JP4595359B2 - インクカートリッジ及びインクジェットプリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、インクを吐出して印刷を行うインクジェットヘッドに対してインクを供給するためのインクカートリッジ及びこれを含むインクジェットプリンタに関する。
記録用紙に向けてノズルからインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタには、着脱可能なインクカートリッジを備えたものが一般的である。インクカートリッジのインクが空の状態でインクジェットヘッドに吐出駆動を行わせると、印刷が行なわれないだけでなく、インクジェットヘッド内にエアが侵入することがあり、エアが侵入したインクジェットヘッドは使用不能となることがある。そのため、インクカートリッジが貯溜しているインクの量を検知する必要がある。インクの量を検知する方法としては印刷を行う毎に使用されたインクの量を予想して積算することでインクの量を検知することが考えられる。しかし、このような計算には誤差が生じやすいため余裕をもってインクカートリッジの使用を停止しなければならず、結果としてインクが無駄になる。そこでインクカートリッジのインクにインクより比重の小さいウキを配置し、インク上に浮いているウキの高さを外部から検知することでインクカートリッジのインクの量を検知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−001819号公報(図7)
しかしながら、上述した技術によると、インクカートリッジのインクタンクの内壁面に付着しているインクの表面張力等の外乱によりウキが壁面に張り付いて下降しなくなることがある。このようにインクの表面張力等の外乱の影響を受けやすいため、正確なインクカートリッジのインクの量を示すことができないという問題がある。
そこで、本発明の主たる目的は、インクの表面張力等の外乱にあまり影響されずにインクの量を示すことができるインクカートリッジ及びこれを含むインクジェットプリンタを提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のインクカートリッジは、インクジェットプリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジであって、インクが貯溜されるインクタンクと、前記インクタンク内において揺動可能に支持されている連結部材、前記連結部材の一端に設けられている被検知部、及び前記連結部材の他端に設けられているバランス部材を有する揺動部材とを備えている。前記バランス部材及び前記被検知部は、これら各々の全体が前記インクの液中に位置したときにその各々に生じる浮力及び重力によって前記揺動部材が受ける第1方向の回動力と、これらの一部が前記インクの液面から露出したときにその各々に生じる浮力及び重力によって前記揺動部材が受ける第2方向の回動力とが、反対方向となるようにその重量と体積とが設定されており、前記インクタンク内には、前記揺動部材の前記第1方向への回動を規制する規制部材が設けられ、前記揺動部材が前記規制部材に規制されるときに前記被検知部は検知位置に位置し、前記揺動部材が前記第2方向へ回動したとき、前記被検知部は非検知位置に位置し、前記被検知部が検知位置に位置するときに、前記バランス部材が前記被検知部より低い位置に位置する。
本発明によると、揺動部材によりバランス部材及び被検知部の軌道が固定されているため、インクの表面張力等による外乱にあまり影響されずにインクタンクのインク残量の状態を示すことができる。また、被検知部を検知位置で確実に停止させることができる。さらに、被検知部に付着したインクが流れ落ちてから揺動部材が第2の方向に回動を開始するため、揺動部材が第2の方向に回動を開始するときに、被検知部におけるインクの表面張力の影響を低減することができる。
本発明においては、前記インクカートリッジの使用状態において、前記連結部材は、前記インクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように前記インクタンク内に支持されていることが好ましい。これによると、連結部材がインクの液面から離れるときの連結部材とインクの液面との接触面積を小さくすることができる。これにより、連結部材におけるインクの表面張力の影響を低減することができる。
この場合、前記連結部材は、前記連結部材の少なくとも一部が前記インクの液面の上方に位置するときに前記インクの液面に対向する下側の側壁面が前記インクの液面に対して斜めに交差するように前記インクタンク内に支持されていることがより好ましい。これによると、連結部材がインクの液面から離れるときの連結部材とインクの液面との接触面積をより小さくすることができる。これにより、連結部材におけるインクの表面張力の影響をさらに低減することができる。
このとき、前記連結部材は、前記被検知部から前記バランス部材にかけて延在方向に延びており、前記連結部材の前記側壁面には、前記連結部材の少なくとも一部が前記インクの液面の上方に位置するときに前記インクの液面に向かって突出しているとともに、前記連結部材の前記延在方向に沿って延在している凸部が少なくとも1つ形成されていることがより一層好ましい。これによると、連結部材がインクの液面から離れるときの連結部材とインクの液面との接触面積をより一層小さくすることができる。これにより、連結部材におけるインクの表面張力の影響をより一層低減することができる。
本発明においては、前記バランス部材が、樹脂で形成されているとともに、インクよりも比重の小さいフロートであることが好ましい。これによると、バランス部材に生じる重力に対するバランス部材に生じる浮力の比率を大きくすることができるので第1方向への十分な回動力を得ることができる。
