JP4599095B2 - 原子炉内検査装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水が満たされた原子炉内を遊泳移動して、原子炉内壁の検査対象面を検査する原子炉内検査装置に関する。
原子炉の炉内構造物は、高温高圧環境下において十分な耐久性および高温での強度を有する材料、例えばオーステナイト・ステンレス鋼またはニッケル基合金によって構成されている。
この炉内構造物のうち、交換困難な部材については、これらの部材が長期に及ぶプラントの運転によって厳しい環境に曝され、また、中性子照射の影響もあることから、材料劣化の問題が懸念される。
特に、炉内構造物のシュラウドの溶接部近傍は、溶接入熱による材料の鋭敏化および引張り残留応力の影響で潜在的な応力腐食割れの危険性がある。
よって、炉内構造物を定期的に検査、修理、保全する必要がある。
従来、原子炉の炉内構造物の検査を行うために、例えば特許文献1乃至3に示す原子炉内検査装置が用いられる。この原子炉内検査装置は、当該原子炉内検査装置を検査対象面に向かって押圧するスラスタと、原子炉内検査装置が検査対象面に押圧された際、検査対象面上を走行する走行車輪と、検査対象面を検査する点検センサとを備えている。
特開平9−58586号公報 特開平10−273095号公報 特開2003−40194号公報
しかしながら、例えば特許文献1乃至3に示す原子炉内検査装置においては、例えば炉内構造物であるシュラウドの内面および外面の検査を行う際に、これらのシュラウドの内面および外面付近の各々の狭隘箇所に対応する寸法の原子炉内検査装置をそれぞれ用いる必要がある。このため、複数の種類の原子炉内検査装置を予め用意しなければならないという問題がある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、縦寸法および横寸法を自在に変更することができ、種々の形状の狭隘箇所へ移動することができる原子炉内検査装置を提供することを目的とする。
本発明は、水が満たされた原子炉内を遊泳移動して、原子炉内壁の検査対象面を検査する原子炉内検査装置において、垂直駆動面の上下方向および左右方向に沿って駆動力を与える遊泳ユニットと、垂直駆動面に直交する方向に沿って駆動力を与え、原子炉内検査装置を検査対象面に向かって押圧する吸着ユニットと、吸着ユニットにより原子炉内検査装置が検査対象面に押圧された際、検査対象面上を走行する走行車輪を有する走行ユニットと、検査対象面を検査する点検センサを有するセンサユニットとを備え、遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットは互いに着脱自在となっており、遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットの取付け位置が変更自在であり、走行ユニットは予め複数の種類のものが準備されており、前記検査対象面付近の狭隘箇所に対応できる装置寸法となるよう前記走行ユニットは前記準備された複数の種類のものから選定されるようになっていることを特徴とする原子炉内検査装置である。
このような原子炉内検査装置によれば、遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットは互いに着脱自在となっており、これらの遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットの取付け位置が変更自在であることにより、当該原子炉内検査装置全体の縦寸法および横寸法を自在に変更することができ、1つの原子炉内検査装置により種々の形状の狭隘箇所付近の検査対象面を検査することができる。
本発明の原子炉内検査装置においては、遊泳ユニットは、垂直駆動面の上下方向および左右方向に推力を生じさせて原子炉内検査装置に駆動力を与える上下スラスタを有し、吸着ユニットは、垂直駆動面に直交する方向に推力を生じさせて原子炉内検査装置に駆動力を与える水平スラスタを有することが好ましい。
本発明の原子炉内検査装置においては、遊泳ユニットまたは吸着ユニットは、原子炉内検査装置の垂直方向に対する傾きの度合いを検出する傾斜センサを有することが好ましい。
本発明の原子炉内検査装置においては、前記準備された複数の種類の走行ユニットは、それぞれ前記遊泳ユニットや前記吸着ユニットに対する取り付け位置が互いに異なることが好ましい。
このような原子炉内検査装置においては、前記準備された複数の種類の走行ユニットは、それぞれ走行車輪の検査対象面に対する走行方向が互いに異なることが好ましい。
