JP4595623B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リバウンド時の反力を効果的に低減するようにしたエアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置は、車両衝突時の乗員保護対策として多く用いられるが、歩行者保護対策としても車体前部外方に設けて用いるようにしたものがある。
このように歩行者保護対策としてエアバッグ装置を用いたものとしては、エアバッグ本体をフロントウインドシールド下方のカウルトップ部に沿って車幅方向に膨張するバッグ基部と、このバッグ基部の左右両端部に連なって左右のフロントピラーに沿って上方に突出するバッグサイド部とで構成してあり、そのエアバッグ本体は通常時は折り畳んで格納しておく。
そして、歩行者との衝突を検知または予知した際にガス発生器からガスが発生して、バッグ基部およびバッグサイド部を膨張展開し、歩行者の頭部などが衝突する際の衝撃をこれらバッグ基部およびバッグサイド部で緩和するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
また、膨張展開したエアバッグ本体に荷重が入力した際に、エアバッグ本体の内圧を減少して反力を低減させるようにしたものが室内用として提案されており、これは膨張したクッション室の内圧が荷重入力により所定圧以上に増大した際に、接着したシート同士の接合を解除して前記クッション室とチャンバ室とを連通させることにより、クッション室の内圧をチャンバ室に逃がしてクッション室の内圧を減少させるようになっている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−291756号公報(第3頁、第1図) 特開2003−320920号公報(第3,4頁、第1図)
しかしながら、かかる従来のエアバッグ装置にあっては、前者の特許文献1のエアバッグは、衝突した歩行者がバッグ基部やバッグサイド部に干渉するまでの時間の特定が困難であるため、衝突によりエアバッグを膨張展開させた後、そのエアバッグ本体の内圧を保持し続けるようになっている。
従って、膨張状態が保持されるエアバッグ本体は荷重−変位特性がほぼ線形バネの特性となるので、リバウンド中も歩行者の衝突部分、例えば頭部がエアバッグ本体による荷重を受け続けるので、その場合、頭部加速度を基に算出されるHIC(頭部障害値)が大きくなる可能性がある。
また、このようにエアバッグ本体の線形バネ特性により、歩行者の衝突部分がエアバッグ本体と干渉した時とほぼ同じ速度で逆方向にリバウンドするので、歩行者の衝突部分が頭部の場合は歩行者の身体部分との間に相対的に速度差が発生して、頸部を曲げる方向に大きな負荷が加わってしまう恐れがある。
更に、歩行者の衝突部分が脚部または腰部の場合、その脚部や腰部が車両前方または上方へ衝突速度とほぼ同じ速度をもってリバウンドするため、全身として予測困難な挙動を示してしまう恐れがある。
また、後者の特許文献2のエアバッグは、クッション室の内圧の増大により接着したシート同士の接合を解除して、クッション室の内圧をチャンバ室に逃がすようになっているが、シート同士の接合でクッション室の内圧制御を精度良く行うことが困難となる。
このため、圧力センサを用いてクッション室の内圧を精度良く制御することが考えられるが、この場合は高価な圧力センサを用いることによりシステム全体のコストが上昇してしまうとともに、クッション室の内圧はチャンバ室と均衡した時点で、それ以上の圧力低下が阻止されるため、クッション室のエネルギー吸収ストロークに制約を受けることになり、リバウンド時の反力制御効果が低下してしまう。
また、このようにリバウンド時の反力低減が抑制されることにより、エアバッグで衝突時のエネルギーを十分に吸収できない場合は車体側を変形することになるが、この場合、車体の潰れによる荷重が発生して、これが衝突時の反力に加算されるため、歩行者の衝突箇所に過大な荷重が影響してしまう。
そこで、本発明は、荷重入力時のエアバッグ本体の潰れ挙動を簡単な構成で検出できて、エアバッグ本体の内圧排出をタイミング良く、かつ、効率良く行うことができ、リバウンド時の反力発生を効果的に低減できるエアバッグ装置を提供するものである。
