JP2000078430A - 仮想空間生成装置 - Google Patents

仮想空間生成装置

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JP2000078430A
JP2000078430A JP10242873A JP24287398A JP2000078430A JP 2000078430 A JP2000078430 A JP 2000078430A JP 10242873 A JP10242873 A JP 10242873A JP 24287398 A JP24287398 A JP 24287398A JP 2000078430 A JP2000078430 A JP 2000078430A
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virtual space
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data
blower
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Fumiko Shiojiri
史子 塩尻
Haruo Takeda
晴夫 武田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】送風装置を用いた仮想空間生成装置において、
仮想空間への没入感や臨場感を高める。 【解決手段】タイミング制御手段より与えられた次のシ
ーンの出力位置や出力タイミングより、送風のタイミン
グを制御する送風タイミング制御手段と、送風パラメー
タを設定する送風パラメータ生成手段、生成送風パラメ
ータをもとに送風装置を制御する送風装置制御手段を備
える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送風装置を用いる
ことにより、映像を用いた仮想空間に臨場感や没入間を
与える、仮想空間生成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】仮想空間の生成において、映像を利用す
るだけでなく、モーションや音、風、匂い、触感など複
数の感覚を同時に体験できるものが増えてきた。その中
で、風の効果も臨場感を増すために重要な役割を果たし
ている。例えば、実際に走ったり歩いたりする時や、自
転車やジェットコースター、ハングライダ等の乗り物に
乗った時には、必ず風を感じるため、映像のみのシミュ
レーションでは物足りなさを感じてしまうことが多い。
映像だけでなく、風の効果を同時にシミュレーションで
きればよりリアルな感覚を得ることができ、それを実現
するために、仮想空間内に送風装置を設置し、映像に合
わせて送風装置を動作させる方法が用いられる。送風装
置の設置場所としては、スクリーンの隅や上部に置かれ
ることが一般的であり、腰掛けやシミュレーションライ
ド装置など、体験者が座ったり乗ったりする装置を有す
るものは、その装置の一部に置かれたり、組み込まれた
りすることもある。
【0003】特開平8−141126号公報の「自転車
競技シミュレーション装置」では、トラックのバンクの
傾斜や走行速度による風圧の影響などを体感する自転車
シミュレーション装置として、自転車の前に置かれた送
風機より自転車の速度に応じて調整された風を、自転車
に向って送風する方法を提示している。
【0004】特開平9−305099号公報の「体感装
置」では、スキーやハングライダ等のシミュレーション
装置において、操作者の足の動きにより、揺動マシンの
前に備え付けられた送風装置より、操作者に様々な温度
の風を吹き付ける方法を提示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の仮想空間生成装置においては、臨場感を出すために風
を効果の一つとして出す場合、送風装置の設置場所とし
て、仮想空間生成装置や画像表示装置の上部や隅の方、
または、シミュレーションライド装置の前などに取り付
けられることが一般的である。
【0006】しかしながら、仮想空間の中に現実の送風
装置が設置されていると、映像表示の際、送風装置が目
に入ってしまうことがあるため、興ざめてしまう。その
上、仮想空間生成装置や画像表示装置の隅の方や、シミ
ュレーションライド装置の前に設置したとき、局部的な
