JP4599777B2 - 電子キーシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子キーシステムに係り、詳しくは、電子キーと車両との間の通信によりドアのロック/アンロック等の制御を行うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子キーに設けられているスイッチを操作をすることにより信号を送信して、車両のドアのロック/アンロックを行う様にした制御方法を採用した電子キーシステムが知られている(以下、「ワイヤレス制御」という。)。
【0003】
このワイヤレス制御では、電子キーから送信されてくる信号を車両側の受信装置で受信し、車両側の制御装置は、受信した信号が規定されたパターンであれば正常データと判断して受信処理を開始し、キーの照合等を実行した上でドアのロック/アンロック等を実行する様に構成されている。このとき、車両側の制御装置は、電子キーから送信されてくる信号のハイ時間とロウ時間の組合せにより示される符号に基づいて判断を行っている。そして、この判断を行うための受信処理は、受信装置が何らかの信号を受信した場合に開始される様に構成されている。
【0004】
一方、最近では、このワイヤレス制御よりもさらに進んだ制御として、電子キーを持ったユーザーが車両に近付いただけで、ドアのロック/アンロック等の制御を実行する様にしたものが実用化されている(以下、「スマート制御」という。)。
【0005】
このスマート制御では、車両側に、受信装置の他に送信装置を備えさせておき、この送信装置により、車両周辺の一定範囲内に対して、応答信号を返信する様に要求するためのポーリング信号を出力する。そして、このポーリング信号を電子キーが受信することにより、電子キーは、要求に対する応答信号(ACK)を返信する様に構成されている。そして、車両側の受信装置がこの応答信号を受信すると、スマート制御のための受信処理がスタートし、送信装置は、さらに数回、電子キーに対して、所定の応答信号を要求するための信号を送信する。電子キーは、この要求を受けて、さらに、応答信号を返信する。こうして、数回の信号のやりとりを実行した後、キーの照合等の複雑なシーケンスが開始される。ここで、車両側の制御装置は、一定長さ以上のハイ信号があれば応答ありとみなし、上述の様な照合を継続する様に構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、こうした従来の電子キーシステムにおいて、データラインにホワイトノイズ等が乗る場合がある。この場合、ワイヤレス制御においては、頻繁に受信処理が開始されてしまい、最終的にエラー判定するまではこの受信処理が続行されるため、制御装置の処理負荷が増大するという問題がある。
【0007】
一方、ホワイトノイズ等の問題として、スマート制御においては、ホワイトノイズがたまたま一定長さ以上の信号として検出された場合に、応答ありとして照合を開始し、その処理を継続することになる。しかし、この照合においては、その後、意図した応答信号を受信することができないため、結果的にエラーとなる。従って、スマート制御においても、ホワイトノイズを誤検出することにより、制御装置の処理負荷が増大するという問題がある。
【0008】
ここで、スマート制御を採用する場合、通常、同時にワイヤレス制御も採用される。従って、上述の様なワイヤレス制御の問題を解決しようとして、受信信号に対するフィルタ時間を大きく設定しておくと、スマート制御では、図6の下段に示す様に、かえって上述の様な誤検出が発生し易くなってしまうという問題がある。逆に、スマート制御における誤検出をなくそうとして、受信信号に対するフィルタ時間を小さく設定しておくと、今度は、ワイヤレス制御では、図7の下段に示す様に、かえってホワイトノイズを割込信号と誤解してしまい、頻繁に受信処理が発生することになってしまうという問題がある。即ち、スマート制御とワイヤレス制御では、ホワイトノイズに起因するエラーの発生を防止するに当たってのフィルタ時間の設定の仕方が正反対になるため、上述した問題の解決が一層困難となってしまうのである。
【0009】
そこで、本発明は、上述の様な問題を解決し、電子キーシステムにおいて、ホワイトノイズ等によるエラーの発生を抑制して制御装置の処理負荷を軽減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
