JP4597994B2 - 衛星ベースの通信システムにおける反復符号化 - Google Patents

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Description

本発明は、概して通信システムに関し、特に衛星ベースの通信システムに関する。
Ramaswamayの1999年10月12日に発行された米国特許第5,966,412号に記載のように、新しいサービスを提供する成長経路を提供する一方で、既存のレガシー受信機をサポートし続ける方法として、階層変調が衛星システムで使用され得る。換言すると、階層変調ベースの衛星システムにより、既存のユーザが新しい衛星受信機を購入する必要なく、更なる特徴又はサービスがシステムに追加されることが可能になる。階層変調ベースの通信システムでは、少なくとも2つの信号(例えば、上位レイヤ(UL:upper layer)信号及び下位レイヤ(LL:lower layer)信号)が伝送用の同期変調衛星信号を生成するために共に追加される。下位互換性を提供する衛星ベースの通信システムに関して、LL信号は更なるサービスを提供し、UL信号はレガシーサービスを提供する。すなわち、事実上、UL信号は以前に伝送されていた信号と同じである。従って、衛星伝送信号は、レガシーサービスのユーザに影響を及ぼすことなく、発展し続けることができる。従って、レガシー受信機を既に有するユーザは、更なるサービスを提供するLL信号を回復することができる受信機又はボックスにアップグレードすることを決定するような時まで、レガシー受信機を使用し続けることができる。
同様に、レイヤ変調ベースの通信システムもまた、下位互換性のある手法を提供するために使用され得る。レイヤ変調ベースの通信システムでは、少なくとも2つの信号(同様に、例えば、UL信号(レガシーサービス)及びLL信号(更なるサービス))が同じ担体に(場合によっては相互に非同期的に)変調される。UL信号とLL信号との伝送は2つのトランスポンダを介して別々に生じ、レイヤ変調受信機のフロントエンドは、転送されるデータの回復前にそれらを結合する。
階層ベースの変調(hierarchical based modulation)であれ、レイヤベースの変調(layered based modulation)であれ、雑音の存在する受信機の性能は、多レベル伝送機構で更に改善され得ることに気付いた。実際に、本発明の原理によれば、送信機は、多レベル変調機構の少なくとも1つの信号の少なくとも一部を反復し、反復符号化信号を提供する反復コーダと、反復符号化信号を含む多レベル伝送信号を提供する変調器とを有する。
本発明の実施例では、衛星通信システムは、送信機と衛星トランスポンダと受信機とを有する。送信機は、衛星トランスポンダにアップリンクの多レベル変調信号(階層変調(hierarchical modulation)又はレイヤ変調(layered modulation))を送信し、衛星トランスポンダは、1つ以上の受信機に対してダウンリンクで多レベル変調信号を放送する。送信機は、多レベル変調信号のうち少なくとも1つのレベル(例えば下位レベル)を反復符号化する反復コーダを有する。補完的に、受信機は、受信した多レベル変調信号のうち少なくとも1つの反復符号化レベルをデコードするときに使用される反復デコーダを有する。
本発明の他の実施例では、受信機は統合受信機であり、受信した多レベル信号を復調する複数の復調モードのうちいずれか1つで動作し、複数の復調モードのうち少なくとも2つは階層復調モード及びレイヤ復調モードである。統合受信機は、受信した多レベル変調信号のうち少なくとも1つの反復符号化レベルをデコードするときに使用される反復デコーダを有する。
本発明の概念以外に、図示の要素は周知であり、詳細に説明しない。また、衛星ベースのシステムに精通していることを仮定しており、ここで詳細に説明しない。例えば、本発明の概念以外に、衛星トランスポンダ、ダウンリンク信号、シンボルコンステレーション、無線周波数(rf)フロントエンド、又は、低雑音・ブロック・ダウンコンバータや、トランスポートビットストリームを生成するフォーマット及びエンコード方法(Moving Picture Expert Group(MPEG)−2 System Standard(ISO/IEC13818−1))や、対数尤度比、ソフト入力ソフト出力(SISO:soft−input−soft−output)デコーダ、ビタビ(Viterbi)デコーダのようなデコード方法のような受信機セクションは周知であり、ここで説明しない。更に、本発明の概念は従来のプログラミング技術を使用して実装されてもよく、従ってここでは説明しない。最後に、図面の同じ参照数字は類似の要素を表す。
本発明の原理による例示的な通信システム50を図1に示す。通信システム50は、送信機5と、衛星チャネル25と、受信機30と、テレビ(TV)35とを有する。以下に更に詳細に説明するが、次のものは通信システム50の簡単な概要である。送信機5は、信号4−1〜4−Kで表される複数のデータストリームを受信し、本発明の原理に従って、多レベル変調信号6のうち少なくとも1つのレベルが反復符号化するように(以下に更に説明する)、衛星伝送チャネル25に多レベル変調信号6を提供する。例示的に、これらのデータストリームは、衛星TVシステムの制御信号、コンテンツ(例えばビデオ)等を表し、相互に独立してもよく、相互に関係してもよく、その組み合わせでもよい。多レベル変調信号6は、Kレイヤ(K≧2)を有する階層変調ベースの信号又はレイヤ変調ベースの信号を表す。“レイヤ”と“レベル”という用語は、ここでは同義的に使用される点に留意すべきである。衛星チャネル25は、送信アンテナ10と、衛星15と、受信アンテナ20とを有する。送信アンテナ10(地上送信局を表す)は、アップリンク信号11としての多レベル変調信号6を衛星15に提供する。図2を簡単に参照すると、信号について衛星15を通じた伝送パスの例示的なブロック図が示されている。衛星15は、入力フィルタ155と、進行波管増幅器(TWTA:traveling wave tube amplifier)165と、出力フィルタ175とを有する。アップリンク信号11は、入力フィルタ155でまずフィルタリングされ、TWTA165による再送信のために増幅される。TWTA165からの出力信号は、出力フィルタ175によりフィルタリングされ、ダウンリンク信号16(一般的にはアップリンク信号と異なる周波数である)を提供する。従って、衛星15は、放送エリアに対して、ダウンリンク信号16を介して受信したアップリンク信号の再送信を提供する。この放送エリアは、一般的に所定の地理的領域(例えば米国本土の一部)をカバーする。図1に戻り、ダウンリンク信号16は受信アンテナ20により受信され、受信アンテナ20は、受信信号29を受信機30に提供し、受信機30は、本発明の原理に従って受信信号29を復調及びデコードし、信号31を介して、例えば視聴用にTV35へのコンテンツを提供する。ここで説明しないが、送信機5は、チャネルの非線形性を補うために、送信前に信号を更に予め変形してもよい点に留意すべきである。
前述のように、この説明に関して、多レベル変調信号6は、階層変調ベースの信号又はレイヤ変調ベースの信号を表す。前者の場合について、本発明の原理による送信機5の例示的なブロック図を図3に示す。後者の場合について、本発明の原理による送信機5の例示的なブロック図を図7に示す。この説明の残りの部分では、例示的に2つのデータストリームが存在することを仮定する(すなわちK=2)。本発明はK=2に限定されず、実際に信号4−1のような特定のデータストリームが他のデータストリームの集合(図示せず)を既に表してもよい点に留意すべきである。
