JP4609270B2 - 車両用灯具のクリーナ装置、クリーナ装置を備える車両用灯具 - Google Patents

車両用灯具のクリーナ装置、クリーナ装置を備える車両用灯具 Download PDF

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Description

この発明は、ノズルから洗浄液を車両用灯具のランプレンズに噴射させてこのランプレンズを洗浄する車両用灯具のクリーナ装置に関するものである。また、この発明は、ノズルから洗浄液をランプレンズに噴射させてこのランプレンズを洗浄するクリーナ装置を備える車両用灯具に関するものである。
この種の車両用灯具のクリーナ装置およびクリーナ装置を備える車両用灯具(以下、単に「車両用クリーナシステム」と称する)は、従来からある(たとえば、特許文献1)。以下、従来の車両用クリーナシステムについて説明する。従来の車両用クリーナシステムは、開口部が設けられているカバーを有するランプユニットと、前記ランプユニットに設けられているシリンダと、前記シリンダに伸縮可能に配置されたピストンと、前記ピストンの前進端部に設けられており、洗浄時には前記ピストンの前進により前記開口部を介して前記カバーよりも外側に突出する前記ノズルと、前記ノズルに設けられており、非洗浄時には前記ピストンの後退により前記開口部を閉塞する蓋体と、から構成されているものである。
以下、従来の車両用クリーナシステムの作用について説明する。洗浄液タンク内の洗浄液をポンプによりシリンダ内に圧送すると、ピストンがシリンダから伸び、ノズルがカバーの開口部から外側に突出して、このノズルから洗浄液がカバーに噴射される。これにより、カバー(車両用灯具のレンズ)が洗浄液で洗浄される。洗浄が終了して洗浄液の圧送を止めると、ノズルからの洗浄液の噴射が停止して、ピストンがシリンダ内に縮んで収納され、また、ノズルがカバーの開口部から内側に収納され、かつ、蓋体がカバーの開口部を覆う。
ところが、従来の車両用クリーナシステムは、カバーと、このカバーの開口部を覆う蓋体との間には、意匠的な統一性がないので、デザイン的に違和感を感じる場合があり、見栄え上課題がある。なお、開口部を設けるものとしては、ランプユニットのカバー以外に、バンパー、ランプユニットの周辺を囲うリム(化粧板)などがあり、このバンパーやリムにおいても同様の課題がある。
特開2003−11791号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用クリーナシステムでは、見栄え上課題があると言う点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、クリーナユニットと、クリーナユニットに隣接して配置される装飾ランプユニットと、を備え、装飾ランプユニットが、内側面を有する装飾レンズとハウジングと光源と導光体とから構成されており、クリーナユニットがシリンダとピストンとノズルと、導光レンズから構成されていて光入射部が設けられていて、かつ、非洗浄時にはピストンの後退により装飾レンズとほぼ面一になる装飾カバーとから構成されており、装飾レンズとハウジングとにより区画されている灯室内には、光源と、光源からの光を装飾レンズおよび非洗浄時の装飾カバーに導く前記導光体と、がそれぞれ配置されており、導光体の一端が、装飾レンズの内側面を挟んで装飾カバーの光入射部と対向し、光源が、導光体の他端に配置されていて、装飾レンズと装飾カバーとがほぼ同一の意匠から構成されていて、非洗浄時には共に光る、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、導光体の背面および装飾カバーの背面には、光拡散素子群がそれぞれ設けられている、ことを特徴とする。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)は、導光体が板形状をなし、光源が半導体型光源から構成されている、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)は、導光体の一端が装飾カバーの光入射部およびノズルに対向する、ことを特徴とする。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)は、ランプレンズとランプハウジングと光源とから構成されているランプユニットと、請求項1〜のいずれか1項に記載のクリーナ装置と、を備えることを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、相互に隣接する装飾ユニットの装飾レンズとクリーナユニットの装飾カバーとがほぼ同一の意匠から構成されている。すなわち、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、非洗浄時において、クリーナユニットのノズルが出没する開口部を覆う単なるカバーに隣接する装飾ユニットの装飾レンズとほぼ同一の意匠が施されているものである。