JPH066015Y2 - 成形容器 - Google Patents

成形容器

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JPH066015Y2
JPH066015Y2 JP1989005048U JP504889U JPH066015Y2 JP H066015 Y2 JPH066015 Y2 JP H066015Y2 JP 1989005048 U JP1989005048 U JP 1989005048U JP 504889 U JP504889 U JP 504889U JP H066015 Y2 JPH066015 Y2 JP H066015Y2
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JP
Japan
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container
surface portion
diameter
container body
containers
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JP1989005048U
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JPH01170607U (ja
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博 小林
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はプラスチック成形容器、特にカレー、シチュ
ーその他の食品等を包装するカップ型ないし深皿型の包
装容器に関するものである。
[従来の技術] カレー、シチュー、その他の食品等を包装する容器とし
て、シート成形等によりカップ型ないし深皿型に成形さ
れた容器が用いられている。
シート成形容器はシート状のプラスチック材料を軟化し
た状態で真空または圧空により金型に押し当てて、肉厚
をほぼ均一に成形したものであり、多数の空容器を積重
ねるスタックに好都合である。
これらの成形容器は、調理または半調理された食品等を
オートメーション化された機械で充填され、消費者は、
容器ごと加熱したり、容器を食器として兼用して使用す
ることができる。
このような容器においては、内容物を充填機においてオ
ートメーションで充填可能にするために、容器は同一の
姿勢で等しい間隔(スタッキングハイト)でスタックさ
れることが必要である。これは、スタックされて保管さ
れていた容器を、充填に際して機械で1個ずつ分離する
とき、積重ねた容器のフランジ部相互の隙間に機械の爪
を挿入して、上端の1個だけを順次取外すようにしてい
るため、各フランジが等間隔dをなすように、すなわち
スタッキングハイトがdになるようにスタックする必要
があり、そうでない場合には複数個がかたまって取外さ
れたり(ブロッキング)、1個も取外されなかったりす
る不都合が生じるためである。
このような適正なスタックを可能とするために、従来の
シート成形容器においては、第4図、第5図及び第6図
に示す容器101のように、容器の側壁上部外周を一周
して環状の段部102を設けて、段部102を境に下部
の側壁103では径が容器上端開口部の径Rより小さい
が上部はRより大きいようにして、側壁103のみが下
の容器101の中に挿入されるようにし、段部102を
位置決めストッパーとして、上の容器101が下の容器
101の上面より高さdだけ突出するようにしている。
そして、側壁103においては、容器の軸107方向上
方に向かってその径が増加するようにし、その軸107
との、傾斜角度は、5°〜10°にされている。
これは第6図に示すように、所定の肉厚の容器101を
スタックしてスタッキングハイトを所定値dとしたと
き、上下の隣接容器の側壁間103のクリアランスを適
量にするためであり、クリアランスが不足の場合、容器
相互がきつく嵌入され、スタックされた端の1個を引張
っても他の容器が一緒にくっついてくる、ブロッキング
を起こしやすく、またクリアランスが大き過ぎても以下
に述べる不都合が起こるからである。
[考案が解決しようとする課題] 一方第7図及び第8図に示すの大きい容器111をス
タックした場合を示す第9図のように、前記クリアラン
スが大き過ぎるとスタックの際に上下の容器の重なり部
の水平位置が僅かにずれても、相互に規制し合う壁がな
いため、上の容器の重み等でその部分が次第にズレ込
み、一方の側111aが沈み、かつ反対側111bが浮
き上がってしまい、フランジ間隔が所定の間隔dよりも
前記一方の側では小に、他方の側では大になり、かつ軸
107の向きもずれて、いわゆるスイングし、正しくス
タックできない。また、一旦正しくスタックしたもの
も、僅かのはずみでスイングしてしまう。
ところが最近、生活の多様化に伴い、容器の用途、デザ
インも多様化し、容積の割には表面開口部の面積を広く
とりたい場合があり、この場合側壁の軸に対する傾斜角
は15°以上、或いは30°以上になることがある。
このような側壁の軸に対する傾斜角の大きい容器で
は、同一の肉厚で同一のスタッキングハイトdに対する
上下の容器の側壁間のクリアランスは、傾斜角が5°
