JP4599179B2 - 電子写真感光体、電子写真方法、電子写真装置、電子写真装置用プロセスカートリッジおよび電子写真感光体の製造方法 - Google Patents
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Description
前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリマーあるいはコポリマー中にカルボン酸を含む構造を有し酸価が35〜650KOH/gの範囲である有機化合物の少なくとも一種と、下記一般式(I)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種とを含有し、前記有機化合物を0.008〜4.2重量%、前記フィラーを8〜17重量%含むことを特徴とする電子写真感光体である。
前記(Y)式中、R7は、C=1〜22の無置換のアルキレン基である。
また、R8、R9は、互いに結合し、R 8 、R 9 が結合する窒素原子を含むピペリジニル基、フェニル基で置換されたピペラジニル基のいずれか、
又は、R8、R9のいずれか一方はエチル基、プロピル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかであり、
他方はエチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基、メチル基で置換されたベンジル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかである。)
前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリマーあるいはコポリマー中にカルボン酸を含む構造を有し酸価が35〜650KOH/gの範囲である有機化合物の少なくとも一種と、下記一般式(II)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種とを含有し、前記有機化合物を0.008〜4.2重量%、前記フィラーを8〜17重量%含むことを特徴とする電子写真感光体である。
前記(Y)式中、R7は、C=1〜22の無置換のアルキレン基である。
また、R8、R9は、互いに結合し、R 8 、R 9 が結合する窒素原子を含むピペリジニル基、フェニル基で置換されたピペラジニル基のいずれか、
又は、R8、R9のいずれか一方はエチル基、プロピル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかであり、
他方はエチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基、メチル基で置換されたベンジル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかである。)
前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリマーあるいはコポリマー中にカルボン酸を含む構造を有し酸価が35〜650KOH/gの範囲である有機化合物の少なくとも一種と、下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種とを含有し、前記有機化合物を0.008〜4.2重量%、前記フィラーを8〜17重量%含むことを特徴とする電子写真感光体。
また、R7、R8は、互いに結合し、R 7 、R 8 が結合する窒素原子を含むピペリジニル基、フェニル基で置換されたピペラジニル基のいずれか、
又は、R7、R8のいずれか一方はエチル基、プロピル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかであり、
他方はエチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基、メチル基で置換されたベンジル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかである。)
本発明の電子写真感光体は、導電性支持体上に少なくとも感光層が形成されていると共に導電性支持体から最も離れた層がフィラーを含有する。このフィラーを含有する導電性支持体から最も離れた層の構成は、二つの態様がある。第一の態様は、感光層の最表面層が導電性支持体から最も離れた層となる。又、第二の態様は、保護層が導電性支持体から最も離れた層となる。かかる第一の態様及び第二の態様について、図1〜5を用いて具体的に説明する。
前記導電性支持体31としては、体積抵抗1010Ω・cm以下の導電性を示すもの、例えば、アルミニウム、ニッケル、クロム、ニクロム、銅、金、銀、白金などの金属、酸化スズ、酸化インジウムなどの金属酸化物を、蒸着またはスパッタリングにより、フィルム状もしくは円筒状のプラスチック、紙に被覆したもの、あるいは、アルミニウム、アルミニウム合金、ニッケル、ステンレスなどの板およびそれらを、押し出し、引き抜きなどの工法で素管化後、切削、超仕上げ、研摩などの表面処理した管などを使用することができる。また、特開昭52−36016号公報に開示されたエンドレスニッケルベルト、エンドレスステンレスベルトも導電性支持体31として用いることができる。
電子輸送物質としては、例えばクロルアニル、ブロムアニル、テトラシアノエチレン、テトラシアノキノジメタン、2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン、2,4,5,7−テトラニトロキサントン、2,4,8−トリニトロチオキサントン、2,6,8−トリニトロ−4H−インデノ〔1,2−b〕チオフェン−4−オン、1,3,7−トリニトロジベンゾチオフェン−5,5−ジオキサイド、ベンゾキノン誘導体等の電子受容性物質が挙げられる。
上記(Y)式中、R7は、置換もしくは無置換のアルキレン基である。また、R8、R9は、互いに結合し窒素原子を含む置換もしくは無置換の複素環基、又はR 8 、R 9 のいずれか一方は置換もしくは無置換のアルキル基であり、他方は、置換もしくは無置換のアルキル基または置換もしくは無置換の芳香族炭化水素環基を表し、それぞれ同一でも異なっていてもよい)
