JP4602501B2 - 塗布装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被塗布面に対して液体を薄く且つ略均一に塗布することが可能な塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
シート形状の素材から成形型を用いて各種容器等を製造する場合、成形型からの離型性の向上や、製品形状の均一化や、製品状態で製品同士が固着し合う所謂ブロッキング現象の抑制等のため、各種の離型剤が最終製品の用途に応じて製品側や成形型側に塗布される。
【0003】
成形型からの成型品の離型性が向上することにより、型から離れる際に成型品に加えられる力が軽減され、その際に起こり得る成型品の変形や亀裂等の損傷が低減する。このため、均一な形状の製品を安定して製造することが可能となる。また、複雑な形状の製品を安定して製造することが可能となると共に、よりシャープな形状の製品を得ることができる。
【0004】
また、製品の表面を滑り易くすることにより、製品を積み重ねた後に生じ得る所謂ブロッキング現象が抑制され、積み重ねられた製品を一つずつ確実に取り出すことが可能となる。例えば、飲料の自動販売機で使用されるコップは、積み重ねられた状態で販売機内に収容され、販売の度に1つずつ取出口内に送られ、その内部に飲料が注入される。このとき、飲料及び容器を購買者に間違いなく確実に提供するためには、コップを損傷することなく取出口内に1つずつ確実に供給することが要求される。従って、係るブロッキング現象の抑制は、極めて重要な問題である。
【0005】
一般に、離型剤や潤滑剤を塗布する場合、スプレーによって被塗布面に霧状の塗布液を散布する方法や、被塗布面に塗布液を滴下した後ゴムローラ等で液を押し切る方法などが用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記スプレーによる方法では、霧状の塗布液が被塗布面の周囲にも飛散する。このため、作業環境の悪化を招いてしまう恐れがあり、また、飛散した散布液が制御装置等に付着すると、誤作動を引き起こす恐れがある。このような作業環境の向上や誤作動の防止を図るためには、専用のブースを設ける等の特別な付帯設備を要する。
【0007】
また、被塗布面に塗布液を滴下した後ゴムローラ等で液を押し切る方法では、塗布液を被塗布面の全域に滴下するための多数のノズルを調整する作業や、液の供給量の管理や、液を長時間安定して滴下するための管理等が煩雑である。
【0008】
さらに、前記何れの方法でも、被塗布面に対して塗布液を、薄く且つ均一に塗布することは難しい。また、塗布液の消費量は、被塗布面に残存する必要量に加えて、被塗布面以外へ飛散する分や押し切られて除去される分が必要となる。すなわち、塗布液を被塗布面へ過剰に供給する必要があるため、塗布液の消費量が必要量に比して過大となり、無駄が多くなる。
【0009】
本発明は前記の実情に鑑みてなされたものであって、付帯設備を要することなく良好な作業環境下で誤動作の発生が防止され、調整及び管理が容易で、塗布液の消費量のうち無駄な分が低減され、さらに、被塗布面に対して塗布液が薄く且つ均一に塗布され得る塗布装置の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、本発明の第1の態様に係る塗布装置は、液供給位置と塗布位置とを通るように回転移動する円周面を形成する連続気孔構造の多孔質弾性体を有し、移動する被塗布面に前記塗布位置で押圧接触することにより前記液供給位置で供給された塗布液を前記円周面から前記被塗布面へ連続的に転写する塗布ローラと、前記液供給位置を通過した後で且つ前記塗布位置を通過する前の前記円周面を押圧して前記多孔質弾性体を弾性変形させることにより前記塗布液の量を調整する絞りローラと、を備え、前記多孔質弾性体は、前記円周面と内部とが同一の組織構造を有して平均気孔径が10〜100μmであり、平均気孔率が60%以上であり、タイプDによるデュロメータ硬さが5〜100であり、乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度が200%以上であるポリウレタンでなる。