本発明においては、前記バランス部材が、ポリプロピレンで形成されていることが好ましい。これによると、比重が0.9のポリプロピレンを使用することにより、バランス部材に生じる浮力を大きくすることができる。
本発明においては、前記バランス部材が、その内部に密閉空間を有することが好ましい。これによると、インクより比重が大きい樹脂を使用しつつバランス部材全体の比重を小さくすることができるので、バランス部材と揺動部材とを同一材料で形成することが可能となる。
この場合、前記バランス部材が、一体成型されているケース及びキャップを備えており、前記キャップが前記ケースの開口部に配置され且つ前記ケースの内部空間が密封されることにより、前記密閉空間が形成されることがより好ましい。これによると、揺動部材を簡単且つ安価に製造することができる。
本発明においては、前記被検知部が非透光性を有することが好ましい。これによると、検知手段として光センサを用いることができる。
本発明においては、前記インクカートリッジの使用状態において、前記被検知部が、前記インクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように前記連結部材に設けられていることが好ましい。これによると、被検知部がインクの液面から離れるときの被検知部とインクの液面との接触面積を小さくすることができる。このため、インクの表面張力の影響がさらに小さくなって揺動部材がより一層スムーズに回動するようになる。
別の観点からみて本発明のインクジェットプリンタは、上述のインクカートリッジが装着される装着部を有し、この装着部に装着されたインクカートリッジから供給されたインクを媒体に記録するインクジェットプリンタであって、前記装着部に装着された前記インクカートリッジの被検知部を検知する検知手段が、前記検知位置に位置する前記被検出部を検知可能な位置に設けられている。
本発明によると、揺動部材によりバランス部材及び被検知部の軌道が固定されているため、検知手段によりインクの表面張力等による外乱にあまり影響されずにインクの量を検知することができる。
本発明においては、前記検知手段の検知結果によってインクカートリッジ及びインクジェットプリンタの状態を判定する判定手段をさらに備え、前記判定手段は、前記検知手段が前記被検知部を検知したときは、前記装着部に装着されたインクカートリッジに十分量のインクが充填されている状態と判定し、前記検知手段が前記被検出部を検知しないときは、前記装着部に装着されたインクカートリッジのインクが減少している状態及び前記装着部にインクカートリッジが装着されていない状態のいずれかであると判定することが好ましい。これによると、インクカートリッジのインク残量の状態と、インクカートリッジの装着の有無とを1つの検知手段で判断することができる。
本発明において、前記検知手段が、光透過型のセンサであることが好ましい。これによると、安価な光透過型のセンサを使用することによりインクジェットプリンタの低コスト化を図ることができる。
以下、本発明に係る第1の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は、第1の実施の形態によるインクカートリッジを含むインクジェットプリンタの部分概略図である。尚、インクカートリッジ1は図2におけるI−I線で切断したときの断面構造を示している。また、図中矢印71はインクの流れを、矢印72は大気の流れを示している。図2は、インクカートリッジ1の図1に示すII-II線の断面図である。図3は、フロート33の図2に示すIII−III線の断面図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ101は、記録用紙Pに向けて透光性のインクを吐出するためのインクジェットヘッド5と、インクジェットヘッド5に吐出されるインク(図中I)を貯溜するためのインクカートリッジ1と、インクジェットヘッド5をガイド7に沿って一方向(紙面に対して垂直方向)に且つ直線的に往復移動させるキャリッジ6と、記録用紙Pをインクジェットヘッド5の移動方向に対して垂直方向に且つインクジェットヘッド5のインク吐出面に対して平行に搬送するための搬送機構8と、インクジェットヘッド5内のエアや高粘度化したインクを吸引するためのパージ装置9と、インク及びインクカートリッジ1の有無を検知するためのセンサ(検知手段)21と、これらを制御するための制御装置22とを備えている。
インクジェットヘッド5は、インクを吐出するノズルが多数形成されているインク吐出面を有しており、制御装置22に制御されてインク供給チューブ4から供給されたインクを各ノズルから吐出する。インク供給チューブ4は一方の端部がインクジェットヘッド5に接続されており、他方の端部がインク供給管41に接続されている。インク供給管41は、インクカートリッジ1に接続される先細り形状を有する管であり、封止されている先端部の周囲方向に沿うように形成されている複数のインク流入口42と、インク流入口42を介して外部と連通している管内インク流路43とを備えている。
