JP4596361B2 - ウェハのアライナー装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体の製造装置や検査装置に使用され、ウェハのセンタリングやノッチ等の角度合わせを行うアライナー装置に関する。
半導体製造装置等において、アライナー装置は主にウェハハンドリングロボットと組み合わせて使用され、ロボットから搭載されたウェハを把持(グリップ)し、ウェハを回転させることによってその外周に予め施されているノッチやオリフラなどの切り欠き部分を検知し、これをもとに所定の方向へアライメントさせたり、ウェハ自体の中心位置を決定(センタリング)する装置である。
従来アライナー装置は、ウェハの把持方法としてその裏面を真空吸着する方式が採られてきた。しかし、最近のデザインルールの微細化に伴い、半導体の製造装置等において、ウェハの表面上のパーティクルだけでなく、裏面のパーティクルも問題視されるようになってきた。ところが上記の真空吸着方式では、ウェハ裏面に吸着パッドが接触するため、裏面へのパーティクル付着が多いという問題が発生することから、最近のアライナー装置では、ウェハ裏面を汚染することが少ないウェハのエッジや端面を把持(グリップ)する方式が使用されるようになってきた。
そのエッジグリップ式のアライナー装置の一例として、特許文献1(特開2003−243294)などがある。特開2003−243294では、ウェハの把持部に関して記されている。この把持の方法を、図5と図6を用いて説明する。図5と図6は、ウェハ把持機構の上面図である。図5はウェハ101を把持していない状態、図6は把持している状態を示している。
図において、ウェハ101の把持機構121は、グリップチャックアーム120を構成する2本のアーム本体123に形成された4個の把持部124を、同時にウェハ101の中心方向に向けて、あるいは遠ざかるように移動させるリンク機構である。
2本のアーム本体123は、ウェハ101を挟んで正対し、アーム本体123には矢印X方向にアーム本体123を直線案内させるスライダ127が設置されている。さらに矢印X方向と直交するY方向にスライドするよう配置されたスライダブロック128に、2本のリンクアーム129が設置されている。リンクアーム129は、スライダブロック128が矢印Y方向に直線移動することによって、スライダ127を矢印X方向に移動させることができ、これによって2本のアーム本体123がウェハ101の把持開閉動作をする。
一方スライダブロック128は、スライダブロック128に組み込まれたロッド128aに案内され、ソレノイド140のロッド141の矢印Y方向への移動動作によってその動作が実現する。このとき把持部124の中心方向に関する動作量δは、ウェハ101をチャックした際に、ウェハ101に歪み等が生じないようにウェハ外径に応じた適正な把持力となるように、あらかじめ行われるティーチングプロセスによって規定されている。
特開2003−243294号公報
ところが、以上のようにウェハ外径に応じた適正な把持力となるよう、あらかじめ行われるティーチングプロセスによって把持機構が調整されていても、半導体分野の世界的規格であるSEMI規格の、例えば外径300mmのウェハではその公差が±0.2mmあるため、外径が300.2mmの場合は、把持機構の把持力が大きくなり、299.8mmの場合は把持力が小さく、正しく把持できない可能性もある。把持力が弱いとアライメント時のウェハ旋回時にウェハがずれ、アライメント精度が悪化したり、ウェハ落下させるなどの問題がある。さらに、把持機構はソレノイドで駆動されているため、その開閉動作の際に開閉速度の調整ができず、ソレノイドの動作とともに瞬時に把持機構が動いてしまう。これにより、ウェハをはじいてパーティクルを発生させたり、把持機構の開閉時に異音がするなどの問題がある。
そこで、把持機構開閉時の速度を調整出来るようにするため、特許文献1では把持機構の駆動源であるソレノイドを、直動モータによる機構か、回転型モータによる直動変換機構などに置き換えることが考えられる。しかし、この場合においてもウェハ外径の公差により把持ができなくなるという問題は解決できない。また、予めティーチングされたウェハ外径よりも大きいウェハを把持した場合、ウェハの外径によって動作が妨げられるため、モータはティーチングされた所定の位置まで動作できず、もし使用しているモータがパルスモータであれば脱調して位置ずれが発生するか、またサーボモータであれば位置偏差過大によるエラーが発生する。また、駆動源にモータを使用している場合は、停電や装置の非常停止により電源が遮断されると、モータの励磁がOFFとなるため、ウェハの把持力が著しく低下する。そのため、アライメントの動作時や、ウェハの保持中に、停電や装置の非常停止により電源が遮断されると、把持機構がウェハを落下させる問題も発生する。