上記目的を達成し、さらに、スマート制御とワイヤレス制御の両方を実行する請求項1の電子キーシステムは、所定の操作がなされるか又は応答信号の要求を受信した場合に信号を送信する電子キーと、該電子キーからの信号を受信する受信装置と、前記電子キーに対して応答信号の送信を要求する送信装置と、該送信装置により応答信号の要求を送信していない状態のときに、前記受信装置が前記電子キーからの信号を受信した場合は、第1の受信処理を開始してドアのロック/アンロック等を行い、前記送信装置による要求に対して前記電子キーからの応答信号を受信した場合は、第2の受信処理を開始してドアのロック/アンロック等を行う制御装置とを備えている電子キーシステムにおいて、前記制御装置は、前記第1の受信処理を開始した後にエラーとなる場合には、受信信号に対するフィルタ時間を大きくし、前記第2の受信処理を開始した後にエラーとなる場合には、受信信号に対するフィルタ時間を小さくする様に構成されていることを特徴とする。
【0017】
この請求項1の電子キーシステムによれば、ワイヤレス制御を実行している最中には、受信装置が信号を受信すると、第1の受信処理が開始される。このとき、第1の受信処理が開始されても所定の信号を受信できずにエラーになってしまう場合には、ホワイトノイズ等による影響であると考えられることから、受信信号に対するフィルタ時間を大きくして、不必要な割込が頻繁に発生することを防止する。これにより、ワイヤレス制御におけるホワイトノイズの影響を低減し、制御装置の処理負荷を軽減することができる。一方、スマート制御を実行している場合は、最初の応答要求に対して応答信号を受信すると、第2の受信処理が開始される。このとき、応答信号がホワイトノイズ等の影響によるものである場合には、次の応答要求に対して正規のタイミングで応答信号が返って来ず、エラーになってしまう。そこで、この様な場合には、制御装置は、ホワイトノイズの影響を低減するため、受信信号に対するフィルタ時間を小さく変更する。この結果、ホワイトノイズが応答信号と誤検出されることがなくなり、不必要に第2の受信処理が開始されなくなる。従って、スマート制御における制御装置の処理負荷を軽減することができる。
【0018】
ここで、請求項2の電子キーシステムは、請求項1記載の電子キーシステムにおいて、前記制御装置は、前記第1の受信処理を開始した後、該第1の受信処理がエラーになる状態が所定回数連続した場合に、フィルタ時間を大きくする様に構成されていることを特徴とする。
【0019】
この請求項2の電子キーシステムによれば、制御装置は、第1の受信処理(ワイヤレス制御)におけるエラーが発生しても直ちにフィルタ時間を変更することはなく、その様なエラーが所定回数連続した場合に初めて、フィルタ時間を大きめに変更する。これは、フィルタ時間は、元々、設計上、最適な値が採用されていることから、エラーの原因となるノイズが一過性のものである様な場合にまでフィルタ時間を変更しない様にするためである。特に、ワイヤレス制御とスマート制御の両方を実行している電子キーシステムにおいては、ワイヤレス制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を大きめに変更することが、スマート制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0020】
また、請求項3の電子キーシステムは、請求項1又は2記載の電子キーシステムにおいて、前記制御装置は、フィルタ時間を大きくした後に前記第1の受信処理を実行した結果、データが解読不能のためにエラーになる場合には、フィルタ時間を若干小さめに設定し直す様に構成されていることを特徴とする。
【0021】
この請求項3の電子キーシステムによれば、制御装置は、フィルタ時間を大きくした後に、第1の受信処理を実行した結果、データが解読不能のためにエラーになる場合には、フィルタ時間を若干小さめに設定し直す。これは、ノイズ対策としてフィルタ時間を大きくし過ぎたために、データが潰れてしまうといった新たな問題を解消するためである。
【0022】
また、請求項4の電子キーシステムは、請求項1〜3のいずれか記載の電子キーシステムにおいて、前記制御装置は、フィルタ時間を大きくした後に、前記第1の受信処理におけるエラーの発生頻度が所定以下になった場合には、フィルタ時間を小さく設定し直す様に構成されていることを特徴とする。
【0023】
この請求項4の電子キーシステムによれば、ワイヤレス制御におけるエラー低減のためにフィルタ時間を大きめに変更した後、エラーの発生頻度が所定以下になった場合には、フィルタ時間を小さめに設定し直す。これは、フィルタ時間は、元々、最適な値が設計上採用されているものであるから、エラーの発生頻度が所定以下になって、ノイズの影響が十分に小さくなった場合には、元々の設計値に戻すことが望ましいからである。この場合も、ワイヤレス制御とスマート制御とを両方実行している電子キーシステムにおいては、ワイヤレス制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を大きめに変更することが、スマート制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0024】
