JP4601445B2 - 研磨剤供給方法 - Google Patents

研磨剤供給方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4601445B2
JP4601445B2 JP2005033547A JP2005033547A JP4601445B2 JP 4601445 B2 JP4601445 B2 JP 4601445B2 JP 2005033547 A JP2005033547 A JP 2005033547A JP 2005033547 A JP2005033547 A JP 2005033547A JP 4601445 B2 JP4601445 B2 JP 4601445B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
abrasive
polishing
flexible tube
peristaltic pump
polished
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005033547A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006035411A (ja
Inventor
康彦 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2005033547A priority Critical patent/JP4601445B2/ja
Publication of JP2006035411A publication Critical patent/JP2006035411A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4601445B2 publication Critical patent/JP4601445B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Description

本発明は、半導体ウエハ等の基板表面を化学的機械研磨(CMP)する際に研磨剤を供給する研磨剤供給装置と、研磨剤供給方法に関する。
半導体集積回路など半導体装置の製造工程にあっては、シリコン(Si)等の半導体基板(ウエハ)上に、金属配線、絶縁層を多層化して配置し、いわゆる多層配線構造を形成する工程が行われる。
かかる多層配線構造を形成する際、半導体ウエハ上に被着された金属層あるいは絶縁膜の凸部を平坦化するために、化学的機械研磨(CMP:Chemical Mechanical Polishing)が行われている。
特に、半導体デバイスの微細化、多層化にともなって、半導体ウエハ上に堆積された層間絶縁膜等の表面を高精度に平坦化する必要がある。
CMPでは、被処理金属層あるいは絶縁層が形成された半導体ウエハの加工面(被研磨面)と研磨パッドを対向させ、半導体ウエハの加工面と研磨パッドの間に研磨剤(研磨スラリー)を供給しつつ、回転保持された半導体ウエハの加工面を研磨パッドに押し当てて研磨処理をする。
研磨剤を基板加工面と研磨パッドの間に供給するために、CMP装置には通常、研磨剤供給装置が付設されている。図1(a)および図1(b)は、従来から用いられている研磨剤供給装置の概略図である。
図1(a)の研磨剤供給装置において、研磨剤タンク101内に蓄えられた研磨剤109は、ストローク式ポンプ102によってタンク101から吸い上げられる。吸い上げられた研磨剤109は、機械回転式の蠕動ポンプ103によって、蠕動ポンプ103内部のフレキシブルチューブ(図1では図示せず)から、所定のタイミングで、一定量が供給路105へ押し出される。供給路105の先端に設けられたノズル107から、研磨剤109が図示しない研磨パッド上あるいは被処理面へ供給される。
また、このような研磨剤供給装置にあっては、非研磨時の研磨剤の沈殿や凝集の発生を防ぐために、図1(b)に示すように、非研磨時に研磨剤を循環させる方法が提案されている(たとえば、特許文献1および2参照。)。
研磨時には、弁113を所定の開度に開き、ポンプ114によってタンク101から吸い上げられた研磨剤109のうちの所定量を、供給路105に送り出す。供給路105の先端に設けたノズル107から、研磨剤109を半導体ウエハの加工面上あるいは研磨パッド上に供給する。