〜10°の場合より遥かに大きくなり、前記スイングが
起きやすいという問題がある。また、一般に容器では、
蓋との位置合わせを要することがあり、水平方向と共
に、円周方向の位置もズレないようにスタック可能な容
器の開発が望まれている。
この考案は上記の如き事情に鑑みてなされたものであっ
て、容器側壁の軸に対する傾斜角が15°以上或いは3
0°以上のように大きい容器において、所望のスタッキ
ングハイトでスタック可能で、水平方向のズレであるス
イングと共に円周方向のズレをも防止し得る成形容器を
提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] この目的に対応してこの考案の成形容器は、容器胴部と
底を備える上端開口の成形容器であって、前記容器胴部
が、軸方向上方に向かって径が増加する錘面部と、軸方
向上方に向かって径が減少する立ち上り面部と内側の径
が開放端の径よりも小さくかつ外側の径が開口端の径よ
りも大きく外側縁で前記立ち上り面部の下端に接続して
いる係止面部を持ち前記容器胴部を一周するスタック用
段部と、並びに下面部と側面部と傾斜角が容器中心軸に
対して上記錘面部より小さい異傾斜部からなる外面部と
から成る突出部とを有し、前記突出部は前記錐面部の上
端と前記スタック用段部の両方にわたって前記容器胴部
の周に沿って複数個設けたことを特徴としている。
[作用] このように構成された成形容器1相互を上下に重ねる
と、下の成形容器のスタック用段部が上の成形容器1の
スタック用段部の下面に接当し、スタッキングハイトが
確保される。このとき突出部が位置合せの案内面として
作用する。また上下の成形容器の突出部の重複部分の干
渉でスイングが防止される。
[実施例] 以下この考案の詳細を、一実施例を示す図面について説
明する。
第1図、第2図及び第3図において、1は成形容器であ
る。成形容器1はシート成形容器であり、合成樹脂のシ
ートを軟化させた状態で真空または圧空により金型に押
当て、容器胴部2と、容器胴部2の上端に水平に接続す
るフランジ部3と及び容器胴部2の下端に接続する底1
0とを一体に成形した、上端開口9をもつ上端開放の容
器である。容器胴部2は錐面部4と突出部11とスタッ
ク用段部6とからなっている。
錐面部4は、軸7方向上方に向かって径が増加する円錐
面をなし、軸7を含む仮想の平面における断面は軸7に
対し約30°傾斜している。
錐面部4の下端には円形の底10が接続して下端を閉じ
ている。
スタック用段部6は、水平環状をなすか或いは軸7方向
上方に向かって径を増し環状に外側に張り出す係止面部
16と、係止面部16の外縁に接続してスタッキングハ
イトdの高さだけ立上る立上り面部15と、によって構
成されている。係止面部16は上端開口9の径よりも小
さい径の内縁と上端開口9の径よりも大きい外縁とをも
つ環状をなし、内縁で錐面部4に接続している。立上り
面部15は、軸7方向上方に向かって僅かに径が減少し
軸7を軸とする円錐面をなし、その上端の径すなわち容
器1の開口端の径rは、係止面部16の内縁の径よりは
大きいが外側の径よりは小さい。
立上り面部15の上端は上端開口9に達していてそこか
ら、水平なフランジ部3が外側に張出している。また立
上り面部15の下端は係止面部の外縁に接続している。
突出部11は容器胴部2の上端部の周に沿って全周を等
分する位置の複数箇所において錐面部4の上端部とスタ
ック用段部6の両方にわたって外側に突出して形成され
て、容器胴部2の一部分をなしている。突出部11は側
面5と下面部14とから成っており、かつ側面5は上部
側面5eと下部側面5dと連結面19とから成ってい
る。上部側面5eはスタック用段部6の立上り面部15
と対応するものであり、下部側面5dは錐面部4に対応
するものであり、連結面19はスタック用段部6の係止
面部16と対応するものである。従って上部及び下部の
側面5e,5dは錐面部4と同様に軸7方向上方に向っ
て径が増加するが、両側面5e,5dでは軸7を含む仮
想の平面による断面形状が軸7に対して5°〜10°傾
斜しており、この傾斜角が錐面部4におけるより小さい
ことが重要である。また突出部11の軸7方向の深さは
1にわたっている。
上部側面5eの上端は容器胴部2の上端開口9に達して
いる。一方、下部側面5dの下端は下面部14によって
下部の錐面部4と接続している。下面部14は錐面部4
から外側に突出したほぼ水平な棚状をなす。また上下の
側面5e,5dは中間にある連続面19を介して接続し
ている。こうして側面5d,5eと下面部14と連結面
19とは錐面部4及びスタツク用段部6から突出した突
出部11を形成している。
このように構成された成形容器1相互を側面5の位置を
合せて上下に重ねると、上の容器1の突出部11が下の
容器の容器胴部2内に入ることが許容され、かつ下の成
形容器のフランジ内縁部3aが上の成形容器1の係止面
部16の下面に接当し、上の形成容器1の立上り面部1
5とフランジ部3とは下の成形容器1から露出して、ス
タツキングハイトdでスタックされる。このとき突出部
11が位置合せの案内面として作用する。また、ここで
重要なこととして、上下に隣り合う成形容器の側面5相
互の重なり部においては、上の容器の側面5の下部の深
