JP4596407B2 - スクリーニング方法、スクリーニング装置、及び印刷物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、多値画像を面積変調する際に用いるスクリーニング方法、及びスクリーニング装置に係り、特にカラー印刷の場合にもモアレの発生を抑制することができるスクリーニング方法、スクリーニング装置、そして、その印刷物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
スクリーニングは、印刷の対象となっている多階調画像(以下、この印刷の対象となっている多階調画像を原稿画像と記す)を面積変調して2値画像として表現する処理をいうことは広く知られている。そして、スクリーニングによって得られる2値画像をスクリーニング画像という。
【0003】
スクリーニングの方法としては種々のものが知られているが、モアレが発生する可能性があるという問題がある。そこで、従来では、モアレの発生を少なくするために、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、墨(K)の各色版毎にスクリーン線数と、及びスクリーン角度を変える等の対策がとられているが、モアレの発生を抑えることは難しいものであった。
【0004】
そこで、本発明は、カラー印刷を行う場合にも、モアレの発生を従来よりも抑制することができるスクリーニング方法、スクリーニング装置、及びそのようなスクリーニング方法によって得られたスクリーニング画像に基づいて印刷された印刷物を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係るスクリーニング方法は、請求項1記載の通り、
印刷の対象である原稿画像データを入力する工程と、
まず、正方形の4頂点に格子点を定義して、これら4格子点のそれぞれに予め定められた所定のスカラ値を与え、
それ以降は、
それまでに定義されてスカラ値が与えられた格子点で、正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点、及び、これら正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に新たな格子点を定義して、
これら新たに定義された5つの格子点のうち、
前記正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点に対して定義された4つの新たな格子点のスカラ値は、それぞれ、新たな格子点の両側の格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求め、
前記正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に定義された新たな格子点のスカラ値は、前記正方形をなす4つの格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求める
操作を所定回数繰り返すことによって、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなるノイズ画像を得、更にこのノイズ画像に対して画素の階調値ヒストグラムを平坦化する処理を施してスクリーン画像を生成する工程と、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を生成する工程と
を備えることを特徴とする。
本発明に係るスクリーニング装置は、請求項2記載の通り、
印刷の対象である原稿画像データを入力する画像入力手段と、
まず、正方形の4頂点に格子点を定義して、これら4格子点のそれぞれに予め定められた所定のスカラ値を与え、
それ以降は、
それまでに定義されてスカラ値が与えられた格子点で、正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点、及び、これら正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に新たな格子点を定義して、
これら新たに定義された5つの格子点のうち、
前記正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点に対して定義された4つの新たな格子点のスカラ値は、それぞれ、新たな格子点の両側の格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求め、
前記正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に定義された新たな格子点のスカラ値は、前記正方形をなす4つの格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求める
操作を所定回数繰り返すことによって、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなるノイズ画像を得、更にこのノイズ画像に対して画素の階調値ヒストグラムを平坦化する処理を施してスクリーン画像を生成するスクリーン画像生成手段と、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を生成するスクリーニング画像生成手段と