【0011】
上記構成では、塗布ローラの多孔質弾性体の円周面は、液供給位置から塗布位置を通り、再び液供給位置へ戻るように回転移動する。液供給位置での円周面は、塗布液と接触し、塗布液は、円周面から浸透して多孔質弾性体の気孔内に保持される。液供給位置を通過した後で且つ塗布位置を通過する前の円周面は、絞りローラによって所定量押圧される。円周面が押圧された状態では、多孔質弾性体が弾性変形し、円周面近傍の気孔が所定量潰されて、その内部に保持された塗布液が適宜移動して分散される。そして、押圧が解除されると同時に、気孔が初期形状に復帰し、円周面近傍に保持される塗布液の量が適正量に調整される。塗布位置では、円周面が移動する被塗布面と押圧接触し、円周面近傍の気孔が潰され、気孔内に保持された塗布液が滲み出て被塗布面上に転写される。このとき、円周面近傍に保持されている塗布液の量は絞りローラによって適正量に調整されているので、塗布液は被塗布面上に薄く且つ略均一に塗布される。
【0012】
本発明の第2の態様は、液供給位置と塗布位置とを通るように回転移動する円周面を形成する連続気孔構造の多孔質弾性体を有し、移動する被塗布面に前記塗布位置で押圧接触することにより前記液供給位置で供給された塗布液を前記円周面から前記被塗布面へ連続的に転写する塗布ローラと、前記塗布位置で前記被塗布面を前記円周面上へ押圧する絞りローラと、を備え、前記多孔質弾性体は、前記円周面と内部とが同一の組織構造を有して平均気孔径が10〜100μmであり、平均気孔率が60%以上であり、タイプDによるデュロメータ硬さが5〜100であり、乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度が200%以上であるポリウレタンでなる。
【0013】
上記構成では、塗布位置では、円周面は、絞りローラによって被塗布面に押圧される。このため、円周面近傍に保持される塗布液の量が適正量に調整されると同時に、塗布液が円周面から被塗布面上に強く良好に転写される。このように、絞りローラを塗布位置に配置することにより、円周面を被塗布面に押圧接触させるための機構を別途設けることなく、塗布液がより良好に転写される。
【0014】
本発明の第3の態様は、上記第1又は第2の態様の塗布装置であって、前記多孔質弾性体の円周面と前記液供給位置で押圧接触して該多孔質弾性体に前記塗布液を供給する供給ローラをさらに備えている。
【0015】
上記構成では、液供給位置において、供給ローラの表面が多孔質弾性体の円周面に押圧接触することにより、供給ローラの表面に付着した塗布液が多孔質弾性体へ移動する。このとき、多孔質弾性体の円周面近傍は、弾性変形した状態となるため、塗布液は確実に多孔質弾性体へ供給される。
【0016】
本発明において、多孔質弾性体の平均気孔径が大きいと、一つの気孔から被塗布面上に転写される塗布液の量も自ずと多くなるため、薄く且つ均一な塗布が難しい。
【0017】
この点に関し、上記構成の多孔質弾性体は、平均気孔径が10〜100μmであるので、一つの気孔から被塗布面上に転写される塗布液の量が少量となり、薄く且つ均一な塗布に適する。
【0018】
多孔質弾性体の円周面の気孔がその内部の気孔よりも潰れると、円周面の開口率が低下し、気孔から被塗布面上に転写される塗布液の付着点の密度は、円周面の開口率の低下に伴って減少する。円周面の気孔が潰れて開口率が低下するほど、塗布液の付着点の密度は自ずと粗くなり、薄く且つ均一な塗布が難しくなる。
【0019】
この点に関し、上記構成の多孔質弾性体は、円周面と内部とがほぼ同一の組織構造を有するので、薄く且つ均一な塗布に適する。
【0020】
