JP4608895B2 - 換気ユニット - Google Patents

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Description

本願発明は、室外空気を室内へ送り込む給気運転と、室内空気を室外へ排出する排気運転とを必要に応じて切換可能とした換気ユニットの構造に関するものである。
従来より、室内の空調の一環として、室内機と室外機とを備えた空気調和機の室外機側に、室外空気から水分を取り込む加湿ユニットを付設し、室外空気を室内へ送り込むことで室内の湿度調整を行うことが知られている(例えば、特許文献1参照)。このような加湿ユニットにおいては、ファンを備えていることから、加湿要求のない場合には、室外空気の室内への供給機能を利用して、室内の換気を行わせることができる。
ところが、このような加湿ユニットを用いた換気作用は、室外空気を室内に送り込んで汚れた室内空気を室外へ押し出すものであることから、例えば室内の清浄度が比較的高い状態(換言すれば、室内空気の汚染度が低い状態)では有効であるものの、禁煙等によって室内空気の清浄度が大きく低下した状態(換言すれば、室内空気の汚染度が高い状態)では、室内への供給空気によって汚染された室内空気を室外へ押し出すのに時間がかかり、室内空気の清浄度の迅速な回復という点において問題がある。
このような問題に対処する一つの方法として、例えば換気扇を用いることも考えられるが、空気調和機と異なって、通常その設置が予定されていない換気扇を室内に設置することは、工事費等の設置費用の増大を招来することから好ましいものとは言えない。このような場合、加湿ユニットなどのように、単一のファンを備えたものにおいて、これにダンパー手段を付設し、該ダンパー手段による流路の切り替えによって該ファンを給気用と排気用とに選択使用し、例え室内空気の汚染度が高い場合でもこれを室外へ吸引排出することで換気作用を促進させることも考えられる。具体的には、室内に連通する給排気口をダンパー手段の作動によってファンの吸込口側と吹出口側とに選択的に連通させるもので、例えば給気運転時には上記給排気口を上記ファンの吹出口側に接続し該吹出口から吹き出される室外空気を室内に供給する一方、排気運転時には上記給排気口を上記ファンの吸込口側に接続し室内空気を上記ファンによって室外へ吸引排出させるものである。
ところで、このように給気運転と排気運転とをダンパー手段によって切り替える場合、例えば筺状形態をもつダンパー本体を上記ファンのベルマウス板に近接対向させ且つこれを該ベルマウス板の面方向に沿って相対移動させる構造を採用するのが通例である。そして、このようにダンパー本体とベルマウス板とを相対移動させる場合、これら両者が対向する隙間へのゴミとか粉塵の噛み込み防止等の観点から、該隙間にある程度以上の寸法を設けることが必要である。
しかし、上記隙間を通って流れる空気流の静圧が低い場合には、この隙間からの空気洩れ量が少ないことからこの空気洩れに起因する通気音の発生も少なく実用上格別な支障はないものと考えられる。
然し乍ら、上記空気流が少風量・高静圧である場合には、上記隙間からの空気洩れ量が多くなり、それに伴って空気洩れに起因する通気音が増大し、換気運転の静粛性が確保できないことになる。また、少風量であるがために、空気洩れがファンの所要動力に及ぼす影響が大きくなり、ファン駆動用の電動機入力の増大を招来するという問題がある。
尚、対向状態で相対移動する両部材間の隙間からの空気洩れ抑制を目的とするものではないが、固定部材相互間の隙間からの空気洩れに起因するファン電動機入力の増大及び通気音の増大を抑制することを目的とした加湿ユニットとしては、特許文献2に示される如きものがある。
さらに、空気量の静圧が低い場合は、この隙間からの空気洩れが少なく、通気音はほとんど発生しないので、例えば特許文献3に示されるものが有効であるが、少風量高静圧の場合には適用されない。
特開2001−41511号公報(段落「0013」、図2)
特開2002−98366号公報(段落「0013」、「0029」、図5) 特開2001−65329号公報(段落「0019」、「0020」、図1)。
そこで本願発明は、簡単且つ安価な構成によって、流路切換部位における微小隙間からの空気洩れ量を可及的に低減させることで、ファン電動機入力の低減による運転経費の低下と、空気洩れに起因する通気音の抑制による静粛運転の実現とを図ることを目的としてなされたものである。
本願発明ではかかる課題を解決するための具体的手段として次のような構成を採用している。