さらに、例えばウェハハンドリングロボットが、ウェハをアライナー装置に対して載置する際にずれた位置に置いてしまうなどで、アライナー装置がウェハを正常に把持できていない場合、そのままアライメントのために旋回動作を行うとウェハを落下させ、ウェハに対して致命的なダメージを与えることになる。つまり従来の把持機構では開いた位置からティーチング位置への移動のみしか行えないため、把持機構部での把持の正常、異常の監視が出来ないという問題がある。
そこで、本発明は以上の問題を解決するエッジグリップ方式のアライナー装置を提供することを目的とする。
上記の問題を解決するため、本発明は以下のようにした。
請求項1記載の発明は、ウェハの外周を把持する把持機構と、前記ウェハを把持した前記把持機構を回転させる回転機構と、前記ウェハの切り欠きおよび外周を検出するセンサ機構と、を備えたアライナー装置において、前記把持機構が、互いに接近したときに前記ウェハの外周を把持する一対のクランプアームと、前記一対のクランプアームが互いに同一直線状を直動するよう案内するガイドと、前記一対のクランプアームを常に接近させるように付勢するばねと、前記ばねによって引っ張られた前記一対のクランプアームと当接し、前記一対のクランプアームが前記ウェハを把持したときよりもさらに互いに接近した位置で前記一対のクランプアームを維持する内側ストッパと、前記一対のクランプアームのそれぞれに当接して前記一対のクランプアームを互いに離した状態に維持する外側位置と、前記一対のクランプアームのそれぞれが前記内側ストッパと当接している位置からさらに空隙が形成されるまで離れる内側位置と、を移動可能な一対のパドルと、前記一対のパドルを接離動作させるラックアンドピニオンと、前記ラックアンドピニオンを駆動するパルスモータと、前記一対のパドルが前記内側位置にあるときの前記パルスモータを原点位置として検出する原点センサと、を備えたことを特徴とするアライナー装置とした。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のアライナー装置において、前記センサ機構に前記ウェハの切り欠きおよび外周を検出するセンサが少なくとも2個備えられ、かつ前記一対のクランプアームが前記ウェハを把持したときの前記クランプアームの位置を検出するクランプ状態検出センサが備えられ、前記センサ機構のセンサのうち少なくとも1個が前記ウェハを検出し、前記クランプ状態検出センサが前記一対のクランプアームの前記把持を検出せず、前記原点センサが前記原点位置を検出したとき、前記ウェハが前記一対のクランプアームに対して斜めの状態であると判断することを特徴とするアライナー装置とした。
以上、本発明によれば、以下の効果がある。
(1)把持機構の把持動作が、モータおよびばねによる附勢手段の組み合わせによってなされるため、把持の開閉動作はモータによる最適な速度制御が可能となり、把持の際ウェハをはじいてパーティクルを増大させることがなく、また異音を発生させることもなく、最適な把持が可能となる。
(2)把持機構の開閉動作のみをモータが駆動させ、ウェハ把持後はモータの力が把持力に影響しないように構成し、ばねによる附勢手段のみでウェハを把持しているため、ウェハ外径のばらつきがあっても、把持力をほぼ一定にさせることができる。また、これによりウェハ把持後は、急な電源遮断などがあってもウェハを把持したままとなって、ウェハを落下させず保護できる。また、把持機構の閉動作時は直動機構が把持機構と離れ、モータが必ず所定の位置まで駆動できるように構成したため、外径の大きなウェハを把持しても、モータの駆動がウェハによって妨げられることがない。このためモータの脱調や位置偏差過大などを発生させることなくウェハを把持できる。
(3)把持機構の開閉動作範囲が、ウェハ外径のばらつきの範囲以上になるよう構成したため、ウェハ外径の大小(ばらつき)に関わらず把持できる。
(4)把持機構に把持状態を検出するセンサを少なくとも1個備えることによって、把持機構がウェハを正しく把持できたかを検出できるので、アライメント動作で回転させる前にこれが判明し、アライメント動作が可能かを判定できるため、ウェハを損傷させることがない。