但し、ここで用いられる酸化防止剤は、後述の目的と異なり、あくまでも一般式(I)〜(III)で表される化合物の塗工液中での保護のために利用される。
2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、ブチル化ヒドロキシアニソール、2,6−ジ−t−ブチル−4−エチルフェノール、n−オクタデシル−3−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン−ビス−(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−チオビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス−(3−メチル−6−t−ブチルフェノール)、1,1,3−トリス−(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、1,3,5−トリメチル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、テトラキス−[メチレン−3−(3’,5’−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタン、ビス[3,3’−ビス(4’−ヒドロキシ−3’−t−ブチルフェニル)ブチリックアッシド]クリコールエステル、トコフェロール類など。
N−フェニル−N’−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N−フェニル−N−sec−ブチル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジ−イソプロピル−p−フェニレンジアミン、N,N’−ジメチル−N,N’−ジ−t−ブチル−p−フェニレンジアミンなど。
2,5−ジ−t−オクチルハイドロキノン、2,6−ジドデシルハイドロキノン、2−ドデシルハイドロキノン、2−ドデシル−5−クロロハイドロキノン、2−t−オクチル−5−メチルハイドロキノン、2−(2−オクタデセニル)−5−メチルハイドロキノンなど。
ジラウリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオジプロピオネート、ジテトラデシル−3,3’−チオジプロピオネートなど。
トリフェニルホスフィン、トリ(ノニルフェニル)ホスフィン、トリ(ジノニルフェニル)ホスフィン、トリクレジルホスフィン、トリ(2,4−ジブチルフェノキシ)ホスフィンなど。
リン酸トリフェニル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、リン酸オクチルジフェニル、リン酸トリクロルエチル、リン酸クレジルジフェニル、リン酸トリブチル、リン酸トリ−2−エチルヘキシル、リン酸トリフェニルなど。
フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジイソブチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル、フタル酸ジイソオクチル、フタル酸ジ−n−オクチル、フタル酸ジノニル、フタル酸ジイソノニル、フタル酸ジイソデシル、フタル酸ジウンデシル、フタル酸ジトリデシル、フタル酸ジシクロヘキシル、フタル酸ブチルベンジル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸メチルオレイル、フタル酸オクチルデシル、フマル酸ジブチル、フマル酸ジオクチルなど。
トリメリット酸トリオクチル、トリメリット酸トリ−n−オクチル、オキシ安息香酸オクチルなど。
アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジ−n−ヘキシル、アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル、アジピン酸ジ−n−オクチル、アジピン酸−n−オクチル−n−デシル、アジピン酸ジイソデシル、アジピン酸ジカプリル、アゼライン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジメチル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジブチル、セバシン酸ジ−n−オクチル、セバシン酸ジ−2−エチルヘキシル、セバシン酸ジ−2−エトキシエチル、コハク酸ジオクチル、コハク酸ジイソデシル、テトラヒドロフタル酸ジオクチル、テトラヒドロフタル酸ジ−n−オクチルなど。
オレイン酸ブチル、グリセリンモノオレイン酸エステル、アセチルリシノール酸メチル、ペンタエリスリトールエステル、ジペンタエリスリトールヘキサエステル、トリアセチン、トリブチリンなど。
アセチルリシノール酸メチル、アセチルリシノール酸ブチル、ブチルフタリルブチルグリコレート、アセチルクエン酸トリブチルなど。
エポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシステアリン酸ブチル、エポキシステアリン酸デシル、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシステアリン酸ベンジル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジデシルなど。
ジエチレングリコールジベンゾエート、トリエチレングリコールジ−2−エチルブチラートなど。
塩素化パラフィン、塩素化ジフェニル、塩素化脂肪酸メチル、メトキシ塩素化脂肪酸メチルなど。
ポリプロピレンアジペート、ポリプロピレンセバケート、ポリエステル、アセチル化ポリエステルなど。
p−トルエンスルホンアミド、o−トルエンスルホンアミド、p−トルエンスルホンエチルアミド、o−トルエンスルホンエチルアミド、トルエンスルホン−N−エチルアミド、p−トルエンスルホン−N−シクロヘキシルアミドなど。