本願の第1の発明では、ファン吸込口9とファン吹出口10とを備えたベルマウス板8の一面側に該ファン吸込口9に対向させてファン羽根車7を配置してなる換気ファンユニット3と、第1開口24と第2開口25とを備え且つ上記ベルマウス板8の他面側に近接状態で配置されて該他面側において上記ファン吸込口9とファン吹出口10とを仕切るとともに該ベルマウス板8の面方向に相対移動することで上記第1開口24を介して給排気口11を上記ファン吹出口10に連通させる給気運転と上記第2開口25を介して上記給排気口11を上記ファン吸込口9に連通させる排気運転とを選択可能とするダンパーユニット4とを備えた換気ユニットにおいて、上記ダンパーユニット4を、上記第1開口24と第2開口25とが設けられた底壁21と該底壁21の周囲を囲繞する側壁22とを備えた略筺状形態をもち且つその開口面16cを上記ベルマウス板8に近接対向させた状態で配置されるとともに上記第1開口24部分には該部分から上記開口面16c側に延び且つその上端面26aが該開口面16cを越えないように高さ設定された筒状部材26を設けたダンパー本体16を備えて構成したことを特徴としている。
本願の第2の発明では、上記第1の発明に係る換気ユニットにおいて、上記ダンパー本体16の上記側壁22をラビリンスシール構造としたことを特徴としている。
本願の第3の発明では、上記第1又は第2の発明に係る換気ユニットにおいて、上記筒状部材26の上端面26aと上記ベルマウス板8との隙間寸法を0.2〜1.5mmの範囲に設定したことを特徴としている。
本願の第4の発明では、上記第1,第2又は第3の発明に係る換気ユニットにおいて、上記筒状部材26を少なくとも上記第1開口24をその内部に含む構成としたことを特徴としている。
本願の第5の発明では、上記第4の発明に係る換気ユニットにおいて、上記筒状部材26を円形の断面形状としたことを特徴としている。
本願の第6の発明では、上記第1,第2,第3,第4又は第5の発明に係る換気ユニットにおいて、上記筒状部材26の上端面26a寄りの内周面を、該上端面26aに向かうに従って拡径変位するテーパー面としたことを特徴としている。
本願の第7の発明では、上記第1,第2,第3,第4,第5又は第6の発明に係る換気ユニットにおいて、給気運転時における上記ファン吸込口9の吸込上流側部位に加湿手段Qを配置したことを特徴としている。
本願の第8の発明では、ファン羽根車7が収容されたファンハウジング5の一側面8にファン吸込口9とファン吹出口10を設けた換気ファンユニット3と、上面を開口面16cとし該開口面16cを上記一側面8に近接対向させた状態でその面方向に移動可能とされると共にその下面21には給排気口11に択一的に連通可能な第1開口24と第2開口25を設けたダンパーユニット4を備えた換気ユニットにおいて、上記第1開口24に、該第1開口24から上記開口面16c側に延び且つその上端面26aが上記開口面16cを越えないように高さ設定がされた筒状部材26を設け、上記第1開口24が上記給排気口11に連通するとき上記筒状部材26が上記ファン吹出口10に連通するように構成したことを特徴としている。
本願の第9の発明では、上記第8の発明に係る換気ユニットにおいて、上記筒状部材26の上端面26aを上記開口面16cと略同等の高さに設定したことを特徴としている。
本願発明ではかかる構成とすることにより次のような効果が得られる。
(a) 本願の第1の発明に係る換気ユニットによれば、換気ファンユニット3とダンパーユニット4とを備えた換気ユニットにおいて、上記ダンパーユニット4を、上記第1開口24と第2開口25とが設けられた底壁21と該底壁21の周囲を囲繞する側壁22とを備えた略筺状形態をもち且つその開口面16cを上記ベルマウス板8に近接対向させた状態で配置されるとともに上記第1開口24部分には該部分から上記開口面16c側に延び且つその上端面26aが該開口面16cを越えないように高さ設定された筒状部材26を設けたダンパー本体16を備えて構成しているので、上記ファン吹出口10が上記給排気口11に連通される給気運転時においてはこれら両者を連通させる上記筒状部材26の内部が高圧となるが、該筒状部材26の上端面26aが上記ベルマウス板8に近接対向しこれら両者間が微小隙間とされ絞り作用をもつことから該筒状部材26内からその外側への空気洩れが抑制される(一次シール構造の実現)とともに、さらに上記ダンパー本体16の上記開口面16cが上記ベルマウス板8に近接対向しこれら両者間が微小隙間とされ絞り作用をもつことから該ダンパー本体16の内部から該微小隙間を通って外部への空気洩れが抑制され(二次シール構造の実現)、これら内外二重のシール構造によって上記ダンパー本体16側から外部への空気洩れ量が可及的に低減される。この結果、空気洩れに起因するファン電動機入力の増大が抑制され換気ユニットの運転経費の低下が図られるとともに、通気音の抑制による換気ユニットの静粛運転が実現され、延いては換気ユニットの商品価値の向上が期待できることになる。
さらに、上記換気ファンユニット3と上記ダンパーユニット4との間における空気洩れの抑制を、上記ダンパー本体16の上記開口面16cと上記筒状部材26の上端面26aとを共に上記ベルマウス板8に近接対向させるという簡単で且つ安価な構成により実現しているので、換気ユニットの低コスト化が促進されるという効果も得られる。
