JP4603201B2 - カップ麺用計量容器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カップ麺に注ぐ調理用の水を計るカップ麺用計量容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、乾燥した麺や粉体のスープが入った容器本体に水を注ぎ、電子レンジで加熱調理する即席のカップ麺があった。カップ麺の種類により注入する水の量はおおよそ決まっており、うどんやラーメン等スープの多いものは容器本体の内周面に付けられた水位線まで注水する。しかし焼きそば等の場合、注水量が少なく麺の高さより水位が低いため、水量がわかりにくいものであった。そこで、容器本体の内側に入れられている別体の計量容器により水を計量し、容器本体に注水するものがあった。このような計量容器は、容器本体の内側に設けられ、乾燥した麺の上に載せられてセットされている。計量容器の内周面には、水位線が設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術の場合、計量容器をセットするため、容器本体はカップ麺を収納し、食べることに必要な大きさよりもかなり深い形状にしなければならない。このため、容器本体が大きくなり製造コストがかかり保管に場所を取るものであった。また、水を入れるときは、計量容器を容器本体から外し、水を入れて運び、計量容器を傾けて注水しなければならず、手間がかかるものであった。しかも、容器本体を小さくするために、計量容器を水位線ぎりぎりの深さに形成することが好ましいが、水の運搬や注入の際にこぼれやすいものとなる。このため、水こぼれ防止のために、水位線よりも側面が十分高い計量容器が必要であり、容器本体を小さくすることはできないものであった。
【0004】
この発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、水の計量と注入を簡単な操作で行うことができ、比較的浅い形状が可能なカップ麺用計量容器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明のカップ麺用計量容器は、薄い合成樹脂で形成された側面と、この側面の一端側に設けられた底面部と、上記底面部中央に形成されこの底面部に対して略直角に上方へ向かって突出した突起と、上記突起の基端部またはその周縁部の上記底面部に形成された切込線と、上記突起の基端部に形成され上記突起の変位状態を維持する係止手段を有し、この係止手段は、上記突起の基端部を弾性変形させて変位させることにより、上記切込線により上記底面部に開口部を形成し、その状態で上記突起を係止するとともに、この係止の解除により上記突起が変位状態から元の状態に復帰可能に設けられたものである。
【0006】
また、上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部に近づくにつれて例えば笠状に広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記突起の境界である円形の第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界であり第一屈曲線より径が大きい同心円の第二屈曲線が設けられている。上記切込線は、上記第二屈曲線から上記底面部にわたってほぼ上記第二屈曲線の中心から遠ざかる方向に延びてさらに略U字形に形成されている。
【0007】
また、上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部に近づくにつれて笠状に広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記突起の境界である円形の第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界であり第一屈曲線より径が大きい同心円の第二屈曲線が設けられているとともに、上記切込線は、上記第二屈曲線から上記底面部にわたって略平行な2本の直線から成る。
【0008】
または、上記切込線は、上記底面部で上記突起の基端部を囲んで湾曲部が形成されたU字形に形成され、上記係止手段は、上記突起の基端部側面に形成され上記突起を変位させることにより上記切込線に係止する角部であっても良い。
【0009】
また、上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部と平行に形成された平面部と、この平面部の外側に形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記平面部の境界である円形の第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界であり第一屈曲線より径が大きい同心円の第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記第一屈曲線から上記屈曲部にわたって略U字形に形成されているものである。
【0010】
または、上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部と平行に形成された平面部と、この平面部の外側に形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記平面部の境界である円形の第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界であり第一屈曲線より径が大きい同心円の第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記第一屈曲線から上記平面部にわたって略U字形に形成されているものである。
