JP4599575B2 - マグネトプランバイト型六方晶フェライトおよびそれを用いた電波吸収体 - Google Patents

マグネトプランバイト型六方晶フェライトおよびそれを用いた電波吸収体 Download PDF

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Description

本発明は、GHz帯域用の電波吸収体に適したマグネトプランバイト型六方晶フェライト、およびそれを用いた電波吸収体に関する。
近年、情報通信技術の高度化に伴い、GHz帯域の電波が種々の用途で使用されるようになってきた。例えば、携帯電話、無線LAN、衛生放送、高度道路交通システム、ノンストップ自動料金徴収システム(ETC)、自動車走行支援システム(AHS)などが挙げられる。このように高周波域での電波利用形態が多様化すると、電子部品同士の干渉による故障、誤動作、機能不全などが懸念され、その対策が重要となってくる。その1つとして、電波吸収体を用いて不要な電波を吸収し、電波の反射および侵入を防ぐ方法が有効である。昨今、GHz帯域用の電波吸収体は需要が増大しつつある。
従来、高周波帯域用の電波吸収体には、主としてフェライト等の酸化物系磁性材料が多く用いられている。フェライトの中でも、MHz帯域では主としてスピネル系のものが使用されるが、GHz以上の高周波帯域において優れた特性を発揮するものとしてマグネトプランバイト型六方晶フェライトが有望視されており、例えばFe3+の一部を4価の陽イオンと2価の陽イオンで置換したマグネトプランバイト型六方晶フェライトが知られている(特許文献1、非特許文献1)。
特開平11−354972号公報 日本応用磁気学会誌、22、297−300(1998)
フェライトを用いた電波吸収体は「インピーダンス整合型」であり、材料定数が定まると整合周波数と整合厚さが決定される。発明者らは、Fe3+の一部を置換したタイプのマグネトプランバイト型六方晶フェライトを用いた電波吸収体について、電波吸収特性を種々調査してきた。その結果、この種の電波吸収体の場合、厚さによる整合周波数の変化が大きいことが明らかになった。すなわち、シート厚さが変動すると整合周波数が大きく変化してしまうため、厚さの微妙な違いによって目的周波数領域の電波が的確に吸収できないといった問題が生じやすい。つまり、工業生産において安定した品質を得るためには、厚さについて高い寸法精度が要求され、これは生産コストを増大させる一因となる。
本発明はこのような問題に鑑み、電波吸収体に使用したとき、その厚さが変動しても整合周波数が変化しにくい性質を発揮するマグネトプランバイト型六方晶フェライトを開発し提供しようというものである。
上記目的は、組成式AFe(12-x)(B10.5B20.5)x19で表され、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種、B2は2価金属元素であり、B2としてZnを含有し、かつCo、Mn、Cu、Mg、Niのうち種以上を含有するマグネトプランバイト型六方晶フェライトによって達成される。上記B2として少なくともZnを含有し、特にCoとZn、あるいはMnとZnを含有するものが好適な対象となる。
具体的には、例えば以下のi)ii)に示すものが挙げられる。
i) 組成式AFe(12-x)(B10.5(Co(1-y)Zny)0.5)x19で表され、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種であり、xは1.8〜3.0、yは0.2〜0.8であるマグネトプランバイト型六方晶フェライト。
ii) 組成式AFe(12-x)(B10.5(Mn(1-y)Zny)0.5)x19で表され、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種であり、xは3.6〜4.8、yは0.5±0.1であるマグネトプランバイト型六方晶フェライト。
また本発明では、上記のマグネトプランバイト型六方晶フェライトの粉末を用いた電波吸収体が提供される。
本発明によれば、マグネトプランバイト型六方晶フェライトにおいて、電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化を小さく抑えたものが提供可能になった。この改良されたマグネトプランバイト型六方晶フェライトを用いると、電波吸収体の製造において、従来ほど厳格な厚さの寸法精度を要求しなくても、所定周波数領域に対する優れた電波吸収性能を安定して得ることができる。また、厚さが変動しやすい塗料や射出成形品においても、整合周波数を所望の周波数領域に合致させることが容易になる。したがって本発明は、マグネトプランバイト型六方晶フェライトを用いた電波吸収体の工業生産コスト低減により、その普及に寄与し、ひいてはGHz帯域の電波障害防止に貢献するものである。
本発明では、Fe3+の一部を他の元素で置換したマグネトプランバイト型六方晶フェライトのうち、以下の組成式で表されるものを対象とする。
