JP4604596B2 - 差動装置 - Google Patents

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Description

本発明は、4輪自動車の前輪又は後輪の左右輪の間に配設する差動装置に関する。
従来、4輪自動車の最小旋回半径を低減するための機構として4輪操舵機構が知られている。そして、この4輪操舵機構を搭載した4輪操舵車両(4WS車両)では、例えば、急旋回走行時において前輪を転舵すると同時に後輪を逆位相に転舵させることで、最小旋回半径を低減している(例えば、特許文献1)。
しかしながら、上記従来の4輪操舵機構では、次のような問題がある。すなわち、前輪を転舵させる転舵機構と共に、後輪を転舵させる別の転舵機構が必要なるため、構成が複雑となり、コストアップを回避できないおそれがある。
特開2001−180512号公報
本発明は、上記従来の問題点を鑑みてなされたものであり、4輪自動車の最小旋回半径を低減するための差動装置を提供しようとするものである。
本発明は、4輪自動車の前輪又は後輪の左右輪の間に配設された差動装置であって、
該差動装置は、上記左右輪にそれぞれ独立して連結された2つの出力要素と、該2つの出力要素間に差動を発生させる差動モータと、ステアリング操作量である操舵角を計測するステアリング舵角センサと、上記4輪自動車の車速を計測する車速センサと、上記操舵角及び上記車速に対して上記差動モータで発生させる回転トルクをマップ化したトルクマップを有すると共に該トルクマップに基づいて上記差動モータを制御するモータ制御ユニットとを有してなり、
該モータ制御ユニットは、上記トルクマップとして、上記操舵角に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクよりも大きい差動トルクを得るための上記回転トルクを配列した急旋回マップを有し、
上記モータ制御ユニットは、上記操舵角が所定のしきい値角度以上であり、かつ、上記車速が所定のしきい値速度未満であるとき、上記急旋回マップを参照して得た回転トルクを制御目標値として上記差動モータを制御するように構成してあり、
上記所定のしきい値速度は、0km/hを超えて20km/h以下の範囲の車速が設定されており、
上記所定のしきい値角度は、ロックtoロックの回転角度の70%に設定されており、
上記急旋回マップに配列した上記回転トルクと、上記操舵角に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクを得るための回転トルクとのトルク差分は、上記操舵角が大きくなるに伴って単調に増加することを特徴とする差動装置にある(請求項1)。
本発明の差動装置における上記モータ制御ユニットは、上記操舵角が予め定めた所定のしきい値角度以上になったとき、上記急旋回マップを用いて上記差動モータを制御する。ここで、この急旋回マップは、上記操舵角に対して走行安定性を高くする上記左右輪の差動トルクよりも大きい差動トルクを得るための上記回転トルクを配列したトルクマップである。
ここで、上記操舵角に対して走行安定性を高くする上記左右輪の差動トルクとは、上記操舵角を維持して上記4輪自動車が旋回走行する際に、その旋回走行安定性を向上し得るのに役立つ大きさのものである。すなわち、上記差動トルクとは、旋回走行する4輪自動車の左右輪の差動を適切に実現し得るものである。そして、上記急旋回マップに配列された回転トルクは、上記適切な差動トルクを超える差動トルクを発生させるための上記差動モータの駆動トルクである。
そのため、上記急旋回マップを利用して上記差動モータを制御すれば、上記操舵角に対して走行安定性を高くする上記差動トルクよりも大きな差動トルクを左右輪間に発生して、旋回半径を小さくさせることができる。これは、例えば、キャタピラを備えたブルドーザ等において、左右のキャタピラを逆向きに回転させると旋回半径を極めて小さく(その場で回転するような旋回運動を実現可能。)できる状況と良く似ている。
以上のように、本発明の差動装置によれば、例えば、4輪操舵機構のような複雑な機構を必要とせずに、上記4輪自動車の旋回半径を小さくすることができるコスト効率に優れるものである。
なお、上記トルクマップとしては、上記操舵角に応じて回転トルクのデータを配列したデータマップのほか、上記操舵角に基づいて上記回転トルクを計算する計算式や論理演算式等であっても良い。すなわち、上記トルクマップとは、上記操舵角に基づいて回転トルクを決定し得るように構成されたすべてのものを意味している。