また、請求項5の電子キーシステムは、請求項1記載の電子キーシステムにおいて、前記制御装置は、前記第2の受信処理を開始した後に、該第2の受信処理がエラーになる状態が所定回数連続した場合に、フィルタ時間を小さくする様に構成されていることを特徴とする。
【0025】
この請求項5の電子キーシステムによれば、第2の受信処理(スマート制御)がエラーになる状態が発生しても直ちにフィルタ時間を変更するのではなく、その様なエラーが所定回数連続した場合に初めて、フィルタ時間を小さめに変更する。これは、フィルタ時間は、元々、設計上、最適な値が採用されていることから、エラーの原因となるノイズが一過性のものである様な場合にまでフィルタ時間を変更しない様にするためである。特に、スマート制御とワイヤレス制御とを両方実行している電子キーシステムにおいては、スマート制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を小さめに変更することが、ワイヤレス制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0026】
また、請求項6の電子キーシステムは、請求項1又は5記載の電子キーシステムにおいて、前記制御装置は、フィルタ時間を小さくした後に、前記第2の受信処理におけるエラーの発生頻度が所定以下になった場合には、フィルタ時間を大きく設定し直す様に構成されていることを特徴とする。
【0027】
この請求項6の電子キーシステムによれば、スマート制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を小さくした後に、エラーが発生しなくなった場合は、フィルタ時間を大きめに設定し直す。これは、フィルタ時間は、元々、最適な値が設計上採用されているものであるから、エラーの発生頻度が所定以下になって、ノイズの影響が十分に小さくなった場合には、元々の設計値に戻すことが望ましいからである。この場合も、スマート制御とワイヤレス制御とを両方実行している電子キーシステムにおいては、スマート制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を大きめに変更することが、ワイヤレス制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。特に、スマート制御においては、その処理を行っている最中に、ユーザーが電子キーのスイッチを操作してワイヤレス制御に移行する場合があることから、この請求項9の電子キーシステムの様に、スマート制御中のフィルタ時間の変更を、できるだけ速やかに元へ戻す様に構成しておくことがより望ましいといえる。
【0028】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。
【0029】
図1は、本実施の形態の電子キーシステムの構成を表すブロック図である。図示の様に、本電子キーシステムは、車両のドアロックに関して、前述のワイヤレス制御とスマート制御とを行うセキュリティECU1を備えている。なお、セキュリティECU1は、プログラムに従い処理を実行する周知のマイクロコンピュータ(以下、「マイコン」という。)1aを制御処理の中枢部として構成されており、車両盗難防止用の様々なセキュリティ制御の一環として、ドアのロック/アンロックについてワイヤレス制御とスマート制御とを行うものである。
【0030】
このセキュリティECU1には、車両の使用者に携帯される電子キー3から送信される無線信号を車両側で受信するためのワイヤレスチューナ5と、車両側から電子キー3へ無線信号を送信するための発信機7とが接続されている。
【0031】
ワイヤレスチューナ5は、動作用の電源がセキュリティECU1から供給されて動作する。そして、ワイヤレスチューナ5は、電子キー3からの無線信号を受信し復調して、その無線信号に含まれていた情報としてのデータ(即ち、受信データ)をセキュリティECU1へと出力する。そして更に、ワイヤレスチューナ5は、電子キー3からの何らかの無線信号(即ち、電子キー3からの電波)を受信しているときには、セキュリティECU1への電波有無信号SQを、「電波あり」を示すハイレベルで出力し、逆に、電子キー3からの無線信号を受信していないときには、電波有無信号SQを、「電波なし」を示すローレベルで出力する。
【0032】
一方、発信機7は、セキュリティECU1から供給される送信データ(即ち、電子キー3へ送信すべきデータ)を所定周波数帯の無線信号に変換して、車両の周囲に送信する。
【0033】
また、セキュリティECU1には、ドアロック用アクチュエータ9が接続されている。なお、ドアロック用アクチュエータ9は、車両の各ドア毎に存在するが、図1では1つのみ示している。そして、ドアロック用アクチュエータ9は、ECU1から供給される制御信号に応じて、ドアのロック/アンロックを行う。