【0011】
上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記突起の境界である第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界である第二屈曲線が設けられている。上記切込線は、上記屈曲部から上記第二屈曲線を横切り上記底面部にかけて延び、上記突起を挟んでほぼ並行に位置している。
【0012】
また、上記側面の開口縁部には、側方に突出するフランジが一周して設けられ、このフランジが上記容器本体の内側面に当接して係止される。そして上記フランジには、エア抜き用の凹部が形成されている。
【0013】
この発明のカップ麺用計量容器は、容器本体にセットされた状態で水を入れて計量する。そして突起を変位させると、底面部や屈曲部が弾性変形して切込線の内側の突起に近い部分が変位して開口部が形成され、この開口部から計量された水が容器本体の中へ流れ落ちる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。図1〜図3はこの発明の第一実施形態を示すもので、この実施形態のカップ麺用の計量容器10は、カップ麺の容器本体12の内側に入れられ、容器本体12の中程から下方に詰められている内容物14の上方の空間に入れられている。
【0015】
計量容器10は弾性を有する薄い合成樹脂製であり、容器本体12の内側面よりもわずかに小さい半径で形成される円筒状の側面16と、側面16の一端側に連続する円形の底面部18が設けられている。側面16の反対側端部は開口縁部16aとなる。側面16の途中には、開口縁部16a寄りの位置に、開口縁部16aに対して平行な段部である水位線17が一周して形成されている。側面16の開口縁部16aには、容器本体12の内側面に向かって広がったフランジ20が一周して形成されている。フランジ20の周縁部の形状は、容器本体12の内側面で、開口縁部12aよりわずかに下方の部分の内径と等しい直径を有する円形である。そして、計量容器10はフランジ20が容器本体12の内側面に当接して、容器本体12に係止される。フランジ20の二カ所には、エア抜き用の凹部21が互いに等間隔で形成されている。
【0016】
そして、計量容器12の底面部18の中央には、上方に突出する突起22が形成されている。突起22の高さは、側面16の深さとほぼ同じで、中空状に形成されている。突起22の基端部には、突起22を押し下げたとき底面部18に係止される係止手段を兼ねた屈曲部24が設けられている。屈曲部24は、突起22の基端部を一周して形成され、底面部18に近づくにつれて突起22から離れるように広がった笠状の傾斜面である。突起22と屈曲部24の境界は円形の第一屈曲線26で区切られている。また、屈曲部24と底面部18の境界は第一屈曲線より径が大きい同心円の第二屈曲線28で区切られている。
【0017】
底面部18には、突起22を挟んで一対の切込線30が形成されている。各切込線30は、第二屈曲線28の少し内側から底面部18にかけて形成され、第二屈曲線28のほぼ中心から遠ざかる方向に沿って一対の直線部分が互いに平行に形成されているとともに、底面部18に形成されたその先端部が湾曲して互いにつながれてU字形に設けられている。これにより、各切込線30の内側は、舌片32となっている。
【0018】
次に計量容器10の使用方法について説明する。まず、図1に示すように計量容器10を容器本体12にセットした状態で、調理用の水を計量容器10の中へ水位線17まで注入する。そして、突起22を押し下げ、計量容器10の底面部18を弾性変形させる。このとき、図1の仮想線で示すように、第一屈曲線26では、突起22と屈曲部24の角度が小さくなり、底面部18よりも低い位置に下がる。そして第二屈曲線28では、底面部18と屈曲部24の角度が大きくなる。そして、屈曲部24は、底面部18よりも低い位置に下がるとともに、突起22が上に戻ろうとする力に抗して支えとなるために、突起22は下がった状態で係止される。これにともなって、図1の仮想線で示すように、一対の舌片32は、底面部18の下に位置する屈曲部24との角度を維持しようとして、切込線30で底面部18から離れて上方へ向かってはね上がる。そして、切込線30の内側には、舌片32が起き上がったことにより、切込線30による開口部が形成され、ここから、計量容器10に入れられた調理用の水がカップ麺の容器本体12に流れ落ちる。このとき、フランジ20の凹部21は容器本体12の内側面との間に隙間を生じるため、ここから容器本体12内の空気が出て、円滑に水が落下する。次に突起22を上方に引っ張り、所定以上の力が働くと屈曲部24が弾性変形して元の位置に戻り、再び舌片32を底面部18に閉鎖する。この状態で電子レンジで所定時間加熱し、内容物14を調理する。このとき、容器本体12の開口縁部12aは計量容器10で閉鎖されているため、蒸気が充満し加熱調理を効果的なものにする。また凹部21は、過剰の蒸気を逃がす蒸気抜き口となり、加熱調理中に容器が破裂するのを防止する。
【0019】
この実施形態の計量容器10によれば、簡単に水の計量と注水を行うことができる。容器本体12に計量容器10をセットしたまま注水し、突起22を押すだけでワンタッチで注入することができ、水をこぼしたりする心配がない。このため、計量容器10の開口縁部16a近くまで注水することができ、計量容器10を小さくすることが可能で、それにともない容器本体12を小さくすることができる。計量容器10は、容器本体12にセットされたまま使用されるので、強度を必要とせず、薄くすることができ重量も軽くなる。さらに、簡単な構造でしかも小形、軽量であるため、高い生産性が得られる。
