JP4604262B2 - 冷却装置とその製造方法 - Google Patents

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本発明は、冷却装置とその製造方法に関するものである。
薄板状の多数のフィンが軸状もしくは管状の高温部から半径方向に突出し、かつ互いに所定の間隔をあけて平行に取り付けられたフィン付きヒートシンクであって、隣接する前記フィン同士が前記高温部に対する取り付け部分から離れた箇所で連結片を介して固定することで、フィン付きヒートシンク自体が振動したとき、フィン同士が接触することで発生する騒音を抑制するフィン付きヒートシンクが知られている(特許文献1参照)。
特開2003−249610号公報
上記従来技術のフィン付きヒートシンクのフィン同士は、連結片を介して固定されている。フィンと連結片とは、ハンダ付け、あるいはカシメにて行われているが、ハンダ付けにて固定する場合は、フィンとして、材料費が比較的安く、重量が小さいアルミ材料を使用すると、一旦、フィンの表面にハンダ付け可能なメッキを施した後、ハンダ付けする必要があり、製造工数が増加し、製造コストが増加してしまうという問題がある。
カシメにて固定する場合は、フィンに形成されている連結片が他のフィンを固定すべく複雑な形状に変形しなければならず製造工数が増加し、製造コストが増加する恐れがある。また、フィンを多数有する場合には、カシメの箇所も多くなるので、益々製造工数および製造コストが増加してしまう。
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、フィン同士を容易な手段で固定し、振動でフィン同士が接触することによる騒音の発生を抑制する冷却装置およびその製造方法を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、複数枚の板状のフィンが該フィンの板厚方向に所定間隔を隔てて積層される冷却装置であって、
フィンは、板厚方向に延びるようにフィンの端部に形成され、隣接するフィンと連結する連結片を有し、
連結片は、内側に折り曲げることにより、その端部が隣接するフィンの第1平面に当接する第1突起部と、内側に折り曲げることにより、その折り曲がり部が第1平面の反対側の面である第2平面に当接する第2突起部とを有し、
第1突起部は、フィンの端部に形成されており、
第2突起部は、第1突起部よりも横幅が狭く、第1突起部の先端部の中央に形成されており、
第1突起部には、隣接するフィンの第2突起部が挿入可能な切欠部が形成され、
フィンの側面には、隣接するフィンの切欠部が係合する第3突起部が形成され、
フィンの切欠部は、フィンの端部から第2突起部の先端に向かうほど切欠部の内壁間の距離が小さくなるように形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、フィンの端部に形成された連結片は、内側に折り曲げることにより、その端部が隣接するフィンの第1平面に当接する第1突起部と、内側に折り曲げることにより、その折り曲がり部が上記第1平面の反対側の第2平面に当接する第2突起部を有しているので、第1突起部と第2突起部にて隣接するフィンを挟み込むことができる。
これにより、フィンに形成された連結片の第1突起部および第2突起部を内側に折り曲げるだけで、フィンと隣接するフィンとを容易に固定することができ、冷却装置の振動でフィン同士が接触することによる騒音の発生を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1突起部は、フィンの端部に形成されており、第2
突起部は、第1突起部よりも横幅が狭く、第1突起部の先端部の略中央に形成されている
ことを特徴としている。
この構成によれば、第1突起部、第2突起部を内側に折り曲げるとき、第1突起部の横幅よりも狭い横幅を有する第2突起部は、第1突起部の先端部の略中央に形成されているので、第1、第2突起部を内側に折り曲げる際、第1突起部の2つの角部と第2突起部を折り曲げることができる。これにより、隣接するフィンの第1平面は、第1突起部の2つの角部に当接し、第2平面は、第2突起部の折り曲がり部に当接することとなり、3点で隣接するフィンを挟み込むことができ、安定して隣接するフィンを固定することができる。