平均気孔径が同一の場合、気孔から被塗布面上に転写される塗布液の付着点の密度は、円周面の開口率の低下に伴って減少する。開口率が低下するほど、塗布液の付着点の密度は自ずと粗くなり、薄く且つ均一な塗布が難しくなる。
【0021】
この点に関し、多孔質弾性体は、平均気孔径が500μm未満で且つ開口率が40%以上であると、被塗布面上に転写される塗布液の付着点が密状態となり、薄く且つ均一な塗布に適する。
【0022】
本発明において、多孔質弾性体は、タイプDによるデュロメータ硬さが5〜100であるポリウレタンでなる。
【0023】
上記構成の多孔質弾性体を用いることにより、塗布液を多孔質弾性体に全体的且つ均一に保持させること、外周面が被塗布面に所定の押圧力以上で接触した際の多孔質弾性体の変形量を所定範囲内に抑えること、及び気孔から被塗布面上に転写される塗布液の付着点を密状態とすることが可能となり、塗布液を被塗布面上に極めて薄く、均一に、且つ長時間連続して塗布することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を、図1及び図2に基づいて説明する。
【0025】
図1は第1実施形態に係る塗布装置の斜視図、図2は図1の要部断面図である。
【0026】
図1及び図2に示すように、塗布装置1は、架台3と、一対のプレート5,7と、槽9と、塗布ローラ11と、絞りローラ13とから構成されている。
【0027】
塗布ローラ11は、金属製の回転軸15と、微細な連続気孔構造を有する略円筒状の多孔質弾性体17とから構成されている。回転軸15は、多孔質弾性体17の中空部分に挿入され、多孔質弾性体17の内周面17aは、回転軸15の外周面15a上に接着等によって固定されている。
【0028】
絞りローラ13は、金属又は樹脂製の円柱状ロール本体19と、ロール本体19の軸芯を通りロール本体19の側面から一体的に延びる回転軸21とから構成されている。
【0029】
プレート5,7は、架台3上に相対向して固定され、プレート5,7の間には、槽9と多孔質弾性体17とロール本体19とが配置されている。槽9の底面は、架台3上に固定され、槽9内には、離型剤等の塗布液23が収容されている。
【0030】
槽9の開口9aの上方には、板状又はシート状の被塗布部材29が略水平方向に移動するように供給される。被塗布部材29は、複数対の搬送ローラ31,33に挟まれ、搬送ローラ31,33の回転によって連続的に供給される。
【0031】
塗布ローラ11の回転軸15は、軸受25,27を介してプレート5,7に回転自在に支持され、図示外のモータ等の駆動機によって回転される。回転軸15がプレート5,7に支持された状態で、多孔質弾性体17の外周面(円周面)17bの上端は、槽9の開口9aよりも上方で被塗布部材29の下面上の被塗布面29aに下方から押圧接触する。多孔質弾性体17からの押圧力を受けた際の被塗布部材29の上方への移動を小さく抑えるため、被塗布部材29には搬送ローラ31,33によって所望の張力が付与されている。また、外周面17bの下端は、槽9内の塗布液23と接触する。すなわち、外周面17bと塗布液23との接触位置が液供給位置41に相当し、外周面17bの上端と被塗布面29aとの接触位置が塗布位置43に相当する。
【0032】
絞りローラ13の回転軸21は、軸受35,37を介してプレート5,7に回転自在に支持され、図示外のモータ等の駆動機によって回転される。回転軸21は、塗布ローラ11の回転軸15とほぼ平行で、且つ回転軸15の側方に配置されている。回転軸21がプレート5,7に支持された状態で、ロール本体19の外周面(作用面)19aは、多孔質弾性体17の外周面17bに押圧接触し、多孔質弾性体17の少なくとも外周面17bの近傍を弾性変形させる。多孔質弾性体17がロール本体19によって押圧される被押圧位置45は、被塗布部材29と槽9内の塗布液23との間(液供給位置41と塗布位置43との間)に設定されている。塗布ローラ11は、外周面17a上の点が液供給位置41から被押圧位置45を経て塗布位置43を通るように回転する。
【0033】
