JP4597900B2 - 使用済み核燃料の貯蔵設備 - Google Patents

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Description

本発明は使用済み核燃料の貯蔵設備に関する。
原子力発電所に代表される原子力設備において発生した使用済み核燃料はその再処理を行なうまでの間、安全に貯蔵しておく必要がある。原子力設備において発生した使用済み核燃料は、保管用容器(キャニスタという。)に収納され、キャニスタは搬送用容器(キャスクという。)に収納されて搬送される。貯蔵設備にはキャニスタを貯蔵する貯蔵用容器(ボールト管という。)が配設されており、キャスクに収納されて搬送されたキャニスタは貯蔵設備においてボールト管へ移送される。キャスクからボールト管へキャニスタを移送する方法としては、貯蔵設備の天井にクレーンを配設し、キャスクからキャニスタをクレーンで吊り上げ、ボールト管内へ吊り下ろす方法がある。
特開2003−84093号公報 特開2003−240889号公報 特開2004−4038号公報
しかし、クレーンを使う方法では、クレーンの作動空間を確保するために貯蔵設備の高さが高くなり易い。また、キャニスタは一般に数十トン以上の重量を有するため、キャニスタを昇降するクレーンは大規模なものが要求される。このため、クレーンを支持するための梁・柱にも高い強度が要求される。従って、貯蔵設備が大型化し、その建設コストが増大する。
従って、本発明の目的は、より安価に建設可能な使用済み核燃料の貯蔵設備を提供することにある。
本発明によれば、着脱可能な蓋部が装着される開放端部を有し、キャニスタを収納する筒状のキャスクが、前記開放端部を上に向けて配置される受入室と、前記キャニスタを貯蔵するボールト管が立設された貯蔵室と、前記受入室及び前記貯蔵室の上方に設けられ、前記キャニスタを前記受入室から前記貯蔵室へ搬送するための搬送空間を形成する搬送室と、を備えた使用済み核燃料の貯蔵設備において、前記搬送室内を移動する移動手段と、上端部及び下端部が開放し、前記下端部が前記キャスクの前記開放端部及び前記ボールト管の上端部にそれぞれ連結可能であると共に前記キャニスタが移動可能な内部空間を有する筒体と、前記移動手段に搭載され、前記筒体が前記搬送室内に位置する上昇位置と、前記筒体が前記受入室内に配置された前記キャスクの前記開放端部と連結して前記キャスクの内部と前記内部空間とが連通する第1降下位置と、前記筒体が前記ボールト管の前記上端部と連結して前記ボールト管の内部と前記内部空間とが連通する第2降下位置と、の間で前記筒体を昇降する昇降手段と、前記筒体が連結された前記キャスクの底部から当該キャスク内へエアを供給し、前記キャニスタを前記筒体を通して前記搬送室内へ浮上させる第1エア供給手段と、前記移動手段に搭載され、前記第1エア供給手段によるエアの供給により前記搬送室内へ浮上した前記キャニスタを解除可能に保持する保持手段と、前記筒体が連結された前記ボールト管内にエアを供給し、前記保持手段による前記キャニスタの保持の解除により前記筒体を通して前記ボールト管内に落下する前記キャニスタの落下速度を低減する第2エア供給手段と、を備えたことを特徴とする使用済み核燃料の貯蔵設備が提供される。
本発明の貯蔵設備では、前記キャスクに収納されたキャニスタが前記受入室から前記搬送室を介して前記貯蔵室へ搬送され、前記ボールト管に移送される。前記キャスクからキャニスタを前記搬送室へ搬送する際、キャニスタは前記筒体及び前記キャスクにより形成される空間内を上昇して前記搬送室内へ浮上する。浮上したキャニスタは前記保持手段により保持され、前記移動手段の移動により前記貯蔵室上へ移動する。キャニスタを前記貯蔵室へ搬送する際、キャニスタは前記筒体及び前記ボールト管により形成される空間内を落下して前記ボールト管内に移送される。前記ボールト管内にはエアが供給されて落下速度が低減される。
