JP4529405B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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    • B41J2/17503Ink cartridges
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Description

本発明は、被記録媒体にインクを吐出して印刷を行うインクジェット記録装置に関する。
インクジェットヘッドのノズルから記録用紙に向けてインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。このようなインクジェットプリンタには、インクジェットヘッドにインクを供給するためのインクカートリッジを着脱可能に備えたものが一般的である。インクカートリッジのインクが空の状態でインクジェットヘッドに吐出駆動を行わせると、印刷が行われないだけでなく、インクカートリッジからインクジェットヘッドにエアが侵入することがあり、エアが侵入したインクジェットヘッドは使用不能となることがある。そのため、インクカートリッジが貯溜しているインクの量を検知する必要がある。インク量を検知する方法としては、印刷を行う毎に使用されたインクの量を予測して積算することでインクの量を検知することが考えられる。しかし、このような予測には誤差が生じやすいため余裕をもってインクカートリッジの使用を停止しなければならず、結果としてインクが無駄になる。そこでインクカートリッジに貯溜されているインクにインクより比重の小さいウキを配置し、インク上に浮いているウキの高さを外部から光センサで検知することことによりインクカートリッジのインクの量を検知する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−001819号公報(図7)
インクジェットプリンタにおいて使用されるインクとしては、透光性を有する染料インクが一般的であるが、インクが記録用紙ににじむため、特に文字を印刷する場合に輪郭がぼやけやすいという問題があった。そこで、より高品位な印刷を行うために文字の記録の際に多用するブラックのインクを、非透光性を有する顔料インクにすることが望まれている。しかしながら、顔料インクを使用するインクカートリッジにおいて上述した技術でインク量を検知しようとすると、インクとウキとが共に非透光性を有することになるため、光センサでウキのみを検知することができず、正確なインクの量を検知することができないという問題がある。そこで、非透光性を有するインクを使用するインクカートリッジのみ、インク自身を直接光センサで検知することが考えられる、ところで、検出に用いる光センサとしては、比較的コストの安い光透過型センサが一般的に用いられるが、より精度よく検出する場合、あるいはよりコストを下げるために精度が比較的良くないセンサを用いる場合、センサの発光部と受光部との距離を短くするために、被検出体となるインクが収容される部位の厚さを一部分薄くすることが考えられる。しかしながら、前記一部分薄くされた部位のインクは、表面張力によりインクが壁面に付着してインクの液面が上昇するため、実際のインクの液面より高い液面が検知され、所定のインク量を正しく検知することができないという問題がある。
そこで、本発明の主たる目的は、透光性を有するインクを貯溜するインクカートリッジと、非透光性を有するインクを貯溜するインクカートリッジとが伴に使用でき、何れのインクカートリッジであってもインク量を正しく検知することのできるインクジェット記録装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出するインクジェットヘッドと、染料インクであり透光性を有するカラーインクが貯溜された第1のインクタンクと、第1のインクタンクの内部に配されインク液面の変化方向においてインク残量に応じて位置が変化する非透光性部材とを有すると共に、非透光性部材の移動範囲の少なくとも一部に第1の透光領域が形成された第1のインクカートリッジを保持する第1のホルダと、顔料インクであり非透光性を有するブラックインクが貯溜された第2のインクタンクを有すると共に、第2の透光領域が形成された第2のインクカートリッジを保持する第2のホルダと、第1のホルダに保持された第1のインクカートリッジの第1の透