さらになお、上記差動装置の上記モータ制御ユニットは、上記4輪自動車の前進時及び後退時に、上記急旋回マップを用いて上記モータ制御ユニットの制御を実施する。したがって、上記差動装置によれば、狭い路地での右左折や、バックでの車庫入れなどの運転状況において上記4輪自動車の小回り性を向上でき、その操作性を良好にできる。
本発明の差動装置においては、上記モータ制御ユニットは、上記トルクマップとして、上記操舵角及び上記車速に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクを得るための回転トルクを配列した緩旋回マップを有し、かつ、
上記操舵角が上記所定のしきい値角度未満であり、かつ、上記車速が所定の上記しきい値速度以上であるとき、上記緩旋回マップを参照して得た回転トルクを制御目標値として上記差動モータを制御するように構成してあることが好ましい(請求項2)。
この場合には、上記操舵角が上記所定のしきい値角度未満であるときに上記緩旋回マップを利用して上記差動モータを制御することで、旋回走行中における上記4輪自動車の走行安定性を向上させることができる。すなわち、上記の差動装置を用いれば、急旋回時における旋回半径の低減と、緩旋回走行における走行安定性の向上とを両立して実現できる。
また、上記所定のしきい値の上記操舵角に基づいて上記緩旋回マップを参照して得た回転トルクと、上記所定のしきい値の上記操舵角に基づいて上記急旋回マップを参照して得た回転トルクとは、略一致していることが好ましい
この場合には、上記急旋回マップを利用する制御領域と、上記緩旋回マップを利用する制御領域との切り替えを滑らかにして、制御移行時にドライバーが感じるおそれがある違和感を抑制することができる。
また、上記急旋回マップに配列した上記回転トルクと、上記操舵角に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクを得るための回転トルクとのトルク差分は、上記操舵角が大きくなるに伴って単調に増加する
上記のように操舵角が大きくなるに伴って上記トルク差分を大きく設定する場合には、ステアリングをさらに切り込むドライバーの意図を反映して、操舵角が大きくなるに伴って旋回半径を低減させる効果を高めていくことができる。そして、操舵角が最大となったときに、旋回半径を小さくする効果を最大にすることができる。
なお、上記単調に増加するとは、広義の単調増加により上記トルク差分が大きくなることを意味している。すなわち、操舵角θ1(>θ2)に対するトルク差分ΔT1と、操舵角θ2に対するトルク差分ΔT2とが、常にΔT1≧ΔT2の関係を満たすことを意味している。
また、上記差動装置は、上記4輪自動車の車速を計測する車速センサを有し、上記モータ制御ユニットは、上記車速が所定のしきい値速度以下であるときに上記急旋回マップを利用して上記差動モータを制御するように構成してある。
上記車速センサで計測した車速に対してしきい値を設け、車速がしきい値以下であるときに上記急旋回マップを利用して差動モータを制御する場合には、車庫入れや路地での切り返し等、旋回半径を小さくする必要性が高い低速の走行領域において、本発明の作用効果を効果的に発揮させることができる。なお、上記車速を判断する上記所定のしきい値としては、0km/hを超えて20km/h以下の範囲の車速を設定する
(実施例1)
本例は、4輪自動車100の副駆動輪50L、R間に配設した差動装置1に関する例である。この内容について図1〜図14を用いて説明する。
本例の差動装置1は、図1に示すごとく、4輪自動車100の前輪又は後輪の左右輪(以下、副駆動輪50L、Rと記載する。)の間に配設されたものである。
この差動装置1は、図2に示すとごとく、副駆動輪50L、Rにそれぞれ独立して連結された2つの出力要素と、該2つの出力要素間に差動を発生させる差動モータ40と、ステアリング操作量である操舵角を計測するステアリング舵角センサ62と、上記操舵角に対して差動モータ40で発生させる回転トルクをマップ化したトルクマップを有すると共に該トルクマップに基づいて差動モータ40を制御するモータ制御ユニット6とを有してなる。
このモータ制御ユニット6は、上記トルクマップとして、操舵角に対して走行安定性を高くする副駆動輪50L、Rの差動トルクよりも大きい差動トルクを得るための上記回転トルクを配列した急旋回マップを有している。そして、このモータ制御ユニット6は、上記操舵角が所定のしきい値を超えるとき、上記急旋回マップを利用して差動モータ40を制御するように構成してある。
以下に、この内容について詳しく説明する。
上記差動装置1は、図1及び図2に示すごとく、2つの出力要素(本例では、等配分デファレンシャル30の出力軸32L、32R。)間に差動を発生させるものである。
