JP4596276B2 - 給油装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車へ燃料油を給油する給油装置に関する。特に、各種の異常を検知するセンサを設け、このセンサの働きにより、給油の安全を確保しつつ、油の漏洩による土壌汚染を防止することが出来る給油装置に関する。
給油装置は、アイランドに形成されたピットを覆うように設けられている。
このピットはコンクリート製、スチール製、樹脂製又は土壌のままで、ピット内に給油管が配設されており、その給油管は、アイランド上に取り付けられた給油装置の機器と接続している。そして、給油装置から漏洩した油(漏油)は、ピットで貯留される様に構成されている。
しかし、従来の給油装置は、コンクリート製のピットで漏油を回収するようにしているので、ピットに溜まった油が地中に浸透して土壌を汚染する恐れがある。
また、ピットに油が溜っても報知されないか、一定以上の油が溜まるまで、漏油したことが報知されず、ピットから油が溢れ出して、土壌汚染を惹起する危険がある。
ここで、地下に配設した給油管をピット内で分岐・接続している従来技術も提案されている(特許文献1参照)。
しかし、係る従来技術(特許文献1)においても、ピット内に一定以上の油が溜まるまで、漏油が報知されず、ピットから油が溢れ出す危険性がある。
特開2001−74165号
本発明は上記に鑑みてなされたもので、各種の異常に対応でき、給油の安全を確保しつつ、油の漏洩に起因する土壌汚染を防止することができる給油装置の提供を目的としている。
本発明によれば、ピット(3)を形成したアイランド(2)上に計量機(5)を設け、そのピット(3)内に給油系統(6、7)の給油管(19、20)およびベーパーリカバリ管(25)が通っており、そのピット(3)内に前記計量機(5)に覆われるようにサンプ(4)が設けられ、前記給油管(19、20)およびベーパーリカバリ管(25)はそのサンプ(4)に形成される孔を貫通している給油装置において、前記サンプ(4)の固定部分(4F)はアイランド(2)に固定され、そのサンプ(4)は密閉された2重殻で形成され、その2重殻の間に形成された空間の圧力を検知するためのサンプ破損センサ(38)が設けられ、前記サンプ(4)の底部には液溜りセンサ(40)を設けた凹部(39)が形成され、その底部は凹部(39)に向って下降しており、前記液溜りセンサ(40)およびサンプ破損センサ(38)の異常検知信号を受けて作動する報知器を設けてある。
また本発明によれば、計量機(5)のハウジング(8)に開閉可能な下部カバー(30)および上部カバー(31)を設け、それらの下部カバー(30)および上部カバー(31)が開かれたことを検知する下部カバーセンサ(32)および上部カバーセンサ(33)を設け、前記報知器(28)はそれらの下部カバーセンサ(32)又は上部カバーセンサ(33)が開かれたことを検知した場合に作動するようになっている。
そして本発明によれば、計量機(5)のハウジング(8)の流量計(45、46)の下方に流量計(45、46)から油が洩れた場合にその洩れた油をサンプ(4)に案内する漏斗状の板(54)を設けてある。
本発明によれば、下記の優れた作用効果を奏する。
(1) 各種のセンサで安全をチェックするので、給油の安全性を確保しつつ、油が給油装置周辺の土壌に飛散して、土壌汚染を惹起することを防止することが出来る。
(2) 計量機及びサンプに異常検知用のセンサを設け、センサの異常検知信号を受けて作動する報知器を設けたので、給油装置の各種の異常に対応でき、給油の安全と、油が周辺土壌に飛散することの防止とが、確実に行われる。
(3) センサの異常検知信号を受けて給油装置を駆動停止とすれば、給油装置の安全が確保できると共に、給油装置周辺の土壌に油が溢れ出てしまう事態を阻止することが出来る。
(4) 計量機に設けられている衝撃センサにより、地震や自動車の衝突のような大きな振動が計量機に作用したことを検知して、安全な給油と、土壌中への油の流出防止を図ることが出来る。