前述のように、雑音の存在する受信機の性能は、多レベル伝送機構で更に改善され得ることに気付いた。特に、本発明の原理によれば、送信機は、多レベル変調機構のうち少なくとも1つの信号の少なくとも一部を反復し、反復符号化信号を提供する反復コーダと、反復符号化信号を含む多レベル伝送信号を提供する変調器とを有する。少なくとも1つのレベル(例えば下位レイヤ)で反復符号化機構を実行することは、そのレイヤでの信号対雑音比(SNR:signal−to−noise ratio)のデータレートを事実上トレードオフする点に留意すべきである。換言すると、下位レイヤの有効データレートが減少するが、反復符号化の使用により、受信機が小さいSNR環境で下位レイヤからデータを回復することが可能になる。このように、以下に詳細に説明するように、送信機5は、多レベル信号のうち少なくとも1つの信号レベルの少なくとも一部を反復符号化し、その反復符号化部分を含む多レベル信号を送信する。
まず図3を参照すると、送信機5で使用される例示的な階層変調送信機が示されている。階層変調とは、高次の変調アルファベットを作るように下位レイヤ信号が上位レイヤ信号に同期して埋め込まれた同期変調システムとして単に記述される。
図3では、階層変調送信機は、ULエンコーダ105と、UL変調器115と、LLエンコーダ110と、反復コーダ170と、LL変調器120と、乗算器(又は増幅器)125及び30と、結合器(又は加算器)135と、アップコンバータ140とを有する。上位レイヤ(UL)パスは、ULエンコーダ105と、UL変調器115と、増幅器125とで表される。下位レイヤ(LL)パスは、LLエンコーダ110と、反復コーダ170と、LL変調器120と、増幅器130とで表される。ここで使用される“UL信号”という用語は、ULパスの何らかの信号を示し、文脈から明らかである。例えば、図3に関して、それは信号4−1のうち1つ以上106及び116である。同様に、“LL信号”という用語は、LLパスの何らかの信号を示す。同様に、図3に関して、それは信号4−2のうち1つ以上111、171及び121である。更に、それぞれのエンコーダは、既知のエラー検出/訂正コード(例えば、回旋又はトレリスコード;1/2、2/3、4/5又は6/7のレートの回旋コードが内部コードとして使用され、リードソロモンコードが外部コードとして使用される連結前進型誤り訂正(FEC:forward error correction)機構;LDPCコード(low density parity check code)等))を実装する。例えば、一般的にULエンコーダ105は回旋コード又は短ブロックコードを使用するが、LLエンコーダ110はターボコード又はLDPCコードを使用する。この説明の目的で、LLエンコーダ110はLDPCコードを使用することを仮定する。更に、回旋インタリーバ(図示せず)もまた使用され得る。
図3からわかるように、信号4−2はLLエンコーダ110に適用され、符号化信号111を提供する。同様に、信号4−1はULエンコーダ105に適用され、変調器115への符号化信号106を提供する。符号化信号106は、シンボル間隔T毎にNビットを表し、符合化信号111は、JTシンボル間隔毎にMビットを表す。ここで、NはMに等しくてもよく、等しくなくてもよく、J>1である。反復コーダ170は、Jシンボル間隔毎にMビットのデータを受信し、シンボル間隔毎にMビットのデータを変調器120に提供することにより、符号化信号111を更に反復符号化する。換言すると、反復コーダ170は、Jシンボル間隔に渡ってMビットのデータを反復又は複製する。これに関して、Jシンボル間隔に渡るMビットのグループ又は関連のJシンボルのグループは、シンボルグループ又は反復シンボルを定める。J=2について、これが図4に示されている。LLエンコーダ110は、2T時間間隔41において反復コーダ170にM1ビットを提供する。反復コーダ170は、時間間隔42において変調器120(シンボルレート1/Tで動作する)にM1ビットを提供し、時間間隔43においても同様である。変調器115及び120は、それに適用されるそれぞれの信号を変調し、それぞれ変調信号116及び121を提供する。2つの変調器115及び120が存在するため、変調はULパスとLLパスとで異なり得る点に留意すべきである。同様に、この説明の目的で、UL符号化データビットの数は2であり(すなわちN=2)、UL変調器115は信号空間の4つの四半分のうちの1つにある変調信号116を生成することを仮定する。すなわち、UL変調器115は、2つの符号化データビットを4つの信号ポイントのうち1つにマッピングする。同様に、LL符号化データビットの数もまた2であると仮定され(すなわちM=2)、LL変調器120もまた、信号空間の4つの四半分のうち1つにある変調信号121を生成する。ULとLLとの双方で使用される例示的なシンボルコンステレーション89を図5に示す。この例では、LLの各反復シンボル44は、反復コーダ170からのJの同一のMビットグループから、シンボルコンステレーション89からのシンボルにマッピングされる。信号空間89は単に例示的なものであり、他のサイズ及び形状のシンボルコンステレーションが使用され得ることに留意すべきである。簡単に図6を参照すると、送信機5に階層変調を実装する他の例示的な実施例が示されている。階層変調器180が結合信号空間に下位レイヤ及び上位レイヤのビットのマッピングを実行するということを除いて、図6は図3と同様である。例えば、上位レイヤはQPSK(四相位相シフトキーイング)信号空間でもよく、下位レイヤはBPSK(二相位相シフトキーイング)信号空間でもよく、2つの結合が不均一の8−PSK信号空間を生じてもよい。
図3に戻り、UL変調器115及びLL変調器120からの出力信号は、それぞれ増幅器125及び130を介して、所定のUL利得及び所定のLL利得により振幅で更に調整される。下位及び上位レイヤの信号の利得は、信号空間におけるポイントの最終的な配置を決定する点に留意すべきである。例えば、UL利得が単一(すなわち1)に設定されてもよく、LL利得が.5に設定されてもよい。UL信号及びLL信号は、結合器又は加算器135を介して結合され、結合信号136を提供する。このように、図3の変調器(例えば結合器135と共に増幅器125及び130)は、UL信号が信号空間の4つの四半分のうち1つを特定し、LL信号が信号空間79で図7に図示される信号空間の特定の四半分の複数の下位四半分のうち1つを特定するように、効率的に更に再構成して信号空間を分割する。
実際に、結果の信号空間79(ここでは結合信号空間79とも呼ばれる)は、16のシンボルを有し、それぞれのシンボルは、信号空間の特定の信号ポイントに配置され、特定の4ビットに関連する。例えば、シンボル83は4ビットシーケンス“01 01”に関連する。下位の2ビット部分81はULに関連し、信号空間79の四半分を特定する。上位の2ビット部分82はLLに関連し、2ビット部分81により特定された四半分の下位四半分を特定する。UL信号が四半分を特定するため、事実上LL信号はUL信号の雑音のように見える点に留意すべきである。図3に戻り、結合信号136はアップコンバータ140に適用され、アップコンバータ140は、適切な伝送周波数で多レベル変調信号6を提供する。
