JP4600362B2 - 還元剤添加弁の異常検出装置 - Google Patents
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前記還元剤添加弁に対して還元剤の添加量を指示する添加量指示手段と、
前記還元剤添加弁の下流の排気空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記排気空燃比に基づいて、前記還元剤添加弁から添加された還元剤の添加量を計測する添加量計測手段と、
前記添加量指示手段により指示された添加量と、前記添加量計測手段により計測された添加量とを比較することにより、前記還元剤添加弁の異常を検出する異常検出手段と、
前記添加量指示手段は、前記還元剤添加弁の異常検出時は、前記触媒の浄化能力回復時に比して、1噴射当たりの添加量を減量することを特徴とする。
前記添加量指示手段は、前記還元剤添加弁の異常検出時は、前記触媒の浄化能力回復時に比して、噴射回数を増加させることを特徴とする。
排気系の温度を取得する排気系温度取得手段と、
前記排気系温度取得手段により取得された排気系温度が、触媒の還元剤浄化能が低い温度域では、前記還元剤添加弁の異常検出を禁止する禁止手段とを更に備えたことを特徴とする。
前記還元剤添加弁に対して還元剤の添加量を指示する添加量指示手段と、
前記還元剤添加弁の下流の排気空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記排気空燃比に基づいて、前記還元剤添加弁から添加された還元剤の添加量を計測する添加量計測手段と、
前記添加量指示手段により指示された添加量と、前記添加量計測手段により計測された添加量とを比較することにより、前記還元剤添加弁の異常を検出する異常検出手段と、
排気系の温度を取得する排気系温度取得手段と、
前記排気系温度取得手段により取得された排気系温度が、触媒の還元剤浄化能が低い温度域では、前記還元剤添加弁の異常検出を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴とする。
[システム構成の説明]
図1は、本発明の実施の形態1によるシステム構成を説明するための図である。図1に示すシステムは、内燃機関1として、4サイクルのディーゼルエンジン(圧縮着火内燃機関)を備えている。ディーゼルエンジン1は、車両に搭載され、その動力源とされているものとする。図1に示すディーゼルエンジン1は直列4気筒型であるが、本発明において、気筒数および気筒配置はこれに限定されるものではない。
上記システムのNOx触媒42に吸蔵されたNOx量が所定値以上になると、NOxを還元・放出させるため、いわゆるリッチスパイクが実施される。すなわち、排気燃料添加弁44から還元剤である燃料の添加が行われ、この還元剤によりNOx触媒42の浄化能力回復処理(再生処理)が行われる。本実施の形態1では、以下に説明するように、この排気燃料添加弁44の異常(故障)を検出する手法について提案する。
図2に示すように、指示添加量と計測添加量とを比較することで、排気燃料添加弁44の異常検出を行うことができる。指示添加量に対する計測添加量の比率Rが1である場合、すなわち、排気燃料添加弁44から還元剤が指示量だけ添加される場合には、当然排気燃料添加弁44は正常であると判定される。しかし、排気燃料添加弁44のばらつき・経時変化を考慮して、比率Rが図2に示す基準範囲内であれば、排気燃料添加弁44は正常であると判定される。一方、比率Rがこの基準範囲外であれば、排気燃料添加弁44は異常(故障)であると判定される。なお、この基準範囲は、車種に応じて予め設定しておくことができる。
リッチスパイクが実施されていない時、つまり、排気燃料添加弁44から燃料添加が行われていない時には、空燃比センサ出力は、図3において一点鎖線で示すような出力A/F_Aとなる。
一方、リッチスパイクが実施されている時、つまり、排気燃料添加弁44から燃料添加が行われている時には、空燃比センサ出力は、図3において実線で示すような出力A/F_Bに変化する。
後述するように、これらのリッチスパイク非実施時の空燃比センサ出力A/F_Aとリッチスパイク実施時の空燃比センサ出力A/F_Bとを用いて、排気燃料添加弁44から添加された燃料量を計測(推定)することができる。すなわち、空燃比センサ出力A/F_A,A/F_Bに基づいて、上記の計測添加量を求めることができる。
A/F_A=Ga/Q・・・(1)
上式(1)を変形すると、次式(2)が得られる。
Q=Ga/(A/F_A)・・・(2)
A/F_B=Ga/(Q+Qex)・・・(3)
上式(3)を変形すると、次式(4)が得られる。
Q+Qex=Ga/(A/F_B)・・・(4)
Qex=Ga×{1/(A/F_B)-1/(A/F_A)}・・・(5)
=Ga×{(A/F_A)-(A/F_B)}/(A/F_A)/(A/F_B)・・・(6)
上述したように、排気ガス中のHC濃度を1000(ppm)以下に抑える観点からは、例えば、図6に示す添加パターン“63×16”及び“32×32”が望ましい。さらに、噴射回数を多くするほど計測添加量を求めるのに必要な時間が長くなってしまうことを考慮すれば、例えば、図6に示す添加パターン“63×16”がより望ましい。
図7(B)に示す排気燃料添加弁44の異常検出時には、図7(A)に示す通常の触媒再生時に比して、1噴射当たりの添加量が少なくされる。これにより、図6に示すように、リッチスパイク実施時の排気ガス中のHC濃度を低くすることができる。