(5) カバー開センサにより、保守点検中でカバーが飛来だ状態である旨を検知することが出来るので、カバーが開いた状態で給油がされてしまうことが防止できる。
(6) サンプの隔壁を2重殻で形成し、2重殻内部空間に負圧を作用させ、係る負圧を検知するサンプ破損センサを設けることにより、サンプ隔壁の破損を早期に検知して、サンプ中に溜まった漏油が地下に流出してしまうことを防止できる。
(7) 液溜センサにより、給油装置の各機器から油が漏洩して、サンプ中に貯留したことを検知できる。
(8) 給油装置の各機器から油等が漏洩したことが、液溜センサにより早期に検知することが出来るので、各種液体が漏洩した際に直ちに対処(液体の回収)することができる。そのため、サンプの容量が小さくても、サンプから油などの液体が溢れ出てしまうことがなくなる。
(9) ベーパーリカバリ用のブロワを、サンプの2重殻内部空間に負圧を作用させる用途に兼用することが出来るので、部品点数を増加させることがなく、コストの上昇を抑制出来る。
以下、本発明の実施形態を、添付図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図8を参照して、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る給油装置1を、正面から示している。図1において、アイランド2の内部及び地中の構成については、断面が示されている。
図1において、給油装置1は、アイランド2のピット3内に設けられたサンプ4と、計量機5とにより、構成されている。計量機5は、サンプ4を覆うように、アイランド2上に設けられている。
計量機5には、2油種の給油系統6、7が組み込まれている。
計量機5のハウジング8の下部には、給油系統6、7の機構部が収納されている。そして、ハウジング8の上部には、データ入出力装置9及び給油量・金額表示器10が設けられている。
給油系統6、7の配管は、計量機5の頂部まで配設されている。
給油系統6、7の配管には給油ホース11、12が接続されており、給油ホース11、12の先端には給油ノズル13、14が設けられている。
給油ノズル13、14はノズル掛け15、16に掛けられており、ノズル掛け15、16にはノズルスイッチ17、18が設けられている。
各給油系統6、7の給油管19、20は、サンプ4内を通って、地中の貯油タンク21、22内に設けられた液中ポンプ23、24へ接続されている。この液中ポンプ23、24は、配管を介して、図示しない他の給油装置へも接続されている。
給油系統6、7でベーパーリカバリ管25を共用しており、そのベーパーリカバリ管25は、サンプ4内を通って貯油タンク22の上部に連通している。
給油系統6、7には電線26が設けられ、その電線26は、サンプ4を通らずに(サンプ4を迂回する様に)アイランド2内を通り、図示しない建屋内の分電盤に接続されている。
データ入出力装置9には、給油量及び油種等を入力するキーボード27と、後述する各センサから異常が報知される報知器28と、表示器29とが設けられている。なお、表示器29を使用せず、給油量・金額表示器10に異常を表示する場合もある。
ハウジング8の下部カバー30及び上部カバー31は開閉可能に構成されており、下部カバー30が開かれたことを検知するカバー開センサ32と、上部カバー31が開かれたことを検知するカバー開センサ33とが設けられている。
図2に示すように、アイランド2にはピット3が形成され、このピット3にはサンプ4が取り付けられている。
給油管19、20及びベーパーリカバリ管25は、サンプ4に形成された孔を貫通している。給油管19、20、ベーパーリカバリ管25の各々がサンプ4の隔壁を貫通している箇所は、洩れ防止カバー34でシールされている。
給油管19、20にはシェアバルブ35、36が取り付けられ、シェアバルブ35、36の周囲には飛散防止カバー37が設けられている。