光領域を挟み込むように、第1の発光部と第1の受光部とが対向配置された第1の光センサと、第2のホルダに保持された第2のインクカートリッジの第2の透光領域を挟み込むように、第1の光センサの第1の発光部及び第1の受光部よりもインク液面の変化方向における高い位置に第2の発光部と第2の受光部とが対向配置された第2の光センサとを備え、第1及び第2の透光領域は、第1及び第2のインクタンクの側面から突出する第1及び第2の凸部に設けられ、第1及び第2の凸部は、その内部空間が第1及び第2のインクタンクの内部空間と通ずると共に、これら第1及び第2の凸部の幅は、第1及び第2のインクタンクの側面の幅よりも小であり、第2の光センサは、第2の凸部の内部空間の液面が毛細管現象によって第2のインクタンクの内部空間の液面よりも上昇する分だけ、第1の光センサよりも高い位置に設けられている。
本発明によると、第2の光センサが第1の光センサよりも高い位置に配置されているため、透光性を有するインクを貯溜する第1のインクカートリッジにおいて検知されるインクの量と、非透光性を有するインクを貯溜する第2のインクカートリッジにおいて検知されるインクの量とをともに正しく検知することができる。
また、これによると、受光部と発光部が近接している安価な透過型の光センサを用いることができる。
また、これによると、染料インクと顔料インクとを混在して使用することができる。
本発明において、凸部の幅は、3mm以下であることがより好ましい。これによると、受光部と発光部が近接している安価な透過型の光センサを用いることができる。
本発明において、第1及び第2の凸部は、共に、インク液面の変化方向において少なくとも第1及び第2の透光領域を合わせた大きさの領域に亘って形成されることが好ましい。これによると、凸部を透光領域にすることにより光センサを用いて貯溜されているインクの量を検知することがでできる。
本発明においては、第1及び第2の凸部は、同一の寸法として構成されることが好ましい。さらには、第1及び第2のインクカートリッジは、同一の寸法として構成されることがより好ましい。これによると、第1及び第2のインクカートリッジにおいて部品の共有化を図ることができ、インクカートリッジの製造コストの低下を図ることができる。
本発明においては、第1のインクカートリッジは、第1のインクタンク内に設けられた支点に対して揺動可能な揺動部材を備え、この揺動部材は、一端に非透光性部材が設けられるとともに他端に透光性インクよりも比重の小さいフロートが設けられ、非透光性部材は、第1の凸部の内部空間に配されることが好ましい。これによると、揺動部材によりフロートの軌道が固定されているため、インクの表面張力等の外乱によりフロートがインクタンクの側壁に付着することを防止することができる。
本発明において、揺動部材は、非透光性部材及びフロートがインクの液中に位置するときにその各々に生じる浮力及び重力によって受ける第1方向の回動力と、非透光性部材及びフロートの少なくとも一部がインクの液面から露出したときにその各々に生じる浮力及び重力によって受ける第2方向の回動力とが反対方向であり、非透光性部材は、第1方向の回動力を受けたときに第1の透光領域に位置するとともに、第2方向の回動力を受けたときは第1の透光領域から外れた位置に位置することが好ましい。これによると、透光性インクが第1のインクタンクに残っていない場合と、透光性インクを貯溜しているインクカートリッジがホルダに装着されていない場合とを第1の光センサにより検知することができる。
本発明においては、第1及び第2のインクカートリッジは、第1及び第2のホルダに対して着脱可能であることが好ましい。これによると、第1及び第2のインクカートリッジを取り替えるという簡単な作業でインクを補充することができる。
本発明においては、第1及び第2の光センサの検知結果によって第1及び第2のインクカートリッジのインク残量の状態を判定する判定手段をさらに備え、判定手段は、第1の光センサが非透光性部材を検知したときは第1のホルダに装着された第1のインクカートリッジに十分な量のインクが充填されている状態であると判定すると共に、第1の光センサが非透光性部材を検知しないときは第1のホルダに装着された第1のインクカートリッジのインクが減少している状態及び第1のホルダに第1のインクカートリッジが装着されていない状態のいずれかであると判定し、第2の光センサが第2の凸部の内壁に付着したインクを検知したときは第2のホルダに装着された第2のインクカートリッジに十分な量のインクが充填されている状態であると判定すると共に、第2の光センサが第2の凸部内の内壁に付着したインクを検知しないときは第2のホルダに装着された第2のインクカートリッジのインクが減少している状態及び第2のホルダに第2のインクカートリッジが装着されていない状態のいずれかであると判定することが好ましい。