JP4609181B2 - Mimo受信装置 - Google Patents

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本発明は、MIMO(Multiple Input Multiple Output)システム用の受信装置、いわゆるMIMO受信装置に関する。具体的には、MIMO受信装置における等化処理技術に関する。
近年、インターネットの普及により、ブロードバンドアクセスに対する要求が高まっている。特に、無線通信は、有線通信に比べて低コストでネットワークが構築できるため、無線通信のブロードバンド化に対する期待は大きい。
これに応じる形で、次世代の無線通信規格の策定が各種行われている。その一つとして有力なのが、送信側・受信側双方に複数のアンテナを用いるMIMO方式である。特に、MIMO方式とOFDM(直交周波数分割多重)方式を組み合わせたMIMO−OFDM方式は、次世代無線LANの鍵となる技術である(例えば、特許文献1参照)。
MIMO方式では、複数の送信アンテナからそれぞれ独立のデータを送信し、これを複数の受信アンテナで受信し、受信装置において各送信データの分離処理(等化処理、空間等化処理)を行う。このため、通信に用いる無線帯域はそのままで、送信アンテナ分の通信容量を増すことが可能となる。
図2はMIMO送受信系のモデル図である。図2中、10はMIMO送信装置であり、x1、x2、…、xN(但し、N=2以上の整数)は送信データ、201、202、…、20Nは送信アンテナである。30はMIMO受信装置であり、401、402、…、40M(但し、M=2以上の整数)は受信アンテナ、y1、y2、…、yMは受信データである。
50はマルチパス伝送路であり、hmn(但し、m=1、2、…、M、n=1、2、…、N)はn番目の送信アンテナ20nとm番目の受信アンテナ40m間の伝送路応答、n1、n2、…、nMはそれぞれ受信データy1、y2、…、yMに含まれるマルチパス伝送路50の雑音成分である。
ここで、送信データx1、x2、…、xNをN項列ベクトルの送信信号ベクトルxで表記し、受信データy1、y2、…、yMをM項列ベクトルの受信信号ベクトルyで表記し、マルチパス伝送路50を伝送路応答hmnを(m,n)成分とするM×N型行例の伝送路応答行列Hで表記し、雑音成分n1、n2、…、nMをM項列ベクトルの雑音ベクトルnで表記すると、MIMO送受信系は、
Figure 0004609181
でモデル化することができる。そこで、MIMO受信装置30では、受信信号ベクトルyから送信信号ベクトルxを推定することにより、送信データx1、x2、…、xNの復調を行うことになる。
MIMO受信装置30における送信信号ベクトルxの推定方法として、
Figure 0004609181
なる演算式を用いる方法がある。ここで、Σは雑音成分n1、n2、…、nMを補正するためのN×N型の行列、H*は行列Hの共役転置行列、Σ*は行列Σの共役転置行列、(H*H+Σ*Σ)-1は行列(H*H+Σ*Σ)の逆行列である。
たとえば、MMSE(Minimum Mean Squared Error)推定と呼ばれるものは、送信信号ベクトルxを
Figure 0004609181
なる演算式により推定する。ここで、EはN×N型の単位行列、σは雑音成分の標準偏差である。この場合、Σ=σEとおけば、数5に示す式は、数4に示す式と等価になる。
MMSE推定方式は、受信信号ベクトルyに行列を乗じて送信信号ベクトルxを推定するので、線形推定方式の一種であるが、線形推定方式の中で自乗平均誤差が最小となることで知られている。
MMSE推定を行うためには、MIMO受信装置30は、伝送路応答行列Hと雑音成分の標準偏差σを知る必要があるが、これは、MIMO送信装置10が既知信号であるパイロット信号を送信し、MIMO受信装置30が受信データからパイロット信号を抽出して分析することにより得ることができる。
図3はMMSE推定を行う従来のMIMO受信装置の一例の要部を示す回路図である。図3中、601〜60Mはそれぞれ受信アンテナ401〜40Mに対応して設けられた受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部、70は雑音推定部、80は等化処理部である。
受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mは同一回路構成とされており、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601において、611は受信アンテナ401で受信したMIMO−OFDM信号を周波数変換、A/D変換してなるベースバンド信号をFFT(高速フーリエ変換)して受信データy1を出力するFFT部である。
621はFFT部611が出力する受信データy1からパイロット信号を抽出するパイロット信号抽出部、631はパイロット信号抽出部621が出力するパイロット信号から伝送路推定を行い、伝送路応答h11、h12、…、h1Nを出力する伝送路推定部である。