風しか送ることが出来ないため、体全体に風を受けると
いうことができず、例えば、何らかの乗り物にのって高
速に移動するシミュレーションなど、コンテンツによっ
てはリアリティに欠けてしまうものがある。
【0007】また、送風装置を目立たないようにするた
めに、送風装置を画像表示装置の一部とみなし、前面か
ら同様に映像を投影することによって境目を感じさせな
いようにする方法も考えられるが、映像に送風装置の影
が映る、体験者の影が映る、などの別の問題が発生し没
入感にかけてしまう。
【0008】そこで、本発明の目的は、上記問題点を考
慮して発案されたものであり、風の効果のある仮想空間
を生成する時、画像投影装置や送風装置を、画像表示装
置の背面に設置することで、体験者が送風装置を意識す
ることなく仮想空間への没入間や臨場感を高めることを
可能とした、仮想空間生成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では以下の手段を提供する。
【0010】シミュレーション映像を表示する透過型の
画像表示装置と、画像表示装置に画像を投影する画像投
影装置、風の効果を出すための送風装置とを備えた、仮
想空間生成装置であって、上記画像表示装置として多数
の微小の穴を有する透過型の画像表示装置を設置し、そ
の背面に画像投影装置、送風装置を設置し、シミュレー
ション全体のタイミングを制御するタイミング制御手段
と、映像のタイミングを制御する映像タイミング制御手
段と、映像を生成する映像生成手段と、送風のタイミン
グを制御する送風タイミング制御手段と、送風の強さや
角度を制御する送風パラメータ制御手段と、上記タイミ
ングに伴い送風装置を制御する送風装置制御手段と、を
備えることを特徴とした仮想空間生成装置を提供してい
る。
【0011】このように、本発明が提供する仮想空間生
成装置は、多数の微小の穴を有する透過型画像表示装置
を使用し、その背面に画像投影装置、送風装置を設置し
ている。
【0012】すなわち、本発明が提供する仮想空間生成
装置によれば、背面から映像の投射や、背面から送風を
行うことによって、画像投影による影が発生することが
なく、送風装置が体験者の目に触れることもないため、
これらの装置を意識することなく、シミュレーションを
体感することができる。
【0013】ここで、上記画像表示装置は、表示する映
像で体験者を包囲するようにして、複数備えられるよう
にすることが出来る。
【0014】すなわち、例えば、正面画面だけでなく、
右側画面や左側画面や床面画面等にも画像表示装置を設
置してシミュレーション映像を表示するようになれば、
単一方向だけでなく、多方向に映像が存在し、没入感が
得られる上、空間が開放的でなくなるため、風の効果を
より強く感じさせることが出来る。
【0015】さらに、上記仮想空間に、シミュレーショ
ンライド装置、音響装置、操作入力装置を備えることに
よって、体験者の操作によって映像を変化させたり、音
や動作のシミュレーションを同時に行い、より現実に則
したシミュレーションが可能となる。
【0016】また、上記仮想空間に背面壁を備え、送風
装置は背面壁に設置し、送風及び吸引によって風の効果
を表現することによって、正面画像表示装置に画像を投
影する画像投影装置の位置に制限がなくなり、真正面か
ら投影することも可能となるため、斜め上からの投影に
よる画像の歪みがなくるため、より正確な画像を表示す
ることが出来るようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明における実施の形
態を図面を参照しながら詳述する。
【0018】図1は、本発明における全体構成を表した
図である。
【0019】画像表示手段21は、画像投影装置11よ
り投影された画像を表示するものである。透過型スクリ
ーンを使用し、画像を前面から投影しても背面から投影
しても投影画像を表示することが出来るようにする。ま
た、素材としては、透過の機能に加え、映像の表示に差
し障りのないくらいの微小の穴20を多数有するものを
利用することにより、画像表示手段21の背面と前面の
空気の行き来を可能する。本発明では、画像投影装置1
1を画像表示手段21の背面に設置し、また、送風装置
40も同様に画像表示手段21の背面に設置する。この
とき、送風装置40は、画像投影装置21の影にならな