これによると、判定手段が第1及び第2の光センサによりインクの量のみならず第1及び第2のホルダに第1及び第2のインクカートリッジが装着されているか否かを判定することができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明に係る好適な実施の形態によるインクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)の部分概略図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ101は、記録用紙Pに向けてシアン(C)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、及びブラック(K)の4種類のインクを吐出するためのインクジェットヘッド5と、インクジェットヘッド5に吐出される各インクを貯溜しているインクカートリッジ1a〜1dと、インクジェットヘッド5をガイド7に沿って一方向(紙面に対して垂直方向)に且つ直線的に往復移動させるキャリッジ6と、記録用紙Pをインクジェットヘッド5の移動方向に対して垂直方向に且つインクジェットヘッド5のインク吐出面に対して平行に搬送するための搬送機構8と、インクジェットヘッド5内のエアや高粘度化したインクを吸引するためのパージ装置9と、インクカートリッジ1のインク量及びインクカートリッジ1の装着の有無を検知するための光センサ21a〜21dと、これらを制御するための制御装置22とを備えている。
インクジェットヘッド5は、インクを吐出するノズルが多数形成されているインク吐出面を有しており、制御装置22に制御されてインク供給チューブ4a〜4dから供給された各インクをノズルから吐出する。インク供給チューブ4a〜4dは一方の端部がインクジェットヘッド5に接続されており、他方の端部がインク供給管41a〜41dに接続されている。
インクカートリッジ1a〜1dは、ホルダ70a〜70dに着脱可能に装着されている。インクカートリッジ1a〜1dの夫々の側壁中央部には、外側(図面手前方向)に向かって凸となっている凸部51が形成されている。凸部51は垂直方向に延在しており、その幅は3mmである。尚、凸部51は後述するインクタンク11に通じる内部空間51aを有している(図3参照)。また、インクカートリッジ1a〜1cに貯溜されているシアン、イエロー、及びマゼンタの各インクは、染料インクであり透光性を有している。インクカートリッジ1dに貯溜されているブラックのインクは顔料インクであり非透光性を有している。また、凸部51には透光性を有する透光領域が設定されている。
パージ装置9は、インクジェットヘッド5の駆動軌道上における記録用紙Pのさらに外側に配置されており、インクジェットヘッド5のインク吐出面に対して接近/離隔する方向に移動可能で且つインクジェットヘッド5のインク吐出面に装着されるパージキャップ10と、インクを吸引するための吸引ポンプ10aとを備えている。吸引ポンプ10aの駆動は制御装置22により制御されている。
光センサ21a〜21dは、透過型の光センサであり、検知結果を制御部22に出力するものである。また、光センサ21a〜21dは、U字型形状を有しており、各端部には互いに対向している発光部と受光部とが備えられ、発光部から発光された光が受光部に受光されるか否で検出結果出力をON/OFFする。そして、光センサ21a〜21dは、インクカートリッジ1a〜1dの各凸部51を発光部と受光部とで挟み込むように配置されている(図3参照)。カートリッジ1dにおける光センサ21dの配置位置である検知位置は、カートリッジ1a〜1cにおける光センサ21a〜21cの配置位置である検知位置と比較して垂直方向に高くなっている。
制御装置22は、演算処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、CPUが実行するプログラム及びプログラムに使用されるデータが記憶されているROM(Read