この例から、LL信号に関連する上位2ビット部分のみがシンボルグループのJシンボル間隔で繰り返されるため、伝送シーケンスの各シンボルは実際に次のシンボルと異なってもよいことが、図7からわかる。従って、図4の時間間隔42及び43のM1ビットを表す信号空間79からの2つの結果のシンボル(図示せず)はまた、反復シンボル44を有する。
図8を参照すると、図1の送信機5で使用される本発明の原理によるレイヤ変調器の例示的なブロック図が示されている。ここで、送信機5は、2つの異なる送信パスを有する。上位レイヤパスは、ULエンコーダ105と、UL変調器115と、アップコンバータ240とを有する。下位レイヤパスは、LLエンコーダ110と、反復コーダ170と、LL変調器120と、アップコンバータ245とを有する。信号4−1はULエンコーダ105によりエンコードされ、シンボル間隔T毎にNビットを表す符号化信号106を提供する。信号4−2はLLエンコーダ110によりエンコードされ、Jシンボル間隔毎にMビットを表す符号化信号111を提供する。同様に、それぞれのエンコーダは、既知の誤り検出/訂正コードを実装し、MはNと等しくてもよく、等しくなくてもよい。UL符号化信号106はUL変調器115により変調され、UL変調信号116を提供する。そのUL変調信号は適切な周波数帯にアップコンバートされ、UL信号6−1を提供する。しかし、LL符号化信号111は、まず、前述のようにJシンボル間隔でMビットを繰り返す反復コーダ170に適用される。結果の反復符号化信号171はLL変調器120に適用され、LL変調信号121を提供する。そのLL変調信号はアップコンバータ245によりアップコンバートされ、LL信号6−2を提供する。送信機5は2つの信号を送信する(すなわち、多レベル変調信号6はUL信号6−1と反復符号化LL信号6−2とを有する)ことが、図8からわかる。一般的に、LL信号6−2はUL信号6−1より小さい出力レベルで伝送される。これは、事実上LLパスのSNRを低減する。しかし、本発明の特徴によれば、LLパスでの反復符号化の使用は、LLパスでの減少したデータレートを犠牲にして、小さいSNRについて図1の受信機30の性能を改善する。
従って、次に図9を参照すると、レイヤ変調ベースのシステムについて、アップリンク信号11は2つのアップリンク信号(UPアップリンク信号11−1及びLLアップリンク信号11−2)を表し、ダウンリンク信号16は2つのダウンリンク信号(LLダウンリンク信号16−2及びULダウンリンク信号16−1)を表す。この例では、図1の衛星15は2つの異なるトランスポンダ(一方はUL信号用、他方はLL信号用)を備えた単一の衛星でもよく、2つの異なる衛星でもよい。1つの衛星であれ、2つであれ、図9に示すように、実際に2つの衛星伝送パスが存在する。UL衛星パスは、UL入力フィルタ255と、UL TWTA265と、ULダウンリンク信号16−1を提供するUL出力フィルタ275とを有する。LL衛星パスは、LL入力フィルタ260と、LL TWTA270と、LLダウンリンク信号16−2を提供するLL出力フィルタ280とを有する。図9の各要素は、図2に示して前述した各要素と同じように機能する。
前述のように、受信アンテナ20によるダウンリンク信号16の受信の後に、受信機30は受信信号29を復調及びデコードし、例えば視聴用にTV35にコンテンツを提供する。本発明の原理による受信機30の例示的な部分が図10に図示されている。受信機30は、フロントエンドフィルタ305と、アナログ・デジタル変換器310と、統合復調器/デコーダ320とを有する。本発明に従って、後者は反復デコーダを有する。フロントエンドフィルタ305は、受信信号29をダウンコンバート及びフィルタリングし、ほぼベースバンド信号をA/D310に提供する。そのA/D310は、ダウンコンバート信号をサンプルし、信号をデジタルドメインに変換し、統合復調器/デコーダ320にサンプルのシーケンス311(多レベル信号311とも呼ばれる)を提供する。後者は複数の復調モードを有し、復調モードのうち少なくとも2つは階層復調モードとレイヤ復調モードとを表す。特定の復調モードの選択は、例示的に事前に設定される復調モード信号389により提供される。復調モード信号389は、複数の方法(例えばジャンパ設定、例えばTVセット35で視聴可能でもよく、例えばリモコン(図示せず)を介して設定可能でもよい受信機30の構成情報(図示せず)、又は帯域外若しくは帯域内シグナリングチャネルで伝送されるデータ)のうちいずれで設定されてもよい。階層復調モードに設定されると、統合復調器/デコーダ320は多レベル信号311の階層復調を実行し、Kレイヤで多レベル信号311により運ばれるデータを表す複数の出力信号321−1〜321−Kを提供する。これらの出力信号のうち1つ以上からのデータは、信号31を介してTVセット35に提供される。(この点に関して、受信機30は、TVセット35への適用の前にデータを更に処理してもよく、及び/又はTVセット35にデータを直接提供してもよい。)以下の例では、レベルの数は2であるが(すなわちK=2)、本発明の概念はそれに限定されない。例えば、階層復調モードでは、統合復調器/デコーダ320は、UL信号321−1とLL信号321−2とを提供する。理想的には、前者は上位レイヤで送信されるもの(すなわち図3の信号4−1)を表し、理想的には、後者は下位レイヤで送信されるもの(すなわち図3の信号40−2)を表す。同様に、レイヤ復調モードに設定されると、統合復調器/デコーダ320は、多レベル信号311のレイヤ復調を実行し、UL信号321−1とLL信号321−2とを提供する。理想的には、そのUL信号321−1及びLL信号321−2は、図8の信号4−1及び4−2を表す。
次に図11を参照すると、統合復調器/デコーダ320の例示的なアーキテクチャが示されている。統合復調器/デコーダ320は、UL復調器330と、遅延/等化要素345と、ULデコーダ335と、UL再変調器/再エンコーダ350と、結合器375と、LL復調器390と、HLマルチプレクサ(HL mux)395(ここではH−Lセレクタ395とも呼ばれる)と、メトリックグループ要素595と、LLデコーダ340とを有する。多レベル信号311はUL復調器330に適用され、UL復調器330はこの信号を復調し、それからULキャリア信号332と、再サンプル多レベル信号316と、復調UL信号ポイントストリーム333で表す復調UL信号とを提供する。次に図12を参照すると、UL復調器330の例示的なブロック図が示されている。UL復調器330は、デジタル再サンプル器415と、照合フィルタ420と、ディローテータ425と、タイミング回復要素435と、キャリア回復要素440とを有する。多レベル信号311はデジタル再サンプル器415に適用され、そのデジタル再サンプル器415は、タイミング回復回路435により提供されるULタイミング信号436を使用して多レベル信号311を再サンプルし、再サンプルされた多レベル信号316を提供する。再サンプルされた多レベル信号316は照合フィルタ420に適用され、また、遅延/等化要素345(以下に説明する)に提供される。照合フィルタ420は、ULキャリア周波数について再サンプルされた多レベル信号316をフィルタリングする帯域通過フィルタであり、フィルタリングされた信号をディローテータと前述のタイミング回復要素435との双方に提供する。そのタイミング回復回路435はそれからULタイミング信号436を生成する。ディローテータ425は、フィルタリングされた信号からのキャリアをディローテートし(すなわち除去し)、復調UL信号ポイントストリーム333を提供する。キャリア回復要素440は、ULキャリア信号332を回復するために、復調UL信号ポイントストリーム333を使用する。そのULキャリア信号332は、ディローテータ425及びUL再変調器/再エンコーダ350に適用される(以下に説明する)。