このように本発明の貯蔵設備では、エアの圧力によりキャニスタを昇降する。よって、クレーンによりキャニスタを昇降する場合と比べて貯蔵設備の高さを低くすることができる。また、エアの圧力によりキャニスタを昇降することでクレーンの場合のようにキャニスタの昇降機構として大規模な機構が要求されず、このような機構を支持するための貯蔵設備の梁・柱の強度も低減できる。従って、より安価に建設可能な使用済み核燃料の貯蔵設備を提供することができる。
以上述べたとおり、本発明によれば、より安価に建設可能な使用済み核燃料の貯蔵設備を提供することができる。
<貯蔵設備の概略>
図1は本発明の一実施形態に係る使用済み核燃料の貯蔵設備Aの概略図である。貯蔵設備Aはキャスク2が配置される受入室10と、複数のボールト管3が立設された貯蔵室20と、受入室10及び貯蔵室20の上方に設けられた搬送室30とを備える。本実施形態の場合、受入室10は貯蔵設備Aの地上1階部分に構成されており、搬送室30は貯蔵設備Aの地上2階部分に構成されている。貯蔵室20は地上1階部分と地下に構成されている。
搬送室30には搬送室30内を移動する移送装置100が設けられている。搬送室30の床には搬送室30と受入室10とを連通する開口部31が形成されている。搬送室30の床にはまた、搬送室30と貯蔵室20とを連通する複数の開口部32が形成されている。開口部32にはボールト管3の上端部が挿入され、従って、開口部32はボールト管3と同数、形成されている。ボールト管3の上端部には蓋部3aが着脱可能に装着され、閉鎖されている。
後述するようにキャスク2に収納されたキャニスタは、受入室10から搬送室30へ開口部31を通過して搬送される。そして、ボールト管3の蓋部3aを取外して搬送室30からボールト管3内へキャニスタが収納されることになる。搬送室30はキャニスタの搬送空間を形成することになる。なお、本実施形態においてボールト管3は、複数のキャニスタを上下に貯蔵可能な長さを有するものであるが、一つのキャニスタを貯蔵できるボールト管の採用も可能である。
<移送装置>
図2は移送装置100の斜視図、図3は移送装置100の分解斜視図である。移送装置100は、ベースユニット101と、ベースユニット101に搭載されたフレーム体102とを備える。ベースユニット101は鋼製の角材等を平面的に組み合わせて構成されており、その中央部分の領域には上下方向に貫通した断面方形の開口部101a及び101bが形成されている。ベースユニット101の両側部には複数のエア浮上ユニット103が平面的に配設されている。
エア浮上ユニット103はベースユニット101を浮遊させることで移送装置100全体を搬送室30の床面から浮遊させるユニットである。図17(a)及び(b)はその説明図である。図17(a)に示すように、エア浮上ユニット103はベースプレート103bと、ベースプレート103bの下面中心部に設けられた、支持盤103cと、クッション材103cの回りを囲包する浮き輪状の袋体103aと、を備える。
ベースプレート103bにはエア通路103b’が形成されており、このエア通路103b’にはコンプレッサ等のエア供給装置(不図示)から高圧のエアが供給される。しかして、移送装置100の移動停止時には図17(a)に示すようにエア通路103b’にはエアが供給されず、袋体103aはしぼんだ状態にあり、支持盤103cが床面に接地している。
一方、移送装置100を移動させる時には、図17(b)に示すようにエア通路103b’にエアが供給され、このエアの一部は袋体103a内へ導入されて袋体103aを膨張させると共に、エアの残りはベースプレート103bの下方へ噴出されて、支持盤103cと袋体103aの下へ高圧の空気が回り込むことになる。回り込んだ高圧空気の圧力が荷重に打ち勝つことにより、移送装置100が浮遊することになる。
次に、ベースユニット101の両端部にはベースユニット101を移動させる駆動ユニット104が設けられている。駆動ユニット104は支持部材101cの一端部に回動自在に支持されている。支持部材101cの他端には断面方形の開口部が形成されており、ここには案内部材101dが挿入されている。案内部材101dはその下端がベースユニット101に固定され、上下方向に延びる断面方形の部材である。しかして、駆動ユニット104及び支持部材101cと、ベースユニット101とは、両者の上下方向の相対的な移動は許容される一方、左右方向の移動は許容されない構成となっている。