を備えることを特徴とする。
本発明に係る印刷物は、請求項3記載の通り、
印刷の対象である原稿画像データを入力し、
まず、正方形の4頂点に格子点を定義して、これら4格子点のそれぞれに予め定められた所定のスカラ値を与え、
それ以降は、
それまでに定義されてスカラ値が与えられた格子点で、正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点、及び、これら正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に新たな格子点を定義して、
これら新たに定義された5つの格子点のうち、
前記正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点に対して定義された4つの新たな格子点のスカラ値は、それぞれ、新たな格子点の両側の格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求め、
前記正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に定義された新たな格子点のスカラ値は、前記正方形をなす4つの格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求める
操作を所定回数繰り返すことによって、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなるノイズ画像を得、更にこのノイズ画像に対して画素の階調値ヒストグラムを平坦化する処理を施してスクリーン画像を生成し、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を生成し、
そのスクリーニング画像に基づいて刷版を作成し、
その刷版を用いて印刷したことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ発明の実施の形態について説明する。
図1は本発明に係るスクリーニング装置の一実施形態を示す図であり、図中、1は入力手段、2はスクリーン画像生成手段、3は画像入力手段、4はスクリーニング画像生成手段、5は画像出力手段を示す。
【0007】
この図1に示すスクリーニング装置は、コンピュータシステムにより構成することができる。即ち、入力手段1はキーボード、ポインティングデバイスで構成することができ、スクリーン画像生成手段2、及びスクリーニング画像生成手段4は、CPUを含む制御装置に、以下に説明する処理を行うソフトウェアを搭載することで構成することができる。
【0008】
まず、図1に示すスクリーニング装置の各部について概略説明する。
入力手段1は、目的とするスクリーニング画像を作成するための種々のパラメータ値を入力するためのものである。入力手段1から入力するパラメータとしては、例えば、最終的に作成するスクリーニング画像のサイズ、解像度等がある。また、スクリーン画像生成手段2でスクリーン画像を生成するために必要なパラメータがあれば、それらのパラメータ値も入力する。
【0009】
スクリーン画像生成手段2は、入力手段1で入力されたスクリーニング画像サイズのスクリーン画像を生成するものである。スクリーン画像の生成方法については後述するが、本明細書においてスクリーン画像とは、いわゆるノイズ画像、即ち、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された多階調の画像をいう。以下では、スクリーン画像生成手段2で生成されるスクリーン画像の画素の階調値は 0〜255 の256 段階であるとする。
【0010】
従って、ここでは、スクリーン画像の階調値ヒストグラムが平坦化されているとは、図2に示すように、全ての階調値の画素数が同一、あるいは略同一であることを意味している。スクリーン画像の画素数が 256の倍数であれば、スクリーン画像の階調値ヒストグラムは図2に示すように横軸に平行な直線となるが、スクリーン画像の画素数が 256の倍数でない場合には、全ての階調値の画素数は同一にはならない。しかし、その場合でも、画素数が多くなる階調値の画素数と、画素数が少なくなる階調値の画素数との差は1にできる。例えば、いま、スクリーン画像の画素数がm×256+k(ただし、mは自然数、1≦k≦255である自然数)であるとすると、余りとなるk個の画素を、例えば階調値 0から順番に階調値(k−1)まで割り当てるようにすれば、階調値が0 から(k−1)までの画素数は(m+1)個となり、階調値がkから 255までの画素数はm個となって、画素数の差は1となる。このような場合にも本明細書では階調値ヒストグラムは平坦化されていると称する。
なお、実際には階調値ヒストグラムは棒グラフとして表現されるが、図2では便宜的に直線で示している。この点に関しては以下同じである。
【0011】
