JP4600648B2 - 描画命令処理装置及び描画命令処理方法、画像描画装置及び画像描画方法、描画命令生成装置及び描画命令生成方法 - Google Patents

描画命令処理装置及び描画命令処理方法、画像描画装置及び画像描画方法、描画命令生成装置及び描画命令生成方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像の描画を指示するための描画命令に対して処理を行う技術に関するものである。
一般に、プリンタや表示装置などの出力装置で図形などの画像を出力する際には、描画命令に従って画像を描画処理する。旧来の描画処理では、単純な上書きによる描画処理しか行っていなかった。そのため、図形が重なった部分では、下になった図形部分については考慮する必要がなく、順に上書きしてゆけば正しい描画結果を得ることができる。
近年では、描画命令によって透明度や色の演算処理の指定が行われ、その指定に従った描画処理が要望されるようになっている。透明度や色演算が指定される場合には、複数の図形が重なる部分において下になる図形が描画結果に影響を及ぼすため、単純に上書きによって描画することはできない。例えば1つの図形を描画する場合でも、既に描画した図形と重なる部分と重ならない部分が存在し、それぞれの部分で色などが異なることになる。そのため、例えば特許文献1に記載されているように、重なり合う部分を分割し、それぞれの分割された図形毎に描画を行う行われている。しかし、描画する図形を分割し、それぞれの分割図形毎に描画するという処理は、複雑で非常に時間がかかる処理であり、高速化が課題であった。
また、描画命令の中には透明度に従った描画処理を行ったために、所望の描画結果が得られない場合がある。図8は、従来の透明度が指定された場合の描画結果の一例の説明図である。図8には、例えば折れ線を描画した場合を示している。折れ線を描画する場合には、当該折れ線の中心線の端点及び屈曲点の座標を指定するとともに、線幅や、端点及び屈曲点での接続形状などが指定可能である。図8に示す例では、点P,Q,Rの座標と、線幅w、それに端点及び屈曲点の形状として円形、それに透明度(例えば50%など)を指定した場合を示している。
このような折れ線を描画する描画命令が与えられると、点Pを中心とする円と、点Pと点Qとを結ぶ線幅wの長方形と、点Qを中心とする円と、点Qと点Rを結ぶ線幅wの長方形と、点Rを中心とする円の5つの図形を描画する。このとき、それぞれの図形間に重なりが生じるため、この部分では透明度に応じて下地の図形の色が加算される。そのため、図8に示すような描画結果が得られる。なお、図8においては、重なりにより色が異なる部分については、ハッチングを異ならせて示している。
しかし、折れ線を描画する場合、一般には一様な色の折れ線が描画されることが期待される。従って、図8に示すような描画結果は好ましくなく、単に透明度の処理を行っただけでは所望の描画結果が得られないという問題がある。同様の不具合は他の図形の描画時にも発生し、例えば塗りつぶした図形の周囲に線分により縁取りを施した場合や、グラデーション描画を行った場合などにも見られ、改善が求められている。
特開平11−327534号公報
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、透明度や色の演算などの透明処理が指定された場合に、所望の描画結果が得られ、高速に描画処理を可能にした描画命令処理装置及び描画命令処理方法と、そのような描画命令処理装置及び描画命令処理方法を用いた画像描画装置及び画像描画方法、描画命令生成装置及び描画命令生成方法を提供することを目的とするものである。
本発明は、描画命令に対する処理を行う描画命令処理装置及び描画命令処理方法において、描画命令のうち透明処理が指定されている描画命令について複数の描画オブジェクトを一つの描画オブジェクトとして扱うか否かを判定し、一つの描画オブジェクトとして扱うと判断された描画命令をグループ化するとともにグループ化した描画命令について描画する際の透明度を不透明に設定することを特徴とするものである。例えば透明処理が指定された1つの描画命令に従って描画処理を行う際に複数の描画オブジェクトを描画する場合に一つの描画オブジェクトとして扱うものとして判定し、一つの描画オブジェクトとして扱うと判断された描画命令をグループ化すればよい。グループ化は、グループ化された描画命令を1つの描画オブジェクトとして処理するための機能である。一つの描画オブジェクトとして扱うか否かは、描画命令の種類及び描画属性などから判定することができる。