AFe(12-x)(B10.5B20.5)x19
ここで、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種、B2は2価金属元素である。
ただし本発明では、上記組成式のB2元素として、Znを含有させ、かつCo、Mn、Cu、Mg、Niのうち種以上を含有させる。このとき、電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化を顕著に減少させることができるのである。その理由は現時点で不明な点も多いが、多種元素を複合添加することで結晶歪が小さくなり、結晶構造上安定してくることによって、その歪に起因する周波数変動がより小さく抑えられることが考えられる。
その実用的な組成を例示すると、例えばB2元素としてCoとZnを複合添加した組成式BaFe(12-x)(Ti0.5(Co(1-y)Zny)0.5)x19で表されるものが挙げられる。検討の結果、CoとZnのモル比については少なくとも上記yが0.2〜0.8の範囲で厚さによる整合周波数の変化が顕著に減少する効果が得られる。yは0.3〜0.8の範囲とすることが好ましく、0.4〜0.8の範囲で特に大きな効果が得られる。置換量xにより吸収周波数領域をコントロールすることができ、例えばxは1.8〜3.0の範囲とすることができる。
別の実用的な組成を例示すると、例えばB2元素としてMnとZnを複合添加した組成式BaFe(12-x)(Ti0.5(Mn(1-y)Zny)0.5)x19で表されるものが挙げられる。検討の結果、少なくともMnとZnのモル比が1:1付近(上記yが0.5±0.1)において、厚さによる整合周波数の変化が顕著に減少する効果が得られる。この場合、xは例えば3.6〜4.8の範囲とすることができる。
本発明のマグネトプランバイト型六方晶フェライトは、一般的なソフトフェライトの製造方法に準じて製造することができる。例えば、原料として酸化物や炭酸塩の粉体を用い、これらを所定のフェライト組成となるように秤量し、混合、造粒したのち、焼成することにより所定組成のマグネトプランバイト型六方晶フェライトが得られる。これを粉砕して粉末とすればよい。
得られたマグネトプランバイト型六方晶フェライトの粉末は、高分子基材とともに混練することにより電波吸収体素材(混練物)が得られる。混練物中におけるマグネトプランバイト型六方晶フェライト粉末の配合量は60質量%以上とすることが好ましい。ただし95質量%を超えると高分子基材との混練が難しくなる。マグネトプランバイト型六方晶フェライト粉末の混合割合は80〜95質量%とすることがより好ましく、85〜95質量%が一層好ましい。
高分子基材としては、使用環境に応じて、耐熱性、難燃性、耐久性、機械的強度、電気的特性を満足する各種のものが使用できる。例えば、樹脂(ナイロン等)、ゲル(シリコーンゲル等)、熱可塑性エラストマー、ゴムなどから適切なものを選択すれば良い。また2種以上の高分子化合物をブレンドして基材としてもよい。
高分子基材との相溶性や分散性を改善するために、マグネトプランバイト型六方晶フェライト粉末には予めシランカップリング剤、チタネートカップリング剤等による表面処理を施すことができる。また、マグネトプランバイト型六方晶フェライト粉末と高分子化合物との混合に際し、可塑剤、補強剤、耐熱向上剤、熱伝導性充填剤、粘着剤などの各種添加剤を添加することができる。
上記電波吸収体素材(混練物)を圧延により所定のシート厚に成形することで電波吸収体が得られる。また、本発明のマグネトプランバイト型六方晶フェライトを用いると電波吸収体の厚さ寸法精度の許容量が緩和されるので、圧延の代わりに射出成形を施すこともできる。マグネトプランバイト型六方晶フェライト粉末を直接塗料中に分散させて、基体表面に塗布することにより、塗膜としての電波吸収体を形成することもできる。
〔実施例1〕
原料粉として、α−Fe23、BaCO3、TiO2、Co34およびZnOを用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5(Co0.5Zn0.5)0.5)x19、x=2.4
秤量後の原料粉をハイスピードミキサーで混合し、更に振動ミルにより乾式法で混合強化した。得られた混合粉をペレット状に造粒成形し、この成形体をローラーハース型電気炉に装入し、大気中1250℃で2時間保持することにより焼成した。得られた焼成品をハンマーミルで粗粉砕して粒径1mm以下とした後、更にボールミルを用いて乾式法で微粉砕して平均粒径10μm以下とした。
X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。
上記微粉砕品の含有量が85質量%となるように、当該粉末と合成ゴム(JSR(日本合成ゴム)製、N215SL)を混練して電波吸収体素材(混練物)を作製した。この電波吸収体素材を圧延ロールにより厚さ2mmに圧延し、電波吸収体シートを得た。このシートを後述の電波吸収特性の測定に供した。
〔実施例2〕