図11に戻り、ULデコーダ335は、送信機5の対応のULエンコーダ105に対して補完的に動作し、復調UL信号ポイントストリーム333をデコードし、UL信号321−1を提供する。前述のように、UL信号321−1は、例えば図3及び8の信号4−1で表すような、上位レイヤで運ばれるデータを表す。ULデコーダ321−1は、実際にLL信号をUL信号の雑音として扱うことにより、ULで運ばれるデータを回復する。換言すると、ULデコーダ335は、UL信号333が図5の信号空間89から選択されたシンボルを表すように動作する。
UL信号321−1はまた、再変調器/再エンコーダ350に適用され、その再変調器/再エンコーダ350は、ULキャリア信号332に応じて、UL変調信号をローカルで再構成する。特に、再変調器/再エンコーダ350は、UL信号321−1を再エンコード及び再変調し、結合器375の負の入力端子にUL変調信号351を提供する。図13を簡単に参照すると、例示的な再変調器/再エンコーダ350のブロック図が示されている。再変調器/再エンコーダ350は、回転位相遅延要素445と、エンコーダ470と、再回転器465と、パルス整形要素460とを有する。エンコーダ470は、UL信号321−1を再エンコードしてシンボルに再マッピングし、再回転器465に符号化信号471を提供する。再回転器465は、上位レイヤのキャリア回復要素440により決定されるように、ローカル生成されたULキャリア周波数の遅延バージョンにより符号化信号471を再回転する。再回転器465からの出力信号は、パルス整形要素460に適用され、パルス整形要素460は、再構成された信号を更に整形し、UL変調信号351を提供する。
図11に戻り、結合器375は、再サンプルされた多レベル信号316の遅延及び等化バージョン(信号346)からUL変調信号351を減算し、まさに受信したLL変調信号を表す信号(すなわち、遅延/等化要素345の等化器のタップ(図示せず)を更新するためにも使用されるLL変調信号376)を提供する。結合器375への2つの入力信号は同じサンプリングレートであり、そのサンプリングレートは、一般的に上位レイヤのシンボルレートの整数の倍数である。遅延/等化要素345の例示的なブロック図を図14に示す。遅延/等化要素345は、信号遅延要素450と等化器455とを有する。信号遅延要素450は、UL復調器330とデコーダ335と再変調器/再エンコーダ350とを通じた信号処理パスでの遅延を補い、等化器455は、チューナの信号パスでの傾きのような直線歪みを除去しようとし、それにより、結合器375が実際に再サンプルされた多レベル信号316からできるだけUL信号のほとんどをキャンセルし、純粋なLL変調信号376を提供する。換言すると、等化は、LL信号を復調及びデコードする前にUL信号を最適に除去するように、再サンプルされた多レベル信号316のUL成分を、ローカルで再構成されたUL変調信号351に最適にマッチするように実行される。
再び図11に戻ると、LL変調信号376はLL復調器390に適用され、そのLL復調器390は、復調LL信号ポイントストリーム391で表される復調LL信号をそれから回復する。LL復調器390の例示的なブロック図を図15に示す。LL復調器390は、デジタル再サンプル器515と、照合フィルタ520と、タイミング回復回路535と、ディローテータ525と、キャリア回復要素540とを有する。LL変調信号376はデジタル再サンプル器515に適用され、そのデジタル再サンプル器515はLLタイミング信号536を使用してLL変調信号376を再サンプルし、LL信号を初期LL処理レートにさせる。初期LL処理レートは、一般的に下位レイヤのシンボルレートの整数の倍数である。デジタル再サンプル器515は、タイミング回復要素535と共に動作する。再サンプルされたLL変調信号516は照合フィルタ520に適用される。照合フィルタは、ディローテータ525と前述のタイミング回復回路535との双方にフィルタリングされた信号を提供するために、LLキャリア周波数について再サンプルされたLL変調信号516をフィルタリングして整形する帯域通過フィルタである。タイミング回復要素535は、それからLLタイミング信号536を生成する。ディローテータ525は、フィルタリングされた信号をディローテートし、復調LL信号ポイントストリーム391を提供する。その復調LL信号ポイントストリーム391もまた、キャリア回復要素540に適用される。後者は、回復LLキャリア信号をディローテータ525に提供するために、復調LL信号ポイントストリーム391を使用する。
再び図11に戻り、H−L mux395は、復調UL信号ポイントストリーム333と、復調LL信号ポイントストリーム391とを受信する。H−L mux395は、復調モード信号389の関数としてメトリックグループ要素595に対する処理及びその後の適用のために、UL信号ポイントストリーム333又はLL信号ポイントストリーム391を選択する。復調モード信号389がレイヤ復調を示す場合、H−L mux395は、処理用にLL信号ポイントストリーム391を選択する。しかし、復調選択信号389が階層復調を示す場合、H−L mux395は、処理用にUL信号ポイントストリームを選択する。
次に図16に注目すると、図16は、H−L mux395の例示的なブロック図を示している。後者は、マルチプレクサ(mux)565と、対数尤度比(LLR:log−likelihood ratio)参照テーブル(LUT:look−up table)570とを有する。H−L mux395への入力信号は、(UL又はLLからの)受信信号ポイント値であり、H−L mux395の出力信号は、特定のビットが受信された確率を表すソフト値である。特に、Mux565は、前述のように、復調モード信号389の関数としてUL信号ポイントストリーム333又はLL信号ポイントストリーム391を選択し、選択された信号を受信信号566として提供する。従って、受信信号566は、受信信号ポイントのストリームであり、それぞれの受信信号ポイントは、信号空間において同期(IREC)成分(572)と直交(QREC)成分(571)とを有する。受信信号ポイントzについて、これが図17に更に示されている。ただし、
z=Irec+jQrec (1)
である。
各受信信号ポイントのIREC及びQREC成分は、LLR LUT570に適用される。後者は、図18に示すように、予め計算されたLLR値のLUT599を格納する。特に、LUT599の各行は、特定のI成分値(I行の値)に関連し、LUT599の各列は、特定のQ成分値(Q列の値)に関連する。LUT599はL行とJ列とを有する。LLR LUT570は、受信信号566の受信信号ポイントのIREC及びQREC成分値を量子化し、入力アドレスを作る。その入力アドレスは、それぞれの予め計算されたLLRをそれから選択するために、LUT599へのインデックスとして使用される。シンボル間隔T毎に、選択されたLLRは信号396を介して提供される。例えば、信号566のIREC成分値が第1行に量子化され、信号566のQREC成分値が第1列に量子化された場合、LLR598は、図11のメトリックグループ要素595に対して、図16の信号396を介して選択及び提供される。