また、グループ化した描画命令について、描画する際のグループ属性として、グループの初期背景が不透明であり、色の混合処理の背景色がグループの初期状態とする属性を設定してもよい。
本発明の画像描画装置及び画像描画方法は、このように本発明の描画命令処理装置及び描画命令処理方法で適宜グループ化した描画命令に従って描画処理を行うように構成したことを特徴とするものである。また、本発明の描画命令処理装置及び描画命令処理方法で描画命令から中間的な描画コードに変換する際にグループ化の処理も行うように構成することもでき、そのような描画コードに従って描画処理を行うように本発明の画像描画装置及び画像描画方法を構成することもできる。さらに、本発明の描画命令生成装置及び描画命令生成方法は、印刷命令から描画命令を生成する際に、本発明の描画命令処理装置及び描画命令処理方法によるグループ化の処理を行うことを特徴とするものである。
本発明によれば、それぞれの図形毎に透明処理を行うと不具合を生じるような所定の描画命令、例えば1つの描画命令に従って描画処理を行う際に複数の描画オブジェクトを描画する描画命令などについてはグループ化する。これによって、例えばグループ内の描画命令の描画処理について、グループの初期背景が不透明であり、色の混合処理の背景色がグループの初期状態として常に白い面に描画するように構成し、あるいは不透明として上書き描画を行うようにして、従来のような不必要な透明処理を防ぎ、所望の描画結果を得ることができる。また、そのときのグループ内の処理は図形の分割などを行わずに上書き処理などで行うことができ、またグループ内の描画時には他の図形との重なりを考慮する必要がないため、処理が簡略化され、高速な描画処理を行うことができるという効果がある。
また、描画命令の種類と、描画命令に対する透明度の指定の有無、色演算の有無から判断してグループ化するか否かを判定することによって、不要なグループ処理を減らし、グループ化しない従来の場合と比較して処理量が増加することを極力抑えることができ、処理速度の向上、処理に必要なリソースの削減が可能となるという効果もある。
図1は、本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。図中、1は描画命令処理部、2は描画部、3は画像形成エンジン、11は描画命令判定部、12はグループ化部である。この第1の実施の形態では、描画命令を受け取って画像を描画し、画像形成エンジン3により画像を形成する構成例を示している。描画命令は、透明度の指定が可能なページ記述言語(PDL)やドキュメントフォーマット等で記述されたものである。
描画命令処理部1は、描画命令に対して適宜グループ化する処理を行う。描画命令処理部1は、描画命令判定部11、グループ化部12によって構成されている。描画命令判定部11は、描画命令のうち透明処理を行う所定の描画命令をグループ化の対象として判定する。グループ化の対象とする所定の描画命令としては、例えば従来技術で挙げたような、1つの描画命令に従って描画処理を行う際に複数の描画オブジェクトを描画する描画命令を、グループ化の対象として判定することができる。
また、グループ化の対象か否かの判定は、描画命令の種類及び描画属性、例えば描画命令に対する透明度の指定の有無や色演算の有無などから行うことができる。例えば透明度として不透明が指定されている描画命令や色演算の指定がなければ、グループ化を行わなくても上書き描画処理により描画することができるため、改めてグループ化する必要はなくそのまま描画処理を行えばよい。これによって、不必要なグループ化を防ぐことができる。
グループ化部12は、描画命令判定部11でグループ化の対象として判断された描画命令をグループ化する。グループ化は、例えば、グループ処理を指示する描画命令を挿入することによって行うことができる。グループ化の際には、グループ内の描画命令による描画処理を、透明処理を行わない上書き処理になるような属性を設定する。例えばグループ属性として、グループの初期背景が不透明(Non−Isolated)であるものとするとともに、色の混合処理の背景色をグループの初期状態とする(Knockout)属性を設定する。この設定によって、グループ内の描画命令によって描画される図形はすべて、例えば白の背景色の上に描画することとなり、他の描画図形に左右されることなく、簡単な処理によって描画処理を行うことができる。あるいは、グループ属性として透明度を不透明に設定する。これによって、グループ内の描画命令についてはすべて上書きで描画処理を行うことができる。いずれも、グループ内の描画処理時にグループ外の描画結果との透明処理を行わなくてよく、またグループ内についても上書きで描画可能であるため、高速な描画処理が可能であり、また、グループ内の各図形間の不具合の発生を防止して、所望の描画結果を得ることができる。