本発明の原子炉内検査装置においては、走行ユニットは、検査対象面上における走行車輪の走行距離を計測する走行距離計測センサを有することが好ましい。
本発明の原子炉内検査装置においては、センサユニットは、垂直駆動面の上下方向、左右方向およびこの垂直駆動面に直交する方向に沿って点検センサを駆動するセンサ駆動機構を有することが好ましい。
本発明の原子炉内検査装置においては、点検センサは、目視検査用カメラ、体積検査用超音波センサまたは渦電流探傷センサのうちのいずれか1つであることが好ましい。
本発明の原子炉内検査装置によれば、遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットは互いに着脱自在となっており、これらの遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットの取付け位置が変更自在となっている。このため当該原子炉内検査装置全体の縦寸法および横寸法を自在に変更することができ、1つの原子炉内検査装置により種々の形状の狭隘箇所付近の検査対象面を検査することができる。
第1の実施の形態
以下、図面を参照して本発明の第1の実施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明による原子炉内検査装置の第1の実施の形態を示す図である。
このうち、図1は、原子炉の炉内構造物および原子炉内検査装置の構成を示す縦断面図であり、図2は、第1の実施の形態の原子炉内検査装置の詳細の構成を示す説明図であり、図3は、図2の原子炉内検査装置のセンサユニットの詳細の構成を示す説明図である。
まず、原子炉の炉内構造物の構成および原子炉内検査装置の概要について図1を用いて説明する。なお、図1に示す原子炉は、沸騰水型原子炉である。
原子炉の圧力容器1内には、円筒形状のシュラウド2およびこのシュラウド2の外方に設けられたジェットポンプ3が設置されている。また、シュラウド2の上端には上部格子板4が設けられている。
図1に示すように、原子炉内検査装置10は、後述のように、水中ビークル11と、その下端に取り付けられ、点検センサ12およびセンサ駆動機構13を有するセンサユニット25とを有している。この原子炉内検査装置10は、水が満たされた原子炉の圧力容器1内を遊泳移動して、例えばシュラウド2の壁面などの検査対象面2aを検査するものである。
原子炉内検査装置10は、電気ケーブル16を介して制御操作部14および信号処理部15に接続されている。このうち、制御操作部14は水中ビークル11やセンサ駆動機構13の制御を行うものであり、信号処理部15は点検センサ12から送られる信号を処理するものである。また、制御操作部14および信号処理部15は、圧力容器1の上方に設けられたオペフロ6または燃料変換器(図示せず)上に設置される。
次に、本実施の形態に係わる原子炉内検査装置10の詳細の構成について図2を用いて説明する。
図2に示すように、原子炉内検査装置10は、最上部に設けられ、垂直駆動面10a(図2の紙面と平行な仮想平面)の上下方向および左右方向に沿って駆動力を与える遊泳ユニット20と、遊泳ユニット20の下方に配置され、垂直駆動面10aに直交する方向に沿って駆動力を与え、原子炉内検査装置10を検査対象面2aに向かって押圧する吸着ユニット22と、吸着ユニット22の上方および下方に連結して配置され、吸着ユニット22により原子炉内検査装置10が検査対象面2aに押圧された際、この検査対象面2a上を走行する走行車輪40を有する一対の走行ユニット21と、最下部に設けられたセンサユニット25とを備えている。このセンサユニット25は、上述のように検査対象面2aを検査する点検センサ12を有している。
上記構成のうち、遊泳ユニット20と、吸着ユニット22と、一対の走行ユニット21とから前述の水中ビークル11が構成されている。
また、遊泳ユニット20、吸着ユニット22、走行ユニット21およびセンサユニット25は互いに着脱自在となっており、これらの遊泳ユニット20、吸着ユニット22、走行ユニット21およびセンサユニット25が取り付けられる位置は変更自在となっている。
遊泳ユニット20は、垂直駆動面10aの上下方向(図2の上下方向)および左右方向(図2の左右方向)に推力を生じさせて原子炉内検査装置10に駆動力を与える左右一対の上下スラスタ31と、原子炉内検査装置10の垂直方向に対する傾きの度合いを検出する傾斜センサ30とを有している。
これらの一対の上下スラスタ31は、同じ角度で傾斜して左右対称に配置されている。また、傾斜センサ30は、遊泳ユニット20ではなく吸着ユニット22に設置されていてもよい。