非研磨時には、弁113を閉鎖して研磨剤109の供給を停止し、ポンプ114によって吸い上げられた研磨剤109の全量を、弁113の上流側で分岐する循環路112を介してタンク101内に戻す。攪拌機116およびヒータ117により、非研磨時の研磨剤109の沈殿や凝集を防止している。
特開平10−15822号公報 特開平9−57609号公報
前述のように、CMP装置に付設される研磨剤供給装置にあっては、一定量の研磨剤を、所定のタイミングで研磨剤供給路へ送出する手段として、機械回転式蠕動プンプ103が用いられている。
図2は、研磨剤供給装置で使用されている、一般的な機械回転式蠕動ポンプ200の概略図である。
機械回転式蠕動ポンプ蠕動ポンプ200は、カセット構造を有し、固定用ネジ(カセット固定ネジ)21により筐体(図示せず)に取り付けられる。研磨剤が通過するフレキシブルチューブ20は、カセット式ヘッド部21に着脱自在に保持される。駆動回転軸24は、図示しない駆動用モータからの回転を伝達する。駆動回転軸24に取り付けられた支持体25の先端部に、3個の回転ロール23a、23b、23cが、ほぼ等間隔に、かつ回転可能に支持されている。
矢印で示す支持体25の回転方向(図2では時計方向)に従って、回転ロール23a〜23cが順次フレキシブルチューブ20に圧接し、フレキシブルチューブ20に機械的圧力を加えることによって、チューブ内部の研磨剤を一定量ずつ、蠕動運動的に送出する。
図示しない駆動用モータの回転速度は、半導体ウエハなど被研磨面の膜種あるいは材質に応じて、適切な回転速度に設定される。
このような機械回転式蠕動ポンプ200を用いる場合、メンテナンス処理の一つとして、蠕動ポンプ200内のフレキシブルチューブ20を定期的に交換する必要がある。ところが、フレキシブルチューブ20の交換直後に、当該フレキシブルチューブ20を通過した研磨剤中の研磨砥粒の径が大きくなるという現象が発生する。
これは、交換されたばかりのフレキシブルチューブ20から溶出する可塑剤が触媒となって、研磨剤中のシリカ砥粒に凝集が生じるためであると推定される。
研磨剤中の研磨砥粒は、一定のPhのもとでは砥粒表面が同一極性に帯電しており、砥粒同士が反発しあって一様に分布しているが、蠕動ポンプ200の機械的圧力にさらされたときに、砥粒同士の衝突や、フレキシブルチューブ20から溶出した可塑剤の影響により、凝集が起きる。具体的には、フレキシブルチューブ20内の研磨剤を蠕動的に押し出すために、回転ロール23等による圧力がかかり、研磨剤中のシリカ砥粒が互いに衝突して、凝集や砥粒の粒径増大の原因となる。また、加圧によりフレキシブルチューブ20の内壁から溶出した可塑剤が、研磨剤と結合して、研磨剤中のシリカ粒子の凝集をさらに促進させる。
研磨のための砥粒の粒径としては、50nm以下であることが望ましいが、凝集により、砥粒の粒径が100nm以上になることもある。このような凝集や砥粒の増大は、フレキシブルチューブの交換直後に、特に顕著に見られる。
凝集により増大した研磨砥粒は、研磨対象であるウエハ表面に研磨傷を発生させる。研磨傷は、CMP処理後の配線パターン形成工程などにおいて、パターン不良を生じる原因の一つとなり、半導体集積回路など、半導体装置の製造歩留りの低下をもたらす。
そこで、本発明は、研磨砥粒の増大に起因する研磨傷を効果的に低減することのできる研磨剤供給装置と、研磨剤供給方法を提供することを課題とする。
上記課題を達成するために、本発明では、研磨剤供給装置に、研磨剤供給路から分岐する廃液路を設ける。機械回転式蠕動ポンプのフレキシブルチューブの交換がなされた場合は、その後の一定時間、機械回転式蠕動ポンプを通過した研磨剤を半導体ウエハなどの被研磨面へ供給せずに、廃液路を介して廃棄する。
具体的には、本発明に関連する技術として、研磨剤供給装置を提供する。研磨剤供給装置は、
(a)研磨剤を蓄える研磨剤タンクと、
(b)前記研磨剤タンクから供給される研磨剤を一定量毎に研磨剤供給路へ送出する蠕動ポンプと、
(c)前記研磨剤供給路に配設された切替え弁と、
(d)前記切替え弁を介して前記研磨剤供給路から分岐する廃液路と、
を備え、前記切替え弁は、前記蠕動ポンプにおけるフレキシブルチューブの交換の後に、前記研磨剤タンクから供給され蠕動ポンプにより送出される研磨剤を、所定の時間、廃液路側へ導くように動作させるものであって、
前記フレキシブルチューブは、ポリ塩化ビニールを主体として構成される。