インクカートリッジ1は、透光性の合成樹脂で形成された略直方体状のケースであり、インク(図中I)を貯溜するためのインクタンク11と、インクタンク11に貯溜されたインクをインクカートリッジ1外に流出させるものであって、後述するパッキン17を貫通するように設けられたインク流出流路12と、インクタンク11に大気を流入させるための大気流入流路13と、インクタンク11とインク供給管41とを接続し、インク流出流路12中にインク供給管41を保持するジョイント14と、シャッター機構(揺動部材を含む)30とを備えている。また、インクカートリッジ1はインクジェットプリンタ101の装着部70に着脱可能に装着されている。インクタンク11は、インクカートリッジ1の内壁によって区画された空間であり、貯溜したインクをインク流出流路12に流出するためのインク流出口15と、インク流出口15からインクが流出するにともなって大気を流入させる(矢印72参照)ための大気流入口16とを備えている。インク流出口15はインクタンク11の底面に設けられており、大気流入口16は、インクタンク11の上面に設けられている。つまり、インクタンク11はインク流出口15を介してインク流出流路12と連通しており、大気流入口16を介して大気流入流路13と連通している。また、図2に示すようにインクタンク11の1つの内側側壁には、インクタンク11の内側に向かって突出するとともに、高さ方向においては底面から中央近傍まで延在する凸部51が形成されている。また、凸部51の底壁51aからインクタンク11の内側から見て凹となっている凹部52が形成されている。凹部52はインクタンク11内と通じ、インクが存在し得る内部空間52aを有している。
インク流出流路12は、インクタンク11の下方に配置されており、インク流出口15を介してインクタンク11と連通している。大気流入流路13は、インクタンク11の上方に配置されており、大気流入口16を介してインクタンク11と連通しているとともに、大気流入口16の反対側において大気と連通している。尚、インクカートリッジ1が未使用状態のときには、大気流入流路13に大気が流入しないように大気流入口16の反対側がシールされる。
ジョイント14は、インクタンク11とインク供給管41とを接続するものであり、インクカートリッジ1の内壁によって区画された空間に配置されているパッキン17と、パッキン17の下方に形成されている挿入孔18とを備えている。パッキン17は、可撓性樹脂からなる弾性部材で構成されており、インク流出流路12が形成されるとともにインク供給管41が挿入されていないときはその弾性力でインク流出流路12を封止している。挿入孔18は、インクカートリッジ1の底面に形成されている円形状を有する孔である。挿入孔18はインクタンク11とインク供給管41との接続時においてインク供給管41が挿入される。
インクタンク11とインク供給管41とを接続するときは、インク供給管41をジョイント14の挿入孔18に挿入する。挿入孔18に挿入されたインク供給管41の先端がパッキン17に到達した状態でインク供給管41がさらに押圧されると先端が先細りの針形状を有しているインク供給管41がパッキン17に突き刺さり、さらにはパッキン17に形成されたインク流出流路12を貫通する。パッキン17を貫通したインク供給管41がさらに押圧されると、インク供給管41の先端側がインク流出口15を貫通しインクタンク11内に到達して接続を完了する。このときインク供給管41のインク流入口42がインクタンク11内に配置される。これにより、インクタンク11内に貯溜されているインクが、インク流入口42を介してインク流出流路12内に配された管内インク流路43に流れ込むという流れを形成する(矢印71)。
シャッター機構30は、インクタンク11内に貯溜されるインクの量に基づいて駆動されるものであり、インクタンク11の底部に配置されている。シャッター機構30は、支持台31と、レバー(連結部材)32と、レバー32の一端部に配置されているフロート(バランス部材)33と、レバー32の他端部に配置されているシャッター(被検知部)34と、規制部材35とを備えている。
支持台31は、インクタンク11の底部の中央近傍に固定されている台形状を有する部材である。レバー32は、一方向に延在しているとともに薄板形状を有する部材であり、延在方向がインクタンク11の凸部51の底壁51aに対して垂直に配置されるように、且つ延在方向における中心を枢支点として揺動可能になるように支持台31に支持されている。また、レバー32は、インクの液面に対しては、その投影面の幅が一番狭くなるように支持されている。
フロート33は、レバー32においてインクタンク11の凹部52が形成されている側壁と反対側の端部に配置されている円筒形状を有するポリアセタール樹脂からなる部材であり、シャッター34と比べて膨大な体積を有する。図3に示すように、フロート33の内部には空気が満たされている密閉空間36が形成されており、フロート33全体の比重はインクの比重よりも小さくなっている。従ってインクタンク11においてインク量が多くフロート33全体がインク中に位置するときには、フロート33に生じる浮力は大きいものとなるが、逆に、インク量が少なくフロート33の少なくとも一部がインク液面から露出するときには、フロート33に生じる浮力は小さいものとなる(図5参照)。
シャッター34は、レバー32のフロート33が配置されている側と反対側の端部に形成されている非透光性且つ略矩形状を有する領域であり、レバー32が揺動することによりインクタンク11の側壁に形成されている凹部52の内部空間52aを移動するように配置されている。具体的には、インクタンク11においてインク量が多くフロート33全体がインク中に位置するときには、フロート33が上昇してレバー32が図1中時計回り方向(第1方向)に回動することによりシャッター34がインクタンク11の凹部52における底部近傍の検知位置に配置される。逆に、インク量が少なくフロート33の一部がインクの液面から露出するときには、フロート33が下降してレバー32が図1中反時計回り方向(第2方向)に回動することによりシャッター34がインクタンク11の凹部52における上部近傍の非検知位置に配置される(図4参照)。