い位置に設置するようにする。体験者80は、画像表示
手段21の前面の空間にて、映像と送風にて仮想世界を
体験する。
【0020】図2は、本発明における穴を所持する画像
表示手段の種類を示した図である。
【0021】多数の穴20を所持する画像表示装置21
として、迫力のある風の効果を装置全体に表現するため
に、aのように画像表示装置21全面に穴20を備えて
も、体験者80の視線範囲の映像をより高品質に保つた
め視点位置から外れたところに穴20を所持するため
に、bのように画像表示装置21周囲に穴20を備えて
も、体験者80の顔など局部的に風の効果を出すため
に、cのように画像表示装置21の一部に穴20を備え
ても構わず、穴20の位置や数の制約はない。
【0022】図3は、本発明のシステム構成を示した図
である。
【0023】本システムは、プログラムに基づいた計算
や制御を行うCPU1、画像を投影するプロジェクタ等
の画像投影装置11、画像投影装置より投影された画像
を表示するスクリーン等の画像表示装置21、仮想空間
に風の効果をもたらす送風装置40、デジタルで作成さ
れた画像データや送風データをアナログデータに変換す
るD/A変換器31、データやプログラムを記憶するメ
モリ等の主記憶装置100、およびハードディスク等の
補助記憶装置200、これらの構成要素を相互に結合す
るバス2からなる。
【0024】補助記憶装置200は、表示映像を格納す
る画像データ格納部210と、風の強さや方向などのパ
ラメータを格納する送風データ格納部220によって構
成されている。データの格納形式としては、一連のデー
タをそのまま格納しても、必要なパターンだけ順につめ
て格納しそれぞれのパターンの先頭位置データを併せて
所持しても構わない。特にデータの使いまわしが可能な
送風データを格納する場合、データ量削減のため、つめ
て格納した方が効率的である。
【0025】主記憶装置100は、統括制御部110、
映像制御部120、送風制御部130によって構成され
ている。
【0026】統括制御部110には、映像や送風をつか
さどるプログラムに対して、ストーリ変更等に伴う次の
シーンの出力位置や出力タイミングを与える、タイミン
グ制御プログラム111が含まれる。シナリオ分岐した
りストーリーが前後する場合や、断片的にデータが入っ
ている場合など、一連のデータをそのまま利用しない場
合に有効である。
【0027】映像制御部120には、統括制御部110
より出力された次のシーンの出力位置や出力タイミング
より一連の画像データの中のどのフレームの映像をどの
タイミングで表示するかを決定する映像タイミング制御
プログラム121、映像タイミング制御プログラム12
1より出力されたフレーム位置より、画像データ格納部
210に格納された画像から必要映像を生成する映像生
成プログラム122が含まれる。
【0028】送風制御部130には、統括制御部110
より出力された次のシーンの出力位置や出力タイミング
より一連の送風データの中のどの位置のデータをどのタ
イミングで実行するかを決定する送風タイミング制御プ
ログラム131、送風タイミング制御プログラム121
より出力された使用する送風データの先頭位置より、送
風データ格納部220に格納された送風データより、送
風パラメータを生成する、送風パラメータ生成プログラ
ム122、前記生成の送風パラメータより風の強さや向
きを制御するため、送風装置のファンの回転速度や送風
口の向きをコントロールする、送風装置制御プログラム
が含まれる。
【0029】図4は、本実施形態における内部構成を示
した図である。
【0030】まず、タイミング制御部111にて出力さ
れた次のシーンの出力位置や出力タイミングのデータ
を、映像タイミング制御部121、送風タイミング制御
部131に渡す。渡された全体データを基に、映像タイ
ミング制御部121では映像切り替え位置又は使用位
置、その出力タイミング、送風タイミング制御部131
では送風データの切り替え位置又は使用位置、その出力
タイミング、を決定する。
【0031】映像タイミング設定部121にて決定され
た映像切り替え位置又は使用位置と画像データ210よ
り、タイミング制御部111で出力されたタイミングに
て再生する映像を、映像生成部122にて生成する。上
記生成映像は、D/A変換部31にてアナログデータに
変換され、画像投影装置11を通し、スクリーン21に
表示される。