(5)ウェハの切り欠きおよび外周を検出するセンサ機構の少なくとも2個のセンサと、把持機構の把持状態を検出する少なくとも1個のセンサとを備えたので、これらによってウェハの搭載異常および有無検出が可能となった。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
以下、本発明のアライナー装置の実施形態の一例について、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態のアライナー装置の上面図を示したものである。図2は、図1の側断面図を示したものである。図3は図1におけるアライナー装置の原点位置の上面図を示している。図4は図3の側断面図を示している。
まず本発明の構成を、図1と図2を用いて説明する。101はウェハを示す。1はウェハ101の中心を軸に回転可能な旋回ベースで、円筒状の接続部品2を介してプーリ3に接続されている。プーリ3はサーボモータなど位置検出が可能な旋回用モータ6の軸端にあるプーリ5に、タイミングベルト4を介して接続されている。円筒状の接続部品2は、アライナー本体8にベアリング7で回転可能に支持されており、旋回用モータ6の回転により、旋回ベース1が旋回できる構成となっている。
旋回ベース1上には、2本のリニアガイド9が設置され、リニアガイド9のスライダ9a、9b、9cが、2つのクランプ10または2つのパドル11の下側に固定されており、クランプ10とパドル11は、同一直線上を直動できる構成となっている。
さらに、2つのクランプアーム10は、旋回ベース1に対してばね12(ここでは引っぱりバネ)によって、装置中央方向に常時引っ張られている。このばね12の可動域内の内側と外側にストッパ13および14が設けられており、2つのクランプアーム10はそれぞれ、このストッパ13および14の間を動作領域としている。なお、外側のストッパ14はウェハの最大外径よりも外側に、内側のストッパ13はウェハの最小外径よりも小さく設けてある。
また、クランプアーム10には、ウェハのエッジ部(外周)を挟みこんでウェハを把持することができるクランパ22が4箇所設けられている。クランパ22はクランプアーム10の直動運動によってウェハを把持した時のウェハ中心を、旋回ベース1の旋回中心と一致させるよう、ウェハの外径に沿った円弧状を成している。
一方、パドル11にはラック15が固定されており、クランプ駆動用モータ(例えばパルスモータ)17の回転軸先端に固定されているピニオン16と噛み合わさって、ラックアンドピニオンの直動機構を構成している。
またクランプ駆動用モータ17の回転軸下端にはドグ18が、円筒状の接続部品2には原点センサ19が固定されており、これらによってクランプ駆動用モータ17の原点位置を検出できる。本発明では、図3および図4の状態を原点位置としている。この原点位置は、クランプアーム10がばね12により引っ張られ、内側のストッパ13に接触している状態よりもパドル11がさらに内側にある状態であり、パドル11とクランプアーム10は空隙Gを確保した状態としている。すなわちこの状態がクランプ駆動用モータ17の原点位置である。
また、クランプアーム10には、クランプ検出用のドグ20が、旋回ベース1には、クランプ状態検出センサ21が設けられており、クランプ状態検出センサ21が近接してきたドグ20に反応することによって、クランプアーム10の位置を検出するように調整している。
さらに、アライナー本体8にはウェハの外周のノッチ等を検出する検出センサ23が、ウェハ101外周の約180°で対向する2箇所に固定されている。図2の側面図が示すように、検出センサ23は略コの字状を形成しており、ウェハ101およびクランパ22部を略コの字で挟み、かつこれらと干渉しない位置に固定されている。コの字の上下にはセンサを備えており、ウェハ101をクランパ22が把持した後、旋回ベース1に対して旋回することでウェハ101のノッチやオリフラを検出する構成となっている。
ここで、本発明においては、クランプ駆動用モータ17はリニアモータなど直動式のモータで構成してもよく、その場合は上記のラックアンドピニオン部分の直動機構の構成が簡易的になるといえる。また、ばね12は引っ張りばねに限らず、クランプアーム10をウェハの把持方向に常に助勢できるもので、電気的な附勢手段でなければよい。
次に、以上で構成されたアライナー装置の動作について説明する。