規制部材35は、インクタンク11においてインク量が多くフロート33全体がインク液中に位置するときに、シャッター34が検知位置に配置されるようにレバー32の一方向における回動を規制するものであり、板形状を有しているとともにインクタンク11の底部に配置されている。具体的には、インク量が多くフロート33全体がインク液中に位置するときに、シャッター34が検出位置に配置されるように規制部材35の端部をレバー32に当接させることにより回動を規制する(図1参照)。
パージ装置9は、インクジェットヘッド5の駆動軌道上における記録用紙Pのさらに外側に配置されており、インクジェットヘッド5のインク吐出面に対して接近/離隔する方向に移動可能で且つインクジェットヘッド5のインク吐出面に装着されるパージキャップ10と、インクを吸引するための吸引ポンプ10aとを備えている。吸引ポンプ10aの駆動は制御装置22により制御されている。
センサ21は、図2に示すように、インクタンク1内の側壁に形成されている凹部52をインクタンク11の外側から発光部と受光部とで挟み込むように配置されている透過型の光センサであり、シャッター機構30のシャッター34により透光が遮断されているか否かを検知するためのものである。尚、透過型の光センサは、互いに対向している発光部と受光部とを備えており、発光部からから発光された光が受光部に受光されるか否で出力をON/OFFするものである。つまり、インクカートリッジ1及びインクが透光性であるため、センサ21は、凹部52の底部近傍のセンサ21が配置されている検出位置に、シャッター機構30のシャッター34が配置されているか否かにより出力をON/OFFする。
制御装置22は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを備えており、これらを一体として各機能部として機能させることによりインクジェットプリンタ1の制御を行うものである。そして制御装置22は、機能部として駆動部61と、判定部62とを備えている。駆動部61は、インクジェットヘッド5、キャリッジ6、及び搬送機構8を駆動するためのモータ、及びパージ装置9の吸引ポンプ10a等、各装置の駆動を制御するためのものである。
判定部62は、センサ21の検知結果によってインクカートリッジ1の有無、及びインクタンク11内のインク量の状態について判定するものである。具体的には、シャッター34が検知位置に配置され、センサ21がこれを検知してONを出力したときは、装着部70に装着されたインクカートリッジ1のインクタンク11に十分量のインクが充填されている状態と判定し、センサ21がなにも検知せずOFFを出力しているときは、装着部70に装着されたインクカートリッジ1のインクタンク11に貯溜されているインクが減少している状態、及び装着部70にインクカートリッジ1が装着されていない状態のいずれかであると判定する。
次に、シャッター機構30の動作について図1及び図4を参照しつつ説明する。図4はインクタンク11のインク量が少ない場合におけるインクカートリッジ1の断面図である。尚、図1はインクタンク11のインク量が多い場合におけるインクカートリッジ1の断面図が示されている。図1に示すように、インクタンク11のインク量が多い場合には、シャッター機構30全体が貯溜されているインクの液中に配置される。このとき、レバー32はフロート33に生じる重力及び浮力とシャッター34に生じる重力及び浮力との合成力によって全体として第1方向(図5参照)に回動力を受けるが、規制部材35の端部に当接すると第1方向への回動は規制される。このように、シャッター34が検知位置に配置される。この状態でシャッター34が検知位置に配置されるとセンサ21がONを出力する。
一方、図4に示すように、インクを消費することによりインクタンク11のインク量が少なくなっていく場合には、フロート33とシャッター34とがインクの液面に徐々に現れる。すると、フロート33とシャッター34とに生じる浮力が徐々に小さくなっていく。フロート33はシャッター34に比して重いため、フロート33に生じる時計回り方向の浮力の方が反時計回り方向の重力に釣り合うようになり、さらに、インクがある量まで消費されると上述した合成力は全体として第2方向(図5参照)に向かう回動力となる。このとき、レバー32は第2方向に回動する。これにより、レバー32が規制部材35の端部から離れ、シャッター34が非検知位置に移動する。尚、インク残量が0に近くなればフロート33とシャッター34とから生じる浮力は0となり第2方向への回動力は大きな力となる。シャッター34が非検知位置に配置されるとセンサ21がOFFを出力する。
次に、フロート33の詳細について図5及び図6を参照しつつ説明する。図5は、シャッター機構30の概略図である。図6は、フロート33の空気比率とフロート33に作用する浮力と重力との関係を示した図である。図5に示すように、支持台31を境にして、右側(シャッター34側)部分、及び左側(フロート33側)部分のそれぞれに作用する浮力と重力との合成力により、レバー32の回動方向が実際には決まる。しかし、ここでは、フロート33に対して、シャッター機構30に働く全ての力が作用するとして説明を進める。すなわち、フロート33以外の部分に働く浮力や重力は無視する。その代わり、フロート33に対しては、シャッター機構30全体が受ける浮力と重力との合成力がそれそれ作用すると考える。また、フロート33は、それに対応する実効的な総体積Aと密閉空間36の実効的な体積Bとを有するとする。このとき、第1及び第2方向に回動させる回動力はフロート33の浮力及び重力により決定される。例えば、フロート33の浮力が重力と比較して大きい場合には、第1方向の回動力が大きく働くので、インクの消費によりインク液面が低下したときにインクの表面張力等の影響を受けやすい。フロート33は、インク液面の低下に追従しなくなり、シャッター34が検知位置から非検知位置に変化しないことがある。また、フロート33の重力が浮力と比較して大きい場合には、第2方向の回動力が大きく働くので、インクが消費されて少なくなった場合、インクをインクタンク11内に残した状態でフロート33がインクタンク11の底についてしまい、シャッター34が非検知位置に配置されてしまうことになる。