塗布ローラ11の回転速度は、外周面17bが被塗布面29aとほぼ等しい速度で移動するように設定されている。絞りローラ13の回転速度は、外周面19aが多孔質弾性体17の外周面17bとほぼ等しい速度で移動するように設定されている。
【0034】
次に、本実施形態に係る塗布装置1の作用を説明する。
【0035】
多孔質弾性体17の外周面17bは、槽9内の塗布液23中の液供給位置41から、被押圧位置45及び塗布位置43を通り、再び液供給位置41へ戻るように回転移動する。外周面17bが塗布液23中を通ると、塗布液23は、外周面17bから浸透して多孔質弾性体17の気孔内に保持される。外周面17bが被押圧位置45を通過するとき、外周面17bは絞りローラ13の外周面19aによって所定量押圧される。外周面17bが押圧されると、多孔質弾性体17が弾性変形し、外周面17bの近傍の気孔が所定量潰されて、その内部に保持された塗布液が適宜移動して分散される。そして、押圧が解除されると同時に、気孔が初期形状に復帰し、外周面17bの近傍に保持される塗布液の量が適正量に調整される。塗布位置43では、外周面17bが移動する被塗布面29aと押圧接触し、外周面17bの近傍の気孔が潰され、気孔内に保持された塗布液が滲み出て被塗布面17b上に転写される。このとき、外周面17bの近傍に保持されている塗布液の量は絞りローラ13によって適正量に調整されているので、塗布液は被塗布面29a上に薄く且つ略均一に塗布される。
【0036】
外周面17bが被塗布面29aとほぼ等しい速度で移動するように設定され、被塗布面29aと外周面17bとがほとんど相対移動していない状態で押圧接触するので、両者間の摩擦が最小限に抑えられる。このため、両者間の摩擦の影響を受けることなく、常に安定した状態で塗布液23が転写される。従って、長時間にわたり、塗布液23が薄く且つさらに均一に塗布され得る。また、外周面17bの破損が抑えられ、多孔質弾性体17の耐久性が向上する。
【0037】
ロール本体19の外周面19aが多孔質弾性体17の外周面17bとほぼ等しい速度で移動するように設定され、両外周面19a,17b同士がほとんど相対移動していない状態で押圧接触するので、常に一定の押圧状態が得られる。従って、多孔質弾性体17の変形量が安定し、外周面17bの近傍に保持される塗布液23の量が適正量に安定して調整され、塗布液23は被塗布面29a上に薄く且つさらに均一に塗布され得る。
【0038】
ロール本体19が多孔質弾性体17の外周面17bを直接押圧するので、安定した押圧状態が得られ、多孔質弾性体17の変形量が安定し、外周面17bの近傍に保持される塗布液23の量が適正量に安定して調整され、塗布液23は被塗布面29a上に薄く且つさらに均一に塗布され得る。
【0039】
このように、第1実施形態に係る塗布装置1によれば、液供給位置41と塗布位置43との間で外周面17bを押圧して弾性変形させる絞りローラ13を設けるという極めて簡単な構成により、外周面17bの近傍に保持される塗布液23の量が適正量に調整され、塗布液23が被塗布面29a上に薄く且つ略均一に塗布される。
【0040】
また、塗布液23が飛散することがないため、付帯設備を要することなく良好な作業環境下で誤動作の発生が防止される。また、極めて簡単な構成であるため、調整及び管理が容易である。さらに、連続運転時において、多孔質弾性体17に供給された塗布液23のほぼ全てが被塗布面29a上へ転写され得るので、塗布液23の消費量のうち無駄となる分が著しく低減される。
【0041】
次に、本実施形態に用いられる多孔質弾性体17について、さらに詳しく説明する。
【0042】
多孔質弾性体17としては、ポリビニルアセタール(PVAt)やポリウレタン等の高分子化合物を素材したもののうち、特にポリウレタンが用いられる。
【0043】