このような構成により、フレキシブルチューブ交換直後の可塑剤や凝集成分を多く含む研磨剤を、所定の時間、被研磨面に供給せずに廃液し、その後、溶出可塑剤や凝集成分が十分に低減された状態で、研磨剤を被研磨面上に供給する。これにより、被研磨面に生じる研磨傷を低減できる。
フレキシブルチューブの素材をポリ塩化ビニール主体とすることによって、フレキシブルチューブ交換直後の可塑剤の溶出そのものを低減することができる。結果として、研磨剤の凝集を防止して、被研磨面上の研磨傷を低減できる。
本発明の側面では、研磨剤供給方法を提供する。研磨剤供給方法においては、研磨剤タンク内の研磨剤を、蠕動ポンプにより研磨剤供給路へ送出し、当該研磨剤供給路を介して被研磨面へ供給する際に、
前記蠕動ポンプのフレキシブルチューブの交換の後に、当該蠕動ポンプから送出される研磨剤を所定量廃棄し、
しかる後に、研磨剤を被研磨面へ供給する。
好ましい構成例として、研磨剤の廃棄は、研磨剤中の砥粒の平均粒径が50nm以下になるように廃液する。
このような研磨剤供給装置および研磨剤供給方法により、半導体装置の製造工程で行われるCMP処理において、被研磨面に生じる研磨傷を大幅に低減することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の良好な実施形態を説明する。
図3は、本発明の一実施形態に係る研磨剤供給装置の概略構成図である。研磨剤供給装置10は、研磨剤9を蓄える研磨剤タンク11と、研磨剤タンク11から研磨剤を上流側研磨剤供給路15aへ吸い上げるストロークポンプ12と、ストロークポンプ12により吸い上げられた研磨剤のうちの一定量を、下流側研磨剤供給路15bへ送り出す機械回転式の蠕動ポンプ13と、下流側研磨剤供給路15bに設けられた切替え弁14を備える。
切替え弁14の下流側には、図示しないCMP装置内の研磨バッド上、あるいは半導体ウエハ(不図示)の被研磨面へ研磨剤を供給する研磨剤供給路15cと、ノズル17が配設される。また、蠕動ポンプ13の下流で、研磨剤供給路15bから分岐する廃液路16と、廃液路16に接続される廃液タンク18を有する。
切替え弁14は、機械回転式蠕動ポンプ13により研磨剤供給路15bに送出された研磨剤9を、研磨剤供給路15cへ通してCMP装置へ供給するか、または廃液路16を通して廃液タンク18へ送るかを切り換える機能を有する。
本実施形態における機械回転式蠕動ポンプ13は、図2に示す構成と同様の構成を有する。すなわち、フレキシブルチューブ20は、カセット式ヘッド部21の内壁と回転ロール23a〜23cに接触し、研磨流量に支障をきたさない位置に設置されている。フレキシブルチューブ20は、その先端が研磨剤供給装置10の研磨剤供給路15bに接続するように、適切な長さに調整されている。フレキシブルチューブ20のチューブ素材としては、一般に天然ゴムを主成分とするものが用いられ、たとえば、米国サンゴバン・ノートン社製のTygon−LFLチューブを用いている。この場合、約6ヶ月ごとの頻度でフレキシブルチューブ20を交換する。
上述したように、一定量のスラリーを送液するために、フレキシブルチューブ20に回転ロール23などにより機械的圧力をかけると、フレキシブルチューブ20から可塑剤等の物質がスラリー中に溶出し、凝集を引き起こす原因となる。また、回転ロール23による加圧時に、スラリー中のシリカ砥粒が衝突し、これも凝集や砥粒の粒径増大の原因となる。研磨のための砥粒の粒径としては、50nm以下であることが望ましいが、凝集により、砥粒の粒径が100nm以上になることもある。このような凝集や砥粒の増大は、フレキシブルチューブ20の交換直後に特に顕著である。
そこで、図3に示す研磨剤供給装置10の動作として、機械回転式蠕動ポンプ13内のフレキシブルチューブ20の交換直後は、ストローク式ポンプ12で研磨剤タンク11から吸い上げられ、機械回転式蠕動ポンプ13から送出された研磨剤を、切替え弁14を介して、所定時間、所定量を廃液路16側へ導き、廃液タンク18に収容する。廃液タンク18への研磨剤の流量は、機械回転式の蠕動ポンプ13の回転数を制御することで、調整可能である。
その後に、切替え弁14を切り換えて、図示しないCMP装置へ供給する研磨剤供給路15c側へ研磨剤9を導く。このとき、研磨剤9は、凝集成分や粒径の大きな砥粒が十分に低減された状態となっている。
本実施形態では、フレキシブルチューブ20の交換後に、200ml/分の流量で約30分間廃液し、全体で6リットル相当の研磨剤を廃液する。もっとも、研磨剤に含まれる砥粒の平均粒径が50nm以下となるように、流量および廃液時間を適宜調整することができる。