また、遊泳ユニット20にフロート(図示せず)を設けてもよく、これにより、原子炉内検査装置10に浮力を与えることができるので、原子炉内検査装置10の遊泳移動における操作性を向上させることができる。
吸着ユニット22は、垂直駆動面10aに直交する方向(図2の紙面に対して直交する方向)に推力を生じさせて原子炉内検査装置10に駆動力を与える一対の水平スラスタ44と、検査対象面2aと原子炉内検査装置10との間に間隙を生じさせる機能を有するボールキャスタ43とを有している。このボールキャスタ43は、後述する走行ユニット21の各走行車輪40と反対側の位置に取り付けられている。
各走行ユニット21は、前述のように、吸着ユニット22により原子炉内検査装置10が検査対象面2aに押圧された際、この検査対象面2a上を走行する走行車輪40を有している。また、各走行ユニット21には、検査対象面2a上を走行する計測ローラ41を介して、検査対象面上における走行車輪40の走行距離を計測する走行距離計測センサ42が取り付けられている。
各走行ユニット21における走行車輪40は、図2において垂直駆動面10aの左右方向に沿って走行するようになっている。
図2に示すように、上方の走行ユニット21に設けられた走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42は、各々、吸着ユニット22に対して下方の走行ユニット21に設けられた走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42と対称に配置されている。
ここで、走行ユニット21は、互いに構成が異なる複数の種類のものが予め準備されており、図2に示す走行ユニット21は、これらの複数の種類のものの中の1つの走行ユニット21である。他の種類のものとしては、後述する第2の実施の形態の走行ユニット23が用いられる(図4参照)。
センサユニット25は、垂直駆動面10aの上下方向、左右方向およびこの垂直駆動面10aに直交する方向に沿って点検センサ12を駆動するセンサ駆動機構13を有している。
センサユニット25について、図3を用いてさらに詳しく説明する。
センサ駆動機構13は、点検センサ12を保持する台座64と、タイミングベルト59、ボールベアリング63およびリニアガイド62を介して点検センサ12を垂直駆動面10aの左右方向に駆動するモータ58とからなる左右方向センサ駆動機構13aを有している。
また、センサ駆動機構13は、左右方向センサ駆動機構13aに接続する台座60と、歯車55、ボールベアリング57およびリニアガイド61を介して台座60を垂直駆動面10aの上下方向に駆動するモータ56とからなる上下方向センサ駆動機構13bを有している。
さらに、センサ駆動機構13は、上下方向センサ駆動機構13bに接続する台座54と、歯車50、ボールベアリング53およびリニアガイド52を介して台座54を垂直駆動面10aと直交する方向に駆動するモータ51とからなる直交方向センサ駆動機構13cを有している。
このように、センサ駆動機構13は、左右方向センサ駆動機構13a、上下方向センサ駆動機構13bおよび直交方向センサ駆動機構13cを備えているので、点検センサ12を垂直駆動面10aの上下方向、左右方向およびこの垂直駆動面10aに直交する方向に沿って駆動することができる。
点検センサ12としては、目視検査用カメラ、体積検査用超音波センサまたは渦電流探傷センサのうちのいずれか1つが用いられる。ここで、渦電流探傷センサは、高周波電圧を印加したコイルを検査対象面に接近または接触させ、この検査対象面に発生する渦電流の変化を検出するものである。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
図1において、原子炉内検査装置10を、原子炉のシュラウド2の内方の下胴部や圧力容器1の下部などの、横寸法が比較的小さな狭隘箇所へ移動させるため、この原子炉内検査装置10は、図2に示すよう各ユニットが組み立てられている。
図2に示す本実施の形態の原子炉内検査装置10においては、この原子炉内検査装置10は、上方から順に配置された、遊泳ユニット20、走行ユニット21、吸着ユニット22、走行ユニット21、センサユニット25とから構成されている。原子炉内検査装置10の縦寸法Aは、遊泳ユニット20、走行ユニット21、吸着ユニット22、走行ユニット21およびセンサユニット25の縦寸法の合計となり、横寸法Bは、遊泳ユニット20、走行ユニット21または吸着ユニット22の横寸法のうち最大のものとなる。
原子炉内検査装置10は、遊泳ユニット20および吸着ユニット22により原子炉内を遊泳移動して、検査対象面2aに向かって押圧される。
