JP4599679B2 - 情報処理装置および方法、並びに提示システム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに提示システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報処理装置および方法、並びに提示システムに関し、特に、複数の知覚要素に対応する信号を取り扱う情報処理装置および方法、並びに提示システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
送信装置が画像の信号、および画像に対応する音声の信号を送信し、受信装置が画像の信号、および音声の信号を受信して、復号し、画像を表示すると共に、対応する音声を出力するシステムが広く利用されている。
【0003】
このような画像の信号および音声の信号など異なる種類の信号は、それぞれに送信されて、受信され、画像の信号に対応する処理と、音声の信号に対応する処理とが、別々に実行される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、受信装置が、画像のみを表示し、音声を出力しないとき、受信装置は、画像の信号に対応する画像をそのまま表示するしかなかった。同様に、受信装置が、音声のみを出力し、画像を表示しないとき、受信装置は、音声の信号に対応する音声をそのまま出力するしかなかった。
【0005】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、画像などの複数の知覚要素に対応する信号を統一的に伝送し、知覚要素の提示機能に対応して、異なる知覚要素を最適な態様で提示できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の情報処理装置は、映像信号を取得する第1の取得手段と、前記映像信号に対応する揺動信号を取得する第2の取得手段と、前記映像信号の画像を、前記揺動信号に対応するように移動させた画像の信号を、統合信号として生成する統合信号生成手段と、揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号を生成する選択信号生成手段と、生成された前記統合信号と前記選択信号を他の装置に出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0008】
請求項に記載の情報処理方法は、映像信号を取得する第1の取得ステップと、前記映像信号に対応する揺動信号を取得する第2の取得ステップと、前記映像信号の画像を、前記揺動信号に対応するように移動させた画像の信号を、統合信号として生成する統合信号生成ステップと、揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号を生成する選択信号生成ステップと、生成された前記統合信号と前記選択信号を他の装置に出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0009】
請求項に記載の情報処理装置は、映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号である統合信号を取得する取得手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する判定手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像から、動きベクトルを生成する動きベクトル抽出手段と、生成された前記動きベクトルを基に、前記揺動信号を生成する揺動信号生成手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正をし、補正後画像の映像信号を生成する映像信号生成手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、生成された前記揺動信号と前記補正後画像の映像信号を出力し、前記統合信号から前記揺動信号を抽出しないと判定された場合、前記統合信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0010】
前記取得手段には、揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号を、前記統合信号とともに、他の装置から取得させ、前記判定手段には、前記選択信号に基づいて、前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定させることができる。
【0011】
請求項に記載の情報処理方法は、映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号である統合信号を取得する取得ステップと、前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する判定ステップと、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像から、動きベクトルを生成する動きベクトル抽出ステップと、生成された前記動きベクトルを基に、前記揺動信号を生成する揺動信号生成ステップと、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正をし、補正後画像の映像信号を生成する映像信号生成ステップと、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、生成された前記揺動信号と前記補正後画像の映像信号を出力し、前記統合信号から前記揺動信号を抽出しないと判定された場合、前記統合信号を出力する出力ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
請求項に記載の提示システムは、提供装置および情報処理装置から成る提示システムにおいて、前記提供装置は、映像信号を取得する第1の取得手段と、前記映像信号に対応する揺動信号を取得する第2の取得手段と、前記映像信号の画像を、前記揺動信号に対応するように移動させた画像の信号を、統合信号として生成する統合信号生成手段とを備え、前記情報処理装置は、前記統合信号を取得する第3の取得手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する判定手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像から、動きベクトルを生成する動きベクトル抽出手段と、生成された前記動きベクトルを基に、前記揺動信号を生成する揺動信号生成手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正をし、補正後画像の映像信号を生成する映像信号生成手段と、前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、生成された前記揺動信号と前記補正後画像の映像信号を出力し、前記統合信号から前記揺動信号を抽出しないと判定された場合、前記統合信号を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項1に記載の情報処理装置および請求項に記載の情報処理方法においては、映像信号と、その映像信号に対応する揺動信号が取得され、映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号が、統合信号として生成される。そして、揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号が生成され、生成された統合信号と選択信号が、他の装置に出力される。