請求項に記載の発明によれば、第1突起部には、隣接するフィンの第2突起部が挿入
可能な切欠部が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、フィンと隣接するフィンとを積層させたとき、隣接するフィンの第2突起部がフィンの切欠部に挿入することができるので、フィンを板厚方向に積層させたとき、それぞれのフィンに形成されている連結片を板厚方向に一列に配置することができる。つまり、連結片の形成位置が同じフィンを使用することができるので、冷却装置の製造コストの増加を抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、フィンの側面には、隣接するフィンの切欠部が係合す
る第3突起部が形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、フィンと隣接するフィンを積層したとき、隣接するフィンの切欠部が係合する第3突起部がフィンの側面に形成されているので、第1、第2突起部を折り曲げる前の状態で、フィン同士が離隔しないようにフィンの移動を規制することができる。
請求項に記載の発明によれば、フィンの切欠部は、フィンの端部から第2突起部の先端に向かうほど切欠部の内壁間の距離が小さくなるように形成されていることを特徴としている。また、請求項に記載の発明によれば、フィンの第2突起部は、第2突起部の先端に向かうほど第2突起部の側面間の距離が小さくなるように形成されていることを特徴としている。
この構成によれば、連結片に形成された切欠部の内壁間の距離、または、第2突起部の側面間の距離が第2突起部の先端に向かうほど小さくなうように、切欠部および第2突起部が形成されているので、フィンと隣接するフィンとを積層したとき、第2突起部の側面が切欠部の内壁に当接するので、第1、第2突起部を折り曲げる前の状態で、フィン同士が近接しすぎないようにフィンの移動を規制することができる。
請求項に記載の発明によれば、フィンには、発熱源からの熱をフィンに伝達する伝熱部材を貫通する貫通穴が形成されていることを特徴としている。この構成によれば、電熱部材をフィンに形成されている貫通穴に通すだけで、全てのフィンに容易に熱を伝達することができる。
請求項に記載の発明によれば、伝熱部材は、蒸発および凝縮を伴って流動する作動流体によって熱を輸送するヒートパイプであることを特徴としている。この構成によれば、短時間で熱をフィンまで輸送することができるので、発熱源で発生した熱がフィンに至るまでに放熱することを抑制でき、この途中の放熱によって発熱源近傍に配置される熱に弱い部品に熱が伝わることを抑制することができる。
請求項に記載の発明によれば、複数枚の板状のフィンが該フィンの板厚方向に所定間隔を隔てて積層される冷却装置であって、
フィンは、板厚方向に延びるようにフィンの端部に形成され、隣接するフィンと連結する連結片を有し、
連結片は、内側に折り曲げることにより、その端部が隣接するフィンの第1平面に当接する第1突起部と、内側に折り曲げることにより、その折り曲がり部が第1平面の反対側の面である第2平面に当接する第2突起部とを有する冷却装置を製造する方法であって、
フィンの側面に対面する平面上の、第1突起部、および、第2突起部に対応する位置に押しピンが形成された型を、フィンを積層した後、フィンの側面に押し付けることにより、第1突起部、および、第2突起部を同時に内側に折り曲げることを特徴としている。
この構成によれば、型を押し付けるだけで、第1突起部、および、第2突起部をほぼ同時に内側に折り曲げることができるので、効率的に冷却装置を製造することができる。
以下、本発明による冷却装置を液晶表示装置1に適用した場合を図1および図2に基づいて説明する。この液晶表示装置1は、例えば、車両のインストルメントパネルに設置された表示器内(スピードメータ、タコメータ等の計器や、ナビゲーション装置の表示器等)に設けられ、表示器で行う各種表示の一部もしくは全部の表示を行う。