図8は、本実施の形態1において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。図8に示すルーチンは、所定間隔毎に起動される。
上記ステップ110又はステップ112の後、本ルーチンを終了する。
ここで、排気燃料添加弁44の異常検出時には、通常の触媒再生時に比して、1噴射当たりの添加量が少なくされる。これにより、酸化触媒40をすり抜けるHC量を低減することができるため、排気ガス中のHC濃度を低くすることができる。よって、空燃比センサ出力のリーンずれを低減することができる。そうすると、計測添加量を精度良く求めることができる。従って、排気燃料添加弁44の異常検出を精度良く行うことができる。
次に、図9及び図10を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態8のシステムは、図1に示すハードウェア構成を用いて、ECU60に、後述する図10に示すルーチンを実行させることにより実現することができる。
上記実施の形態1では、排気燃料添加弁44の異常検出時に、1噴射当たりの添加量を通常の触媒再生時に比して少なくすることで、排気ガス中のHC濃度が低く抑えられている。
図10は、本実施の形態2において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。図10に示すルーチンは、所定間隔毎に起動される。
ここで、排気燃料添加弁44の異常検出時には、通常の触媒再生時に比して、1噴射当たりの添加量が少なくされる。これにより、排気ガス中のHC濃度を低くすることができ、空燃比センサ出力のリーンずれを低減することができる。さらに、酸化触媒40において高いHC浄化率が得られる排気ガス温度Tthとなるまでは、排気燃料添加弁44の異常検出が禁止される。これにより、排気燃料添加弁44の異常検出時に、酸化触媒40のHC浄化率低下に起因するHC濃度の上昇を抑制することができる。そうすると、第1空燃比センサ46の出力のリーンずれを抑制することができ、計測添加量を精度良く求めることができる。従って、排気燃料添加弁44の異常検出を精度良く行うことができる。
図11は、本実施の形態2の変形例において、ECU60が実行するルーチンを示すフローチャートである。図11に示すルーチンと、図10に示すルーチンとは、ステップ118の処理のみが相違している。このステップ118では、排気燃料添加弁44に対して、上述したように通常の触媒再生時と同様に還元剤を添加するように指示される。本変形例によれば、上記実施の形態2と同様に、酸化触媒40のHC浄化能が低下する場合には、排気燃料添加弁44の異常検出が禁止される。よって、HC浄化率低下に起因するHC濃度の上昇を抑制しつつ、計測添加量が求められるため、計測添加量を精度良く求めることができる。
38 排気通路
40 酸化触媒
42 NOx触媒
44 排気燃料添加弁
45 排気温センサ
46 第1空燃比センサ
47 触媒床温センサ
48 第2空燃比センサ
60 ECU
Claims (4)
- 触媒の浄化能力を回復させるために該触媒の上流に還元剤を添加する還元剤添加弁の異常を検出する異常検出装置であって、
前記還元剤添加弁に対して還元剤の添加量を指示する添加量指示手段と、
前記還元剤添加弁の下流の排気空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記排気空燃比に基づいて、前記還元剤添加弁から添加された還元剤の添加量を計測する添加量計測手段と、
前記添加量指示手段により指示された添加量と、前記添加量計測手段により計測された添加量とを比較することにより、前記還元剤添加弁の異常を検出する異常検出手段と、
前記添加量指示手段は、前記還元剤添加弁の異常検出時は、前記触媒の浄化能力回復時に比して、1噴射当たりの添加量を減量することを特徴とする還元剤添加弁の異常検出装置。 - 請求項1に記載の還元剤添加弁の異常検出装置において、
前記添加量指示手段は、前記還元剤添加弁の異常検出時は、前記触媒の浄化能力回復時に比して、噴射回数を増加させることを特徴とする還元剤添加弁の異常検出装置。 - 請求項1又は2に記載の還元剤添加弁の異常検出装置において、
排気系の温度を取得する排気系温度取得手段と、
前記排気系温度取得手段により取得された排気系温度が、触媒の還元剤浄化能が低い温度域では、前記還元剤添加弁の異常検出を禁止する禁止手段とを更に備えたことを特徴とする還元剤添加弁の異常検出装置。 - 触媒の浄化能力を回復させるために該触媒の上流に還元剤を添加する還元剤添加弁の異常を検出する異常検出装置であって、
前記還元剤添加弁に対して還元剤の添加量を指示する添加量指示手段と、
前記還元剤添加弁の下流の排気空燃比を検出する空燃比検出手段と、
前記排気空燃比に基づいて、前記還元剤添加弁から添加された還元剤の添加量を計測する添加量計測手段と、
前記添加量指示手段により指示された添加量と、前記添加量計測手段により計測された添加量とを比較することにより、前記還元剤添加弁の異常を検出する異常検出手段と、
排気系の温度を取得する排気系温度取得手段と、
前記排気系温度取得手段により取得された排気系温度が、触媒の還元剤浄化能が低い温度域では、前記還元剤添加弁の異常検出を禁止する禁止手段とを備えたことを特徴とする還元剤添加弁の異常検出装置。
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