即ち、図3に示す従来のMIMO受信装置では、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部60mは、受信データymと、受信データymに含まれるパイロット信号と、伝送路応答hm1、hm2、…、hmNを出力する。
そして、雑音推定部70は、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mが出力するパイロット信号から雑音成分の標準偏差σを算出し、等化処理部80は、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mが出力する受信信号ベクトルyおよび伝送路応答行列Hと、雑音推定部70が出力する雑音成分の標準偏差σを入力し、送信信号ベクトルxを推定により算出する。
図4は等化処理部80の構成を示す回路図である。図4中、81は受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mから得られる伝送路応答行列Hの共役転置行列H*を算出する共役転置行列算出器である。
82は共役転置行列算出器81が出力する行列H*と、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mから得られる伝送路応答行列Hとの乗算を行い、行列H*Hを算出する乗算器である。
83は雑音推定部70が出力する雑音成分の標準偏差σを二乗して雑音成分の分散σ2を算出する二乗器、84は二乗器83が出力する雑音成分の分散σ2と単位行列Eとの乗算を行い、行列σ2Eを算出する乗算器である。
85は乗算器82が出力する行列H*Hと、乗算器84が出力する行列σ2Eとの加算を行い、行列H*H+σ2Eを算出する加算器、86は加算器85が出力する行列H*H+σ2Eの逆行列(H*H+σ2E)-1を算出する逆行列算出器である。
87は共役転置行列算出器81が出力する行列H*と、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mから得られる受信信号ベクトルyの乗算を行い、行列H*yを算出する乗算器、88は逆行列算出器86が出力する行列(H*H+σ2E)-1と、乗算器87が出力する行列H*yとの乗算を行い、送信信号ベクトルxとして(H*H+σ2E)-1*yを算出する乗算器である。
特開2004−180313号公報
図3に示す従来のMIMO受信装置には2つの問題点がある。第1の問題点は、H*Hを演算する必要があるが、H*Hの演算が行列のパワー演算に相当し、広いダイナミックレンジを必要とするため、精度を保証するためには、ビット幅を多く取る必要があり、実装コストが増大するという点である。
第2の問題点は、行列H*H+σ2Eの逆行列演算を行う点である。逆行列演算は、行列によっては数値的に不安定となりやすく、演算誤差が増大してしまうという点があり、特に、固定小数点演算を行う場合は深刻である。
本発明は、かかる点に鑑み、実装コストを削減し、かつ、演算誤差増幅を抑えることができるようにしたMIMO受信装置を提供することを目的とする。
本発明は、受信信号ベクトルy、伝送路応答行列H、雑音成分補正行列Σを用いて推定により送信信号ベクトルを算出する等化処理部を備えるMIMO受信装置において、前記等化処理部は、
Figure 0004609181
なるベクトルの長さが最も短くなるベクトルxを前記送信信号ベクトルとして算出するというものである。
本発明によれば、実装コストの増大の原因となるH*Hなる演算を必要とせず、また、演算誤差増幅の原因となる逆行列演算を必要としないので、実装コストを削減し、かつ、演算誤差増幅を抑えることができる。
(本発明の一実施形態の構成)
図1は本発明の一実施形態の要部を示す回路図である。本発明の一実施形態は、MIMO−OFDMシステム用の受信装置であり、図3に示す従来のMIMO受信装置が備える等化処理部80と回路構成の異なる等化処理部90を設け、その他については、図3に示す従来のMIMO受信装置と同様に構成したものである。
本発明の一実施形態が備える等化処理部90は、結合回路91と、三角化回路92と、後退代入回路93を備えている。
結合回路91は、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mから得られるM項列ベクトルである受信信号ベクトルyおよびM×N型行列である伝送路応答行列Hと、雑音推定部70から得られる雑音成分の標準偏差σを入力し、σE(但し、EはN×N型の単位行列)なる演算を行い、数7に示す(M+N)×(N+1)型の行列Aを作成するものである。ここで、行列、ベクトルの各要素は実数でも複素数でも良い。
Figure 0004609181
三角化回路92は、数8に示すように、結合回路91が出力する行列AをQR分解によりユニタリ行列Qと三角行列Rの積に分解し、三角行列R´の線形方程式R´x=rを作成するものである。
Figure 0004609181