【0032】また、送風タイミング設定部131にて決
定された送風データ切り替え位置又は使用位置と送風デ
ータ210より、タイミング制御部111で出力された
タイミングにて再生する風効果を、送風パラメータ生成
部122にて、強さや方向といった風のパラメータとそ
の時間の経過に伴う変化のデータを生成する。上記生成
送風パラメータは、D/A変換部31にてアナログデー
タに変換され、送風装置制御部133にて上記変換パラ
メータをもとに、送風装置40のファンの回転速度や送
風口の向きを制御する。
【0033】図5は、本実施形態においてその処理の流
れを示すフローチャートである。
【0034】ここでは、一連の画像データ、送風データ
がそのまま格納され、再生するのみの基本的な流れにつ
いて説明する。
【0035】まず、ステップ1000にて、初期のタイ
ミングとして、シミュレーション開始場所を設定する。
通常は一番先頭に設定される。
【0036】次に、ステップ2000にて、一連の画像
データ210の中のどの場所から再生を開始するか、映
像開始位置を指定する。通常は一番先頭に設定される。
ステップ2100にて、使用映像を取り込み、ステップ
2200にて画像投影装置11を通して画像表示装置2
1に表示する。
【0037】同時に、ステップ4000にて、一連の送
風データ220の中のどの場所から再生を開始するか、
送風開始位置を指定する。通常は一番先頭に設定され
る。ステップ4100にて、強さや角度などの送風パラ
メータを取り込み、ステップ4200にて、D/A変換
器31を通してアナログ変換された送風パラメータをも
とに送風装置40を駆動させる。
【0038】図6は、本実施形態において、離散的な送
風データを所持し、かつ、シミュレーション途中のシー
ン変更がある場合の処理の流れを示すフローチャートで
ある。
【0039】まず、ステップ1000にて、初期のタイ
ミングとして、シミュレーション開始場所を設定する。
通常は一番先頭に設定される。
【0040】次に、ステップ2000にて、一連の画像
データ210の中のどの場所から再生を開始するか、映
像開始位置を指定する。通常は一番先頭に設定される。
ステップ2100にて、使用映像を取り込み、ステップ
2200にて画像投影装置11を通して画像表示装置2
1に表示する。
【0041】ステップ5000にて、シーンの変更の命
令があった場合ステップ4000に戻り、設定された開
始タイミングによって再度シミュレーションを開始す
る。シーン変更の命令がなかった場合、ステップ600
0に進み、シミュレーション終了が選択されない場合
は、ステップ2200に戻り、映像の表示を継続し、シ
ミュレーション終了が選択された場合はシミュレーショ
ンを終了する。
【0042】送風データは、すべてのデータを時間とと
もに持っていなくてはならないことは希であるため、い
くつかのパターンデータを予め所持し、それを使いまわ
す方法を取るのが賢明である。具体的には、いくつかの
パターンを連続するデータとして保管し、それぞれのパ
ターンの先頭にポインタを設定して必要な部分のみ抜き
出す方法によって、送風が起こる場所でのみ送風装置を
駆動させるようにする。
【0043】ステップ3000では、風を発生させる命
令がタイミング制御部111より発せられたかどうか判
断し、発せられた場合はステップ4000に進む。命令
が発せられない場合は、ステップ3000に戻り、命令
が発せられるまでループする。
【0044】ステップ4000では、該当する送風パタ
ーンの先頭ポインタを指定することによって、送風開始
位置を指定し、ステップ4100では、強さや角度など
の使用送風パラメータを取り込み、ステップ4200に
て、D/A変換器31を通してアナログ変換された送風
パラメータをもとに送風装置40を駆動させる。送風再
生が終了したら、ステップ3000に戻り、送風命令が
発せられるまで待機する。
【0045】図7は、図1を用いて記述した基本形態
に、複数の画像表示装置や、シミュレーションライド装
置、音響装置、入力装置を加え、よりシミュレーション
効果を高め、没入感をより強めた時の全体構成を示した
図である。
【0046】図1の基本構成に加え、体験者を取り囲む
ように画像表示装置22,23,24を追加し、それぞ
れの画像表示装置の背面に画像を投影する画像投影装置
12,13,14を追加する。この時、床面への投影に
関しては、床面下空間の広さが不十分であったり、床面