この差動装置1は、サンギア23、該サンギア23の外周側に同軸配置されたリングギア22及び、該リングギア22とサンギア23とにギア係合するプラネタリギア24を保持するキャリア21の3つの歯車要素である選択構成要素を含む遊星歯車機構20を2個(20aと20b)組み合わせた遊星歯車機構組2と、該遊星歯車機構組2を収容するハウジング25と、一方の遊星歯車機構20bにおけるリングギア22、サンギア23及びキャリア21の各構成要素のうちのいずれかを回転させる差動モータ40(本例では、副原動機を兼用している。以下、副原動機40と記載する。)と、他方の遊星歯車機構20aにおける上記各構成要素のうちのいずれかの回転を停止させるように構成したブレーキ機構251とを有してなる。なお、図2では、車両エンジン8及び主駆動輪80L、80R(図1)は、省略して示してある。
遊星歯車機構組2では、サンギア23の歯数とリングギア22の歯数との比であるギア比が一致している。
そして、上記各選択構成要素のうちの第1要素であるキャリア21は、各遊星歯車機構20a、20bのキャリア21a、21bが相互に連結されている。
また、各選択構成要素のうちの第2要素であるリングギア22は、一方の遊星歯車機構20aのリングギア22aがブレーキ機構251により回転を停止可能なように構成されていると共に他方の遊星歯車機構20bのリングギア22bが副原動機40のモータ軸に連結されている。
さらに、各選択構成要素のうちの第3要素であるサンギア23は、各遊星歯車機構20a、20bのサンギア23a、23bが、それぞれ、出力軸32L又は32Rと直接的又は間接的に連結されている。
さらに、本例の差動装置1は、図1及び図2に示すごとく、1軸の入力軸31と、出力要素としての2軸の出力軸32L、32Rを含むベベルギア式の等配分デファレンシャル30を有してなる。そして、一方のサンギア23bが、等配分デファレンシャル30の入力軸31に連結され、他方のサンギア23aが、出力軸32Lに連結されている。前後輪駆動装置10では、等配分デファレンシャル30の各出力軸32L、32Rが、差動装置1の出力要素となっている。
この差動装置1を利用した前後輪駆動装置10は、図1及び図2に示すごとく、4輪自動車100の前輪或は後輪の主駆動輪80L、80Rを駆動する主原動機8(以下、適宜車両エンジン8と記載。)と、副駆動輪50L、50Rを駆動する副原動機40とを備えたものである。
副駆動輪50L、50Rの各ドライブシャフト51L、51Rは、差動装置1における等配分デファレンシャル30の各出力軸32L、32Rに、それぞれ連結してある。また、副原動機40のモータ軸は、クラッチ機構41を介して等配分デファレンシャル30の入力軸31と連結してある。また、主駆動輪80L、80Rは、動力伝達ユニット82を介して車両エンジン8と連結してある。
本例の遊星歯車機構組2は、図1及び図2に示すごとく、同一仕様の遊星歯車機構20a、20b(以下、適宜a、bを省略して記載する。)を組み合わせて共通のハウジング25に一体的に収容したものである。そして、各遊星歯車機構20は、内周に配置されたサンギア23と、キャリア21に回転可能なように保持されていると共にサンギア23の周りを公転する複数のプラネタリギア24と、さらに、その外周側に配置されたリングギア22とによる係合構造を有するものである。
本例の遊星歯車機構組2では、同図に示すごとく、キャリア21を上記第1要素として構成してある。すなわち、各遊星歯車機構20の各プラネタリギア24が、共通のキャリア21に保持される構造を有する。
また、本例では、リングギア22を上記第2要素として構成してある。すなわち、一方の遊星歯車機構20aのリングギア22aが、ブレーキ機構251によって停止可能なように構成されており、かつ、他方の遊星歯車機構20bのリングギア22bが、差動モータのモータ軸に連結されている。なお、本例では、差動モータと副原動機40とを共用してあるため、副原動機40のモータ軸をリングギア22bに連結してある。
さらに、本例では、図1及び図2に示すごとく、サンギア23を上記第3要素として構成してある。そして、一方の遊星歯車機構20bのサンギア23bが、等配分デファレンシャル30の入力軸31に連結されており、他方の遊星歯車機構20aのサンギア23aが、等配分デファレンシャル30の一方の出力軸32L及び一方の駆動輪50Lのドライブシャフト51Lに連結されている。
ここで、本例の遊星歯車機構組2の動作について、図1及び図2を用いて簡単に説明する。なお、各サンギア23の歯数を同数のZs、各リングギア22の歯数を同数のZrとする。ブレーキ機構251によって一方のリングギア22aを停止し、他方のリングギア22bに入力する回転数ωiをゼロに設定したとき、一方のサンギア23bを回転数ω1で回転させると、第1要素であるキャリア21の回転数がωc=Zs/(Zs+Zr)×ω1となる。このとき、他方のサンギア23aは、上記一方のサンギア23bと同じω1で回転する。