【0020】
次に、この発明の第二実施形態について図4,図5に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の計量容器34は、底面部18に切込線36が形成されている。切込線36は互いに平行な二本の同じ長さの直線を一組として、突起22を挟んで二組形成されている。各切込線36の一対の直線は、第二屈曲線28の少し内側から底面部18にかけて形成されほぼ第二屈曲線28の中心から遠ざかる方向に平行に形成されている。そして、各切込線36の内側は、帯部38となっている。
【0021】
次に計量容器34の使用方法について説明する。まず、計量容器34を容器本体12にセットした状態で、調理用の水を計量容器34の中へ水位線17まで注入する。そして、突起22を押し下げ、計量容器34の底面部18を弾性変形させる。このとき第一屈曲線26では、突起22と屈曲部24の角度が小さくなり、底面部18よりも低い位置に下がる。そして第二屈曲線28では、底面部18と屈曲部24の角度が大きくなる。屈曲部24は、底面部18よりも低い位置に下がるとともに、突起22が上に戻ろうとする力に抗して支えとなるために、突起22は下がった状態で係止される。これにともなって一対の帯部38は、底面部18の下に位置する屈曲部24と面一になろうとして切込線36で底面部18から離れて上方へ湾曲する。そして切込線36には底面部18と帯体38の間に上下方向に開口した開口部が形成される。ここから、計量容器34に入れられた調理用の水がカップ麺の容器本体12に流れ落ちる。次に突起22を上方に引っ張り、再び帯体38を底面部18に閉鎖する。この状態で電子レンジで所定時間加熱し、内容物14を調理する。
【0022】
この実施形態の計量容器34によれば、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。そして、突起22を押し下げて水を容器本体12に入れるとき、帯体38は屈曲部24が下がっている状態で保持されているため、確実に切込線36による開口部が形成され、操作性が良好である。
【0023】
次に、この発明の第三実施形態について図6,図7に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の計量容器40は、底面部18の突起22の周囲に切込線42が形成されている。切込線42は突起22を中心とするU字形に形成されている。切込線42の内側は、舌片44となっている。そして、突起22の基端部より少し上方には、突起22を押し下げたとき、底面部18の切込線42の縁部に係止される係止手段である角部47を備えた段部46が一周して設けられている。
【0024】
次に計量容器40の使用方法について説明する。まず、計量容器40を容器本体12にセットした状態で、調理用の水を計量容器40の中へ水位線17まで注入する。そして、突起22を押し下げ、計量容器40を弾性変形させる。これにより舌片44は、切込線42で底面部18から離れて底面部18の下に位置する。そして、突起22の段部46の角部47が、底面部18の、切込線42により切り残された端縁部に係止され、舌片44は確実に下がった状態で保持される。そして、切込線42には、底面部18と舌片44の間に上下方向に開口した開口部が形成される。ここから、計量容器40に入れられた調理用の水がカップ麺の容器本体12に流れ落ちる。次に突起22を上方に引っ張り、段部46を底面部18から外し、突起22を上に持ち上げるとともに、再び舌片44は底面部18を閉鎖する。この状態で電子レンジで所定時間加熱し、内容物14を調理する。
【0025】
この実施形態の計量容器40によれば、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。そして、切込線42の形状が単純であるため製造が簡単である。
【0026】
次に、この発明の第四実施形態について図8〜図10に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の計量容器50は、上記第三実施形態と同様に、底面部18の突起22の周囲にU字形の切込線42が形成され、切込線42の内側に突起22と同心状に下方に突出した段部52が形成されている。そして、突起22の基端部は、この段部52内で底面部18よりもわずかに下方に位置している。そして、段部52の下端の角部53は、突起22を図9に示すように側方に変位させたとき、底面部18の切込線42の端縁部に係止される係止手段となっている。
【0027】
この計量容器50の使用方法は、上記実施形態と同様に、計量容器40を容器本体12にセットした状態で、調理用の水を計量容器50の中へ水位線17まで注入する。そして、突起22を側方に押し、図9に示すように、切込線42から段52を引き上げるようにし、底面部18の切込線42の端縁部に角部53が係止され、舌片44は確実に起こされた状態で保持される。これにより、切込線42には、底面部18と舌片44の間に、上下方向に開口した開口部が形成され、ここから、計量容器40に入れられた調理用の水がカップ麺の容器本体12に流れ落ちる。以下、上記と同様に調理する。
【0028】
この実施形態の計量容器40によっても、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0029】