本発明の概念以外に、当該技術分野において既知のように、所定のビット−シンボルのマッピングM(b)について(ただしMは対象のシンボルであり、b=0,1,...B−1はマッピングされるビットであり、Bは各シンボルのビット数である(例えばBはQPSKでは2ビットでもよく、8−PSKでは3ビットでもよい))、Bビット値の第iビットの対数尤度比の関数は次になる。
LLR(i,z)=log[(prob(b=1|z))/(prob(b=0|z))] (2)
ここでbは第iビットであり、zは信号空間における受信信号ポイントである。“prob(bi=1|z)”という表記は、信号ポイントzが受信された場合に第iビットが“1”である確率を表す。同様に、“prob(bi=0|z)”という表記は、信号ポイントzが受信された場合に第iビットが“0”である確率を表す。
2次元信号空間では、式(2)の確率は、次の確率密度関数(PDF:probability density function)を有する加法性ガウス白色雑音(AWGN:additive Gaussian white noise)に基づくと仮定される。
Figure 0004597994
従って、所定のビット及び受信信号ポイントのLLRは次のように定められる。
Figure 0004597994
所定の受信信号ポイントzのLLRは、zと対象のシンボルMと雑音レベルσのrms値との関数であることが、式(4)からわかる。LLRはまた、“ソフトメトリック”の一例である。
LLR比の計算の図の例を図19及び20に示す。図19は、例示的なLLシンボルコンステレーションを示している。簡潔性のため、4シンボルのQPSK(四相位相シフトキー)コンステレーションが図示されているが、他のサイズ及び形状のシンボルコンステレーションも使用され得ることに留意すべきである(例えば、8−PSKでは3ビット、16−QAMでは4ビット、階層16−QAM等)。図19からわかるように、信号空間89に4つのシンボルが存在し、各シンボルは特定の2ビットマッピング[b1,b0]に関連する。次に図20を参照すると、受信信号ポイントzは、信号空間89のシンボルに関して図示されている。受信信号ポイントzは信号空間89の各シンボルから異なる距離dにあることが、図20からわかる。例えば、受信信号ポイントzは2ビットマッピング“01”に関連するシンボルからdにある。従って、LLR(b0)は次のようになる。
ln[(確率b0が1)/(確率b0が0);又は (5A)
ln[(確率(シンボル01又は11))/(確率(シンボル00又は10))];又は (5B)
ln[{exp(−d /(2σ))+exp(−d /(2σ))}/{exp(−d /(2σ))+exp(−d /(2σ))}] (5C)
また、LLR(b1)は次になる。
ln[(確率b1が1)/(確率b1が0);又は (6A)
ln[(確率(シンボル10又は11))/(確率(シンボル00又は01))];又は (6B)
ln[{exp(−d /(2σ))+exp(−d /(2σ))}/{exp(−d /(2σ))+exp(−d /(2σ))}] (6C)
図16を参照すると、LLR LUT570(すなわちLUT599)は、受信機30の各モードに応じて、階層LLR値573のセット又はレイヤLLR値574のセットに初期化される。例えば、レイヤLLR値は、図5、19及び20に示すようなLLシンボルコンステレーションに関して事前に計算される。また、階層LLR値は、図7に示すもの及び同様に図21に示すもののような結合シンボルコンステレーションに関して事前に計算される。換言すると、LLの階層LLRは、LL信号空間(例えば図5の信号空間89)に関してではなく、結合信号空間(例えば図7の信号空間79)に関して決定される。受信信号ポイントz毎に、信号空間79の各シンボルと受信信号ポイントzとの間の距離は、LLRを計算するときに決定されて使用される。簡潔性のため、これらの距離dのうちいくつかのみが図21に示されている。階層LLR値573及びレイヤLLR値574は、如何なる方法で作られてもよい。例えば、受信機30は、2つの端点(送信機5及び受信機30)との間の通信の開始又は再初期化中に、送信機5により提供される例えばトレーニング信号を使用することにより、計算を実行してもよい。当該技術分野において既知のように、トレーニング信号は所定の信号(例えば受信機に事前に知られている所定のシンボルシーケンス)である。端点がその間でデータを通信する前にシグナリングを交換する所定の“ハンドシェイキング”シーケンスが更に定められてもよい。代替として、計算はリモートで(例えば送信機5の位置で)実行され、帯域内又は帯域外シグナリングチャネルを介して受信機30に送信されてもよい(これはダイヤルアップ設備(有線及び/又は無線)を介してもよい(図示せず))。又は、LLR値は、予想の信号条件に基づいて計算され、製造時に受信機に格納されてもよい。
図11に戻り、本発明の原理によれば、メトリックグループ要素595は、信号396を介してLLRのシーケンス(ソフト入力データ)を受信し、それから反復デコード信号596を提供する。以下に説明するように、及び図22に示すように、例示的に、メトリックグループ要素595は、シンボルで反復シンボルを整列し、反復シンボル毎にLLR出力値を提供する機能を実行する。例示目的で、メトリックグループ要素595がJ=2の場合について示されているが、Jは1より大きい如何なる数でもよい。メトリックグループ要素595は、位相平均器630及び635と、絶対値要素640及び645と、低域通過フィルタ650及び655と、比較器660と、マルチプレクサ670とを有する。
メトリックグループ要素595により実行される第1の機能は、反復シンボル期間に対するLLの受信信号ポイントシーケンスの整列である。前述のように、各送信LL反復シンボルはJシンボル(ただしJ>1)を有する。この点について、メトリックグループ要素595はLLRのシーケンス(信号396で示す)を処理し、同じ反復シンボル期間に関連してこれらをグループ化する。この整列又はグループ化は如何なる方法で実行されてもよい。ここで、位相1平均器630は入力としてLLR値396を受け取り、信号631として各反復シンボル(LLR0+LLR1),(LLR2+LLR3)...で平均した出力LLR値を提供する。位相2平均器635は入力としてLLR値396を受け取り、信号636として他の配列(LLR1+LLR2),(LLR3+LLR4)...での各反復シンボルで平均した出力LLR値を提供する。信号631は絶対値要素640により更に処理され、絶対値信号641を提供する。その絶対値信号641は低域通過フィルタ(LPF:low−pass filter)650により更に処理され、フィルタリングされた信号651を提供する。信号636は絶対値要素645により更に処理され、絶対値信号646を提供する。その絶対値信号646は低域通過フィルタ655により更に処理され、フィルタリングされた信号656を提供する。比較器660は低域フィルタリングされた信号651及び656を受信し、選択信号661を作る。その選択信号661は、信号651が信号656より大きい場合に1であり、位相1がより良い整列であることを示す。そうでない場合には選択信号651は0であり、位相2がより良い整列であることを示す。選択信号661はマルチプレクサ(MUX)670に適用され、マルチプレクサ670は、決定されたより良い整列に従って平均反復シンボルLLR値を渡す。すなわち、それは選択信号661が1である場合には位相1に対応する信号631を選択し、又は選択信号661が0である場合には信号636を選択し、LLR出力596を提供する。このように、メトリックグループ要素595は、結合メトリックとして最善の位相に関連する加算されたLLRを渡し、反復デコード信号596としてLLデコーダ340に反復シンボル周期毎にこの平均LLRを提供する。このように、グループメトリック要素595は、実際にLL信号から重複データを除去する。