また、切替え弁14の開閉は、研磨剤供給装置10を含む研磨システム(図示せず)全体を制御する制御部によって自動制御されてもよいし、手動で操作してもよい。
図4は、研磨剤供給装置10から研磨剤の供給を受けて、被研磨面を研磨する化学的機械研磨(CMP)装置の概略図である。回転ヘッド41は、半導体ウエハ等の基板40を、その加工面(被研磨面)が下方を向くように着脱自在に保持する。回転ヘッド41および基板40に対向して、基板40の口径と比較して径が大きな研磨パッド42が設置されている。研磨パッド42は、回転テーブル(または研磨定盤)43と一体的に構成されている。研磨パッド42と回転テーブル43は、矢印Aの方向に回転する。一方、回転ヘッド41は、矢印Bで示すように、回転軸46の回りに回転するとともに、矢印Cで示すように揺動する。
CMP処理時には、供給ノズル17から、研磨パッド42上に研磨剤9が供給される。被処理基板40を保持する回転ヘッド41は、矢印Dで示すように、軸方向に加工圧が印加され、基板40の被研磨面は、研磨パッド42に対して押圧される。この状態で、基板40には、矢印Bで示す回転運動と、矢印Cで示す揺動運動が与えられ、表面が研磨される。
研磨パッド42としては、発砲ポリウレタン、不織布などが利用される。研磨剤9としては、微細な砥粒を含む液体が望ましく、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化セリウム(CeO)、酸化マンガン(MnO)等の砥粒があげられる。溶媒としての液体は、水酸化ナトリウム(NaOH)、水酸化カリウム(KOH)、過酸化水素(H2O2)等があげられる。添加剤としてKOHやNH4OHなどを加えてもよい。
砥粒の粒径については、フレキシブルチューブ交換直後に、一定量の研磨剤を廃液した後、50nm以下の粒径を維持できるのが好ましい。この場合は、溶媒である液体、例えば水酸化カリウムのPh値を変化させることで粒子の凝集を制御する。
供給ノズル17から研磨パッド42上に供給される研磨剤は、図3に示す研磨剤供給装置10において、凝集成分や粒径が増大した砥粒を含む部分は、あらかじめ廃液処理されている。したがって、研磨工程において、基板表面の研磨傷の発生を十分に低減することができる。
図5は、本発明の研磨剤供給装置および研磨剤供給方法による研磨傷の低減効果を示すグラフである。図5(a)は、比較として、図1に示す従来の研磨剤供給装置で研磨剤を供給し、図4に示す研磨装置で、シリコン酸化膜(SiO2)が形成された8インチのシリコンウエハ表面を研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフである。図5(b)は、図3に示す本発明の実施形態に係る研磨剤供給装置10で研磨剤を供給し、図4に示す研磨装置で、酸化膜が形成された8インチのシリコンウエハ表面を研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフである。
いずれの場合も、回転ヘッド41を70rpmで矢印Bの方向へ、回転テーブル43を105rpmで矢印Aの方向に回転させ、研磨剤9を200ml/分で約40秒間供給しつつ、図4の矢印Dの方向(軸方向)に8.0psi(per square inch)の圧力をかけて研磨を行った。研磨剤(スラリー)は、キャボット社製のSS−25Eを用いた。砥粒は、主としてヒュームドシリカを使用し、Ph8〜11のアルカリ性に保った。
研磨後に、シリコンウエハの表面に生じた長さが0.2μm以上のスクラッチの数と、長さが0.26μm以上のスクラッチの数をカウントした。
図5のグラフから明らかなように、本発明の実施形態に係る研磨剤供給装置10を用いて研磨剤を供給した場合、シリコンウエハに形成された酸化膜表面の研磨傷が大幅に低減されることが分かる。
図5の実験例では、シリコン酸化膜の表面を研磨したが、CMPで研磨される被加工膜として、シリコン酸化膜以外にも、窒化膜、酸窒化膜などの絶縁膜、シリコン(Si)、シリコンゲルマニウム(SiGe)などの半導体膜、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)などの金属膜などを研磨しても、同様の効果が得られる。これらの材料はいずれもフォトリソグラフィーによりパターニングされた配線や絶縁膜領域を形成するために平坦化が要求されるものである。