画像入力手段3は、原稿画像データを入力するためのものである。周知のように、モノクロ印刷を行うのであれば、印刷を行う色の原稿画像データを一つだけ入力すればよく、CMYKの4色の印刷を行うのであれば、原稿画像についてのCMYKの4色の画像データを入力すればよい。原稿画像データがフレキシブルディスク等の適宜な記憶媒体に記憶されているのであれば、画像入力手段3は当該記憶媒体から原稿画像データを読み取る手段で構成することができ、原稿画像データが他のコンピュータシステムに記憶されている場合には、画像入力手段3は、そのコンピュータシステムと通信により原稿画像データを取り込むことができる手段で構成することができる。
ここでは、原稿画像の画素の階調値は 0〜255 の256 段階であるとし、階調値0 が全白、階調値255 が全黒であるとする。
【0012】
スクリーニング画像生成手段4は、画像入力手段3から入力された原稿画像データに対して、スクリーン画像生成手段2で生成されたスクリーン画像の画像データを用いてスクリーニングを施してスクリーニング画像を生成するものである。その動作については後述する。
【0013】
画像出力手段5は、スクリーニング画像生成手段4で得られたスクリーニング画像の画像データを出力するものであり、表示装置やプリンタ、あるいはフィルム出力装置、またはハードディスク装置等の外部記憶装置で構成することができる。勿論、画像出力手段5として、これらのものを全て備えてもよい。
【0014】
以上、図1に示すスクリーニング装置の各部について概略説明したが、次に、動作について、スクリーニング方法の処理手順と共に説明する。なお、以下では、モノクロ印刷の場合について説明する。
【0015】
[パラメータの入力]
まず、オペレータは入力手段1により所定のパラメータの値を入力する。パラメータについては上述したとおりである。なお、スクリーニング画像のサイズは、原稿画像のサイズと同じとするのが実用上便利であるが、原稿画像の各画素と、スクリーニング画像の各画素との一対一対応がとれれば任意である。
【0016】
[原稿画像データの入力]
また、オペレータは、画像入力手段3により原稿画像データを入力する。ここでは、便宜的に、原稿画像は、図3に示すように、左端の全黒(階調値は 255)から右端の全白(階調値は 0)まで階調値が滑らかに変化するグラデーションを有する画像であるとする。勿論、原稿画像として風景や人物の画像を用いることができることは当然であるが、ここでは図3に示す画像を原稿画像とする。
【0017】
[スクリーン画像の生成]
スクリーン画像生成手段2は、入力手段1から入力されたパラメータ値が与えられると、そのパラメータ値に基づいて、指定されたサイズのスクリーン画像を生成する。そして、生成したスクリーン画像の画像データをスクリーニング画像生成手段4に渡す。
【0018】
スクリーン画像を生成する方法としては、少なくとも次の2つの方法があり、何れの方法を採用してもよい。
【0019】
(スクリーン画像生成方法1)
スクリーン画像は、上述した通り、いわゆるノイズ画像、即ち、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された多階調の画像である。
【0020】
そこで、先ずノイズ画像を生成して、そのノイズ画像の階調値ヒストグラムを平坦化することによってスクリーン画像を生成することができる。ここで、ノイズ画像とは、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であるが、所定の範囲の階調値、ここでは 0〜 255までの階調値を有する画素が、ある法則に則って画像領域内に配置された画像ということもできる。
【0021】
このようなノイズ画像は、市販のノイズ画像を生成できるソフトウェアを用いて生成することができる。また、一定周波数以下の低周波成分を含まない2次元スカラ場を生成して、その2次元スカラ場の各画素の値に0 から 255までの階調値を割り当てて画像化することによってもノイズ画像を生成することができ、このような方法によれば、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像が得られる。
このように、ノイズ画像は種々の方法で行うことができるが、何れの手段を用いてもよい。
【0022】
例えば、一定周波数以下の低周波成分を含まない多階調の2次元スカラ場を生成するためには、例えば本出願人が、特開平11−149561号公報、特開2000−218719号公報で開示している方法を用いることが可能である。即ち、上記公報掲載の方法によって一定周波数以下の低周波成分を含まない多階調の2次元スカラ場を生成することができ、その2次元スカラ場の各画素の値に、例えば 0から255 までの階調値を割り当てて画像化すれば、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像、即ちノイズ画像を生成することができる。
【0023】
以下、特開平11−149561号公報に開示している2次元スカラ場の生成方法について概略説明しておく。
まず、次のようなスカラ値からなる揺らぎ幅Zの数列を定義する。
Z20,Z21,…,Z2m,… …(1)
ここで、各揺らぎ幅の値は任意に定めることができる。この数列は、第0段階で定義される格子点に与えられるスカラ値、第1段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値、…、第n段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値からなる数列である。