LLデコーダ340は、信号596を介して平均LLRのシーケンス(ソフト入力データ)を受信し、それからLL信号321−2を提供する。LLデコーダ340はLLエンコーダ110のものに対して補完的に動作する。LLRデコーダ340はまた、ソフト入力ソフト出力デコーダでもよく、ソフト入力値を提供し、そのソフト入力値が更に処理され(図示せず)、LL信号321−2を作ってもよい点に留意すべきである。
レイヤ復調モードでは、受信機30は、UL復調器330及びデコーダ335を介してUL信号を最初に回復することにより、受信信号を順次復調することが、図11からわかる。回復したUL信号は、受信信号から減算するために再エンコード及び再変調され、LL復調器390による復調のためにLL信号を明らかにする。結果の復調LL信号ポイントストリーム391は、LLシンボルコンステレーションに関してソフト入力データ(例えばLLR)を生成するように処理される。対照的に、階層復調モードでは、UL信号ポイントストリーム333が回復され、それからLL信号が直接決定される。ここでは、これは同時モードのデコードと呼ばれる。特に、UL信号ポイントストリーム333は、ソフト入力データ(例えばLLR)を生成し、それからLLデータを回復するように処理される。
H−L mux395の他の変形も可能である。例えば、2つの別々の参照テーブル(555及び560)がmux565の前にあり、復調モード信号389に従って適切な信号(信号556又は561)を選択する例を、図23に示す。
本発明の原理に従った他の実施例を図24に示す。例示的に、この実施例では、統合復調器/デコーダ320’は、階層モードの動作のときに、受信信号を順次デコードする。階層変調ベースの信号を順次デコードするために、受信機はUL信号をまずデコードし、次にLL信号をデコードする。図24からわかるように、統合復調器/デコーダ320’は、結合器又は加算器380と遅延要素355とH−L mux395’との追加を除いて、図11の統合復調器/デコーダ320と類似する。遅延要素355は、ULデコーダ335、エンコーダ470等の処理遅延を補う。例示的に、加算器380は、入力信号として遅延した変調UL信号ポイントストリーム333’と、図13に示すようにUL再変調器/再エンコーダ350から利用可能な信号471とを受信する。結合器380は、遅延した変調UL信号ポイントストリーム333’から符号化信号471を減算し、H−L mux395’にLL信号ポイントストリーム381を提供する。前述のように、H−L mux395’は、選択された復調モードの関数として、適用された信号(ここではLL信号ポイントストリーム381又は復調LL信号ポイントストリーム391)を選択する。
H−L mux395’のブロック図を図25に示す。この例では、H−L mux395’は、mux565とLLR計算機580とを有する。mux565は、復調モード信号389の関数として、LL信号ポイントストリーム381又は復調LL信号ポイントストリーム391を選択し、受信信号ポイントストリーム566を提供する。後者はLLR計算機580で表されるようなソフトデータ生成器に適用され、前述のように、グループメトリック要素595にLLRデータ396を提供する。
図1の受信機で使用される図26に注目する。ステップ605において、受信機30は複数の復調モードのうち1つを選択する。例示的に、少なくとも2つの復調モード(階層復調及びレイヤ復調)が存在する。前述のように、この選択は、例えばジャンパ設定、受信機30の構成スクリーン(図示せず)又は帯域外若しくは帯域内シグナリングチャネルで伝送されるデータにより実行され得る。ステップ610において、受信機30は多レベル信号を受信する。ステップ615において、受信機30は、選択された復調モードの関数として実行する復調処理を決定する。復調モードが階層である場合、ステップ620において、受信機30は受信した多レベル信号の階層復調を実行する。他方、復調のモードがレイヤである場合、ステップ625において、受信機30は受信した多レベル信号のレイヤ復調を実行する。復調モードの選択(ステップ605)は、多レベル信号の受信(ステップ610)の後に実行されてもよい点に留意すべきである。
本発明の原理による受信機の他の実施例を図27に示す。例示的に、この実施例では、受信機30(図示せず)はレイヤ復調のみを実行し、受信信号を順次デコードする復調器/デコーダ720を有する。図27からわかるように、復調器/デコーダ720は、階層復調がサポートされていないため、複数の要素を削除することを除いて、図11の統合復調器/デコーダ320と類似する。
例示的に、受信信号ポイントストリーム391は、メトリックグループ要素595にLLR値396を提供するLLR参照テーブル570に適用される。整列に関して、メトリックグループ要素595は、Jの可能な整列毎に結合LLR値を作ることにより、受信信号ポイントを再び整列し、平均で最高の絶対値を有するものとして結合LLR値の最善のシーケンスを選択する。従って、メトリックグループ要素595は、LLデコーダ340への適用のために、反復デコード信号596を提供する。これに関して、LLデコーダ340はLLR値を受信する。
本発明の原理による受信機の他の実施例を図28に示す。例示的に、この実施例では、受信機30(図示せず)は階層復調のみを実行し、受信信号を同時にデコードする復調器/デコーダ820を有する。図28からわかるように、復調器/デコーダ820は、レイヤ復調がサポートされていないため、複数の要素を削除することを除いて、図11の統合復調器/デコーダ320と類似する。図28からわかるように、UL信号ポイントストリーム333はLLR LUT570に適用され、前述のように、そのLLR LUT570は階層LLR値573を格納している。LLRの結果のストリーム(信号396)は、前述のようにメトリックグループ要素595に適用される。
本発明の原理による受信機の他の実施例を図29に示す。例示的に、この実施例では、受信機30(図示せず)は階層変調のみを実行し、受信信号を順次デコードする復調器/デコーダ920を有する。図29からわかるように、復調器/デコーダ920は、レイヤ復調がサポートされていないため、複数の要素を削除することを除いて、図24及び25の統合復調器/デコーダ320’と類似する。他の実施例に関して行われたものと類似のコメントが、これに当てはまる(例えばLLデコーダ340はLLR値を受信する)。
代替実施例では、メトリックグループ要素595は、シンボル値を整列及び平均して、シンボル値で動作することができ、その場合に、例えばLLデコーダはその後のデコードのために、まず平均シンボル値をLLR値に変換してもよい点に留意すべきである。