Only Memory)と、プログラム実行時にデータを一時記憶するためのRAM(Random Access Memory)とを備えており、これらを一体として各機能部として機能させることによりインクジェットプリンタ1の制御を行うものである。そして制御装置22は、機能部として駆動部61と、判定部62とを備えている。駆動部61は、インクジェットヘッド5、キャリッジ6や搬送機構8を駆動するためのモータ、及びパージ装置9の吸引ポンプ10a等、各装置の駆動を制御するためのものである。判定部62は、光センサ21a〜21dから入力される検知結果によってインクカートリッジ1a〜1dの有無、及び貯溜されているインク量について判定するものである。
このインクジェットプリンタ101においては、インクカートリッジ1a〜1dに貯溜された各インクが供給チューブ4a〜4dを介してインクジェットヘッド5に供給される。インクジェットヘッド5はキャリッジ6により往復駆動されるとともに、搬送機構8に搬送される記録用紙Pに対してノズルから各インクを吐出することにより、記録用紙P上に所望の画像を形成する。そして、インクジェットヘッド5は印刷を完了する毎にキャリッジ6によりパージ装置9のパージキャップ10上に移動され、その後にパージキャップ10がインクジェットヘッド5のインク吐出面と接するように移動される。この状態で吸引ポンプ10aが駆動され、インクジェットヘッド5のノズルからエアや高粘度化したインクが吸引される。
次に、インクカートリッジ1a〜1c(第1のインクカートリッジの組)及び光センサ21a〜21cの詳細について図2及び図3を参照しつつ説明する。尚、インクカートリッジ1a〜1cは、貯溜されているインクの種類が異なるのみで他の構成は全て同一であり、インクカートリッジ1aの説明がインクカートリッジ1b及び1cに適用できるため、インクカートリッジ1aのみ詳細な説明を行い、インクカートリッジ1b及び1cの詳細な説明は省略する。図2は、インクカートリッジ1aの図1に示されているII−II線の断面図である。図2(a)は、インクカートリッジ1a内にインクが十分な量貯溜されている場合の断面図を示しており、図2(b)は、インクカートリッジ1a内にインクが十分な量貯溜されていない場合の断面図を示している。また、図中矢印71はインクの流れを、矢印72は大気の流れを示している。図3は、インクカートリッジ1aの図1に示されているIII−III線の断面図である。
図2(a)に示すように、インクカートリッジ1aは、透光性の合成樹脂で形成された略直方体状のケースであり、透光性を有するシアンの染料インク(図中I、尚インクカートリッジ1bについてはイエローの染料インク、インクカートリッジ1cについてはマゼンタの染料インク)を貯溜するためのインクタンク11と、インクタンク11に貯溜されたインクをインクカートリッジ1a外に流出させるものであって後述するパッキン17を貫通するように設けられたインク流出流路12と、インクタンク11に大気を流入させるための大気流入流路13と、インクタンク11とインク供給管41とを接続しインク流出流路12中にインク供給管41を保持するジョイント14と、シャッター機構30とを備えている。インク供給管41aは、インクカートリッジ1aに接続される先細り形状を有する管であり、封止されている先端部の周囲方向に沿うように形成されている複数のインク流入口42aと、インク流入口42aを介して外部と連通している管内インク流路43aとを備えている。
インクタンク11は、インクカートリッジ1aの内壁によって区画された空間であり、貯溜したインクをインク流出流路12に流出するためのインク流出口15と、インク流出口15からインクが流出するにともなって大気を流入させる(矢印72参照)ための大気流入口16とを備えている。インク流出口15はインクタンク11の底面に設けられており、大気流入口16は、インクタンク11の上面に設けられている。つまり、インクタンク11はインク流出口15を介してインク流出流路12と連通しており、大気流入口16を介して大気流入流路13と連通している。また、図3に示すように、インクタンク11の1つの内側側壁には、インクタンク11内に向かって突出する凸部52が形成されている。また、凸部52の底壁52aからインクタンク11外に向かって突出するとともに、底面から中央近傍に至るまで垂直方向に延在している凸部51が形成されている。凸部51の内部空間51aは、インクタンク11内で通じておりインクが存在し得るようになっている。