駆動ユニット104は駆動輪104aと、駆動輪104aを回転駆動する不図示の駆動手段(例えばモータ)と、支持部材101cに対して駆動ユニット104を回動させる不図示の回動手段(例えばモータ)と、を備える。しかして、エア浮上ユニット103を作動すると、ベースユニット101及びこれに搭載された各構成は搬送室30の床面から浮遊する。駆動ユニット104とベースユニット101との間には、スプリング等の不図示の弾性部材が設けられており、これが駆動ユニット104を床へ常時押圧する。このため、駆動ユニット104は浮遊せず、駆動輪104aが床に接地し、所定の荷重を負担した状態が維持される。この状態で、駆動輪104aを回転駆動することにより搬送室30の床上を移送装置100が移動する。また、上記回動手段の作動により駆動ユニット104がベースユニット101に対して相対的に回動することで移送装置100を旋回させることもできる。
移送装置100の移動制御としては種々の制御方式が採用できる。一例を挙げると、搬送室30の床上に移送装置100の移動ルートの指標となるライン、停止位置を規定する目印を布設し、当該ライン、目印を読み取るセンサを移送装置100に設け、センサの検知結果に応じて移送装置100の移動制御を行なうことができる。
フレーム体102はベースユニット101に立設された複数の柱部材102aと、柱部材102aの上端部に固定された天板102bと、柱部材102a間に架設された複数の梁部材102cと、を備える。本実施形態の場合、柱部材102aは4本設けられており、これらは開口部101aの4隅の部位近傍においてそれぞれ立設されている。
開口部101aの上方には上下の端部が開放した断面円形の筒体105が配設されている。筒体105は例えば鋼管であり、その下端部は後述するキャスク2の開放端部及びボールト管3の上端部に連結可能な大きさ及び形状を有している。本実施形態の場合、当該連結を容易にするために、筒体105の下端部はテーパ状に形成されている。
フレーム体102の梁部材102cには、筒体105を昇降する昇降手段で機能するアクチュエータ106が設けられている。本実施形態の場合、アクチュエータ106は4つの柱部材102aのうち、対角線上に位置する2本の柱部材102aに沿ってそれぞれ1つずつ、合計2つ設けられている。本実施形態の場合、アクチュエータ106は上下方向に延びるエアシリンダであり、そのロッド106aの下端部が筒体105に連結されている。アクチュエータ106の伸縮動作により筒体105は上下に昇降されることになる。筒体105の昇降にエアシリンダを用いることで筒体105をより滑らかに昇降することができる。
筒体105の内部には保持ユニット107が配設されている。保持ユニット107は天板102bに上端が固定された部材102dの下端に固定されており、キャニスタを保持する開閉可能な一対の爪107aを有する。爪107aは保持ユニット107に内蔵された不図示の駆動手段(例えばモータ)により開閉駆動される。
開口部101bの上方にはボールト管3の蓋部3aを保持する保持ユニット108が配設されている。保持ユニット108は蓋部3aを保持する開閉可能な一対の爪108aを有する。爪108aは保持ユニット108に内蔵された不図示の駆動手段(例えばモータ)により開閉駆動される。保持ユニット108はアクチュエータ109により昇降される。本実施形態の場合、アクチュエータ109は上下方向に延びるエアシリンダであり、そのロッド109aの下端部に保持ユニット108が固定されている。アクチュエータ109の伸縮動作により保持ユニット108は上下に昇降されることになる。アクチュエータ109は支持部材101eを介してフレーム体102の側部に支持されている。保持ユニット108及びアクチュエータ109はボールト管3の蓋部3aを取り外す取外手段として機能する。このような取外手段を移送装置100に設けておくことで、ボールト管3の蓋部3aの取外し作業を含めたキャニスタ1の移送作業を移送装置100で行なうことができ、作業効率を高めることができる。