(b) 本願の第2の発明に係る換気ユニットによれば、上記(a)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記ダンパー本体16の上記側壁22をラビリンスシール構造としているので、上記ダンパー本体16の上記側壁22部分におけるシール性がより一層向上し、空気洩れに起因するファン電動機入力の増大及び通気音の発生がより効果的に抑制され、換気ユニットの静粛運転と商品価値の更なる向上が期待できる。
(c) 本願の第3の発明に係る換気ユニットによれば、上記(a)又は(b)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記筒状部材26の上端面26aと上記ベルマウス板8との隙間寸法を0.2〜1.5mmの範囲に設定することで、該隙間へのゴミ等の噛み込みを防止しつつ、空気洩れに起因する通気音の発生を効果的に抑制することができ、その結果、図7の特性図に示されるように、例えば換気ユニットを空気調和機に付設した場合には、該換気ユニットと室内機とを接続する通気管54内を伝播して室内に放出される音(運転音)が低減され、室内側での高い静粛性が期待できる。
(d) 本願の第4の発明に係る換気ユニットによれば、上記(a),(b)又は(c)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記筒状部材26を少なくとも上記第1開口24をその内部に含む構成としているので、該第1開口24の形状の如何に拘わらず、常に上記筒状部材26による空気洩れ抑制作用が得られ、上記ダンパー本体16の形状設計における自由度が向上し、延いては換気ユニットの汎用性の向上が期待できる。
(e) 本願の第5の発明に係る換気ユニットによれば、上記(d)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記筒状部材26を円形の断面形状としているので、第1開口24を上記筒状部材26の内部に位置させる場合、例えば該筒状部材26の断面形状を矩形とする場合に比して、その外周長さを短くでき、それだけ空気洩れの原因となりシールが必要とされる隙間部分の面積が減少し、その結果、空気洩れ抑制効果がより一層向上することになる。
(f) 本願の第6の発明に係る換気ユニットによれば、上記(a),(b),(c),(d)又は(e)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記筒状部材26の上端面26a寄りの内周面を、該上端面26aに向かうに従って拡径変位するテーパー面としているので、該上端面26aのテーパー面部分を除く他の部分において高いシール性が確保されると同時に、該テーパー面においてはそのガイド作用によって上記ファン吹出口10側から上記筒状部材26側への空気流の流入がスムーズとなる。この結果、給気運転時、即ち、上記ダンパーユニット4のファン吹出口10側から高圧の空気流が上記筒状部材26側に流入し、該筒状部材26の内部圧力が高くなり該筒状部材26の上端面26aと上記ベルマウス板8との間の隙間からの空気洩れが発生し易い運転状態下においては、空気洩れの効果的な抑制と、上記筒状部材26側に流入する空気流の圧力損失の抑制による換気ユニットの高効率運転とを両立させることができる。
(g) 本願の第7の発明に係る換気ユニットによれば、上記(a),(b),(c),(d),(e)又は(f)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、給気運転時における上記ファン吸込口9の吸込上流側部位に加湿手段Qを配置しているので、給気運転時には室内空気の加湿が同時に行われることとなり、室内環境の快適性がより一層向上することになる。また、換気ユニットと別に加湿ユニットを配置する場合に比して、構造の簡略化及び低コスト化が促進される。
(h) 本願の第8の発明に係る換気ユニットによれば、ファン羽根車7が収容されたファンハウジング5の一側面8にファン吸込口9とファン吹出口10を設けた換気ファンユニット3と、上面を開口面16cとし該開口面16cを上記一側面8に近接対向させた状態でその面方向に移動可能とされると共にその下面21には給排気口11に択一的に連通可能な第1開口24と第2開口25を設けたダンパーユニット4を備えた換気ユニットにおいて、上記第1開口24に、該第1開口24から上記開口面16c側に延び且つその上端面26aが上記開口面16cを越えないように高さ設定がされた筒状部材26を設け、上記第1開口24が上記給排気口11に連通するとき上記筒状部材26が上記ファン吹出口10に連通するように構成しているので、上記ファン吹出口10が上記給排気口11に連通した状態では上記筒状部材26の内部が高圧となるが、該筒状部材26の上端面26aが上記換気ファンユニット3側の上記一側面8に近接対向しこれら両者間が微小隙間とされ絞り作用をもつことから、該筒状部材26内からその外側への空気洩れが抑制される(一次シール構造の実現)とともに、さらに上記ダンパーユニット4側の上記開口面16cが上記一側面8に近接対向しこれら両者間が微小隙間とされ絞り作用をもつことから上記ダンパーユニット4の内部から該微小隙間を通って外部への空気洩れが抑制され(二次シール構造の実現)、これら内外二重のシール構造によって上記ダンパーユニット4側から外部への空気洩れ量が可及的に低減される。