この原子炉内検査装置10が検査対象面2aに押圧された際に、走行車輪40が検査対象面2a上を左右方向に走行して原子炉内検査装置10は所望の位置に移動する。
そして、センサ駆動機構13により点検センサ12が駆動されてその位置が調整され、この点検センサ12により検査対象面2aが検査される。
第2の実施形態
次に、図4により本発明の第2の実施形態について説明する。
図4は、第2の実施の形態の原子炉内検査装置の構成を示す説明図である。図4に示す本実施の形態において、図1乃至図3に示す第1の実施形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4において、原子炉内検査装置10は、最上部に配置された遊泳ユニット20と、遊泳ユニット20の下方に配置された単一の走行ユニット23と、遊泳ユニット20の下方に配置され走行ユニット23と並行して設けられた吸着ユニット22と、最下部に設けられたセンサユニット25とを備えている。
走行ユニット23には、当該走行ユニット23の中心を通る仮想の水平面23aより上方に走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42が垂直方向に一列に並んで設けられている。また、この走行ユニット23には、仮想の水平面23aより下方に走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42が垂直方向に一列に並んで設けられている。
これらの上方の走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42と、下方の走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42とは仮想の水平面23aに対して対称となっている。
図4の走行ユニット23における走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42は、各々、図2の走行ユニット21に用いられる走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42と同様の構成を有している。
この走行ユニット23の縦寸法の大きさは、吸着ユニット22の縦寸法の大きさと同一とされる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
原子炉内検査装置10を、原子炉のシュラウド2の外方領域などの、縦寸法が比較的小さな狭隘箇所へ移動させるため、この原子炉内検査装置10は、図4に示すよう各ユニットが組立てられる。
図4に示す本実施の形態の原子炉内検査装置10の構成においては、遊泳ユニット20が最上部に設置されており、遊泳ユニット20の下方に吸着ユニット22および走行ユニット23が並列して設けられ、吸着ユニット22および走行ユニット23の下方にセンサユニット25が設けられている。
この原子炉内検査装置10の縦寸法Cは、遊泳ユニット20、吸着ユニット22およびセンサユニット25の縦寸法の合計となり、第1の実施の形態の原子炉内検査装置10の縦寸法Aよりも小さくなる。
一方、この原子炉内検査装置10の横寸法Dは、吸着ユニット22および走行ユニット23の横寸法の合計となり、第1の実施の形態の横寸法Bよりも大きくなる。
そして、本実施の形態の原子炉内検査装置10は、第1の実施の形態の原子炉内検査装置10の動作と同様の動作により、検査対象面2aの検査を行う。
ここで、上述のように、縦寸法Cおよび横寸法Dを有する第2の実施の形態の構成は、縦寸法Aおよび横寸法Bを有する第1の実施の形態の構成に比べて、その形状が異なっている。
このように、原子炉内検査装置10は、その縦寸法および横寸法を自在に変更することができ、このため、一種類の原子炉内検査装置10により種々の形状の狭隘箇所付近の検査対象面2aを検査することができる。
具体的には、例えばシュラウド2の内面および外面の両方の検査を1種類の原子炉内検査装置10により行うことができる。
第3の実施の形態
次に、図5により本発明の第3の実施の形態について説明する。
図5は、本実施の形態の原子炉内検査装置の構成を示す説明図である。
図5に示す本実施の形態において、図1乃至図4に示す第1または第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態の原子炉内検査装置10において、図1乃至図3に示す第1の実施の形態の原子炉内検査装置10に対して、一対の走行ユニット21を設ける代わりに単一の走行ユニット23が吸着ユニット22の下方に配置されている。