ベースユニット101にはユニット110が搭載されている。このユニット110にはアクチュエータ106や109、エア浮上ユニット103を作動させるコンプレッサ等のエア供給ユニットや、駆動ユニット104、保持ユニット107及び108へ駆動電力を供給する電源ユニット、移送装置100の制御ユニット等の各種ユニットが含まれる。なお、移送装置100にはその周囲に被爆保護用の囲いを設けることが望ましい。
<キャスク及びキャニスタ>
図4はキャスク2及びキャスク2に収納されるキャニスタ1の構造説明図である。キャニスタ1は断面円形の筒状をなし、その内部には不図示の使用済み核燃料が収納されている。本実施形態の場合、キャニスタ1の底部1aの側周面にはシール部材1bが設けられている。このシール部材1bの機能については後述する。キャスク2は断面円形の筒状をなした本体部2aを有する。本体部2aの上端部は開放されて開放端部2a’を構成しており、ここには着脱自在な蓋部2bが装着される。本体部2aの下端部には底部2cが固定されており、常時閉鎖されている。
底部2cには底部2cの側周面と底部2cの上面とに開口したエア通路2dが形成されている。エア通路2dのうち、底部2cの側周面の開口端にはプラグ2eが着脱自在に装着される。通常時にはプラグ2eが装着されてエア通路2dの前記開口端が閉鎖される一方、キャニスタ1の移送時にはプラグ2eが取外されることになる。
なお、本実施形態ではキャニスタ1の底部1aの側周面に直接シール部材1bを設けたが、キャップを介して設けることもできる。図18はベースキャップ1a’を装着する場合のキャニスタ1’の例を示す図である。ベースキャップ1a’はキャニスタ1’の底部に装着されるよう、上方が開放しており(同図の破線参照)、ここにキャニスタ1’の底部が嵌合する。ベースキャップ1a’の側周面にはシール部材1b’が設けられている。
このベースキャップ1b’は予めキャスク2の内部の底に落とし込んでおくことで、キャニスタ1’をキャスク2に収納する際にベースキャップ1b’をキャニスタ1’に装着することができる。ベースキャップ1a’を用いることにより、既存のキャニスタ1をそのまま採用できるという利点がある。
<キャニスタの移送>
次に、貯蔵設備Aにおけるキャニスタ1の移送作業について図5乃至図15を参照して説明する。キャニスタ1を収納したキャスク2はトレーラ等により貯蔵設備Aに搬送される。キャスク2は開放端部2a’を上に向けて(つまり蓋部2bを上に向けて)台車上に縦置きで搭載され、受入室10内に導入される。図5はキャスク2が受入室10に導入された態様を示している。
図5に示すように受入室10にはキャスク2の蓋部2aを取り外す取外装置11が配設されている。取外装置11は保持ユニット11aと保持ユニット11aを昇降するアクチュエータ11bとを備える。保持ユニット11a及びアクチュエータ11bは上述した移送装置100の保持ユニット108、アクチュエータ109と同様の構成のものである。
取外装置11は受入室10の天井に布設されたレール11cに吊り下げ状態で支持されており、また、不図示の駆動手段によりレール11cに沿って移動可能である。レール11cは例えば開口部31から離間して平行に一対配設され、取外装置11は一対のレール11cの間の部分において吊り下げ状態で支持される。取外装置11を受入室10に配備することで受入室10内においてキャスク2の蓋部2aの取外し作業が行なえる。また、取外装置11を天井から吊り下げ状態で配設することでキャスク2を縦置きのまま蓋部2aの取外し作業が行なえる。受入室10には、また、コンプレッサ等のエア供給装置12や受入室10の入口を開閉するシャッタ13が配設されている。
貯蔵室20内において、各ボールト管3にはボールト管3内に貯蔵される各々のキャニスタ1の貯蔵位置を規定する規定ユニット200が設けられている。図16(a)及び図16(b)は規定ユニット200の説明図である。規定ユニット200は一つのキャニスタ1に対してボールト管3の周方向に複数設けられ、支持部材201と、アクチュエータ202と、これらを囲包するカバー部材203と、を備える。