【0034】
さらに、セキュリティECU1には、車両内の通信線11を介してドアECU13や他のECU(図示省略)が接続されている。そして、このドアECU13には、人が車両に近付いたことを検出する人センサ15と、運転席ドアの外側のノブ付近に設けられているドアロック用スイッチ17とが接続されている。
【0035】
また、セキュリティECU1には、車両のキーがステアリングホイールの脇にあるキーシリンダに挿入されてイグニッション(IG)位置に操作されているときにオンするIGスイッチ、車両のキーがキーシリンダに挿入されてアクセサリ(ACC)位置に操作されているときにオンするACCスイッチ、及び車両の各ドアが開かれているときにそれぞれオンする各ドアスイッチ等の、各種スイッチ19が接続されている。
【0036】
そして、セキュリティECU1は、人センサ15の検出結果(即ち、人が車両に近付いたか否か)と、ドアロック用スイッチ17が押されたか否かを、ドアECU13との通信によって把握し、また、ドアECU13からでは得られない車両の他の状況に関する情報を、各種スイッチ19からの信号によって把握するようになっている。また更に、セキュリティECU1は、各種スイッチ19からの信号に基づき把握した情報を、通信線11へ送出して、ドアECU13をはじめとする他のECUに提供している。
【0037】
ここで、電子キー3は、例えばキーシリンダに挿入される車両のキーの頂部に設けられた小型の電子ユニットである。この電子キー3の所定位置には、車両のドアをロックさせるためのロック用ボタン3aと、車両のドアをアンロックさせるためのアンロック用ボタン3bとが設けられている。
【0038】
そして、電子キー3は、使用者によってロック用ボタン3aが押されると、ドアのロックを指示する動作指示信号としての無線信号(以下、「ロック信号」という。)を送信し、また、使用者によってアンロック用ボタン3bが押されると、ドアのアンロックを指示する動作指示信号としての無線信号(以下、「アンロック信号」という。)を送信する。
【0039】
このため、車両側のセキュリティECU1は、電子キー3からのロック信号をワイヤレスチューナ5を介して受信すると、全ドアのドアロック用アクチュエータ9をロック側に動作させ、電子キー3からのアンロック信号をワイヤレスチューナ5を介して受信すると、全ドアのドアロック用アクチュエータ9をアンロック側に動作させる、といったドアロックのワイヤレス制御を行う。
【0040】
なお、当然であるが、電子キー3から送信されるロック信号及びアンロック信号には、その電子キー3に固有の識別情報(暗証コード等)が付加あるいは含まれている。そして、セキュリティECU1は、電子キー3からの識別情報が自己に対応するものである場合にのみ、ドアロック用アクチュエータ9を動作させる。
【0041】
ここで、電子キー3が、ドアロック操作に関するボタンを1つだけ備えると共に、そのボタンが押される毎に、同じ種類の動作指示信号を送信するという構成のものしてもよい。つまり、この場合には、セキュリティECU1が、電子キー3からの動作指示信号を受信した時の車両の状況に応じて、ドアロック用アクチュエータ9をロック側又はアンロック側に動作させればよいからである。例えば、運転席ドアがロック状態であれば、全ドアのドアロック用アクチュエータ9をアンロック側に動作させ、逆に運転席ドアがアンロック状態であれば、全ドアのドアロック用アクチュエータ9をロック側に動作させる、といった制御を実行すればよい。
【0042】
また、電子キー3は、ボタン3a,3bが操作されていない時に、予め定められた所定内容の無線信号を受信すると、その信号に対応して応答信号を返送するようになっている。
【0043】
このため、車両側のセキュリティECU1は、スマート制御を目的として電子キー3の存在を確認すべき条件(以下、「スマート制御実施条件」という。)が成立している場合に、発信機7から所定内容の無線信号を送信させて、その無線信号に対する電子キー3からの応答信号をワイヤレスチューナ5を介して受信することにより、発信機7からの信号が届く領域内に電子キー3が存在していることを検知すると共に、その電子キー3が正規の通信相手であるか否か(即ち、その車両に対応するものであるか否か)を判定する認証処理を行う。つまり、セキュリティECU1は、発信機7に送信させた無線信号に対する電子キー3からの応答信号を検証して、電子キー3が当該車両に対応するものか否かを確認するようにしている。なお、この認証処理では、セキュリティ性向上のため、電子キー3との間で複数回データをやり取りする。
【0044】