本発明にあっては、エアバッグ本体内部を荷重入力方向に複数に分割して隔成した分割室と、各分割室の対向面の接触の有無によって各分割室の展開後の収縮とリバウンドの状況を個々に検出する潰れ検知手段と、前記潰れ検知手段の検知作用にもとづいてリバウンド時にエアバッグ本体内の気体をエアバッグ本体から外方に排出する排気手段を設けると共に、前記リバウンド時を、特定の分割室における対向面同士が接触した後で、かつ、その特定の分割室に対して車体側に隣接した分割室における対向面同士が接触する前に、前記特定の分割室がリバウンドの開始状態になった場合、または、各分割室のうち最も車体側に位置する分割室における対向面同士が接触する状態になった場合、または、分割室の荷重入力から演算して推定した時期、の少なくとも1つから判定することを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、エアバッグ本体内部を複数に隔成した各分割室の潰れ状況が潰れ検知手段で検出され、各分割室が一定の条件で潰れる際に、エアバッグ本体内の気体を排気手段によって外方に排出するので、その排気手段の作動によってエアバッグ本体の内圧をほぼ0にまで低下させることができ、これによってリバウンド時の反力を効率良く低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面と共に詳述する。
図1〜図12は本発明にかかるエアバッグ装置の第1実施形態を示し、図1はエアバッグ装置のレイアウトを示す車体前部の側面図、図2はエアバッグ本体の展開状態を示す車体前部の斜視図、図3はエアバッグモジュールの斜視図、図4は図3中A−A線に沿った左半分の断面図、図5は図2中B−B線に沿ったエアバッグ本体の断面図、図6はエアバッグの過重入力時の変形を(a)〜(c)に順を追って示す断面図、図7はエアバッグモジュールのハウジングを(a)にインナー部材と(b)にアウター部材で示す側面図、図8はエアバッグモジュールのハウジングに形成した排気手段を(a)の作動前と(b)の作動後で示す側面図、また、図9は排気手段を作動するための制御フローを示す説明図である。
更に、図10はエアバッグ本体に頭部が干渉してリバウンドする場合の頭部加速度を(a)のG−S特性図と(b)のG−T特性図でそれぞれ従来および理想条件と比較して示す説明図、図11はエアバッグ本体に頭部が干渉してリバウンドする場合の頭部速度をV−T特性図で従来および理想条件と比較して示す説明図、図12はエアバッグ本体に頭部が干渉して車体変形を伴いつつリバウンドする場合に(a)のエアバッグ本体によるG−S特性と(b)の車体潰れによるG−S特性とこれらを合成した(c)の合成G−S特性図である。
本実施形態のエアバッグ装置10は、図1に示すように車体1の前部のエンジンルームを覆うエンジンフード2の後端部に設けられるエアバッグモジュール11と、フロントバンパー3に設けられる衝突検知センサ12と、前記エアバッグモジュール11を制御するコントローラ13と、を備え、車両が歩行者と衝突した場合に歩行者の頭部が二次衝突した際の保護を図るようになっている。
前記エアバッグモジュール11は、図2に示すようにエンジンフード2の後端部の車幅方向中央部に設置され、歩行者と衝突した時にエアバッグ本体20を膨張して展開するようになっており、エアバッグ本体20は、展開状態でエンジンフード2の後端部を車幅方向に沿ってほぼ全幅に亘って円筒状に膨張して覆うようになっている。
前記エアバッグモジュール11は、図3に示すように断面U字状のハウジング21と、このハウジング21の上端開口部周縁にリベットrを介して結合されてその上端開口部を覆うカバー22と、によって外郭が構成され、その内部には図4に示すようにガス発生装置23および前記エアバッグ本体20が収納され、エアバッグ本体20は折り畳んだ状態で格納される。
前記カバー22にはH型に切れ目22aが形成されており、内部のエアバッグ本体20が膨張する際に、その膨張力で前記切れ目22aからカバー22を押し広げて、エアバッグ本体20が外方に展開するようになっている。
エアバッグ本体20の内部は、図5に示すように荷重入力方向、つまり歩行者の頭部が二次衝突する方向で、ほぼ上下方向に複数に分割、つまり、本実施形態では3つの第1・第2・第3分割室R1,R2,R3に隔成してあり、そして、各分割室R1,R2,R3の潰れ状況を個々に検出する潰れ検知手段30を設けてあり、また、膨張状態にあるエアバッグ本体20への荷重入力時に、前記第1〜第3分割室R1〜R3が一定の条件で潰れる際に、エアバッグ本体20内の気体を外方に排出する排気手段40を設けてある。
即ちエアバッグ本体20は、図6(a)に示すように歩行者の二次衝突で頭部Hが干渉すると、そのときの荷重入力により図6(b)に示すように、まず、荷重入力方向の第1分割室R1を潰しつつ、図6(c)に示すように車体側に近接する第2分割室R2、そして第3分割室R3へと順次潰れが発生することになるが、荷重の入力状況によっては各分割室R1,R2,R3はリバウンドによって潰れた後に再度膨張方向に変化する態様も発生する。