ここで、ユニタリ行列Qは(M+N)×(M+N)型の行列、三角行列Rは対角成分より下の三角成分が全て0である(N+1)×(N+1)型の上三角行列、R´は三角行列Rの部分行列R(1:N、1:N)、rは三角行列Rの部分行列R(1:N、N+1)で表記されるベクトルである。なお、本発明の一実施形態においては、ユニタリ行列Qは直接必要ではないため、行列Rのみが計算される。
後退代入回路93は、三角化回路92が出力する三角行列R´の線形方程式R´x=rを入力し、後退代入法によりベクトルxを算出し、これを送信信号ベクトルxとして出力するものである。
(等化処理部90の動作)
本発明の一実施形態では、結合回路91は、受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部601〜60Mから与えられる受信信号ベクトルyおよび伝送路応答行列Hと、雑音推定部70から与えられる雑音成分の標準偏差σから、数7に示す行列Aを作成する。
そして、三角化回路92は、結合回路91が作成した行列Aを入力し、数8に示すように、行列AをQR分解によりユニタリ行列Qと三角行列Rの積に分解し、更に、三角行列R´の線形方程式R´x=rを作成して出力する。後退代入回路93は、三角化回路92が出力する線形方程式R´x=rを入力して、後退代入法によりベクトルxを算出し、これを送信信号ベクトルxとして出力する。
(等化処理部90が採用する送信信号ベクトルxの推定手法)
本発明の一実施形態によれば、図3に示す従来のMIMO受信装置が採用するMMSE推定手法と同様の性能で送信信号ベクトルxを算出することができるが、以下、その理由について説明する。
まず、行列Wを、
Figure 0004609181
と定義すると、
Figure 0004609181
であり(但し、W*は行列Wの共役転置行列である。)、また、
Figure 0004609181
であるから、数4に示す式は、
Figure 0004609181
となる。
ここで、以下の式が最小となるベクトルxを求める問題を考える。
Figure 0004609181
これは、ベクトル
Figure 0004609181
の長さを最小にするベクトルxを求める問題であるから、最小自乗問題である。
ここで、数14に示すベクトルの長さを最小とするベクトルxは、以下の等式を満たすときに限られることが知られている。
Figure 0004609181
*Wに逆行列が存在する場合、数15に示す等式には解が存在し、
Figure 0004609181
となる。(W*W)-1*は、行列Wの一般化逆行列であり、行列Wが正方行列の場合は、(W*W)-1*=W-1である。したがって、数12(数16)に示す式は、最小自乗問題、
Figure 0004609181
と等価となる。ここで、
Figure 0004609181
は、左辺ベクトルと右辺ベクトルの自乗誤差が最小という意味であり、これを満たすxが数4に示す式で求めたxと同一である。
数17に示す式の右辺を左辺に移動すると、
Figure 0004609181
となる。この左辺の式を行列にまとめると、
Figure 0004609181
となる。最後に、行列Wを行列Hを含む行列に戻すと、
Figure 0004609181
となり、数6のベクトルの長さが最短になるxが数4のxと等価であることが示された。また、ここで、Σ=σEとすると、数21は、
Figure 0004609181
となる。したがって、数22を解くことにより、図3に示す従来のMIMO受信装置が採用するMMSE推定手法と同様の性能で送信信号ベクトルxを算出することができる。
そこで、本発明の一実施形態では、受信信号ベクトルyと、伝送路応答行列Hと、雑音成分の標準偏差σから、数7に示す行列Aを作成し、次に、数8に示すように、行列AをQR分解によりユニタリ行列Qと三角行列Rの積に分解し、更に、線形方程式R´x=rを作成し、次に、線形方程式R´x=rを後退代入法により解いて、送信ベクトルxを算出するとしている。
(等化処理部90で行われるQR分解の方法)
QR分解の方法は各種存在するが、例えば、GIVENS回転法と呼ばれる方法を用いることができる。GIVENS回転法とは、(M+N)×(M+N)型のユニタリ行列Θ(i,j)とΦ(i,j,k)を行列Aに乗じることで、行列Aの所定の要素を0にして行列Aを三角行列に変換する方法である。
行列Θ(i,j)は、A(i,j)を複素数から実数に変換する対角行列で、その要素は、
Figure 0004609181
で表される。ここで、θはA(i,j)の偏角である。この行列Θを構成する各ベクトルの長さは1であるから、Θ(i,j)はユニタリ行列である。行列AにΘ(i,j)を乗じると、(i,j)要素を含む行ベクトルの各要素は複素平面状で角度の回転をし、(i,j)要素は実軸上に回転して実数になる。i行以外の成分は、影響を受けないため、元のままである。
行列Φ(i,j,k)は、既に、行列Θ(i,k)と行列Θ(j,k)による変換で、A(i,k)とA(j,k)が実数に変換されている行列Aのi行とj行を用いて、A(j,k)を0にする変換行列で、その要素は、