例えば、セキュリティECU1は、車両のキーシリンダにキーが挿入されておらず、かつ、運転席ドアがロックされている状態であることを検知している場合(つまり、車両が駐車状態であると判断している場合)に、スマート制御実施条件が成立しているとして、発信機7から所定内容の無線信号を送信させる。そして、電子キー3を携帯した人(通常、車両の使用者)が車両の近くにいて、その電子キー3が発信機7からの信号に対する応答信号を返送すると、セキュリティECU1は、この応答信号をワイヤレスチューナ5により受信し、更に引き続き、電子キー3と予め決められた順序で認証用の双方向データ通信を何回か繰り返す。そして更に、セキュリティECU1は、前記認証用の双方向データ通信により、その通信相手の電子キー3が当該ECU1の車両に対応するものであると判断できている状態で、人が車両に近付いたことを検出すると、全ドアのドアロック用アクチュエータ9を自動的にアンロック側へと動作させる。このようなアンロック側のスマート制御により、車両の使用者は、乗車しようとする場合に、車両に近付いただけでドアロックを解除することができる。
【0045】
また例えば、セキュリティECU1は、車両のキーシリンダにキーが挿入されておらず、かつ、運転席ドアがロックされていない状態で、ドアロック用スイッチ17が押されたことを検出すると、スマート制御実施条件が成立しているとして、発信機7から所定内容の無線信号を送信させる。そして、セキュリティECU1は、その際の認証用の双方向データ通信により、通信相手の電子キー3が当該ECU1の車両に対応するものであると判断したならば、ドアロック用アクチュエータ9を自動的にロック側へと動作させる。このようなロック側のスマート制御により、車両の使用者は、車から離れる場合に、運転席ドアのドアロック用スイッチ17を押すだけで手軽にドアロックを行うことができる。
【0046】
このように本実施の形態の電子キーシステムでは、車両側の1つのワイヤレスチューナ5が、ワイヤレス制御とスマート制御との両方で使用されている。
【0047】
次に、セキュリティECU1のマイコン1aが実行する制御処理の内、本実施の形態の特徴である制御処理の内容について、図2以下のフローチャートに基づいて説明する。この処理では、まず最初に、ワイヤレス制御のタイミングか否かを判断し(S10)、ワイヤレス制御のタイミングになっていれば(S10:YES)、ワイヤレス制御(S100)を実行する。一方、ワイヤレス制御のタイミングでなければ(S10:NO)、スマート制御のタイミングか否かを判断する(S20)。そして、スマート制御のタイミングになっていれば(S20:YES)、スマート制御(S200)を実行する。ここで、スマート制御のタイミングになっていなければ(S20:NO)、再びS10に戻る。また、ワイヤレス制御(S100)を抜けたらS20へ進み、スマート制御(S200)を抜けたらS10へ進む。こうして、ワイヤレス制御(S100)とスマート制御(S200)とが繰り返し実行され続けている。
【0048】
具体的には、図3に示す様に、ワイヤレス制御では、まず、ワイヤレスチューナ5から信号が入力されたか否かが判断される(S101)。ワイヤレスチューナ5から信号が入力されない場合は(S101:NO)、ワイヤレス制御の処理を抜けてS20へ進み、その後、スマート制御(S200)に移行する。一方、信号が入力された場合は(S101:YES)、ワイヤレス制御における受信処理が開始され、今回入力された信号が、ハイ時間/ロウ時間の組合せにより示される符号により規定されたパターンのデータであるか否かが判断される(S103)。規定されたパターンのデータであると判断された場合は(S103:YES)、正常データとして取り込み(S105)、正常判定カウンタC1を値「1」だけインクリメントすると共に、エラー判定カウンタC2を0にリセットする(S107)。なお、正常判定カウンタC1の初期値は0である。
【0049】
続いて、正常判定カウンタC1が3以上になっているか否かを判断する(S109)。C1≧3ならば(S109:YES)、受信信号に対するフィルタ時間として、マイコン1aが備えているEEPROMに記憶されている初期値を設定すると共に(S111)、正常判定カウンタC1を0にリセットする(S113)。そして、S105で取り込んだ正常データに基づいて、キーの照合をし、ドアのロック/アンロックのいずれが指示されたのかを判断し、その判断結果に基づいてドアECU13等へ制御指令を出力することを内容とする「ワイヤレス照合処理」を実行する(S115)。なお、C1<3ならば(S109:NO)、S111及びS113をパスする。また、S115の処理を抜けた後は、S20へ進む。
【0050】