描画部2は、描画命令処理部1で適宜グループ化された描画命令に従って描画処理を行い、描画結果を画像形成エンジン3へ渡す。この描画部2は、複数の描画命令を一つの描画オブジェクトとして扱うグループ化の機能を有している。上述のように、グループ化部12でグループ化された描画命令についてはすべて上書きにより描画可能であり、高速に描画処理を行うことができる。また、そのグループ化された描画命令について、従来のように透明処理で生じていた不具合は解消し、所望の描画結果を得ることができる。
この例では描画部2によって描画された画像を出力する構成として画像形成エンジン3を示している。画像形成エンジン3は、描画部2によって描画された画像を、例えば用紙等の記録媒体上に形成する。もちろん、描画された画像を出力する装置はこれに限らず、表示装置など、各種の出力装置であってよい。
図2は、本発明の第1の実施の形態における描画命令処理部の動作の一例を示すフローチャートである。描画命令処理部1は、1ないし複数の描画命令を受け取る(あるいは図示しない記憶手段から1ないし複数の描画命令を読み出す)ごとに、図2に示すような処理を実行する。
S31において、処理対象の1ないし複数の描画命令が、グループ化が必要な描画命令であるか否かを描画命令判定部11で判定する。グループ化の対象外の描画命令であれば、S36において、グループ化部12はそのまま描画命令を出力する。出力は、例えば図示しない記憶手段に書き込む場合も含む(以下同じ)。
グループ化対象の描画命令である場合には、さらにS32において、描画命令の描画属性を参照し、例えば透明度の指定が不透明であるとか、色演算の指定がないなど、グループ化しなくても所望の描画結果が得られるか否かを描画命令判定部11で判定する。グループ化の必要がなければ、S36において、グループ化部12はそのまま描画命令を出力する。
S32でグループ化の対象の描画命令であると判定された場合には、グループ化部12は、S33でグループ開始の描画命令を生成して出力し、その後にS34でグループ化する描画命令を出力し、さらにS35でグループ終了の描画命令を生成して出力して、グループ化対象の描画命令をグループ化する。グループ開始の描画命令を生成する際には、上述のようにグループ属性として、グループ内の描画命令による描画処理が、透明処理を行わない上書き処理になるような属性を設定する。
このような処理を、1ないし複数の描画命令からなる描画命令のかたまりごとに行う。これによって、透明処理を行うと不具合を生じる可能性のある1ないし複数の描画命令についてグループ化することができる。
図3は、本発明の第1の実施の形態における描画命令処理部の動作の一例による処理前後の描画命令の概要の説明図である。例えば図3(A)に示すように多数の描画命令の途中に、グループ化の対象となる描画命令(図中のa及びb)が含まれている場合、図3(B)に示すように、その前にグループ化開始を指示する描画命令を挿入する。このとき、上書きによる描画処理が行われるようにグループ属性を設定する。また、グループ化の対象となる描画命令の後にグループ化終了を指示する描画命令を挿入する。これによって、グループ化の対象となる描画命令はグループ化される。
このように適宜グループ化された描画命令は、描画部2に渡され、順に描画命令に従って描画処理が行われる。グループ化が指定されている(グループ化開始の描画命令とグループ化終了の描画命令に挟まれている)描画命令については、1つの描画オブジェクトとして処理される。このとき、グループ属性として、上書きによる描画処理が行われるように設定されているので、透明処理による不具合を回避することができる。
ここでは描画命令をグループ化する方法として、グループ化開始とグループ化終了を示す描画命令を挿入したが、これに限らず、描画命令の記述方法に合ったグループ化の方法を採用すればよい。
以下、具体例をいくつか示す。図4は、本発明による折れ線描画の具体例の説明図である。この具体例は、図8に示した例と同じものである。上述のように折れ線を描画する場合には、描画する折れ線の中心線の端点及び屈曲点の座標を指定するとともに、線幅、端点及び屈曲点での接続形状などが指定可能である。ここでは図4(A)に示すように、点P,Q,Rの座標と、線幅w、それに端点及び屈曲点の形状として円形が指定されているものとする。また、この折れ線描画時点において、描画属性として透明度として例えば50%が指定されているものとする。