実施例1と同じ原料粉を用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5(Co0.67Zn0.33)0.5)x19、x=2.2
その後、実施例1と同様のプロセスを経て平均粒径10μm以下の微粉砕粉末を得た。X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。この微粉砕品を用いて実施例1と同様の方法で厚さ2mmのシートとし、後述の電波吸収特性の測定に供した。
〔実施例3〕
実施例1と同じ原料粉を用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5(Co0.25Zn0.75)0.5)x19、x=2.4
その後、実施例1と同様のプロセスを経て平均粒径10μm以下の微粉砕粉末を得た。X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。この微粉砕品を用いて実施例1と同様の方法で厚さ2mmのシートとし、後述の電波吸収特性の測定に供した。
〔比較例1〕
原料粉として、α−Fe23、BaCO3、TiO2およびCo34を用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5Co0.5)x19、x=1.8
その後、実施例1と同様のプロセスを経て平均粒径10μm以下の微粉砕粉末を得た。X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。この微粉砕品を用いて実施例1と同様の方法で厚さ2mmのシートとし、後述の電波吸収特性の測定に供した。
〔比較例2〕
原料粉として、α−Fe23、BaCO3、TiO2およびZnOを用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5Zn0.5)x19、x=2.4
その後、実施例1と同様のプロセスを経て平均粒径10μm以下の微粉砕粉末を得た。X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。この微粉砕品を用いて実施例1と同様の方法で厚さ2mmのシートとし、後述の電波吸収特性の測定に供した。
しかし、この組成のものは目的範囲で電波吸収性能を発現しなかった。
〔実施例4〕
原料粉として、α−Fe23、BaCO3、TiO2、MnO2およびZnOを用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5(Mn0.5Zn0.5)0.5)x19、x=4.0
その後、実施例1と同様のプロセスを経て平均粒径10μm以下の微粉砕粉末を得た。X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。この微粉砕品を用いて実施例1と同様の方法で厚さ2mmのシートとし、後述の電波吸収特性の測定に供した。
〔比較例3〕
原料粉として、α−Fe23、BaCO3、TiO2およびMnO2を用い、これらを下記組成に対応する量比で秤量した。
組成:BaFe(12-x)(Ti0.5Mn0.5)x19、x=4.0
その後、実施例1と同様のプロセスを経て平均粒径10μm以下の微粉砕粉末を得た。ただし、焼成温度は1250℃とした。X線回折の結果、この微粉砕品はマグネトプランバイト型六方晶フェライトであることが確認された。この微粉砕品を用いて実施例1と同様の方法で厚さ2mmのシートとし、後述の電波吸収特性の測定に供した。
〔電波吸収特性の評価〕
得られた電波吸収体シートについてSパラメーター法により電波吸収特性を調べた。シートから切り出した小片を外径7mm、内径3mmの円筒状測定ピースに成形し、これをφ7mm×φ3.04mmの同軸管に挿入し、同軸管の端をショートホルダーで短絡し、ネットワークアナライザー(ヒュレットパッカード社製、HP8720D)を用いて1〜20GHzにおける反射量(S11)を測定した。試料を挿入した場合の反射量から、試料を挿入しない場合の反射量を引いた値を吸収量(反射減衰量)と定義し、これにより電波吸収特性を評価した。測定されたSパラメーターから、1〜4mmの種々の厚さのシートにおける電波吸収特性をシミュレートした。
このシミュレート結果を基に、目標周波数付近におけるシート厚さと整合周波数の関係調べ、電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化の程度を評価した。その評価手法を以下に説明する。
図1に、実施例1および比較例1の各シート厚さにおける周波数と吸収量の関係(シミュレート結果)を例示する。これらの例は概ね12GHz前後の周波数を目標としたものである。図1に示される各シート厚さの曲線のうち、約−15dB以下の吸収量が得られるシート厚さの曲線を選択し、その頂点(図1における下向きの頂点)の周波数と吸収量を読み取る。各頂点のプロットを結ぶと図2のようになる。図2のプロットを、頂点の周波数とシート厚さの関係に直してプロットすると、図3(実施例1)および図(比較例1)のように、整合周波数とシート厚さの関係は概ね直線状の関係になる。そこで最小二乗法により各プロットの並びを直線で近似する。図3、図中、「線形」と記載したものがこの近似直線である。この近似直線の傾きの絶対値が大きいほど、電波吸収体厚さの変動に対する整合周波数の変化量が小さくなり、所定の周波数領域に適用可能な厚さの許容範囲が拡大することになる。