この結果、空気洩れに起因するファン電動機入力の増大が抑制され換気ユニットの運転経費の低下が図られるとともに、通気音の抑制による換気ユニットの静粛運転が実現され、延いては換気ユニットの商品価値の向上が期待できることになる。
さらに、上記換気ファンユニット3と上記ダンパーユニット4との間における空気洩れの抑制を、該ダンパーユニット4側の上記開口面16cと上記筒状部材26の上端面26aとを共に上記換気ファンユニット3側の上記一側面8に近接対向させるという簡単で且つ安価な構成により実現しているので、換気ユニットの低コスト化が促進されるという効果も得られる。
(i) 本願の第9の発明に係る換気ユニットによれば、上記(h)に記載の効果に加えて次のような特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記筒状部材26の上端面26aを上記開口面16cと略同等の高さに設定しているので、上記筒状部材26内からその外側への空気洩れがより一層抑制され、その結果、換気ユニットの運転経費の更なる低下が図られるとともに、通気音の抑制による換気ユニットの静粛運転がより一層促進されることになる。
以下、本願発明を好適な実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1には、室外機Xと室内機Yとで構成される空気調和機の該室外機Xに本願発明に係る換気ユニットZを付設した状態を示している。即ち、上記換気ユニットZは、次述のように、ケーシング1内に換気ファンユニット3とダンパーユニット4とを配置して構成されるものであって、上記室外機Xの上面側に載置される。そして、この換気ユニットZは、そのダンパーユニット4側に設けられた第1給排気口11と上記室内機Y内に設置された給排気ノズル53とを通気管54によって接続し、該通気管54を介して給排気を行うようになっている。
即ち、給気運転時には、上記ダンパーユニット4によって上記換気ファンユニット3側のファン吹出口10が上記第1給排気口11に連通される。従って、室外空気は上記ケーシング1に形成した第2給排気口13から上記ファン吸込口9に吸入され上記ファン吹出口10から吹き出された後、さらに上記通気管54を通って上記室内機Y側に送給され、該室内機Yに設けた上記給排気ノズル53から室内へ吹き出される。
一方、排気運転時には、上記ダンパーユニット4によって上記換気ファンユニット3側のファン吸込口9が上記第1給排気口11に連通される。従って、上記給排気ノズル53から吸い込まれる室内空気は、上記通気管54を通って上記第1給排気口11から上記換気ファンユニット3側のファン吸込口9に吸入され、さらに上記ファン吹出口10から吹き出された後、上記第2給排気口13を通して室外へ排出される。
このような給気運転と排気運転とが、空気調和機の運転と同時あるいはこれとは別個に適宜実行されることで室内の換気が行われ、良好な室内環境が得られるものである。
以下、図2〜図10を参照して本願発明の要旨たる上記換気ユニットZについてその具体的構造等を説明する。
上記換気ユニットZは、図2及び図3に示すように、上記室外機Xの上面側に載置される矩形箱状形態をもつケーシング1を備える。このケーシング1は、その底壁面1aに後述のソケット12が嵌挿される開口14(図4を参照)が設けられるとともに、その側壁面1cには給気運転時に空気導入口として、排気運転時に空気排出口として、それぞれ機能する第2給排気口13が設けられている。尚、上記開口14は上記ケーシング1の一側寄りに、また上記第2給排気口13は上記ケーシング1の他側寄りに、それぞれ適宜離間して設けられている。また、上記ケーシング1の内部空間2には、次述の換気ファンユニット3とダンパーユニット4とが配置されている。
「換気ファンユニット3」
上記換気ファンユニット3は、スクロール状の平面形状をもつ底板5aと該底板5aの外周を囲繞する側板5bとでなるファンハウジング5と、ファン吸込口9とファン吹出口10とを適宜離間して併設し且つ上記ファンハウジング5の開口端側にこれを閉塞する如く固定配置される矩形平板状のベルマウス板8(請求項8における「一側面」に該当する)と、上記ファン吸込口9に対向するようにして上記ベルマウス板8とファンハウジング5とで囲繞された空間内に配置されたファン羽根車7と、上記ファンハウジング5の外面側に固定されて上記ファン羽根車7を回転駆動するファン電動機6とを備えて構成される。