前記潰れ検知手段30は、各分割室R1,R2,R3内の対向面R1a,R1b、R2a,R2b、R3a,R3bにそれぞれ取り付けられ、その分割室R1〜R3の潰れによって互いに短絡する対を成す電極としての第1〜第6導電性生地30a,30b、30c,30d、30e,30fによって構成してある。
前記第1〜第3分割室R1〜R3は、布や網で形成した第1・第2隔膜Rf1,Rf2でエアバッグ本体20内を隔成して形成され、これら第1・第2隔膜Rf1,Rf2は何れもエアバッグ本体20の両側端近傍までの長さとして、第1〜第3分割室R1〜R3はエアバッグ本体20内の両側部分で連通している。前記導電性生地30aはエアバッグ本体20の天井面R1aに貼り付けるとともに、第1隔膜Rf1の上・下面R1b,R2aに導電性生地30b,30cを貼り付け、かつ、第2隔膜Rf2の上・下面R2b,R3aに導電性生地30d,30eを貼り付けるとともに、エアバッグ本体20の底面R3bに導電性生地30fを貼り付けてある。
前記第1〜第6導電性生地30a〜30fの貼り付けは接着または縫製により行われ、第1分割室R1の第1導電性生地30aと第2導電性生地30b、第2分割室R2の第3導電性生地30cと第4導電性生地30d、第3分割室R3の第5導電性生地30eと第6導電性生地30fがそれぞれ接触した際の短絡信号は前記コントローラ13に出力され、コントローラ13はそれら短絡信号に基づいてエアバッグ本体20の潰れ状況を判断するようになっている。
前記排気手段40は、エアバッグモジュール11のハウジング21に形成され、このハウジング21を図7(a)に示すインナー部材21Aと(b)に示すアウター部材21Bとを互いに摺動自在に密接配置するとともに、それらインナー部材21Aとアウター部材21Bの底部に、それぞれ両部材間で半ピッチp/2分をずらせて一定間隔をもって形成した複数の開口部21Aa,21Baによって形成してある。
即ち、前記インナー部材21Aおよび前記アウター部材21Bは断面U字状に形成され、インナー部材21Aには一定のピッチpをもって前記開口部21Aaが4箇所形成されるとともに、アウター部材21Bには同じピッチpをもって前記開口部21Baが5箇所形成され、通常時は図8(a)に示すようにアウター部材21Bの開口部21Baを、インナー部材21Aの開口部21Aa間の連結部分21Abとインナー部材21Aの両端部分21Ac,21Adとによって閉塞するようになっている。
前記インナー部材21Aと前記アウター部材21Bとの間には、図8に示すようにアウター部材21Bに対してインナー部材21Aを前記半ピッチp/2分をずらせる排気アクチュエータ24を設けてある。
排気アクチュエータ24は、前記コントローラ13からの作動指令信号により作動され、図8(a)に示す通常状態から図8(b)に示す作動状態にすると、インナー部材21Aはアウター部材21Bに対して半ピッチp/2だけ摺動し、それぞれの開口部21Aa,21Baが連通されるようになっている。
ところで、前記エアバッグ本体20はその中央部分がハウジング21の上端開口部周縁に固定されるが、この固定部分でエアバッグ本体20の内部はハウジング21内に連通されている。
前記ガス発生装置23は、前記コントローラ13からの作動指令信号により作動され、火薬の爆発により瞬時にガスを発生させて、このガスは前記ハウジング21内に充満するとともに前記エアバッグ本体20の内部に供給されて、このエアバッグ本体20を膨張させる。
このように構成されたエアバッグ装置10は、第1〜第3分割室R1〜R3が一定の条件で潰れることにより、排気手段40が作動してエアバッグ本体20内の気体を外方に排出するようになっているが、その排気手段40の作動条件は、特定の分割室としての第1分割室R1が潰れた(第1・第2導電性生地30a,30bの接触)後に、その第1分割室R1に対して車体側に隣接した第2分割室R2が潰れ状態(第3・第4導電性生地30c,30dの接触)となる前に、リバウンドによって前記第1分割室R1が再度膨張開始状態(第1・第2導電性生地30a,30bの分離)になった場合、または、各分割室のうち最も車体側に位置する分割室としての第3分割室R3が潰れる状態(第5・第6導電性生地30e,30fの接触)となった場合に設定してある。