【0024】
従って、第0段階で図4に示すように正方形の4頂点に格子点A,B,C,Dを定義したとすると、例えば格子点Aには上記数列の初項のスカラ値Z20(図4ではa)を与え、格子点Bには上記数列の第2項のスカラ値Z21(図4ではb)を与え、格子点Cには上記数列の第3項のスカラ値Z22(図4ではc)を与え、格子点Dには上記数列の第4項のスカラ値Z23(図4ではd)を与えるようにする。
【0025】
次に、第1段階として図5に示すように、格子点AB間、BC間、CD間、DA間のそれぞれの中点に格子点E,F,G,Hを定義するとともに、4つの格子点ABCDの2つの対角線の交点に、もうひとつの第1段階の格子点Iを定義し、これらの格子点E〜Iに対してスカラ値を計算する。この場合には揺らぎ幅として上記数列の第5項〜第9項のスカラ値を与え、次の式によって計算する。
【0026】
e=(Z20+Z21)/2+Z24・RND …(2)
f=(Z21+Z22)/2+Z25・RND …(3)
g=(Z22+Z23)/2+Z26・RND …(4)
h=(Z23+Z20)/2+Z27・RND …(5)
i=(Z20+Z21+Z22+Z23)/4+Z28・RND …(6)
ここで、RNDは乱数である。乱数としては適宜な分布を有するもの、例えば、−1≦RND≦+1となる範囲の乱数を用いればよい。
【0027】
以下、同様にして第2段階から第n段階まで計算を行っていけば、所望の周波数特性を有する2次元スカラ場を生成することができる。なお、上記数列の各項のスカラ値は所望の特性のスカラ場が得られるような値となされることは当然である。
【0028】
また、ある段階で複数の格子点が定義される場合には、上記数列の中から当該段階で定義される格子点の数だけのスカラ値が揺らぎ幅として用いられることになるが、それらの各スカラ値をどの格子点に対応させるか、その順序は予め任意に定めておけばよい。
【0029】
以上のようであるので、従来用いられていた中点変位法では第1段階以降に定義される格子点のスカラ値を計算する場合の揺らぎ幅は最大半振幅値によって自動的に決定されてしまうのに対して、この2次元スカラ場の生成方法によれば、第1段階以降に定義される各格子点のスカラ値を計算する場合の揺らぎ幅は任意に定めることができるので、所望の周波数特性を持つ2次元スカラ場を生成することができるのである。
【0030】
例えば、第0段階で最初に定義される格子点については適宜なスカラ値を与えるとして、第1段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値としては任意の値αを与え、第2段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値としてはα/4を与え、第n段階で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅となるスカラ値としてはα/nn を与えるというようにすると、図6のロで示すように空間周波数の増加に伴って急速に揺らぎのパワーが減少する特性のスカラ場を生成することができる。
【0031】
また、第1段階〜第i段階までで定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅は 0とし、第(i+1)段階以降で定義される格子点に与えるスカラ値を計算する際に用いる揺らぎ幅として 0でない適宜な値を与えれば、図6のハで示すような特性を持つスカラ場を生成することができる。
【0032】
なお、図6において、横軸は空間周波数f、縦軸は揺らぎのパワーを示している。また、図6においてイで示すものは、中点変位法によって生成されたフラクタルなスカラ場の特性であり、双曲線状の曲線である。従って、図6のイに示すものは、1/fで表現されるフラクタルなスカラ場の揺らぎパワースペクトルということができる。これに対して、図6のロで示すように、揺らぎのパワースペクトルが空間周波数fの増加に伴って急速に小さくなるような特性、及び図6のハで示すように、ある空間周波数までは揺らぎのパワーを 0となる特性は、1/fで表現できないスカラ場であり、非フラクタルなスカラ場ということができる。
【0033】
このように、特開平11−149561号公報に開示している2次元スカラ場の生成方法によれば、揺らぎのパワースペクトルを所望のように制御できる、つまり、ノイズ画像に含む高周波成分を制御することができるので好ましいものである。
【0034】
即ち、本発明者の研究によれば、ノイズ画像に含まれる高周波成分をどの程度の周波数以上とするかという、その下限の周波数を高く設定する程スクリーニング画像のドットが小さくなることが確認されているが、上述した特開平11−149561号公報に開示している2次元スカラ場の生成方法によれば、そのノイズ画像に含まれる高周波数成分を制御できるので、スクリーニング画像のドットの大きさを所望のように制御できるからである。
【0035】
従って、上述した方法によって2次元スカラ場を生成し、それを画像化してノイズ画像を生成する場合には、ノイズ画像生成のためのパラメータとして、(1)式に示すような揺らぎ幅Zの数列を入力することになる。
【0036】
このようにして生成したノイズ画像の例を図7に示す。
