JP4604014B2 - 生物脱臭システム及びこのシステムに用いられる生物脱臭装置 - Google Patents

生物脱臭システム及びこのシステムに用いられる生物脱臭装置 Download PDF

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Description

本発明は、屎尿処理設備や浄化槽汚泥処理設備において発生する臭気成分を除去するための生物脱臭システムおよびこのシステムに用いられる生物脱臭装置に関する。
屎尿あるいは浄化槽汚泥の処理設備において発生する高濃度臭気の臭気成分を除去する脱臭技術としては、酸、アルカリ、次亜塩素を利用した薬液循環の化学方式が用いられていた。しかし、この方式は臭気ガス量に比例する薬液が必要であり、また、これらの薬液の使用に際し、耐食性の強い材質の処理塔や充填剤を必要とし、さらにこうした薬液の一部が外部に排出されるため、公害を起こすおそれがあった。
こうした問題を解消するために、特許文献1に開示された技術が有用とされていた。この技術は、臭気ガスを活性化された汚泥に接触させる、いわゆる生物脱臭が用いられている。この文献に開示されている脱臭装置は、第1図および第2図に示されているように、ガス処理塔2と汚泥槽3とリアクター4とによって構成されており、ガス処理塔2には多段の棚板5が上下方向に間隔をあけて配設された構成となっている。各棚板5には相互に位置をずらせて溢流管7が垂直方向に取付けられ、棚板5上に供給される汚泥hが一定量貯留され、一定量を超えた汚泥hが溢れて流下するように、各溢流管7の上端部が棚板5の上方に突出されている。一方、下端部分は一段下の棚板5に形成した凹所5′内に挿入されている。最下段の棚板5の溢流管7の下端は、ガス処理塔2の底部付近まで垂下している。このような構造のガス処理塔2において、下部に形成されているガス導入口2aから導入される臭気ガスが棚板5に形成されている小孔6を介して棚板5上の汚泥hと接触することにより脱臭が行われるものである。
また、特許文献2には、上記技術と同様に、多孔板を配したモレタナ式の脱臭塔において、有機性悪臭成分を含む排ガスと活性汚泥を含む循環水を気液接触することにより、有機性悪臭成分を循環水中に移動させ、微生物処理することにより、有機性悪臭成分を含有する排ガスを処理する方法が開示されている。
特許第2750588号公報 特開2001−321635号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に開示された従来技術では、上記先の従来技術の問題が解消されている。本願発明においては、さらに臭気ガス中の臭気成分をよりいっそう高効率で吸収し、微生物の吸着・酸化能力の低下を防ぎ、高効率を維持でき、しかも構造がシンプルでコンパクトな生物脱臭システム及びこのシステムに用いられる生物脱臭装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明の生物脱臭システムは、臭気ガスを好気性の活性汚泥混合液に接触させることによって臭気ガスを脱臭する生物脱臭システムであって、
上記活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽と、この汚泥循環槽に連通する脱臭塔とを備えた生物脱臭装置が設けられており、上記脱臭塔には、上記汚泥循環槽からポンプを介して供給される活性汚泥混合液を、上記脱臭塔内に噴霧させるためのシャワーユニットが当該脱臭塔内に所定の間隔をあけて2段以上設けられ、これらシャワーユニット間には2段以上の棚が所定の間隔をおいて設置されており、シャワーユニットは、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口を有する活性汚泥混合液導入管から垂直に延びるシャワーノズル管が設けられ、各シャワーノズル管には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズルが形成されており、このシャワーノズルは互い違いに逆向きにその開口を向けており、最下段の棚より低い位置の当該脱臭塔側壁には臭気ガスを導入するための導入口が設けられているとともに、各シャワーユニット間における最下段の棚の下方位置の当該脱臭塔側壁には、最下段の棚から溢流する活性汚泥混合液を上記汚泥循環槽に戻すためのオーバーフロー管がそれぞれ設けられており、上記棚には臭気ガスが通過する多数の孔が設けられているとともに、この孔の径及び孔の開口率は、活性汚泥混合液が当該棚上に滞留し、かつ、活性汚泥混合液によって当該孔が閉塞しないようになされており、かつ、上記シャワーノズルにより活性汚泥混合液が当該シャワーユニット直下の空間に一様に噴霧されることにより、各棚上に略1cm以上の活性汚泥混合液からなるフラッティング部が形成されていることによって特徴付けられる。