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、装飾レンズと装飾カバーとの間には意匠的な統一性があるので、すなわち、装飾レンズと装飾カバーとが1個の装飾部材として見られるので、デザイン的に違和感を感じる場合がなく、見栄えが向上される。しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、装飾レンズと装飾カバーとにはほぼ同一の意匠の装飾が施されているので、すなわち、装飾カバーには装飾レンズとほぼ同一の意匠の装飾機能を有するので、非洗浄時において、クリーナユニットのノズルが出没する開口部を覆う装飾カバーが隣接する装飾ユニットの装飾レンズとほぼ同一の意匠にカムフラージュすることができ、この結果、見栄えがさらに向上される。その上、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、非洗浄時には装飾レンズと装飾カバーとがほぼ面一になるので、装飾レンズと装飾カバーとの間の見切り線が目立ち難くなり、見栄えがさらに向上される。また、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、装飾ユニットすなわち装飾ランプユニットの光源および導光体により、非洗浄時に装飾レンズと装飾カバーとが同時に光る。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、装飾カバーが装飾ランプユニットの装飾レンズの一部としての機能を有するので、見栄えがさらに向上される。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、導光体の背面の光拡散素子群により、光源からの光を拡散させて導光体の前面から装飾レンズを透過して外部に照射され、また、装飾カバーの背面の光拡散素子群により、光入射部から入射した光を拡散させて装飾カバーの前面から外部に照射される。この結果、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、装飾レンズと装飾カバーとが同時に光る。
さらに、この発明(請求項3にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、板形状をなす導光体と半導体型光源の光源とにより、装飾ユニットすなわち装飾ランプユニットの薄型化が可能である。
さらにまた、この発明(請求項4にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置は、導光体の一端からの光の一部がノズルに照射されるので、この照射光の熱により、ノズルの凍結を防止することができ、冬季におけるクリーナ装置の作動性(洗浄性)を満足することができる。
さらにまた、この発明(請求項5にかかる発明)のクリーナ装置を備える車両用灯具は、ランプユニットと、請求項1〜4のいずれか1項に記載のクリーナ装置と、を備えるので、この発明(請求項1〜4のいずれか1項にかかる発明)の車両用灯具のクリーナ装置とほぼ同様の効果を達成することができる。
以下に、この発明にかかる車両用クリーナシステムの実施例のうちの2例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1〜図5は、この発明にかかる車両用クリーナシステムの実施例1を示す。以下、この実施例1における車両用クリーナシステムの構成について説明する。図において、符号1は、この実施例1における車両用クリーナシステムである。前記車両用クリーナシステム1(クリーナ装置を備える車両用灯具)は、たとえば、自動車のヘッドランプのランプユニット2と、車両用灯具のクリーナ装置としてのクリーナユニット3と、同じく車両用灯具のクリーナ装置としての装飾ユニット、すなわち、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rと、を備えるものである。
前記ランプユニット2は、ランプレンズ5とランプハウジング6と光源(図示せず)とから構成されている。前記ランプユニット2は、自動車の前部の左右両側であって、車体パネル7とバンパー8との間の収納空間部内にそれぞれ装備される。
前記クリーナユニット3および前記第1装飾ランプユニット4Lおよび前記第2装飾ランプユニット4Rは、前記ランプハウジング6の下部にそれぞれ取り付けられており、前記ランプユニット2と共に、前記車体パネル7と前記バンパー8との間の収納空間部内にそれぞれ装備される。なお、前記第1装飾ランプユニット4Lは、前記ランプハウジング6の下部の左側に取り付けられており、一方、前記第2装飾ランプユニット4Rは、前記ランプハウジング6の下部の右側に取り付けられており、そして、前記クリーナユニット3は、前記ランプハウジング6の下部の中央、すなわち、前記第1装飾ランプユニット4Lと前記第2装飾ランプユニット4Rとの間に取り付けられている。