シェアバルブ35、36の周囲に飛散防止カバー37を設けることにより、例えば自動車が計量機5に衝突して、シェアバルブ35、36が切断される様な事態が発生しても、油の飛散を最小限に抑えることができる。
サンプ4は密閉された2重殻で形成されている。すなわち、サンプ4の隔壁は2重殻に構成されている。
そして、サンプ4の2重殻の間に形成された空間の圧力を検知するため、サンプ破損センサ38が設けられている。サンプ破損センサ38の作用については、図8に関連して後述する。
サンプ4の底部には凹部39が設けられており、サンプ4の底面は凹部39に向かって下降する様に傾斜している。
凹部39には液溜センサ40が設けられている。液溜センサ40は、水及び油が溜まったことを検知する様に構成されている。
上述した様に、サンプ4の隔壁は2重殻で形成されており、2重殻内の空間の圧力を検出するサンプ破損センサ38が設けられている。そして、図8を参照して詳述する様な作動により、サンプ4の隔壁における損傷を直ちに検知することができる。
その結果、サンプ4から油が流出して土壌を汚染することが防止される。
ここで、図8に関連して後述する様に、サンプの2重殻内部空間に負圧を作用し、当該負圧をサンプ破損センサ38により検知するので、サンプの2重殻内部空間に正圧を作用させる場合に比較して、サンプの破損を確実に検知できる。
また、サンプ4の底面は凹部39に向かって傾斜し、凹部39には液溜センサ40が設けられているので、給油装置から油が漏れてサンプ4内に落下した場合には、当該漏油は凹部39に溜まり、液溜センサ40によって直ちに検知される。これにより、給油装置から油が漏れたことが早期に検知されるので、油の漏洩による土壌汚染が防止される。
さらに、液溜センサ40により凹部39に液体が溜まったことが検知された際には、直ちにサンプ4の底面から当該液体(漏れた油、或いは水)を回収される。そのため、サンプ4の容量が小さくても、当該小さいサンプ40が漏れた液体で一杯になることなく、サンプ4内に漏れた液体が溜まっていることが検知され、当該漏れた液体が回収される。すなわち、図示の実施形態におけるサンプ4は、従来技術におけるサンプとは異なり、容量を大きくする必要がない。
計量機5のハウジング8の下部に設けられた各給油系統6、7のメンテナンスバルブ41、42は、配管43、44を介して、シェアバルブ35、36に接続されている。
そして、メンテナンスバルブ41、42は、流量計45、46を介して、給油ホース11、12(図1参照)に接続されている。
給油ノズル13、14に連通するベーパーリカバリ管47は、切替弁48を介して、ブロワ49の吸引側に接続されている。そして、ブロワ49の吐出側は、サンプ4内のベーパーリカバリ管25に接続されている。
また、切替弁48は、負圧パイプ50を介して、サンプ4の2重殻に構成された隔壁間に形成された空間に接続されている。
なお、メンテナンスバルブ41、42は、いずれも、手動の開閉弁と、電磁式の開閉弁とを、直列に接続して構成されるのが好ましい。
ベーパーリカバリ管47にはリカバリセンサ51が設けられ、可燃性のベーパーが正常に回収されているか否かを検知している。
分電盤52は計量機5内の各電気機器と接続されており、分電盤52の電線26は、サンプ4外のアイランド2を通る様に配線されている。
計量機5のハウジング8には、衝撃センサ53が設けられている。
衝撃センサ53は、例えば、自動車が衝突した場合や、地震等のように、計量機5に激しい振動が作用したことを検知する。
流量計45、46及びハウジング8内に配設されている給油機器の下方には漏斗状の板54が設けられている。
漏斗状の板54は、流量計45、46から油が洩れた場合に、当該漏れた油がサンプ4内に落下するように案内して、サンプ4の外へ油が落下或いは流出しないようにせしめている。
漏斗状の板54を設けることにより、図示の実施形態におけるサンプ4は、従来技術におけるサンプの様に寸法を大きくすることなく、確実に且つ有効に漏油を回収できるのである。