さて、以上のような方法によってノイズ画像が生成されるが、このようにして生成されたノイズ画像の階調値ヒストグラムは平坦ではなく、概略図8に示すように、中間の階調値を有する画素数が多くなっている。そこで、生成したノイズ画像に対して階調値ヒストグラムを平坦化する。これによってスクリーン画像を生成することができる。
【0037】
図7に示すノイズ画像に対して階調値ヒストグラム平坦化の処理を施して得られたスクリーン画像の例を図9に示す。なお、この階調値ヒストグラムを平坦化する処理は周知であるので詳細な説明は省略する(例えば、「画像処理ハンドブック」(初版2刷)昭和63年2月28日 昭晃堂発行 第264〜266頁、「アルゴリズム辞典」(初版1刷)1994年9月1日 共立出版発行 第646〜647頁 参照)。画像の階調値ヒストグラムを平坦化するとコントラストが強調されることが知られているが、図7に示すノイズ画像と図9に示すスクリーン画像を比較すると、スクリーン画像はノイズ画像よりコントラストが強調されていることが分かる。
【0038】
(スクリーン画像生成方法2)
次に、もう一つのスクリーン画像生成方法について説明する。
スクリーン画像のサイズ、解像度はパラメータによって入力されているからスクリーン画像の全画素数が分かり、各画素の階調値の範囲も分かっているから、階調値ヒストグラムを平坦化するために各階調値の画素数をどれだけの個数にすればよいかが分かる。
【0039】
従って、適宜な乱数を用いて、各階調値の画素を、定められた個数ずつスクリーン画像上に配置していけば、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなり、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化されたスクリーン画像を生成することができる。
【0040】
[スクリーニング画像の生成]
スクリーニング画像生成手段4は、スクリーン画像生成手段2からスクリーン画像のデータが渡され、画像入力手段3から原稿画像データが渡されると、スクリーン画像データと原稿画像データに基づいてスクリーニング画像を生成する。
【0041】
その動作は次のようである。
スクリーニング画像生成手段4は、まず、入力手段1から、入力されたスクリーニング画像サイズ、解像度を取り込み、そのサイズ、解像度のスクリーニング画像を生成する。
【0042】
そして、図10に示すように、スクリーニング画像の一つの画素Pに着目し、当該スクリーニング画像上の着目画素Pの位置に対応するスクリーン画像上の画素Q、及び原稿画像上の画素Rを求め、スクリーン画像上の当該画素Qの階調値と、原稿画像上の当該画素Rの階調値とを比較し、原稿画像上の当該画素Rの階調値がスクリーン画像上の当該画素Qの階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の当該着目画素Pに、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値、例えば0 を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該着目画素Pに、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値、例えば1 を書き込む。
【0043】
例えば、対応するスクリーン画像上の画素Qの階調値をS、対応する原稿画像上の画素Rの階調値をGとすると、
G≦S …(7)
であれば、スクリーニング画像上の着目画素Qの値を 0とし、
G>S …(8)
であれば、スクリーニング画像上の着目画素Qの値を 1とするのである。
【0044】
以上の動作をスクリーニング画像の全ての画素について行う。これによって、スクリーニング画像が生成される。スクリーニング画像が2値画像であることは上記の説明から明らかである。
【0045】
このようにして生成されたスクリーニング画像の例を図11に示す。図11は、図3に示す原稿画像を、図9に示すスクリーン画像によって、上記の方法によりスクリーニングして得られたスクリーニング画像であり、図11の黒で示す部分は値が 0の画素の集合であり、白で示す部分は値が 1の画素の集合である。
【0046】
[画像出力]
以上のようにしてスクリーニング画像が作成されるが、その後はスクリーニング画像を画像出力手段5の表示装置やプリンタに出力して、出来映えを確認し、所望のようであれば外部記憶装置に記憶するようにすればよい。そして、印刷を行う場合には、スクリーニング画像をフィルム出力装置によりフィルム出力し、そのフィルムに基づいて刷版を作成して印刷を行えばモノクロ印刷を行うことができる。あるいはダイレクト刷版装置を用いて、スクリーニング画像データに基づいて刷版を直接作成して印刷を行うようにしてもよい。
【0047】
以上、モノクロ印刷の場合について説明したが、CMYKの4色を用いてカラー印刷を行う場合には、CMYKの各色の原稿画像を画像入力手段3から入力して、上記の工程を4回繰り返せばよい。これにより、CMYKの4色の刷版を作成することができ、それらを用いてカラー印刷を行うことができる。ただし、CMYKの各色のスクリーニング画像を生成するに際して用いるスクリーン画像は互いに異なるものとするのがよい。なぜなら、一つのスクリーン画像で4色についてスクリーニングを行うと、そのスクリーン画像が持つ特性が4色の全てのスクリーニング画像に同じように現れてしまうので、好ましいものではないからである。