【0014】
請求項に記載の情報処理装置および請求項に記載の情報処理方法においては、映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号である統合信号が取得され、統合信号から揺動信号を抽出するか否かが判定され、統合信号から揺動信号を抽出すると判定された場合、統合信号の画像から、動きベクトルが生成され、生成された動きベクトルを基に、揺動信号が生成され、統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正がされ、補正された画像の映像信号が生成され、生成された揺動信号と補正後画像の映像信号が出力される。一方、統合信号から揺動信号を抽出しないと判定された場合、統合信号がそのまま出力される。
【0015】
請求項に記載の提示システムにおいては、提供装置において、映像信号と、その映像信号に対応する揺動信号が取得され、映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号が、統合信号として生成される。また、情報処理装置において、映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号である統合信号が取得され、統合信号から揺動信号を抽出するか否かが判定され、統合信号から揺動信号を抽出すると判定された場合、統合信号の画像から、動きベクトルが生成され、生成された動きベクトルを基に、揺動信号が生成され、統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正がされ、補正後画像の映像信号が生成され、生成された揺動信号と補正後画像の映像信号が出力される。一方、統合信号から揺動信号を抽出しないと判定された場合、統合信号がそのまま出力される。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る統合提示システムの一実施の形態の構成を示す図である。統合信号生成装置1は、画像、および揺動などの複数の知覚要素(人が5感で認識する刺激を引き起こすもの)の状態を1つの信号で示す統合信号を生成する。統合信号生成装置1は、公衆電話回線、ネットワーク、または、衛星通信回線などの伝送経路を介して、生成した統合信号を統合信号提示装置2に送信する。
【0017】
または、統合信号生成装置1は、生成した統合信号を磁気テープ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの媒体に記録する。統合信号が記録された媒体は、郵送、または宅配などの物流システムにより、統合信号提示装置2に供給される。
【0018】
統合信号提示装置2は、伝送経路または媒体を介して、統合信号生成装置1から供給された統合信号を基に、画像、および揺動などの複数の要素のそれぞれの状態を示す提示信号を生成して、生成した提示信号を提示装置3に供給する。
【0019】
提示装置3は、統合信号提示装置2から供給された提示信号を基に、画像および揺動などの複数の要素を使用者に提示する。
【0020】
このようにして、提示装置3の使用者は、画像、および揺動などの複数の要素を認識する。
【0021】
統合信号生成装置1は、映像信号記録部11、揺動信号記録部12、統合信号符号化部13、統合信号送信部14、および統合信号記録部15から構成されている。
【0022】
映像信号記録部11は、例えばハードディスクなど、媒体および媒体駆動装置などで構成され、動画像の映像信号を予め記録している。映像信号は、MPEG(Moving Picture Experts Group)2などのデジタルデータに対応する信号、またはアナログ信号など、いずれの方式でもよい。映像信号記録部11は、統合信号符号化部13の要求に対応して、記録している映像信号を統合信号符号化部13に供給する。
【0023】
揺動信号記録部12は、映像信号記録部11が記録している映像信号に対応する揺動信号を予め記録している。揺動信号は、使用者の体の時間的な変位を示す信号であり、例えば、使用者の体の上下動、または回動などを示す。揺動信号記録部12は、例えばハードディスクなど、媒体および媒体駆動装置などで構成され、映像信号記録部11が統合信号符号化部13に供給する映像信号に同期して、映像信号に対応する揺動信号を統合信号符号化部13に供給する。
【0024】
図2は、映像信号記録部11が統合信号符号化部13に供給する映像信号、および揺動信号記録部12が統合信号符号化部13に供給する揺動信号を説明する図である。
【0025】
図2(A)は、映像信号記録部11が統合信号符号化部13に供給する映像信号に対応する画像を示す図である。図2(B)は、揺動信号記録部12が統合信号符号化部13に供給する、例えば、画像に対して上下方向の揺動を示す、揺動信号を示す図である。
【0026】
映像信号に対応する画像(静止画像)は、例えば、時刻を基に、揺動信号の揺動(振幅)に対応づけられる。
【0027】
統合信号符号化部13は、映像信号記録部11から供給された映像信号、および揺動信号記録部12から供給された映像信号を基に、統合信号を生成する。
【0028】
図3は、図2に示す映像信号および揺動信号を基に、統合信号符号化部13により生成された、統合信号の例を示す図である。図3に示す統合信号は、映像信号に対応する画像を、揺動信号に対応するように上下方向に移動させて、生成される。
【0029】
また、例えば、揺動信号が画像に対して左右方向の揺動を示すとき、統合信号は、映像信号に対応する画像を、揺動信号に対応するように左右方向に移動させて、生成される。
【0030】
同様に、他の揺動の成分(いわゆる、roll、yaw、およびpitchなどの回動成分)を有する揺動信号に基づいて、画像を移動させるようにしてもよい。
【0031】
さらに、例えば、画像に対応する音声に自動車のエンジン音が含まれているとき、統合信号符号化部13は、自動車に対応する揺動信号を揺動信号記録部12から読み出して、読み出した揺動信号を基に、画像を移動させることにより統合信号を生成するようにしてもよい。この場合、統合信号に対応する画像は、自動車の振動に対応する揺動を含む。
【0032】
統合信号符号化部13は、統合信号の方式にあった符号化方式で、統合信号を符号化するようにしてもよい。
【0033】
統合信号符号化部13は、生成した統合信号を統合信号送信部14および統合信号記録部15に供給する。
【0034】
統合信号送信部14は、統合信号符号化部13から供給された統合信号を、公衆電話回線、ネットワーク、または、衛星通信回線などの伝送経路を介して、統合信号提示装置2に送信する。
【0035】