PVAtを素材にした多孔質弾性体(PVAt系多孔質弾性体)を得る方法としては、例えば、平均重合度300〜2000、ケン化度80%以上のポリビニルアルコールを一種又はそれ以上混合して水溶液とし、それに架橋剤としてアルデヒド類、触媒として鉱酸類、及び気孔形成材として澱粉等を加え、これらの混合液を所定の型内に注入し、50〜80℃で反応させた後、型から取り出して気孔形成材を除去する方法を挙げることができるが、必ずしもこの方法に限定されるものではない。
【0044】
また、ポリウレタンを素材とした多孔質弾性体を得る方法としては、ポリウレタンの微粒子の水分散体に水を吸収しうる塩類を加えて攪拌・混練し、塩類に水分散体の水分を吸収させて、略均一な非流動性の混練物を生成し、得られた混練物を冷間押出し成形し、押出された成形物を60〜130℃で熱処理した後、塩類を溶出によって除去する方法が挙げられるが、必ずしもこの方法に限定されるものではない。なお、ポリスチレン,ポリ酢酸ビニル,ポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリエチレン,ポリイソプロピレン,ポリクロロプレン,ポリブタジエン,スチレンブタジエン共重合体,酢酸ビニルエチレン共重合体,メチルメタクリレートブタジエン共重合体,及び天然ゴムなどを素材とする場合も、前記ポリウレタンと同様の方法によって多孔質弾性体を得ることができる。
【0045】
多孔質弾性体17の平均気孔径は、500μm未満、特に10〜100μmが好ましい。
【0046】
多孔質弾性体17の平均気孔径が500μm以上の場合、一つの気孔から被塗布面29a上に転写される塗布液の量が多くなり、薄く且つ均一な塗布が難しくなるためである。
【0047】
平均気孔径とは、PORUSMATERIALS,INC社製水銀ポロシメータを用いた、水銀圧入法細孔測定によって求められる値である。
【0048】
多孔質弾性体17の外周面17bの開口率は、40%以上が好ましい。
【0049】
開口率とは、多孔質弾性体17の外周面17b上における全気孔の占有面積率を意味する。また、外周面17bとその内部とがほぼ同一の組織構造を有する多孔質弾性体17の場合、平均気孔率と開口率とは、ほぼ等しい。
【0050】
多孔質弾性体17は、外周面17bとその内部とがほぼ同一の組織構造を有することが好ましい。
【0051】
通常の状態で外周面17bに面する気孔がその内部の気孔よりも潰れてしまっていると、平均気孔率に比して外周面17bの開口率が著しく低くなり、薄く且つ均一な塗布が難しくなるためである。
【0052】
さらに、薄く且つ均一な塗布のために最適な多孔質弾性体17の性状は、以下のように設定される。
【0053】
気孔から被塗布面29a上に転写される塗布液23の付着点は、気孔径が微細となり、且つ外周面17bの開口率が高くなるほど、密状態となる。従って、気孔径が塗布液23の流通性を妨げない範囲で微細であり、且つ開口率が高いことが要求される。
【0054】
また、塗布位置43において外周面17bから少量で一定量の塗布液23を長時間継続して滲み出させるためには、充分な量の塗布液23が多孔質弾性体17に全体的に且つほぼ均一に保持され、塗布位置43において、ある程度絞られた状態の外周面17bが被塗布面29aに所定の押圧力以上で接触し、その際の多孔質弾性体17の変形量が所定範囲内に抑えられることが望ましい。所定範囲とは、滲み出る塗布液23の量が必要最低量以上で許容最大量以下となる範囲である。所定の押圧力以上としたのは、低い押圧力で大きく変形する多孔質弾性体では、変形量の調整が難しく、且つ変形量を長時間一定範囲に抑えることが難しいためである。充分な量の塗布液23を全体的に且つ均一に保持させるためには、内部の組織構造がほぼ均一であること、平均気孔率が所定値以上であることに加えて、乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度が所定値以上であることが要求される。また、所定の押圧力以上での変形量を所定範囲内に抑えるためには、多孔質弾性体17の硬度が適切な範囲内であることが要求される。多孔質弾性体の硬度が高すぎると、滲み出る塗布液の量が必要最低量以上となる変形に要する押圧力が過大となり、装置の大型化等を招いてしまい、反対に硬度が低すぎると、低い押圧力で大きく変形してしまうためである。