強度を高めるために透過型スクリーンを使用しない場合
は、真上から下に向って投影するか、鏡の反射を利用し
て床面に画像を投影するという手段も考えられる。
【0047】後者に関しては図5を用いて後述する。空
間の中央には、シミュレーションライド装置50を設置
する。シミュレーションライド装置50は、一人乗りの
椅子型のライド装置でも、自転車のライド装置でも、複
数人乗りのキャビン型のライド装置でも、振動や移動を
伝えられるものであれば、コンテンツによって変更する
ことは可能である。
【0048】また、仮想空間に音響装置60を取り付け
ることにより、音による臨場感を高める。設置場所は、
仮想空間後方やシミュレーションライド装置50への埋
め込みなど、体験者80の目につかない場所とし、立体
音響を実現するためには複数の音響装置を設置する。
【0049】さらに、ジョイスティックなどの入力装置
70を設置し、体験者80の操作によってストーリーを
変化させたり、映像に何らかの変化を与えることによっ
て、参加意識を強め、没入感が得られるような装置とす
る。
【0050】図8は、図7の形態において、床面用画像
投影装置14から床面画像表示装置24への画像の投影
に関して、背面からの投射でなく鏡15の反射を利用し
て投影する時の構成を示した図である。
【0051】正面画像表示装置11前方に設置した画像
投影装置14から鏡15に向って画像を投影し、鏡の反
射によって床面画像表示装置14に画像を投影してい
る。
【0052】図9は、図7で全体構成を説明した第2の
実施形態のシステム構成を示した図である。
【0053】図3のシステム構成に加え、画像投影装置
12,13,14と画像表示装置22,23,24を追
加し、装置としてはライド装置50、音響装置60を追
加する。これらはすべて、D/A変換器31によってア
ナログに変換されたデータによって作動するものであ
る。
【0054】体験者80からの操作入力を受け付けるジ
ョイスティックなどの操作入力装置70は、その絶対位
置や操作による移動量等を、A/D変換器32によっ
て、数値化する。
【0055】補助記憶装置200には、ライド装置の傾
きや移動量、動作速度など、コンテンツ実現に必要なデ
ータを格納するモーションデータ格納部230、コンテ
ンツにあわせた音楽や効果音を格納する効果音データ格
納部240、操作入力装置からの入力を数値化したもの
を格納する入力データ格納部250が追加される。
【0056】主記憶装置100には、モーションライド
制御部140、効果音制御部150、入力データ制御部
160が追加される。
【0057】モーションライド制御部140には、統括
制御部110より出力された次のシーンの出力位置や出
力タイミングより、一連のモーションデータの中のどの
位置のデータをどのタイミングで実行するかを決定する
モーションタイミング制御プログラム141、モーショ
ンタイミング制御プログラム141より出力された使用
するモーションデータの先頭位置と、モーションデータ
格納部230に格納されたモーションデータより、動作
パラメータを生成する、モーション生成プログラム14
2、前記生成のモーションパラメータよりライドの傾き
や上下左右の移動量、回転など動作を制御する、ライド
装置制御プログラム143が含まれる。
【0058】効果音制御部150には、統括制御部11
0より出力された次のシーンの出力位置や出力タイミン
グより一連の効果音データの中のどの位置のデータをど
のタイミングで実行するかを決定する効果音タイミング
制御プログラム151、効果音タイミング制御プログラ
ム151より出力された使用する効果音データの先頭位
置と、効果音データ格納部240に格納された効果音デ
ータより、必要効果音を生成する、効果音生成プログラ
ム152、前記生成の効果音を再生する、音響装置制御
プログラム153が含まれる。
【0059】入力データ制御部160には、操作入力装
置80の位置や移動変化量、操作の種類などのデータを
取得する入力データ取得プログラム161と、前記取得
データをもとに、操作の種類や変化量に応じた、シーン
の変化を決定する入力データ解析プログラム162が含
まれる。
【0060】図10は、図7で全体構成を説明した第2
の実施形態の内部構成を示した図である。
【0061】操作入力装置70に、「ボタンを押す」や
「ジョイスティックを倒す」など、何らかの変化が生じ