次に、この発明の第五実施形態について図11〜図13に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の計量容器54は、突起22の基端部に幅の狭い環状の平面部55が形成され、その外側に第一屈曲線56が形成されている。そして第一屈曲線56外側に、上記第一実施形態と同様で相対的に大きな笠状の屈曲部57を介して第二屈曲線58が同心状に形成されている。そして、第一屈曲線56から屈曲部57に、U字状の切込線60が形成されている。切込線60は、互いに平行な二本の同じ長さの直線の先端部が屈曲部57の途中で互いに近づく方向に湾曲してU字状に形成され、舌片62を形成している。この舌片62は突起22を挟んで互いに対称に一対設けられている。
【0030】
この計量容器54の使用方法は、上記実施形態と同様に、計量容器54を容器本体12にセットした状態で、調理用の水を計量容器54の中へ注入する。そして、突起22を押し下げ、図12に示すように、計量容器54の屈曲部57を弾性変形させる。このとき第一屈曲線56では、舌片62が下方を向いたまま第二屈曲線58が下方に屈曲するので、切込線60の内側に開口部が形成される。
【0031】
この実施形態の計量容器54によっても、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。
【0032】
次に、この発明の第六実施形態について図14〜図16に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の計量容器64は、突起22の基端部に幅の広い環状の平面部65が形成され、その外側に第一屈曲線66が形成され、さらにその外側に、上記第一実施形態と同様で相対的に大きな笠状の屈曲部67を介して第二屈曲線68が同心状に形成されている。そして、第一屈曲線66から平面部65に、U字状の切込線70が形成されている。切込線70は、互いに平行な二本の同じ長さの直線の先端部が第一屈曲線66を横切り、平面部65の突起22近傍で、互いに近づく方向に湾曲してU字状に形成され、舌片72を形成している。この舌片72は突起22を挟んで互いに対称に一対設けられている。
【0033】
この計量容器64の使用方法は、上記実施形態と同様に、計量容器64を容器本体12にセットした状態で、調理用の水を計量容器64の中へ注入する。そして、突起22を押し下げ、図15に示すように、計量容器64の屈曲部67を弾性変形させる。このとき第一屈曲線66では、舌片72が屈曲部67との角度を保ったまま第二屈曲線68で屈曲するので、切込線70の内側に舌片72による開口部が形成される。
【0034】
この実施形態の計量容器64によっても、上記実施の形態と同様の効果を有するものである。
【0035】
次に、この発明の第七実施形態について図17〜図19に基づいて説明する。ここで、上述の実施の形態と同様の部材は同様の符号を付して説明を省略する。この実施形態の計量容器74は、底面部18から第二屈曲線78を横切って屈曲部77に切込線76が形成されている。切込線76は互いに平行な二本の同じ長さの直線であり、突起22を挟んで互いに平行に二本形成されている。また、突起22の頭部には、操作を容易にするための凹部80が形成されている。
【0036】
この計量容器74の使用方法も上記実施形態と同様であり、突起22の凹部80を押圧することにより、第一屈曲線75で切込線76間の屈曲部77が下方に変位し、図18の状態で安定になる。この状態で、切込線76により屈曲部77に開口部が形成される。
【0037】
また、成型時の形状を図17とは反対に、図20〜図22に示すように、突起22の周囲に形成された屈曲部87が、突起22の基端部に向かうに従い下方に傾斜した屈曲部87を備えたものであっても良い。この場合、上記実施形態とは動作が逆になり。屈曲部87には断線76による開口部を形成させる際には、突起22の摘み用凹部82を保持して突起22を引き上げると、図21に示すように、屈曲部87の切込線76による開口部が形成される。
【0038】
なお、この発明のカップ麺用計量容器は、上記各実施の形態に限定されるものではなく、素材や側面の形状等は自由に変更可能である。また、突起や係止部、切込線の、形状や位置、数等も、確実に底面部に開口部が形成された状態を維持可能なものであればよい。
【0039】
さらに、調理方法は、水を入れて電子レンジで加熱するばかりでなく、容器中に熱湯を注いで、電子レンジで調理したり単に所定時間おいて食するものでも良い。
【0040】
【発明の効果】
この発明のカップ麺用計量容器は、簡単な操作で正確に、調理用の水の計量と注入を行うことができる。また、水をこぼしにくいことから水位線の上方に余裕のための深さを持たせる必要が無く、薄形とすることができ、カップ麺の容器本体も小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第一実施形態のカップ麺用計量容器の使用状態を示す縦断面図である。
【図2】この発明の第一実施形態のカップ麺用計量容器の部分破断正面図である。
【図3】この発明の第一実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図4】この発明の第二実施形態のカップ麺用計量容器の部分破断正面図である。
【図5】この発明の第二実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図6】この発明の第三実施形態のカップ麺用計量容器の部分破断正面図である。
【図7】この発明の第三実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図8】この発明の第四実施形態のカップ麺用計量容器の縦断面図である。
【図9】この発明の第四実施形態のカップ麺用計量容器の使用状態の縦断面図である。