他の実施例、比較例についても上記と同様の手法により、電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化の程度を評価した。各実施例、比較例についての整合周波数とシート厚さの関係を図3〜図8に示した。ただし、比較例2では電波吸収特性が確認できなかったため評価不能であった。
図3(実施例1)、図4(実施例2)、図5(実施例)、図6(比較例1)から判るように、比較例1のグラフの傾きの絶対値は0.1202であるのに対し、実施例1、実施例2および実施例3のグラフの傾きの絶対値はそれぞれ0.8452、0.4268および0.7726と大きかった。すなわち、2価の金属元素としてCoとZnを複合添加した実施例1〜3のマグネトプランバイト型六方晶フェライトは、Co単独添加の比較例1ものと比べ、電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化の程度が顕著に小さくなっていることがわかる。
また、図7(実施例5)、図8(比較例3)は概ね15GHz前後の周波数を目標としたものであるが、これらの図から判るように、比較例3のグラフの傾きの絶対値は0.0910であるのに対し、実施例5では0.3749と大きかった。すなわち、2価の金属元素としてMnとZnを複合添加した実施例5のマグネトプランバイト型六方晶フェライトは、Mn単独添加の比較例3ものと比べ、電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化の程度が顕著に小さくなっていることがわかる。
図9は、実施例1〜3および比較例1、2について、Zn/(Co+Zn)のモル比を表すyの値と、近似直線の傾きの絶対値の関係をプロットしたものである。y=1(比較例2)では目標の周波数領域(12GHz付近)で電波吸収特性を示さなかったため、傾き=0(最も悪い評価)として表示してある。図9から、2価の金属元素を複合添加することにより「電波吸収体の厚さ変動による整合周波数の変化の程度が小さくなる効果」が得られることが判る。
実施例1および比較例1の各シート厚さにおける周波数と吸収量の関係(シミュレート結果)を例示したグラフ。 図1に示される各シート厚さの曲線の頂点(下向きの頂点)における周波数と吸収量をプロットして結んだグラフ。 実施例1のシートにおける整合周波数とシート厚さの関係およびその近似直線を示したグラフ。 実施例2のシートにおける整合周波数とシート厚さの関係およびその近似直線を示したグラフ。 実施例のシートにおける整合周波数とシート厚さの関係およびその近似直線を示したグラフ。 比較例1のシートにおける整合周波数とシート厚さの関係およびその近似直線を示したグラフ。 実施例5のシートにおける整合周波数とシート厚さの関係およびその近似直線を示したグラフ。 比較例3のシートにおける整合周波数とシート厚さの関係およびその近似直線を示したグラフ。 図9は、実施例1〜3および比較例1、2について、Zn/(Co+Zn)のモル比を表すyの値と、近似直線の傾きの絶対値の関係をプロットしたグラフ。

Claims (6)

  1. 組成式AFe(12-x)(B10.5B20.5)x19で表され、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種、B2は2価金属元素であり、B2としてZnを含有し、かつCo、Mn、Cu、Mg、Niのうち種以上を含有する電波吸収体用マグネトプランバイト型六方晶フェライト。
  2. B2として少なくともCoとZnを含有する請求項1に記載のマグネトプランバイト型六方晶フェライト。
  3. B2として少なくともMnとZnを含有する請求項1に記載のマグネトプランバイト型六方晶フェライト。
  4. 組成式AFe(12-x)(B10.5(Co(1-y)Zny)0.5)x19で表され、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種であり、xは1.8〜3.0、yは0.2〜0.8であるマグネトプランバイト型六方晶フェライト。
  5. 組成式AFe(12-x)(B10.5(Mn(1-y)Zny)0.5)x19で表され、AはBa、Srの1種または2種、B1はTi、Zrの1種または2種であり、xは3.6〜4.8、yは0.5±0.1であるマグネトプランバイト型六方晶フェライト。
  6. 請求項1〜のいずれかに記載のマグネトプランバイト型六方晶フェライトの粉末を用いた電波吸収体。
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