次に、給油装置の設置について説明する。
図3に示すように、アイランド2に形成されたピット3には給油管19、20と、ベーパーリカバリ管25とが配設されている。そして、アイランド2には、電線26が配線されている。
図4及び図5に示すように、ピット3にサンプシェアバルブ取付用ベース66をアンカーボルト55によりアイランド2に固定する。次に、サンプ4のフランジ部分4F(固定部)を、取付ボルト67により、取付用ベース66に固定する。
次に、サンプ4の隔壁を貫通している給油管19、20と、ベーパーリカバリ管25管との周囲を、漏れ防止カバー34によりシールする。
そして、給油管19、20にシェアバルブ35、36を取り付け、シェアバルブ35、36の周囲を飛散防止カバー37で覆う。
次に、板状部材56を、アンカーボルト55により、アイランド2へ強固に固定する。この板状部材56に、ブラケットを介して、シェアバルブ35、36を固定する。
そして図2で示すように、サンプ4を覆うように、アイランド2上に計量機5を配置して、計量機5のハウジング8をアイランド2にアンカーボルト55(図2)で固定する。
その後、配管43、44により計量機5のメンテナンスバルブ41、42とシェアバルブ35、36とを接続し、サンプ4へサンプ破損センサ38を取り付け、サンプ4の隔壁を構成する2重殻内の空間と切替弁48とを負圧パイプ50で接続し、電線26を分電盤52へ接続する。
次に、図1〜図5で説明した給油装置1の制御について説明する。
図6に示すように、給油装置1の各機器53、32、33、38、40、17、18、45、46、51の信号は、給油制御装置57へ入力する。そして、給油制御装置57から、各機器23、24、41、42、49、48、9、10へ、信号が出力される。
次に図7、図8に基づいて、給油装置1の制御を説明する。
ここで、給油制御装置57は、図示しない事務所等に設けられているPOSに接続することも出来る。勿論、POSを設けていない場合においても、給油制御装置57は事務所等に設けられる。
図7は異常を報知し、給油装置1の給油を停止させるためのフローチャートである。
給油制御装置57は衝撃センサ53、カバー開センサ32、33、液溜センサ40からの信号を常時チェックしている(図7のST1、ST2、ST3)。
異常信号が入力した場合、すなわち、地震又は自動車の衝突による振動を衝撃センサ53が検知した場合(ST1がYES)、保守点検等のためにカバー30、33が開かれたことをカバー開センサ32、33が検知した場合(ST2がYES)、或いは、サンプ4内に水又は油が溜まったことを液溜センサ40が検知した場合(ST3がYES)には、報知器28及び表示器29を作動し、メンテナンスバルブ41、42を閉じて、給油機能を停止する(ST4)。
このように異常時(例えば、ST1〜ST3の何れかがYESの状態)には、報知器28及び表示器29が作動して、給油所の職員や給油作業者に異常の発生を報知し、給油装置1が停止するので、給油の安全が確保されると共に、油が給油装置1から非産して、土壌を汚染することが防止される。
また、メンテナンスバルブ41、42を閉じて給油装置1の駆動を停止するのみであり、液中ポンプ23、24に接続されている他の給油装置(図示せず)における給油作業は行うことが出来るので、給油所全体の作業に悪影響を与えてしまうことはない。
図8は、この給油装置1による給油工程をフローチャートで示している。
給油ノズル13をノズル掛け15から外すと、ノズルスイッチ17からオン信号が給油制御装置57へ入力される(ST11がYES)。そして、給油量・金額表示器10に表示されていた前回の給油量の表示が帰零される(ST12)。
次に、他の給油ノズル14が使用中であるか否かを判定する(ST13)。他の給油ノズル14が使用中でなければ(ST13がYES)、切替弁48を負圧パイプ50側へ切り替えてブロワ49を駆動する(ST14)。