クエン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリエチル、クエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリブチル、アセチルクエン酸トリ−2−エチルヘキシル、アセチルクエン酸−n−オクチルデシルなど。
ターフェニル、部分水添ターフェニル、ショウノウ、2−ニトロジフェニル、ジノニルナフタリン、アビエチン酸メチルなど。
流動パラフィン、パラフィンワックス、マイクロワックス、低重合ポリエチレンなど。
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルチミン酸、ステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸など。
ステアリルアミド、パルミチルアミド、オレインアミド、メチレンビスステアロアミド、エチレンビスステアロアミドなど。
脂肪酸の低級アルコールエステル、脂肪酸の多価アルコールエステル、脂肪酸ポリグリコールエステルなど。
セチルアルコール、ステアリルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリグリセロールなど。
ステアリン酸鉛、ステアリン酸カドミウム、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸マグネシウムなど。
カルナバロウ、カンデリラロウ、蜜ロウ、鯨ロウ、イボタロウ、モンタンロウなど。
シリコーン化合物、フッ素化合物など。
2−ヒドロキシベンゾフェノン、2,4−ジヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4−トリヒドロキシベンゾフェノン、2,2’,4,4’−テトラヒドロキシベンゾフェノン、2,2’−ジヒドロキシ4−メトキシベンゾフェノンなど。
フェニルサルシレート、2,4ジ−t−ブチルフェニル3,5−ジ−t−ブチル4ヒドロキシベンゾエートなど。
(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ5’−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、(2’−ヒドロキシ3’−ターシャリブチル5’−メチルフェニル)5−クロロベンゾトリアゾールなど。
エチル−2−シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、メチル2−カルボメトキシ3(パラメトキシ)アクリレートなど。
ニッケル(2,2’チオビス(4−t−オクチル)フェノレート)ノルマルブチルアミン、ニッケルジブチルジチオカルバメート、ニッケルジブチルジチオカルバメート、コバルトジシクロヘキシルジチオホスフェートなど。
ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セバケート、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、1−[2−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕エチル]−4−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオニルオキシ〕−2,2,6,6−テトラメチルピリジン、8−ベンジル−7,7,9,9−テトラメチル−3−オクチル−1,3,8−トリアザスピロ〔4,5〕ウンデカン−2,4−ジオン、4−ベンゾイルオキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジンなど。
図6は、本発明の電子写真プロセス及び電子写真装置を説明するための概略図であり、このような例も本発明の範疇に属するものである。
図6において、感光体1は少なくとも感光層が設けられ、導電性支持体から最も離れた層にフィラーを含有してなる。感光体1はドラム状の形状を示しているが、シート状、エンドレスベルト状のものであっても良い。帯電チャージャー3、転写前チャージャー7、転写チャージャー10、分離チャージャー11、クリーニング前チャージャー13には、コロトロン、スコロトロン、固体帯電器(ソリッド・ステート・チャージャー)、帯電ローラ等が用いられ、公知の手段がすべて使用可能である。
[実施例1]
二酸化チタン粉末:400部
メラミン樹脂:65部
アルキッド樹脂:120部
2−ブタノン:400部
下記構造のビスアゾ顔料:12部
2−ブタノン:200部
シクロヘキサノン:400部
ポリカーボネート(Zポリカ、帝人化成製):10部
下記構造式の電荷輸送物質:10部
アルミナ(平均一次粒径:0.3μm、スミコランダムAA−03 住友化学工業株式会社製): 2部
例示化合物1−1で表される化合物: 0.5部
不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液 (酸価180mgKOH/g、固形分50%、BYK−P104 BYKケミー株式会社製): 0.02部
下記構造式の電荷輸送物質:3.5部
テトラヒドロフラン: 220部
シクロヘキサノン: 80部
[実施例2]
不飽和ポリカルボン酸ポリマー (酸価365mgKOH/g、BYK−P105 BYKケミー株式会社製): 0.02部
[実施例3]
ポリエステル樹脂(酸価35mgKOH/g): 0.2部
[実施例4]
ポリエステル樹脂(酸価50mgKOH/g): 0.2部
[実施例5]
アクリル樹脂 (酸価65mgKOH/g、ダイヤナールBR−605 三菱レイヨン株式会社製): 0.1部
[実施例6]
アクリル酸/ヒドロキシエチルメタクリレート共重合体 (酸価50mgKOH/g): 0.1部
[実施例7]
マレイン酸モノアルキル/スチレン/ブチルアクリレート (酸価50mgKOH/g): 0.1部
[実施例8]
スチレンアクリル共重合体 (酸価200mgKOH/g、FB−1522 三菱レイヨン株式会社製): 0.1部