このような折れ線を描画する描画命令が与えられると、この折れ線を描画するための一連の描画命令について、グループ化の対象であるものと判断し、これらの一連の描画命令をグループ化する。そしてグループ属性として、上書きによる描画処理が行われるように設定する。
実際の描画は従来と同様に、図4(A)に実線で示すように点Pを中心とする円と、点Pと点Qとを結ぶ線幅wの長方形と、点Qを中心とする円と、点Qと点Rを結ぶ線幅wの長方形と、点Rを中心とする円の5つの図形を描画する。しかし、グループ内では透明度の設定よりグループ属性が優先されるため、これらの図形の描画はすべて上書きによって行われる。そのため、図4(B)に示すように、一様な図形として折れ線を描画することができる。図8と比較して分かるように、本発明によって、図4(B)に示した所望の描画結果を得ることができる。
図5は、本発明による塗りつぶしと枠線の描画の具体例の説明図である。図中、色の違う部分にはハッチングを異ならせて示している。図5に示す具体例は、設定した閉領域を塗りつぶすとともに、その領域の枠線を描画する場合を示している。例えば図5(A)に示すように点S,T,Uの座標を指定して閉領域の形状を定め、その内部の塗りつぶしを指示する。その後、同じ点S,T,Uを結ぶ線分の描画を指示する。線分の描画の際には、上述の折れ線の場合と同様に折れ線の描画を行うことになる。
この例の場合、枠線の描画時には上述の図4に示した具体例と同様の問題が生じるが、例えば上述のように本発明により枠線を構成する各線分や接続部の形状を描画する図形の描画をグループ化して上書きで描画したとしても、内部の塗りつぶした部分との間で不具合が生じる。すなわち、図5(B)に示すように、内部を塗りつぶした領域と、枠線の線幅の半分とが重なるため、この部分で透明処理により色が異なってしまうという問題がある。
本発明では、このような描画を行う場合に、内部の塗りつぶしを含めてグループ化し、上書きを行うグループ属性を設定する。これによって、内部の塗りつぶしと枠線とが上書きにより描画される。従って、図5(C)に示すような描画結果を得ることができる。図5(B)に示した従来の描画結果と比較すれば、図5(C)に示した本発明の描画結果が所望されるものであることは明らかである。本発明によって、図5に示すような領域の塗りつぶしと、その領域の枠線の描画を行う描画命令についてグループ化することによって、所望の描画結果を得ることができる。
図6は、本発明によるグラデーション描画の具体例の説明図である。図中、色の違いについてハッチングを異ならせて示している。図6に示す具体例は、同心円状に色が変化するグラデーション描画の例を示している。このようなグラデーション描画は、円の中心座標、中心の色(c1)、円の半径r、円の外周の色(c0)を指定する。描画を行う際には、半径をrから徐々に小さくしながら、色をC0からC1に向けて徐々に変化させて、円を描画していく。図6に示す具体例では、円の外周を所定の色(ここでは図示の都合上、黒)とし、円の中心を白として描画している。なお、透明度は50%としている。
それぞれの半径の円を重ねて描画してゆく際に、従来のように透明処理を行ってしまうと、それぞれの円を描画したときに下地となる円の色が透明度(ここでは50%)に応じて加算されてしまう。そのため、図6(A)に示すように、本来は白くなるべき円の中心部が、それまでに描画された複数の円の色の影響を受け、白くならないという問題がある。
本発明では、このようなグラデーション描画を行う場合に、グラデーション描画を指示した描画命令をグループ化し、上書きを行うグループ属性を設定する。これによって、重ねて描画されてゆく各円は、下地の円の色に影響されずに描画される。従って、図6(B)に示すように、円の中心部が指定された白で描画され、所望の描画結果を得ることができる。
以上、いくつかの具体例について説明した。本発明は上述の具体例に限られるものではなく、透明処理によって所望の描画結果とは異なる描画結果となってしまう描画命令について、同様にグループ化して上書きの描画を行うグループ属性を設定することにより、不具合を回避することができる。
なお、本発明によりグループ化した描画命令については上述のようにグループ属性に従って上書きによる描画処理が行われるが、グループ内での処理が終了した描画結果は、それまでに描画された図形などの描画オブジェクトとの間で透明処理が行われる。もちろん、グループ化しなかった他の描画オブジェクトは、その描画オブジェクトの描画時に設定されている透明度に応じた透明処理が施されることになる。