一方、規定されたパターンではないと判断された場合は(S103:NO)、受信した信号は異常データ(ノイズ等)であると判断して、そのデータを棄却する(S121)。そして、正常判定カウンタC1を0にリセットすると共に、エラー判定カウンタC2を値「1」だけインクリメントする(S123)。ここで、エラー判定カウンタC2には、初期値として0が設定されている。続いて、エラー判定カウンタC2が3以上になっているか否かが判定される(S125)。C1<3の場合は(S125:NO)、そのままワイヤレス制御の処理を抜けて、S20へ進み、その後スマート制御(S200)に移行する。一方、C1≧3の場合は(S125:YES)、受信信号に対するフィルタ時間を大きめの値に変更し(S127)、エラー判定カウンタC2をリセットした後に(S129)、ワイヤレス制御の処理を抜けてS20に進み、その後、スマート制御(S200)に移行する。
【0051】
なお、S115の「ワイヤレス照合処理」において、S105で取り込んだデータを解析する際に、データの一部が読み取れない状態になっている場合には、フィルタ時間の設定を若干小さめに変更する。これは、フィルタ時間を大きくし過ぎて、正常データが部分的に潰れてしまったと考えられるからである。
【0052】
次に、スマート制御について、図4,図5のフローチャートに基づいて説明する。スマート制御では、まず、発信機7に対して、リクエスト信号を送信させる(S201)。そして、ワイヤレスチューナ5が、所定時間内にこのリクエスト信号に対する応答信号(ACK)を受信したか否かを判断する(S203)。ここで、データラインに、所定時間以上のハイ時間を有する信号が入力された場合にはACK有りと判断する。ACKなしと判断された場合は(S203:NO)、そのまま本処理を終了し、ワイヤレス制御に移行する。一方、ACK有りと判断された場合は(S203:YES)、スマート制御における受信処理が開始され、発信機7に対して、次のリクエスト信号を送信させる(S205)。そして、再び、ACK有りか否かを判断する(S207)。
【0053】
ここでもACK有りと判断された場合は(S207:YES)、さらに次のステップに進み、発信機7に対して、さらに次のリクエスト信号を送信させる(S209)。そして、再び、ACK有りか否かを判断する(S211)。ここでもACK有りと判断された場合は(S211:YES)、いよいよスマート制御の主要な処理に進み、キー照合等に必要なデータの送信を求めるためのリクエスト信号を発信機7から送信させる(S213)。そして、ワイヤレスチューナ5がこのリクエスト信号に対する応答信号を受信したか否かを判断し(S215)、応答信号を受信したら(S215:YES)、今回入力された信号が、ハイ時間/ロウ時間の組合せにより示される符号により規定されたパターンであるか否かが判断される(S217)。規定されたパターンのデータであると判断された場合は(S217:YES)、正常データとして取り込み(S219)、正常判定カウンタC3を値「1」だけインクリメントすると共に、エラー判定カウンタC4を0にリセットする(S221)。なお、正常判定カウンタC3の初期値は0である。
【0054】
続いて、正常判定カウンタC3が3以上になっているか否かを判断する(S223)。C1≧3ならば(S223:YES)、受信信号に対するフィルタ時間として、マイコン1a内のEEPROMに記憶されている初期値を設定すると共に(S225)、正常判定カウンタC3を0にリセットする(S227)。そして、S219で取り込んだ正常データに基づいて、キーの照合をし、その後、人センサ15の状態をチェックしてドアのロック/アンロックのいずれを実行すべきかを判断し、その判断結果に基づいてドアECU13等へ制御指令を出力することを内容とする「スマート照合処理」を実行する(S229)。なお、C1<3ならば(S223:NO)、S225及びS227をパスする。
【0055】
一方、規定されたパターンではないと判断された場合は(S217:NO)、受信した信号は異常データ(ノイズ等)であると判断して、そのデータを棄却する(S231)。そして、正常判定カウンタC3を0にリセットすると共に、エラー判定カウンタC4を値「1」だけインクリメントする(S233)。ここで、エラー判定カウンタC4には、初期値として0が設定されている。続いて、エラー判定カウンタC4が3以上になっているか否かが判定される(S235)。C1<3の場合は(S235:NO)、スマート制御の処理を抜けてS10へ進み、その後ワイヤレス制御(S100)に移行する。一方、C1≧3の場合は(S235:YES)、受信信号に対するフィルタ時間を小さめの値に変更し(S237)、エラー判定カウンタC4をリセットした後に(S239)、スマート制御の処理を抜けてS10へ進み、その後ワイヤレス制御(S100)に移行する。
【0056】