[実施例9]
不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液 (酸価650mgKOH/g、藤沢薬品株式会社製): 0.02部
[実施例10]
不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液
(酸価365mgKOH/g、BYK−P105 BYKケミー株式会社製): 0.001部
[実施例11]
不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液 (酸価365mgKOH/g、BYK−P105 BYKケミー株式会社製): 0.1部
[実施例12]
アクリル樹脂 (酸価65mgKOH/g、ダイヤナールBR−605 三菱レイヨン株式会社製): 0.5部
[実施例13]
酸化チタン(平均一次粒径0.3μm、CR−97 石原産業株式会社製):2部
[実施例14]
シランカップリング処理酸化チタン (平均一次粒径0.015μm、処理量20%、MT100SA テイカ株式会社製): 2部
[実施例15]
シリカ(平均粒径0.1μm、KMPX100 信越シリコーン株式会社製): 2部
[実施例16]
下記構造式の高分子電荷輸送物質: 20部
ポリアリレート樹脂(UポリマーU6000、ユニチカ製): 10部
[実施例18]
図9に示すXDスペクトルを有するチタニルフタロシアニン: 8部
ポリビニルブチラール: 5部
2−ブタノン: 400部
C型ポリカーボネート: 10部
下記構造式の電荷輸送物質: 8部
アルミナ処理酸化チタン(平均一次粒径0.035μm、テイカ製): 1 .5部
例示化合物1−1で表される化合物:0.5部
メタクリル酸/メチルメタクリレート共重合体(酸価50mgKOH/g): 0.5部
C型ポリカーボネート(帝人化成株式会社製): 5.5部
下記構造式の電荷輸送物質: 4部
シクロヘキサノン:50部
[比較例1]
◎保護層塗工液
アルミナ(平均一次粒径:0.3μm、スミコランダムAA−03 住友化学工業株式会社製): 2部
例示化合物1−1で表される化合物: 0.5部
下記構造式の電荷輸送物質: 4部
テトラヒドロフラン:220部
シクロヘキサノン:80部
[比較例2]
アルミナ(平均一次粒径:0.3μm、スミコランダムAA−03 住友化学工業株式会社製): 2部
例示化合物1−1で表される化合物: 0.5部
ポリエステル樹脂(酸価7mgKOH/g): 0.2部
下記構造式の電荷輸送物質: 4部
テトラヒドロフラン:220部
シクロヘキサノン:80部
[実施例19〜36、比較例3〜4]
[実施例37〜54、比較例5〜6]
[比較例7]
アルミナ(平均一次粒径:0.3μm、住友化学工業製): 2部
不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液(酸価180mgKOH/g、BYKケミー株式会社製): 0.02部
下記構造式の電荷輸送物質: 4部
テトラヒドロフラン:220部
シクロヘキサノン:80部
[実施例55〜65]
[比較例8]
画像品質:出力画像の画像濃度、細線再現性、文字かすれ、解像度、地肌汚れなどを総合的に評価
結果を表18から表21に示す。
[実施例66]
◎保護層塗工液
アルミナ(平均一次粒径:0.3μm、スミコランダムAA−03 住友化学工業株式会社製): 2部
例示化合物1−1で表される化合物: 0.5部
不飽和ポリカルボン酸ポリマー溶液 (酸価180mgKOH/g、固形分50%、BYK−P104 BYKケミー株式会社製): 0.02部
下記構造式の電荷輸送物質: 3.5部
下記構造式のハイドロキノン系化合物:0.005部
シクロヘキサノン:80部
[実施例67]
[実施例76〜80]
33 単層感光層
35 電荷発生層
37 電荷輸送層
39 保護層
Claims (21)
- 導電性支持体上に少なくとも感光層が形成されていると共に導電性支持体から最も離れた層が絶縁性フィラーを含有する電子写真感光体において、前記絶縁性フィラーはアルミナ、酸化チタン、シリカから選ばれる少なくとも1種であり、
前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリマーあるいはコポリマー中にカルボン酸を含む構造を有し酸価が35〜650KOH/gの範囲である有機化合物の少なくとも一種と、下記一般式(I)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種とを含有し、前記有機化合物を0.008〜4.2重量%、前記フィラーを8〜17重量%含むことを特徴とする電子写真感光体。
前記(Y)式中、R7は、C=1〜22の無置換のアルキレン基である。
また、R8、R9は、互いに結合し、R 8 、R 9 が結合する窒素原子を含むピペリジニル基、フェニル基で置換されたピペラジニル基のいずれか、
又は、R8、R9のいずれか一方はエチル基、プロピル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかであり、
他方はエチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基、メチル基で置換されたベンジル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかである。) - 導電性支持体上に少なくとも感光層が形成されていると共に導電性支持体から最も離れた層が絶縁性フィラーを含有する電子写真感光体において、前記絶縁性フィラーはアルミナ、酸化チタン、シリカから選ばれる少なくとも1種であり、
前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリマーあるいはコポリマー中にカルボン酸を含む構造を有し酸価が35〜650KOH/gの範囲である有機化合物の少なくとも一種と、下記一般式(II)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種とを含有し、前記有機化合物を0.008〜4.2重量%、前記フィラーを8〜17重量%含むことを特徴とする電子写真感光体。