[第2実施形態]
次に、図6〜図10を参照して、本発明の第2実施形態に係る研磨剤供給手法を説明する。第2実施形態では、機械回転式蠕動ポンプ13で用いるフレキシブルチューブに、可塑剤が溶出しにくい素材を用いる。
図6は、第2実施形態に係る機械回転式蠕動ポンプ13の概略図である。第2実施形態の機械回転式蠕動ポンプ13では、従来から用いられてきた天然ゴムを主体とするフレキシブルチューブ20に代えて、塩化ビニールCH2=CHClを付加したポリ塩化ビニール(軟質PVC製)を主体とするPVCフレキシブルチューブ30を用いる。
フレキシブルチューブをポリ塩化ビニール(PVC)製とすることにより、チューブ交換直後に生じる可塑剤の溶出自体を低減することができる。すなわち、蠕動運動により回転ロール23などから機械的な圧力が加わっても、PVCフレキシブルチューブ30内壁からの可塑剤の溶出を抑制できるので、可塑剤と研磨剤との結合反応が減少する。この結果、研磨剤中のシリカ砥粒の凝集が抑制できるので、研磨傷は大幅に減少する。
図7は、第2実施形態のPVCフレキシブルチューブ30を用いた研磨剤の供給を、アルミニウム(Al)系金属配線上に形成された層間絶縁膜の平坦化プロセスに適用する例を示す。
まず、図7(a)に示すように、シリコン(Si)等の半導体基板51上に、シリコン酸化膜を700nm程度の厚さに成膜して第1層間絶縁膜52を形成する。次いで、フォトリソグラフィーにて、Al系金属膜からなる配線層53を形成する。配線層53はパターン密度や配線幅に分布が見られる。配線層のラインアンドスペースは一例として、0.25μm、疎な部分は2.0μm程度である。次にプラズマCVD法或いは減圧CVD法により、第2の層間絶縁膜54を厚く、例えば1300nmの厚さに成膜する。
ここまで形成したサンプルを被研磨膜処理基板40として、CMP装置を用いて以下の条件化にて研磨を行う。
すなわち、図4に示す回転テーブル43の回転数を105rpmとし、被研磨膜が形成された基板40を回転テーブル43に向けて吸着保持する回転ヘッド41の回転数を70rpmに設定して、それぞれ同じ方向に回転させる。約40secの間、研磨剤を200ml/分の割合で供給し、回転ヘッド41を回転テーブル43の方向に向けて圧力8.0psiで加圧して研磨を行う。これにより、図7(b)に示すように、第2層間絶縁膜54を平坦に化学的機械的研磨する。
図8は、第2実施形態に係るPVCフレキシブルチューブ30を用いた研磨剤供給手法の効果を示す図である。図8(a)は、図1に示す従来の研磨剤供給装置に従来のフレキシブルチューブを装着して、図7の方法で作製したサンプルを研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフ、図8(b)は、従来の研磨剤供給装置に第2実施形態のPVCフレキシブルチューブ30を装着して、図7の方法で作成したサンプルを研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフである。
PVCフレキシブルチューブ30を用いることによって、チューブ交換直後であっても、層間絶縁膜上に生じる研磨傷の低減効果が大きいことがわかる。
図9は、第2実施形態のPVCフレキシブルチューブ30を用いた研磨剤の供給を、多層配線研磨プロセスにおける層間コンタクトビア(たとえばタングステン(W)プラグなど)の平坦化プロセスに適用した例を示す。
まず、図9(a)に示すように、400nm程度の厚さに成膜された第1のAl配線層61上に、第1層間絶縁膜62をプラズマCVD法或いは減圧CVD法により1000nm程度の膜厚に形成する。第1のAl配線層61との電気的接続をとるコンタクトViaを形成するために、フォトリソグラフィーにて図示しないレジストパターンを形成し、第1層間絶縁膜62をエッチングして、Viaパターンを形成する。
Viaパターンに、スパッタリング法およびプラズマCVD法により、チタニウム(Ti)膜64aを5nm成膜し、さらに、被研磨金属膜として、タングステン(W)膜64bを240nm成膜し、第1のViaコンタクト膜64を形成する。第1のViaコンタクト膜の64のうち、上述したViaパターン内部を埋め込む部分が、第1のViaコンタクト部63を構成する。こうして作製したサンプルを、CMPすることにより、タングステン(W)プラグを形成する。