【0055】
このように、薄く且つ均一な塗布のために最適な多孔質弾性体17に求められる条件は、外周面17bとその内部がほぼ均一な組織構造を有することに加えて、平均気孔径、平均気孔率、硬度、及び乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度によって設定される。試験の結果に基づき判明した最適な多孔質弾性体17の具体的な性状は、平均気孔径が200μm以下、さらに好ましくは50μm以下、平均気孔率が60%以上、タイプDによるデュロメータ硬さがD3以上D50以下、さらに好ましくはD5以上D30以下、乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度が200%以上である。このような性状の多孔質弾性体17を用いることにより、塗布液23を多孔質弾性体17に全体的且つ均一に保持させること、及び外周面17bが被塗布面29aに所定の押圧力以上で接触した際の多孔質弾性体17の変形量を所定範囲内に抑えることが可能となり、且つ、気孔から被塗布面29a上に転写される塗布液23の付着点を密状態とすることができる。従って、塗布液23を被塗布面29a上に極めて薄く、均一に、且つ長時間連続して塗布することができる。
【0056】
ここで、気孔率とは、乾燥機で十分に乾燥された直方体の多孔質弾性素材を乾式自動密度計にて測定し、直方体の見掛け体積と真体積とから、次式(1)にて算出される値であり、平均気孔率とは、複数のサンプリングにより得られた気孔率の平均値である。
【0057】
気孔率(%)=(見掛け体積−真体積)/見掛け体積×100…(1)
タイプDによるデュロメータ硬さとは、多孔質弾性素材の表面に、タイプDデュロメータの押針をばねを介して押し付けたときの押針の押込み深さから硬さを求める試験機(デュロメータ)を用いて得られる硬さをいう。
【0058】
乾燥時の密度とは、充分に乾燥した多孔質弾性素材の重量を見掛けの体積で割った値であり、飽和保液状態時の密度とは、液垂れを起こす直前まで含水した多孔質弾性素材の重量を見掛けの体積で割った値である。
【0059】
次に、多孔質弾性体17に使用される素材の適正について説明する。
【0060】
表1は、代表的な素材として、ポリウレタン、塩化ビニル、PVAt、及びポリエチレンを挙げ、これらを用いた多孔質弾性素材の一般的な性状と適正についてまとめたものである。なお、ポリウレタンについては、前述のように塩類を除去することにより気孔を形成するもの(以下、単にウレタンと称する)と、発泡剤により気孔を形成するもの(以下、発泡ウレタンと称する)の2種類を挙げている。
【0061】
【表1】
Figure 0004602501
表1に示すように、これらの代表的な素材の中のうち、発泡ウレタンは適さないが、他の素材は共に適用可能であり、特に気孔径が微細で吸水性に優れたウレタンが最適であることがわかる。
【0062】
なお、発泡ウレタンが適さないのは、気孔径が500μm以上と大きく、且つ吸水性が劣るためである。また、PVAtのメンテナンスに対する評価が悪いのは、乾燥状態で硬化するという特性のためである。
【0063】
次に、本発明の第2実施形態について、図3に基づき説明する。なお、第1実施形態と同様の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0064】
図3に示すように、本実施形態と第1実施形態とは、絞りローラの位置が相違するもので、絞りローラ51は、塗布位置43で被塗布面29aを外周面17bへ押圧する。すなわち、本実施形態の塗布装置61では、塗布位置43と被押圧位置45とが一致している。
【0065】