尚、上記換気ファンユニット3は、次述のダンパーユニット4を介して上記ケーシング1側に固定されるが、その場合、上記ファン吹出口10が上記開口14と同軸上に位置するように該ケーシング1に対する固定位置が設定されている。
「ダンパーユニット4」
上記ダンパーユニット4は、次述のダンパー包設体15とダンパー本体16とを備えて構成される。
上記ダンパー包設体15は、板材を略「コ」字状に折曲させて形成されるものであって、上記ベルマウス板8と略同等の寸法形状をもつ底壁15aと該底壁15aの左右両縁からそれぞれ立ち上がる同一高さをもつ一対の側壁15b,15bとを備えてなる。そして、このダンパー包設体15は、上記一対の側壁15b,15bを上記ダンパーユニット4側の上記ベルマウス板8の下面に衝合固定しこれと一体化させている。従って、この状態においては、上記ベルマウス板8と上記ダンパー包設体15とによって矩形の断面形状をもち且つその両端15c,15d(以下、「第1開口部15c」及び「第2開口部15d」という)がそれぞれ開口したトンネル状の貫通空間17が形成されている。尚、この貫通空間17内には、次述のダンパー本体16が該貫通空間17の軸方向(貫通方向)に移動可能に配置される。
また、上記ダンパー包設体15は、その底壁15aの上記貫通空間17の一端寄りに対応する位置に、上記換気ファンユニット3側の上記ファン吹出口10と略同径の第1給排気口11を設けるとともに、該第1給排気口11には上記底壁15aから下方へ延出するソケット12を該底壁15aと一体に形成している。
そして、上記ダンパー包設体15は、その底壁15aを上記ケーシング1の底壁面1aに衝合固定することで該ケーシング1側に取り付けられるが、この場合、上記ソケット12は該ケーシング1側の上記開口14を通して下方へ延出される。従って、上記ダンパー包設体15を上記ケーシング1側に取り付けた状態においては、該ダンパー包設体15側の上記第1給排気口11と上記ベルマウス板8側の上記ファン吹出口10とが上下方向に略重合して配置されることになる。
「ダンパー本体16」
上記ダンパー本体16は、図2及び図3に示すように、上面が開口した矩形箱状の基部16aと該基部16aの一つの隅部に連続して側方へ延設された延設部16bとで構成され、上記基部16aから上記延設部16bに跨がる底壁21と、上記基部16aの周囲にこれを囲繞するように立設された側壁22及び上記延設部16bの周囲を球面状に覆う湾曲壁23とを備えている。また、上記ダンパー本体16の底壁21のうち、上記基部16aの一側寄りに対応する位置には第1開口24が、上記延設部16bに対応する位置には第2開口25が、それぞれ設けられている。
また、上記第1開口24には、図3及び図4に示すように、該第1開口24から上方へ延びる断面円形の筒状部材26が該ダンパー本体16と一体に形成されている。この筒状部材26は、その上端面26aが上記側壁22の上面22c、即ち、上記ダンパー本体16の開口面16cと略同等の高さに位置するようにその高さが設定されている。尚、上記筒状部材26の高さは、少なくともその上端面26aが上記側壁22の上面22cを越えなければ良く、従って、上記筒状部材26の高さを、その上端面26aが上記側壁22の上面22cよりも僅かに低くなるように(具体的には、次述するように、上記ベルマウス板8との間の隙間寸法が1.5mmを越えない範囲で)設定することもできる。
このように、上記筒状部材26の高さは上記ダンパー本体16の側壁22の高さと略同等に設定されているが、これらの高さ寸法は、上記ダンパー包設体15の貫通空間17の高さ寸法に対応して設定されている。即ち、図2に示すように上記ダンパー本体16は上記ダンパー包設体15の貫通空間17内に摺動可能に嵌装配置されるが、この貫通空間17への嵌装配置状態においては図4に示すように、上記筒状部材26の上端面16aと上記ダンパー本体16の側壁22の上面22cが、ともに上記ダンパーユニット4側の上記ベルマウス板8に対して微小な隙間Sを介して対向するように設定されている。尚、この実施形態においては、上記隙間Sを0.2mm〜1.5mmの範囲に設定している。
さらに、上記ダンパー本体16においては、上記基部16aを四角に囲繞する側壁22の四つの辺のうち、上記第1開口24に近接する辺を除く他の三辺では、微小間隔を隔てて対向する外側壁22aと内側壁22bの二重壁構造とし、これを上記隙間Sに対するラビリンスシール構造として機能させるようにしている。
尚、以下においては、上記ダンパー本体16の上記側壁22で囲繞された空間のうち、上記筒状部材26部分を除く部分(筒状部材26の外側部分)をダンパー内空間27という。また、上記ダンパー包設体15の上記第1給排気口11に設けた上記ソケット12には、上記通気管54(図1参照)の一端が接続される。