図1は、本実施形態の液晶表示装置1の斜視図である。図1に示すように、液晶表示装置1は、表示部10と、表示部10にて発生した熱を放熱する冷却部30とを有している。
次に、表示部10および冷却部30の構成を図2に基づいて説明する。図2は、図1の液晶表示装置1の横断面図である。図2に示すように、表示部10は、各種表示を行う表示する部位であり、複数の部品が積層されて構成されている。
表示部10は、液晶パネル11、光学シート12、13、拡散シート14、導光板15、反射板兼用ケース18、配線基板19、LED20、LED回路21から構成されている。
液晶パネル11には、周知のTFT液晶が採用されている。そして、液晶パネル11の裏面には、光学シート12、13、拡散シート14、導光板15、反射板兼用ケース18、配線基板19が順に積層配置されており、これらが全て図1に示されるように液晶表示装置1の外形を構成しているカバー22に内蔵されて保持されている。
光学シート12、13は、シート面の裏面側(図2の右側)からシート面に対して垂直に入射した光に関しては反射して透過せず、特定の方向から入射した光に関しては、シート面に対して垂直な方向に屈折させながらシート面の表面側へ透過するものである。光学シート12、13が上記特定の方向が90度異なる向きとなるように配置されている。
拡散シート14は、裏面側(図2の右側)から入射した光を拡散させながら表面側に透過させるものであり、拡散シート14全面からは、均一でむらのない輝度の光が、液晶パネル11に向けて出射されることとなる。
導光板15は、アクリル等で構成された透明の部材であり、サイドエッジ23から入射した光を内部に導き、導光板15の表面16(図2の左側)から照明光として出射させるものである。
反射板兼用ケース18は、導光板15の裏面17(図2の右側)に密着して配置されており、サイドエッジ23から入射した光のうち導光板15の裏面17から漏れ出ようとする光を、導光板15の表面16側に反射させる。この反射板兼用ケース18における反射板により、液晶パネル11への照明光の輝度向上が図れる。
また、反射板兼用ケース18は、光学シート12、13や拡散シート14および導光板15を収容するケースとしても機能する。この反射板兼用ケース18の一側面に、LED回路21や冷却部30がネジ等によって固定されるようになっている。
配線基板19は、液晶パネル11を駆動させるための液晶駆動回路や、LED回路21によるLED20への通電のオンオフのタイミング等を制御するLED駆動回路等の各種回路が備えられたものであり、反射板兼用ケース18の裏面(図2の右側)に配置されている。
LED20は、導光板15のサイドエッジ23に対向して複数並べて配置されている。LED20は、LED回路21のうち導光板15のサイドエッジ23に対向する部分に、表面実装されている。そして、LED20には、LED回路21への実装面に対して垂直な方向に光を発光する垂直発光型ダイオードが採用されている。
LED回路21に備えられた半導体スイッチング素子は、配線基板19に備えられたLED駆動回路によって制御されるようになっている。このLED回路21は、例えば長方形状のアルミ基板上に形成された絶縁膜上に形成され、アルミ基板の長手方向両側に形成されたネジ穴を通じて、ネジで反射板兼用ケース18に固定される。このようにLED回路21を反射板兼用ケース18に固定することで、各LED20が上記のように導光板15のサイドエッジ23に対向配置されるようになっている。
冷却部30は、プレート31と、プレート31に取り付けられたヒートパイプ32と、ヒートパイプ32を介してプレート31に接続された放熱フィン40とを有している。
プレート31は、LED回路21の形状、具体的にはLED回路21が形成されているアルミ基板と同様の形状とされており、例えばアルミニウムで構成されている。プレート31には、表示部10の側方に向かって延設されたヒートパイプ32の一端が溶接等により固定されている。そして、ヒートパイプ32の他端には、放熱フィン40が固定されている。
ヒートパイプ32は、伝熱に優れた熱伝達率の高い伝熱部材として機能するもので、銅製もしくは銅合金製のパイプによって構成され、そのパイプ内には、作動流体として、パイプ内部空間の10%程度の体積の水が収容されている。
