JP2005239286A - 容器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 底部12と、この底部12から延出する側壁20と、この側壁20から延出するフランジ部30とを備えた容器10であって、側壁20は、底部12に連続する第一の側壁18と、この第一の側壁18に連続する第二の側壁26を備えてなり、第二の側壁26は第一の側壁18よりも膨出して形成されており、第二の側壁26は、開口部側よりも底部側が膨出しており、底部側から開口部側へ向かうに従って容器内側へ向けて傾斜して形成されている。
【選択図】 図1
Description
この容器は、一般に開口縁部にフランジ部を有する箱型をしており、ステンレス鋼等から形成されており、冷たい食物でも、温かい食物でも収納可能とされている。バイキング等で温かい食物を提供する際は、湯煎により容器自体を温めることにより、出来たての風味を落とさずに提供することが可能とされている。
保管時には、容器を積み重ねることにより場所をとらないように収納されるが、このとき、保管時の積み重ねによる埋まり込みを防止するために、容器の本体に段差加工が施されたものがあった(例えば、特許文献1乃至7参照)。
或いは、特許文献5の図25に示すように、容器を重ねたときに、容器同士が密着してしまい、容器が取り外しにくくなるという不都合があった。
また、容器自体がすべり易いので、重ねるときに注意を払わないと容器同士が斜めに嵌り込んでしまい、一度容器が傾いて嵌合してしまうと、容器を積み重ねるにしたがって傾きが大きくなり、さらに容器を重ねるのが困難になるという問題があった。
また、容器を重ねたとき、上方に位置する容器の第二の側壁が、下方に位置する容器のフランジ部に好適に係合し、容器を適正な状態で重ねることが可能となる。そして、容器が傾くことなくまっすぐに重ねることができるので、多く重ねても倒れることがなく好適である。
また、凹溝は容器内側に向けて拡開する楔形に形成されており、容器に強度を持たせて、容器のゆがみやフランジ部の折れ曲がりを防止するように構成されている。
前記容器は金属材料をプレスして形成されている。
なお、前記容器は例えば四角形状に形成されている。
容器10は、食物の保存や衛生面から金属製が好適である。金属としては、例えば、アルミニウム、ステンレス鋼が選択される。容器10の表面は鏡面研磨されている。
なお、金属に限らず、合成樹脂、陶器、ガラス、ホウロウ、漆器等、他の素材から形成しても良い。
また、隣り合う側壁20間に位置する角部も、丸みを帯びた角部22となっている。
これにより、開口部側よりも底部側のほうが面積が小さくなるので、容器10を重ねるときに、上側の容器10を下側の容器10に入れ易くなり、好適である。
この第二の側壁26は、開口部側よりも底部12側が膨出しており、底部12側から開口部側へ向かうに従って、容器内側へ向けて傾斜して形成されている
第二の側壁26は、丸みを帯びており、図4及び図5に示すように断面略弓状に形成され、底部12側に丸みを帯びた稜線である外郭縁24が形成されている。
フランジ部30の外周縁の外側にはさらに外折部32が形成されており、フランジ部30の強度が確保されるとともに、容器10を持ったときに引っ掛かりを持たせて、より安定良く容器10を持つことができるように構成されている。
凹溝34が設けられていることにより、容器内の液体を外部に注ぐことが可能である。さらに、凹溝34を設けることにより強度が確保され、容器10のゆがみが防止される。さらに、フランジ部30をぶつけたとき等において、フランジ部30の折れ曲がりが防止される。容器10の強度が確保されることにより、容器10に食物等を入れたときに容器10がゆがむことなく、特に容器10に熱い食物を入れたときに食物の漏れが防止され好適である。
凹溝34は、図2及び図3に示すように、外形が略二等辺三角形をした楔形に形成されている。凹溝34は、容器内部側からフランジ部30の外周縁まで形成されている。
膨出部13が形成されていることにより、底部12の強度が向上される。
また、第二の側壁26が断面略弓状に膨出しているので、上側の容器10の第一の側壁18が、下側の容器10の側面に触れることがなく、容器同士の密着が防止される。
或いは、容器10の深さをより深くしたり、逆に、より浅くしても良い。このように、容器10は用途に応じて、種々の形状とすることが可能である。
また、容器10には食物だけではなく、小物等、他の物品を収納しても良いことは勿論である。
12 底部
13 膨出部
14 テーパー部
16 角部
18 第一の側壁
20 側壁
22 角部
24 外郭縁
26 第二の側壁
30 フランジ部
32 外折部
34 凹溝
38 面
40 面
42 合わせ部
Claims (12)
- 底部と、該底部から延出する側壁と、該側壁から延出するフランジ部と、を備えた容器であって、
前記側壁は、前記底部に連続する第一の側壁と、該第一の側壁に連続する第二の側壁を備えてなり、
前記第二の側壁は前記第一の側壁よりも膨出して形成されており、
前記第二の側壁は、開口部側よりも底部側が膨出しており、底部側から開口部側へ向かうに従って容器内側へ向けて傾斜して形成されたことを特徴とする容器。 - 前記第二の側壁は断面略弓状に形成されたことを特徴とする請求項1記載の容器。
- 前記フランジ部には凹溝が形成されたことを特徴とする請求項1記載の容器。
- 前記凹溝は容器内側に向けて拡開する楔形に形成されたことを特徴とする請求項3記載の容器。
- 前記凹溝は、容器内側が最も深く、外側が最も浅くなるように形成されたことを特徴とする請求項3記載の容器。
- 前記凹溝は前記フランジ部を前記底部側に向けて凹ますことにより形成されたことを特徴とする請求項3記載の容器。
- 前記容器は金属材料からなることを特徴とする請求項1記載の容器。
- 前記金属材料はアルミニウム、ステンレス鋼、その他の金属から選択されることを特徴とする請求項7記載の容器。
- 前記容器は金属材料をプレスして形成されたことを特徴とする請求項7または8記載の容器。
- 前記容器を重ねたとき、上方に位置する容器の前記第二の側壁が、下方に位置する容器の前記フランジ部に係合することを特徴とする請求項1記載の容器。
- 前記底部には容器内部に向けて膨出する膨出部が設けられたことを特徴とする請求項1記載の容器。
- 前記容器は四角形状であることを特徴とする請求項1記載の容器。
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