一方、上記ダンパー本体16は、上述のように上記ダンパー包設体15の上記貫通空間17内に摺動自在に嵌装配置されるが、その場合の摺動方向は上記貫通空間17の軸方向(矢印a−b方向)とされ、且つその摺動に伴って上記ダンパー本体16の上記第1開口24と第2開口25とが択一的に上記ダンパー包設体15側の上記第1給排気口11と連通し得るようにその平面方向における相対位置が設定されている。また、上記ダンパー本体16と上記ファン吸込口9との間においては、図3に示すように上記ダンパー本体16がその第1開口24が上記第1給排気口11と連通する摺動位置に設定されているときには、上記ファン吸込口9が上記ダンパー本体16の外側に位置してこれとの連通が遮断される一方、図6に示すように上記ダンパー本体16がその第2開口25が上記第1給排気口11と連通する摺動位置に設定されているときには、上記ファン吸込口9が上記ダンパー本体16の上記ダンパー内空間27内に位置してこれと連通するように設定されている。
「作動説明」
続いて、上記換気ユニットZの作動等を、給気運転時と排気運転時のそれぞれについて説明する。
A:給気運転時の作動等
給気運転時には、図2〜図4に示すように、上記ダンパー本体16を矢印b方向へ移動させて、上記ダンパー包設体15側の上記第1給排気口11と上記換気ファンユニット3側の上記ファン吹出口10とを、上記ダンパー本体16の筒状部材26(即ち、上記第1開口24)を介して連通させる。この状態においては、上記ダンパー本体16の上記第2開口25は、上記ダンパー包設体15の底壁21によって閉塞されている。
この状態で、上記ファン羽根車7が回転駆動され上記換気ファンユニット3が運転状態とされると、該ファン羽根車7の吸引力によって上記第2給排気口13から室外空気が上記内部空間2内に吸入される。さらに、この室外空気は、上記ダンパー包設体15の貫通空間17を通って上記ファン吸込口9から上記換気ファンユニット3内に吸入され、静圧が高められた状態で、上記ファン吹出口10から上記筒状部材26側に吹き出され、さらに該筒状部材26から上記第1給排気口11及び上記通気管54を通って室内に吹き出され、これによって室内への給気作用が実現される。
ところで、給気運転時には、上述のように上記換気ファンユニット3側から高圧の空気が上記第1給排気口11側へ吹き出されることから、相互に近接対向する上記ダンパー本体16の開口面16cと上記ベルマウス板8との間の隙間からの空気洩れが懸念され、この空気洩れ量が多いと、通気音が増大し静粛性が損なわれるとともに、上記ファン電動機6への入力電力が増大し運転経費の上昇を招来することは既述の通りである。
これに対して、この実施形態の換気ユニットZでは、上記隙間部分に二重のシール構造を設けることでこれを解決するようにしている。即ち、この実施形態においては、第1に、上記筒状部材26の上端面26aを上記ベルマウス板8に近接対向させてここに絞り機能をもたせてこれを一次シール構造とすることで、上端面26aとこれに対向する上記ベルマウス板8との間の隙間を通って該筒状部材26側から上記ダンパー内空間27側へ空気が洩れるのが抑制され、
第2に、上記ダンパー本体16の側壁22の上面22cを上記ベルマウス板8に近接対向させてここに絞り機能をもたせてこれを二次シール構造とすることで、該上面22cと上記ベルマウス板8との間の隙間を通って該ダンパー本体16の上記ダンパー内空間27側から外部へ空気が洩れるのが抑制され、
これら両者の相乗的効果として、上記ダンパー本体16側から外部への空気洩れ量が可及的に低減され、空気洩れに起因するファン電動機入力の増大が抑制され換気ユニットZの運転経費の低下が図られるとともに、通気音の抑制による換気ユニットZの静粛運転が実現され、延いては換気ユニットZの商品価値の向上が期待できることになる。
また、この場合、この実施形態では、上記ダンパー本体16の上記側壁22のうち、上記ファン吸込口9に近い三つの辺を二重壁としてこれにラビリンスシール機能をもたせるようにしているので、上記隙間からの空気洩れがさらに抑制され、空気洩れに起因するファン電動機入力の増大及び通気音の発生がより効果的に防止され、換気ユニットの静粛運転と商品価値の更なる向上が期待できるものである。
さらに、この実施形態においては、上記筒状部材26の上端面26aと上記ベルマウス板8との隙間寸法、及び上記ダンパー本体16の側壁22の上面22cと上記ベルマウス板8との間の隙間寸法を共に、0.2〜1.5mmの範囲に設定している。ここで、隙間寸法の下限値を0.2mmに設定したのは、隙間へのゴミ等の噛み込みを防止するためであり、上限値を1.5mmに設定したのは空気洩れに対するシール性を考慮したものである。即ち、図7には、隙間寸法と室内機運転音(即ち、空気洩れに起因する通気音が通気管54を伝播して室内機から放出される音)との関係を示したものである。この図7からは、隙間寸法が1.5mmを越えると急激に運転音が増大することから、隙間寸法を1.5mm以下に設定するのが実用的であると言え、かかる観点から、この実施形態では隙間寸法の上限値を1.5mmに設定したものである。従って、上記隙間寸法を0.2〜1.5mmの範囲に設定することで、隙間へのゴミ等の噛み込みを防止しつつ、空気洩れに起因する通気音の発生を効果的に抑制することができるものである。