この構成により、本発明の生物脱臭システムでは、活性汚泥混合液が、各シャワーユニットを介して脱臭塔内に噴霧状態で供給される。この活性汚泥混合液は、各シャワーユニットの下方に設けられた各棚に上段から順に、略1cm以上の活性汚泥混合液が溜まった状態となり、フラッティング部を形成する。また、各シャワーユニット間における最下段の棚から溢流した活性汚泥混合液は、オーバーフロー管を介して汚泥循環槽に戻される。
一方、脱臭塔内には、導入口を介して臭気ガスが導入され、この臭気ガスは、下方の棚から順に棚に形成された孔を介してフラッティング部に導入される。このフラッティング部においては、導入された臭気ガスの臭気成分は活性汚泥混合液に溶解した後、浮遊する好気性微生物によって吸着・分解・除去される。具体的には、アンモニアは微生物蛋白の窒素源となったり、酸化されて硝酸イオンの形になる。また、硫黄化合物は硫黄酸化菌によって酸化されて硫酸イオンに変化する。
さらに、フラッティング部を通過した残存する臭気成分を含む臭気ガスは、次の棚に形成されているフラッティング部に導入され、同様に臭気成分がさらに吸収される。こうした工程が設けられている棚の数だけ、繰り返される。
また、本発明では、この臭気成分の吸収は、フラッティング部のみに限らない。本発明では、活性汚泥混合液が各シャワーユニットから噴霧されるので、各シャワーユニットと直下のフラッティング部との空間は、噴霧状態の活性汚泥混合液で満たされており、臭気ガスはこの噴霧状態の活性汚泥混合液と接触することにより、さらに臭気成分が吸収される。以上のことから、本発明の生物脱臭システムでは、さらに高い効率で臭気成分を吸収・除去できる。
この構成において、上記活性汚泥混合液が貯留される曝気槽を備えており、この曝気槽の活性汚泥混合液はアンモニアを硝化することにより、低栄養化状態とされているとともに、硝酸菌リッチな活性汚泥混合液とされており、この硝化された活性汚泥混合液が上記曝気槽から上記汚泥循環槽に供給されることが好ましい。
この構成では、硝酸菌リッチな活性汚泥混合液、すなわち、低栄養化状態にある活性汚泥混合液より、臭気ガス中の臭気成分の酸化・分解速度が促進される。
なお、本発明では、脱臭塔に利用する活性汚泥として、曝気槽( 硝化槽)内の混合液は低栄養化状態にあり、臭気ガスの吸収効率が高いので優先的に利用する。
また、上記構成において、上記棚の孔の開口率は5〜50%とされていることが好ましい。孔の開口率をこの値とすれば、棚上に適度なフラッティング部の厚みを形成することができるとともに、棚に形成された孔が活性汚泥混合液によって閉塞することがない。
さらに、上記汚泥循環槽に貯留される活性汚泥混合液は、8以上のPH値とされていることが好ましい。
活性汚泥混合液は、臭気成分の酸化、分解によって、また、臭気ガスに含まれる二酸化炭素の吸収によって、PH値が低下する。PH値が8より小さい活性汚泥混合液では、臭気成分の吸収が低下する。すなわち、PH値は、生物脱臭処理において生命維持活動に大きく関与する要素であり、アルカリ性を維持することが重要となる。本発明では、8以上のPH値とすることにより、微生物は活動を維持し、臭気成分の吸収が低下することはない。
また、上記曝気槽に貯留される活性汚泥混合液の曝気槽混合液汚泥濃度は、1000〜15000mg/リットルとされていてもよいし、上記曝気槽から上記汚泥循環槽に供給される活性汚泥混合液は、臭気ガス中のH2 S1g当り100g−ds以上とされていてもよい。