このため、LED回路21にて発生した熱がプレート31を介してヒートパイプ32に伝わると、ヒートパイプ32内の水が蒸発し、水蒸気となる。その水蒸気は、上方に移動し、つまり、水蒸気が、放熱フィン40が固定されている部位に移動し、放熱フィン40にてLED回路21の熱が放熱される。
そして、放熱フィン40での放熱によって水蒸気が冷やされるとそれが凝縮して水に戻り、再び下方に移動する。そして、この水が再度ヒートパイプ32に伝えられた熱によって蒸発させられることで、上記と同様のメカニズムで放熱に用いられる。
これによれば、LED回路21にて発生した熱は、水蒸気を媒体とし、放熱フィン40にまで移動するので、短時間で熱を放熱フィン40に伝達させることができる。
その結果、LED回路21にて発生した熱が放熱フィン40に至るまでに放熱するということを抑制できるので、LED回路21の近傍に配置される導光板15や配線基板19内の液晶駆動回路等のように熱に弱い部品に熱が伝わることを抑制することができる。
次に、ヒートパイプ32に固定される放熱フィン40の構造について、図3〜図7に基づいて詳細に説明する。図3に示すように、放熱フィン40は、複数枚のフィン41がフィン41の板厚方向に所定間隔を隔てて積層することにより構成されている。そして、放熱フィン40は、各フィン41から放熱される熱によって加熱される周囲空気が放熱フィン40の上方から抜け易くするために、各フィン41が天地方向に対して平行となるように配置されている。これにより、空気の対流を妨げることを抑制できるので、効果的に放熱フィン40からLED回路21にて発生した熱を放熱することができる。
また、放熱フィン40は、熱を伝えたくない部材、具体的には導光板15や配線基板19に対して同等の高さ、もしくはそれらよりも高い位置に配置されている。これにより、放熱フィン40にて加熱された周囲空気を導光板15や配線基板19に移動し難くさせることができる。
また、各フィン41には、ヒートパイプ32を貫通する貫通穴55が形成されており、各貫通穴55を通じてヒートパイプ32が各フィン41すべてと接触するような構造となっている。
加えて、放熱フィン40の各フィン41同士は、後述する連結片50によって連結されている。連結片50は、各フィン41の端部に複数箇所形成され(本実施形態では、5箇所)、フィン41同士が近接および離隔しないように連結している。これにより、液晶表示装置1自体が振動して、放熱フィン40の端部同士が接触することによる騒音の発生を効果的に抑制することができる。
図4は、複数枚のフィン41のうちの1枚を示している。図4に示すように、フィン41は、板状のアルミニウムからなり、第1平面43と第2平面44とを有する平板部42と、平板部42の端部から第2平面44側(板厚方向)に延びる連結片50とからなっている。本実施形態では、連結片50は、平板部42の短辺側(図面左側)に2箇所、平板部42の長辺側(図面右側)に3箇所形成されている。そして、平板部42には、ヒートパイプ32を貫通させるための、2箇所の貫通穴55が形成されている。
5つの連結片50の構造は、基本的には同じであるため、ここでは、1つの連結片50について詳細に説明する。連結片50は、第1突起部51と、第2突起部52と、第3突起部53と、切欠部54とを有している。
第1突起部51は、平板部42の端部から板厚方向に延びる所定の横幅(図面上下方向の幅)を有する矩形の突起である。第2突起部52は、第1突起部51の先端で、かつ略中央から板厚方向に延びる第1突起部51の横幅よりも狭い横幅を有する突起である。なお、第2突起部52の形状は、先端に向かうほど第2突起部52の側面間の距離が小さくなるような先細形状となっている。なお、第2突起部52の形状は、側面間の距離が先端に向かうほど小さくなっていればよく、半円形状であってもよい
切欠部54は、平板部42の端部から第1突起部51の先端に向かって、第1突起部51に形成される切欠きである。この切欠部54の形状は、第1突起部51の先端に向かうほど切欠部54の内壁間の距離が小さくなるような先細形状となっている。なお、切欠部54の形状は、内壁間の距離が第1突起部51の先端に向かうほど小さくなっていればよく、半円形状であってもよい。