上述の説明では、所定の描画命令についてグループ化の処理を行って、適宜グループ化された描画命令を元に描画部2で描画処理を行うものとして説明した。例えば描画部2で描画する際には、描画命令を変換した中間的な描画コードをもとに行う場合もある。このような場合には、描画命令から描画コードへの変換を行うことになるが、この変換の際にグループ化の処理を行うことができる。例えば図1に示した構成例では、グループ化部12において、所定の描画命令から描画コードへの変換を行う際に、グループ化の処理も行うように構成することができる。この場合、描画部2は適宜グループ化された描画コードをもとに描画処理を行うことになる。
同様に、例えばページ記述言語やドキュメントフォーマットから描画命令に変換する際に、変換される描画命令が所定の描画命令か否かを判定し、あるいはページ記述言語やドキュメントフォーマットの記述から生成される描画命令が所定の描画命令となるか否かを判定し、所定の描画命令であればグループ化した描画命令を生成するように構成することもできる。
図7は、本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。図中、21はホスト装置、22は描画命令生成部、23は画像形成装置である。上述の第1の実施の形態で示した描画命令処理部1や描画部2は、例えば画像形成装置などの出力装置内に設けるほか、出力装置とは別の装置に設けてもよい。そのような構成の一例として、この第2の実施の形態では、描画命令処理部1を出力装置とは別に設けた例を示している。
図7において、ホスト装置21は、出力装置の一つである画像形成装置23と通信可能に接続されている。接続形態は任意であり、ケーブルなどで直接あるいは間接的に接続されていてもよいし、LANなどで接続されていてもよい。
ホスト装置21は、画像形成装置23に画像を形成させるためのいわゆるデバイスドライバである描画命令生成部22を有しており、その描画命令生成部22の一部として描画命令処理部1を有している。描画命令生成部22は、オペレーティングシステムや他のソフトウェアから印刷命令を受け取ると、画像形成装置23で画像を形成するための描画命令を生成する。この描画命令を生成する際に、あるいは生成された描画命令に対して、第1の実施の形態で説明したように所定の描画命令か否かを描画命令判定部11で判定し、所定の描画命令についてはグループ化部12でグループ化して上書きによる描画を行うグループ属性を付加すればよい。
このようにして適宜グループ化された描画命令は、画像形成装置23に送られ、画像形成装置23内の描画部2によって描画処理され、画像形成エンジン3で画像が形成されることになる。描画部2における描画処理の際には、透明度が設定されている場合でも、所定の描画命令についてはグループ化されて上書き描画を行うことによって、透明処理による不具合を回避し、所望の描画結果を得ることができる。
本発明の第1の実施の形態を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における描画命令処理部の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における描画命令処理部の動作の一例による処理前後の描画命令の概要の説明図である。 本発明による折れ線描画の具体例の説明図である。 本発明による塗りつぶしと枠線の描画の具体例の説明図である。 本発明によるグラデーション描画の具体例の説明図である。 本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。 従来の透明度が指定された場合の描画結果の一例の説明図である。
符号の説明
1…描画命令処理部、2…描画部、3…画像形成エンジン、11…描画命令判定部、12…グループ化部、21…ホスト装置、22…描画命令生成部、23…画像形成装置。

Claims (16)

  1. 描画命令に対する処理を行う描画命令処理装置において、描画命令のうち透明処理が指定されている描画命令について複数の描画オブジェクトを一つの描画オブジェクトとして扱うか否かを判定する描画命令判定手段と、前記描画命令判定手段で一つの描画オブジェクトとして扱うと判断された描画命令をグループ化するグループ化手段を有し、前記グループ化手段は、グループ化した描画命令について描画する際の透明度を不透明に設定することを特徴とする描画命令処理装置。
  2. 前記描画命令判定手段は、透明処理が指定された1つの描画命令に従って描画処理を行う際に複数の描画オブジェクトを描画する場合に一つの描画オブジェクトとして扱うものとして判定することを特徴とする請求項1に記載の描画命令処理装置。
  3. 前記描画命令判定手段は、描画命令の種類及び描画属性から一つの描画オブジェクトとして扱うか否かを判定することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の描画命令処理装置。