前記ランプユニット2と、前記クリーナユニット3および前記第1装飾ランプユニット4Lおよび前記第2装飾ランプユニット4Rとの間には、横長のリム(化粧板)21が配置されている。前記クリーナユニット3が位置する箇所、すなわち、記第1装飾ランプユニット4Lおよび前記第2装飾ランプユニット4Rおよび前記バンパー8および前記リム21に囲まれた箇所には、ほぼ四角形の開口部22が形成されている。
前記クリーナユニット3は、シリンダ9と、ピストン10と、ノズル11と、装飾カバー12と、から構成されている。一方、前記第1装飾ランプユニット4Lおよび前記第2装飾ランプユニット4Rは、この例では、クリアランスランプ(車巾灯、ポジションランプ、サイドランプ)などの信号灯である。前記第1装飾ランプユニット4Lおよび前記第2装飾ランプユニット4Rは、装飾レンズ13と、ハウジング14、15と、光源としての半導体型光源16と、導光体17と、から構成されている。前記半導体型光源16は、たとえば、LED、EL(有機EL)などの自発光半導体型光源(この実施例1ではLED)を使用する。
前記装飾レンズ13は、光透過性の部材から構成されているいわゆるアウターレンズであって、前記第1装飾ランプユニット4Lおよび前記第2装飾ランプユニット4Rの相互に対向する内側面から前面の途中にかけて配置されている。また、前記ハウジングの一部分14は、前面の途中から外側面にかけて配置されており、前記ハウジングの残りの部分15は、背面に配置されている。なお、前記ハウジングの一部分14の表面には、装飾が施されている。
前記装飾レンズ13と前記ハウジング14、15とにより、幅が狭い薄型の灯室18が区画されている。前記灯室18内には、前記半導体型光源16と、前記導光体17がそれぞれ配置されている。前記導光体17は、板形状をなし、前記装飾レンズ13に沿って配置されている。前記導光体17の背面には、光拡散素子群(たとえば、光拡散プリズム素子群)19が設けられている。前記導光体17の一端は、前記装飾レンズ13の内側面に近接して対向し、かつ、前記装飾レンズ13の内側面を挟んで前記装飾カバー12および前記ノズル11に対向する。前記導光体17の他端には、半球凹部20が設けられており、前記半球凹部20には、前記半導体型光源16が配置されている。この結果、前記導光体17は、前記半導体型光源16からの光Lを前記装飾レンズ13および非洗浄時の前記装飾カバー12に導くことができる。
前記シリンダ9は、前記ランプハウジング6に取り付けられている。また、前記シリンダ9は、洗浄液圧送用配管(図示せず)を介して洗浄液タンク(図示せず)およびポンプ(図示せず)に接続される。
前記シリンダ9には、前記ピストン10が伸縮可能に装備されている。前記ピストン10は、洗浄液の圧送により前進(伸長)し、かつ、洗浄液の圧送を停止するとたとえばピストンスプリングなどの復帰ばねの作用により後退(収縮)する。
前記ピストン10の前進端部には、前記ノズル11がノズルホルダ23を介して取り付けられている。前記ノズル11は、洗浄時には前記ピストン10の前進により前記開口部22から前記装飾レンズ13よりも外側に突出し、非洗浄時には前記ピストン10の後退により前記開口部22から前記装飾レンズ13よりも内側に収納される。
前記ノズル11、すなわち、前記ノズルホルダ23には、前記装飾カバー12がカバーホルダ24を介して取り付けられている。前記装飾カバー12は、前記開口部22を覆う形状、すなわち、前記開口部22よりも一回り小さいほぼ四角形をなす。前記装飾カバー12は、洗浄時には前記ピストン10の前進により前記開口部22から前記装飾レンズ13よりも外側に突出し、非洗浄時には前記ピストン10の後退により前記装飾レンズ13とほぼ面一になって前記開口部22を覆う。なお、非洗浄時においては、前記装飾カバー12および前記装飾レンズ13および前記リム21およびランプレンズ5の表面は、ほぼ面一となる。
前記装飾カバー12は、導光レンズ(導光体)からなるインナーレンズ25と、光透過性の部材からなるアウターレンズ26と、から構成されている2重レンズ構造をなす。前記インナーレンズ25の背面には、光拡散素子群(たとえば、光拡散プリズム素子群)27が設けられている。また、前記インナーレンズ25の両端部には、光入射部28が一体に設けられている。非洗浄時には、前記光入射部28は、前記装飾レンズ13の内側面を挟んで前記導光体17の一端の一部分に対向する。この結果、前記装飾カバー12は、非洗浄時には前記装飾レンズ13と共に光る。
前記装飾レンズ13と前記装飾カバー12とは、ほぼ同一の意匠から構成されている。すなわち、前記装飾レンズ13および前記導光体17と前記装飾カバー12のインナーレンズ25および前記アウターレンズ26とは、ほぼ同一の意匠から構成されている。