さ(h1−d)の部分(下部側面5d)が、下の容器の
側面5の上部の深さdの部分(上部側面5e)と重なり
合うのであるが、両側面5d,5eは軸7との傾斜角が
5°ないし10°であるので、相互間のクリアランスは
適正なスタックのために過不足がなく、水平方向のズレ
であるスィングが防止されると共に、ブロッキングも防
止される。
また、上下の容器における突出部11により規制され、
円周方向のズレも同時に防止される。
側面5は互いに面一に接続しない2つの部分つまり下部
側面5d及び上部側面5eからなっている。すなわち上
部側面5eは、容器1の上端開放縁21が、軸7上に中
心をもつ円22から外側に突出した小半円弧23をなす
部分に、かつ上端開放縁21からの深さdの部分に、形
成されている。上部側面5eの下端は、成形容器1を一
周する環状に形成されたスタック用段部6の下面部14
と面一な連結面19の外縁に接続し、一方連結面19の
内縁には下部側面5dの上端が接続しており(第2
図)、下部側面5dの下端は下面部14により下部の錐
面部と接続する。ここに上部下部の両側面5e,5d、
連結面19、及び下面部14が、円周方向の所定の位置
において半径方向に突出する突出部11をなす。また上
部下部の側面5e,5dを軸7を通る仮想の平面で切っ
た断面図形は、軸7に対し同じ5°ないし10°の傾斜
角で傾斜する上下2の部分(5d,5e)に分かれる
が、軸7方向の深さの和はh1である。
容器1をスタックすると、上の容器の下部側面5dの下
部と、下の容器の上部側面5eの上部とが、僅かなクリ
アランスをおいて重なり合い、スィング、ブロッキング
を防止し、突出部11が周方向の位置のズレを防止す
る。
この場合突出部11の上端が開口しているので、その近
傍のフランジ部3bは蓋をシールしたときの初期開口が
容易な形状となり好都合である。
上下の側面5d,5eの形状を丸型でなく角型としても
よい。
なお上下の側面は錐面部の外側にではなく内側に突出さ
せてもよいし、一部を外側に他の一部を内側に突出させ
てもよい。
[考案の効果] 以上の説明から明らかな通り、この考案によれば、容器
側壁の軸に対する傾斜角が15°以上或いは30°以上
のように大きい容器において、所望のスタッキングハイ
トでスタック可能で、水平方向のズレであるスィングと
共に円周方向のズレをも防止し得る成形容器を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例に係わる成形容器の平面
図、第2図は第1図におけるII−II部半部縦断面側面
図、第3図は第1図におけるIII−III部半部縦断面側面
図、第4図は従来の成形容器を示す半部縦断面正面図、
第5図は第4図に示す成形容器の平面図、第6図は第4
図に示す成形容器をスタックした状態を示す半部縦断面
正面図、第7図は従来の他の成形容器を示す半部縦断面
正面図、第8図は第7図に示す成形容器の平面図、及び
第9図は第7図に示す成形容器をスタックした状態を示
す半部縦断面正面図である。 1……成形容器、2……容器胴部 3……フランジ部、3a……フランジ部内縁 4……錐面部、5……側面 5d……下部側面、5e……上部側面 6……スタック用段部、7……軸 9……上端開口、10……底 11……突出部、14……下面部 15……立上り面部、16……係止面部 19……連結面、21……上端開放縁 22……円、23……小半円弧

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器胴部と底を備える上端開口の成形容器
    であって、前記容器胴部が、軸方向上方に向かって径が
    増加する錘面部と、軸方向上方に向かって径が減少する
    立ち上り面部と内側の径が開放端の径よりも小さくかつ
    外側の径が開放端の径よりも大きく外側縁で前記立ち上
    り面部の下端に接続している係止面部を持ち前記容器胴
    部を一周するスタック用段部と、並びに下面部と側面部
    と傾斜角が容器中心軸に対して上記錘面部より小さい異
    傾斜部からなる外面部とから成る突出部とを有し、前記
    突出部は前記錐面部の上端と前記スタック用段部の両方
    にわたって前記容器胴部の周に沿って複数個設けたこと
    を特徴とする成形容器。
JP1989005048U 1989-01-20 1989-01-20 成形容器 Expired - Lifetime JPH066015Y2 (ja)

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JPH01170607U JPH01170607U (ja) 1989-12-01
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005239286A (ja) * 2004-02-24 2005-09-08 ▲寧▼波南洋酒店用品制造有限公司 容器
US11138746B2 (en) 2017-07-03 2021-10-05 Ricoh Company, Ltd. Diagnostic support system and diagnostic support method

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