また、ブレーキ機構251によって上記一方のリングギア22aを停止した状態で、回転数ω1のサンギア23aに対して、他方のサンギア23bをω2=ω1+Δωで回転させるためには、第1要素であるキャリア21をωc=Zs/(Zs+Zr)×ω1で回転させる必要がある。そして、このキャリア21の回転数を得るためには、他方のリングギア22bにωi=(−Zr)/Zs×Δωの回転を入力する必要がある。
本例の等配分デファレンシャル30は、図1及び図2に示すごとく、ベベルギアを用いて構成されたものである。この等配分デファレンシャル30の入力軸31は、クラッチ機構33を介して、副原動機40のモータ軸に連結された減速機42に連結されている。すなわち、クラッチ機構33を断続することで、副原動機40から等配分デファレンシャル30への回転トルクの伝達を断続できるように構成してある。そして、等配分デファレンシャル30の右側の出力軸32Rは、右側の副駆動輪50Rに連結されたドライブシャフト51Rに連結されている。また、左側の出力軸32Lは、上記のごとく、一方の遊星歯車機構20aのサンギア23aと共に左側の副駆動輪50Lに連結されたドライブシャフト51Lに連結されている。
なお、等配分デファレンシャル30としては、本例のベベルギアを用いて構成したものに代えて、図3及び図4に示すごとく、ダブルピニオンギアを用いて構成したものを適用することもできる。特に、ダブルピニオンを用いた等配分デファレンシャル30の場合には、図4に示すごとく、2軸の出力軸32L、32Rに、各遊星歯車機構20a、20bの第3要素であるサンギア23a、23bをそれぞれ連結することもできる。
また、上記クラッチ機構33としては、多板式クラッチや、単板式クラッチや、油圧式クラッチや、電磁式クラッチ等、さまざまな構造のクラッチを適用することができる。
次に、本例の前後輪駆動装置10は、図2に示すごとく、モータ制御ユニット6により制御されるように構成してある。このモータ制御ユニット6は、車速センサ61、ステアリング舵角センサ62の出力信号を取り込むように構成してある。なお、各センサの信号は、モータ制御ユニット6に直接的に入力しても良く、車両エンジン8(図1)を制御するためのエンジンECU等を介して間接的に入力することも良い。また、モータ制御ユニット6は、副原動機モータ40、クラッチ機構33及びブレーキ機構251に向けて制御信号を出力するように構成してある。
車速センサ61は、4輪自動車100の走行速度を検出し、走行速度に応じた出力信号を生成するように構成してある。ステアリング舵角センサ62は、運転者による操舵ハンドルの操作量としてのステアリング舵角を検出し、このステアリング舵角に応じた出力信号を生成するように構成してある。
モータ制御ユニット6は、その記憶手段であるROM(図示略)に副原動機40を回転駆動する際の制御目標トルクである回転トルクを配列したトルクマップを格納してある。このトルクマップとしては、4輪自動車100が急旋回走行する際の第1のトルクマップとしての急旋回マップと、緩旋回走行する際に適用する第2のトルクマップとしての緩旋回マップとを有している。
ここで、急旋回マップは、急旋回制御(図5参照。)において利用される副原動機40の制御マップであり、緩旋回マップは、緩旋回制御(図5参照。)において利用される副原動機40の制御マップである。
緩旋回マップは、車速が20km/h以上であるか、あるいは、操舵角がロックtoロックの回転角度の70%未満であるときに適用するものである。本例の緩旋回トルクマップには、車速及び操舵角に対して走行安定性を高めるのに適切な副駆動輪50L、Rの差動トルクを発生させるために必要な副原動機40の回転トルクを配列してある。すなわち、本例の緩旋回マップは、車速及び操舵角に基づいて副原動機40の回転トルクを配列した3次元マップである。
急旋回マップは、車速が20km/h未満であって、かつ、操舵角がロックtoロックの回転角度の70%以上であるときに適用するものである。本例の急旋回マップには、車速20km/h未満の範囲で、操舵角に対して走行安定性を高くする副駆動輪50L、Rの差動トルクよりも大きい差動トルクを得るための上記回転トルクを配列してある。すなわち、本例の急旋回マップは、操舵角に基づいて副原動機40の回転トルクを配列した2次元マップである。この急旋回マップでは、操舵角が大きくなるにつれて上記走行安定性を高める差動トルクを得るための回転トルクとのトルク差分が次第に大きくなるように各回転トルクの値を設定してある。
