JP4600150B2 - ガス濃度センサ - Google Patents

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Description

本発明は、ガス中に含有される特定の種類のガスの濃度を検出するガス濃度センサに関し、特に、内燃機関の排気通路に設けられて排気ガス中の酸素濃度を検出するガス濃度センサに用いて好適である。
一般的なエンジン(内燃機関)では、燃料を吸気ポートや燃焼室に噴射して空気と混合し、この混合気をピストンの圧縮行程で圧縮してから火花着火することで爆発させ、燃焼したガスを排気行程で排気ガスとして排気ポートから外部に排出するようにしている。この場合、吸入空気量に対して空燃比が所定値(理論空燃比=ストイキ)となるように燃料噴射量が設定されると共に、排気ガス中の酸素濃度を検出し、燃焼前の混合気が理論空燃比となっているかどうか推定し、空燃比が理論空燃比近傍となるようにフィードバック制御している。
排気ガス中の酸素濃度を検出するセンサとして、一般に、排気通路における触媒の上流側または下流側に酸素濃度センサが設けられている。この酸素濃度センサは、ハウジング内に検出素子が装着され、この検出素子が保護カバーにより被覆されている。この検出素子は、ジルコニア固体電解質の内面に内側電極が取付けられると共に、外面に外側電極が装着され、この外側電極の外側にコーティング層が設けられている。従って、内側電極に大気を導入し、コーティング層に排気ガスを導入すると、ジルコニア固定電解質が内外面の酸素濃度差に応じて起電力を発生し、この起電力に基づいて酸素濃度を検出することができる。
なお、このような酸素濃度センサとして、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。
特開2004−219081号公報
上述した従来の酸素濃度センサにあっては、保護カバーに形成された複数の通気孔を通して内部に導入された排気ガスに対して、ジルコニア固定電解質で発生した起電力に基づいて酸素濃度を求めている。この場合、排気通路を流れる排気ガスの流量(流速)は、エンジン回転数やエンジン負荷などのエンジン運転状態に応じて変化するため、酸素濃度センサの入口側と出口側で排気ガスの圧力差が生じ、酸素濃度センサ内、つまり、検出素子の表面を流れる排気ガスの流量(流速)が変化し、同じ空燃比であっても酸素濃度センサは異なる出力を示してしまう。
即ち、排気ガスが保護カバー内に流入して外側電極の表面のコーティング層に至ると、排気ガス中に残存する酸素が触媒作用により排気ガス中の一酸化炭素及び炭化水素と反応し、ここに境界層が形成される。このとき、コーティング層近傍での排気ガスの流速が変化すると、形成される境界層の厚さが変化し、排気ガス成分(CO,HC,H2,O2)ごとの拡散速度が変化することで、同じガス組成(空燃比)であっても酸素濃度センサは異なる出力を示すこととなる。排気ガスが高濃度ガスの場合、外側電極での反応が律速となって拡散速度の影響は小さいが、低濃度ガスの場合、外側電極での反応が律速とならずに拡散が律速となるため、排気ガスの流量変化が顕著となる。このように同じ空燃比であっても酸素濃度センサの出力が異なると、高精度な空燃比制御を行うことができず、燃費や排気ガス特性が悪化してしまうという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するためのものであって、検出精度の向上を図ったガス濃度センサを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のガス濃度センサは、複数の通気孔を有する保護カバー内に特定のガス濃度に応じた起電力を発生する検出素子が設けられたガス濃度センサにおいて、前記保護カバーに移動自在に支持されるスライドカバーと、該スライドカバーを移動して前記通気孔の開口面積を調整可能な駆動装置と、前記通気孔から前記保護カバー内に流入したガスの流速が一定となるように前記駆動装置を駆動して前記スライドカバーにより前記通気孔の開口面積を調整可能な制御装置と、を備えることを特徴とするものである。
本発明のガス濃度センサでは、前記制御装置は、ガス流量とセンサ形状に基づいて前記保護カバーの上流側を流れるガスと下流側を流れるガスの圧力差を求め、この圧力差に基づいて前記スライドカバーにより前記通気孔の開口面積を調整することを特徴としている。