従って検知精度を向上させるには、第1及び第2方向の回動力の一方が極端に小さくならないようにする必要があり、第1及び第2方向の回動力がほぼ同じになるように、フロート33全体の実効的体積とフロート33の密閉空間36に充填される空気の実効的体積との比率を設定するのが最も望ましい。ここで、第1方向の回動力F1及び第2方向の回動力F2は、
F1=AY−(A−B)X ・・・(1)
F2=(A−B)X ・・・(2)
A:フロート33の総体積
B:フロート33の密閉空間36に充填される空気の体積
X:フロート33の比重
Y:インクの比重
となる。このうち、AYはフロート33に作用する合成浮力に相当し、(A−B)X(=F2)はフロート33に作用する合成重力に相当する。すなわち、第1方向の回動力F1は、フロート33に作用する合成浮力と合成重力との差として表されている。これらの関係が図6に示されている。図6の破線はフロート33に作用する第1方向の回動力F1を、図6の実線は第2方向の回動力F2をそれぞれ体積比率B/Aを横軸として示している。図6に示すように、密閉空間36のフロート33の総体積に対する体積比率が大きくなるほど第1方向の回動力F1は大きくなる。逆にその体積比率が小さくなるほど第2方向の回動力F2は大きくなる。ここで第1及び第2方向の回動力が同じとすると、F1=F2となることから式(1)及び式(2)より、
AY−(A−B)X=(A−B)X ・・・(3)
となる。従って、フロート33の密閉空間36の総体積に対する体積比率Kは、
K=(2X−Y)/2X ・・・(4)
となる。フロート33の材質であるポリアセタール樹脂の比重は1.41であり、インクの比重は1.07であるので比率Kは0.62となる。尚、実用的には、
(2X−Y)/2X−0.1<K<(2X−Y)/2X+0.1 ・・・(5)
の範囲で比率Kが決定されていればよい。特に、フロート33の材質であるポリアセタール樹脂のように、比重が1.41か又はそれに近い値の場合には、比率Kが0.5以上且つ0.7以下の範囲であればよい。
以上説明した第1の実施の形態においては、レバー32によりフロート33及びシャッター34の軌道が固定されているため、インクの表面張力等による外乱にあまり影響されずにインクタンク11におけるインクの量を示すことができる。
また、規制部材35により、シャッター34を検知位置で確実に停止させることができる。
さらに、インク量が減少してレバー32が第2方向へ回動したときに、シャッター34が非検知位置に配置されるため、インクタンク11のインクの量が所定量より減少した場合とインクカートリッジ1が装着部70に装着されていない場合とを同じ状態にすることができる。これによりセンサ21によりインクタンク11のインクの量が所定量より減少した場合とインクカートリッジ1が装着部70に装着されていない場合とを検知することができるので、1つのセンサ21でインク残量の多いインクカートリッジ1を新たに装着することが必要な状態とその必要がない状態とを識別でき、コストタウンになる。
加えて、フロート33はインクよりも比重が小さいため第1方向への回動力を得ることができる。
また、フロート33は密閉空間36を備えているため、効率よくフロート33全体の比重を下げることができる。
さらに、フロート33の体積に対する密閉空間36の体積の比率Kが0.62であり、第1方向の回動力と第2方向の回動力とが同じあるため、インクの表面張力のみならず、インクの粘度上昇等による外乱にもあまり影響されずにインクタンク11のインクの量を示すことができる。
加えて、シャッター34が非透光性を有しているとともに、インクタンク11の凹部を通過するため、検知手段として安価な透過型光センサを用いることができる。また、フロート33とシャッター34とが設けられているレバー32は、インク液面に対する投影面の幅が小さい薄板形状の部材として構成されているので、レバー32が受けるインクからの表面張力は小さい。そのため、インクの減少に正確に追随してシャッター34を変位させることができる。
次に、本発明に係る第2の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。尚、第2の実施の形態においては、シャッター機構のみが第1の実施の形態と相違している。そこで、第2の実施の形態にかかる図面において、第1の実施の形態と同じ部材には同じ符号を付してその説明を省略する。
図7は、第2の実施の形態に係るインクカートリッジの断面図である。図7(a)はインクタンク11内にインクが満たされた状態を示しており、図7(b)はインクタンク11内のインクが消費された状態を示している。図8は、図7(b)に示すVIII−VIII線の断面図である。インクカートリッジ1Aにおけるシャッター機構30Aは、インクタンク11内に貯溜されるインクの量に基づいて駆動されるものであり、図7(a)に示すように、インクタンク11の底部に配置されている。シャッター機構30Aは、支持台31Aと、レバー(連結部材)32Aと、レバー32Aの一端部に配置されているフロート(バランス部材)33Aと、レバー32Aの他端部に配置されているシャッター(被検知部)34Aと、規制部材35Aとを備えている。そして、レバー32A、フロート33A、及びシャッター34Aにより揺動部材80が構成されている。