統合信号記録部15は、統合信号符号化部13から供給された統合信号を、磁気テープ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどの媒体に記録する。統合信号が記録された媒体は、統合信号提示装置2に供給される。
【0036】
統合信号提示装置2は、統合信号受信部21、パラメータ指示部22、および統合信号復号部23から構成されている。
【0037】
統合信号受信部21は、統合信号生成装置1が送信した統合信号を受信し、受信した統合信号を統合信号復号部23に供給する。
【0038】
図示せぬドライブ装置などにより媒体から読み取られた統合信号は、統合信号復号部23に供給される。
【0039】
パラメータ指示部22は、提示装置3から供給された、提示装置3の構成を示す機器構成情報を入力し、機器構成情報に対応する復号パラメータを統合信号復号部23に供給する。
【0040】
例えば、復号パラメータは、提示装置3が揺動を提示する機能を有しないとき、0であり、提示装置3が揺動を提示する機能を有するとき、1である。
【0041】
統合信号復号部23は、パラメータ指示部22から供給された復号パラメータを基に、統合信号を提示装置3の機器構成に対応する提示信号を提示装置3に供給する。
【0042】
統合信号提示装置2から出力される提示信号は、映像信号および揺動信号から構成されるか、または映像信号のみで構成される。
【0043】
図4は、統合信号復号部23の構成を説明する図である。統合信号復号部23に入力された統合信号および復号パラメータは、処理決定部51に供給される。
【0044】
処理決定部51は、パラメータ指示部22から供給された復号パラメータを基に、統合信号復号部23が出力する提示信号を映像信号および揺動信号で構成するか、または映像信号のみで構成するかいずれかを決定する。
【0045】
処理決定部51は、図10を参照して後述するように、提示装置3が映像提示部111および揺動提示部112で構成されるとき(すなわち、提示装置3が揺動を提示する機能を有するとき)、映像信号および揺動信号を、提示信号として出力させる。
【0046】
一方、処理決定部51は、図14を参照して後述するように、提示装置3が映像提示部111のみで構成されるとき(すなわち、提示装置3が揺動を提示する機能を有しないとき)、映像信号のみを提示信号として出力させる。
【0047】
処理決定部51は、入力された統合信号を、動きベクトル抽出部52、画像補正部53、および映像信号選択部55に供給する。
【0048】
動きベクトル抽出部52は、統合信号の画像から、動きベクトルを生成して、生成した動きベクトルを揺動信号生成部54に供給する。
【0049】
揺動信号生成部54は、動きベクトル抽出部52から供給された動きベクトルを基に、揺動信号を生成して、生成した揺動信号を、画像補正部53に供給すると共に、統合信号復号部23の出力として提示装置3に出力する。
【0050】
画像補正部53は、揺動信号生成部54から供給された揺動信号を基に、処理決定部51から供給された映像信号である統合信号の画像を揺れを除去するように補正し、補正した画像を含む映像信号を映像信号選択部55に供給する。
【0051】
例えば、画像補正部53は、映像信号である統合信号の画像を、揺動信号に対応させて上下方向に移動させて(統合信号符号化部13の場合とは逆の方向に移動させて)、画像を補正する。すなわち、画像補正部53が出力する映像信号は、映像信号記録部11が記録している映像信号と同様となり、上下動が除去された画像を表示させる。
【0052】
映像信号選択部55は、処理決定部51から供給された選択信号を基に、処理決定部51から供給された統合信号、または画像補正部53から供給された映像信号のいずれか一方を選択して、選択した信号を統合信号復号部23の出力として提示装置3に出力する。
【0053】
提示装置3が映像提示部111および揺動提示部112で構成されるとき、映像信号選択部55は、画像補正部53から供給された映像信号を選択して、上下動が除去された画像に対応する映像信号を提示信号として出力する。提示装置3が映像提示部111のみで構成されるとき、映像信号選択部55は、処理決定部51から供給された統合信号を選択して、統合信号をそのまま提示信号として出力する。
【0054】
図5は、動きベクトル抽出部52の構成を示すブロック図である。動きベクトル抽出部52に入力された映像信号は、遅延部71により1フレーム分遅延された後、フレームバッファ72−1に供給される。動きベクトル抽出部52に入力された映像信号は、フレームバッファ72−2にも供給される。
【0055】
読み出し部73−1および73−2は、メモリ74に記憶されている所定のパターンに従って、それぞれ対応するフレームバッファ72−1および72−2から、映像信号を読み出し、動きベクトル検出部75に出力する。
【0056】
動きベクトル検出部75は、供給された映像信号から動きベクトルを検出し、て検出した動きベクトルを揺動信号生成部54に出力する。
【0057】
次に、図5に示した動きベクトル抽出部52の動作について説明する。時刻tにおいて、動きベクトル抽出部52に入力された映像信号は、遅延部71とフレームバッファ72−2に供給される。フレームバッファ72−2は、入力された1フレーム分の映像信号を記憶する。遅延部71は、映像信号を1フレーム分だけ遅延するので、時刻tにおいて、フレームバッファ72−1には、時刻tより前の時刻t−1における映像信号(時刻tより1フレーム前の映像信号)が記憶されている。
【0058】
フレームバッファ72−1に記憶された時刻t−1における映像信号は、読み出し部73−1により、フレームバッファ72−2に記憶された時刻tにおける映像信号は、読み出し部73−2により、それぞれ読み出される。
【0059】
読み出し部73−1および73−2は、それぞれ対応するフレームバッファ72−1または72−2に記憶されている映像信号のうち、メモリ74に記憶されているパターンに対応する部分の映像信号を読み出す。ここで、メモリ74に記憶されているパターンについて、図6を参照して説明する。
【0060】
図6は、メモリ74に記憶されているパターンの一例を示す図である。1フレームを構成する画素のなかで、揺動に関係のない部分、例えば、図7に示したような、統合信号生成装置1により生成された統合信号の場合、上下方向に画像を移動させるために必要な部分などは揺動に関係のない領域と判断し、その領域を取り除いた領域の中心に位置する画素を収束点Pとする。収束点Pを中心として上下左右に対称な代表点Q、例えば、25個(収束点を含む)を設定する。各代表点Q毎に、その代表点Qが中心に位置する所定の画素数からなるブロックB、例えば、33×33画素からなるブロックBを設定する。メモリ74には、このようなフレームの画面内における各代表点Qの座標と、ブロックBの大きさが、パターンとして記憶されている。
【0061】
読み出し部73−1は、フレームバッファ72−1に記憶されている時刻t−1における映像信号のうち、メモリ74に記憶されている上述したようなパターンに対応する画素データ、すなわち、代表点Qの座標とブロックBの大きさをもとに、各ブロックB内の画素データを読み出し、動きベクトル検出部75に、参照ブロックのデータとして出力する。同様に、読み出し部73−2は、フレームバッファ72−2に記憶されている時刻tにおける映像信号のうち、メモリ74に記憶されているパターンに対応する画素データを読み出し、動きベクトル検出部75に探索ブロックのデータとして出力する。