この実施例1における車両用クリーナシステム1の構成は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
非洗浄時(クリーナ非作動時、クリーナ非使用時)には、図1〜図4に示すように、ピストン用スプリングのスプリング力により、ピストン10がシリンダ9内に収納されており、かつ、閉止弁用スプリング(図示せず)のスプリング力により、閉止弁(図示せず)が閉じている。また、ピストン10がシリンダ9内に収納されていることにより、装飾カバー12が第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rおよびバンパー8およびリム21に囲まれている開口部22中に収容されていてその開口部22を覆っている。
洗浄時(クリーナの作動時、クリーナの使用時)は、図5に示すように、ポンプを作動させて洗浄液タンク中の洗浄液を洗浄液圧送用配管を介してシリンダ9中に圧送する。このシリンダ9内の洗浄液の圧力がピストン用スプリングのスプリング力よりも大きくなると、ピストン10がシリンダ9から伸びる。これにより、装飾カバー12が開口部22から離れて開口部22を開放し、この開口部22からノズル11が突出してランプユニット2のランプレンズ5に対向する。さらに、シリンダ9内の洗浄液の圧力が閉止弁用スプリングのスプリング力よりも大きくなると、閉止弁が開き、洗浄液Wがピストンを経て2個のノズル11からランプユニット2のランプレンズ5に噴射される。これにより、ランプユニット2のランプレンズ5が洗浄液Wで洗浄される。
洗浄が終了した時点で、ポンプの作動を停止させて洗浄液のシリンダ9への圧送を止める。シリンダ9内の洗浄液の圧力が閉止弁用スプリングのスプリング力よりも小さくなると、閉止弁が閉じ、2個のノズル11からの洗浄液の噴射が停止する。さらに、シリンダ9内の洗浄液の圧力がピストン用スプリングのスプリング力よりも小さくなると、ピストン10がシリンダ9内に縮んで収納され、図1〜図4に示される状態となる。すなわち、ノズル11が開口部22から装飾レンズ13よりも内側に収納され、かつ、装飾カバー12が開口部22中に収容されてその開口部22を覆う。
非洗浄時においては、装飾カバー12が開口部22中に収容されていてその開口部22を覆い、一方、導光体17の一端が装飾レンズ13の内側面を介して装飾カバー12のインナーレンズ25の光入射部28とノズル11とにそれぞれ対向している。この非洗浄時において、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの半導体型光源16を点灯する。すると、半導体型光源16からの光Lは、導光体17の半球凹部20から導光体17中に入射する。導光体17中に入射した光Lは、導光体17の一端まで導かれる。そして、図2示すように、この導光体17の一端まで導かれる途中で、一部の光L1は、光拡散素子群19において拡散されて導光体17の前面から装飾レンズ13の前面を透過して外部に照射される。一方、導光体17の一端まで導かれた光Lの一部L2は、装飾レンズ13の内側面を透過して装飾カバー12のインナーレンズ25の光入射部28からインナーレンズ25中に入射する。インナーレンズ25中に入射した光L2は、光拡散素子群27において拡散されてインナーレンズ25の前面からアウターレンズ26を透過して外部に照射される。これにより、装飾カバー12と装飾レンズ13とは、同時に光る。また、導光体17の一端まで導かれた光の残りの光L3は、装飾レンズ13の内側面を透過してノズル11に照射される。
装飾カバー12と装飾レンズ13とが同時に光っている状態において、クリーナユニット3を作動させると、装飾カバー12が開口部22から離れて導光体17の一端と装飾カバー12の光入射部28とが離れるので、導光体17から装飾カバー12への導光が遮断されて装飾カバー12の光が消える。これにより、クリーナユニット3の作動を確認することができる。特に夜間において、クリーナユニット3の作動確認を簡単に行うことができる。
この実施例1における車両用クリーナシステム1は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例1における車両用クリーナシステム1は、相互に隣接する第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13と、クリーナユニット3の装飾カバー12とがほぼ同一の意匠から構成されている。すなわち、非洗浄時において、クリーナユニット3のノズル11が出没する開口部22を覆う単なるカバーに隣接する第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13とほぼ同一の意匠が施されているものである。このために、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、装飾レンズ13と装飾カバー12との間には意匠的な統一性があるので、すなわち、装飾レンズ13と装飾カバー12とが1個の装飾部材として見られるので、デザイン的に違和感を感じる場合がなく、見栄えが向上される。