他の給油ノズル14が使用中であれば(ステップST13がNO)、後述のステップST15、ST16(サンプ4の隔壁のチェック)を実行せずに、ステップST17に進む。
ステップST14でブロワ49を駆動すると、サンプ4の隔壁が破損等をしていなければ、ブロワ49によりサンプ4の2重殻の内部空間に負圧が作用するので、一定時間内に(ST15のt1)、サンプ破損センサ38が一定以上の負圧を検知することとなる。
ステップST15ではブロワ49によりサンプ4の2重殻の内部空間に負圧が作用してから一定時間が経過したか否かを判定し、一定時間経過後(ST15がYES)、サンプ破損センサ38が2重殻の内部空間の圧力を検出する(ST16)。
サンプ破損センサ38が一定以上の負圧を検知すれば(ST16がYES)、サンプ4の隔壁に異常がないと判断し、切替弁48をベーパーリカバリ管47側へ切り替え、メンテナンスバルブ41を開き、液中ポンプ23を駆動する(ST17)。
サンプ破損センサ38が一定以上の負圧を検知しない場合には(ST16がNO)、サンプ4の隔壁に異常を生じたと判断し、ブロワ49を停止し、報知器28及び表示器29を作動して報知し、給油機能を停止する(ST25)。
このように、給油毎にサンプ4の隔壁の破損をチェックしているので、サンプ4の隔壁が破損して、油による土壌汚染が発生する可能性が有ることが早期に発見できる。そのため、給油の安全が確実に確保できると共に、汚染土壌を早い時期に阻止することが可能である。
ここで、ブロワ49は、ベーパーリカバリ用として作用するのみならば、サンプ4の隔壁の破損チェック用としても作用する。そのため、負圧発生源を別途設ける必要がなく、コストの上昇を押さえることができる。
さらに、異常がないことを確認した後にメンテナンスバルブ41を開いて給油可能としているので、給油の安全性が確実となり、油による土壌汚染の防止が確実である。
給油ノズル13を自動車の給油口へ挿入して給油を開始すると、貯油タンク21内の燃料油(例えばハイオクタンガソリン)は液中ポンプ23で圧送され、シェアバルブ35、メンテナンスバルブ41、流量計45、及び給油ホース11を介して、給油ノズル13から自動車の給油口へ吐出される。
給油に伴って給油口から放出されるベーパは、ベーパ回収管47、ブロワ49、及びベーパ回収管25を介して貯油タンク22へ回収される。その際に、ベーパが正常に回収されているか否かは、リカバリセンサ51でチェックされる。
流量計45から流量信号が入力すると(ST18がYES)、給油制御装置57は計数して給油量・金額表示器10へ表示する(ST19)。
そして、給油中はリカバリセンサ51から異常信号が入力されたか否か(異常が生じたか否か)が判断され(ST20)、リカバリセンサ51から異常信号が入力しなければ(ST20がYES)、給油が継続される。
リカバリセンサ51から異常信号が入力された場合は(ST20がNO)、ブロワ49を停止し、報知器28及び表示器29を作動して報知し、メンテナンスバルブ41を閉じ、給油機能を停止する(ST26)。以って、給油作業者の安全を確保するのである。
給油が終わり、給油ノズル13をノズル掛け15に掛けてノズルスイッチ17からオフ信号が入力すると(ST21がNO)、メンテナンスバルブ41を閉じる(ST22)。そして、他方の給油ノズルで給油がされているか否かを判定する(ST23)。
他方の給油ノズルで給油がされていれば(ST23がYES)、ブロワ49及び液中ポンプ23を停止する(ST24)。
図1〜図8の第1実施形態は、液中ポンプ23、24を使用した給油装置の例であるが、ハウジング8内にポンプを設けた給油装置についても、本発明を適用可能である。
図9は、本発明の第2実施形態を示しており、この第2実施形態に係る給油装置では、ハウジング内にポンプを設けている。
図9において、第2実施形態に係る給油装置は全体が符号61で示されている。