【0062】
動きベクトル検出部75は、入力された参照ブロックのデータと探索ブロックのデータとを用いて、ブロックマッチングを行うことにより、各代表点Qにおける動きベクトルを検出する。従って、この例の場合、25個の動きベクトルが検出される。
【0063】
このように、動きベクトル抽出部52は、動きベクトルを検出して、検出した動きベクトルを揺動信号生成部54に供給する。
【0064】
図8は、揺動信号生成部54の構成を示すブロック図である。特徴量演算部91は、入力された動きベクトルから特徴量を演算する。
【0065】
特徴量演算部91は、動きベクトル抽出部52により検出された25個の動きベクトルを用いて、そのフレーム(画面)の揺動の水平成分u、垂直成分v、拡大成分vzoom、および回転成分vrotの合計4成分を、以下に示す式に基づいて算出する。
水平成分u=(1/n)Σui ・・・(1)
垂直成分v=(1/n)Σvi ・・・(2)
拡大成分vzoom=(1/n)Σvzoomi/di ・・・(3)
回転成分vrot=(1/n)Σvroti/di ・・・(4)
なお、添え字のiは、代表点Qiに付けられた番号を示し、この例では1乃至25まで変化する。また、nは代表点の個数であるので、この例では25である。式(1)乃至式(4)により求められる値は、25個の動きベクトルから得られる各成分u、v、vzoom、vrotの平均値である。
【0066】
上述した各成分u、v、vzoom、vrotの関係を図9を参照して説明する。処理対象となっている代表点Qiの動きベクトルTの水平方向の成分をuiとし、垂直方向の成分をviとする。diは、収束点Pから代表点Qiまでの距離を表すスカラ量である。また、(Px,Py)は、収束点Pの座標を表し、この座標値を基準として座標(Qix,Qiy)の代表点Qiまでの距離が算出される。
【0067】
この動きベクトルTの成分(ui,vi)は、代表点Qiを原点としたときの成分である。動きベクトルTの、収束点Pと代表点Qiとを結ぶ直線と平行な方向の成分vzoomiとし、収束点Pと代表点Qiとを結ぶ直線と直交する方向の成分をvrotiとする。また、収束点Pと代表点Qiとを結ぶ直線と動きベクトルTとがなす角度をθとする。このとき、vzoomiとvrotiは、次式に従って求められる。
zoomi=(ui 2+vi 2(1/2)COSθ ・・・(5)
roti =(ui 2+vi 2(1/2)SINθ ・・・(6)
【0068】
特徴量演算部91は、動きベクトル抽出部52から出力された動きベクトルから、式(1)乃至式(4)を用いて、特徴量として4成分のデータu、v、vzoom、vrotを算出する。算出された4成分のデータu、v、vzoom、vrotは、揺動信号生成部54の後段に供給される。
【0069】
ここで、例えば、使用者に対して自動車に乗っている感じを疑似体験させる場合、どのような揺動を使用者が座っている椅子に対して加えればよいのかを考える。自動車の椅子に加えられる揺動には、自動車が坂道などの勾配のある道を走っているときの路面の前後方向の傾き、でこぼこした道の上を走っているときの路面から受ける振動、傾いた路面を走っているときの路面の左右方向の傾きなどがある。
【0070】
これらの揺動は、揺動信号を生成するセンサが搭載された自動車に対して、実際に加えられた刺激(実刺激)であり、映像を観察する使用者の椅子に対しても、この実刺激と同様な揺動を加えればよい。例えば、実刺激が右方向への傾きであれば、使用者の椅子も右に傾ければよい。これらの揺動は、アクチュエータなどを利用することにより、使用者用の椅子に加えることができる揺動である。
【0071】
これに対して、自動車がカーブを曲がるときの遠心力、加速や減速のときの慣性力、自動車が曲がる時の自動車首振りに対応する力は、使用者に人工的に引力を加えることは物理的に不可能であるため、代替的な揺動(代替刺激)として使用者に加える必要がある。例えば、加速時の慣性力を表現するために、椅子を加速に対応して前に移動させて使用者に慣性力を加えることはできないので、後ろ方向の傾きなどの代替刺激を使用者の椅子に加える必要がある。
【0072】
以下に、上述した実刺激と代替刺激に関する揺動、実際に使用者用の椅子に対して加える揺動信号の成分、並びに、上述した特徴量演算部91により演算された4成分の関係を示す。
Figure 0004599679
【0073】
揺動信号生成部54の後段は、上述した関係を用いて、提示装置3に供給する揺動信号を生成する。揺動信号生成部54が生成する揺動信号は、揺動信号記録部12から供給された揺動信号に対応する。
【0074】
特徴量演算部91から出力された4成分のうち、回転成分vrotは、加算器92−1に、水平成分uは、加算器92−2と符号反転器93−1に、垂直成分vは、加算器92−3に、拡大成分vzoomは、加算器92−5と遅延器94−3に、それぞれ入力される。加算器92−1には、加算器92−1から出力されたデータが、遅延器94−1で1クロック分遅延された後、入力される。同様に、加算器92−3にも、加算器92−3から出力されたデータが、遅延器94−2で1クロック分遅延された後、入力される。
【0075】
遅延器94−1から出力されたデータは、加算器92−2に入力される。遅延器94−2から出力されたデータは、符号反転器93−2を介してHPF(High Pass Filter)95に出力されると共に、LPF(Low Pass Filter)96−1を介して加算器92−4にも出力される。加算器92−5に入力された拡大成分vzoomは、遅延器94−3により1クロック分遅延された拡大成分vzoomが減算され、LPF96−2を介して加算器92−4に入力される。
【0076】
次に、揺動信号生成部54の後段が行う揺動信号成分roll、yaw、z、およびpitchの算出について説明する。揺動信号生成部54の後段に入力された回転成分vrotは、加算器92−1に入力される。加算器92−1は、時刻tにおいて入力された回転成分vrotと、遅延器94−1より出力される1単位時間前の時刻t−1のデータとを加算する。加算器92−1は、このようにして、回転成分vrotを累積加算(積分)していくことにより、路面の左右の傾きを表現する揺動信号成分roll(Σvrot)を算出する。しかしながら、路面の左右の傾きを表現する揺動信号成分rollは、−Σvrotなので、加算器92−2は、遅延器94−1から入力されたデータの符号を反転したデータを演算に用いる。
【0077】
揺動信号成分roll(水平成分u)は、カーブ時の遠心力を表現するのにも用いられる。そこで、加算器92−2は、遅延器94−1から入力されたデータの符号を反転したデータと、水平成分uとを加算する(水平成分uから遅延器94−1の出力を減算する)ことにより、提示装置3に供給する揺動信号成分rollを算出する。
【0078】
曲がる時の自動車首振りの揺動信号成分yawは、水平成分uの値を反転することにより得られるので、揺動信号生成部54は、入力された水平成分uの値を、符号反転器93−1により、符号を反転させることに揺動信号成分yawを算出する。