【図10】この発明の第四実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図11】この発明の第五実施形態のカップ麺用計量容器の縦断面図である。
【図12】この発明の第五実施形態のカップ麺用計量容器の使用状態の縦断面図である。
【図13】この発明の第五実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図14】この発明の第六実施形態のカップ麺用計量容器の縦断面図である。
【図15】この発明の第六実施形態のカップ麺用計量容器の使用状態の縦断面図である。
【図16】この発明の第六実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図17】この発明の第七実施形態のカップ麺用計量容器の縦断面図である。
【図18】この発明の第七実施形態のカップ麺用計量容器の使用状態の縦断面図である。
【図19】この発明の第七実施形態のカップ麺用計量容器の平面図である。
【図20】この発明の第七実施形態のカップ麺用計量容器の変形例の縦断面図である。
【図21】この発明の第七実施形態のカップ麺用計量容器の変形例の使用状態の縦断面図である。
【図22】この発明の第七実施形態のカップ麺用計量容器の変形例の平面図である。
【符号の説明】
10 計量容器
12 容器本体
14 内容物
16 側面
18 底面部
20 フランジ
22 突起
24 屈曲部
26 第一屈曲線
28 第二屈曲線
30 切込線
32 舌片

Claims (7)

  1. 薄い合成樹脂で形成された側面と、この側面の一端側に設けられた底面部と、上記底面部中央に形成されこの底面部に対して略直角に上方へ向かって突出した突起と、上記突起の基端部またはその周縁部の上記底面部に形成された切込線と、上記突起の基端部に形成され上記突起の変位状態を維持する係止手段を有し、この係止手段は、上記突起の基端部を弾性変形させて変位させることにより、上記切込線により上記底面部に開口部を形成し、その状態で上記突起を係止するとともに、この係止の解除により上記突起が変位状態から元の状態に復帰可能に設けられたことを特徴とするカップ麺用計量容器。
  2. 上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記突起の境界である第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界である第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記第二屈曲線から上記底面部にわたって略U字形に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカップ麺用計量容器。
  3. 上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記突起の境界である第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界である第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記第二屈曲線から上記底面部にわたって形成された略平行な二本の直線から成ることを特徴とする請求項1記載のカップ麺用計量容器。
  4. 上記切込線は、上記底面部で上記突起の基端部を囲んで湾曲部が設けられた略U字形に形成され、上記係止手段は、上記突起の基端部側面に形成され上記突起を変位させることにより上記切込線に係止する角部であることを特徴とする請求項1記載のカップ麺用計量容器。
  5. 上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部と平行に形成された平面部と、この平面部の外側に形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記平面部の境界である第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界である第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記第一屈曲線から上記屈曲部にわたって略U字形に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカップ麺用計量容器。
  6. 上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部と平行に形成された平面部と、この平面部の外側に形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記平面部の境界である第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界である第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記第一屈曲線から上記平面部にわたって略U字形に形成されていることを特徴とする請求項1記載のカップ麺用計量容器。
  7. 上記係止手段には、上記突起の基端部を一周して形成され上記底面部に近づくにつれて広がった傾斜面である屈曲部と、上記屈曲部と上記突起の境界である第一屈曲線と、上記屈曲部と上記底面部の境界である第二屈曲線が設けられ、上記切込線は、上記屈曲部から上記第二屈曲線を横切り上記底面部にかけて延び、上記突起を挟んでほぼ並行に位置していることを特徴とする請求項1記載のカップ麺用計量容器。
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