CMPでの研磨条件は、次の通りである。回転テーブル43の回転数を103rpmとし、回転ヘッド41の回転を101rpmに設定して、それぞれ同じ方向に向けて回転させる。約100secの間、研磨剤31を200ml/分の割合で供給し、かつ回転ヘッド41に対して、回転テーブル43の方向に6.0psiの圧力を加えて研磨する。
その結果、図8(b)に示すように、第1層間絶縁膜62上に位置する第1のViaコンタクト膜64のW膜64bおよびTi膜63aが研磨され、Wプラグ(Viaコンタクト部)63が残る。
図10は、第2実施形態に係るPVCフレキシブルチューブ30を用いた研磨剤供給手法の効果を示す図である。図10(a)は、図1に示す従来の研磨剤供給装置に従来のフレキシブルチューブを装着して、図9の方法で作製したサンプルを研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフ、図10(b)は、従来の研磨剤供給装置に第2実施形態のPVCフレキシブルチューブ30を装着して、図9の方法で作成したサンプルを研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフである。
PVCフレキシブルチューブ30を用いることによって、チューブ交換直後であっても、タングステン(W)などの金属表面に生じる研磨傷の低減効果が大きいことがわかる。
[第3実施形態]
次に、図11を参照して、本発明の第3実施形態に係る研磨剤供給手法を説明する。第3実施形態は、第1実施形態に係る研磨剤供給装置で用いる機械回転式蠕動ポンプに、第2実施形態のPVCフレキシブルチューブ30を装着する。すなわち、機械回転式蠕動プンプ13の下流側に切替え弁14を介して分岐する廃液路16を設け、PVCフレキシブルチューブ30の交換直後に、一定量の研磨剤を廃棄し、その後に、被研磨面に研磨剤を供給してCMPを行なう。
図11は、第3実施形態に係る研磨剤供給手法の効果を示す図である。図11(a)は、図1に示す従来の研磨剤供給装置に、従来の天然ゴムを主体とするフレキシブルチューブを装着して、シリコン基板上にシリコン酸化膜を形成したサンプルの表面を研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフ、図11(b)は、図3に示す第1実施形態の研磨剤供給装置に、第2実施形態のPVCフレキシブルチューブ30を装着して、同じくシリコン基板上にシリコン酸化膜を形成したサンプルの表面を研磨したときの研磨傷の発生個数を示すグラフである。
いずれの場合も、CMP装置の回転ヘッド41を70rpmで矢印Bの方向へ、回転テーブル43を105rpmで矢印Aの方向に回転させ、研磨剤31を200ml/分で約40秒間供給しつつ、図4の矢印Dの方向(軸方向)に8.0psi(per square inch)の圧力を加えて研磨を行った。
研磨剤(スラリー)31として、キャボット社製のSS−25Eを用いた。砥粒は、主としてヒュームドシリカを使用し、Ph8〜11のアルカリ性に保った。
研磨後に、シリコンウエハの表面に存在する長さが0.2μm以上のスクラッチの数、長さが0.26μm以上のスクラッチの数をカウントした。グラフから、いずれのサイズのスクラッチ(研磨傷)においても、発生が非常に抑制され、良好な研磨面が得られることがわかる。
第2実施形態のように、PVCフレキシブルチューブ30を用いただけでも、可塑剤の溶出が抑制され、研磨傷を低減することができるが、第3実施形態のように、PVCフレキシブルチューブ30を用い、かつ、チューブ交換直後に一定量の研磨剤を廃棄することで、研磨傷の発生を、より効果的に抑制できる。
すなわち、第3実施形態では、比較的簡単な構成で、研磨に悪影響を与える凝集成分及び/或いは増大砥粒を含む研磨剤部分をあらかじめ除去するとともに、フレキシブルチューブの材質を変更することにより、良好な状態の研磨剤を被加工面に供給する。
第1実施形態と比較して、チューブ交換直後の研磨剤の廃棄量、廃棄時間を少なく設定でき、一方、被研磨面での研磨傷の発生を、大幅に低減することができる。
最後に、以上の説明に関して、以下の付記を開示する。
(付記1) 研磨剤を蓄える研磨剤タンクと、
前記研磨剤タンクから供給される研磨剤を一定量毎に研磨剤供給路へ送出する蠕動ポンプと、
前記研磨剤供給路に配設された切替え弁と、
前記切替え弁を介して前記研磨剤供給路から分岐する廃液路と、
を備えることを特徴とする研磨剤供給装置。