【0079】
加算器92−3には、時刻tにおいて入力された垂直成分vと、遅延器94−2より出力された1単位時間前の時刻t−1の垂直成分vを加算する。このようにして、加算器92−3において、垂直成分vが累積加算(積分)される。そして、加算器92−3とと遅延器94−2により累積加算されたデータは、符号反転器93−2に入力され、符号が反転され、さらにHPF95により、高周波成分のみが取り出される。このようにして、路面から受ける振動を表現する揺動信号成分zが算出される。
【0080】
また、遅延器94−2から出力されたデータは、LPF96−1にも出力され、低周波成分が取り出される。このようにして、路面の前後の傾きを表現する揺動信号成分pitchが算出される。揺動信号成分pitchは、加減速による慣性力を表現する揺動信号成分としても用いられる。そのため、LPF96−1から出力された揺動信号成分pitchは、加算器92−4により、慣性力を表現する揺動信号成分pitchと加算される。
【0081】
慣性力を表現する揺動信号成分pitchは、揺動信号生成部54に入力された拡大成分vzoomから算出される。揺動信号生成部54に入力された拡大成分vzoomは、加算器92−5と遅延器94−3に入力される。加算器92−5には、時刻tにおいて入力された拡大成分vzoomtと、遅延器94−3により1単位時間遅延された時刻t−1における拡大成分vzoomt-1が入力される。加算器92−5は、入力された時刻tにおける拡大成分vzoomtから、時刻t−1における拡大成分vzoomt-1を減算することで、拡大成分vzoomを微分する。そして、加算器92−5から出力された値から、LPF96−2により、低周波成分が抽出されることにより、加減速による慣性力を表現する揺動信号成分pitchが算出される。
【0082】
加算器92−4により、LPF96−1から出力された値と、LPF96−2から出力された値とが加算されることにより、提示装置3に供給される揺動信号成分pitchが算出される。
【0083】
図10は、提示装置3の構成の例を示す図である。提示装置3は、映像提示部111および揺動提示部112により構成されている。
【0084】
映像提示部111は、CRT(Cathode-Ray Tube)または液晶表示装置などで構成され、入力された映像信号に対応する画像を表示する。揺動提示部112は、入力された揺動信号に対応する揺動を出力する。
【0085】
映像提示部111および揺動提示部112は、提示装置3が映像提示部111および揺動提示部112を有することを示す機器構成情報を統合信号提示装置2に出力する。
【0086】
図11は、映像提示部111を構成するスクリーン131(図示せぬプロジェクタなどにより画像が投影される)と、揺動提示部112を構成する椅子132との関係の例を示す図である。
【0087】
映像提示部111は、スクリーン131に映像信号に対応する画像を表示する。揺動提示部112は、揺動信号に対応して、椅子132を揺動させて、椅子132に座る使用者に揺動を感じさせる。
【0088】
この揺動は、上述したように、X,Y,Zの3軸回りの回転成分(roll,pitch,yaw)と3軸方向の並進成分(x,y,z)により構成される。
【0089】
揺動提示部112の構成例を図12および図13に示す。図12は、揺動提示部112の側面図であり、図13は、揺動提示部112の上面図である。揺動提示部112は、6本のピストン141−1乃至141−6を備えており、これらのピストンにより台座142が支えられている。台座142には、椅子132が固定されており、この椅子132の上に使用者143が座るようになされている。
【0090】
ピストン141−1乃至141−6は、エアシリンダまたは油圧シリンダなどで構成され、それぞれの中心軸に沿って伸縮する。ピストン141−1乃至141−6が伸縮することにより、台座142が揺動し、さらに台座142に固定されている椅子132が揺動する。ピストン141−1乃至141−6を制御するための信号は、上述したように、統合信号提示装置2により供給される。
【0091】
図14は、提示装置3の構成の他の例を示す図である。図14に示す提示装置3は、映像提示部111により構成され、揺動提示部112を有さない。映像提示部111は、提示装置3が映像提示部111のみを有することを示す機器構成情報を出力する。
【0092】
図15は、統合信号提示装置2が出力する提示信号を説明する図である。
【0093】
図15(A)に示す統合信号が入力された統合信号提示装置2は、提示装置3が揺動提示部112を有するとき、統合信号から図15(B)に示すように、揺動信号を生成して、提示信号として揺動信号を提示装置3に出力するとともに、図15(C)に示すように、画像信号である統合信号の画像を補正して(揺動成分を除去して)、補正した画像に対応する映像信号を提示信号として提示装置3に出力する。
【0094】
従って、提示装置3が揺動提示部112を有するとき、統合信号提示装置2から提示装置3に供給される提示信号は、図16に示すように、映像信号および揺動信号から成る。映像信号は、図16(A)に示すように、揺動成分を除去するように画像が補正されている。揺動信号は、図16(B)に示すように、統合信号から生成され、映像信号に対応している。
【0095】
一方、提示装置3が揺動提示部112を有しないとき、統合信号提示装置2から提示装置3に供給される提示信号は、図17に示すように、映像信号のみから成り、揺動信号を含まない。統合信号は、揺動成分を含んだままで、映像信号として、提示装置3に出力される。すなわち、統合信号は、画像が補正されることなく、映像信号として提示装置3に供給される。
【0096】
このようにすることによって、統合信号提示装置2および提示装置3の使用者は、提示装置3が揺動提示部112を有しないとき、画像の揺れによって視覚的に揺動を感じ、提示装置3が揺動提示装置112を有するとき、表示される画像が揺れることなく、揺動提示装置112により実際の揺動刺激で揺動を感じることができる。
【0097】
すなわち、全く同一の統合信号を受信しても、統合信号提示装置2は、提示装置3の機器構成に対応した、最適な刺激を提供する画像信号または揺動信号を出力することができる。
【0098】
次に、図18のフローチャートを参照して、統合信号生成装置1による、統合信号の生成の処理を説明する。ステップS11において、統合信号符号化部13は、映像信号記録部11から予め記録されている映像信号を取得する。ステップS12において、統合信号符号化部13は、揺動信号記録部12から予め記録されている揺動信号を取得する。揺動信号は、ステップS11の処理で取得される映像信号に対応している。
【0099】
ステップS13において、統合信号符号化部13は、揺動信号に基づいて、映像信号を補正する。例えば、揺動信号が画像に対して上下方向の揺動を示すとき、映像信号は、画像の表示位置が上下方向に移動するように補正される。補正された映像信号は、統合信号として、統合信号送信部14に供給される。
【0100】
ステップS14において、統合信号送信部14は、補正された映像信号を、統合信号として、出力して、処理は終了する。例えば、統合信号送信部14は、公衆電話回線、ネットワーク、または、衛星通信回線などの伝送経路を介して、統合信号を統合信号提示装置2に出力する。
