御が開始される。この予備加熱の手順について更に説明する。
温度制御装置53は、まず、温調データ記憶部54内のいずれかの温調データ54Dを読み出す。温調データ54Dの選択は、ユーザの操作入力に基づいて行ってもよいし、当該プローブ装置に取り付けられているプローブカード20やカードホルダ22を自動判別し、その判別結果に基づいて行ってもよい。
次に、半導体ウエハ1、カードホルダ22及び筐体天板31の温度が、温調データ54Dに示された目標温度T,T22,T31となるように、ヒータ50H〜52Hを制御する。このとき、各温調対象はヒータ50H〜52Hにより直接的に加熱され、また、温度センサ50S〜52Sの出力に基づいて、各温調対象物ごとに独立して制御されている。このため、目標温度T22,T31になるまで、カードホルダ22及び筐体天板31を急速に加熱することができる。
その後、プローブピン21のZ変位が安定すれば、デバイス試験が開始される。例えば、各温調対象が目標温度T,T22,T31に到達した時点、あるいは、この到達時から更に所定時間が経過した時点で、検査テーブル10を上昇させ、プローブピン21を半導体ウエハ1に接触させて、デバイス試験を開始する。
プローブピン21のコンタクト後は、ヒータ51H、52Hへの通電は行われない。すなわち、温調ユニット50による半導体ウエハ1の温度調整は、デバイス試験中も継続されるが、温調ユニット51,52による温度調整はデバイス試験中には行われない。ただし、プローブピン21のコンタクト後も、温調ユニット51及び52による温度調整を継続させることにより、コンタクト後におけるZ変位を抑制することもできる。
本実施の形態によれば、プローブカード20を支持しているカードホルダ22及び筐体天板31にヒータ51H,52Hを設け、予備加熱時に、カードホルダ22及び筐体天板31を直接的に加熱している。このため、半導体ウエハ1からの輻射熱を利用する従来の予備加熱に比べて、これらの部材を急速に加熱し、部材内部の温度勾配を早く解消させることができ、Z変位を早く安定させることができる。
また、本実施の形態によれば、プローブカード20を支持しているカードホルダ22及び筐体天板31に温度センサ51S,52Sを設け、予備加熱時に、それぞれの測定温度に基づいて温度制御を行っている。つまり、半導体ウエハ1、カードホルダ22及び筐体天板31について独立して温度制御を行っている。このため、半導体ウエハ1からの輻射熱を利用する従来の予備加熱に比べて、これらの部材を急速に加熱し、部材内部の温度勾配を早く解消させることができ、Z変位を早く安定させることができる。
また、本実施の形態によれば、温調データ記憶部54が、複数の温調データ54Dを記憶し、交換可能なプローブカード20及びカードホルダ22の組み合わせに対応する温調データ54Dを用いて、カードホルダ22及び筐体天板31の温度制御を行っている。このため、これらの部材を急速に加熱し、内部の温度勾配を早く解消させることができ、Z変位を早く安定させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、デバイス試験前に、カードホルダ22及び筐体天板31の温度をデバイス試験時の温度と同じにすることができる。このため、プローブピン21を半導体ウエハ1に接触させる際のZ変位を効果的に抑制することができる。
なお、一般に、Z変位は、プローブカード20と、これを支持しているカードホルダ22及び筐体天板31などのプローブカード支持部の熱変形によって生ずる。例えば、これらの部材が、異なる材料からなる多層構造を有する場合、温度変化を与えることにより、各層の熱膨張係数の違いに起因して反りが発生する。