支持台31Aは、インクタンク11の底部の中央近傍に固定されている台形状を有する部材である。レバー32Aは、一方向に延在しているとともに薄板形状を有する部材であり、延在方向がインクタンク11の凸部51の底壁51a(図2参照)に対して垂直に配置されるように、且つ延在方向における中心を枢支点として揺動可能になるように支持台31Aに支持されている。また、レバー32Aは、インクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように、且つレバー32Aのインク液面と対向し得る面(図中下方側の側壁面)がインク液面に対して斜めになるように配置されている。さらに、レバー32Aは、支持台31Aに支持されているときに、インクタンク11の上方に向かって凹になるように延在方向の中央近傍において若干屈曲している。図8に示すように、レバー32Aのインクの液面と対向し得る面には湾曲部(凸部)32aAが形成されている。
フロート33Aは、円筒形状を有する部材であり、後述するシャッター34Aと比べて膨大な体積を有する。後述するように、フロート33Aの内部には空気が満たされている密閉空間36Aが形成されている(図10参照)。
シャッター34Aは、レバー32Aのフロート33Aが配置されている側と反対側の端部に形成されている非透光性且つ略矩形状を有する領域であり、レバー32Aが揺動することによりインクタンク11の側壁に形成されている凹部52の内部空間52aを移動するように配置されている。具体的には、図7(a)に示すように、インクタンク11においてインク量が多くフロート33A全体がインク中に位置するときには、フロート33Aが上昇することによりレバー32Aが図7中時計回り方向(第1方向)に回動して、シャッター34Aがインクタンク11の凹部52の検知位置に配置される。このとき、シャッター34Aは、インクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように配置されている。逆に、図7(b)に示すように、インク量が少なくフロート33Aの一部がインクの液面から露出するときには、フロート33Aが下降することによりレバー32Aが図7中反時計回り方向(第2方向)に回動して、シャッター34Aがインクタンク11の凹部52における上部近傍の非検知位置に配置される。
また、シャッター34Aには、検知位置に配置された状態でその平面領域が上方に延在している延在領域が設けられており、この延在領域の上端近傍には延在領域の両平面のそれぞれに対して垂直方向(紙面に対して垂直方向)に植設されている棒状の当接部材34aAが形成されている。
規制部材35Aは、インクタンク11においてインク量が多くフロート33A全体がインク液中に位置するときに、当接部材34aAと当接することにより、シャッター34Aが検知位置に配置されるようにレバー32Aの一方向における回動を規制するものであり、インクタンク11の凸部51及び凹部52の上端部に形成されている。
このように、インクタンク11におけるインク量が多くフロート33A全体がインク液中に位置しているときは、当接部材34aAと規制部材35Aとが当接し、シャッター34Aが凹部52の検知位置に配置される。このとき、レバー32Aの延在方向の中央近傍がインクタンク11の上方に向かって凹になるように若干屈曲しているため、レバー32Aが屈曲していない場合と比較してシャッター34Aが上方に配置され、図7(a)に示すように、フロート33Aが検知位置に配置されたシャッター34Aの下端部より距離A分低く配置されている。
揺動部材80の構造について図9及び図10を参照しつつ説明する。図9は、揺動部材80の展開図である。図10は、図9に示すX−X線の断面図である。尚、図10(a)はフロート33Aの展開状態の断面図を、図10(b)はフロート33Aの組み立て状態の断面図を示している。揺動部材80はポリプロピレン樹脂から成るものであり、図9に示すように、フロート33Aが展開された状態で一体成型されるものである。フロート33Aは、ケース33aAと、キャップ33bAと、接続体33cAとを備えている。図10(a)に示すように、ケース33aAは、一方向に延在している円筒形状を有するものであり、一方の端部に形成されている開口を有する内部空間を備えている。キャップ33bAは、ケース33aAの内部空間を密封するものである。接続体33cAは、ケース33aAとキャップ33bAとを接続する板状部であり、一方の端部がケース33aAの延在方向の中央近傍に、他方の端部がキャップ33bAの端面に接続されている。
図10(b)に示すように、展開されている揺動部材80を組み立てるときは、接続体33cAを湾曲させて、キャップ33bAの接続体33cAが接続されている端面の反対側をケース33aAの開口に配置する。そして、キャップ33bAをケース33aAの開口に係合させてケース33aAの内部空間を密封する。これにより、密閉空間36Aが形成される。尚、ポリプロピレンの比重は0.9であるため、本実施の形態においては、密閉空間36Aに充填される空気の体積との比率Kは、0.3以上且つ0.5以下の範囲であることが好ましい(式(5)参照)。
以上説明した第2の実施の形態においては、フロート33Aの配置位置がシャッター34Aの下端部より距離A分低くなっているため、シャッター34Aがインクの液面から露出してシャッター34A近傍に付着したインクが流れ落ちてからフロート33Aがインクの液面から露出してレバー34Aが回動することになる。これにより、シャッター34Aにおけるインクの表面張力の影響を低減して正確なインクの量を示すことができる。
また、レバー32Aをインクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように配置しているため、レバー32Aとインクの液面との接触面積を小さくすることができる。これにより、レバー32Aにおけるインクの表面張力の影響を低減してより正確なインクの量を示すことができる。