脱臭処理が行われるに従って、フラッティング部を構成する活性汚泥混合液中の硫黄及び窒素濃度が上昇するため、臭気成分の吸収効率が低下する。このため、常に新しい曝気槽の活性汚泥混合液を補充する必要がある。この場合、曝気槽混合液浮遊物質濃度は、1000〜15000mg/リットルとされること、上記汚泥循環槽に供給される活性汚泥混合液は、臭気ガス中のH2 S1g当り100g−ds以上とされ、この活性汚泥混合液を補充することにより、臭気ガスの臭気成分の吸収効率は良好な結果を示すものとなる。
また、本発明の生物脱臭システムに用いられる本発明の生物脱臭装置は、好気性の活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽と、この汚泥循環槽に連通する脱臭塔とを備えており、この脱臭塔には、当該脱臭塔に上記汚泥循環槽からポンプを介して活性汚泥混合液を、上記脱臭塔内に噴霧させるためのシャワーユニットが当該脱臭塔内に所定の間隔をあけて2段以上設けられ、これらシャワーユニット間には2段以上の棚が所定の間隔をおいて設置されており、シャワーユニットは、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口を有する活性汚泥混合液導入管から垂直に延びるシャワーノズル管が設けられ、各シャワーノズル管には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズルが形成されており、このシャワーノズルは互い違いに逆向きにその開口を向けており、最下段の棚より低い位置の当該脱臭塔側壁には臭気ガスを導入するための導入口が設けられているとともに、各シャワーユニット間における最下段の棚から溢流する活性汚泥混合液を上記汚泥循環槽に戻すためのオーバーフロー管がそれぞれ設けられており、上記棚には臭気ガスが通過する多数の孔が設けられているとともに、この孔の径は、活性汚泥混合液が当該棚上に滞留し、かつ、この活性汚泥混合液によって孔が閉塞しない大きさとされており、上記シャワーノズルにより活性汚泥混合液が当該シャワーユニット直下の空間に一様に噴霧されることにより、各棚上には略1cm以上の活性汚泥混合液からなるフラッティング部が形成されてなることによって特徴付けられる。
この構成において、上記棚の孔の開口率は5〜50%の範囲とされていることが好ましい
本発明の生物脱臭装置の上記構成による作用は、上記生物脱臭システムの作用説明と同様であるので、ここでは省略する。
本発明の生物脱臭システム及び生物脱臭装置は、高効率で臭気成分を吸収、吸着することにより除去することができ、しかもその能力を常に維持することができる。また、生物脱臭装置は構造がシンプルでコンパクトであり、省スペースで設置でき、運転管理、維持管理が容易であり、コストの低減を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の生物脱臭システムの実施形態を示す図である。図2は本システムに用いられる生物脱臭装置を説明するための図であり、図3はその生物脱臭装置に用いられる棚板の構造を示す一部切り欠き正面図あり、図4はこの生物脱臭装置に用いられるシャワーユニットの構造を示す面である。
図1に示すように、本生物脱臭システムには、曝気槽30が備えられており、この曝気槽30から汚泥循環槽20に活性汚泥混合液が供給される。曝気槽30には、アンモニアが硝化菌により硝化された汚水が貯留されており、苛性ソーダが適宜供給されることにより、この活性汚泥混合液は7以上のPH値が維持されている。この曝気槽30に貯留される活性汚泥混合液の曝気槽混合液汚泥濃度は、1000〜15000mg/リットルとされており、さらに、汚泥循環槽20には、臭気ガス中のH2 Sを1g除去するに当り100g−ds以上の汚泥の供給が必要とされている。
さらに、本システムでは、これらの活性汚泥混合液に高濃度臭気ガスを接触させることにより、生物脱臭処理を行うための生物脱臭装置1が設置されている。
この生物脱臭装置1は、活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽20と、この汚泥循環槽20に連通する脱臭塔10とを備える。汚泥循環槽20には、曝気槽30からポンプ31を介して活性汚泥混合液が、供給される。