しかも、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、装飾レンズ13と装飾カバー12とにはほぼ同一の意匠の装飾が施されているので、すなわち、装飾カバー12には装飾レンズ13とほぼ同一の意匠の装飾機能を有するので、非洗浄時において、クリーナユニット3のノズル11が出没する開口部22を覆う装飾カバー12が隣接する第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13とほぼ同一の意匠にカムフラージュすることができ、この結果、見栄えがさらに向上される。
その上、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、非洗浄時には装飾レンズ13と装飾カバー12とがほぼ面一になるので、装飾レンズ13と装飾カバー12との間の見切り線が目立ち難くなり、見栄えがさらに向上される。
特に、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの半導体型光源16および導光体17により、非洗浄時に装飾レンズ13と装飾カバー12とが同時に光る。この結果、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、装飾カバー12が第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13の一部としての機能を有するので、見栄えがさらに向上される。すなわち、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13は、光ることによりクリアランスランプとしての機能を果たし、また、装飾カバー12は、同時に光ることによりクリアランスランプの機能の一部を果たすことができる。なお、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13が光ることにより、クリアランスランプとしての機能を十分に果たすことができる。
また、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、板形状をなす導光体17と半導体型光源16とにより、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの薄型化が可能である。
さらに、この実施例1にかかる車両用クリーナシステム1は、導光体17からの光の一部L3がノズル11に照射されるので、この照射光L3の熱により、ノズル11の凍結を防止することができ、冬季におけるクリーナユニット3の作動性(洗浄性)を満足することができる。
図6および図7は、この発明にかかる車両用クリーナシステムの実施例2を示す。以下、この実施例2における車両用クリーナシステムの構成について説明する。図6および図7中において、図1〜図5と同符号は、同一のものを示す。
この実施例2における車両用クリーナシステムは、前記の実施例1における車両用クリーナシステム1と第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの導光体170が異なる。すなわち、この実施例2における導光体170は、他端から一端にかけて先細りとなるテーパ形状をなしていて、この導光体170の一端は、装飾レンズ13の内側面を介して装飾カバー12のインナーレンズ25の光入射部28のみに対向して、ノズル11側に対向していない。
この実施例2における車両用クリーナシステムは、導光体170の一端が装飾レンズ13の内側面を介して装飾カバー12のインナーレンズ25の光入射部28のみに対向するので、導光体170の一端からの光の大部分が光入射部28に入射する。このために、この実施例2における車両用クリーナシステムは、光入射部28に入射する光のロスが少なくなるので、その分、装飾カバー12が明るく光る。
なお、前記の実施例1、2においては、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズ13と導光体17、170とが、また、装飾カバー12のアウターレンズ26とインナーレンズ25とが、それぞれ別体のものから構成されている。ところが、この発明においては、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rの装飾レンズと導光体とが、また、装飾カバー12のアウターレンズとインナーレンズとが、それぞれ一体のもの、たとえば、導光性の部材から構成されているものでも良い。
また、前記の実施例1、2においては、光源として半導体型光源16を使用するものである。ところが、この発明においては、光源としては、白熱バルブやハロゲンバルブなどでも良い。