【0048】
以上のように、このスクリーニング方法によれば、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化された多階調の画像であるスクリーン画像を生成し、スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むようにしてスクリーニング画像を生成するので、従来のように、特定のスクリーン角度を持たないドットによるスクリーニングが可能になるので、カラー印刷を行った場合にもモアレが発生することはないものである。
【0049】
なお、このスクリーニング方法では、上述したようにスクリーン画像と原稿画像とを用いてスクリーニングを行うのであるが、スクリーン画像を生成する基となるノイズ画像と原稿画像を用いてもスクリーニングを行うことができるようにも考えられる。このことについて付言すると次のようである。
【0050】
ノイズ画像の階調値ヒストグラムは図8に示す通り、中間の階調値を有する画素数が多く、小さな階調値、及び大きな階調値を有する画素は少ないという特性がある。つまり、階調値によって画素数に偏りが見られるのである。そのため、スクリーニングが、原稿画像の画素の階調値に対してリニアに行われないのである。
【0051】
即ち、スクリーニングとは、階調を面積変調することであるが、このことは階調を白黒の密度に変換して表現するということである。従って、スクリーニング画像においては、原稿画像の見た目の線形性が保たれる必要があるが、ノイズ画像を用いたのでは、ノイズ画像は階調値によって画素数に偏りが見られるために、白黒の密度への変換がリニアに行われないのである。
【0052】
実際、図3に示す原稿画像を、図7に示すノイズ画像によって、上記の方法によりスクリーニングして得られたスクリーニング画像を図12に示すが、図11と図12とを比較すると、図11に示すスクリーニング画像の方が、原稿画像のグラデーションをより良好に表現できていることが分かる。
【0053】
以上のようであるので、このスクリーニング方法では、原稿画像を、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなる画像であって、且つ画素の階調値ヒストグラムが平坦化されたスクリーン画像によりスクリーニングを行うようにしているのである。
【0054】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であることは当業者に明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクリーニング装置の一実施形態を示す図である。
【図2】階調値ヒストグラムが平坦化されているということを説明するための図である。
【図3】原稿画像の例を示す図である。
【図4】特開平11−149561号公報に開示している2次元スカラ場の生成方法を説明するための図である。
【図5】特開平11−149561号公報に開示している2次元スカラ場の生成方法を説明するための図である。
【図6】特開平11−149561号公報に開示している2次元スカラ場の生成方法によって、種々の所望の特性を持つスカラ場を生成できることを説明するための図である。
【図7】ノイズ画像の例を示す図である。
【図8】ノイズ画像の階調値ヒストグラムの例を示す図である。
【図9】スクリーン画像の例を示す図である。
【図10】スクリーニング画像生成の動作を説明するための図である。
【図11】スクリーニング画像の例を示す図である。
【図12】図11のスクリーニング画像との比較例を示す図であり、図3に示す原稿画像を、図7に示すノイズ画像によって、上記の方法によりスクリーニングして得られたスクリーニング画像の例を示す図である。
【符号の説明】
1…入力手段、2…スクリーン画像生成手段、3…画像入力手段、4…スクリーニング画像生成手段、5…画像出力手段。
Claims (3)
- 印刷の対象である原稿画像データを入力する工程と、
まず、正方形の4頂点に格子点を定義して、これら4格子点のそれぞれに予め定められた所定のスカラ値を与え、
それ以降は、
それまでに定義されてスカラ値が与えられた格子点で、正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点、及び、これら正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に新たな格子点を定義して、
これら新たに定義された5つの格子点のうち、
前記正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点に対して定義された4つの新たな格子点のスカラ値は、それぞれ、新たな格子点の両側の格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求め、
前記正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に定義された新たな格子点のスカラ値は、前記正方形をなす4つの格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求める