なお、操舵角に基づいて回転トルクを配列した本例の急旋回マップに代えて、車速及び操舵角に基づいて回転トルクを配列した3次元マップとして急旋回マップを構成することもできる。
ここで、車速が19km/hであるときの、操舵角に対して副原動機40の回転トルクの制御目標を示したものを図6に示す。同図の回転トルクは、操舵角がロックtoロックの回転角度の70%以上であるときの急旋回マップによる回転トルク(制御領域A)と、操舵角が上記の回転角度の70%未満であるときの緩旋回マップによる回転トルク(制御領域B)とを組み合わせたものである。特に、本例では、制御領域Aと制御領域Bとの移行時において、副原動機40の回転トルクが連続的に変化するように構成してある。これにより、差動装置1で発生する差動トルクを連続的に変化させることができ、ドライバーの操作感を損なうおそれを抑制できる。
次に、本例の前後輪駆動装置10の制御方法について説明する。この前後輪駆動装置10は、4輪自動車100が急旋回するときに上記急旋回マップを利用して副原動機40を制御し、それ以外のときに上記緩旋回マップを利用して副原動機40を制御する。
モータ制御ユニット6(図2)は、車速センサ61から取り込んだ車速値、ステアリング舵角センサ62から取り込んだ操舵角値に応じて、4輪自動車100が急旋回中であるか否かを判定する。本例では、図5に示すごとく、ステップS110において、車速値が20km/h以下であって、かつ、ステアリング舵角がロックtoロックの回転角度の70%以上であるか否かを判断した。そして、この条件が満たされたときに急旋回状態であると判断し、ステップS120において急旋回制御を実施した。そして、これ以外の走行状態を、緩走行状態と判定し、ステップS130において緩旋回制御を実施した。
まず、4輪自動車100が急旋回状態にあると判断したときの急旋回制御(図5参照。)では、図7に示すごとく、クラッチ機構33を開放すると共に、ブレーキ機構251を係合させる。この状態で、副原動機40によりリングギア22bを回転させれば、第3要素であるサンギア23a、23b間に積極的に回転差を生じさせることができる。本例では、一方のサンギア23aには、上記のごとく、左副駆動輪50Lのドライブシャフト51Lが直接的に連結されている。そして、他方のサンギア23bは、等配分デファレンシャル30の入力軸31と直接的に連結され、等配分デファレンシャル30を介在して右副駆動輪50Rのドライブシャフト51Rに連結されている。それ故、上記のごとく前後輪駆動装置1を制御すれば、図8(A)及び図9(B)の矢印線c、dに示すごとく、副駆動輪50L、50Rを逆方向に回転させるよう、回転トルクを伝達することができる。
ここで、上記急旋回制御において副原動機40を制御する際の制御目標である回転トルクは、操舵角に基づいて急旋回マップを参照して得たものである。上記のごとく、この急旋回マップには、操舵角に対して走行安定性を高くする副駆動輪50L、Rの差動トルクよりも大きい差動トルクを得るための回転トルクが配列されている。それ故、上記急旋回マップを用いて副原動機40を制御すれば、副駆動輪50L、50R間に大きな差動トルクを発生させ、4輪自動車100の旋回半径を小さくさせることができる。
なお、本例の急旋回マップでは、操舵角に基づいて回転トルクが配列されている。これに代えて、車速及び操舵角に基づいて回転トルクを配列した急旋回マップを構成することもできる。
一方、4輪自動車100が緩旋回状態にあると判断したときの緩旋回制御(図5参照。)では、急旋回走行の場合と同様、クラッチ機構33を開放しブレーキ機構251を係合させた状態(図7で図示する状態。)で、副原動機40を回転駆動する。この緩旋回制御では、操舵角に基づいて上記緩旋回マップを参照し、上記副原動機40の制御目標である回転トルクを得る。上記のごとく、この緩旋回マップには、車速及び操舵角に対して走行安定性を高くする副駆動輪50L、Rの差動トルクを得るための上記回転トルクが配列されている。それ故、この緩旋回マップを用いて副原動機40を制御すれば、副駆動輪50L、R間に適切な大きさの差動トルクを発生させて、旋回走行時における走行安定性を向上させることができる。
さらに、上記前後輪駆動装置10は、4輪自動車100の発進時には、ブレーキ機構251を開放してリングギア22aの回転を自由にすると共に、クラッチ機構33を係合させて副原動機40から等配分デファレンシャル30に向けて駆動トルクを伝達させる。これにより、副原動機40の回転トルクが副駆動輪50L、50Rに伝達されて4輪駆動の走行状態が実現される。