本発明の特徴によれば、反復コーダの使用は、更なる設計の柔軟性を備えたコードを導く機能を提供する。例えば、レート1/2コーダが図3のLLエンコーダ110により実装され得る。当該技術分野において既知のように、“レート1/2”という用語は、送信される2ビット毎に1ビットが冗長である(すなわち誤り保護/検出を提供する)ことを意味する。一般的な形式では、コーダはレートn/R(n及びRは1より大きく、R>nである)を有すると記載することができる。更に、実際には、LLエンコーダ110は、既存のエンコーダ設計(独自仕様又は既製)から生じてもよい。更に、反復コードを追加することにより、エンコーダ又は対応のデコーダに再設計を必要とせずに、送信機5はレートn/((R)(J))のコーダを効果的に実装する。従って、コスト及び設計時間を節約する。また、ここで説明した反復コードはまた、それがなければ通常利用可能でないコードレートのクラスを得るパンクチャ技術及び他の技術と共に使用され得る。
前述のように、本発明の概念によれば、反復コードは、多レベル信号のうち少なくとも1つのレベルで使用される。実際に、本発明の概念は、小さいSNR環境においてLLチャネルで運ばれるデータの回復を可能にする更にロバストなLLチャネルを事実上作る。実際に、例えば下位レイヤでの反復コードの使用は、下位レイヤのチャネルの出力レベルを増加させることなく、受信機の性能を改善する。従って、下位レイヤの信号での反復コードに関して説明したが、本発明はそれに限定されず、多レベル変調信号のうち如何なる1つ以上のレイヤに適用され得る。また、TV35で示すディスプレイに結合された受信機に関して説明したが、本発明の概念はそれに限定されない点に留意すべきである。例えば、受信機30は、例えばヘッドエンドの配信システムの更なるアップストリームに配置されてもよく、その配信システムがネットワークの他のノード及び/又は受信機にコンテンツを再送信してもよい。更に、下位互換性のある通信システムを提供することに関して階層変調及びレイヤ変調について説明したが、これは本発明の概念の要件ではない。前述及び図示の特定の要素の構成要素のグループは単に例示的である点にも留意すべきである。例えば、ULデコーダ335とLLデコーダ340との一方又は双方は、基本的に復調上位レイヤ信号と復調下位レイヤ信号とを少なくとも提供する復調器である要素320の外部でもよい。同様に、別々の要素として図示されているが、反復コーダ170の機能は図面の他の要素に実装されてもよい点にも留意すべきである。例えば図3を検討すると、反復コード機能は、LLエンコーダ110又はLL変調器120に含まれてもよい。同様のコメントが他の図面に当てはまる。
従って、前述のものは本発明の原理を例示するものであり、当業者は、明示的に説明しないが、本発明の原理を具現し、その要旨及び範囲内にある多数の代替構成を考案することができることがわかる。例えば、別々の機能要素に関して図示したが、これらの機能要素は1つ以上の集積回路(IC)に具現されてもよい。同様に、別々の要素として図示したが、要素の一部又は全部は、格納プログラム制御プロセッサ(例えば、図26に示す1つ以上のステップに対応する関連ソフトウェアを実行するデジタルシグナルプロセッサ(DPS)又はマイクロプロセッサ)に実装されてもよい。更に、別々の要素として図示したが、その要素は、その如何なる組み合わせで異なるユニットに分散されてもよい。例えば、受信機30はTV35の一部でもよい。従って、例示的な実施例に対して多数の変更が可能であり、特許請求の範囲に記載の本発明の要旨及び範囲を逸脱することなく、他の構成が考案され得ることがわかる。
本発明の原理を具現する例示的な衛星通信システム 図1の衛星15を通じた伝送パスの例示的なブロック図 図1の送信機5で使用される本発明の原理による例示的な階層変調の実施例 本発明の原理による反復符号化 上位レイヤ及び下位レイヤで使用される例示的なシンボルコンステレーション 図1の送信機5で使用される本発明の原理による他の例示的な階層変調の実施例 多レベル信号用の例示的な結果の信号ポイントコンステレーション 図1の送信機5で使用される本発明の原理による例示的なレイヤ変調の実施例 レイヤ変調ベースのシステムに関する衛星伝送パスの例示的なブロック図 本発明の原理による受信機の例示的なブロック図 本発明の原理による図10の統合復調器/デコーダ320の例示的なブロック図 本発明の原理による統合復調器/デコーダ320の異なる部分の様々なブロック図 本発明の原理による統合復調器/デコーダ320の異なる部分の様々なブロック図 本発明の原理による統合復調器/デコーダ320の異なる部分の様々なブロック図 本発明の原理による統合復調器/デコーダ320の異なる部分の様々なブロック図 本発明の原理による統合復調器/デコーダ320の異なる部分の様々なブロック図 例示的な信号空間 本発明の原理による対数尤度参照テーブル 例示的なシンボルコンステレーション 例示的な対数尤度計算 例示的な対数尤度計算 図11のメトリックグループ要素595の実施例 図11のH−L mux395の他の変形 本発明の原理による統合復調器/デコーダの他の例示的な実施例 本発明の原理による統合復調器/デコーダの他の例示的な実施例 本発明の原理による例示的なフローチャート 本発明の原理によるレイヤ変調受信機の他の例示的な実施例 本発明の原理による同時デコードを備えた階層変調受信機の他の例示的な実施例 本発明の原理による順次デコードを備えた階層変調受信機の他の例示的な実施例

Claims (34)

  1. 多レベル受信信号を復調し、Kの復調信号を提供し、K>1である復調器と、
    前記Kの復調信号のうち少なくとも1つから重複データを除去する反復デコーダと
    を有する受信機であって、
    前記多レベル受信信号は、上位レイヤと下位レイヤとを少なくとも含むレイヤ変調信号であり、
    前記反復デコーダは、
    異なるそれぞれの整列で少なくとも1つの復調信号から導かれたソフト入力データをそれぞれ平均し、各平均の信号を提供する複数の平均要素と、
    どの平均の信号が残りの平均の信号と比較してより良い整列を表すかを決定する比較器と、
    より良い整列を表すと決定された平均の信号を提供するセレクタと
    を更に有する受信機。
  2. 請求項1に記載の受信機であって、
    前記反復デコーダは、前記下位レイヤで動作する受信機。
  3. 請求項1に記載の受信機であって、
    前記反復デコーダは、反復デコード信号を提供し、
    前記受信機は、前記反復デコード信号をデコードするデコーダを更に有する受信機。
  4. 請求項3に記載の受信機であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの受信信号ポイント毎に平均対数尤度比(LLR)を表し、J>1である受信機。
  5. 請求項3に記載の受信機であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの各受信信号ポイントの平均を表し、J>1である受信機。
  6. 請求項に記載の受信機であって、
    前記ソフト入力データは、前記少なくとも1つの復調信号に関連する対数尤度比の関数である受信機。
  7. 多レベル受信信号を復調し、Kの復調信号を提供し、K>1である復調器と、
    前記Kの復調信号のうち少なくとも1つから重複データを除去する反復デコーダと
    を有する受信機であって、
    前記復調器は、複数の動作モードを有し、
    前記モードのうち少なくとも2つは、階層モードとレイヤモードであり、
    前記反復デコーダは、