従って、前記コントローラ13は、車両が歩行者と衝突する際に衝突検知センサ12から送られる信号により衝突を事前または事後に検知し、この衝突検知によりガス発生装置23に作動信号を出力してエアバッグ本体20を膨張展開させ、そして、膨張したエアバッグ本体20の潰れ状況を第1〜第6導電性生地30a,30b、30c,30d、30e,30fの接触により検出し、そのエアバッグ本体20の潰れ状況に応じて排気手段40に作動信号を出力するようになっている。
そのときのコントローラ13によるエアバッグ本体20の潰れ状況から排気手段40を作動する制御は、図9のフローチャートに従って実行されるようになっている。
即ち、前記フローチャートでは、まず、ステップS1でイグニッションキーのONによりスタートすると、ステップS2でエアバッグ本体(AB)20の展開待ちとなり、エアバッグ本体(AB)20が展開されると次のステップS3へ進み、第1分割室R1の第1・第2導電性生地30a,30bの接触フラグFabと、第2分割室R2の第2・第3導電性生地30c,30dの接触フラグFcdを1に設定する。このとき、接触フラグは非接触状態を1、接触状態を0とする。
ステップS4では第1分割室R1の接触フラグFabが1、つまり非接触状態になったかどうかを判定し、YESの場合はステップS5に進む一方、NOの場合はステップS6に進み、ステップS5およびステップS6ではそれぞれ第1・第2導電性生地30a,30bが接触したかどうか、つまり第1分割室R1が潰れきったかどうかを判定し、それぞれがYESの場合はステップS7に進んで接触フラグFabを0に設定した後に次へ進む。
次にステップS8では第2分割室R2の接触フラグFcdが1、つまり非接触状態になったかどうかを判定し、YESの場合はステップS9に進む一方、NOの場合はステップS10に進み、ステップS9およびステップS10ではそれぞれ第3・第4導電性生地30c,30dが接触したかどうか、つまり第2分割室R2が潰れきったかどうかを判定し、それぞれがYESの場合はステップS11に進んで接触フラグFcdを0に設定した後に次へ進む。
次にステップS12によって第5・第6導電性生地30e,30fが接触して第3分割室R3が潰れきったかどうかを判定し、YESの場合は、前記ステップS6および前記ステップS10でNOと判断された場合と同様に、ステップS13に進んで排気アクチュエータ24をON(作動)し、その後、ステップS14で一連の制御を一旦終了する。
尚、ステップS5、ステップS9およびステップS12でNOと判断された場合はステップS4にリターンされ、第1分割室R1の接触フラグFabが1になったかどうかを再度判定することになる。
つまり、前記フローチャートは排気手段40の作動条件を判定するものであり、第1分割室R1が潰れた後に、第2分割室R2が潰れ状態となる前に、リバウンドによって第1分割室R1が再度膨張開始される状態が検出される。
勿論、第1〜第3分割室R1,R2,R3のうち最も車体側に位置する第3分割室R3が潰れた場合に前記排気手段40を作動する制御を行うこともできる。
そして、前記排気アクチュエータ24が作動されることにより、排気手段40は、図8(b)に示すようにインナー部材21Aが摺動して開口部21Baを開放し、ハウジング21の内圧、ひいては、このハウジング21に連通するエアバッグ本体20の内圧を前記開口部21Baから一気外方に排出する。
このとき、前記排気手段40は、エアバッグ本体20が膨張開始した後、一定時間内は作動判断をキャンセルすることが望ましい。
以上の構成により本実施形態のエアバッグ装置10は、エアバッグ本体20の内部を複数に隔成した第1〜第3分割室R1,R2,R3の潰れ状況が潰れ検知手段30で検出され、各分割室R1,R2,R3が一定の条件で潰れる際に、エアバッグ本体20内のガスを排気手段40によって外方に排出するので、排気手段40の作動によってエアバッグ本体20の内圧をほぼ0にまで低下させることができ、これによってリバウンド時の反力を効率良く低減することができる。
即ち、エアバッグ本体20がリバウンドに入った場合、またはエアバッグ本体20が潰れきった場合に内圧を0とすると、図10に示すように従来のエアバッグ装置ではエアバッグ本体の変位増大に伴って荷重が増加し、リバウンド時も圧縮時と同じ荷重を受ける線形バネに近い特性を示すのに対し、本実施形態ではリバウンド時の荷重が理想状態では0となり、歩行者の頭部Hが干渉した場合にはその頭部Hに発生する加速度の継続時間が半減し、頭部障害値(HIC)も半減する。
また、図11に示すようにリバウンド速度も理想状態では0となるため、エアバッグ本体20に干渉した頭部Hと車両のエンジンフード2上に干渉した歩行者の上体部のリバウンド速度の差が縮小されて、頸部に加わる負荷を低減することが可能となる。