た場合、その変化はA/D変換部32によってデジタル
データに変換され、入力データ取得部161にて、操作
の種類やその強さ、速さなどを数値化され、入力データ
250に格納する。操作入力されたタイミングや操作入
力の種類などの入力データより、どの部分を再生する
か、映像にどのような変化をどのようなパラメータで与
えるか、などを入力データ解析部162にて決定し、タ
イミング制御部111では、入力データ解析部162で
決定された映像変化に関する情報やタイミングを、映
像、風、モーション、音、それぞれのタイミング制御部
121,131,141,151にを渡す。
【0062】また、モーションタイミング設定部141
にて決定されたモーションデータ切り替え位置又は使用
位置と、モーションデータ230より、タイミング制御
部111で出力されたタイミングにて再生するモーショ
ンを、モーション生成部142にて、移動や回転、傾き
などのパラメータとその時間の経過に伴う変化のデータ
を生成する。上記生成モーションは、D/A変換部31
にてアナログデータに変換され、ライド装置制御部14
3にて上記変換パラメータをもとに、ライド装置50の
移動や回転、傾きを制御する。
【0063】効果音タイミング設定部151にて決定さ
れた効果音データ切り替え位置又は使用位置と、効果音
データ240より、タイミング制御部111で出力され
たタイミングにて再生する効果音を、効果音生成部15
2にて、音程やボリュームなどのパラメータとその時間
の経過に伴う変化のデータを生成する。上記生成効果音
は、D/A変換部31にてアナログデータに変換され、
音響装置制御部153にて上記変換パラメータをもと
に、音響装置50を制御する。
【0064】図11は、図7で全体構成を説明した第2
の実施形態の送風装置を背面に設置した時の全体構成を
示した図である。
【0065】図7の構成に加え、仮想空間を閉鎖するよ
うに背面壁25を追加し、送風装置40を背面壁25中
央部に埋め込む。正面画像表示装置21は多数の穴20
を有するため、背面に設置された送風装置40が吸引の
動作を行うと、前面からの風の効果を得ることが出来
る。また、送風装置40が送風の動作を行うと、背後か
らの風の効果を得ることが出来、制御可能な風の種類が
増加する。送風データ格納部220に格納される送風デ
ータは、強さや方向に加え、吸引、送風のパラメータも
加わることになる。
【0066】また、投影画像に送風装置40の影を生じ
させないよう、送風装置40および正面画像投影装置1
1の設置場所に制限があったが、送風装置40を正面画
像表示装置21の背面に設置しないことによって、上記
問題を意識しなくてすむ。このため。正面画像投影装置
11を画像表示装置21の真正面から投影することも可
能になり、斜め上から投影していた時の画像の歪みがな
くなり、より正確で高品質な画像を表示することが可能
になる。
【0067】図12は、図11で全体構成を説明した第
2の実施形態において、複数の送風装置を背面に設置し
た時の全体構成を示した図である。
【0068】図11の構成において、送風装置40を背
面壁25の4隅に埋め込む。4つの送風装置40からの
風を、それぞれ制御することによって、風の制御をより
細かく行うことが出来るため、リアルなシミュレーショ
ンが可能となる。
【0069】
【発明の効果】このように、本発明の仮想空間生成装置
によれば、背面から映像の投射や、背面から送風を行う
ことによって、画像投影による影が発生することがな
く、送風装置が体験者の目に触れることもないため、こ
れらの装置を意識することなく、シミュレーションを体
感することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の仮想空間生成装置の全体構
成図。
【図2】(a)ないし(c)は第1実施形態の画像表示
装置の種類を示す図。
【図3】第1実施形態の仮想空間生成装置のシステム構
成図。
【図4】第1実施形態の仮想空間生成装置の動作の流れ
を示す説明図。
【図5】第1実施形態の処理の基本的な流れを示すフロ
ーチャート。
【図6】第1実施形態の処理の流れを示すフローチャー
ト。
【図7】第2実施形態の仮想空間生成装置の全体構成
図。
【図8】第2実施形態の仮想空間生成装置の画像投影装
置配置例。
【図9】第2実施形態の仮想空間生成装置のシステム構
成図。