さらに、前記の実施例1、2においては、装飾ユニットとして、第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rを使用するものである。ところが、この発明においては、装飾ユニットとして、装飾フィニッシャーユニットや装飾ガーニッシュユニットなどでも良い、しかも、1個の装飾ユニットや3個以上の装飾ユニットでも良い。
さらに、前記の実施例1、2においては、装飾ユニットとしての第1装飾ランプユニット4Lおよび第2装飾ランプユニット4Rがクリアランスランプである。ところが、この発明においては、装飾ユニットとしての装飾ランプユニットがクリアランスランプ以外のランプでも良い。
さらにまた、前記の実施例1、2においては、自動車の前部の右側に装備する例について説明するものである。なお、自動車の前部に左側に装備するものは、前記の実施例1、2の左右が逆となる。
この発明にかかる車両用クリーナシステムの実施例1を示す要部の横断面図であって、図3におけるI−I線断面図である。 図1におけるII部の拡大断面図である。 同じく、全体を示す正面図である。 同じく、非洗浄時におけるIV−IV線断面図である。 同じく、洗浄時におけるIV−IV線断面図である。 この発明にかかる車両用クリーナシステムの実施例2を示す要部の横断面図である。 図6におけるVII部の拡大断面図である。
符号の説明
1 車両用クリーナシステム
2 ランプユニット
3 クリーナユニット
4L 第1装飾ランプユニット
4R 第2装飾ランプユニット
5 ランプレンズ
6 ランプハウジング
7 車体パネル
8 バンパー
9 シリンダ
10 ピストン
11 ノズル
12 装飾カバー
13 装飾レンズ
14 装飾ハウジング
15 ハウジング
16 半導体型光源
17、170 導光体
18 灯室
19、27 光拡散素子部
20 半球凹部
21 リム
22 開口部
23 ノズルホルダ
24 カバーホルダ
25 インナーレンズ
26 アウターレンズ
28 光入射部
L、L1、L2、L3 光
W 洗浄液

Claims (5)

  1. ノズルから洗浄液を車両用灯具のランプレンズに噴射させて前記ランプレンズを洗浄する車両用灯具のクリーナ装置において、
    クリーナユニットと、
    前記クリーナユニットに隣接して配置される装飾ランプユニットと、
    を備え、
    前記装飾ランプユニットは、内側面を有する装飾レンズとハウジングと光源と導光体とから構成されており、
    前記クリーナユニットは、シリンダと、前記シリンダに伸縮可能に配置されたピストンと、前記ピストンの前進端部に設けられており、洗浄時には前記ピストンの前進により前記装飾レンズよりも外側に突出する前記ノズルと、導光レンズから構成されていて光入射部が設けられていて、かつ、前記ノズルに設けられており、非洗浄時には前記ピストンの後退により前記装飾レンズとほぼ面一になる装飾カバーと、から構成されており、
    前記装飾レンズと前記ハウジングとにより区画されている灯室内には、前記光源と、前記光源からの光を前記装飾レンズおよび非洗浄時の前記装飾カバーに導く前記導光体と、がそれぞれ配置されており、
    前記導光体の一端は、前記装飾レンズの前記内側面を挟んで前記装飾カバーの前記光入射部と対向し、
    前記光源は、前記導光体の他端に配置されていて、
    前記装飾レンズと前記装飾カバーとは、ほぼ同一の意匠から構成されていて、非洗浄時には共に光る、
    ことを特徴とする車両用灯具のクリーナ装置。
  2. 前記導光体の背面および前記装飾カバーの背面には、光拡散素子群がそれぞれ設けられている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具のクリーナ装置。
  3. 前記導光体は、板形状をなし
    記光源は、半導体型光源から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用灯具のクリーナ装置。
  4. 前記導光体の一端は、前記装飾カバーの前記光入射部および前記ノズルに対向する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具のクリーナ装置。
  5. ノズルから洗浄液をランプレンズに噴射させて前記ランプレンズを洗浄するクリーナ装置を備える車両用灯具において、
    前記ランプレンズとランプハウジングと光源とから構成されているランプユニットと、
    前記の請求項1〜4のいずれか1項に記載の前記クリーナ装置と、
    を備える、ことを特徴とするクリーナ装置を備える車両用灯具。
JP2005292365A 2005-10-05 2005-10-05 車両用灯具のクリーナ装置、クリーナ装置を備える車両用灯具 Expired - Fee Related JP4609270B2 (ja)

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