以上のように、本例の前後輪駆動装置10は、4輪自動車100の急旋回時には、上記急旋回マップを用いて副原動機40を制御し、副駆動輪50L、R間に大きな差動トルクを発生させる。これにより、4輪自動車100の旋回半径を小径化して、小回り性を向上させることができる。
前進時に上記急旋回マップを利用した制御を実施すれば、例えば、狭い路地での右左折などの運転状況において、4輪自動車100の小回り性を向上させることができる。さらに、後退時に上記急旋回マップを利用した制御を実施すれば、例えば、バックでの車庫入れなどの運転状況において上記4輪自動車の小回り性を向上させることができる。
さらに、4輪自動車100の緩旋回走行時には、上記緩旋回マップを用いて副原動機40を制御し、副駆動輪50L、50R間に適切な大きさの差動トルクを発生させる。これにより、4輪自動車100の旋回走行時の走行安定性を向上させることができる。
本例の副原動機40の制御(図6)に代えて、図10に示すごとく、操舵角に対する副原動機40の回転トルクの制御目標を設定することもできる。同図では、急旋回制御のみを実施(制御領域A)し、旋回走行安定性を向上するための緩旋回制御を廃止(制御領域C)している。この場合、制御領域Cから制御領域Aへの移行の際、操舵角に応じて副原動機40の回転トルクが徐々に立ち上がるように設定すれば、ドライバーの操作感を高く維持することができる。
なお、図11に示すごとく、本例の前後輪駆動装置10(図1)から減速機42、クラッチ機構33及び副原動機40を省略する代わりに、差動モータ45を追加して差動装置1を構成することもできる。この差動装置1によれば、差動モータ45から入力された回転数に応じて各出力軸32L、32R間に、積極的に回転差を生じさせることができる。
さらに、図11に示す前後輪駆動装置10から等配分デファレンシャルを省略して、図12に示す差動装置1を構成することもできる。この差動装置1の出力要素は、従動輪57L、57Rに連結されたシャフト571L、571Rである。そして、このシャフト571L、571Rに対しては、第3要素であるサンギア23a、23bがそれぞれ直結されている。この差動装置1によれば、差動モータ45から入力する回転に応じて従動輪57L、57R間に積極的に回転差を生じさせることができる。
またさらに、図13に示すごとく、本例の前後輪駆動装置10に対して、遊星歯車機構組2専用の差動モータ45を、副原動機40とは別に設けることもできる。この場合には、副原動機40によって各副駆動輪50L、50Rを同方向に回転駆動しながら、副駆動輪50L、50Rの間に、差動モータ45から入力する回転数に応じた回転差を付与できる。そのため、発進しながらの旋回動作を積極的に補助することができ、前後輪駆動装置10の制御性をさらに向上することができる。
さらには、図14に示すごとく、クラッチ機構及び副原動機を省略し、車両エンジン8により駆動されるプロペラシャフト310と等配分デファレンシャル30の入力軸31とをハイポイドギア等を介して連結した前後輪駆動装置10を構成することもできる。この前後輪駆動装置10によれば、差動モータ45の回転に応じて、車両エンジン8から伝達される駆動トルクを、各副駆動輪50L、50Rに適切にトルク配分できる。
(実施例2)
本例は、実施例1の前後輪駆動装置に基づいて、遊星歯車機構組2の構成を変更した例である。この内容について、図15〜図19を用いて説明する。
実施例1の遊星歯車機構組2(図1参照。)では、キャリア21を第1要素とし、リングギア22を第2要素とし、さらに、サンギア23を第3要素としている(図15に示す構成。)。この構成は、構造が比較的、単純であり、低コスト、コンパクトに実現できるという特徴がある。特に、この構成では、入力に対して出力が増速されるため、タイヤ径が小さい車両など、左右輪の回転数差が大きい場合に特に有効となる。
実施例1の構成に代えて、図16には、リングギア22を第1要素とし、キャリア21を第2要素とし、サンギア23を第3要素とした構成を示している。この構成は、構造が単純であり、低コスト、コンパクトに実現し得る点で有利である。特に、この構成では、入力に対する出力の回転比である増速比を最も大きく確保することができる。
また、図17には、サンギア23を第1要素とし、リングギア22を第2要素とし、キャリア21を第3要素とした構成を示している。この構成は、構造を単純にでき、低コストに実現し得る。そして、この構成は、入力に対して出力が減速されるため出力トルクを大きくでき、歯車の負荷を少なくできるので遊星歯車機構を小型化できるという大トルクタイプのバランス型という特徴を有している。