更に、切欠部54が形成されている平板部42の端部側面には、第3突起部53が形成されている。この第3突起部53は、板厚方向と直交する方向に突出している。
なお、平板部42の長辺側(図面右側)に形成されている3つの連結片50は、短辺側(図面左側)に形成されている2つの連結片50とは異なり、第1突起部51を共通して有しており、3つの連結片50が第1突起部51にて連結しているようになっている。これにより、平板部42の曲げ方向への強度を高めることができる。
次に、図4で説明したフィン41同士の連結構造を図5〜図7に基づいて説明する。連結構造は、基本的に同じであるため、ここでは、3枚のフィン41の連結片50の連結構造について説明する。図5に示すように、3枚のフィン41を左から第1フィン41a、第2フィン41b、第3フィン41cとする。
なお、第1〜第3フィン41a、41b、41cの構造は、それぞれ図4で説明したフィン41と同じである。このため、第1〜第3フィン41a、41b、41cのそれぞれに形成されている連結片50の第1〜第3突起部51、52、53および、切欠部54がどのフィンのものであるかを区別するため、各部位の番号の後にa〜cの符号を付与する。
符号aは、第1フィン41aに設けられた部位を示し、符号bは、第2フィン41bに設けられた部位を示し、符号cは、第3フィン41cに設けられた部位を示すこととする。
まず、図4にて説明したフィン41を複数枚成形し、図5に示すように、第1〜第3フィン41a、41b、41cを板厚方向に平行に並べる。このとき、第1〜第3フィン41a、41b、41cの平板部42a、42b、42cから板厚方向に延びる連結片50a、50b、50cの方向は、全てのフィン41a、41b、41cで同一の方向となっている。そして、第1〜第3フィン41a、41b、41c同士を連結すべく、図5に示す矢印方向に第1〜第3フィン41a、41b、41cを移動させ、積層し、図6に示すような状態とする。
図6は、第1〜第3フィン41a、41b、41cを板厚方向に積層したときの状態を示すものであり、(a)は連結部分の正面図であり、(b)は連結部分の斜視図である。図6に示すように、第1〜第3フィン41a、41b、41cは、第2突起部52aが切欠部54bに入り込み、第2突起部52bが切欠部54cに入り込むように積層されている。
本実施形態では、図4で説明したように、第2突起部52は先端に向かうほど側面間の距離が小さくなるように、また、切欠部54は先端に向かうほど内壁間の距離が小さくなるように形成されているので、第2突起部52aの側面と切欠部54bの内壁とが当接し、第1フィン41aと第2フィン41bとがこれ以上近接するのを規制できる。また、第2突起部52bの側面と切欠部54cの内壁も当接するので、第2フィン41bと第3フィン41cとがこれ以上近接するのを規制できる。このとき、第1突起部51a、51bの端部56a、56bは、それぞれ第2フィン41bの平板部42b、第3フィン41cの平板部42cの端部にかからないようになっている。
なお、第2突起部52と切欠部54の形状は、上述したように第2突起部52を切欠部54に入り込ませたとき、第2突起部52の側面と切欠部54の内壁とが当接することによりフィン41同士の距離が所定距離で規制されるようになっていればよいので、第2突起部52の側面間の距離が先端に向かうほど小さくなるか、または、切欠部54の内壁面間の距離が先端に向かうほど小さくなるように形成されていればよい。そうすることにより、フィン41同士を積層したとき、第2突起部52の側面を切欠部54の内壁に当接させることができる。
また、図6に示す状態のとき、切欠部54aは、第3突起部53bに係合し、第1フィン41aと第2フィン41bとが離れるのを規制することができ、切欠部54bは、第3突起部53cに係合し、第2フィン41bと第3フィン41cとが離れるのを規制することができる。
これにより、図6に示す状態のときには、第1〜第3フィン41a、41b、41cを仮固定することができる。