(付記2) 前記切替え弁は、前記蠕動ポンプにおけるフレキシブルチューブの交換の後に、研磨剤タンクから供給され蠕動ポンプにより送出される研磨剤を、所定の時間、廃液路側へ導くように動作することを特徴とする請求項1に記載の研磨剤供給装置。
(付記3) 前記蠕動ポンプのフレキシブルチューブは、塩化ビニールCH2=CHClを付加重合した軟質PVC(ポリ塩化ビニール)で形成されていることを特徴とする請求項2に記載の研磨剤供給装置。
(付記4) 前記切替え弁は、前記所定の時間の廃液が完了した後、研磨剤を研磨剤供給路側へ導くように動作することを特徴とする付記2に記載の研磨剤供給装置。
(付記5) 前記研磨剤タンクから研磨剤を吸い上げる第2のポンプをさらに備えることを特徴とする付記1に記載の研磨剤供給装置。
(付記6) 前記蠕動ポンプは、機械的圧力により、前記フレキシブルチューブ内の研磨剤を、前記研磨剤供給路に送り出すことを特徴とする付記2または3に記載の研磨剤供給装置。
(付記7) 研磨剤タンク内の研磨剤を、蠕動ポンプにより研磨剤供給路へ送出し、当該研磨剤供給路を介して被研磨面へ供給する際、
前記蠕動ポンプにおけるフレキシブルチューブの交換の後に、当該蠕動ポンプから送出される研磨剤を所定量廃棄し、
しかる後、研磨剤を被研磨面へ供給する
ことを特徴とする研磨剤供給方法。
(付記8) 前記研磨剤を、研磨剤中の砥粒の平均粒径が50nm以下になるように廃液することを特徴とする付記7に記載の研磨剤供給方法。
(付記9) 前記蠕動ポンプの下流側に切替え弁と、前記研磨剤供給路から分岐する廃液路を設け、
前記切替え弁を第1の位置に設定して、前記研磨剤を前記廃液路に導くことを特徴とする付記7に記載の研磨剤供給方法。
(付記10) 前記廃液を一定時間行った後に、前記切替え弁を第2の位置に設定して、前記研磨剤を研磨剤供給路に導くことを特徴とする付記9に記載の研磨剤供給方法。
従来の研磨剤供給手法を説明するための図であり、図1(a)は一般的な研磨剤供給装置の構造を、図1(b)は非研磨時の研磨剤循環経路を示す図である。 研磨剤供給装置で用いられている一般的な機械回転式蠕動ポンプの概略構成図である。 本発明の一実施形態に係る研磨剤供給装置の概略構成図である。 研磨工程において、研磨装置への研磨剤の供給を示す図である。 第1実施形態による研磨傷の低減効果を示す図であり、図5(a)は従来の研磨剤供給方法による研磨傷の発生個数を、図5(b)は、本発明の一実施形態に係る研磨剤供給方法による研磨傷の発生個数を示すグラフである。 本発明の第2実施形態に係るPVCフレキシブルチューブを装着した機械回転式蠕動ポンプの概略構成図である。 第2実施形態のPVCフレキシブルチューブを用いた研磨剤供給手法を、金属配線形成後の層間絶縁膜の平坦化プロセスに適用したデバイス工程例を示す図である。 第2実施形態のPVCフレキシブルチューブを用いたときの研磨傷の低減効果を示す図であり、図8(a)は、従来の研磨剤供給装置に、従来のフレキシブルチューブを装着したときの層間絶縁膜上の研磨傷の発生個数を示すグラフ、図8(b)は、従来の研磨剤供給装置に、第2実施形態のPVCフレキシブルチューブを装着したときの層間絶縁膜上の研磨傷の発生個数を示すグラフである。 第2実施形態のPVCフレキシブルチューブを用いた研磨剤供給手法を、金属膜の平坦化プロセスに適用したデバイス工程例を示す図である。 第2実施形態のPVCフレキシブルチューブを用いたときの研磨傷の低減効果を示す図であり、図10(a)は従来の研磨剤供給装置に、従来のフレキシブルチューブを装着したときの金属膜上の研磨傷の発生個数を、図10(b)は従来の研磨剤供給装置に、第2実施形態のフレキシブルチューブを装着したときの金属膜上の研磨剤の発生個数を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る研磨剤供給手法の効果を示す図であり、図11(a)は、従来の研磨剤供給装置に、従来のフレキシブルチューブを装着したときのシリコン酸化膜上の研磨傷の発生個数を示すグラフ、図11(b)は、第1実施形態の研磨剤供給装置に、第2実施形態のPVCフレキシブルチューブを装着したときのシリコン酸化膜上の研磨傷の発生個数を示すグラフである。
符号の説明
9 研磨剤
10 研磨剤供給装置
11 研磨剤タンク
12 ストロークポンプ
13 機械回転式蠕動ポンプ
14 切替え弁
15a〜15c 研磨剤供給路
16 廃液路
17 ノズル
18 廃液タンク
20 フレキシブルチューブ
30 PVCフレキシブルチューブ