上記構成では、塗布位置43において、被塗布部材29が多孔質弾性体17と絞りローラ51との間に挟まれ、外周面17bは、絞りローラ51によって被塗布面29aに押圧される。このため、外周面17bの近傍に保持される塗布液23の量が適正量に調整されると同時に、塗布液23が外周面17bから被塗布面29a上に強く良好に転写される。従って、外周面17bを被塗布面29bに強く押圧接触させるための機構を別途設けることなく、塗布液23がより良好に転写される。
【0066】
次に、本発明の第3実施形態について、図4に基づき説明する。なお、第1及び第2実施形態と同様の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0067】
図4に示すように、本実施形態の塗布装置63は、第1実施形態の絞りローラ13と第2実施形態の絞りローラ51の双方を設けたものである。
【0068】
上記構成では、外周面17bの近傍に保持される塗布液23の量は、被押圧位置45で予め絞りローラ13によって調整される。そして、塗布位置43において、絞りローラ51によって、保持される塗布液23の量が最終的に調整され、同時に、塗布液23が外周面17bから被塗布面29a上に強く良好に転写される。従って、塗布液23は、一段と薄く、均一に、且つ確実に転写される。
【0069】
次に、本発明の第4実施形態について、図5に基づき説明する。なお、第1〜第3実施形態と同様の構成部分については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0070】
図5に示すように、本実施形態の塗布装置65は、第2実施形態の構成に金属又は樹脂製の供給ローラ53を設けたものである。供給ローラ53は、架台3に対して回転自在に支持され、図示外のモータ等によって回転される。塗布ローラ11は、多孔質弾性体17が槽9内の塗布液43と全く接触しないように開口9aの上方に配置され、供給ローラ53は、槽9内の塗布液23と多孔質弾性体17との間に配置されている。
【0071】
供給ローラ53の外周面の下部は槽9内の塗布液23と接触し、供給ローラ53の外周面の上端は、多孔質弾性体17の外周面17bと液供給位置41で押圧接触する。従って、槽9内の塗布液23は、供給ローラ53の外周面を介して多孔質弾性体17に供給される。
【0072】
上記構成では、液供給位置41において、供給ローラ53の外周面が多孔質弾性体17の外周面17bに押圧接触することにより、供給ローラ53の外周面にほぼ均一に付着した塗布液23が多孔質弾性体17へ移動する。このとき、多孔質弾性体17の外周面17bの近傍では弾性変形が生じるため、多孔質弾性体17は第1〜第3実施形態のように単に塗布液23と接触した場合よりも優れた吸水性能を発揮し、塗布液23は確実に且つほぼ均一に多孔質弾性体17へ供給される。従って、被塗布面29aに対する一段と良好な塗布が実現される。
【0073】
なお、第4実施形態に、第1実施形態の絞りローラ13を設けても良い。
【0074】
また、第2〜第4実施形態では、下方の多孔質弾性体17から押圧力を受けた際の被塗布部材29の上方への移動は絞りローラ51によって確実に防止されるため、搬送ローラ31,33から被塗布部材29に付与される張力は、第1実施形態に比して小さくて済む。
【0075】
さらに、前記各実施形態では、板状又はシート状の被塗布部材29について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。また、多孔質弾性体17の外周面17bの下端に対応する位置を液供給位置41とし、上端に対応する位置を塗布位置43としたが、液供給位置41及び塗布位置43はこれに限定されるものではなく、任意位置に設定することができる。また、絞りローラ13,51や供給ローラ53をモータ等によって駆動させるように構成したが、このようなモータ等を設けることなく塗布ローラ11や被塗布部材29によって従動回転するように構成しても良い。また、被塗布部材29を移動させるための機構は搬送ローラ31,33に限定されるものではなく、例えば、被塗布部材がロール状に巻き付けられた状態から連続的に引き出され再度ロール状に巻き取られるような態様では、特に搬送ローラ31,33を設けなくても良い。