更に、図12に示すように従来のエアバッグ装置では、エアバッグ本体でエネルギーを吸収し切れなかった場合、エアバッグ本体の発生荷重に車体の潰れによる荷重が加算されたが、本実施形態のエアバッグ装置10では、エアバッグ本体20が潰れきった後にはエアバッグ本体20の内圧が0となって荷重を発生しないので、車体の荷重が加算されることがないため、頭部Hの場合には発生する最大加速度が従来よりも低減されてHICも低減され、脚部および腰部の場合にもそれらに加わる最大荷重を低減することができる。
ところで、本実施形態では前記作用効果に加えて前記潰れ検知手段30を、各分割室R1,R2,R3内の対向面R1a,R1b、R2a,R2b、R3a,R3bにそれぞれ取り付けられ、その分割室R1〜R3の潰れによって互いに短絡する対を成す第1〜第6導電性生地30a,30b、30c,30d、30e,30fによって構成したので、簡単な構造をもって各分割室R1,R2,R3の潰れを検出することができ、コストの削減を図ることができる。
また、排気手段40の作動条件を、第1分割室R1が潰れた後に、その第1分割室R1に対して車体側に隣接した第2分割室R2が潰れ状態となる前に、リバウンドによって前記第1分割室R1が再度膨張開始状態になった場合、または、各分割室のうち最も車体側に位置する分割室としての第3分割室R3が潰れる状態となった場合に設定したので、エアバッグ本体20でのリバウンド開始後に最後に潰れた分割室の導電性生地の接触が離れた後、またはエアバッグ本体20が潰れきった直後に内圧が0となるため、リバウンド速度が抑えられて反力を低減することができる。
ところで、本実施形態では図2に示すように前記エアバッグ本体20がエンジンフード2の後端部で膨張展開し、歩行者の頭部を二次衝突から保護する場合を開示したが、これに限ることなく同図中2点鎖線に示すようにフロントグリル4の前方で膨張展開させて、歩行者の脚部や腰部を一次衝突から保護するようにした場合にあっても本発明を適用することができる。
図13,図14は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図13は分割室を4つ設けたエアバッグ本体の断面図、図14はエアバッグ本体の潰れタイミングの推定方法を(a)のG−S特性と(b)のV−T特性と(c)のS−T特性で示す説明図である。
本実施形態のエアバッグ装置10Aでは基本的に第1実施形態と同様の構成となるが、特に本実施形態では図13に示すようにエアバッグ本体20Aを隔膜Rf1,Rf2,Rf3によって荷重入力方向に4室に分割して、第1〜第4分割室R1,R2,R3,R4に隔成してあり、また、各分割室R1,R2,R3,R4の対向面には導電性生地30a〜30hを貼り付けてあり、対向する導電性生地30a〜30hの接触により各分割室R1〜R4の潰れ状況を検出できるようになっている。
そして、本実施形態にあっても第1実施形態と同様に分割室R1〜R4が一定の条件で潰れることにより、排気手段40が作動してエアバッグ本体20内の気体を外方に排出するようになっているが、本実施形態では排気手段40の作動条件としては、分割室R1〜R4の荷重入力側から2室目以降が潰れるのに要する各時間を計測し、エアバッグ本体20Aの展開時の潰れ方向寸法に基づく数値計算、または予め計測した各分割室R1〜R4の潰れの時間データの照合により推定したリバウンドの開始時期で決定するようになっている。
即ち、本実施形態では排気手段40の作動条件は2つの手段が有り、第1の手段は、図14に示すようにS1〜S2(およびS2〜S3)までエアバッグ本体20Aが潰れるのに要する時間t2(およびt3)より、線形バネと仮定したG−S特性を前提としたV−T特性およびS−T特性に基づいて計算式を用いて、歩行者の頭部速度が0となる時間t0を算出して行うことができる。
また、第2の手段は、予め各種速度で実験にて計測しておいたS1〜S2(およびS2〜S3)までエアバッグ本体20Aが潰れるのに要する時間t2(およびt3)と、歩行者の頭部速度とが0となる時間t0のデータテーブルを基に、実際に計測されたt2(およびt3)からデータデーブルに従ってt0の値を求めることによって行うことができる。
従って、本実施形態では荷重入力側から2室目の分割室R2が潰れきるのに要した時間を基に3室目以降の中間部でのリバウンドを推定できるため、3室目となる第3分割室R3以降の分割室の中間でリバウンドし始めた場合、最後の室が潰れきって2枚の導電性生地が接触し再び離れるのを確認してからリバウンドの開始を推定する際の時間遅れを省いて、速やかに排気手段40を作動させることが可能となり、時間遅れによる反力の増加を効率良く抑制することができる。