【0101】
このように、統合信号生成装置1は、映像信号および揺動信号を基に、統合信号を生成して、出力することができる。
【0102】
次に、図19のフローチャートを参照して、統合信号提示装置2による統合信号の復号の処理を説明する。ステップS31において、統合信号提示装置2のパラメータ指示部22は、提示装置3から供給された機器構成情報を取得する。パラメータ指示部22は、取得された機器構成情報に対応する復号パラメータを生成して、復号パラメータを統合信号復号部23に供給する。
【0103】
ステップS32において、統合信号復号部23は、復号パラメータを基に、提示装置3に揺動提示部112があるか否かを判定し、提示装置3に揺動提示部112があると判定された場合、ステップS33に進む。ステップS33おいて、統合信号復号部23の動きベクトル抽出部52は、統合信号受信部21から供給された統合信号から、動きベクトルを抽出する。抽出された動きベクトルは、揺動信号生成部54に供給される。
【0104】
ステップS34において、統合信号復号部23の揺動信号生成部54は、動きベクトルを基に、揺動信号を生成する。生成された揺動信号は、提示信号として出力されると共に、画像補正部53に供給される。
【0105】
ステップS35において、統合信号復号部23の画像補正部53は、揺動信号を基に、統合信号の画像を揺動を取り除くように補正し、補正した画像を含む映像信号を映像信号選択部に供給して、ステップS36に進む。
【0106】
ステップS36において、統合信号復号部23の映像信号選択部55は、提示装置3に揺動提示部112があるとき、処理決定部51から供給される信号を基に、画像補正部53から供給される映像信号を選択して、選択した映像信号を提示信号として出力して、処理は終了する。
【0107】
ステップS32において、提示装置3に揺動提示部112がないと判定された場合、揺動信号を生成する必要がなく、画像を補正する必要がないので、ステップS33乃至ステップS35の処理はスキップされ、手続きは、ステップS36に進む。
【0108】
ステップS36において、統合信号復号部23の映像信号選択部55は、提示装置3に揺動提示部112がないとき、処理決定部51から供給される信号を基に、処理決定部51から供給される統合信号を選択して、選択した映像信号である統合信号を提示信号として出力して、処理は終了する。
【0109】
このように、統合信号提示装置2は、提示装置3から供給される機器構成情報を基に、提示装置3に揺動提示部112があるとき、揺動信号および補正した映像信号を提示装置3に出力し、提示装置3に揺動提示部112がないとき、映像信号である統合信号を提示信号として提示装置3に出力する。
【0110】
次に、本発明に係る統合提示システムの第2の実施の形態について説明する。
【0111】
図20は、本発明に係る統合提示システムの第2の実施の形態の構成を示す図である。図1に示す場合と同様の部分には、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。
【0112】
統合信号提示装置201は、統合信号受信部21、パラメータ指示部22、およびパラメータ入力部211で構成されている。
【0113】
パラメータ入力部211は、スイッチおよび選択情報出力回路などにより構成され、使用者によるスイッチの操作に対応する選択情報をパラメータ指示部22に出力する。
【0114】
例えば、提示装置3が映像提示部111および揺動提示部112を有している場合、図17に例を示す、揺動を含む画像から成る映像信号を統合信号提示装置201に出力させる旨の操作がパラメータ入力部211に加えられたとき、パラメータ入力部211は、揺動を含む画像から成る映像信号を出力させる選択情報をパラメータ指示部22に供給する。
【0115】
このとき、パラメータ指示部22は、統合信号をそのまま映像信号として出力させる復号パラメータを統合信号復号部23に供給する。
【0116】
例えば、提示装置3が映像提示部111および揺動提示部112を有している場合、映像信号および揺動信号から成る提示信号を統合信号提示装置201に出力させる旨の操作がパラメータ入力部211に加えられたとき、パラメータ入力部211は、映像信号および揺動信号から成る提示信号を出力させる選択情報をパラメータ指示部22に供給する。
【0117】
このとき、パラメータ指示部22は、映像信号および揺動信号を提示信号として出力させる復号パラメータを統合信号復号部23に供給する。
【0118】
すなわち、統合信号提示装置201は、パラメータ入力部211の操作に対応して、図16に示す、映像信号および揺動信号から成る提示信号、および図17に示す、映像信号のみから成る提示信号のいずれか一方を出力する。
【0119】
従って、統合信号提示装置201の使用者は、同一の統合信号を受信しても、使用者の好みによって、実際の揺動刺激で揺動を感じるか、または画像の揺れによって揺動を感じるかを選択することができる。
【0120】
次に、本発明に係る統合提示システムの第3の実施の形態について説明する。
【0121】
図21は、本発明に係る統合提示システムの第3の実施の形態の構成を示す図である。図1に示す場合と同様の部分には、同一の番号を付してあり、その説明は省略する。
【0122】
統合信号生成装置301は、映像信号記録部11、揺動信号記録部12、統合信号符号化部13、統合信号送信部14、およびパラメータ送信部311で構成されている。
【0123】
パラメータ送信部311は、統合信号に対応する復号指示情報を生成して、公衆電話回線、ネットワーク、または、衛星通信回線などの伝送経路を介して、生成した復号指示情報を統合信号提示装置302に供給する。
【0124】
統合信号提示装置302は、統合信号受信部21、パラメータ指示部22、統合信号復号部23、およびパラメータ受信部321から構成されている。
【0125】
パラメータ受信部321は、伝送経路を介して、統合信号生成装置301から送信された復号指示情報を受信し、受信した復号指示情報をパラメータ指示部22に供給する。
【0126】
パラメータ指示部22は、パラメータ受信部321から供給された復号指示情報を基に、統合信号復号部23を制御し、統合信号復号部23に、映像信号および揺動信号から成る提示信号、または映像信号のみから成る提示信号のいずれかを出力させる。
【0127】
すなわち、統合信号提示装置302は、統合信号生成装置301の制御に基づいて、映像信号および揺動信号から成る提示信号、または映像信号のみから成る提示信号のいずれかを出力する。
【0128】
このように、統合信号生成装置301は、統合信号提示装置302を制御し、統合信号提示装置302に提示信号の種類を選択させることができる。従って、例えば、統合信号生成装置301を管理する放送者は、シーンによって、または、画像の内容によって、統合信号提示装置201の使用者に、実際の揺動刺激で揺動を感じさせるか、または画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択することができる。
【0129】