続いて、図7に示すように、第1突起部51a、第2突起部52aを内側(図面下側、図中矢印の方向)に折り曲げることにより、第1突起部51aの端部56aが平板部42bの第1平面43bに当接し、第2突起部52aの折り曲がり部57aが平板部42bの第2平面44bに当接する。つまり、第1突起部51aの端部56aと第2突起部52aの折り曲がり部57aで第2フィン41bの平板部42bを挟み込むことができる。これにより、第1フィン41aと第2フィン41bとが近接および離隔することを規制することができる。
また、第1突起部51b、第2突起部52bも内側に折り曲げることにより、第2フィン41bと第3フィン41cとが近接および離隔することを規制することができる。
本実施形態では、第1突起部51aおよび第2突起部52a、並びに第1突起部51bおよび第2突起部52bを同一方向に折り曲げる(内側に折り曲げる)だけで、容易に第1フィン41aおよび第2フィン41b、並びに第2フィン41bおよび第3フィン41cとが接近および離隔すること規制することができる。
これにより、液晶表示装置1自体が振動して、放熱フィン40の端部同士が接触することによる騒音の発生を効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、第1突起部51aは、第2突起部52aよりも横幅が広く、第2突起部52aは第1突起部51aの先端の略中央に形成されているため、第1突起部51aの先端には第2突起部52aを挟む2つの角部が存在する。そして、その2つの角部と第2突起部52aを内側に折り曲げることにより、3点で第2フィン41bの平板部42bを挟むことができる。これにより、安定して第2フィン41bを第1フィン41aに対して固定することができる。
また、本実施形態では、第2突起部52aを切欠部54bに、第2突起部52bを切欠部54cに入り込ませることができるように第1突起部51b、51cにそれぞれ切欠部54b、54cを形成しているので、第1〜第3フィン41a、41b、41cを積層させたとき、連結片50a、50b、50cを板厚方向に一列に配置することができる。つまり、連結片50a、50b、50cの形成位置が同じである第1〜第3フィン41a、41b、41cを使用することができるので、言い換えると、連結片の形成位置をフィンごとに変える必要がないので、製造コストの増加を抑制することができる。
次に、放熱フィンの製造工程について、図8に基づいて説明する。まず、図8(a)に示すように、放熱フィン40の仮組み立て体60を製造する。この仮組み立て体60は、上述の図6に示す状態のものであって、複数枚のフィン41を板厚方向に積層しただけの状態である。
次に、上型61と下型62との間に、この仮組み立て体60を配置する。図8(a)に示すように、仮組み立て体60の長辺側の側面(図面下側)を下型62に対向させ、仮組み立て体60の短辺側(図面上側)を上型61に対向させるようにする。
上型61の仮組み立て体60と対面する面には、上型61を仮組み立て体60に押し付けたとき、短辺側の第1突起部51と第2突起部52とが内側に折り曲がるような位置に押しピン63が形成されている。また、下型62の仮組み立て体60と対面する面にも、上型61と同様、長辺側の第1突起部51と第2突起部52とが内側に折り曲がるような位置に押しピン63が形成されている。
なお、上型61、下型62に形成される押しピン63の数は、内側に折り曲げるポイントと同数である。
仮組み立て体60を上型61と下型62との間に配置した後、図8(b)に示すように圧縮装置64に上型61、下型62を上下方向にセットする。その後、上型61を空気圧等で押し付け、上型61および下型62に形成された押しピン63を仮組み立て体60の内側に移動させ、フィン41に形成されている第1突起部51および第2突起部52を折り曲げ、フィン41同士を強固に固定する。
このように、上型61および下型62に複数の押しピン63を形成し、1度、仮組み立て体60に上型61および下型62を押し付けるだけで、ほぼ同時にすべての第1突起部51、第2突起部52を折り曲げ、フィン41同士を強固に固定することができるので、効率的に放熱フィン40を製造することができ、製造コストの増加を抑制できる。