図15〜図17は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図15はエアバッグモジュールの斜視図、図16はエアバッグモジュールの側面部分の拡大斜視図、図17は図15中C−C線に沿った左半分の断面図である。
本実施形態のエアバッグモジュール11Aは第1実施形態のエアバッグモジュール11とほぼ同様の構成となるが、特に異なる点は図15〜図17に示すようにハウジング21が単板の密閉構造として断面U字状に形成され、排気手段40Aとしてはワイヤー50でエアバッグ本体20Bを破断する構成となっている。
尚、前記エアバッグ本体20Bは、第1実施形態の3つの分割室R1〜R3を備えたエアバッグ本体20でもよく、また、4つの分割室R1〜R4を備えた第2実施形態のエアバッグ本体20Aでもよいが、これらエアバッグ本体20,20Aに限ることはない。
即ち、前記排気手段40Aは、ハウジング21の側面に前記ワイヤー50の一端部を接続する排気アクチュエータ51を設け、そのワイヤー50の他端部側をケース22に設けた穴部22hから内部に挿入した後、折り畳まれたエアバッグ本体20の前記穴部22hから離隔した位置に形成した小穴20hに挿通し、そして、そのワイヤー50の他端部を前記小穴20hで折り返してハウジング21の内側面に固定(固定点P)して構成してある。
そして、前記排気アクチュエータ51に作動信号が入力されると、ワイヤー50は固定点Pを支点として引っ張られて、小穴20hからエアバッグ本体20Aの生地を引き裂くようなっており、その引き裂き部分からエアバッグ本体20Aの内圧を外方に排出するようになっている。
従って、本実施形態では排気手段40Aの構成を簡素化でき、安価な製品を提供することができる。
図18は本発明にかかる第4実施形態のエアバッグ装置の断面側面図を示す。
本実施形態のエアバッグ装置10Bは、図18に示すようにステアリングホイール60に設置した場合で、このステアリングホイール60は、一般の車両と同様にインスト部61の前面から突出するステアリングコラム62の先端部に取り付けられており、そのステアリングホイール60の中心部にエアバッグモジュール11Bを設けて、車両衝突時にエアバッグ本体20Cが運転者Dに向かって膨張展開するようになっている。
この場合、前記エアバッグモジュール11Bは、第1実施形態に示すエアバッグモジュール11または第3実施形態に示すエアバッグモジュール11Aと同様の構成であってもよいが、それ以外の構造であってもよい。
前記エアバッグ本体20Cの内部は、第2実施形態のエアバッグ本体20Bと同様に、隔膜Rf1〜Rf3によって荷重入力方向に4つの第1〜第4分割室R1〜R4に隔成されており、それぞれの分割室R1〜R4の対向面に導電性生地30a〜30hが貼り付けられる。
勿論、本実施形態にあっても排気手段が設けられるとともに、図1に示すように衝突検知センサ12およびコントローラ13を備え、このコントローラ13によってエアバッグ本体20Cの潰れ状況を判断しつつ排気手段を作動することができる。
従って、本実施形態のエアバッグ装置10Bによれば、エアバッグモジュール11Bをステアリングホイール60に設けたことにより、車両衝突時に運転者Dが膨張展開したエアバッグ本体20Cに干渉した際のリバウンドによる反力を低減できるので、運転車Dの保護効果を高めることができる。
ところで、本発明は前記第1〜第4実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができ、例えば、エアバッグ本体を3つの分割室または4つの分割室に隔成した場合を開示したが、これに限ることなく図19に示すようにエアバッグ本体20D内を荷重入力方向に2つの分割室R1,R2に隔成した場合にあっても本発明を適用することができる。
また、潰れ検知手段を構成する電極を導電性生地で形成したが、勿論、その生地に限ることはなく導電性材料であればよく、この場合その導電性材料が可撓性部材であることが望ましい。