支持部材201はボールト管3を構成する管の壁に設けられた穴に挿入され、図16(a)に示すようにボールト管3内に突出しない非突出位置と、図16(b)に示すようにボールト管3内に突出した突出位置と、の間で移動可能に構成されている。アクチュエータ202は例えば油圧シリンダであり、その伸縮により支持部材201を非突出位置と突出位置との間で移動させる。支持部材201は通常は非突出位置に位置しており、キャニスタ1を貯蔵する際に突出位置に移動して、キャニスタ1を載置状態にて支持することになる。キャニスタ1はボールト管3の下方から順番に収納される。規定ユニット200を設けたことで、各キャニスタ1をボールト管3内の適切な位置に収納することができる。
本実施形態の場合、支持部材201にはエア通路204が形成されている。エア通路204は支持部材201の先端部分において支持部材201の上面に開口しており、また、支持部材201の後端部分において支持部材201の下面に開口しており、後端部分の開口にはホースが接続されている。このホースは不図示のエア供給・排気装置(例えばコンプレッサ)に接続されている。支持部材201が突出位置に位置している際、不図示のエア供給・排気装置からエア通路204を介してボールト管3内にエアを供給し、また、排出することができる。後述するようにキャニスタ1をボールト管3内に徐々に定位置まで落下させる際には、エア通路204から供給されるエアがボールト管3内に充満し、その排気が必要となる場合があるが、この場合は、一部のエア通路204を排気用としてそこから排気してもよいし、ボールト管3に別途排気管を通して行ってもよい。
このエア通路204はボールト管3を冷却する気体をボールト管3内に導入するために用いることも可能であるし、また、エア通路204や上述した別途の排気管により、ボールト管3内の空気を排気し続け、ボールト管内部を負圧に保つことにより、使用済み核燃料から発生する放射性のガスや塵埃をボールト管3外に拡散しないようにするために利用することもできる。
なお、エアの供給は支持部材201を介さず、ボールト管3を構成する管の壁に穴を設けてその穴を用いて行なうこともできるが、支持部材201をエアの供給経路として併用することで構成の簡略化を図れる。
次に、キャニスタ1の移送作業について順次説明する。まず、図5に示すようにキャスク2は開口部31の真下の位置に配置される。また、搬送室30内において搬送装置100は筒体105が開口部31の真上に位置するように配置される。エア浮上ユニット103の作動は停止され、ベースユニット101が搬送室30の床上に載置された状態とする。筒体105は搬送室30内に位置する上昇位置にある。次に、取外装置11をキャスク2の真上に移動し、アクチュエータ11bを伸長して保持ユニット11aを降下させて保持ユニット11aにより蓋部2bを保持する。続いてアクチュエータ11bを収縮させて蓋部2bをキャスク2の本体部2aから取外す(図6)。また、キャスク2のプラグ2eを取外し、エア供給装置12のホースをエア通路2dに接続する(図6)。
次に、取外装置11を退避させた後、アクチュエータ106を伸長させ、筒体105を降下させる(図7)。筒体105はベースユニット101の開口部101a及び搬送室30の床の開口部31を通過し、その下端部が受入室10内に配置されたキャスク2の開放端部2aと連結してキャスク2の内部と筒体105の内部空間とが連通する位置(第1降下位置)まで降下される。
次に、エア供給装置12を作動させ、キャスク2の底部2cからキャスク2内へエアを供給する。エアの供給によりキャニスタ1はキャスク2から筒体105を通して搬送室30内へ浮上する。この際、キャニスタ1に設けたシール部材1bにより、キャニスタ1の下方の空間の気密性が高められ、キャニスタ1の浮上をより効果的に実現することができる。図8はキャニスタ1が浮上している態様を示している。キャニスタ1はエア供給装置12によるエアの供給圧の調整により、その上端部が保持ユニット107の近傍に位置するまで浮上する。
キャニスタ1の上端部が保持ユニット107の近傍に位置すると保持ユニット107を作動し、保持ユニット107によりキャニスタ1を保持する(図9)。続いてエア供給装置12によるエアの供給を停止し、また、アクチュエータ106を収縮させ、筒体105を搬送室30内に位置する上昇位置に上昇させる(図10)。