この脱臭塔10には、汚泥循環槽20からポンプ21を介して供給される活性汚泥混合液を、脱臭塔10内に噴霧させるためのシャワーユニット6が脱臭塔10内に所定の間隔をあけて3段設けられている。このシャワーユニット6は、図4に示すように、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口61を有する活性汚泥混合液導入管62と、この活性汚泥混合液導入管62から垂直に延びる3本のシャワーノズル管63が設けられ、各シャワーノズル管63には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズル63aが形成されている。このシャワーノズル63aは互い違いに逆向きにその開口を向けており、活性汚泥混合液がシャワーユニット6直下の空間に一様に放出されるようになされている。
また、これらシャワーユニット6間には2段のパンチングプレート8a,8bが所定の間隔をおいて設置されており、このパンチングプレート8a,8bには、図3に示すように、臭気ガスが通過する多数のパンチ孔88が形成されている。このパンチ孔88の径は、活性汚泥混合液がパンチングプレート8a,8b上に滞留し、かつ、この活性汚泥混合液によってパンチ孔88が閉塞しない大きさとされており、本実施形態では、パンチ孔径を5〜15mmとし、開口率が5〜50%とされている。
また、各シャワーユニット6間における最下段のパンチングプレート8bの下方位置の脱臭塔10側壁には、最下段のパンチングプレート8bから溢流する活性汚泥混合液を汚泥循環槽20に戻すためのオーバーフロー管5a,5b,5cがそれぞれ設けられている。また、最下段のパンチングプレート8bより低い位置の脱臭塔10側壁には高濃度臭気ガスを導入するための高濃度臭気ガス導入口4が設けられている。
一方、汚泥循環槽20内には、曝気槽30から活性汚泥混合液が供給される。また8以上のPH値を維持するために、苛性ソーダが苛性ソーダ供給部23から苛性ソーダ注入ポンプ22を介して、汚泥循環槽20内に供給される。また、汚泥循環槽20内には、空気攪拌ユニット25が設置されており、空気供給部24から供給される空気を、汚泥循環槽20内の活性汚泥混合液内に曝気させることにより活性汚泥混合液を攪拌する。
以上の構成の生物脱臭装置1において、汚泥循環槽20内の活性汚泥混合液を活性汚泥循環ポンプ21を介して、各シャワーユニット6に供給されることにより、活性汚泥混合液は、シャワーノズル63aから、脱臭塔10内に噴霧され、噴霧状態で下方のパンチングプレート8a、8bに順に移動し、フラッティング部7を形成する。パンチングプレート8a、8bの深さがフラッティング部の厚みhに相当するようになっている。最下段のパンチングプレート8b上のフラッティング部の厚さを1cm以上、他のパンチングプレート8a、8b上のフラッティング部の厚さを、それぞれ1cm以上程度としている。これにより、フラッティング部のトータルの厚さは6cm以上とされ、これにより、臭気ガスの臭気成分の吸収を安定して行うことができる。
また、脱臭塔10内に設けられた最上段のシャワーユニット6の上方には、気液分離のためのミストセパレータ2が設けられており、臭気成分が殆ど除去された臭気ガスは、ガス排出口3から排出され、吸引ブロワ11を介して、臭突72から、外部に排出される。
<実施例>
本実施形態による生物脱臭システムでは、その脱臭効果として、臭気除去率は、アンモニアは90%、硫化水素は98%であった。本システムにおける生物脱臭では、ガス排出口3の出口濃度は、アンモニアは1ppm,硫化水素は0.1ppmが限度と考えられ、本システムにおける臭気除去率はこの限度に近似した結果を示している。
自然の原理を利用した脱臭システムであり、薬剤を極力使用せず、周辺の環境に対する配慮がなされている点、また、運転管理及び維持管理が容易であり、またそれにかかる経費も削減できる点で有用である。
本発明の生物脱臭システムの実施形態を示す図である。 本発明の生物脱臭装置を説明するための図である。 本発明の生物脱臭装置に用いられる棚板の構造を示す一部切り欠き正面図ある。 本発明の生物脱臭装置に用いられるシャワーユニットの構造を示す図である。
符号の説明
1 生物脱臭装置
10 脱臭塔
8a,8b パンチングプレート
88 パンチ孔
4 高濃度臭気ガス導入口
5a,5b,5c オーバーフロー管
6 シャワーユニット
61 活性汚泥混合液入口