さらに、レバー32Aのインクの液面と対向しうる側壁がインクの液面に対して斜めになるように配置しているため、レバー32Aとインクの液面との接触面積をより小さくすることができる。また、レバー32が、インク消費に伴って低下するインク液面に対して斜めに配置されているので、レバー32のインクに対する液切れも容易となり、シャッター機構30の動きがなめらかになる。これにより、レバー32Aにおけるインクの表面張力の影響をより低減することができる。
また、レバー32Aのインクの液面と対向しうる側壁に湾曲部32aAが形成されているため、レバー32Aとインクの液面との接触面積をより一層小さくすることができる。これにより、レバー32Aにおけるインクの表面張力の影響をより一層低減することができる。
加えて、フロート33Aが、比重が0.9のポリプロピレンで形成されているため、フロート33Aに生じる浮力を容易に大きくすることができる。これは、フロート33Aの小型化に寄与する。また、密封空間36A内にインクが入り込んでもフロート33Aに浮力を生じさせることができる。
また、一体成型された揺動部材80のキャップ33Ab及びケース33Aaを係合させて密閉空間36Aを形成するため、フロート33Aを簡単且つ安価に製造することができる。
さらに、シャッター34Aをインクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように配置しているため、シャッター34Aとインクの液面との接触面積を小さくすることができる。これにより、シャッター34Aにおけるインクの表面張力の影響を低減することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、第1の実施の形態においては、レバー32の第1方向への回動を規制する規制部材35を備える構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、規制部材35を備えない構成でもよい。
また、第1の実施の形態においては、シャッター機構30においては、レバー32が第1方向へ回動したときにシャッター34が検知位置に配置され、レバー32が第2方向へ回動したときにシャッター34が非検知位置に配置される構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、レバー32が第1方向へ回動したときにシャッター34が非検知位置に配置され、レバー32が第2方向へ回動したときにシャッター34が検知位置に配置される構成でもよい。
さらに、第1の実施の形態においては、フロート33がポリアセタール樹脂で形成されており、第2の実施の形態においては、フロート33Aがポリプロピレン樹脂で形成されているが、フロートが他の樹脂で形成されてもよいし、樹脂以外の材料で形成されてもよい。
加えて、第1の実施の形態においては、シャッター機構30において、レバー32の第1方向の回動力と第2方向の回動力とが同じになるようにフロート33の空気体積比率Kを決定する構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、第1方向の回動力及び第2方向の回動力のいずれかが他方よりも大きくなるようにフロートの空気体積比率Kを決定する構成でもよい。
また、第1の実施の形態においては、シャッター34は、非透光性を有する構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、透光性を有する構成でもよい。尚この場合検出手段として他のセンサを使用すればよい。
さらに、センサ21が透過型光センサとなる構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、反射型光センサなどの他の光センサでもよいし、光センサ以外のセンサであってもよい。尚、反射型光センサを用いる場合は、シャッター34をその表面の反射率が高くなるように構成することが望ましい。
加えて、第1の実施の形態においては、センサ21がインクタンク1のインク残量の状態だけでなく、インクカートリッジの有無についても検知する構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、センサ21がインクタンク1のインク残量の状態のみを検知する構成でもよい。
さらに、第1及び第2の実施の形態においては、透光性を有するインクを使用する構成であるが、透光性を有しないインクを使用してもよい。この場合、インクが消費された状態において、検出位置にインクが溜まらないようにすればよい。
また、第2の実施の形態においては、レバー32Aのインク液面と対向する壁面に湾曲部32aAが形成されているが、レバー32Aとインクの液面との接触面積が小さくなれば他の形状が形成されていてもよい。例えば、インク液面と対向する壁面に薄板形状を有する突出部が形成されてもよい。
第1の実施の形態に係るインクカートリッジを含んでいるインクジェットプリンタの概略図である。 図1に描かれたインクカートリッジの図1に示すII-II線の断面図である。 図2に描かれたフロートの図2に示すIII−III線の断面図である。 図1に描かれたインクカートリッジのインクタンクのインク量が少ない場合における断面図である。 図1に描かれたバランス機構の概略図である。 図1に描かれたフロートの空気比率とフロートに作用する浮力と重力との関係を示した図である。 第2の実施の形態に係るインクカートリッジの断面図である。 図7に示すVIII−VIII線の断面図である。 図7に示す揺動部材の展開図である。 図9に示すX−X線の断面図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ
4 インク供給チューブ
5 インクジェットヘッド
11 インクタンク
14 ジョイント
21 センサ