このような熱変形がプローブカード20に発生した場合には、プローブピン21の高さのバラツキとなる。ところが、プローブピン21は、半導体ウエハ1の主面に対して斜めに配置された板バネ形状の金属材料からなるため、プローブピン21の高さがばらつくと半導体ウエハ1上での接触位置がずれてしまう。また、半導体ウエハ1に近接させ過ぎて、プローブピン21に過剰なストロークが加えられた場合、弾性限界を超えて塑性変形してしまう。このため、プローブカード20は、熱変形が生じにくい構造のものを採用することが望ましい。
このような熱変形しにくいプローブカード20を採用した場合、プローブピン21のZ変位は、プローブカード支持部の熱変形に起因して発生することになる。特に、半導体ウエハ1からの輻射熱の影響を受けやすいカードホルダ22及び筐体天板31の熱変形が、Z変位の主たる原因となる。このため、本実施の形態で詳細に説明した通り、カードホルダ22及び筐体天板31の温度を早期に安定化させ、その内部の温度勾配を解消すれば、プローブピン21のZ変位を早期に安定化させることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では高温試験を行うためのプローブ装置の例について説明したが、本実施の形態では、低温試験を行うためのプローブ装置について説明する。なお、本実施の形態によるプローブ装置の概略構成は、図1及び図2の場合(実施の形態1)と同様である。
図5は、図2のプローブ装置が採用している温調システムの他の構成例を示した図である。図3の場合(実施の形態1)と比較すれば、ヒータ50H〜52Hに代えて、ペルチェ素子50P〜52Pが用いられている点のみが異なる。すなわち、温調ユニット50は、半導体ウエハ1を冷却するためのペルチェ素子50Pと、温度センサ50Sからなる。同様にして、温調ユニット51は、カードホルダ22を冷却するためのペルチェ素子51Pと、温度センサ51Sからなる。また、温調ユニット52は、筐体天板31を冷却するためのペルチェ素子52Pと、温度センサ52Sからなる。なお、ペルチェ素子50P〜52Pは、冷却素子の一例であり、ペルチェ効果を利用して供給電力に応じた冷却を行うことができる。
温度制御装置53及び温調データ記憶部54の構成及び動作は、実施の形態1の場合と全く同様であり、本実施の形態によるプローブ装置では、このような温調システムを用いて、低温試験のための予備冷却が行われる。なお、予備冷却の手順も、予備加熱の場合と同様であるため、説明を省略する。
本実施の形態によれば、プローブカード20を支持しているカードホルダ22及び筐体天板31にペルチェ素子51P,52Pを設け、予備冷却時に、カードホルダ22及び筐体天板31を直接的に冷却している。このため、半導体ウエハ1からの輻射冷却を利用する場合に比べ、これらの部材を急速に冷却し、部材内部の温度勾配を早く解消させることができ、Z変位を早く安定させることができる。
また、本実施の形態によれば、プローブカード20を支持しているカードホルダ22及び筐体天板31に温度センサ51S,52Sを設け、予備冷却時に、それぞれの測定温度に基づいて温度制御を行っている。このため、半導体ウエハ1からの輻射冷却を利用する場合に比べ、これらの部材を急速に冷却し、部材内部の温度勾配を早く解消させることができ、Z変位を早く安定させることができる。
また、本実施の形態によれば、温調データ記憶部54が、複数の温調データ54Dを記憶し、交換可能なプローブカード20及びカードホルダ22の組み合わせに対応する温調データ54Dを用いて、カードホルダ22及び筐体天板31の温度制御を行っている。このため、これらの部材を急速に冷却し、内部の温度勾配を早く解消させることができ、Z変位を早く安定させることができる。
実施の形態3.