まず、本装置にウェハを搭載するための動作を説明する。原点位置状態である図3および図4の状態から、クランプ駆動用モータ17が図3において左回転することによって、ピニオン16が回転し、ラック15が直動し、2つのパドル11がそれぞれ図の外側に向かって動き出す。空隙Gを動いたところから、パドル11はクランプアーム10にそれぞれ接触するが、さらにクランプ駆動用モータ17が回転することでパドル11は、クランプアーム10を図の中心に引っ張っているばね12に対抗しながらクランプアーム10を外側へ押し、2つのクランプアーム10が開く。そして、4つのクランパ22が形成するウェハ把持部が、ウェハの外径よりもすこし開いたところでクランプ駆動用モータ17を停止させる。なお、外側のストッパ14は、この動作のオーバーランに備えたもので、通常運転時にはクランプアーム10はこれに当接させない。以上の状態で、図示しないウェハハンドリングロボット等がクランパ22にウェハを載せる。
次に、ウェハを搭載された本装置のウェハの把持動作について説明する。
ここでクランプ駆動用モータ17が、上記とは逆回転するとパドル11は内側へと動き出すが、一方2つのクランプアーム10は、それぞれ引っぱりのばね12によって図の内側方向に引っ張られているため、クランプアーム10は、パドル11とともにそれぞれ内側に動き出す。そして、ウェハが4つのクランプ22により把持されると、ウェハの外径によりクランプアーム10は、それ以上内側には動くことはできなくなる。このときクランプ状態検出センサ21がドグ20を検出し、把持が適切に完了したことを検知する。
ウェハを把持後もクランプ駆動用モータ17はさらに動き続け、パドル11がクランプアーム10と空隙Gを形成したところで原点センサ19がドグ18を検出し、クランプ駆動用モータ17は原点位置へと復帰する。この状態においては、パドル11がクランプアーム10とは接していないため、ウェハは引っぱりのばね12の力のみにより把持され、クランプベース1の旋回中心位置に位置決めされる。なお、クランプ駆動用モータ17の駆動速度は、把持機構の開閉時にウェハのはじきやずれなどがなく、また異音などがない最適な速度にて駆動する。
以上より本発明においては、把持機構の開閉動作のみをクランプ駆動用モータ17によって駆動させ、クランプ22がウェハと接触後(把持後)はモータの力が把持力に影響しないようパドル11(直動機構)がクランプアーム10(把持機構)と離れるように構成するのである。つまり把持機構は、ウェハの外径によりその内側への動きが規制されるようにし、直動機構によって規制されないように構成する。これによりウェハとクランプ22が接触後はばね12による力のみでウェハを把持しているため、ウェハ外径のばらつきがあっても、把持力をばね12によってほぼ一定にさせることができる。また、これにより急な電源遮断などがあってもウェハを把持したままとなって、ウェハを落下させず保護できる。
また直動機構を駆動するクランプ駆動用モータ17は、必ず所定の原点位置まで回転することになるため、外径の大きなウェハを把持しても、クランプ駆動用モータ17の回転がウェハ外径によって妨げられることがない。このためモータの脱調や位置偏差過大などを発生させることなくウェハを把持できる。
次に、以上によりウェハの把持が完了した本装置のアライメント動作について説明する。
まず、旋回用モータ6によって、プーリ5、タイミングベルト4およびプーリ3を介して、クランプベース1が旋回する。このときクランパ22に搭載されたウェハを180°旋回させることで、2箇所の検出センサ23がウェハの外周にあるノッチもしくはオリフラを検出する。検出センサ23のノッチ検出タイミングと、旋回用モータ6に備わるエンコーダ情報などを、図示しないコントローラにて、目的の位置までノッチを回転させる量を演算後、ノッチを目的の位置へ回転させてアライメント動作を完了する。
その後、図示しないウェハハンドリングロボットがウェハを本装置から移動させ、一連の動作が終了する。
次に、ウェハハンドリングロボットが、ウェハをクランパ22に置き損なった場合や斜めに置いた場合の動作について、本装置にウェハを搭載するための待機状態から説明する。
上述したようにクランプアーム10が動き、4つのクランパ22がウェハの外径より開いた位置が本装置のウェハ搭載待機状態であり、この状態でウェハハンドリングロボットがウェハをクランパ22に搭載する。