これに対し、S207においてACK無しと判断された場合は、S203でACKと判断された信号は異常データ(ノイズ等)であったと判断し(S241)、正常判定カウンタC3を0にリセットすると共に、エラー判定カウンタC4を値「1」だけインクリメントする(S243)。続いて、エラー判定カウンタC4が3以上になっているか否かが判定される(S245)。C1<3の場合は(S245:NO)、スマート制御の処理を抜けてS10へ進み、その後ワイヤレス制御(S100)に移行する。一方、C1≧3の場合は(S245:YES)、受信信号に対するフィルタ時間を小さめの値に変更し(S247)、エラー判定カウンタC4をリセットした後に(S249)、スマート制御の処理を抜けてS10へ進み、その後ワイヤレス制御(S100)に移行する。
【0057】
また、S211においてACK無しと判断された場合及びS215で応答信号無しと判断された場合も、S241以下の処理が実行され、3回以上続けてエラーが発生している場合には、フィルタ時間を小さめの値に変更する。
【0058】
以上説明した様に、本実施の形態によれば、ワイヤレス制御において、ホワイトノイズ等により頻繁に受信処理が開始されてしまう場合には、受信信号に対するフィルタ時間を大きめに変更することで、ホワイトノイズ等の影響をなくし、頻繁な受信処理の開始を抑制することができる。この結果、ワイヤレス制御におけるセキュリティECU1の処理負荷を軽減することができる。
【0059】
ここで、本実施の形態におけるワイヤレス制御では、受信処理開始後のエラーが発生しても直ちにフィルタ時間を変更することはなく、その様なエラーが所定回数(3回)連続した場合に初めて、フィルタ時間を大きめに変更する。これは、フィルタ時間は、元々、設計上、最適な値が採用されていることから、エラーの原因となるノイズが一過性のものである様な場合にまでフィルタ時間を変更しない様にするためである。特に、本実施の形態では、ワイヤレス制御とスマート制御の両方を実行しており、ワイヤレス制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を大きめに変更することが、スマート制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0060】
また、本実施の形態におけるワイヤレス制御では、フィルタ時間を大きくした後に、受信処理におけるエラーの発生がなくなった場合には、フィルタ時間を初期設定の状態に戻す様に構成されている。これは、フィルタ時間は、元々、最適な値が設計上採用されているものであるから、ノイズの影響が十分に小さくなってエラーが発生しなくなった場合には、元々の設計値に戻すことが望ましいからである。この場合も、本実施の形態では、ワイヤレス制御とスマート制御とを両方実行しているので、ワイヤレス制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を大きめに変更することが、スマート制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0061】
さらに、スマート制御においては、受信処理開始後にエラーが発生する場合には、受信信号に対するフィルタ時間を小さめに変更し、ホワイトノイズの影響によるACKの誤検出を防止している。この結果、ホワイトノイズによってスマート制御の受信処理が誤って開始されるのを防止でき、セキュリティECU1の処理負荷を軽減することができる。
【0062】
ここで、本実施の形態におけるスマート制御では、受信処理開始後のエラーが発生しても直ちにフィルタ時間を変更することはなく、その様なエラーが所定回数(3回)連続した場合に初めて、フィルタ時間を小さめに変更する。これは、フィルタ時間は、元々、設計上、最適な値が採用されていることから、エラーの原因となるノイズが一過性のものである様な場合にまでフィルタ時間を変更しない様にするためである。特に、本実施の形態では、スマート制御とワイヤレス制御の両方を実行しており、スマート制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を小さめに変更することが、ワイヤレス制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0063】
また、本実施の形態におけるスマート制御では、フィルタ時間を小さくした後に、受信処理におけるエラーの発生がなくなった場合には、フィルタ時間を初期設定の状態に戻す様に構成されている。これは、フィルタ時間は、元々、最適な値が設計上採用されているものであるから、ノイズの影響が十分に小さくなってエラーが発生しなくなった場合には、元々の設計値に戻すことが望ましいからである。この場合も、本実施の形態では、スマート制御とワイヤレス制御とを両方実行しているので、スマート制御における処理負荷軽減のためにフィルタ時間を小さめに変更することが、ワイヤレス制御での処理負荷を増加させる原因になり得ることから、フィルタ時間の変更を必要最小限に留めておくためである。