走行ユニット23には、当該走行ユニット23の中心を通る仮想の垂直面23bより左方に走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42が水平方向に一列に並んで設けられている。また、この走行ユニット23には、仮想の垂直面23bより右方に走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42が水平方向に一列に並んで設けられている。
これらの左方の走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42と、右方の走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42とは仮想の垂直面23bに対して対称となっている。
このため、図5に示すように、一対の走行車輪40の走行方向は垂直駆動面10aにおいて上下方向となっている。
また、図5に示すように、吸着ユニット22において、ボールキャスタ43の取付け位置が変更される。具体的にはボールキャスタ43は走行ユニット23の走行車輪40の取付け位置と反対側の位置である上部に取付けられる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態の原子炉内検査装置10が検査対象面2aに押圧された際に、走行車輪40が検査対象面2aを上下方向に走行して原子炉内検査装置10は所期の位置に移動される。
このように、本実施の形態によれば、第1の実施の形態の原子炉内検査装置10に対して一対の走行ユニット21が単一の走行ユニット23に取り替えられるとともに、この走行ユニット23には、当該走行ユニット23の中心を通る垂直面に対して対称となるよう水平方向に一列に並んで一対の走行車輪40、計測ローラ41および走行距離検出センサ42が設けられている。このため、検査対象面2aに対する走行車輪40の走行方向を上下方向に変更することができる。
第4の実施の形態
次に、図6により本発明の第4の実施の形態について説明する。
図6は、本実施の形態の原子炉内検査装置の構成を示す説明図である。
図6に示す本実施の形態において、図1乃至図4に示す第1または第2の実施の形態と同一部分には同一符号を付して詳細な説明は省略する。
本実施の形態の原子炉内検査装置10において、図4に示す第2の実施の形態の原子炉内検査装置10に対して単一の走行ユニット23を設ける代わりに一対の走行ユニット21が吸着ユニット22の左右両側に取り付けられている。
右側の走行ユニット21には走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42が設けられており、また、左側の走行ユニット21には走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42が設けられている。
この場合、右側の走行ユニット21に設けられた走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42が、各々、吸着ユニット22に対して左側の走行ユニット21に設けられた走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42と対称に配置されている。
このため、図6に示すように、一対の走行車輪40の走行方向は垂直駆動面10aにおいて上下方向となっている。
また、図6に示すように、吸着ユニット22において、ボールキャスタ43の取付け位置が変更される。具体的にはボールキャスタ43は各走行ユニット21の走行車輪40の取付け位置と反対側の位置である上部に取付けられる。
次に、このような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
本実施の形態の原子炉内検査装置10が検査対象面2aに押圧された際に、走行車輪40が検査対象面2aを上下方向に走行して原子炉内検査装置10は所望の位置に移動する。
このように、本実施の形態によれば、第2の実施の形態の原子炉内検査装置10に対して1つの走行ユニット23が一対の走行ユニット21に取り替えられて吸着ユニット23の左右両側に取り付けられている。また、右側の走行ユニット21に設けられた走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42は、各々、吸着ユニット22に対して左側の走行ユニット21に設けられた走行車輪40、計測ローラ41および走行距離計測センサ42と対称に配置されている。このため、検査対象面2aに対する走行車輪40の走行方向を上下方向に変更することができる。