次に、エア浮上ユニット103を作動して移送装置100を浮遊状態とし、駆動ユニット104を駆動することで移送装置100を移動する。移送装置100は、保持ユニット107に保持されたキャニスタ1を貯蔵するボールト管3の真上に保持ユニット108が位置する位置まで移動する(図11)。移動後、エア浮上ユニット103の作動を停止し、ベースユニット101が搬送室30の床上に載置された状態とする。
次に、アクチュエータ109を伸長して保持ユニット108を降下させる。保持ユニット108はベースユニット101の開口部101bを通過して搬送室30の床の開口部32に進入する。保持ユニット108はボールト管3の蓋部3aの近傍まで降下され、続いて保持ユニット108を作動させて蓋部3aを保持する(図12)。
保持後、アクチュエータ109を収縮させ蓋部3aをボールト管3から取外し、取外した蓋部3aを移送装置100内へ取り込む。続いて、エア浮上ユニット103を作動して移送装置100を浮遊状態とし、駆動ユニット104を駆動することで移送装置100を再び移動する。移送装置100は、蓋部3aを取外したボールト管3の真上に筒体105が位置する位置まで移動し、移動後、エア浮上ユニット103の作動を停止し、ベースユニット101が搬送室30の床上に載置された状態とする。続いて、アクチュエータ106を伸長させ、筒体105を降下させる。筒体105はベースユニット101の開口部101aを通過して搬送室30の床の開口部32に進入し、その下端部がボールト管3の上端部と連結してボールト管3の内部と筒体105の内部空間とが連通する位置(第2降下位置)まで降下される(図13)。また、キャニスタ1を貯蔵する位置に対応する規定ユニット200のアクチュエータ202を作動して、支持部材201を突出位置に移動する(図13)。
次に、支持部材201のエア通路204を介して不図示のエア供給・排気装置によりボールト管3内にエアを供給する。ボールト管3とボールト管3に連結された筒体105の内部空間はエアの供給により高圧状態となる。この際、キャニスタ1に設けたシール部材1bは気密性向上に寄与する。つまり、ボールト管3内に既に貯蔵されたキャニスタ1に設けたシール部材1bの存在によりそのキャニスタ1の上方空間(つまり、これからキャニスタ1を貯蔵する空間)の気密性が高められ、また、筒体105内に存在する、これから貯蔵するキャニスタ1のシール部材1bの存在により、そのキャニスタ1の下方空間(つまり、これからキャニスタ1を貯蔵する空間)の気密性が高められる。
次に、保持ユニット107によるキャニスタ1の保持を解除する。すると、キャニスタ1は筒体105で浮遊した状態となる。ボールト管3内に供給するエアの圧力を徐々に下げるか又はボールト管3内のエアを徐々に排気すると、キャニスタ1は筒体105を通してボールト管3内を徐々に落下する(図14)。ボールト管3内のエアの圧力を調整することでキャニスタ1の落下速度を調整することができ、落下速度を低減することができる。やがて、キャニスタ1は支持部材201に支持される位置まで落下し、支持部材201に載置されることになる。
その後、ボールト管3内へのエアの供給を停止する。また、アクチュエータ202により筒体105を上昇位置に上昇させた後、移送装置100を移動して保持ユニット108が保持している蓋部3aをボールト管3に装着してこれを閉鎖する。移送装置100は次の移送作業を行なうべく、受入室10上へ移動する(図15)。以上により1単位の移送作業が終了する。