また、図18には、リングギア22を第1要素とし、サンギア23を第2要素とし、キャリア21を第3要素とした構成を示している。この構成では、入力に対する出力の回転比である減速比を大きくできるため、出力に大トルクが要求される場合に有効である。
図19は、サンギア23を第1要素とし、キャリア21を第2要素とし、リングギア22を第3要素とした構成を示している。この構成は、構造が若干複雑となるもののサンギア23を第3要素とする他の組み合わせよりも歯車の負荷を少なくでき、小型化できるという有利な点を有する。
なお、その他の構成及び作用効果については実施例1と同様である。さらになお、上記のほかには、構造が複雑になるが、キャリアを第1要素として、サンギアを第2要素として、リングギアを第3要素とすることもできる。
(実施例3)
本例は、実施例1における図14に示した差動装置の他の適用例である。この内容について図20を用いて説明する。
本例の差動装置1は、2輪駆動の4輪自動車の主駆動輪60L、60Rに回転差を付与するためのものである。この差動装置1では、車両エンジン8により駆動されるプロペラシャフト310と等配分デファレンシャル30の入力軸31とがハイポイドギア等を介して連結されている。この差動装置1によれば、差動モータ45から入力する回転数に応じて、主駆動輪60L、60R間に、所望の回転差を付与することができる。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1の図14に示す差動装置と同様である。
なおまた、本例の差動装置1は、上記のほか、4輪駆動の4輪自動車の主駆動輪或いは、副駆動輪の差動装置として利用できる。さらに、4輪駆動の4輪自動車の前後輪間に回転差を付与する差動装置として利用することもできる。
(実施例5)
本例は、実施例1の前後輪駆動装置を基にして、差動装置1の構成を変更した例である。この内容について、図21を用いて説明する。
本例の差動装置1では、同図に示すごとく、一方の遊星歯車機構20aのリングギア22aの回転を規制してある。そして、他方の遊星歯車機構20bのリングギア22bと、副原動機40の回転を減速する減速機42との間に、トルク伝達を断続するための差動クラッチ機構252を配設してある。なお、本例の差動装置1では、ハウジング25とリングギア22aとを間接的に係合させることで、リングギア22aの回転を規制してある。
次に、本例の前後輪駆動装置10の制御方法について説明する。この前後輪駆動装置10は、実施例1と同様に制御される。
実施例1の前後輪駆動装置との相違点は、副駆動輪50L、R間に差動トルクを伝達するに当たって、クラッチ機構33を開放すると共に、差動クラッチ機構252を係合させる点である。この状態で、副原動機40によりリングギア22bを回転させれば、第3要素であるサンギア23a、23b間に積極的に回転差を生じさせることができる。本例では、一方のサンギア23aには、上記のごとく、左副駆動輪50Lのドライブシャフト51Lが直接的に連結されている。そして、他方のサンギア23bは、等配分デファレンシャル30の入力軸31と直接的に連結され、等配分デファレンシャル30を介在して右副駆動輪50Rのドライブシャフト51Rに連結されている。それ故、上記のごとく前後輪駆動装置1を制御すれば、副駆動輪50L、50Rを逆方向に回転させるよう、回転トルクを伝達することができる。
また、4輪自動車100の発進時には、差動クラッチ機構252を開放すると共に、クラッチ機構33を係合させて副原動機40から等配分デファレンシャル30に向けて駆動トルクを伝達させる。これにより、4輪自動車100の4輪駆動状態を実現する。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
(実施例6)
本例は、実施例1のその他の前後輪駆動装置(図14参照。)を基にして、差動装置の構成を変更した例である。この内容について、図22を用いて説明する。
本例の差動装置1では、同図に示すごとく、一方の遊星歯車機構20aのリングギア22aの回転を規制してある。そして、他方の遊星歯車機構20bのリングギア22bと、差動モータ45の回転を減速する減速機42との間に、差動クラッチ機構252を配設してある。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