本発明のガス濃度センサでは、前記検出素子は、固体電解質の内面に内側電極が固定され、前記固体電解質の外面に外側電極が固定されると共に、該外側電極の表面にコーティング層が形成されてなり、前記通気孔から前記保護カバー内に流入したガスに対して、前記外側電極と内側電極との間に含有する酸素濃度に応じた起電力を発生することを特徴としている。
本発明のガス濃度センサでは、前記スライドカバーは、前記複数の通気孔の開口量を変更することを特徴としている。
本発明のガス濃度センサによれば、複数の通気孔を有する保護カバー内に特定のガス濃度に応じた起電力を発生する検出素子を設けて構成し、保護カバーに移動自在に支持されるスライドカバーと、このスライドカバーを移動して通気孔の開口面積を調整可能な駆動装置と、通気孔から保護カバー内に流入したガスの流速が一定となるように駆動装置を駆動してスライドカバーにより通気孔の開口面積を調整可能な制御装置とを設けるので、センサの外側を流れるガスの流速に応じてスライドカバーにより通気孔の開口面積が調整されることで、通気孔から保護カバー内に流入したガスの流速が一定となり、検出素子に形成される境界層の厚さが均一化されてガス成分ごとの拡散速度が一定となり、ガス濃度を高精度に検出することができる。
以下に、本発明に係るガス濃度センサの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施例1に係る酸素濃度センサにおける保護カバーの縦断面図、図2は、図1のII−II断面図、図3は、実施例1の酸素濃度センサにおける保護カバーの開口面積の調整制御を表すフローチャート、図4は、実施例1の酸素濃度センサが適用されたエンジンを表す概略構成図、図5は、実施例1の酸素濃度センサの概略図、図6は、実施例1の酸素濃度センサの検出素子を表す断面図である。
実施例1の酸素濃度センサが適用された内燃機関において、図4に示すように、この内燃機関としてのエンジン10は筒内噴射式の多気筒型であって、シリンダブロック11上にシリンダヘッド12が締結されており、このシリンダブロック11に形成された複数のシリンダボア13にピストン14がそれぞれ上下移動自在に嵌合している。そして、シリンダブロック11の下部にクランクケース15が締結され、このクランクケース15内にクランクシャフト16が回転自在に支持されており、各ピストン14はコネクティングロッド17を介してこのクランクシャフト16にそれぞれ連結されている。
燃焼室18は、シリンダブロック11とシリンダヘッド12とピストン14により構成されており、この燃焼室18は、上部(シリンダヘッド12の下面)の中央部が高くなるように傾斜したペントルーフ形状をなしている。そして、この燃焼室18の上部、つまり、シリンダヘッド12の下面に吸気ポート19及び排気ポート20が対向して形成されており、この吸気ポート19及び排気ポート20に対して吸気弁21及び排気弁22の下端部がそれぞれ位置している。この吸気弁21及び排気弁22は、シリンダヘッド12に軸方向に沿って移動自在に支持されると共に、吸気ポート19及び排気ポート20を閉止する方向に付勢支持されている。また、シリンダヘッド12には、吸気カムシャフト23及び排気カムシャフト24が回転自在に支持されており、吸気カム25及び排気カム26が図示しないローラロッカアームを介して吸気弁21及び排気弁22の上端部に接触している。
従って、エンジン10に同期して吸気カムシャフト23及び排気カムシャフト24が回転すると、吸気カム25及び排気カム26がローラロッカアームを作動させ、吸気弁21及び排気弁22が所定のタイミングで上下移動することで、吸気ポート19及び排気ポート20を開閉し、吸気ポート19と燃焼室18、燃焼室18と排気ポート20とをそれぞれ連通することができる。
また、このエンジン10の動弁機構は、運転状態に応じて吸気弁21を最適な開閉タイミングに制御する吸気可変動弁機構(VVT:Variable Valve Timing-intelligent)27となっている。この吸気可変動弁機構27は、例えば、吸気カムシャフト23の軸端部に図示しないVVTコントローラが設けられて構成され、カムスプロケットに対する吸気カムシャフト23の位相を変更することで、吸気弁21の開閉時期を進角または遅角することができるものである。この場合、吸気可変動弁機構27は、吸気弁21の作用角(開放期間)を一定としてその開閉時期を進角または遅角する。また、吸気カムシャフト23には、その回転位相を検出するカムポジションセンサ28が設けられている。
吸気ポート19には、インテークマニホールド31を介してサージタンク32が連結され、このサージタンク32に吸気管33が連結されており、この吸気管33の空気取入口にはエアクリーナ34が取付けられている。そして、このエアクリーナ34の下流側にスロットル弁35を有する電子スロットル装置36が設けられている。また、シリンダヘッド12には、燃焼室18に直接燃料を噴射するインジェクタ37が装着されており、このインジェクタ37は、吸気ポート19側に位置して上下方向に所定角度傾斜している。更に、シリンダヘッド12には、燃焼室18の上方に位置して混合気に着火する点火プラグ38が装着されている。
一方、排気ポート20には、エギゾーストマニホールド39を介して排気管40が連結されており、この排気管40には排気ガス中に含まれるHC、CO、NOxなどの有害物質を浄化処理する触媒装置41,42が装着されている。
ところで、車両には電子制御ユニット(ECU)43が搭載されており、このECU43は、インジェクタ37や点火プラグ38などを制御可能となっている。即ち、吸気管33の上流側にはエアフローセンサ44及び吸気温センサ45が装着されており、計測した吸入空気量、吸気温度をECU43に出力している。また、電子スロットル装置36にはスロットルポジションセンサ46が装着されており、現在のスロットル開度をECU43に出力している。更に、クランク角センサ47は、検出した各気筒のクランク角度をECU43に出力し、このECU43は検出したクランク角度に基づいて各気筒における吸気、圧縮、膨張(爆発)、排気の各行程を判別すると共に、エンジン回転数を算出している。また、シリンダブロック11にはエンジン冷却水温を検出する水温センサ48が設けられており、検出したエンジン冷却水温をECU43に出力している。従って、ECU43は、検出した吸入空気量、吸気温度、スロットル開度(または、アクセル開度)、エンジン回転数、エンジン冷却水温などのエンジン運転状態に基づいて、燃料噴射量、噴射時期、点火時期などを決定している。
この場合、ECU43は、燃費や排気ガス特性を考慮し、吸入空気量に対して空燃比が理論空燃比(ストイキ)となるように燃料噴射量を設定すると共に、排気ガス中の酸素濃度を検出し、燃焼前の混合気が理論空燃比となっているかどうか推定し、この空燃比が理論空燃比となるようにフィードバック制御している。即ち、触媒装置41,42は三元触媒であって、排気ガス中に含まれる炭化水素(HC)、一酸化炭素(CO)、窒素酸化物(NOx)などの有害物質を浄化処理するものであり、特に、空燃比が理論空燃比近傍にあるときに、排気ガス中の有害物質を効率良く浄化処理することができる。
そのため、排気管40における触媒装置41の上流側には、排気ガス中の酸素濃度を検出する酸素濃度センサ49が設けられており、現在の排気ガス中の酸素濃度をECU43に出力している。そして、ECU43は、酸素濃度センサ49が検出した排気ガス中の酸素濃度に基づいて混合気が理論空燃比となっているかどうか推定し、この空燃比が理論空燃比となるようにフィードバック制御している。
この酸素濃度センサ49は、排気ガス中の酸素の濃度に応じて発生する起電力に基づいて酸素濃度を検出するものである。ところが、エンジン回転数やエンジン負荷などのエンジン運転状態に応じて排気管40を流れる排気ガスの流量(流速)が変化すると、酸素濃度センサ49の入口側と出口側で排気ガスの圧力差が生じ、内部を流れる排気ガスの流量(流速)が変化し、同じ空燃比であっても酸素濃度センサ49は異なる出力を示してしまう。そこで、本実施例では、エンジン運転状態に応じて排気管40を流れる排気ガスの流量が変化しても、酸素濃度センサ49内を流れる排気ガスの流量を一定とし、この酸素濃度センサ49が酸素濃度を高精度に検出可能としている。
ここで、酸素濃度センサ49の構造を詳細に説明する。この酸素濃度センサ49において、図5及び図6に示すように、ハウジング51には検出素子52の基端部が装着され、検出素子52の先端部は保護カバー53に被覆されて排気管40内に挿入されている。この検出素子52は、ジルコニア固体電解質54の内面に内側白金電極55が固定される一方、外面に外側白金電極56が固定されると共に、この外側白金電極56の表面に電極を保護するためにセラミック等のコーティング層57が形成されている。そして、内側白金電極55と外側白金電極56には、図示しないリード線が接続され、起電力(電流値)を検出可能となっており、内側白金電極55に対して大気が導入される一方、コーティング層57に対して排気ガスが導入可能となっている。また、図示しないが、検出素子52には、素子温度を一定に保持するためのヒータが内蔵されている。
また、保護カバー53は、基端部がハウジング51に固定された外側カバー58と、基端部がこの外側カバー58に固定された内側カバー59とから構成され、各カバー58,59には、複数の通気孔60,61が対向しないようにずれた位置に形成されている。そして、本実施例では、外側カバー58及び内側カバー59の各通気孔60,61の開口面積を調整可能なスライドカバー62,63が設けられ、各通気孔60,61から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるように、スライドカバー62,63により通気孔60,61の開口面積を調整可能となっている。
即ち、図1及び図2に示すように、円筒形状をなす外側カバー58の内周面には、同じく円筒形状をなすスライドカバー62が嵌合し、軸心方向に沿って移動自在となっており、このスライドカバー62には、外側カバー58の通気孔60とほぼ同形をなす複数の通気孔64が対応して形成されている。また、酸素濃度センサ49のハウジング51(図6参照)には駆動装置65が設けられており、この駆動装置65を駆動すると、スライドカバー62を上方または下方へ移動し、外側カバー58の通気孔60における開口量を変更し、この通気孔60の開口面積を調整することができる。なお、内側カバー59に対するスライドカバー63にも、図示しないが、この内側カバー59の通気孔61とほぼ同形の通気孔が形成され、駆動装置により移動して通気孔61の開口面積を調整することができる。
従って、排気ガスが保護カバー53の通気孔60,61を通して検出素子52に導入されると、内側白金電極55と外側白金電極56との間に酸素濃度の差が生じ、酸素濃度の高い内側白金電極55から酸素濃度の低い外側白金電極56へジルコニア固体電解質54を通って酸素イオンが流れて起電力が発生する。この場合、リッチ混合気で燃焼すると、排気ガス中に残存する酸素が少ないため、外側白金電極56の触媒作用により微量の酸素が排気ガス中の一酸化炭素や炭化水素と反応し、外側白金電極56の表面に酸素がほとんどなくなり、内側白金電極55との酸素濃度差が最大となって大きな起電力が発生する。一方、リーン混合気で燃焼すると、排気ガス中に残存する酸素が多いため、外側白金電極56の触媒作用により多量の酸素が排気ガス中の微量の一酸化炭素や炭化水素と反応し、外側白金電極56の表面に余剰の酸素が残存することとなり、内側白金電極55との酸素濃度差が小さくなって起電力がほとんど発生しない。そのため、理論空燃比を境として起電力の大きな変化をえることができ、この起電力に基づいて酸素濃度を検出することができる。
また、このとき、エンジン回転数やエンジン負荷などのエンジン運転状態に応じて排気管40を流れる排気ガスの流量(流速)が変化し、酸素濃度センサ49の入口側と出口側で排気ガスの圧力差が生じるため、この排気ガスの圧力差に基づいてスライドカバー62,63により保護カバー53の通気孔60,61の開口面積を調整することで、検出素子52の表面を流れる排気ガスの流量(流速)が一定となるようにしている。
ここで、実施例1の酸素濃度センサ49における保護カバー53の開口面積の調整制御について、図3のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
酸素濃度センサ49における保護カバー53の開口面積の調整制御において、図3に示すように、ステップS11では、ECU43は、エアフローセンサ44が計測した吸入空気量に基づいて排気管40を流れる排気ガス流量を算出する。ステップS12では、酸素濃度センサ49における検出素子52の表面を流れる排気ガスの流量が一定となるように、通気孔60,61の開口面積を算出する。即ち、吸入空気量と排気管40及び酸素濃度センサ49の形状に基づいて酸素濃度センサ49の上流側と下流側の排気ガスの圧力差ΔPを算出する。この排気ガスの圧力差ΔPは、酸素濃度センサ49の保護カバー53内を流れる排気ガスの流量(流速)の2乗と比例するため、通気孔60,61の開口面積をSとしたとき、下記数式1が成立するようにこの通気孔60,61の開口面積Sを求める。
Figure 0004600150
ステップS12にて、保護カバー53における通気孔60,61の開口面積が算出されると、ステップS13では、スライドカバー62,63の制御量hを算出する。そして、ステップS14にて、ECU43は駆動装置65を駆動し、スライドカバー62,63を制御量hだけ下方へ移動し、通気孔60,61の開口量を変更し、この通気孔60,61の開口面積が算出した開口面積Sとなるように調整する。
このように実施例1の酸素濃度センサ49にあっては、ハウジング51に検出素子52を収容し、この検出素子52の先端部を保護カバー53により被覆して排気管40内に挿入し、この保護カバー53を複数の通気孔60,61を有する外側カバー58及び内側カバー59とから構成し、この外側カバー58及び内側カバー59の各通気孔60,61の開口面積を調整可能なスライドカバー62,63を設け、各通気孔60,61から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるように、駆動装置65によりスライドカバー62,63を移動して通気孔60,61の開口面積を調整可能としている。
従って、排気管40を流れるガスの流量(流速)に応じてスライドカバー62,63により保護カバー53の通気孔60,61の開口面積が調整されることで、この通気孔60,61から保護カバー53内に流入した排気ガスの流量(流速)が一定となるため、排気ガスが検出素子52に到達したとき、その表面に形成される境界層の厚さが均一化されてガス成分ごとの拡散速度が一定となり、酸素濃度を高精度に検出することができる。その結果、酸素濃度センサ49は正確な排気ガス中の酸素濃度をECU43にフィードバックし、高精度な空燃比制御を行うことができ、燃費や排気ガス特性を向上することができる。
また、実施例1の酸素濃度センサ49にあっては、保護カバー53を構成する外側カバー58及び内側カバー59の内側にスライドカバー62,63を移動自在に設け、駆動装置65によりこのスライドカバー62,63を移動することで、各カバー58,59の通気孔60,61の開口面積を調整し、各通気孔60,61から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるようにしている。従って、簡単な構成で保護カバー53内に流入した排気ガスの流速を一定とすることができ、構成の複雑化、重量化、高コスト化を抑制することができる。
図7は、本発明の実施例2に係る酸素濃度センサにおける保護カバーの縦断面図である。なお、実施例2の酸素濃度センサの基本的な構成は、前述した実施例1で説明したものとほぼ同様であるため、図4乃至図6を用いて説明すると共に、同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例2の酸素濃度センサにおいて、図4乃至図6に示すように、ハウジング51に検出素子52の基端部が装着され、この検出素子52の先端部が保護カバー53に被覆されて排気管40内に挿入されている。この保護カバー53は、外側カバー58と内側カバー59とから構成され、各カバー58,59に複数の通気孔60,61が対向しないように形成されている。そして、この実施例2では、図7に示すように、外側カバー58の各通気孔60の開口面積を調整可能なスライドカバー71が設けられ、各通気孔60から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるように、スライドカバー71により通気孔60の開口面積を調整可能となっている。
即ち、円筒形状をなす外側カバー58の内周面には、同じく円筒形状をなすスライドカバー71が嵌合し、周方向に沿って回動自在となっており、このスライドカバー71には、外側カバー58の通気孔60とほぼ同形をなす複数の通気孔72が形成され、スライドカバー71の下部には、通気孔60に対応して複数の通気溝73が形成されている。そして、駆動装置74によりスライドカバー71を周方向へ回動し、外側カバー58の通気孔60における開口量を変更し、この通気孔60の開口面積を調整することができる。
なお、図示しないが、内側カバー59に対してスライドカバーが設けられ、この内側カバー59の通気孔61とほぼ同形の通気孔が形成され、駆動装置により移動して通気孔61の開口面積を調整することができる。
従って、排気ガスが保護カバー53の通気孔60を通して検出素子52に導入されると、内側白金電極55と外側白金電極56との間に酸素濃度の差が生じ、ジルコニア固体電解質54を通って酸素イオンが流れて起電力が発生するため、この起電力に基づいて酸素濃度を検出することができる。このとき、エンジン回転数やエンジン負荷などのエンジン運転状態に応じて排気管40を流れる排気ガスの流量(流速)が変化し、酸素濃度センサ49の入口側と出口側で排気ガスの圧力差が生じる。そのため、この排気ガスの圧力差に基づいてスライドカバー71により保護カバー53の通気孔60の開口面積を調整することで、検出素子52の表面を流れる排気ガスの流量(流速)が一定となるように制御する。その結果、エンジン運転状態が変化しても、正確な酸素濃度を検出することができる。なお、ここでは、内側カバー59に関する説明は省略している。
このように実施例2の酸素濃度センサ49にあっては、検出素子52の先端部を被覆する保護カバー53としての外側カバー58の内側にスライドカバー71を周方向に沿って回動自在に設け、駆動装置74によりこのスライドカバー71を移動することで、外側カバー58の通気孔60の開口面積を調整し、通気孔60から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるようにしている。
従って、排気管40を流れるガスの流量(流速)に応じてスライドカバー71により保護カバー53の通気孔60の開口面積が調整されることで、この通気孔60から保護カバー53内に流入した排気ガスの流量(流速)が一定となるため、排気ガスが検出素子52に到達したとき、その表面に形成される境界層の厚さが均一化されてガス成分ごとの拡散速度が一定となり、酸素濃度を高精度に検出することができる。また、簡単な構成で保護カバー53内に流入した排気ガスの流速を一定とすることができ、構成の複雑化、重量化、高コスト化を抑制することができる。
図8は、本発明の実施例3に係る酸素濃度センサにおける保護カバーの縦断面図である。なお、実施例3の酸素濃度センサの基本的な構成は、前述した実施例1で説明したものとほぼ同様であるため、図4乃至図6を用いて説明すると共に、同様の機能を有する部材には同一の符号を付して重複する説明は省略する。
実施例3の酸素濃度センサにおいて、図4乃至図6に示すように、ハウジング51に検出素子52の基端部が装着され、この検出素子52の先端部が保護カバー53に被覆されて排気管40内に挿入されている。この保護カバー53は、外側カバー58と内側カバー59とから構成され、各カバー58,59に複数の通気孔60,61が対向しないように形成されている。そして、この実施例3では、図8に示すように、外側カバー58の各通気孔60の開口面積を調整可能なスライドカバー81が設けられ、各通気孔60から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるように、スライドカバー81により通気孔60の開口面積を調整可能となっている。
即ち、円筒形状をなす外側カバー58の外周面には、同じく円筒形状をなすスライドカバー81が嵌合し、軸心方向に沿って移動自在となっており、このスライドカバー81には、外側カバー58の通気孔60とほぼ同形をなす複数の通気孔82が形成されている。そして、駆動装置83によりスライドカバー81を軸心方向へ移動し、外側カバー58の通気孔60における開口量を変更し、この通気孔60の開口面積を調整することができる。
なお、図示しないが、内側カバー59に対してスライドカバーが設けられ、この内側カバー59の通気孔61とほぼ同形の通気孔が形成され、駆動装置により移動して通気孔61の開口面積を調整することができる。
従って、排気ガスが保護カバー53の通気孔60を通して検出素子52に導入されると、内側白金電極55と外側白金電極56との間に酸素濃度の差が生じ、ジルコニア固体電解質54を通って酸素イオンが流れて起電力が発生するため、この起電力に基づいて酸素濃度を検出することができる。このとき、エンジン回転数やエンジン負荷などのエンジン運転状態に応じて排気管40を流れる排気ガスの流量(流速)が変化し、酸素濃度センサ49の入口側と出口側で排気ガスの圧力差が生じる。そのため、この排気ガスの圧力差に基づいてスライドカバー81により保護カバー53の通気孔60の開口面積を調整することで、検出素子52の表面を流れる排気ガスの流量(流速)が一定となるように制御する。その結果、エンジン運転状態が変化しても、正確な酸素濃度を検出することができる。なお、ここでは、内側カバー59に関する説明は省略している。
このように実施例3の酸素濃度センサ49にあっては、検出素子52の先端部を被覆する保護カバー53としての外側カバー58の外側にスライドカバー81を軸心方向に沿って移動自在に設け、駆動装置83によりこのスライドカバー81を移動することで、外側カバー58の通気孔60の開口面積を調整し、通気孔60から保護カバー53内に流入した排気ガスの流速が一定となるようにしている。
従って、排気管40を流れるガスの流量(流速)に応じてスライドカバー81により保護カバー53の通気孔60の開口面積が調整されることで、この通気孔60から保護カバー53内に流入した排気ガスの流量(流速)が一定となるため、排気ガスが検出素子52に到達したとき、その表面に形成される境界層の厚さが均一化されてガス成分ごとの拡散速度が一定となり、酸素濃度を高精度に検出することができる。また、簡単な構成で保護カバー53内に流入した排気ガスの流速を一定とすることができ、構成の複雑化、重量化、高コスト化を抑制することができる。
なお、上述した各実施例では、保護カバー53を構成するカバー58,59の内側または外側にスライドカバー62,63,71,81を設けたが、酸素濃度センサの構成に応じてどちらに設けてもよく、また、スライドカバー62,63,71,81をカバー58,59に対して軸心方向に移動自在、または、周方向に回動自在としたが、酸素濃度センサの構成に応じてどちらでもよい
また、保護カバー53を外側カバー58と内側カバー59とから構成したが、カバーの数は2つに限らず、1つまたは3つ以上であってもよい。更に、検出素子52の構成も実施例に限るものではなく、例えば、ジルコニア固体電解質に代えてチタニア固体電解質などを用いてもよい。
また、本発明のガス濃度センサを酸素濃度センサに適用したが、空燃比センサなどに適用することもでき、また、このガス濃度センサを筒内噴射式の多気筒内燃機関に適用して説明したが、内燃機関に限らず、他の分野にも適用することもできる。
以上のように、本発明に係るガス濃度センサは、検出素子の表面を流れるガスの流速が一定となるように保護カバーの開口面積を調整可能としたものであり、ガス濃度を検出するセンサであれば、いずれの種類のセンサに用いても好適である。
本発明の実施例1に係る酸素濃度センサにおける保護カバーの縦断面図である。 図1のII−II断面図である。 実施例1の酸素濃度センサにおける保護カバーの開口面積の調整制御を表すフローチャートである。 実施例1の酸素濃度センサが適用されたエンジンを表す概略構成図である。 実施例1の酸素濃度センサの概略図である。 実施例1の酸素濃度センサの検出素子を表す断面図である。 本発明の実施例2に係る酸素濃度センサにおける保護カバーの縦断面図である。 本発明の実施例3に係る酸素濃度センサにおける保護カバーの縦断面図である。
符号の説明
10 エンジン(内燃機関)
18 燃焼室
19 吸気ポート
20 排気ポート
21 吸気弁
22 排気弁
37 インジェクタ
38 点火プラグ
43 電子制御ユニット、ECU
49 酸素濃度センサ(ガス濃度センサ)
51 ハウジング
52 検出素子
53 保護カバー
54 ジルコニア固体電解質
55 内側白金電極
56 外側白金電極
57 コーティング層
58 外側カバー
59 内側カバー
60,61 通気孔
62,63,71,81 スライドカバー
65,74,83 駆動装置

Claims (4)

  1. 複数の通気孔を有する保護カバー内に特定のガス濃度に応じた起電力を発生する検出素子が設けられたガス濃度センサにおいて、
    前記保護カバーに移動自在に支持されるスライドカバーと、
    該スライドカバーを移動して前記通気孔の開口面積を調整可能な駆動装置と、
    前記通気孔から前記保護カバー内に流入したガスの流速が一定となるように前記駆動装置を駆動して前記スライドカバーにより前記通気孔の開口面積を調整可能な制御装置と、
    を備えることを特徴とするガス濃度センサ。
  2. 請求項1に記載のガス濃度センサにおいて、前記制御装置は、ガス流量とセンサ形状に基づいて前記保護カバーの上流側を流れるガスと下流側を流れるガスの圧力差を求め、この圧力差に基づいて前記スライドカバーにより前記通気孔の開口面積を調整することを特徴とするガス濃度センサ。
  3. 請求項1または2に記載のガス濃度センサにおいて、前記検出素子は、固体電解質の内面に内側電極が固定され、前記固体電解質の外面に外側電極が固定されると共に、該外側電極の表面にコーティング層が形成されてなり、前記通気孔から前記保護カバー内に流入したガスに対して、前記外側電極と内側電極との間に含有する酸素濃度に応じた起電力を発生することを特徴とするガス濃度センサ。
  4. 請求項1から3のいずれか一つに記載のガス濃度センサにおいて、前記スライドカバーは、前記複数の通気孔の開口量を変更することを特徴とするガス濃度センサ。
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