本発明の第1実施形態におけるエアバッグ装置のレイアウトを示す車体前部の側面図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグ本体の展開状態を示す車体前部の斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグモジュールの斜視図である。 図3中A−A線に沿った左半分の断面図である。 図2中B−B線に沿ったエアバッグ本体の断面図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグの過重入力時の変形を(a)〜(c)に順を追って示す断面図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグモジュールのハウジングを(a)にインナー部材と(b)にアウター部材で示す側面図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグモジュールのハウジングに形成した排気手段を(a)の作動前と(b)の作動後で示す側面図である。 本発明の第1実施形態における排気手段を作動するための制御フローを示す説明図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグ本体に頭部が干渉してリバウンドする場合の頭部加速度を(a)のG−S特性図と(b)のG−T特性図でそれぞれ従来および理想条件と比較して示す説明図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグ本体に頭部が干渉してリバウンドする場合の頭部速度をV−T特性図で従来および理想条件と比較して示す説明図である。 本発明の第1実施形態におけるエアバッグ本体に頭部が干渉して車体変形を伴いつつリバウンドする場合に(a)のエアバッグ本体によるG−S特性と(b)の車体潰れによるG−S特性とこれらを合成した(c)の合成G−S特性図である。 本発明の第2実施形態における分割室を4つ設けたエアバッグ本体の断面図である。 本発明の第2実施形態におけるエアバッグ本体の潰れタイミングの推定方法を(a)のG−S特性と(b)のV−T特性と(c)のS−T特性で示す説明図である。 本発明の第3実施形態におけるエアバッグモジュールの斜視図である。 本発明の第3実施形態におけるエアバッグモジュールの側面部分の拡大斜視図である。 図15中C−C線に沿った左半分の断面図である。 本発明の第4実施形態におけるエアバッグ装置の断面側面図である。 本発明の他の実施形態におけるエアバッグ本体の膨張展開状態を示す斜視図である。
符号の説明
10,10A,10B エアバッグ装置
11,11A,11B エアバッグモジュール
12 衝突検知センサ
13 コントローラ
20,20A,20B,20C,20D エアバッグ本体
30 潰れ検知手段
30a〜30h 導電性生地(電極)
40,40A 排気手段
R1,R2,R3,R4 分割室

Claims (4)

  1. エアバッグ本体内部を荷重入力方向に複数に分割して隔成した分割室と、
    各分割室の対向面の接触の有無によって各分割室の展開後の収縮とリバウンドの状況を個々に検出する潰れ検知手段と、
    前記潰れ検知手段の検知作用にもとづいてリバウンド時にエアバッグ本体内の気体をエアバッグ本体から外方に排出する排気手段とを設けると共に、
    前記リバウンド時を、
    特定の分割室における対向面同士が接触した後で、かつ、その特定の分割室に対して車体側に隣接した分割室における対向面同士が接触する前に、前記特定の分割室がリバウンドの開始状態になった場合、
    または、各分割室のうち最も車体側に位置する分割室における対向面同士が接触する状態になった場合、
    または、分割室の荷重入力から演算して推定した時期、
    の少なくとも1つから判定する
    ことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 潰れ検知手段は、各分割室内の対向面にそれぞれ取り付けられ、その分割室の潰れによって互いに接触して短絡する対を成す電極であることを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ装置。
  3. 排気手段の作動条件は、少なくとも3室設けた分割室の荷重入力側から2室目以降の分割室における対向面同士が接触するまでに要する各時間を計測し、エアバッグ本体展開時の潰れ方向寸法に基づく数値計算、または予め計測した各分割室の潰れの時間データの照合により推定したリバウンドの開始時期で決定することを特徴とする請求項1または2に記載のエアバッグ装置。
  4. 排気手段は、エアバッグ本体が膨張開始した後、一定時間内は作動判断をキャンセルすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のエアバッグ装置。
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