62 活性汚泥混合液導入管
63 活性汚泥混合液シャワーノズル管
63a 活性汚泥混合液シャワーノズル
7 フラッティング部
30 曝気槽
h フラッティング部の厚さ(パンチングプレートの液の深さ)

Claims (9)

  1. 臭気ガスを好気性の活性汚泥混合液に接触させることによって臭気ガスを脱臭する生物脱臭システムであって、
    上記活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽と、この汚泥循環槽に連通する脱臭塔とを備えた生物脱臭装置が設けられており、上記脱臭塔には、上記汚泥循環槽からポンプを介して供給される活性汚泥混合液を、上記脱臭塔内に噴霧させるためのシャワーユニットが当該脱臭塔内に所定の間隔をあけて2段以上設けられ、これらシャワーユニット間には2段以上の棚が所定の間隔をおいて設置されており、シャワーユニットは、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口を有する活性汚泥混合液導入管から垂直に延びるシャワーノズル管が設けられ、各シャワーノズル管には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズルが形成されており、このシャワーノズルは互い違いに逆向きにその開口を向けており、最下段の棚より低い位置の当該脱臭塔側壁には臭気ガスを導入するための導入口が設けられているとともに、各シャワーユニット間における最下段の棚の下方位置の当該脱臭塔側壁には、最下段の棚から溢流する活性汚泥混合液を上記汚泥循環槽に戻すためのオーバーフロー管がそれぞれ設けられており、上記棚には臭気ガスが通過する多数の孔が設けられているとともに、この孔の径及び孔の開口率は、活性汚泥混合液が当該棚上に滞留し、かつ、活性汚泥混合液によって当該孔が閉塞しないようになされており、かつ、上記シャワーノズルにより活性汚泥混合液が当該シャワーユニット直下の空間に一様に噴霧されることにより、各棚上に略1cm以上の活性汚泥混合液からなるフラッティング部が形成されることを特徴とする生物脱臭システム。
  2. 臭気ガスを好気性の活性汚泥混合液に接触させることによって臭気ガスを脱臭する生物脱臭システムであって、
    8以上のPH値とされた上記活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽と、この汚泥循環槽に連通する脱臭塔とを備えた生物脱臭装置が設けられており、上記脱臭塔には、上記汚泥循環槽からポンプを介して供給される活性汚泥混合液を、上記脱臭塔内に噴霧させるためのシャワーユニットが当該脱臭塔内に所定の間隔をあけて2段以上設けられ、これらシャワーユニット間には2段以上の棚が所定の間隔をおいて設置されており、シャワーユニットは、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口を有する活性汚泥混合液導入管から垂直に延びるシャワーノズル管が設けられ、各シャワーノズル管には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズルが形成されており、このシャワーノズルは互い違いに逆向きにその開口を向けており、最下段の棚より低い位置の当該脱臭塔側壁には臭気ガスを導入するための導入口が設けられているとともに、各シャワーユニット間における最下段の棚の下方位置の当該脱臭塔側壁には、最下段の棚から溢流する活性汚泥混合液を上記汚泥循環槽に戻すためのオーバーフロー管がそれぞれ設けられており、上記棚には臭気ガスが通過する多数の孔が設けられているとともに、この孔の径及び孔の開口率は、活性汚泥混合液が当該棚上に滞留し、かつ、活性汚泥混合液によって当該孔が閉塞しないようになされており、かつ、上記シャワーノズルにより活性汚泥混合液が当該シャワーユニット直下の空間に一様に噴霧されることにより、各棚上に略1cm以上の活性汚泥混合液からなるフラッティング部が形成されることを特徴とする生物脱臭システム。
  3. 上記活性汚泥混合液が貯留される曝気槽を備えており、この曝気槽の活性汚泥混合液はアンモニアを硝化することにより、低栄養化状態とされているとともに、硝酸菌リッチな活性汚泥混合液とされており、この硝化された活性汚泥混合液が上記曝気槽から上記汚泥循環槽に供給されることを特徴とする請求項1または2に記載の生物脱臭システム。