実施例1における、前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、前後輪駆動装置の制御系統を示すシステム図。 実施例1における、その他の前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、その他の前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、急旋回制御と緩旋回制御とを切り替えるフロー図。 実施例1における、操舵角に対する回転トルクの設定を示すグラフ。 実施例1における、旋回走行時における前後輪駆動装置の動作を説明する説明図。 実施例1における、旋回走行時における前後輪駆動装置での伝達トルクのフローを説明する説明図(A)。 実施例1における、旋回走行時における前後輪駆動装置での伝達トルクのフローを説明する説明図(B)。 実施例1における、操舵角に対する回転トルクの設定の別例を示すグラフ。 実施例1における、その他の差動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、その他の差動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、その他の前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、その他の前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。 実施例1における、遊星歯車機構組の構成を示す構成図。 実施例2における、遊星歯車機構組の第1の構成を示す構成図。 実施例2における、遊星歯車機構組の第2の構成を示す構成図。 実施例2における、遊星歯車機構組の第3の構成を示す構成図。 実施例2における、遊星歯車機構組の第4の構成を示す構成図。 実施例3における、差動装置の構成を示すブロック図。 実施例5における、前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。 実施例6における、前後輪駆動装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
1 差動装置
10 前後輪駆動装置
2 遊星歯車機構組
20a、20b 遊星歯車機構
21 キャリア
22 リングギア
23 サンギア
24 プラネタリギア
25 ハウジング
251 ブレーキ機構
30 等配分デファレンシャル
31 入力軸
32L、32R 出力軸
33 クラッチ機構
40 副原動機
42 減速機
45 差動モータ
50L、50R 副駆動輪
51L、51R ドライブシャフト
6 モータ制御ユニット

Claims (2)

  1. 4輪自動車の前輪又は後輪の左右輪の間に配設された差動装置であって、
    該差動装置は、上記左右輪にそれぞれ独立して連結された2つの出力要素と、該2つの出力要素間に差動を発生させる差動モータと、ステアリング操作量である操舵角を計測するステアリング舵角センサと、上記4輪自動車の車速を計測する車速センサと、上記操舵角及び上記車速に対して上記差動モータで発生させる回転トルクをマップ化したトルクマップを有すると共に該トルクマップに基づいて上記差動モータを制御するモータ制御ユニットとを有してなり、
    該モータ制御ユニットは、上記トルクマップとして、上記操舵角に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクよりも大きい差動トルクを得るための上記回転トルクを配列した急旋回マップを有し、
    上記モータ制御ユニットは、上記操舵角が所定のしきい値角度以上であり、かつ、上記車速が所定のしきい値速度未満であるとき、上記急旋回マップを参照して得た回転トルクを制御目標値として上記差動モータを制御するように構成してあり、
    上記所定のしきい値速度は、0km/hを超えて20km/h以下の範囲の車速が設定されており、
    上記所定のしきい値角度は、ロックtoロックの回転角度の70%に設定されており、
    上記急旋回マップに配列した上記回転トルクと、上記操舵角に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクを得るための回転トルクとのトルク差分は、上記操舵角が大きくなるに伴って単調に増加することを特徴とする差動装置。
  2. 請求項1において、上記モータ制御ユニットは、上記トルクマップとして、上記操舵角及び上記車速に対して走行安定性上選択される上記左右輪の差動トルクを得るための回転トルクを配列した緩旋回マップを有し、かつ、
    上記操舵角が上記所定のしきい値角度未満であり、かつ、上記車速が所定の上記しきい値速度以上であるとき、上記緩旋回マップを参照して得た回転トルクを制御目標値として上記差動モータを制御するように構成してあることを特徴とする差動装置。
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