原子炉の炉内構造物および原子炉内検査装置の構成を示す縦断面図。 第1の実施の形態の原子炉内検査装置の詳細の構成を示す説明図。 図2の原子炉内検査装置のセンサユニットの詳細の構成を示す説明図。 第2の実施の形態の原子炉内検査装置の詳細の構成を示す説明図。 第3の実施の形態の原子炉内検査装置の詳細の構成を示す説明図。 第4の実施の形態の原子炉内検査装置の詳細の構成を示す説明図。
符号の説明
1 圧力容器
2 シュラウド
2a 検査対象面
3 ジェットポンプ
4 上部格子板
6 オペフロ
10 原子炉内検査装置
10a 垂直駆動面
11 水中ビークル
12 点検センサ
13 センサ駆動機構
13a 左右方向駆動装置
13b 上下方向駆動装置
13c 直交方向駆動装置
14 制御操作部
15 信号処理部
16 電気ケーブル
20 遊泳ユニット
21 走行ユニット
22 吸着ユニット
23 走行ユニット
23a 水平面
23b 垂直面
25 センサユニット
30 傾斜センサ
31 上下スラスタ
40 走行車輪
41 計測ローラ
42 走行距離計測センサ
43 ボールキャスタ
44 水平スラスタ
50 歯車
51 モータ
52 リニアガイド
53 ボールベアリング
54 台座
55 歯車
56 モータ
57 ボールベアリング
58 モータ
59 タイミングベルト
60 台座
61 リニアガイド
62 リニアガイド
63 ボールベアリング
64 台座

Claims (8)

  1. 水が満たされた原子炉内を遊泳移動して、原子炉内壁の検査対象面を検査する原子炉内検査装置において、
    垂直駆動面の上下方向および左右方向に沿って駆動力を与える遊泳ユニットと、
    垂直駆動面に直交する方向に沿って駆動力を与え、原子炉内検査装置を検査対象面に向かって押圧する吸着ユニットと、
    吸着ユニットにより原子炉内検査装置が検査対象面に押圧された際、検査対象面上を走行する走行車輪を有する走行ユニットと、
    検査対象面を検査する点検センサを有するセンサユニットとを備え、
    遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットは互いに着脱自在となっており、
    遊泳ユニット、吸着ユニット、走行ユニットおよびセンサユニットの取付け位置が変更自在であり、
    走行ユニットは予め複数の種類のものが準備されており、前記検査対象面付近の狭隘箇所に対応できる装置寸法となるよう前記走行ユニットは前記準備された複数の種類のものから選定されるようになっていることを特徴とする原子炉内検査装置。
  2. 遊泳ユニットは、垂直駆動面の上下方向および左右方向に推力を生じさせて原子炉内検査装置に駆動力を与える上下スラスタを有し、
    吸着ユニットは、垂直駆動面に直交する方向に推力を生じさせて原子炉内検査装置に駆動力を与える水平スラスタを有することを特徴とする請求項1記載の原子炉内検査装置。
  3. 遊泳ユニットまたは吸着ユニットは、原子炉内検査装置の垂直方向に対する傾きの度合いを検出する傾斜センサを有することを特徴とする請求項1または2記載の原子炉内検査装置。
  4. 前記準備された複数の種類の走行ユニットは、それぞれ前記遊泳ユニットや前記吸着ユニットに対する取り付け位置が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の原子炉内検査装置。
  5. 前記準備された複数の種類の走行ユニットは、それぞれ走行車輪の検査対象面に対する走行方向が互いに異なることを特徴とする請求項4記載の原子炉内検査装置。
  6. 走行ユニットは、検査対象面上における走行車輪の走行距離を計測する走行距離計測センサを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の原子炉内検査装置。
  7. センサユニットは、垂直駆動面の上下方向、左右方向およびこの垂直駆動面に直交する方向に沿って点検センサを駆動するセンサ駆動機構を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の原子炉内検査装置。
  8. 点検センサは、目視検査用カメラ、体積検査用超音波センサまたは渦電流探傷センサのうちのいずれか1つであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の原子炉内検査装置。
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