Figure 0004609181
で表される。ここで、φはatan(A(j,k)/A(i,k))である。行列Φ(i,j,k)を構成する各行ベクトルの長さは全て1であるため、Φ(i,j,k)はユニタリ行列である。Θ(i,j)行列による変換で、A(i,k)とA(j,k)が実数に変換されている行列Aに対してΦ(i,j,k)を乗じると、行列Aのi行とj行上の、同列成分の組をXY座標とする各点が角度−φの回転をするので、A(j,k)が0になる。
次に、行列Θ(i,j)と行列Φ(i,j,k)を用いて行列Aのk列の対角成分より下の要素を全て0にする手順を、M=N=3の場合を例にして説明する。
まず、行列Aの(k,k)以下の各行にそれぞれΘ(k,k)、Θ(k+1,k)、・・・、Θ(M+N,k)を乗じ、k列の対角成分以下の要素の実数化を行う。数25は、k=1の例で、行列Aの1列の対角成分以下を実数化した例を示している。
Figure 0004609181
k=1の場合以外でも処理は同様である。ここで、Θ(k,k)によりk行以外の要素は変化しないため、Θ(k,k)、Θ(k+1,k)、・・・、Θ(M+N,k)の変換は全て並行して行うことができる。
上の処理により、k列の対角成分以下が実数となったら、行列Φによりk列の対角成分より下の要素を0にする。この処理において、Φ(i,j,k)は、i行とj行の要素をともに変更するため、数26に示すような従来手法では、変換処理を順に行わなければならず、処理遅延が増大してしまう。
Figure 0004609181
そこで、本発明の一実施形態の三角化回路92では、数27に示すように、並列処理が可能な行の組を選択して変換を行い、処理遅延の削減を行っている。
Figure 0004609181
そして、k列成分の対角化を1〜N+1列に対して施すと、行列Aは三角行列に変換される。数式22は、
Figure 0004609181
となる。これは最終的に以下の線形方程式に変換される。
Figure 0004609181
(本発明の一実施形態の効果)
以上のように、本発明の一実施形態によれば、数5に示す式を用いるMMSE推定手法を採用する図3に示す従来のMIMO受信装置と同様の性能で、推定により送信信号ベクトルxを算出することができ、しかも、実装コストの増大の原因となるH*Hなる演算を必要とせず、また、演算誤差増幅の原因となる逆行列演算を必要としない。したがって、実装コストを削減し、かつ、演算誤差増幅を抑えることができる。
本発明の一実施形態の要部を示す回路図である。 MIMO送受信系のモデル図である。 従来のMIMO受信装置の一例の要部を示す回路図である。 図3に示す従来のMIMO受信装置が備える等化処理部の構成を示す回路図である。
符号の説明
10…MIMO送信装置
201、202、20N…送信アンテナ
30…MIMO受信装置
401、402、40M…受信アンテナ
50…マルチパス伝送路
601、602、60M…受信データ・パイロット信号・伝送路応答抽出部
70…雑音推定部
80、90…等化処理部
91…結合回路
92…三角化回路
93…後退代入回路

Claims (5)

  1. 受信信号ベクトルy、伝送路応答行列H、雑音成分補正行列Σを用いて推定により送信信号ベクトルを算出する等化処理部を備えるMIMO受信装置において、
    前記等化処理部は、
    Figure 0004609181
    なるベクトルの長さが最も短くなるベクトルxを前記送信信号ベクトルとして算出することを特徴とするMIMO受信装置。
  2. 前記等化処理部は、数1に示すベクトルのうち、
    Figure 0004609181
    の部分を三角化し、これにより生じる線形方程式を解くことにより前記送信信号ベクトルを算出することを特徴とする請求項1記載のMIMO受信装置。
  3. 前記等化処理部は、数2に示す行列の三角化を行うに際し、並列処理が可能な行の組を選択して要素の0化を行うことを特徴とする請求項2記載のMIMO受信装置。
  4. 前記等化処理部は、前記受信信号ベクトルy、前記伝送路応答行列H、前記雑音成分補正行列Σを入力し、数2に示す行列を算出する結合回路と、前記結合回路が算出した数2に示す行列を三角化して三角行列の線形方程式を作成する三角化回路と、前記三角化回路が作成した前記三角行列の線形方程式を後退代入法で解いて前記送信信号ベクトルを算出する後退代入回路を備えることを特徴とする請求項2又は3記載のMIMO受信装置。
  5. 前記等化処理部は、前記雑音成分補正行列Σの代わりに雑音成分の標準偏差σを用いて、数1に示す前記雑音成分補正行列Σの代わりに前記雑音成分の標準偏差σ×単位行列Eを用いることにより、前記送信信号ベクトルを算出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のMIMO受信装置。

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