なお、統合提示システムは、画像および揺動に限らず、音声、風、温度、臭い、圧力(使用者の皮膚を押す力)、または形状(触覚により認識される物の形状)などの複数の要素(人が五感で認識できるもの)の状態を1つの信号で示す統合信号を生成して、統合信号を基に、画像、音声、風、温度、臭い、圧力、または形状などの複数の要素を使用者に提示するようにしてもよい。
【0130】
例えば、提示装置3は、画像を液晶表示装置、またはCRT(Cathode Ray Tube)などにより表示し、音声をラウドスピーカにより出力する。
【0131】
また、提示装置3は、風切り音、太陽が照りつける効果音、または木枯らしの効果音などが混合された音声信号である統合信号を基に生成された、風、または温度に対応する提示信号を受信し、送風ファンなどの送風装置により風をおこし、電熱装置などにより使用者の所定部位(例えば、手)などを加熱し、冷却装置などにより使用者の所定の部位を冷却する。
【0132】
更に、例えば、提示装置3は、所定の臭いに対応する画像(例えば、キンモクセイの花の画像)が重畳された映像信号である統合信号を基に生成された提示信号を受信し、予め、香料がそれぞれ格納されている複数の容器を有し、提示信号に対応して、いずれかの容器(例えば、キンモクセイの香りの香料が格納されている容器)を加熱することで、提示信号に対応する臭いを発生させる。
【0133】
また、複数のアクチュエータが内蔵されている手袋である提示装置3は、統合信号により表示されている画像に表示されている物の形状(例えば、円柱など)に対応する提示信号に対応して、使用者の手の所定の部分を押すことで、圧力または形状(例えば、円柱)を使用者に感じさせる。
【0134】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0135】
図22は、上述した一連の処理を実行するパーソナルコンピュータの構成の例を説明する図である。CPU(Central Processing Unit)401は、図18および図19のフローチャートを参照して説明した処理を実行するアプリケーションプログラムや、OS(Operating System)を実際に実行する。ROM(Read-only Memory)402は、一般的には、CPU401が使用するプログラムや演算用のパラメータのうちの基本的に固定のデータを格納する。RAM(Random-Access Memory)403は、CPU401の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータを格納する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバス404により相互に接続されている。
【0136】
ホストバス404は、ブリッジ405を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス406に接続されている。
【0137】
キーボード408は、CPU401に各種の指令を入力するとき、使用者により操作される。ポインティングデバイス409は、マウス、トラックボール、またはデジタイザなどから構成され、ディスプレイ410の画面上のポイントの指示や選択を行うとき、使用者により操作される。ディスプレイ410は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージで表示する。HDD(Hard Disk Drive)411は、ハードディスクを駆動し、それらにCPU401によって実行するプログラムや情報を記録または再生させる。
【0138】
ドライブ412は、装着されている磁気ディスク451、光ディスク452、光磁気ディスク453、または半導体メモリ454に記録されているデータまたはプログラムを読み出して、そのデータまたはプログラムを、インターフェース407、外部バス406、ブリッジ405、およびホストバス404を介して接続されているRAM403に供給する。これらのキーボード408乃至ドライブ412は、インターフェース407に接続されており、インターフェース407は、外部バス406、ブリッジ405、およびホストバス404を介してCPU401に接続されている。
【0139】
通信部413は、モデムまたはNIC(Network Interface Card)などから構成され、公衆電話回線、ネットワーク、または衛星通信回線などの伝送路が接続される。通信部413は、CPU401、またはHDD411から供給されたデータを、所定の方式のパケットに格納して、伝送路を介して、送信するとともに、伝送路を介して、受信したパケットに格納されているデータをCPU401、RAM403、またはHDD411に出力する。
【0140】
通信部413は、外部バス406、ブリッジ405、およびホストバス404を介してCPU401に接続されている。
【0141】
一連の処理を実行させるプログラムが格納されている記録媒体は、図22に示すように、コンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク451(フロッピディスクを含む)、光ディスク452(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク453(MD(Mini-Disc)を含む)、若しくは半導体メモリ454などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM402や、HDD411などで構成される。
【0142】
なお、本明細書において、記録媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0143】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0144】
【発明の効果】
請求項1に記載の情報処理装置および請求項に記載の情報処理方法によれば、複数の知覚要素に対応する信号を統一的に伝送することができるようになる。
【0145】
請求項に記載の情報処理装置および請求項に記載の情報処理方法によれば、知覚要素の提示機能に対応して、異なる知覚要素を最適な態様で提示できるようになる。
【0146】
請求項に記載の提示システムによれば、複数の知覚要素に対応する信号を統一的に伝送し、知覚要素の提示機能に対応して、異なる知覚要素を最適な態様で提示できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る統合提示システムの一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】映像信号、および揺動信号を説明する図である。
【図3】統合信号の例を示す図である。
【図4】統合信号復号部23の構成を説明する図である。
【図5】動きベクトル抽出部52の構成を示すブロック図である。
【図6】メモリ74に記憶されているパターンを説明する図である。
【図7】統合信号の画像の例を示す図である。
【図8】揺動信号生成部54の構成を示すブロック図である。
【図9】動きベクトルの成分u、v、vzoom、vrotの関係を説明する図である。
【図10】提示装置3の構成の例を示す図である。
【図11】映像提示部111を構成するスクリーン131と、揺動提示部112を構成する椅子132との関係の例を示す図である。