Claims (1)

  1. 研磨剤タンク内の研磨剤を、蠕動ポンプにより研磨剤供給路へ送出し、当該研磨剤供給路を介して被研磨面へ供給する際に、
    前記蠕動ポンプのフレキシブルチューブの交換の後に、当該蠕動ポンプから送出される研磨剤を所定量廃棄し、
    しかる後に、研磨剤を被研磨面へ供給する
    ことを特徴とする研磨剤供給方法。
JP2005033547A 2004-06-21 2005-02-09 研磨剤供給方法 Expired - Fee Related JP4601445B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005033547A JP4601445B2 (ja) 2004-06-21 2005-02-09 研磨剤供給方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004182469 2004-06-21
JP2005033547A JP4601445B2 (ja) 2004-06-21 2005-02-09 研磨剤供給方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006035411A JP2006035411A (ja) 2006-02-09
JP4601445B2 true JP4601445B2 (ja) 2010-12-22

Family

ID=35900933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005033547A Expired - Fee Related JP4601445B2 (ja) 2004-06-21 2005-02-09 研磨剤供給方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4601445B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527751A (ja) * 2008-07-08 2011-11-04 ヴァンテージ テクノロジー コーポレイション 不透明な流れ中の粒子をインライン監視して複数成分流れ中の対象物の選択操作を行うシステム及び方法
DE102009047926A1 (de) * 2009-10-01 2011-04-14 Siltronic Ag Verfahren zum Polieren von Halbleiterscheiben

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11207604A (ja) * 1997-11-26 1999-08-03 Boc Group Inc:The スラリー混合装置及びその製造方法
JP2002346914A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Ebara Corp 研磨装置の研磨剤供給方法及び研磨装置
JP2003282499A (ja) * 2001-11-12 2003-10-03 Samsung Electronics Co Ltd 化学的機械的研磨設備のスラリ供給装置及び方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11207604A (ja) * 1997-11-26 1999-08-03 Boc Group Inc:The スラリー混合装置及びその製造方法
JP2002346914A (ja) * 2001-05-22 2002-12-04 Ebara Corp 研磨装置の研磨剤供給方法及び研磨装置
JP2003282499A (ja) * 2001-11-12 2003-10-03 Samsung Electronics Co Ltd 化学的機械的研磨設備のスラリ供給装置及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006035411A (ja) 2006-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8926402B2 (en) Method of polishing a substrate using a polishing tape having fixed abrasive
US20050186891A1 (en) Multi-step, in-situ pad conditioning system and method for chemical mechanical planarization
JPH10163138A (ja) 半導体装置の製造方法および研磨装置
JP2000024537A (ja) 研摩スラリ中の凝塊化粒子を除去する方法及びそのシステム
US6227947B1 (en) Apparatus and method for chemical mechanical polishing metal on a semiconductor wafer
US20060194518A1 (en) Methods for planarization of Group VIII metal-containing surfaces using a fixed abrasive article
JP2008036783A (ja) 研磨方法および研磨装置
TW200817103A (en) PAD cleaning method
JP4601445B2 (ja) 研磨剤供給方法
JP3767787B2 (ja) 研磨装置及びその方法
JP2000031100A (ja) 半導体cmp工程のスラリ供給システム
JP2002324772A (ja) 半導体装置の製造方法及び製造装置
JP4469737B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP4644954B2 (ja) 研磨装置
US6517416B1 (en) Chemical mechanical polisher including a pad conditioner and a method of manufacturing an integrated circuit using the chemical mechanical polisher
JP2007266547A (ja) Cmp装置及びcmp装置の研磨パッドコンディショニング処理方法
JPH08294861A (ja) 半導体装置の製造方法及び研磨装置
CN111318955A (zh) 化学机械研磨装置以及执行氧化铈基化学机械研磨的方法
JP3917593B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2005262406A (ja) 研磨装置および半導体装置の製造方法
JP2003109919A (ja) 研磨装置、研磨方法、および半導体装置の製造方法
JP3552908B2 (ja) ウェーハの研磨方法
JP2004128112A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2003220554A (ja) 研磨装置及びこれを用いた被研磨材の研磨方法
WO2000037217A1 (en) Method for cleaning an abrasive surface

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071211

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080728

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090811

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100309

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100402

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100921

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100928

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131008

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees