JP4599829B2 - 1,2,4−チアジアゾール化合物及びその有害節足動物防除用途 - Google Patents

1,2,4−チアジアゾール化合物及びその有害節足動物防除用途 Download PDF

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本発明は、1,2,4−チアジアゾール化合物及びその有害節足動物防除用途に関する。
従来より、昆虫及びダニ等の節足動物の防除を目的として種々の防除剤が用いられている。しかしながらその効力は必ずしも十分でない場合があり、新しい十分な効力を有する有害節足動物防除剤の開発が望まれている。
特開2002−338557号公報。
本発明は、節足動物防除活性を有する新規な化合物、その化合物を含有する有害節足動物防除剤、及びその化合物の有効量を節足動物又は節足動物の生息場所に施用する有害節足動物の防除方法を提供することを課題とする。
本発明者等は、優れた節足動物防除活性を有する化合物を見出すべく鋭意検討を重ねた結果、下記式(1)で示される1,2,4−チアジアゾール化合物が昆虫及びダニ等の節足動物に対して優れた防除活性を有することを見出し本発明に至った。
即ち、本発明は、式(1)
Figure 0004599829
[式中、
1はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルキニル基を表し、
2はC3−C8シクロアルキル基、C5−C8シクロアルケニル基またはC7−C11ビシクロアルキル基を表し{該C3−C8シクロアルキル基、該C5−C8シクロアルケニル基及び該C7−C11ビシクロアルキル基は、C1−C4アルキル基、ハロゲン原子及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい。}、
Aは単結合、C1−C2アルキレン基又はC2−C3アルキリデン基を表す。]
で示される1,2,4−チアジアゾール化合物(以下、本発明化合物と記す)、本発明化合物を有効成分として含有する有害節足動物防除剤、及び本発明化合物の有効量を節足動物又は節足動物の生息場所に施用する有害節足動物の防除方法に関する。
本発明により、昆虫及びダニ等の節足動物を効果的に防除することができる。
本発明において、上記の各々の置換基としては、以下の例示が挙げられる。
1で示されるハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルキニル基としては、例えば2−プロピニル基、2−ブチニル基、4−フルオロ−2−ブチニル基、3−ブチニル基、1−メチル−2−ブチニル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、4,4−ジメチル−2−ペンチニル基、3−クロロ−2−プロピニル基、3−ブロモ−2−プロピニル基、3−ヨード−2−プロピニル基及び1−メチル−2−プロピニル基が挙げられる。
2で示されるC3−C8シクロアルキル基、C5−C8シクロアルケニル基及びC7−C11ビシクロアルキル基において、置換基として許容されるC1−C4アルキル基としては、例えばメチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基及び1,1−ジメチルエチル基が挙げられる。
2で示されるC1−C4アルキル基、ハロゲン原子及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC3−C8シクロアルキル基としては、例えばシクロブチル基、シクロペンチル基、2−メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロペンチル基、2−エチルシクロペンチル基、3−エチルシクロペンチル基、2,5−ジメチルシクロペンチル基、3,4−ジメチルシクロペンチル基、シクロヘキシル基、2−メチルシクロヘキシル基、3−メチルシクロヘキシル基、4−メチルシクロヘキシル基、2−エチルシクロヘキシル基、3−エチルシクロヘキシル基、4−エチルシクロヘキシル基、2−プロピルシクロヘキシル基、3−プロピルシクロプロピル基、4−プロピルシクロヘキシル基、3−イソプロピルシクロヘキシル基、3,3−ジメチルシクロへキシル基、3,5−ジメチルシクロヘキシル基、3,5−ジエチルシクロヘキシル基、4,4−ジメチルシクロヘキシル基、3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル基、3−フルオロシクロヘキシル基、3−クロロシクロヘキシル基、3−ブロモシクロヘキシル基、3−トリフルオロメチルシクロヘキシル基、3,5−ジフルオロシクロヘキシル基、3,5−ジクロロシクロヘキシル基、3,5−ジブロモシクロヘキシル基、3,5−ビス(トリフルオロメチル)シクロヘキシル基、1−クロロシクロヘキシル基、1−ブロモシクロヘキシル基、1−クロロ−3−メチルシクロヘキシル基、1−ブロモ−3−メチルシクロヘキシル基、1−クロロ−3,5−ジメチルシクロヘキシル基、1−ブロモ−3,5−ジメチルシクロヘキシル基、シクロヘプチル基、2−メチルシクロヘプチル基、3−メチルシクロヘプチル基及びシクロオクチル基が挙げられる。
2で示されるC1−C4アルキル基、ハロゲン原子及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC5−C8シクロアルケニル基としては、1−シクロペンテニル基、2−メチル−1−シクロペンテニル基、3−メチル−1−シクロペンテニル基、4−メチル−1−シクロペンテニル基、5−メチル−1−シクロペンテニル基、2−シクロペンテニル基、2−メチル−2−シクロペンテニル基、3−メチル−2−シクロペンテニル基、4−メチル−2−シクロペンテニル基、5−メチル−2−シクロペンテニル基、3−シクロペンテニル基、2−メチル−3−シクロペンテニル基、3−メチル−3−シクロペンテニル基、4−メチル−3−シクロペンテニル基、5−メチル−3−シクロペンテニル基、1−シクロヘキセニル基、2−メチル−1−シクロヘキセニル基、3−メチル−1−シクロヘキセニル基、4−メチル−1−シクロヘキセニル基、5−メチル−1−シクロヘキセニル基、6−メチル−1−シクロヘキセニル基、2−シクロヘキセニル基、2−メチル−2−シクロヘキセニル基、3−メチル−2−シクロヘキセニル基、4−メチル−2−シクロヘキセニル基、5−メチル−2−シクロヘキセニル基、6−メチル−2−シクロヘキセニル基、3−シクロヘキセニル基、2−メチル−3−シクロヘキセニル基、3−メチル−3−シクロヘキセニル基、4−メチル−3−シクロヘキセニル基、5−メチル−3−シクロヘキセニル基、6−メチル−3−シクロヘキセニル基、1−シクロヘプテニル基、2−シクロヘプテニル基、3−シクロヘプテニル基、1−シクロオクテニル基、2−シクロオクテニル基、3−シクロオクテニル基及び4−シクロオクテニル基が挙げられる。
2で示されるC1−C4アルキル基、ハロゲン原子及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよいC7−C11ビシクロアルキル基としては、ビシクロ〔2.2.1〕−2−ヘプチル基、7,7−ジメチルビシクロ〔2.2.1〕−2−ヘプチル基、ビシクロ〔2.2.1〕−7−ヘプチル基、ビシクロ〔2.2.2〕−2−オクチル基、ビシクロ〔3.2.1〕−2−オクチル基、シス−ビシクロ〔4.4.0〕−2−デカニル基及びトランス−ビシクロ〔4.4.0〕−2−デカニル基が挙げられる。
Aで示されるC1−C2アルキレン基とはメチレン基(−CH2−)又はエチレン基(−CH2CH2−)であり、C2−C3アルキリデン基とはエチリデン基(−CH(CH3)−)、プロピリデン基(−CH(CH2CH3)−)又はイソプロピリデン基(−C(CH32−)である。
本発明化合物の態様としては、例えば以下の化合物が挙げられる。
式(1)においてR1が2−ブチニル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてAが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてAがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基であり、Aが単結合である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ブチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロペンチル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物;及び
式(1)においてR1が2−ペンチニル基であり、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいシクロヘキシル基であり、Aがメチレン基である1,2,4−チアジアゾール化合物。
次に本発明化合物の製造法について説明する。
本発明化合物は例えばスルホン化合物(2)とアルコール化合物(5)とを反応させることにより製造することができる。
Figure 0004599829
[式中、R1、R2およびAは前記と同じ意味を表す。]
反応は通常溶媒中、塩基の存在下で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えば1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミド等の酸アミド類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる塩基としては、例えば水素化ナトリウム、炭酸カリウム等の無機塩基が挙げられる。
スルホン化合物(2)1モルに対して、塩基の量は通常1〜2モルの割合であり、アルコール化合物(5)の量は通常1〜1.5モルの割合である。
反応温度は通常−20〜80℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、例えば反応混合物を水に注加し、有機溶媒で抽出し、得られた有機層を濃縮する等の後処理操作を行うことにより、本発明化合物を単離することができる。単離した本発明化合物は必要に応じてクロマトグラフィー等の操作により精製することもできる。
スルホン化合物(2)はスルフィド化合物(3)と酸化剤とを反応させることにより製造することができる。
Figure 0004599829
[式中、R2及びAは前記と同じ意味を表す。]
反応は通常溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、例えばクロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲン化炭化水素類が挙げられる。
反応に用いられる酸化剤としては例えば過酢酸、3−クロロ過安息香酸等の過酸類が挙げられる。
スルフィド化合物(3)1モルに対して、酸化剤の量は通常2〜2.5モルの割合である。
反応温度は通常−20〜60℃の範囲であり、反応時間は通常0.1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、例えば反応混合物に亜硫酸水素ナトリウム水溶液を注加し、有機溶媒で抽出し、得られた有機層を濃縮する等の後処理操作を行うことにより、スルホン化合物(2)を単離することができる。単離されたスルホン化合物(2)は、必要に応じてクロマトグラフィー等の操作で精製することもできる。
スルフィド化合物(3)は5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾールと有機亜鉛化合物(4)とを遷移金属触媒の存在下で溶媒中で反応させることにより製造することができる。
Figure 0004599829
[式中、R2及びAは前記と同じ意味を表し、Xは臭素原子またはヨウ素原子を表す。]
反応は通常、反応に不活性な気体(例えば窒素、アルゴン)の雰囲気下、溶媒中で行われる。
反応に用いられる溶媒としては、1,2−ジメトキシエタン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類及びこれらの混合物が挙げられる。
反応に用いられる遷移金属触媒としては、例えば酢酸パラジウム(II)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体及び塩化ビス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)等のパラジウム触媒が挙げられる。
5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1モルに対して、遷移金属触媒の量は通常0.001〜0.1モルの割合であり、有機亜鉛化合物(4)の量は通常0.9〜1.5モルの割合である。
反応温度は通常0〜150℃の範囲であり、反応時間は通常1〜24時間の範囲である。
反応終了後は、例えば反応混合物をそのまま濃縮し、得られた残渣をクロマトグラフィーに付す等の通常の後処理操作を行うことによりスルフィド化合物(3)を単離することができる。
有機亜鉛化合物(4)はR2A−Xで示されるハロゲン化物と金属亜鉛を反応させることにより調製することができる。
本発明化合物の一部の化合物は、下記に示される方法で製造することができる。
Figure 0004599829
[式中、R1およびAは前記と同じ意味を表し、Zはメトキシメチル基等の水酸基の保護基を表し、R21はC1−C4アルキル基で置換されていてもよいC3−C8シクロアルカンジイル基、C1−C4アルキル基で置換されていてもよいC5−C8シクロアルケンジイル基、C1−C4アルキル基で置換されていてもよいC7−C11ビシクロアルカンジイル基を表す。]
化合物(1−2)は、化合物(1−1)の水酸基の保護基を脱保護することにより製造することができる。Zで表される保護基がメトキシメチル基である場合には、例えば酸の存在下で水と反応させることにより製造することができる。反応に用いられる酸としては、例えば塩酸、硫酸、パラトルエンスルホン酸があげられる。
化合物(1−3)は、化合物(1−2)とフッ素化剤とを反応させることにより製造することができる。反応に用いられるフッ素化剤としては、例えば三フッ化ジエチルアミノ硫黄があげられる。
Figure 0004599829
[式中、R1、AおよびR21は前記と同じ意味を表す。]
化合物(1−4)は、化合物(1−2)をトリフェニルホスフィンおよび四塩化炭素の存在下で反応させることにより製造することができる。
Figure 0004599829
[式中、R1、AおよびR21は前記と同じ意味を表す。]
化合物(1−5)は、化合物(1−2)と臭素化剤とを反応させることにより製造することができる。反応に用いられる臭化剤としては、例えばトリフェニルホスフィンジブロミドがあげられる。
上記の製造法にて製造できる本発明化合物の具体例を以下に示す。
式(1)において、R1が2−プロピニル基であり、Aが単結合であり、R2が以下に示されるいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.01.01〜I.01.89);
シクロブチル基(01)、シクロペンチル基(02)、2−メチルシクロペンチル基(03)、3−メチルシクロペンチル基(04)、2−エチルシクロペンチル基(05)、3−エチルシクロペンチル基(06)、2,5−ジメチルシクロペンチル基(07)、3,4−ジメチルシクロペンチル基(08)、シクロヘキシル基(09)、2−メチルシクロヘキシル基(10)、3−メチルシクロヘキシル基(11)、4−メチルシクロヘキシル基(12)、2−エチルシクロヘキシル基(13)、3−エチルシクロヘキシル基(14)、4−エチルシクロヘキシル基(15)、2−プロピルシクロヘキシル基(16)、3−プロピルシクロプロピル基(17)、4−プロピルシクロヘキシル基(18)、3−イソプロピルシクロヘキシル基(19)、3,3−ジメチルシクロへキシル基(20)、3,5−ジメチルシクロヘキシル基(21)、3,5−ジエチルシクロヘキシル基(22)、4,4−ジメチルシクロヘキシル基(23)、3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキシル基(24)、3−フルオロシクロヘキシル基(25)、3−クロロシクロヘキシル基(26)、3−ブロモシクロヘキシル基(27)、3−トリフルオロメチルシクロヘキシル基(28)、3,5−ジフルオロシクロヘキシル基(29)、3,5−ジクロロシクロヘキシル基(30)、3,5−ジブロモシクロヘキシル基(31)、3,5−ビス(トリフルオロメチル)シクロヘキシル基(32)、1−クロロシクロヘキシル基(33)、1−ブロモシクロヘキシル基(34)、1−クロロ−3−メチルシクロヘキシル基(35)、1−ブロモ−3−メチルシクロヘキシル基(36)、1−クロロ−3,5−ジメチルシクロヘキシル基(37)、1−ブロモ−3,5−ジメチルシクロヘキシル基(38)、シクロヘプチル基(39)、2−メチルシクロヘプチル基(40)、3−メチルシクロヘプチル基(41)、シクロオクチル基(42)、1−シクロペンテニル基(43)、2−メチル−1−シクロペンテニル基(44)、3−メチル−1−シクロペンテニル基(45)、4−メチル−1−シクロペンテニル基(46)、5−メチル−1−シクロペンテニル基(47)、2−シクロペンテニル基(48)、2−メチル−2−シクロペンテニル基(49)、3−メチル−2−シクロペンテニル基(50)、4−メチル−2−シクロペンテニル基(51)、5−メチル−2−シクロペンテニル基(52)、3−シクロペンテニル基(53)、2−メチル−3−シクロペンテニル基(54)、3−メチル−3−シクロペンテニル基(55)、4−メチル−3−シクロペンテニル基(56)、5−メチル−3−シクロペンテニル基(57)、1−シクロヘキセニル基(58)、2−メチル−1−シクロヘキセニル基(59)、3−メチル−1−シクロヘキセニル基(60)、4−メチル−1−シクロヘキセニル基(61)、5−メチル−1−シクロヘキセニル基(62)、6−メチル−1−シクロヘキセニル基(63)、2−シクロヘキセニル基(64)、2−メチル−2−シクロヘキセニル基(65)、3−メチル−2−シクロヘキセニル基(66)、4−メチル−2−シクロヘキセニル基(67)、5−メチル−2−シクロヘキセニル基(68)、6−メチル−2−シクロヘキセニル基(69)、3−シクロヘキセニル基(70)、2−メチル−3−シクロヘキセニル基(71)、3−メチル−3−シクロヘキセニル基(72)、4−メチル−3−シクロヘキセニル基(73)、5−メチル−3−シクロヘキセニル基(74)、6−メチル−3−シクロヘキセニル基(75)、1−シクロヘプテニル基(76)、2−シクロヘプテニル基(77)、3−シクロヘプテニル基(78)、1−シクロオクテニル基(79)、2−シクロオクテニル基(80)、3−シクロオクテニル基(81)、4−シクロオクテニル基(82)、ビシクロ〔2.2.1〕−2−ヘプチル基(83)、7,7−ジメチルビシクロ〔2.2.1〕−2−ヘプチル基(84)、ビシクロ〔2.2.1〕−7−ヘプチル基(85)、ビシクロ〔2.2.2〕−2−オクチル基(86)、ビシクロ〔3.2.1〕−2−オクチル基(87)、シス−ビシクロ〔4.4.0〕−2−デカニル基(88)、トランス−ビシクロ〔4.4.0〕−2−デカニル基(89)。
式(1)において、R1が2−ブチニル基であり、Aが単結合であり、R2が上記に示されたいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.02.01〜I.02.89);
式(1)において、R1が1−メチル2−ブチニル基であり、Aが単結合であり、R2が上記に示されたいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.03.01〜I.03.89);
式(1)において、R1が2−ペンチニル基であり、Aが単結合であり、R2が上記に示されたいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.04.01〜I.04.89);
式(1)において、R1が2−ブチニル基であり、Aがメチレン基であり、R2が上記に示されたいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.05.01〜I.01.89);
式(1)において、R1が1−メチル2−ブチニル基であり、Aがメチレン基であり、R2が上記に示されたいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.06.01〜I.06.89);
式(1)において、R1が2−ペンチニル基であり、Aがメチレン基であり、R2が上記に示されたいずれかの基である1,2,4−チアジアゾール化合物(I.07.01〜I.08.89)。
本発明化合物が防除効力を示す有害節足動物としては、昆虫及びダニ等が挙げられ、より具体的には例えば下記のものが挙げられる。
半翅目害虫:ヒメトビウンカ(Laodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、セジロウンカ(Sogatella furcifera)等のウンカ類、ツマグロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、チャノミドリヒメヨコバイ(Empoasca onukii)等のヨコバイ類、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、モモアカアブラムシ(Myzus persicae)等のアブラムシ類、カメムシ類、オンシツコナジラミ(Trialeurodes vaporariorum)、タバココナジラミ(Bemisia tabaci)、シルバーリーフコナジラミ(Bemisia argentifolii)等のコナジラミ類、カイガラムシ類、グンバイムシ類、キジラミ類等
鱗翅目害虫:ニカメイガ(Chilo suppressalis)、コブノメイガ(Cnaphalocrocis medinalis)、ヨーロピアンコーンボーラー(Ostrinia nubilalis)、シバツトガ(Parapediasia teterrella)等のメイガ類、ハスモンヨトウ(Spodoptera litura)、シロイチモジヨトウ(Spodoptera exigua)、アワヨトウ(Pseudaletia separata)、ヨトウガ(Mamestra brassicae)、タマナヤガ(Agrotis ipsilon)、トリコプルシア属(Trichoplusia spp.)、ヘリオティス属(Heliothis spp.)、ヘリコベルパ属(Helicoverpa spp.)、エアリアス属(Earias spp.)等のヤガ類、モンシロチョウ(Pieris rapae crucivora)等のシロチョウ類、リンゴコカクモンハマキ(Adoxophyes orana fasciata)、ナシヒメシンクイ(Grapholita molesta)、コドリングモス(Cydia pomonella)等のハマキガ類、モモシンクイガ((Carposina niponensis)等のシンクイガ類、モモハモグリガ(Lyonetia clerkella)等のチビガ類、キンモンホソガ(Phyllonorycter ringoniella)等のホソガ類、ミカンハモグリガ(Phyllocnistis citrella)等のコハモグリガ類、コナガ(Plutela xylostella)等のスガ類、ピンクボールワーム(Pectinophora gossypiella)等のキバガ類、ヒトリガ類、ヒロズコガ類等
双翅目害虫:アカイエカ(Culex pipiens pallens)、コガタアカイエカ(Culex tritaeniorhynchus)、ネッタイイエカ(Culex quinquefasciatus)等のイエカ類、(Aedes aegypti)、(Aedes albopictus)等のエーデス属、(Anopheles sinensis)等のアノフェレス属、ユスリカ類、イエバエ(Musca domestica)、オオイエバエ(Muscina stabulans)等のイエバエ類、クロバエ類、ニクバエ類、ヒメイエバエ類、タネバエ(Delia platura)、タマネギバエ(Delia antiqua)等のハナバエ類、ミバエ類、ショウジョウバエ類、チョウバエ類、ブユ類、アブ類、サシバエ類、ハモグリバエ類等
鞘翅目害虫:ウエスタンコーンルートワーム(Diabrotica virgifera virgifera)、サザンコーンルートワーム(Diabrotica undecimpunctata howardi)等のコーンルートワーム類、ドウガネブイブイ(Anomala cuprea)、ヒメコガネ(Anomala rufocuprea)等のコガネムシ類、メイズウィービル(Sitophilus zeamais)、イネミズゾウムシ(Lissorhoptrus oryzophilus)、アズキゾウムシ(Callosobruchuys chienensis)等のゾウムシ類、チャイロコメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コクヌストモドキ(Tribolium castaneum)等のゴミムシダマシ類、イネドロオイムシ(Oulema oryzae)、ウリハムシ(Aulacophora femoralis)、キスジノミハムシ(Phyllotreta striolata)、コロラドハムシ(Leptinotarsa decemlineata)等のハムシ類、シバンムシ類、ニジュウヤホシテントウ(Epilachna vigintioctopunctata)等のエピラクナ類、ヒラタキクイムシ類、ナガシンクイムシ類、カミキリムシ類、アオバアリガタハネカクシ(Paederus fuscipes)等;
アザミウマ目害虫:ミナミキイロアザミウマ(Thrips palmi)等のスリップス属、ミカンキイロアザミウマ(Frankliniella occidentalis)等のフランクリニエラ属、チャノキイロアザミウマ(Sciltothrips dorsalis)等のシルトスリップス属等のアザミウマ類、クダアザミウマ類等
膜翅目害虫:ハバチ類、アリ類、スズメバチ類等
網翅目害虫:ゴキブリ類、チャバネゴキブリ類等
直翅目害虫:バッタ類、ケラ類等
隠翅目害虫:ヒトノミ等
シラミ目害虫:ヒトジラミ等
シロアリ目害虫:シロアリ類等
ダニ目害虫:ハダニ類。
本発明の有害節足動物防除剤は、本発明化合物そのものを用いてもよいが、通常は本発明化合物と不活性な担体とを含有する。一般的には、本発明化合物と、固体担体、液体担体及び又はガス状担体とを混合し、更に必要に応じて界面活性剤その他の製剤用補助剤を添加して得られる製剤である。製剤としては、例えば乳剤、油剤、フロアブル剤、粉剤、水和剤、粒剤、マイクロカプセル製剤等の形態があげられ、これらの製剤は、毒餌、シートに加工されて、使用されることもある。
本発明の有害節足動物防除剤は、本発明化合物を通常0.1〜95重量%含有する。
製剤化の際に用いられる固体担体としては、例えば粘土類(カオリンクレー、珪藻土、ベントナイト、フバサミクレー、酸性白土等)、合成含水酸化珪素、タルク、セラミック、その他の無機鉱物(セリサイト、石英、硫黄、活性炭、炭酸カルシウム、水和シリカ等)、化学肥料(硫安、燐安、硝安、塩安、尿素等)等の微粉末及び粒状物が挙げられる。
液体担体としては、例えば芳香族または脂肪族炭化水素類(キシレン、トルエン、アルキルナフタレン、フェニルキシリルエタン、ケロシン、軽油、ヘキサン、シクロヘキサン等)、ハロゲン化炭化水素類(クロロベンゼン、ジクロロメタン、ジクロロエタン、トリクロロエタン等)、アルコール類(メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ヘキサノール、エチレングリコール等)、エーテル類(ジエチルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサン等)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチル等)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等)、ニトリル類(アセトニトリル、イソブチロニトリル等)、スルホキシド類(ジメチルスルホキシド等)、酸アミド類(N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド等)、植物油(大豆油、綿実油等)、植物精油(オレンジ油、ヒソップ油、レモン油等)および水などが挙げられる。
ガス状担体としては、例えばブタンガス、フロンガス、液化石油ガス(LPG)、ジメチルエーテル、炭酸ガス等を挙げることができる。
界面活性剤としては、例えばアルキル硫酸エステル塩、アルキルスルホン酸塩、アルキルアリールスルホン酸塩、アルキルアリールエーテル類及びそのポリオキシエチレン化物、ポリエチレングリコールエーテル類、多価アルコールエステル類及び糖アルコール誘導体が挙げられる。
その他の製剤用補助剤としては、固着剤、分散剤及び安定剤等、具体的には例えばカゼイン、ゼラチン、多糖類(澱粉、アラビアガム、セルロース誘導体、アルギン酸等)、リグニン誘導体、ベントナイト、糖類、合成水溶性高分子(ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸類等)、PAP(酸性リン酸イソプロピル)、BHT(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール)、BHA(2−t−ブチル−4−メトキシフェノールと3−t−ブチル−4−メトキシフェノールとの混合物)、植物油、鉱物油、脂肪酸及び脂肪酸エステルが挙げられる。
毒餌の基材としては、例えば穀物粉、植物油、糖、結晶セルロース等が挙げられ、更に必要に応じて、ジブチルヒドロキシトルエン、ノルジヒドログアイアレチン酸等の酸化防止剤、デヒドロ酢酸等の保存料、トウガラシ末等の子供やペットによる誤食防止剤、チーズ香料、タマネギ香料ピーナッツオイル等の害虫誘引性香料等が添加される。
本発明化合物の有効量を、有害節足動物に直接、及び/または有害節足動物の生息場所(巣、植物体、土壌等)に施用することにより、該有害節足動物を防除することができる。通常、本発明化合物として、本発明の有害節足動物防除剤の製剤を使用する。
本発明の有害節足動物防除剤を農林害虫の防除に用いる場合は、その施用量は1000m2あたり、有効成分量として通常0.1〜1000gである。乳剤、水和剤、フロアブル剤、マイクロカプセル製剤等は通常有効成分濃度が0.01〜10000ppmとなるように水で希釈して使用し、油剤、粉剤、粒剤等は通常そのまま使用する。これらの製剤を有害節足動物から保護すべき植物に対して直接散布してもよい。これらの製剤を土壌に処理することにより土壌に棲息する有害節足動物を防除することもでき、またこれらの製剤を植物を植え付ける前の苗床に処理したり、植付時に植穴や株元に処理することもできる。さらに、本発明の有害節足動物防除剤のシート製剤を植物に巻き付けたり、植物の近傍に設置したり、株元の土壌表面に敷くなどの方法でも施用することができる。
本発明の有害節足動物防除剤を防疫用として用いる場合は、その施用量は空間に適用するときは1m3あたり有効成分量として通常0.001〜10mgであり、平面に適用するときは1m2であたり0.001〜100mgある。乳剤、水和剤、フロアブル剤等は通常有効成分濃度が0.01〜100000ppmとなるように水で希釈して施用し、油剤、エアゾール、燻煙剤、毒餌等は通常そのまま施用し、殺虫線香、電気殺虫マット等は形態に応じて加熱により有効成分を揮散させて施用する。
本発明の有害節足動物防除剤は他の殺虫剤、殺線虫剤、殺ダニ剤、殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、共力剤、肥料、土壌改良剤、動物用飼料等と混用又は併用することもできる。
かかる他の殺虫剤、殺ダニ剤の有効成分としては、例えば、アレスリン、テトラメスリン、プラレトリン、フェノトリン、レスメトリン、シフェノトリン、ペルメトリン、シペルメトリン、アルファシペルメトリン、ゼータシペルメトリン、デルタメトリン、トラロメトリン、シフルトリン、ベータシフルトリン、シハロトリン、ラムダシハロトリン、フラメトリン、イミプロトリン、エトフェンプロクス、フェンバレレート、エスフェンバレレート、フェンプロパトリン、シラフルオフェン、ビフェントリン、トランスフルスリン、フルシトリネート、タウフルバリネート、アクリナトリン、テフルトリン等のピレスロイド化合物、ジクロルボス、フェニトロチオン、シアノホス、プロフェノホス、スルプロホス、フェントエート、イソキサチオン、テトラクロロビンホス、フェンチオン、クロルピリホス、ダイアジノン、アセフェート、テルブホス、フォレート、クロルエトキシホス、ホスチアゼート、エトプロホス、カズサホス、メチダチオン等の有機燐化合物、プロポキサー、カルバリル、メトキサジアゾン、フェノブカルブ、メソミル、チオジカルブ、アラニカルブ、ベンフラカルブ、オキサミル、アルジカルブ、メチオカルブ等のカーバメート化合物、ルフェヌロン、クロルフルアズロン、ヘキサフルムロン、ジフルベンズロン、トリフルムロン、テフルベンズロン、フルフェノクスロン、フルアズロン、ノバルロン、トリアズロン等のベンゾイルフェニルウレア化合物、ピリプロキシフェン、メトプレン、ハイドロプレン、フェノキシカルブ等の幼若ホルモン様物質、アセタミプリド、ニテンピラム、チアクロプリド、チアメトキサム、ジノテフラン等のネオニコチノイド系化合物、アセトプロール、エチプロール等のN-フェニルピラゾール系化合物、テブフェノジド、クロマフェノジド、メトキシフェノジド、ハロフェノジド等のベンゾイルヒドラジン化合物、ジアフェンチウロン、ピメトロジン、フロニカミド、トリアザメート、ブプロフェジン、スピノサド、エマメクチン安息香酸塩、クロルフェナピル、インドキサカルブMP、ピリダリル、シロマジン、フェンピロキシメート、テブフェンピラド、トルフェンピラド、ピリダベン、ピリミジフェン、フルアクリピリム、エトキサゾール、フェナザキン、アセキノシル、ヘキシチアゾクス、クロフェンテジン、酸化フェンブタスズ、ジコホル、プロパルギット、エバーメクチン、ミルベメクチン、アミトラズ、カルタップ、ベンスルタップ、チオシクラム、エンドスルファン、スピロジクロフェン、スピロメシフェン及びアザジラクチンがあげられる。
以下、本発明を製造例、製剤例および試験例によりさらに詳しく説明するが、本発明は、これらの例のみに限定されるものではない。
なお、以下の製造例、参考製造例中、1H−NMRのデータは、重クロロホルム溶媒中でテトラメチルシランを内部標準として測定したものである。
まず、本発明化合物の製造につき、製造例を示す。
製造例1
N,N−ジメチルホルムアミド2gに3−メチルスルホニル−5−シクロヘキシル−1,2,4−チアジアゾール200mg及び2−ブチン−1−オール63mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)39mgを加え、氷冷下で30分間、室温で1時間撹拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して5−シクロヘキシル−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(1)と記す。)79mgを得た。
本発明化合物(1)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.97(s,2H)、2.99(m,1H)、2.15(d,2H)、1.88(m,5H)、1.73(d,1H)、1.56−1.21(m,5H)
製造例2
2−ブチン−1−オールの代わり2−ペンチン−1−オール75mgを用いて、製造例1に準じて、5−シクロヘキシル−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(2)と記す。)98mgを得た。
本発明化合物(2)
Figure 0004599829
1H−NMR:5.00(s,2H)、2.99(m,1H)、2.24(q,2H)、2.13(d,2H)、1.85(d,2H)、2.74(d,1H)、1.56−1.24(m,5H)、1.14(t,3H)
製造例3
N,N−ジメチルホルムアミド3gに3−メチルスルホニル−5−シクロペンチル−1,2,4−チアジアゾール300mg及び2−ブチン−1−オール99mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)62mgを加え、氷冷下で30分間撹拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−シクロペンチル−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(3)と記す。)155mgを得た。
本発明化合物(3)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.97(s,2H)、3.43(m,1H)、2.19(m,2H)、1.89−1.61(m,9H)
製造例4
2−ブチン−1−オールの代わりに2−ペンチン−1−オール119mgを用いて、製造例3に準じて5−シクロペンチル−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(4)と記す。)187mgを得た。
本発明化合物(4)
Figure 0004599829
1H−NMR:5.00(s,2H)、3.45(m,1H)、2.23(m,4H)、1.87−1.68(m,6H)、1.13(t,3H)
製造例5
N,N−ジメチルホルムアミド2.5gに3−メチルスルホニル−5−(シクロヘキシル)メチル−1,2,4−チアジアゾール300mg及び2−ブチン−1−オール89mgを溶解し、水素化ナトリウム(60%油性)55mgを加え、氷冷下で30分間撹拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−(シクロヘキシル)メチル−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(5)と記す。)222mgを得た。
本発明化合物(5)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.98(s,2H)、2.89(d,2H)、1.87(s,3H)、1.82−1.62(m,6H)、1.31−0.98(m,5H)
製造例6
2−ブチン−1−オールの代わりに2−ペンチン−1−オール106mgを用い、製造例5に準じて5−(シクロヘキシル)メチル−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(6)と記す。)231mgを得た。
本発明化合物(6)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.99(s,2H)、2.86(d,2H)、2.24(m,2H)、1.84−1.65(m,6H)、1.30−0.96(m,8H)
製造例7
N,N−ジメチルホルムアミド3mlに3−メチルスルホニル−5−(3−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール350mg及び2−ブチン−1−オール104mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)75mgを加え、氷冷下で20分間、室温で20分間攪拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して5−(3−メチルシクロヘキシル)−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(7)と記す。)280mgを得た。
本発明化合物(7)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.97(s、2H)、3.00(m、0.7H)、2.91(m、0.3H)、2.21−1.95(m、3H)、1.95−1.78(m、4H)、1.78−1.68(d、1H)、1.68−1.27(m、3H)、1.27−1.01(m、1H)、0.94(m、3H)
製造例8
2−ブチン−1−オールの代わりに2−ペンチン−1−オール125mgを用いて、製造例7に準じて、5−(3−メチルシクロヘキシル)−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(8)と記す。)270mgを得た。
本発明化合物(8)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.99(s、2H)、3.00(m、0.7H)、2.90(m、0.3H)、2.23(m、2H)、2.14(m、2H)、2.06−1.68(m、3H)、1.68−1.28(m、3H)、1.13(m、4H)、0.95(m、3H)
製造例9
N,N−ジメチルホルムアミド2.5gに3−メチルスルホニル−5−(2−ノルボルニル)−1,2,4−チアジアゾール300mg及び2−ペンチン−1−オール107mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)60mgを加え、氷冷下で30分間、室温で1時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付し、5−(2−ノルボルニル)−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾールを得た。ヘキサン−酢酸エチル系の展開溶媒を用いて、低極性のexo異性体(以下、本発明化合物(9)と記す。)150mgと、高極性のendo異性体(以下、本発明化合物(10)と記す。)50mgを得た。
本発明化合物(9)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.99(s、2H)、3.05(t、1H)、2.50(s、1H)、2.40(s、1H)、2.24(m、2H)、1.83(d、2H)、1.68−1.53(m、3H)、1.39(m、1H)、1.27(m、2H)、1.14(t、3H)
本発明化合物(10)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.99(s、2H)、3.45(m、1H)、2.66(m、1H)、2.38(m、1H)、2.23(m、2H)、2.11(m、1H)、1.55(m、2H)、1.45(m、2H)、1.39(m、1H)、1.26(m、2H)、1.16(t、3H)
製造例10
N,N−ジメチルホルムアミド1.5mlに3−メチルスルホニル−5−(2−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール160mg及び2−ブチン−1−オール52mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)32mgを加え、氷冷下で1時間、室温で12時間静置した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して5−(2−メチルシクロヘキシル)−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(11)と記す。)39mgを得た。
本発明化合物(11)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.98(s、2H)、3.05−2.93(m、1H)、2.16(m、2H)、1.88−1.65、1.65−0.84(m、15H)
mass:m/e=250(M+)
製造例11
2−ブチン−1−オールの代わりに2−ペンチン−1−オール62mgを用い、製造例10に準じて5−(2−メチルシクロヘキシル)−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(12)と記す。)58mgを得た。
本発明化合物(12)
Figure 0004599829
1H−NMR:5.05(s、2H)、3.04−2.93(m、1H)、2.30−0.84(m、17H)
mass:m/e =264(M+)
製造例12
N,N−ジメチルホルムアミド3mlに3−メチルスルホニル−5−(4−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール400mg及び2−ブチン−1−オール129mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)80mgを加え、氷冷下で1時間、室温で12時間静置した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して5−(4−メチルシクロヘキシル)−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(13)と記す。)258mgを得た。
本発明化合物(13)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.98(s、2H)、3.02−2.85(m、1H)、2.15、1.87−0.93(m、17H)
mass:m/e = 250(M+
製造例13
2−ブチン−1−オールの代わりに2−ペンチン−1−オール155mgを用い、製造例12に準じて5−(4−メチルシクロヘキシル)−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(14)と記す。)282mgを得た。
本発明化合物(14)
Figure 0004599829
1H−NMR:5.00(s、2H)、3.05−2.86(m、1H)、2.23、2.13、1.83、1.83−1.20、1.20−1.00、1.00−0.89(m、17H)
mass:m/e =264(M+
製造例14
N,N−ジメチルホルムアミド1.5mlに3−メチルスルホニル−5−(3−エチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール170mg及び2−ブチン−1−オール52mgを溶解し、氷冷下で、水素化ナトリウム(60%油性)32mgを加え、氷冷下で1時間、室温で12時間静置した。その後、反応混合物を飽和食塩水に注加し、t−ブチルメチルエーテルで抽出した。有機層を濃縮し、得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して5−(3−エチルシクロヘキシル)−3−(2−ブチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(15)と記す。)80mgを得た。
本発明化合物(15)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.97(s、2H)、3.03−2.90(m、1H)、2.16(m、2H)、1.95−1.78(m、6H)、1.48−1.25(m、5H)、1.13(m、1H)、0.90(m、3H)
mass:m/e = 264(M+
製造例15
2−ブチン−1−オールの代わりに2−ペンチン−1−オール63mgを用い、製造例12に準じて5−(3−エチルシクロヘキシル)−3−(2−ペンチニル)オキシ−1,2,4−チアジアゾール(以下、本発明化合物(16)と記す。)83mgを得た。
本発明化合物(16)
Figure 0004599829
1H−NMR:4.99(s、2H)、3.03−2.93(m、1H)、2.28−2.13、1.93−1.79、1.46−1.23、1.13、0.89(m、19H)
次に、本発明化合物の製造中間体の製造について、参考製造例として記す。
参考製造例1
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン6mlに5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール500mg、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)122mgを溶解し、氷冷下で、シクロヘキシルジンクブロミドの0.5モル/Lテトラヒドロフラン溶液6.58mlを約5分かけて滴下した。その後、室温で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、3−メチルチオ−5−シクロヘキシル−1,2,4−チアジアゾール370mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.05(m,1H)、3.68(s,3H)、2.13(d,2H)、1.86(d,2H)、1.74(d,1H)、1.50−1.24(m,5H)
クロロホルム8mlに3−メチルチオ−5−シクロヘキシル−1,2,4−チアジアゾール370mgを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)1.12gを加え、氷冷下で1時間、室温で7時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加え分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−シクロヘキシル−1,2,4−チアジアゾール444mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.38(s,3H)、2.19(m,1H)、2.21(d,2H)、1.88(d,2H)、1.78(d,1H)、1.54−1.24(m,5H)
参考製造例2
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン12mlに5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.00g、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)244mgを溶解し、氷冷下で、シクロペンチルジンクブロミドの0.5モル/Lテトラヒドロフラン溶液13.2mlを約15分かけて滴下した。その後、室温で13時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、3−メチルチオ−5−シクロペンチル−1,2,4−チアジアゾール710mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.49(m,1H)、2.67(s,3H)、2.22−2.19(m,2H)、1.83−1.72(m,6H)
クロロホルム15mlに3−メチルチオ−5−シクロペンチル−1,2,4−チアジアゾール710mgを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)1.89gを加え、氷冷下で30分間、室温で3.5時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−シクロペンチル−1,2,4−チアジアゾール804mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.61(m,1H)、3.37(s,3H)、2.31−2.26(m,2H)、1.88−1.77(m,6H)
参考製造例3
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン12mlに5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.00g、{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)244mgを溶解し、氷冷下で、(シクロヘキシル)メチルジンクブロミドの0.5モル/Lテトラヒドロフラン溶液13.2mlを約10分かけて滴下した。その後、氷冷下で30分間、室温で8時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに付して、3−メチルチオ−5−(シクロヘキシル)メチル−1,2,4−チアジアゾール1.29gを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:2.93(d,2H)、2.67(s,3H)、1.77−1.65(m,6H)、1.27−1.01(m,5H)
クロロホルム20mlに3−メチルチオ−5−(シクロヘキシル)メチル−1,2,4−チアジアゾール1.2gを溶解し、3−クロロ過安息香酸(>65%)2.78gを加え、氷冷下で1時間、室温で16時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−(シクロヘキシル)メチル−1,2,4−チアジアゾール1.4gを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.38(s,3H)、3.06(d,2H)、1.88−1.65(m,6H)、1.29−1.05(m,5H)
参考製造例4
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン2mlに亜鉛箔(99.998%)1.31gと1,2−ジブロモエタン190mgを加え、65℃の油浴にて1分間加熱した。室温まで冷やした後、該混合物にトリメチルシリルクロリド0.1ml、3−メチルシクロヘキシルヨージド2.14g、テトラヒドロフラン10mlを加え、40℃の水浴にて4時間超音波を照射した。更に、5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.31g、{1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)390mg、テトラヒドロフラン10mlを加え、室温にて3.5日間攪拌した。反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーに付し、5−(3−メチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール790mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.12−2.91(m、1H)、2.68(s、3H)、2.16(m、2H)、1.91−1.72(m、2H)、1.60−1.34(m、4H)、1.23−1.02(m、1H)、0.97(t、3H)
クロロホルム6mlに5−(3−メチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール700mgを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)1.73gを加え、氷冷下で30分間、室温で1.5時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−(3−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール784mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.38(s、3H)、3.24−3.02(m、1H)、2.24(m、2H)、1.96−1.74(m、2H)、1.67−1.38(m、4H)、1.28−1.06(m、1H)、0.98(t、3H)
参考製造例5
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン10mlに5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.67g、{1,1'−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)245mgを溶解し、室温でエキソ−2−ノルボルニルジンククロリドの0.5モル/Lテトラヒドロフラン溶液21.2mlを加え、室温で1日間攪拌した。反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーに付し、5−(2−ノルボルニル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.0gを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.50(m、0.3H)、3.15(m、0.7H)、2.68(s)、2.67(s、3H)、2.51(br)、2.42(br)、2.18(m)、1.95−1.79(m)、1.70−1.33(m)、1.28(m、10H)
クロロホルム9mlに5−(2−ノルボルニル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.0gを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)3.67gを加え、氷冷下で30分間、室温で1日間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−(2−ノルボルニル)−1,2,4−チアジアゾール833mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.63(m、0.3H)、3.38(s、0.3H)、3.37(s、0.7)、3.25(m、0.7H)、2.75(m、0.3H)、2.56(br)、2.48(br)、2.23(m)、1.98(m、2H)、1.87(m)、1.75−1.38(m)、1.32(m)、1.16(m、10H)
参考製造例6
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン9mlに亜鉛粉末583mgと1,2−ジブロモエタン83mgを加え、1分間加熱還流させた。室温まで冷やした後、該混合物にトリメチルシリルクロリド49mg、2−メチルシクロヘキシルヨージド3.0gを加え、室温にて6時間攪拌した。更に、5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.49gと{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)109mgを加え、室温にて15時間静置後、5時間加熱還流を行った。反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーに付し、5−(2−メチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール564mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.12−3.02、2.95(m、1H)、2.68(s、3H)、2.14(m、2H)、1.90−1.02(m)、0.96(m)、0.82(m、10H)
クロロホルム6.5mlに5−(2−メチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール500mgを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)1.62gを20分かけて徐々に加え、室温で4時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−(2−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール466mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.38(m、3H)、3.19(m、1H)、2.22(br)、1.96−1.03(m)、0.97(m)、0.83(m、12H)
参考製造例7
2−メチルシクロヘキシルヨージドの代わりに、4−メチルシクロヘキシルヨージド3.0gを用い、参考製造例6に準じて、5−(4−メチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール1.03gを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.12−2.92(m、1H)、2.69(s、3H)、2.16(m、2H)、1.85(m、2H)、1.80−1.03(m)、0.97(m、8H)
クロロホルム8mlに5−(4−メチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール900mgを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)2.22gを20分かけて徐々に加え、室温で4時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−(4−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール1.11gを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.39(s、3H)、3.27−3.05(m、1H)、2.26(m)、2.14−1.06(m)、0.97(m、12H)
参考製造例8
窒素雰囲気下、テトラヒドロフラン7mlに亜鉛粉末439mgと1,2−ジブロモエタン63mgを加え、1分間加熱還流させた。室温まで冷やした後、該混合物にトリメチルシリルクロリド36mg、3−エチルシクロヘキシルヨージド800mgを加え室温で6時間攪拌した。更に、5−クロロ−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール561mgと{1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン}ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)137mgを加え、17時間加熱還流を行った。反応液を濃縮し、カラムクロマトグラフィーに付し、5−(3−エチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール384mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.06(m、1H)、2.68(s、3H)、2.22−2.14(m、2H)、1.92−1.80(m、2H)、1.45−1.09、0.91(m、10H)
クロロホルム2.5mlに5−(3−エチルシクロヘキシル)−3−メチルチオ−1,2,4−チアジアゾール320mgを溶解し、3−クロロ過安息香酸(含量>65%)738mgを20分間かけて徐々に加え、室温で4時間攪拌した。その後、反応混合物を飽和亜硫酸ナトリウム水溶液に加えて分液した。有機層を炭酸水素ナトリウム水溶液で洗浄し無水硫酸ナトリウムで乾燥した後、濃縮して、3−メチルスルホニル−5−(3−メチルシクロヘキシル)−1,2,4−チアジアゾール380mgを得た。
Figure 0004599829
1H−NMR:3.37(s、3H)、3.23−3.09(m、1H)、2.26(m)、1.95(m)、1.85(m)、1.58−1.02(m、11H)、0.92(t、3H)
次に製剤例を示す。なお、部は重量部を表す。
製剤例1
本発明化合物(1)〜(16)の各々9部を、キシレン37.5部およびN,N−ジメチルホルムアミド37.5部に溶解し、これにポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル10部およびドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム6部を加え、よく攪拌混合して各々の乳剤を得る。
製剤例2
本発明化合物(1)〜(16)の各々9部を、ラウリル硫酸ナトリウム4部、リグニンスルホン酸カルシウム2部、合成含水酸化珪素微粉末20部および珪素土65部を混合した中に加え、よく攪拌混合して各々の水和剤を得る。
製剤例3
本発明化合物(1)〜(16)の各々3部、合成含水酸化珪素微粉末5部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5部、ベントナイト30部およびクレー57部を加え、よく攪拌混合し、ついでこれらの混合物に適当量の水を加え、さらに攪拌し、造粒機で製粒し、通風乾燥して各々の粒剤を得る。
製剤例4
本発明化合物(1)〜(16)の各々4.5部、合成含水酸化珪素微粉末1部、凝集剤としてドリレスB(三共社製)1部、クレー7部を乳鉢でよく混合した後にジュースミキサーで攪拌混合する。得られた混合物にカットクレー86.5部を加えて、充分攪拌混合し各々の粉剤を得る。
製剤例5
本発明化合物(1)〜(16)の各々10部、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートアンモニウム塩50部を含むホワイトカーボン35部及び水55部を混合し、湿式粉砕法で微粉砕することにより各々の製剤を得る。
製剤例6
本発明化合物(1)〜(16)の各々0.5部をジクロロメタン10部に溶解し、これをアイソパーM(イソパラフィン:エクソン化学登録商標名)89.5部に混合して油剤を得る。
製剤例7
本発明化合物(1)〜(16)の各々の0.1部、ネオチオゾール(中央化成株式会社)49.9部をエアゾール缶に入れ、エアゾールバルブを装着した後、25部のジメチルエーテル及び25部のLPGを充填し、振とうを加え、アクチュエータを装着することにより油性エアゾールを得る。
製剤例8
本発明化合物(1)〜(16)の各々の0.6部、BHT0.01部、キシレン5部、脱臭灯油3.39部および乳化剤{アトモス300(アトモスケミカル社登録商標名)}1部を混合溶解したものと、蒸留水50部とをエアゾール容器に充填し、バルブ部分を取り付け、該バルブを通じて噴射剤(LPG)40部を加圧充填して、水性エアゾールを得る。
本発明化合物が有害節足動物防除剤の有効成分として有用であることを試験例により示す。
試験例
前記製剤例5により得られた本発明化合物(1)〜(16)の各々の製剤を有効成分濃度が500ppmとなるように水で希釈して、試験用薬液を調製した。
一方、ポリエチレンカップにキュウリを植え、第1本葉が展開するまで生育させ、そこにワタアブラムシ約20頭を寄生させた。1日後、そのキュウリに上記の試験用薬液を20ml/カップの割合で散布した。散布6日後に生存しているワタアブラムシの数を調査した。
その結果、本発明化合物(1)〜(16)の処理において、生存していたワタアブラムシは3頭以下であった。

Claims (4)

  1. 式(1)
    Figure 0004599829
    〔式中、
    1はハロゲン原子で置換されていてもよいC3−C7アルキニル基を表し、
    2はC3−C8シクロアルキル基、C5−C8シクロアルケニル基またはC7−C11ビシクロアルキル基を表し{該C3−C8シクロアルキル基、該C5−C8シクロアルケニル基及び該C7−C11ビシクロアルキル基は、C1−C4アルキル基、ハロゲン原子及びトリフルオロメチル基からなる群から選ばれる置換基で置換されていてもよい。}、Aは単結合、C1−C2アルキレン基又はC2−C3アルキリデン基を表す(但し、Aが単結合の場合は、R 1 は2−ブチニル基または2−ペンチニル基を表す。)。]
    で示される1,2,4−チアジアゾール化合物。
  2. 式(1)において、R2がC1−C4アルキル基で置換されていてもよいC3−C8シクロアルキル基である請求項1に記載の1,2,4−チアジアゾール化合物。
  3. 請求項1又は2記載の式(1)で示される1,2,4−チアジアゾール化合物を有効成分として含有することを特徴とする有害節足動物防除剤。
  4. 請求項1又は2記載の式(1)で示される1,2,4−チアジアゾール化合物の有効量を有害節足動物又は有害節足動物の生息場所(但し、人体を除く)に施用することを特徴とする有害節足動物の防除方法。
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