前記(Y)式中、R7は、C=1〜22の無置換のアルキレン基である。
また、R8、R9は、互いに結合し、R 8 、R 9 が結合する窒素原子を含むピペリジニル基、フェニル基で置換されたピペラジニル基のいずれか、
又は、R8、R9のいずれか一方はエチル基、プロピル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかであり、
他方はエチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基、メチル基で置換されたベンジル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかである。) - 導電性支持体上に少なくとも感光層が形成されていると共に導電性支持体から最も離れた層が絶縁性フィラーを含有する電子写真感光体において、前記絶縁性フィラーはアルミナ、酸化チタン、シリカから選ばれる少なくとも1種であり、
前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリマーあるいはコポリマー中にカルボン酸を含む構造を有し酸価が35〜650KOH/gの範囲である有機化合物の少なくとも一種と、下記一般式(III)で表される化合物から選ばれる少なくとも一種とを含有し、前記有機化合物を0.008〜4.2重量%、前記フィラーを8〜17重量%含むことを特徴とする電子写真感光体。
また、R7、R8は、互いに結合し、R 7 、R 8 が結合する窒素原子を含むピペリジニル基、フェニル基で置換されたピペラジニル基のいずれか、
又は、R7、R8のいずれか一方はエチル基、プロピル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかであり、
他方はエチル基、プロピル基、フェニル基、ベンジル基、メチル基で置換されたベンジル基、フェニル基で置換されたエチル基のいずれかである。) - 前記導電性支持体から最も離れた層が、感光層の最表面層であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記導電性支持体から最も離れた層が、感光層の上に形成された保護層であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記ポリカルボン酸が、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂のいずれか、あるいはそれらの構造を含む共重合体、もしくはそれらの混合物であることを特徴とする請求項1ないし5いずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記ポリカルボン酸が、前記ポリカルボン酸に有機脂肪酸が混合されていることを特徴とする請求項6に記載の電子写真感光体。
- 前記金属酸化物のpHが5以上であることを特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記金属酸化物の誘電率が5以上であることを特徴とする請求項1ないし8いずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記導電性支持体から最も離れた層が含有するフィラーの平均一次粒径が、0.01μm〜0.5μmであることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記導電性支持体から最も離れた層が、電荷輸送物質を含有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 前記電荷輸送物質が、高分子電荷輸送物質であることを特徴とする請求項11に記載の電子写真感光体。
- 前記導電性支持体から最も離れた層が、ポリカーボネート樹脂及び/またはポリアリレート樹脂を含有することを特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載の電子写真感光体。
- 請求項1ないし13のいずれかに記載の電子写真感光体を製造する際に、酸化防止剤を含有させた塗工液を用いて前記導電性支持体から最も離れた層を形成することを特徴とする電子写真感光体の製造方法。
- 前記酸化防止剤がハイドロキノン系化合物であることを特徴とする請求項14に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 前記酸化防止剤がヒンダードアミン系化合物であることを特徴とする請求項14に記載の電子写真感光体の製造方法。
- 請求項1ないし13のいずれかに記載の電子写真感光体に、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行なうことを特徴とする電子写真方法。
- 請求項1ないし13のいずれかに記載の電子写真感光体に、少なくとも帯電、画像露光、現像、転写を繰り返し行い、かつ画像露光の際にLDあるいはLEDによって感光体上に静電潜像の書き込みを行なうことを特徴とするデジタル方式の電子写真方法。
- 少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段および請求項1ないし13のいずれかに記載の電子写真感光体を具備してなることを特徴とする電子写真装置。
- 少なくとも帯電手段、画像露光手段、現像手段、転写手段および請求項1ないし13のいずれかに記載の電子写真感光体を具備し、画像露光手段にLDあるいはLEDを使用することによって感光体上に静電潜像の書き込みを行なうことを特徴とするデジタル方式の電子写真装置。
- 少なくとも請求項1ないし13のいずれかに記載の電子写真感光体を具備してなることを特徴とする電子写真装置用プロセスカートリッジ。
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