また、転写された塗布液の損傷を極力抑えるため、被塗布面29a上の塗布液がある程度乾燥するまでの間は、被塗布面29aと他の部分との接触を防止することが好ましい。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る塗布装置によれば、多孔質弾性体を有する塗布ローラと、液供給位置を通過した後で且つ塗布位置を通過する前の多孔質弾性体の円周面を押圧して弾性変形させる絞りローラとを設けるという極めて簡単な構成により、多孔質弾性体の円周面近傍に保持される塗布液の量が適正量に調整され、塗布液が被塗布面上に薄く且つ略均一に塗布される。
【0077】
また、塗布液が飛散することがないため、付帯設備を要することなく良好な作業環境下で誤動作の発生が防止される。また、極めて簡単な構成であるため、調整及び管理が容易である。さらに、連続運転時において、多孔質弾性体に供給された塗布液のほぼ全てが被塗布面へ転写され得るので、塗布液の消費量のうち無駄となる分が著しく低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る塗布装置の斜視図である。
【図2】 図1の塗布装置の要部断面図である。
【図3】 本発明の第2実施形態に係る塗布装置の要部断面図である。
【図4】 本発明の第3実施形態に係る塗布装置の要部断面図である。
【図5】 本発明の第4実施形態に係る塗布装置の要部断面図である。
【符号の説明】
1 塗布装置
11 塗布ローラ
13 絞りローラ
17 多孔質弾性体
17b 多孔質弾性体の外周面(円周面)
19 ロール本体
19a ロール本体の外周面(作用面)
23 塗布液
29 被塗布部材
29a 被塗布面
41 液供給位置
43 塗布位置
45 被押圧位置
51 絞りローラ
53 供給ローラ
61 塗布装置
63 塗布装置
65 塗布装置

Claims (3)

  1. 液供給位置と塗布位置とを通るように回転移動する円周面を形成する連続気孔構造の多孔質弾性体を有し、移動する被塗布面に前記塗布位置で押圧接触することにより前記液供給位置で供給された塗布液を前記円周面から前記被塗布面へ連続的に転写する塗布ローラと、
    前記液供給位置を通過した後で且つ前記塗布位置を通過する前の前記円周面を押圧して前記多孔質弾性体を弾性変形させることにより前記塗布液の量を調整する絞りローラと、を備え、
    前記多孔質弾性体は、前記円周面と内部とが同一の組織構造を有して平均気孔径が10〜100μmであり、平均気孔率が60%以上であり、タイプDによるデュロメータ硬さが5〜100であり、乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度が200%以上であるポリウレタンでなることを特徴とする塗布装置。
  2. 液供給位置と塗布位置とを通るように回転移動する円周面を形成する連続気孔構造の多孔質弾性体を有し、移動する被塗布面に前記塗布位置で押圧接触することにより前記液供給位置で供給された塗布液を前記円周面から前記被塗布面へ連続的に転写する塗布ローラと、
    前記塗布位置で前記被塗布面を前記円周面上へ押圧する絞りローラと、を備え、
    前記多孔質弾性体は、前記円周面と内部とが同一の組織構造を有して平均気孔径が10〜100μmであり、平均気孔率が60%以上であり、タイプDによるデュロメータ硬さが5〜100であり、乾燥時の密度に対する飽和保液状態時の密度が200%以上であるポリウレタンでなることを特徴とする塗布装置。
  3. 請求項1又は請求項2の何れかに記載の塗布装置であって、前記多孔質弾性体の円周面と前記液供給位置で押圧接触して該多孔質弾性体に前記塗布液を供給する供給ローラをさらに備えたことを特徴とする塗布装置。
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