【図10】第2実施形態の仮想空間生成装置の動作の流
れを示す説明図。
【図11】第3実施形態の仮想空間生成装置の全体構成
図。
【図12】第4実施形態の仮想空間生成装置の全体構成
図。
【符号の説明】
1…CPU、2…バス、11〜14…画像投影装置、1
5…鏡、20…穴、21〜24…画像表示装置、 2
5…背面壁、 31…D/A変換器、32…A/D
変換器、 40…送風装置、 50…ライド装置、
60…音響装置、 70…操作入力装置、100…
主記憶装置、110…統括制御部、 111…タイミン
グ制御プログラム、120…映像制御部、 121…映
像タイミング制御プログラム、122…映像生成プログ
ラム、 130…送風制御部、131…送風タイミ
ングプログラム、132…送風パラメータ生成プログラ
ム、133…送風装置制御プログラム、 140…モー
ションライド制御部、141…モーションタイミングプ
ログラム、142…モーションパラメータ生成プログラ
ム、143…ライド装置制御プログラム、 150…
音制御部、151…効果音タイミングプログラム、 1
52…効果音生成プログラム、153…音響装置制御プ
ログラム、 160…入力データ制御部、161…
入力データ取得プログラム、 162…入力データ解
析プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C025 AA28 AA29 BA27 BA28 BA30 DA10 5C056 KA01 KA05 KA11 KA20 5C058 BA23 EA01 EA02 EA13 EA32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像を表示する画像表示装置と、映像を投
    影する画像投影装置と、送風装置とを備えた、仮想空間
    生成装置であって、上記画像表示装置として透過型の画
    像表示装置を設置し、その背面に画像投影装置と、送風
    装置とを設置し、映像表示と送風を同期を制御する、統
    括制御手段と、映像を生成し表示のタイミングを制御す
    る、映像制御手段と、送風パラメータを生成し、生成パ
    ラメータをもとに送風装置を制御する送風制御手段とを
    備えたことを特徴とする仮想空間生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の仮想空間生成装置におい
    て、上記画像表示装置は、多数の微小な穴を備えること
    により、背面から前面に風を通すことを特徴とする仮想
    空間生成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の仮想空間生成装置におい
    て、上記画像表示装置は、正面に加え、右側面、左側
    面、床面など複数備えることによって、体験者を映像で
    包囲することを特徴とする仮想空間生成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の仮想空間生成装置におい
    て、上記構成に加え、モーションライド装置、音響装
    置、操作入力装置を備え、操作入力装置に入力されたデ
    ータを取得し、前記取得データを入力に対応する映像の
    変化や効果の付加を行うためのパラメータに変換する、
    入力データ解析手段と、映像と送風、モーション、効果
    音のタイミングを制御する統括制御手段と、請求項1記
    載の映像制御手段と送風制御手段と、モーションのタイ
    ミングを制御し、モーションデータを生成し、前記生成
    データをもとにモーションライド装置を制御するモーシ
    ョン制御手段と、効果音のタイミングを制御し、効果音
    データを生成し、前記生成データをもとに音響装置を制
    御する効果音制御手段とを備えたことを特徴とする仮想
    空間生成装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の仮想空間生成装置におい
    て、上記構成に加え、仮想空間の背面に背面壁を備え、
    上記送風装置は背面壁に埋め込まれ、送風パラメータと
    して送風及び吸引の機能を有することを特徴とする仮想
    空間生成装置。
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