このように貯蔵設備Aでは、エアの圧力によりキャニスタ1を昇降する。よって、クレーンによりキャニスタ1を昇降する場合と比べて貯蔵設備Aの高さを低くすることができる。また、エアの圧力によりキャニスタ1を昇降することでクレーンの場合のようにキャニスタ1の昇降機構として大規模な機構が要求されず、このような機構を支持するための貯蔵設備Aの梁・柱の強度も低減できる。従って、より安価に建設可能な使用済み核燃料の貯蔵設備Aを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る使用済み核燃料の貯蔵設備Aの概略図である。 移送装置100の斜視図である。 移送装置100の分解斜視図である。 キャスク及びキャニスタの構造説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 貯蔵設備Aにおけるキャニスタの移送作業の説明図である。 (a)及び(b)は規定ユニット200の説明図である。 (a)及び(b)はエア浮上ユニット103の説明図である。 ベースキャップを装着する場合のキャニスタの構造説明図である。

Claims (6)

  1. 着脱可能な蓋部が装着される開放端部を有し、キャニスタを収納する筒状のキャスクが、前記開放端部を上に向けて配置される受入室と、
    前記キャニスタを貯蔵するボールト管が立設された貯蔵室と、
    前記受入室及び前記貯蔵室の上方に設けられ、前記キャニスタを前記受入室から前記貯蔵室へ搬送するための搬送空間を形成する搬送室と、
    を備えた使用済み核燃料の貯蔵設備において、
    前記搬送室内を移動する移動手段と、
    上端部及び下端部が開放し、前記下端部が前記キャスクの前記開放端部及び前記ボールト管の上端部にそれぞれ連結可能であると共に前記キャニスタが移動可能な内部空間を有する筒体と、
    前記移動手段に搭載され、前記筒体が前記搬送室内に位置する上昇位置と、前記筒体が前記受入室内に配置された前記キャスクの前記開放端部と連結して前記キャスクの内部と前記内部空間とが連通する第1降下位置と、前記筒体が前記ボールト管の前記上端部と連結して前記ボールト管の内部と前記内部空間とが連通する第2降下位置と、の間で前記筒体を昇降する昇降手段と、
    前記筒体が連結された前記キャスクの底部から当該キャスク内へエアを供給し、前記キャニスタを前記筒体を通して前記搬送室内へ浮上させる第1エア供給手段と、
    前記移動手段に搭載され、前記第1エア供給手段によるエアの供給により前記搬送室内へ浮上した前記キャニスタを解除可能に保持する保持手段と、
    前記筒体が連結された前記ボールト管内にエアを供給し、前記保持手段による前記キャニスタの保持の解除により前記筒体を通して前記ボールト管内に落下する前記キャニスタの落下速度を低減する第2エア供給手段と、
    を備えたことを特徴とする使用済み核燃料の貯蔵設備。
  2. 前記移動手段は、
    ベース部と、
    前記ベース部に搭載されたフレーム部と、
    前記ベース部を前記搬送室の床面から浮遊させるエア浮上ユニットと、
    前記ベース部を移動させる駆動部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載の使用済み核燃料の貯蔵設備。
  3. 前記キャスクの前記蓋部を取り外す取外手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の使用済み核燃料の貯蔵設備。
  4. 前記ボールト管の前記上端部には着脱可能なボールト蓋が装着され、
    前記移動手段には、
    前記ボールト管の前記蓋部を取り外す取外手段が搭載されていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み核燃料の貯蔵設備。
  5. 前記ボールト管は、複数の前記キャニスタを上下に貯蔵可能な長さを有し、
    前記ボールト管には、
    当該ボールト管に貯蔵される各々の前記キャニスタの貯蔵位置を規定する規定手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み核燃料の貯蔵設備。
  6. 前記キャニスタの底部に装着されるベースキャップを備え、
    前記ベースキャップの側周面にはシール部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の使用済み核燃料の貯蔵設備。
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