30、30A シャッター機構
31、31A 支持台
32、31A レバー
33、33A フロート
34、34A シャッター
41 インク供給管
42 インク流入口
43 管内インク流路
70 装着部
80 揺動部材
101 インクジェットプリンタ

Claims (14)

  1. インクジェットプリンタに着脱可能に装着されるインクカートリッジであって、
    インクが貯溜されるインクタンクと、
    前記インクタンク内において揺動可能に支持されている連結部材、前記連結部材の一端に設けられている被検知部、及び前記連結部材の他端に設けられているバランス部材を有する揺動部材とを備えており、
    前記バランス部材及び前記被検知部は、これら各々の全体が前記インクの液中に位置したときにその各々に生じる浮力及び重力によって前記揺動部材が受ける第1方向の回動力と、これらの一部が前記インクの液面から露出したときにその各々に生じる浮力及び重力によって前記揺動部材が受ける第2方向の回動力とが、反対方向となるようにその重量と体積とが設定されており、
    前記インクタンク内には、前記揺動部材の前記第1方向への回動を規制する規制部材が設けられ、前記揺動部材が前記規制部材に規制されるときに前記被検知部は検知位置に位置し、
    前記揺動部材が前記第2方向へ回動したとき、前記被検知部は非検知位置に位置し、
    前記被検知部が検知位置に位置するときに、前記バランス部材が前記被検知部より低い位置に位置することを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記インクカートリッジの使用状態において、
    前記連結部材は、前記インクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように前記インクタンク内に支持されていることを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記連結部材は、前記連結部材の少なくとも一部が前記インクの液面の上方に位置するときに前記インクの液面に対向する下側の側壁面が前記インクの液面に対して斜めに交差するように前記インクタンク内に支持されていることを特徴とする請求項2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記連結部材は、前記被検知部から前記バランス部材にかけて延在方向に延びており、
    前記連結部材の前記側壁面には、前記連結部材の少なくとも一部が前記インクの液面の上方に位置するときに前記インクの液面に向かって突出しているとともに、前記連結部材の前記延在方向に沿って延在している凸部が少なくとも1つ形成されていることを特徴とする請求項3に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記バランス部材が、樹脂で形成されているとともに、インクよりも比重の小さいフロートであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記バランス部材が、ポリプロピレンで形成されていることを特徴とする請求項5に記載のインクカートリッジ。
  7. 前記バランス部材が、その内部に密閉空間を有することを特徴とする請求項5又は6に記載のインクカートリッジ。
  8. 前記バランス部材が、一体成型されているケース及びキャップを備えており、
    前記キャップが前記ケースの開口部に配置され且つ前記ケースの内部空間が密封されることにより、前記密閉空間が形成されることを特徴とする請求項7に記載のインクカートリッジ。
  9. 前記被検知部が非透光性を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  10. 前記インクカートリッジの使用状態において、
    前記被検知部は、前記インクの液面に対して垂直に投影した投影面の幅が最も狭くなるように前記連結部材に設けられていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  11. 前記インクタンクの側壁には、前記インクタンクの内側から見て凹となっている凹部が形成されており、前記被検知部は、その凹部の内部空間を移動するように配置されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載のインクカートリッジが装着される装着部を有し、この装着部に装着されたインクカートリッジから供給されたインクを媒体に記録するインクジェットプリンタであって、
    前記装着部に装着された前記インクカートリッジの被検知部を検知する検知手段が、前記検知位置に位置する前記被検出部を検知可能な位置に設けられていることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  13. 前記検知手段の検知結果によってインクカートリッジ及びインクジェットプリンタの状態を判定する判定手段をさらに備え、
    前記判定手段は、前記検知手段が前記被検知部を検知したときは、前記装着部に装着されたインクカートリッジに十分量のインクが充填されている状態と判定し、前記検知手段が前記被検出部を検知しないときは、前記装着部に装着されたインクカートリッジのインクが減少している状態及び前記装着部にインクカートリッジが装着されていない状態のいずれかであると判定することを特徴とする請求項12に記載のインクジェットプリンタ。
  14. 前記検知手段が、光透過型のセンサであることを特徴とする請求項12又は13に記載のインクジェットプリンタ。
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