また、この実施形態では、上記筒状部材26を円筒状の断面形状としているので、上記第1開口24を上記筒状部材26の内部に位置させる場合、例えば該筒状部材26の断面形状を矩形とする場合に比して、その外周長さを短くでき、それだけ空気洩れの原因となりシールが必要とされる隙間部分の面積が減少し、その結果、空気洩れ抑制効果がより一層向上することになる。
尚、図8は、上記筒状部材26の内径Dと上記ファン吹出口10の内径D0(図4参照)の比「D/D0」と室内機運転音との関係を示したものである。この図8からは、運転音の低減という観点では、上記筒状部材26の内径Dを上記ファン吹出口10の内径D0と同等(D=D0)かそれより僅かに小さく設定するのが最適と言える。
B:排気運転時の作動等
排気運転時には、図5及び図6に示すように、上記ダンパー本体16を矢印a方向へ移動させて、上記ダンパー包設体15側の上記第1給排気口11と上記換気ファンユニット3側の上記ファン吸込口9とを上記ダンパー本体16の上記ダンパー内空間27を介して(即ち、上記筒状部材26の外側部分を介して)連通させる。この状態においては、上記筒状部材26は上記ダンパー包設体15の底壁21によって閉塞されている。
この状態で、上記ファン羽根車7が回転駆動され上記換気ファンユニット3が運転状態とされると、室内空気は上記通気管54を通り、さらに上記ダンパー本体16の上記ダンパー内空間27を通って上記換気ファンユニット3にそのファン吸込口9側から吸入される。さらに、上記換気ファンユニット3に吸入された室内空気は、上記ファン吹出口10から上記ダンパー包設体15の貫通空間17側に吹き出され、該貫通空間17の第2開口部15dから上記ケーシング1の内部空間2内を通って上記第2給排気口13から外部へ吹き出され、これによって室内からの排気作用が実現される。
ところで、この排気運転時においては、上記ダンパー本体16の上記ダンパー内空間27内を流れる空気は負圧状態であり、従って上述の給気運転時のような隙間Sから外部への空気洩れという事態は生じないが、逆に上記ダンパー本体16の側壁22の上面22cと上記ベルマウス板8との間の隙間を通って外部側から上記ダンパー内空間27側への空気洩れが生じる恐れがあるが、かかる場合においては、上記ダンパー本体16の側壁22をラビリンスシール構造としたことでこれを有効に防止することができ、延いては上記換気ユニットZの排気能力が良好に維持されることになる。
「その他」
(1) 上記実施形態においては、上記筒状部材26をその全長にわたって直筒状に形成しているが、本願発明の他の実施形態においては、例えば図9に示すように、上記筒状部材26の上端面26a寄りの内周を、下方に向かうに従って縮径変化するテーパー面26bとすることもできる。このように構成した場合には、該上端面26aの上記テーパー面26b部分を除く他の部分において高いシール性が確保されると同時に、該テーパー面26a部分においてはそのガイド作用によって上記ファン吹出口10側から上記筒状部材26側への空気流の流入がスムーズとなる。この結果、特に給気運転時においては、空気洩れの効果的な抑制と、上記筒状部材26側に流入する空気流の圧力損失の抑制による換気ユニットの高効率運転とを両立させることができる。
(2) 上記実施形態の換気ユニットZにおいては、上記ケーシング1内に上記換気ファンユニット3とダンパーユニット4のみを配置しているが、本願発明の他の実施形態においては、図2及び図3に示すように、上記ケーシング1の上記内部空間2内のうち、給気運転時において上記換気ファンユニット3の吸込上流側にあたる位置、具体的には上記第2給排気口13から上記換気ファンユニット3のファン吸込口9に至る通路の途中に、加湿ユニットQを配置することもできる。かかる構成とした場合には、給気運転時には室内への室外空気の導入と同時に加湿が行われることから、室内環境の快適性がより一層向上することになる。
(3) 上記実施形態の換気ユニットZにおいては、上記ダンパー包設体15内において上記ダンパー本体16をその軸方向へ移動させる構成としているが、本願発明はかかる構成に限定されるものではなく、他の実施形態においては例えば、上記ダンパー包設体15内において上記ダンパー本体16を回転方向に移動させるように構成することもできる。