本実施の形態では、温調ユニット51を備えたカードホルダ22の他の構成例について、詳細に説明する。
図6は、本発明の実施の形態3によるプローブ装置の要部の一構成例を示した断面図である。また、図7は、図6のプローブ装置で使用されるカードホルダ22の一例を示した図であり、図中の(a)はカードホルダ22を上から見た図、(b)は(a)のC−C切断線による断面図、(c)は(a)のD−D切断線による断面図である。
筐体天板31には、容易に着脱可能となるようにカードホルダ22が取り付けられている。カードホルダ22は、リング形状の外周端の一部を遠心方向に突出させて形成された複数の係合ツバ部22kを有し、筐体天板31は、検査用開口部31h周辺の下面側にツバ受け部31kが形成されている。このため、筐体天板31の下面上でカードホルダ22を所定方向に回転させれば、係合ツバ部22kをツバ受け部31kに係合させ、カードホルダ22を筐体天板31に取り付けることができる。また、逆方向に回転させれば、カードホルダ22を取り外すことができる。
インターフェースボード24には、プローブカード20上の電極に接触させるスプリングピン26に加えて、カードホルダ22上の電極に接触させる給電ピン26H及び測定ピン26Sが設けられている。給電ピン26Hは、カードホルダ22上の給電用電極60,61に接触させ、カードホルダ22内のヒータ51Hに電源供給するための給電端子であり、2本のスプリングピンで構成される。測定ピン26Sは、カードホルダ22上の測定用電極62,63に接触させ、カードホルダ22内の温度センサ51Sの端子を外部に取り出すための測定端子であり、2本のスプリングピンで構成される。
カードホルダ22上には、ヒータ51H及び2個の温度センサ51Sが設けられている。ヒータ51Hは、カードホルダ22の外周寄りにほぼ全周にわたって配置され、その両端が、コンタクトホール61aを介して、カードホルダ22上面の給電用電極60,61に接続されている。2個の温度センサ51Sは、径方向の異なる位置に配置され、コンタクトホール63aを介して、カードホルダ22上面の測定用電極62,63にそれぞれ接続されている。なお、コンタクトホール61a,63aは、ともに絶縁膜で覆われた導電性部材からなる。
この様な構成により、カードホルダ22のヒータ51H及び温度センサ51Sの端子を、インターフェースボード24を介してプローブ装置の外部に取り出すことができる。インターフェースボード24の給電ピン26H及び測定ピン26Sは、テストヘッド40を介して温度制御装置53に接続してもよいし、テストヘッド40を介さずに温度制御装置53に接続してもよい。
また、ヒータ51Hを周方向に配置することにより、カードホルダ22の周方向について均一に加熱することができる。そして、一方の温度センサ51Sをカードホルダ22の内側に、他方をカードホルダ22の外側に配置することにより、熱の伝達方向に2個の温度センサ51Sを配置することができる。従って、温度制御装置53は、カードホルダ22の温度分布に基づいてヒータ51Hを制御することができ、より適切な温度調整を行うことができる。
なお、本実施の形態では、カードホルダ22の周方向に長い形状からなるヒータ51Hを用いる場合の例について説明したが、本発明はこの様な場合に限定されない。すなわち、ヒータ51Hは、カードホルダ22の周方向に均等に配置されていることが望ましく、周方向に長い形状はその一例である。例えば、2以上のヒータ51Hを周方向に均等に配置してもよい。
また、2個の温度センサ51Sは、同一半径上に配置されることが望ましいが、ヒータ51Hからの距離が異なっていれば、必ずしも同一半径上に配置しなくてもよい。
実施の形態4.