クランプ駆動用モータ17の回転によって、クランプアーム10がウェハを把持する方向(装置の内側)に動き出す。ここでウェハが斜めの状態だと、クランパ22がウェハを正しく把持できないままクランプアーム10は内側のストッパ13に当接するまで移動し、それ以上内側には移動できずに停止する。この把持ミスの時は、クランプアーム10はウェハを把持すべき範囲を過ぎて、さらに内側に入り込んでいるため、クランプ状態検出センサ21はドグ検出していない。また、クランプ駆動用モータ17は、原点センサ19がドグ18を検出するまで動き続け、もとの原点位置まで回転する。このときパドル11はクランプアーム10と空隙Gを形成している。
ここで、本装置の検出センサ23は少なくとも2つ備えられているため、このようにウェハが斜めの状態で搭載され、一方の検出センサ23でウェハの外周を検出できていない場合においても、もう一方の検出センサ23ではウェハの外周を検出することができる。さらに、クランプ状態検出センサ21はドグ18を検出していないため、本装置はこれらのセンサの検出状態によってウェハが斜めおきであると判断することができる。
この場合は、本装置はアライメント動作(旋回軸動作)は行わず、エラーを発生し、ウェハの落下損傷を回避させる。
また、検出センサ23の両方がウェハ外周を検出しておらず、クランプ状態検出センサ21もドグ18検出していない場合は、ウェハがないと判断することができる。
このように、複数の検出センサ23とクランプ状態検出センサ21のそれぞれの検出状況により、ウェハの搭載状態を検出することができる。
次に、本装置がウェハを把持している状態で、停電や装置の非常停止などによって本装置への電源が遮断された場合の動作について説明する。
ウェハを把持している状態では、ばね12の引っ張り力によってウェハが把持されており、電源遮断によりクランプ駆動用モータ17が励磁されていない場合でも、把持力については何ら影響がない。またアライメント動作で旋回中に電源遮断が発生し、回転部が惰性で旋回した場合でも、引っぱりばね12によってウェハを把持し続けるため、ウェハをずらせたり、落下させることはない。
本発明の一実施形態の上面図である。(ウェハを把持している状態を示す) 図1の側断面図である。 図1におけるウェハ把持動作の原点位置の上面図である。 図3の側断面図である。 従来のウェハアライナにおける把持機構の上面図 図5においてウェハを把持している状態
符号の説明
101 ウェハ
10 クランプアーム
12 ばね
17 クランプ駆動用モータ
21 クランプ状態検出センサ
23 検出センサ

Claims (2)

  1. ウェハの外周を把持する把持機構と、
    前記ウェハを把持した前記把持機構を回転させる回転機構と、
    前記ウェハの切り欠きおよび外周を検出するセンサ機構と、を備えたアライナー装置において、
    前記把持機構が、
    互いに接近したときに前記ウェハの外周を把持する一対のクランプアームと、
    前記一対のクランプアームが互いに同一直線状を直動するよう案内するガイドと、
    前記一対のクランプアームを常に接近させるように付勢するばねと、
    前記ばねによって引っ張られた前記一対のクランプアームと当接し、前記一対のクランプアームが前記ウェハを把持したときよりもさらに互いに接近した位置で前記一対のクランプアームを維持する内側ストッパと、
    前記一対のクランプアームのそれぞれに当接して前記一対のクランプアームを互いに離した状態に維持する外側位置と、前記一対のクランプアームのそれぞれが前記内側ストッパと当接している位置からさらに空隙が形成されるまで離れる内側位置と、を移動可能な一対のパドルと、
    前記一対のパドルを接離動作させるラックアンドピニオンと、
    前記ラックアンドピニオンを駆動するパルスモータと、
    前記一対のパドルが前記内側位置にあるときの前記パルスモータを原点位置として検出する原点センサと、
    を備えたことを特徴とするアライナー装置。
  2. 請求項1記載のアライナー装置において、
    前記センサ機構に前記ウェハの切り欠きおよび外周を検出するセンサが少なくとも2個備えられ、かつ前記一対のクランプアームが前記ウェハを把持したときの前記クランプアームの位置を検出するクランプ状態検出センサが備えられ、
    前記センサ機構のセンサのうち少なくとも1個が前記ウェハを検出し、前記クランプ状態検出センサが前記一対のクランプアームの前記把持を検出せず、前記原点センサが前記原点位置を検出したとき、前記ウェハが前記一対のクランプアームに対して斜めの状態であると判断することを特徴とするアライナー装置。
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