    異なるそれぞれの整列で少なくとも1つの復調信号から導かれたソフト入力データをそれぞれ平均し、各平均の信号を提供する複数の平均要素と、
    どの平均の信号が残りの平均の信号と比較してより良い整列を表すかを決定する比較器と、
    より良い整列を表すと決定された平均の信号を提供するセレクタと
    を更に有する受信機。
  8. 請求項に記載の受信機であって、
    前記多レベル受信信号は、上位レイヤと下位レイヤとを少なくとも含む階層変調信号である受信機。
  9. 請求項に記載の受信機であって、
    前記反復デコーダは、前記下位レイヤで動作する受信機。
  10. 請求項に記載の受信機であって、
    前記多レベル受信信号は、上位レイヤと下位レイヤとを少なくとも含むレイヤ変調信号である受信機。
  11. 請求項10に記載の受信機であって、
    前記反復デコーダは、前記下位レイヤで動作する受信機。
  12. 請求項に記載の受信機であって、
    前記反復デコーダは、反復デコード信号を提供し、
    前記受信機は、前記反復デコード信号をデコードするデコーダを更に有する受信機。
  13. 請求項12に記載の受信機であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの受信信号ポイント毎に平均対数尤度比(LLR)を表し、J>1である受信機。
  14. 請求項12に記載の受信機であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの各受信信号ポイントの平均を表し、J>1である受信機。
  15. 請求項に記載の受信機であって、
    前記ソフト入力データは、前記少なくとも1つの復調信号に関連する対数尤度比(LLR)の関数である受信機。
  16. 多レベル受信信号を復調し、Kの復調信号を提供し、K>1である復調器と、
    前記Kの復調信号のうち少なくとも1つから重複データを除去する反復デコーダと
    を有する受信機であって、
    前記反復デコーダは、
    異なるそれぞれの整列で少なくとも1つの復調信号から導かれたソフト入力データをそれぞれ平均し、各平均の信号を提供する複数の平均要素と、
    どの平均の信号が残りの平均の信号と比較してより良い整列を表すかを決定する比較器と、
    より良い整列を表すと決定された平均の信号を提供するセレクタと
    を更に有する受信機。
  17. 請求項16に記載の受信機であって、
    前記ソフト入力データは、前記少なくとも1つの復調信号に関連する対数尤度比(LLR)の関数である受信機。
  18. 受信機で使用される方法であって、
    多レベル受信信号を復調し、Kの復調信号を提供し、K>1であり、
    前記Kの復調信号のうち少なくとも1つから重複データを除去することを有し、
    前記多レベル受信信号は、上位レイヤと下位レイヤとを少なくとも含むレイヤ変調信号であり、
    前記除去するステップは、
    複数の異なる整列で少なくとも1つの復調信号から導かれたソフト入力データを平均し、各整列に関連する各平均の信号を提供し、
    どの平均の信号が残りの平均の信号と比較してより良い整列を表すかを決定し、
    より良い整列を表すと決定された平均の信号を提供することを有する方法。
  19. 請求項18に記載の方法であって、
    前記反復デコーダは、前記下位レイヤで動作する方法。
  20. 請求項18に記載の方法であって、
    前記除去するステップは、反復デコード信号を提供するステップを有し、
    前記方法は、前記反復デコード信号をデコードするステップを更に有する方法。
  21. 請求項20に記載の方法であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの受信信号ポイント毎に平均対数尤度比(LLR)を表し、J>1である方法。
  22. 請求項20に記載の方法であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの各受信信号ポイントの平均を表し、J>1である方法。
  23. 請求項18に記載の方法であって、
    前記ソフト入力データは、前記少なくとも1つの復調信号に関連する対数尤度比(LLR)の関数である方法。
  24. 受信機で使用される方法であって、
    多レベル受信信号を復調し、Kの復調信号を提供し、K>1であり、
    前記Kの復調信号のうち少なくとも1つから重複データを除去することを有し、
    前記復調するステップは、
    少なくとも2つの復調モードのうち1つを選択するステップと、
    前記選択されたモードに従って復調を実行するステップと
    を有し、
    前記少なくとも2つの復調モードは、階層復調モードとレイヤ復調モードであり、
    前記除去するステップは、
    複数の異なる整列で少なくとも1つの復調信号から導かれたソフト入力データを平均し、各整列に関連する各平均の信号を提供し、
    どの平均の信号が残りの平均の信号と比較してより良い整列を表すかを決定し、
    より良い整列を表すと決定された平均の信号を提供することを有する方法。
  25. 請求項24に記載の方法であって、
    前記多レベル受信信号は、上位レイヤと下位レイヤとを少なくとも含む階層変調信号である方法。
  26. 請求項25に記載の方法であって、
    前記反復デコーダは、前記下位レイヤで動作する方法。
  27. 請求項24に記載の方法であって、
    前記多レベル受信信号は、上位レイヤと下位レイヤとを少なくとも含むレイヤ変調信号である方法。
  28. 請求項27に記載の方法であって、
    前記反復デコーダは、前記下位レイヤで動作する方法。
  29. 請求項24に記載の方法であって、
    前記除去するステップは、反復デコード信号を提供するステップを有し、
    前記方法は、前記反復デコード信号をデコードするステップを更に有する方法。
  30. 請求項29に記載の方法であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの受信信号ポイント毎に平均対数尤度比(LLR)を表し、J>1である方法。
  31. 請求項29に記載の方法であって、
    前記反復デコード信号は、少なくとも1つの復調信号のJの各受信信号ポイントの平均を表し、J>1である方法。
  32. 請求項24に記載の方法であって、
    前記ソフト入力データは、前記少なくとも1つの復調信号に関連する対数尤度比(LLR)の関数である方法。
  33. 受信機で使用される方法であって、
    多レベル受信信号を復調し、Kの復調信号を提供し、K>1であり、
    前記Kの復調信号のうち少なくとも1つから重複データを除去することを有し、
    前記除去するステップは、
    複数の異なる整列で少なくとも1つの復調信号から導かれたソフト入力データを平均し、各整列に関連する各平均の信号を提供し、
    どの平均の信号が残りの平均の信号と比較してより良い整列を表すかを決定し、
    より良い整列を表すと決定された平均の信号を提供することを有する方法。
  34. 請求項33に記載の方法であって、
    前記ソフト入力データは、前記少なくとも1つの復調信号に関連する対数尤度比(LLR)の関数である方法。
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