本願発明に係る換気ユニットを空気調和機に組み込んだ状態を示す全体システム図である。 本願発明に係る換気ユニットの給気運転時における作動状態を示す断面図である。 図2のIII−III矢視図である。 図2に示した換気ユニットの要部拡大断面図である。 本願発明に係る換気ユニットの排気運転時における作動状態を示す断面図である。 図5のVI−VI矢視図である。 図4に示した円筒部材の上面とベルマウス板との間隔寸法Sと室内機運転音との関係を示す線図である。 図4に示した円筒部材の内径とベルマウス板に設けた開口との寸法比と室内機運転音との関係を示す線図である。 筒状部材の他の構造例を示す断面図である。
符号の説明
1 ・・ケーシング
2 ・・内部空間
3 ・・換気ファンユニット
4 ・・ダンパーユニット
5 ・・ファンハウジング
6 ・・ファン電動機
7 ・・ファン羽根車
8 ・・ベルマウス板
9 ・・ファン吸込口
10 ・・ファン吹出口
11 ・・第1給排気口
12 ・・ソケット
13 ・・第2給排気口
15 ・・ダンパー包設体
16 ・・ダンパー本体
17 ・・貫通空間
21 ・・底壁
22 ・・側壁
23 ・・湾曲壁
24 ・・第1開口
25 ・・第2開口
26 ・・筒状部材
27 ・・ダンパー内空間
51 ・・熱交換器
52 ・・ファン
53 ・・給排気ノズル
54 ・・通気管
Q ・・加湿ユニット
X ・・室外機
Y ・・室内機
Z ・・換気ユニット

Claims (9)

  1. ファン吸込口(9)とファン吹出口(10)とを備えたベルマウス板(8)の一面側に該ファン吸込口(9)に対向させてファン羽根車(7)を配置してなる換気ファンユニット(3)と、第1開口(24)と第2開口(25)とを備え且つ上記ベルマウス板(8)の他面側に近接状態で配置されて該他面側において上記ファン吸込口(9)とファン吹出口(10)とを仕切るとともに該ベルマウス板(8)の面方向に相対移動することで上記第1開口(24)を介して給排気口(11)を上記ファン吹出口(10)に連通させる給気運転と上記第2開口(25)を介して上記給排気口(11)を上記ファン吸込口(9)に連通させる排気運転とを選択可能とするダンパーユニット(4)とを備えた換気ユニットであって、
    上記ダンパーユニット(4)が、上記第1開口(24)と第2開口(25)とが設けられた底壁(21)と該底壁(21)の周囲を囲繞する側壁(22)とを備えた略筺状形態をもち且つその開口面(16c)を上記ベルマウス板(8)に近接対向させた状態で配置されるとともに上記第1開口(24)部分には該部分から上記開口面(16c)側に延び且つその上端面(26a)が該開口面(16c)を越えないように高さ設定された筒状部材(26)を設けたダンパー本体(16)を備えて構成されていることを特徴とする換気ユニット。
  2. 請求項1において、
    上記ダンパー本体(16)の上記側壁(22)がラビリンスシール構造とされていることを特徴とする換気ユニット。
  3. 請求項1又は2において、
    上記筒状部材(26)の上端面(26a)と上記ベルマウス板(8)との隙間寸法が0.2〜1.5mmの範囲に設定されていることを特徴とする換気ユニット。
  4. 請求項1,2又は3において、
    上記筒状部材(26)は少なくとも上記第1開口(24)をその内部に含む構成であることを特徴とする換気ユニット。
  5. 請求項4において、
    上記筒状部材(26)が円形の断面形状を備えていることを特徴とする換気ユニット。
  6. 請求項1,2,3,4又は5において、
    上記筒状部材(26)の上端面(26a)寄りの内周面が、該上端面(26a)に向かうに従って拡径変位するテーパー面とされていることを特徴とする換気ユニット。
  7. 請求項1,2,3,4,5又は6において、
    給気運転時における上記ファン吸込口(9)の吸込上流側部位に加湿手段(Q)が配置されていることを特徴とする換気ユニット。
  8. ファン羽根車(7)が収容されたファンハウジング(5)の一側面(8)にファン吸込口(9)とファン吹出口(10)を設けた換気ファンユニット(3)と、上面を開口面(16c)とし該開口面(16c)を上記一側面(8)に近接対向させた状態でその面方向に移動可能とされると共にその下面(21)には給排気口(11)に択一的に連通可能な第1開口(24)と第2開口(25)を設けたダンパーユニット(4)を備えた換気ユニットであって、
    上記第1開口(24)に、該第1開口(24)から上記開口面(16c)側に延び且つその上端面(26a)が上記開口面(16c)を越えないように高さ設定がされた筒状部材(26)を設け、上記第1開口(24)が上記給排気口(11)に連通するとき上記筒状部材(26)が上記ファン吹出口(10)に連通するように構成したことを特徴とする換気ユニット。
  9. 請求項8において、
    上記筒状部材(26)の上端面(26a)が上記開口面(16c)と略同等の高さに設定されていることを特徴とする換気ユニット。
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