操作を所定回数繰り返すことによって、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなるノイズ画像を得、更にこのノイズ画像に対して画素の階調値ヒストグラムを平坦化する処理を施してスクリーン画像を生成する工程と、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を生成する工程と
を備えることを特徴とするスクリーニング方法。 - 印刷の対象である原稿画像データを入力する画像入力手段と、
まず、正方形の4頂点に格子点を定義して、これら4格子点のそれぞれに予め定められた所定のスカラ値を与え、
それ以降は、
それまでに定義されてスカラ値が与えられた格子点で、正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点、及び、これら正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に新たな格子点を定義して、
これら新たに定義された5つの格子点のうち、
前記正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点に対して定義された4つの新たな格子点のスカラ値は、それぞれ、新たな格子点の両側の格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求め、
前記正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に定義された新たな格子点のスカラ値は、前記正方形をなす4つの格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求める
操作を所定回数繰り返すことによって、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなるノイズ画像を得、更にこのノイズ画像に対して画素の階調値ヒストグラムを平坦化する処理を施してスクリーン画像を生成するスクリーン画像生成手段と、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を生成するスクリーニング画像生成手段と
を備えることを特徴とするスクリーニング装置。 - 印刷の対象である原稿画像データを入力し、
まず、正方形の4頂点に格子点を定義して、これら4格子点のそれぞれに予め定められた所定のスカラ値を与え、
それ以降は、
それまでに定義されてスカラ値が与えられた格子点で、正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点、及び、これら正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に新たな格子点を定義して、
これら新たに定義された5つの格子点のうち、
前記正方形をなす4格子点の縦横に隣接する格子点の間の中点に対して定義された4つの新たな格子点のスカラ値は、それぞれ、新たな格子点の両側の格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求め、
前記正方形をなす4格子点の2つの対角線の交点に定義された新たな格子点のスカラ値は、前記正方形をなす4つの格子点のスカラ値の平均値と、当該新たな格子点のスカラ値を求めるためのものとして予め定められた適宜な値を有する揺らぎ幅の値に絶対値が1以下となる乱数を乗算した値とを加算して求める
操作を所定回数繰り返すことによって、ある一定の周波数以上の高周波成分のみからなるノイズ画像を得、更にこのノイズ画像に対して画素の階調値ヒストグラムを平坦化する処理を施してスクリーン画像を生成し、
スクリーン画像と原稿画像の対応する位置の画素の階調値の比較を行い、原稿画像上の画素の階調値がスクリーン画像上の画素の階調値以上である場合には、スクリーニング画像上の対応する位置の画素に、印刷の場合にインキが載るように定められた所定の値を書き込み、そうでない場合にはスクリーニング画像上の当該画素に、印刷の場合にインキが載らないように定められた所定の値を書き込むことによってスクリーニング画像を生成し、
そのスクリーニング画像に基づいて刷版を作成し、
その刷版を用いて印刷したことを特徴とする印刷物。
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Citations (2)
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JPH0757082A (ja) * | 1993-05-11 | 1995-03-03 | Hewlett Packard Co <Hp> | 特殊フィルタを用いたハーフトーン画像の生成方法 |
JP2000261669A (ja) * | 1999-03-11 | 2000-09-22 | Fuji Xerox Co Ltd | 閾値マトリックス作成方法 |
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