本発明の一実施形態における液晶表示装置の全体斜視図である。 図1に示す液晶表示装置の主要部分を水平方向で切断した場合の断面図である。 放熱フィンの斜視図である。 放熱フィンを構成する1枚のフィンの斜視図である。 複数枚のフィンを重ねる前の状態の連結片部分の正面図である。 (a)は、複数枚のフィンを重ねた状態の連結片部分の正面図であり、(b)は、その連結片部分の斜視図である。 (a)は、複数枚のフィンを重ね、フィン同士を固定した状態の連結片部分の正面図であり、(b)は、その連結片部分の斜視図である。 (a)は、複数枚のフィン同士を重ねた仮組み立て体、上型、下型を組み合わせる前の状態を示す斜視図であり、(b)は、仮組み立て体を上下型の間に挟み、圧縮し、フィン同士を固定する圧縮装置の斜視図である。
符号の説明
1 液晶表示装置
10 表示部
11 液晶パネル
12 光学シート
13 光学シート
14 拡散シート
15 導光板
16 表面
17 裏面
18 反射板兼用ケース
19 配線基板
20 LED
21 LED回路
22 カバー
23 サイドエッジ
30 冷却部
31 プレート
32 ヒートパイプ
40 放熱フィン
41 フィン
42 平板部
43 第1平面
44 第2平面
50 連結片
51 第1突起部
52 第2突起部
53 第3突起部
54 切欠部
55 貫通穴
56 端部
57 折り曲り部
60 仮組み立て体
61 上型
62 下型
63 押しピン
64 圧縮装置

Claims (5)

  1. 複数枚の板状のフィンが該フィンの板厚方向に所定間隔を隔てて積層される冷却装置であって、
    前記フィンは、前記板厚方向に延びるように前記フィンの端部に形成され、隣接する前記フィンと連結する連結片を有し、
    前記連結片は、内側に折り曲げることにより、その端部が隣接する前記フィンの第1平面に当接する第1突起部と、内側に折り曲げることにより、その折り曲がり部が前記第1平面の反対側の面である第2平面に当接する第2突起部とを有し、
    前記第1突起部は、前記フィンの端部に形成されており、
    前記第2突起部は、前記第1突起部よりも横幅が狭く、前記第1突起部の先端部の中央に形成されており、
    前記第1突起部には、隣接する前記フィンの前記第2突起部が挿入可能な切欠部が形成され、
    前記フィンの側面には、隣接する前記フィンの前記切欠部が係合する第3突起部が形成され、
    前記フィンの前記切欠部は、前記フィンの端部から前記第2突起部の先端に向かうほど前記切欠部の内壁間の距離が小さくなるように形成されていることを特徴とする冷却装置。
  2. 前記フィンの前記第2突起部は、前記第2突起部の先端に向かうほど前記第2突起部の側面間の距離が小さくなるように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の冷却装置。
  3. 前記フィンには、発熱源からの熱を前記フィンに伝達する伝熱部材を貫通する貫通穴が形成されているていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却装置。
  4. 前記伝熱部材は、蒸発および凝縮を伴って流動する作動流体によって熱を輸送するヒートパイプであるいることを特徴とする請求項3に記載の冷却装置。
  5. 複数枚の板状のフィンが該フィンの板厚方向に所定間隔を隔てて積層される冷却装置であって、
    前記フィンは、前記板厚方向に延びるように前記フィンの端部に形成され、隣接する前記フィンと連結する連結片を有し、
    前記連結片は、内側に折り曲げることにより、その端部が隣接する前記フィンの第1平面に当接する第1突起部と、内側に折り曲げることにより、その折り曲がり部が前記第1平面の反対側の面である第2平面に当接する第2突起部とを有する冷却装置を製造する方法であって、
    前記フィンの側面に対面する平面上の、前記第1突起部、および、前記第2突起部に対応する位置に押しピンが形成された型を、前記フィンを積層した後、前記フィンの側面に押し付けることにより、前記第1突起部、および、前記第2突起部を同時に内側に折り曲げることを特徴とする冷却装置の製造方法。
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