本実施の形態では、温調ユニット51を備えたカードホルダ22について、更に他の構成例を説明する。
図8は、本発明の実施の形態4によるプローブ装置の要部の一構成例を示した断面図である。また、図9は、図8のプローブ装置で使用されるカードホルダ22の一例を示した図であり、図中の(a)はカードホルダ22を下から見た図、(b)は(a)のE−E切断線による断面図、(c)は(a)のF−F切断線による断面図である。
このカードホルダ22は、給電用電極70,71及び測定用電極72,73が、カードホルダ22の下面に設けられており、プローブ装置内において温度制御装置53に接続されている。また、ヒータ51Hは、コンタクトホールを介して、給電用電極70,71に接続され、温度センサ51Sは、コンタクトホール73aを介して、測定用電極72,73にそれぞれ接続されている。
図7の場合(実施の形態3)と比較すれば、インターフェースボード24に給電ピン26H及び測定ピン26Sが設けられていない点で異なる。ヒータ51H及び2個の温度センサ51Sの配置は、図7と同様である。
上記実施の形態3及び4では、ヒータ51Hを有する高温試験のためのプローブ装置の例について説明したが、ヒータ51Hに代えてペルチェ素子51Pを用いれば、全く同様にして、低温試験のためのプローブ装置となることは勿論である。
また、上記の各実施の形態では、検査対象物がダイシング前の半導体ウエハ1である場合の例について説明したが、本発明はこの様な場合に限定されない。すなわち、温度調整された検査対象物にプローブピンを接触させて、その電気的特性を測定する様々なプローブ装置に適用することができる。例えば、検査対象物は、ガラスや樹脂からなる基板であってもよいし、ダイシング後の半導体チップであってもよい。
また、予備加熱又は予備冷却を行う際、本実施の形態による方法と、輻射熱や輻射冷却を利用する従来の方法とを併用すれば、予備加熱又は予備冷却の時間を更に短縮させ、スループットを更に向上させることができる。すなわち、デバイス試験前に、プローブピンが半導体ウエハに接触しない高さまで検査テーブルを一旦上昇させて停止させた状態で、温調ユニット51,52により、カードホルダ22及び筐体天板31を加熱又は冷却することがより望ましい。
本発明の実施の形態1によるプローブ装置の一例を示した外観図である。 本発明の実施の形態1によるプローブ装置の内部構成例を示した図であり、図1(a)のA−A切断線による断面図である。 図2のプローブ装置が採用している温調システムの一構成例を示した図である。 ヒーター51H,52H及び温度センサ51S,52Sの配置例を示した図であり、図1(b)のB矢視図である。 図2のプローブ装置が採用している温調システムの他の構成例を示した図である(実施の形態2)。 本発明の実施の形態3によるプローブ装置の要部の一構成例を示した断面図である。 図6のプローブ装置で使用されるカードホルダ22の一例を示した図である。 本発明の実施の形態4によるプローブ装置の要部の一構成例を示した断面図である。 図8のプローブ装置で使用されるカードホルダ22の一例を示した図である。 高温試験時におけるZ変位と予備加熱についての説明図である。 低温試験時におけるZ変位と予備冷却についての説明図である。
符号の説明
1 半導体ウエハ
10 検査テーブル
11 駆動シャフト
12 駆動装置
20 プローブカード
21 プローブピン
22 カードホルダ
31 筐体天板
31h 検査用開口部
50〜52 温調ユニット
50H〜52H ヒータ
50P〜52P ペルチェ素子
50S〜52S 温度センサ
53 温度制御装置
54 温調データ記憶部
54D 温調データ
,T22,T31 目標温度

Claims (1)

  1. 検査対象物が載置され、昇降駆動される検査テーブルと、
    上記検査テーブルの上方に配置され、多数のプローブピンを有するプローブカードと、
    上記プローブカードを着脱可能に支持するプローブカード支持部と、
    上記検査テーブルに設けられ、上記検査対象物を加熱又は冷却する第1の温調素子と、
    上記第1の温調素子を制御し、上記プローブピンの上記検査対象物への接触前に、上記検査テーブルを加熱又は冷却する温度制御装置とを備え
    上記プローブカード支持部は、検査用開口部を有する筐体天板と、この筐体天板に取り付けられ、上記プローブカードの周辺端部を着脱可能に支持し、当該プローブカードを上記検査用開口部に配置するカードホルダと、当該カードホルダに設けられ、当該カードホルダを加熱又は冷却する第2の温調素子と、上記筐体天板に設けられ、当該筐体天板を加熱又は冷却する第3の温調素子とを有し、
    上記温度制御装置が、上記第2及び第3の温調素子を制御し、上記プローブピンの上記検査対象物への接触前に、上記カードホルダ及び上記筐体天板を加熱又は冷却することを特徴とするプローブ装置。
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