給油装置61は、ハウジング8内にポンプ62、63を設け、給油管19、20とポンプ62、63とを配管64、65で接続している。そして、ポンプ62、63の吐出側は、流量計45、46に接続している。
図9の第2実施形態におけるその他の構成や作用効果、給油時における制御は、図1〜図8で上述した第1実施形態と同様である。
図示の実施形態はあくまでも例示であり、本発明の技術的範囲を限定する趣旨の記述ではない旨を付記する。
第1実施形態に係る給油装置の一部を断面で示す正面図。 第1実施形態に係る給油装置の一部の断面図。 アイランドの断面図。 アイランドのピットにサンプを取り付けた状態の断面図。 アイランドのピットにサンプを取り付けた状態の平面図。 第1実施形態に係る給油装置の制御機器を示すブロック図。 給油装置の異常を判定する制御を示すフローチャート。 給油時の制御を示すフローチャート。 第2実施形態に係る給油装置の部分断面図。
符号の説明
1・・・給油装置
2・・・アイランド
3・・・ピット
4・・・サンプ
5・・・計量機
6、7・・・給油系統
8・・・ハウジング
9・・・データ入出力装置
10・・・給油量・金額表示器
11、12・・・給油ホース
13、14・・・給油ノズル
15、16・・・ノズル掛け
17、18・・・ノズルスイッチ
19、20・・・給油管
21、22・・・貯油タンク
23、24・・・液中ポンプ
25・・・ベーパーリカバリ管
26・・・電線
27・・・キーボード
28・・・報知器
29・・・表示器
30、31・・・カバー
32、33・・・カバー開センサ
34・・・漏れ防止カバー
35、36・・・シェアバルブ
37・・・飛散防止カバー
38・・・サンプ破損センサ
39・・・凹部
40・・・液溜センサ
41、42・・・メンテナンスバルブ
43、44・・・配管
45、46・・・流量計
47・・・ベーパーリカバリ管
48・・・切替弁
49・・・ブロワ
50・・・負圧パイプ
51・・・リカバリセンサ
52・・・分電盤
53・・・衝撃センサ
54・・・漏斗状の板
55・・・アンカーボルト
56・・・板状部材
57・・・給油制御装置
61・・・給油装置
62、63・・・ポンプ
64、65・・・配管

Claims (3)

  1. ピット(3)を形成したアイランド(2)上に計量機(5)を設け、そのピット(3)内に給油系統(6、7)の給油管(19、20)およびベーパーリカバリ管(25)が通っており、そのピット(3)内に前記計量機(5)に覆われるようにサンプ(4)が設けられ、前記給油管(19、20)およびベーパーリカバリ管(25)はそのサンプ(4)に形成される孔を貫通している給油装置において、前記サンプ(4)の固定部分(4F)はアイランド(2)に固定され、そのサンプ(4)は密閉された2重殻で形成され、その2重殻の間に形成された空間の圧力を検知するためのサンプ破損センサ(38)が設けられ、前記サンプ(4)の底部には液溜りセンサ(40)を設けた凹部(39)が形成され、その底部は凹部(39)に向って下降しており、前記液溜りセンサ(40)およびサンプ破損センサ(38)の異常検知信号を受けて作動する報知器を設けたことを特徴とする給油装置。
  2. 計量機(5)のハウジング(8)に開閉可能な下部カバー(30)および上部カバー(31)を設け、それらの下部カバー(30)および上部カバー(31)が開かれたことを検知する下部カバーセンサ(32)および上部カバーセンサ(33)を設け、前記報知器(28)はそれらの下部カバーセンサ(32)又は上部カバーセンサ(33)が開かれたことを検知した場合に作動することを特徴とする請求項1記載の給油装置。
  3. 計量機(5)のハウジング(8)の流量計(45、46)の下方に流量計(45、46)から油が洩れた場合にその洩れた油をサンプ(4)に案内する漏斗状の板(54)を設けた請求項1記載の給油装置。
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