【図12】揺動提示部112の構成例を示す図である。
【図13】揺動提示部112の構成例を示す図である。
【図14】提示装置3の構成の他の例を示す図である。
【図15】統合信号提示装置2が出力する提示信号を説明する図である。
【図16】統合信号提示装置2が出力する提示信号を説明する図である。
【図17】統合信号提示装置2が出力する提示信号を説明する図である。
【図18】統合信号の生成の処理を説明するフローチャートである。
【図19】統合信号の復号の処理を説明するフローチャートである。
【図20】本発明に係る統合提示システムの第2の実施の形態の構成を示す図である。
【図21】本発明に係る統合提示システムの第3の実施の形態の構成を示す図である。
【図22】パーソナルコンピュータの構成の例を説明する図である。
【符号の説明】
1 統合信号生成装置, 2 統合信号提示装置, 3 提示装置, 11 映像信号記録部, 12 揺動信号記録部, 13 統合信号符号化部, 14統合信号送信部, 15 統合信号記録部, 21 統合信号受信部, 22パラメータ指示部, 23 統合信号復号部, 51 処理決定部, 52 動きベクトル抽出部, 53 画像補正部, 54 揺動信号生成部, 55 映像信号選択部, 111 映像提示部, 112 揺動提示部, 201 統合信号提示装置, 211 パラメータ入力部, 301 統合信号生成装置,302 統合信号提示装置, 311 パラメータ送信部, 321 パラメータ受信部, 401 CPU, 402 ROM, 403 RAM, 411 HDD, 451 磁気ディスク, 452 光ディスク, 453 光磁気ディスク, 454 半導体メモリ

Claims (6)

  1. 映像信号を取得する第1の取得手段と、
    前記映像信号に対応する揺動信号を取得する第2の取得手段と、
    前記映像信号の画像を、前記揺動信号に対応するように移動させた画像の信号を、統合信号として生成する統合信号生成手段と
    揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号を生成する選択信号生成手段と、
    生成された前記統合信号と前記選択信号を他の装置に出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 映像信号を取得する第1の取得ステップと、
    前記映像信号に対応する揺動信号を取得する第2の取得ステップと、
    前記映像信号の画像を、前記揺動信号に対応するように移動させた画像の信号を、統合信号として生成する統合信号生成ステップと
    揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号を生成する選択信号生成ステップと、
    生成された前記統合信号と前記選択信号を他の装置に出力する出力ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. 映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号である統合信号を取得する取得手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する判定手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像から、動きベクトルを生成する動きベクトル抽出手段と、
    生成された前記動きベクトルを基に、前記揺動信号を生成する揺動信号生成手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正をし、補正後画像の映像信号を生成する映像信号生成手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、生成された前記揺動信号と前記補正後画像の映像信号を出力し、前記統合信号から前記揺動信号を抽出しないと判定された場合、前記統合信号を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  4. 前記取得手段は、揺動刺激で揺動を感じさせるか、または、画像の揺れによって揺動を感じさせるかを選択する選択信号を、前記統合信号とともに、他の装置から取得し、
    前記判定手段は、前記選択信号に基づいて、前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。
  5. 映像信号の画像を、揺動信号に対応するように移動させた画像の信号である統合信号を取得する取得ステップと、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する判定ステップと、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像から、動きベクトルを生成する動きベクトル抽出ステップと、
    生成された前記動きベクトルを基に、前記揺動信号を生成する揺動信号生成ステップと、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正をし、補正後画像の映像信号を生成する映像信号生成ステップと、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、生成された前記揺動信号と前記補正後画像の映像信号を出力し、前記統合信号から前記揺動信号を抽出しないと判定された場合、前記統合信号を出力する出力ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  6. 提供装置および情報処理装置から成る提示システムにおいて、
    前記提供装置は、
    映像信号を取得する第1の取得手段と、
    前記映像信号に対応する揺動信号を取得する第2の取得手段と、
    前記映像信号の画像を、前記揺動信号に対応するように移動させた画像の信号を、統合信号として生成する統合信号生成手段と
    を備え、
    前記情報処理装置は、
    前記統合信号を取得する第3の取得手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出するか否かを判定する判定手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像から、動きベクトルを生成する動きベクトル抽出手段と、
    生成された前記動きベクトルを基に、前記揺動信号を生成する揺動信号生成手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、前記統合信号の画像に対し画像の揺れを除去する補正をし、補正後画像の映像信号を生成する映像信号生成手段と、
    前記統合信号から前記揺動信号を抽出すると判定された場合、生成された前記揺動信号と前記補正後画像の映像信号を出力し、前記統合信号から前記揺動信号を抽出しないと判定された場合、前記統合信号を出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする提示システム。
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