  4. 前記グループ化手段は、グループ化した描画命令について描画する際のグループ属性として、グループの初期背景が不透明であり、色の混合処理の背景色がグループの初期状態とする属性を設定することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の描画命令処理装置。
  5. 前記グループ化手段は、前記描画命令を描画コードに変換する機能を有しており、前記描画命令判定手段で一つの描画オブジェクトとして扱うと判断された描画命令についてグループ化した描画コードを出力することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の描画命令処理装置。
  6. 描画命令に従って画像を描画する画像描画装置において、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の描画命令処理装置と、該描画命令処理装置で適宜グループ化された描画命令に従って描画処理を行う描画手段を有することを特徴とする画像描画装置。
  7. 描画命令に従って画像を描画する画像描画装置において、請求項5に記載の描画命令処理装置と、該描画命令処理装置で適宜グループ化された描画コードに従って描画処理を行う描画手段を有することを特徴とする画像描画装置。
  8. 印刷命令から出力装置で描画処理を行うための描画命令を生成する描画命令生成装置において、印刷命令から描画命令を生成する生成手段と、請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の描画命令処理装置を有し、適宜グループ化された描画命令を出力することを特徴とする描画命令生成装置。
  9. 描画命令に対する処理を行う描画命令処理方法において、描画命令判定手段が描画命令のうち透明処理が指定されている描画命令について複数の描画オブジェクトを一つの描画オブジェクトとして扱うか否かを判定し、グループ化手段が、一つの描画オブジェクトとして扱うと判断された描画命令をグループ化するとともにグループ化した描画命令について描画する際の透明度を不透明に設定することを特徴とする描画命令処理方法。
  10. 透明処理が指定された1つの描画命令に従って描画処理を行う際に複数の描画オブジェクトを描画する場合に一つの描画オブジェクトとして扱うものとして前記描画命令判定手段が判定することを特徴とする請求項9に記載の描画命令処理方法。
  11. 描画命令の種類及び描画属性から一つの描画オブジェクトとして扱うか否かを前記描画命令判定手段が判定することを特徴とする請求項9または請求項10に記載の描画命令処理方法。
  12. グループ化した描画命令について描画する際のグループ属性として、グループの初期背景が不透明であり、色の混合処理の背景色がグループの初期状態とする属性を設定することを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1項に記載の描画命令処理方法。
  13. 前記グループ化手段が前記描画命令を描画コードに変換する機能を有しており、該変換の際に一つの描画オブジェクトとして扱うか否かの判定を行い、一つの描画オブジェクトとして扱うと判断された描画命令についてはグループ化した描画コードを出力することを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の描画命令処理方法。
  14. 描画命令に従って画像を描画する画像描画方法において、請求項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の描画命令処理方法により描画命令について適宜グループ化し、適宜グループ化された描画命令に従って描画手段が描画処理を行うことを特徴とする画像描画方法。
  15. 描画命令に従って画像を描画する画像描画方法において、請求項13に記載の描画命令処理方法により描画命令に従って適宜グループ化した描画コードに変換し、適宜グループ化された描画コードに従って描画手段が描画処理を行うことを特徴とする画像描画方法。
  16. 印刷命令から出力装置で描画処理を行うための描画命令を生成する描画命令生成方法において、生成手段により前記印刷命令から描画命令を生成し、該描画命令を請求項9ないし請求項12のいずれか1項に記載の描画命令処理方法により適宜グループ化することを特徴とする描画命令生成方法。
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