【0064】
さらに、本実施の形態のワイヤレス制御では、正常データとして取り込んだデータの一部が解読不能の状態のときには、フィルタ時間を小さめに変更する様にしている。これは、ワイヤレス制御において、ノイズ等の影響を除去するためにフィルタ時間を大きめに変更した結果、フィルタ時間が大きくなり過ぎて、正常なデータを正しく受信できなくなってしまうという不具合を解消するためである。
【0065】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の形態を採用することができることはもちろんである。
【0066】
【発明の効果】
以上説明した様に、本発明によれば、電子キーシステムにおいて、ホワイトノイズ等によるエラーの発生を抑制して制御装置の処理負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態としての電子キーシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 実施の形態における制御処理の内容を示すフローチャートである。
【図3】 実施の形態におけるワイヤレス制御の内容を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態におけるスマート制御の内容を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態におけるスマート制御の内容を示すフローチャートである。
【図6】 従来技術の問題点を示す説明図である。
【図7】 従来技術の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・セキュリティECU、1a・・・マイコン、3・・・電子キー、5・・・ワイヤレスチューナ、7・・・発信機、9・・・ドアロック用アクチュエータ、11・・・通信線、13・・・ドアECU、15・・・人センサ、17・・・ドアロック用スイッチ、19・・・各種スイッチ。
Claims (6)
- 所定の操作がなされるか又は応答信号の要求を受信した場合に信号を送信する電子キーと、
該電子キーからの信号を受信する受信装置と、
前記電子キーに対して応答信号の送信を要求する送信装置と、
該送信装置により応答信号の要求を送信していない状態のときに、前記受信装置が前記電子キーからの信号を受信した場合は、第1の受信処理を開始してドアのロック/アンロック等を行い、前記送信装置による要求に対して前記電子キーからの応答信号を受信した場合は、第2の受信処理を開始してドアのロック/アンロック等を行う制御装置と
を備えている電子キーシステムにおいて、
前記制御装置は、前記第1の受信処理を開始した後にエラーとなる場合には、受信信号に対するフィルタ時間を大きくし、前記第2の受信処理を開始した後にエラーとなる場合には、受信信号に対するフィルタ時間を小さくする様に構成されていること
を特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1記載の電子キーシステムにおいて、
前記制御装置は、前記第1の受信処理を開始した後、該第1の受信処理がエラーになる状態が所定回数連続した場合に、フィルタ時間を大きくする様に構成されていること
を特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1又は2記載の電子キーシステムにおいて、
前記制御装置は、フィルタ時間を大きくした後に前記第1の受信処理を実行した結果、データが解読不能のためにエラーになる場合には、フィルタ時間を若干小さめに設定し直す様に構成されていること
を特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1〜3のいずれか記載の電子キーシステムにおいて、
前記制御装置は、フィルタ時間を大きくした後に、前記第1の受信処理におけるエラーの発生頻度が所定以下になった場合には、フィルタ時間を小さく設定し直す様に構成されていること
を特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1記載の電子キーシステムにおいて、
前記制御装置は、前記第2の受信処理を開始した後に、該第2の受信処理がエラーになる状態が所定回数連続した場合に、フィルタ時間を小さくする様に構成されていること
を特徴とする電子キーシステム。 - 請求項1又は5記載の電子キーシステムにおいて、
前記制御装置は、フィルタ時間を小さくした後に、前記第2の受信処理におけるエラーの発生頻度が所定以下になった場合には、フィルタ時間を大きく設定し直す様に構成されていること
を特徴とする電子キーシステム。
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