  4. 上記棚の孔の開口率は5〜50%とされていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の生物脱臭システム。
  5. 上記曝気槽に貯留される活性汚泥混合液の曝気槽混合液汚泥濃度は、1000〜15000mg/リットルとされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の生物脱臭システム。
  6. 上記曝気槽から上記汚泥循環槽に供給される活性汚泥混合液は、臭気ガス中のH2S1g当り100g−ds以上とされていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の生物脱臭システム。
  7. 好気性の活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽と、この汚泥循環槽に連通する脱臭塔とを備えており、この脱臭塔には、当該脱臭塔に上記汚泥循環槽からポンプを介して活性汚泥混合液を、上記脱臭塔内に噴霧させるためのシャワーユニットが当該脱臭塔内に所定の間隔をあけて2段以上設けられ、これらシャワーユニット間には2段以上の棚が所定の間隔をおいて設置されており、シャワーユニットは、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口を有する活性汚泥混合液導入管から垂直に延びるシャワーノズル管が設けられ、各シャワーノズル管には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズルが形成されており、このシャワーノズルは互い違いに逆向きにその開口を向けており、最下段の棚より低い位置の当該脱臭塔側壁には臭気ガスを導入するための導入口が設けられているとともに、各シャワーユニット間における最下段の棚から溢流する活性汚泥混合液を上記汚泥循環槽に戻すためのオーバーフロー管がそれぞれ設けられており、上記棚には臭気ガスが通過する多数の孔が設けられているとともに、この孔の径は、活性汚泥混合液が当該棚上に滞留し、かつ、この活性汚泥混合液によって孔が閉塞しない大きさとされており、上記シャワーノズルにより活性汚泥混合液が当該シャワーユニット直下の空間に一様に噴霧されることにより、各棚上には略1cm以上の活性汚泥混合液からなるフラッティング部が形成されてなる生物脱臭装置。
  8. 8以上のPH値とされた好気性の活性汚泥混合液が貯留される汚泥循環槽と、この汚泥循環槽に連通する脱臭塔とを備えており、この脱臭塔には、当該脱臭塔に上記汚泥循環槽からポンプを介して活性汚泥混合液を、上記脱臭塔内に噴霧させるためのシャワーユニットが当該脱臭塔内に所定の間隔をあけて2段以上設けられ、これらシャワーユニット間には2段以上の棚が所定の間隔をおいて設置されており、シャワーユニットは、活性汚泥混合液を導入するための活性汚泥混合液入口を有する活性汚泥混合液導入管から垂直に延びるシャワーノズル管が設けられ、各シャワーノズル管には所定の間隔で活性汚泥混合液が噴霧されるシャワーノズルが形成されており、このシャワーノズルは互い違いに逆向きにその開口を向けており、最下段の棚より低い位置の当該脱臭塔側壁には臭気ガスを導入するための導入口が設けられているとともに、各シャワーユニット間における最下段の棚から溢流する活性汚泥混合液を上記汚泥循環槽に戻すためのオーバーフロー管がそれぞれ設けられており、上記棚には臭気ガスが通過する多数の孔が設けられているとともに、この孔の径は、活性汚泥混合液が当該棚上に滞留し、かつ、この活性汚泥混合液によって孔が閉塞しない大きさとされており、上記シャワーノズルにより活性汚泥混合液が当該シャワーユニット直下の空間に一様に噴霧されることにより、各棚上には略1cm以上の活性汚泥混合液からなるフラッティング部が形成されてなる生物脱臭装置。
  9. 上記棚の孔の開口率は5〜50%とされていることを特徴とする請求項7または8に記載の生物脱臭装置。
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