インク流出流路12は、インクタンク11の下方に配置されており、インク流出口15を介してインクタンク11と連通している。大気流入流路13は、インクタンク11の上方に配置されており、大気流入口16を介してインクタンク11と連通しているとともに、大気流入口16の反対側において大気と連通している。尚、インクカートリッジ1aが未使用状態のときには、大気流入流路13に大気が流入しないように大気流入口16の反対側がシールされる。
ジョイント14は、インクタンク11とインク供給管41aとを接続するものであり、インクカートリッジ1aの内壁によって区画された空間に配置されているパッキン17と、パッキン17の下方に形成されている挿入孔18とを備えている。パッキン17は、可撓性樹脂からなる弾性部材で構成されており、インク流出流路12が形成されるとともにインク供給管41aが挿入されていないときは、その弾性力でインク流出流路12を封止している。挿入孔18は、インクカートリッジ1aの底面に形成されている円形状を有する孔である。挿入孔18はインクタンク11とインク供給管41aとの接続時においてインク供給管41aが挿入される。
インクタンク11とインク供給管41aとを接続するときは、インク供給管41aをジョイント14の挿入孔18に挿入する。挿入孔18に挿入されたインク供給管41aの先端がパッキン17に到達した状態でインク供給管41aがさらに押圧されると先端が先細りの針形状を有しているインク供給管41aがパッキン17に突き刺さり、さらにはパッキン17に形成されたインク流出流路12を貫通する。パッキン17を貫通したインク供給管41aがさらに押圧されると、インク供給管41aの先端側がインク流出口を貫通しインクタンク11に到達して接続を完了する。このときインク供給管41aのインク流入口42aがインクタンク11内に配置される。これにより、インクタンク11内に貯溜されているインクが、インク流入口42aを介してインク流出流路12内に配された管内インク流路43aに流れ込むという流れを形成する(矢印71)。
シャッター機構30は、インクタンク11内に貯溜されるインクの量に基づいて駆動されるものであり、インクタンク11の底部に配置されている。シャッター機構30は、支持台31と、レバー(揺動部材)32と、レバー32の一端部に配置されているフロート33と、レバー32の他端部に配置されているシャッター(非透光性部材)34と、規制部材35とを備えている。
支持台31は、インクタンク11の底部の中央近傍に固定されている台形状を有する部材である。レバー32は、一方向に延在しているとともに薄板形状を有する部材であり、延在方向がインクタンク11の凸部52の底壁52aに対して垂直に配置されるように、且つ延在方向における中心を枢支点として揺動可能になるように支持台31に支持されている。
フロート33は、レバー32においてインクタンク11の凸部51が形成されている側壁と反対側の端部に配置されている円筒形状を有するポリアセタール樹脂からなる部材であり、シャッター34と比べて膨大な体積を有する。フロート33の内部には空気が満たされている密閉空間が形成されており、フロート33全体の比重はインクの比重よりも小さくなっている。従ってインクタンク11においてインク量が多くフロート33全体がインク中に位置するときには、フロート33に生じる浮力が大きくフロート33が上昇しようとする方向(以下第1方向と称す)に回動するときの回動力がレバー32に発生する。逆に、図2(b)に示すように、インク量が少なくフロート33の少なくとも一部がインク液面から露出するときには、フロート33に生じる浮力は小さくなり、フロート33が下降しようとする方向(以下第2方向と称す)に回動力がレバー32に発生する。
シャッター34は、レバー32のフロート33が配置されている側と反対側の端部に形成されている非透光性且つ略矩形状を有する領域であり、レバー32が揺動することによりインクタンク11の側壁に形成されている凸部51の内部空間51aを通過するように配置されている。具体的には、図2(a)に示すように、インクタンク11においてインク量が多くフロート33全体がインク中に位置するときには、フロート33が上昇してレバー32が時計回り方向(第1方向)に回動することによりシャッター34が凸部51のインクタンク11側における底部近傍の検知位置に配置される。図2(b)に示すように、インク量が少なくフロート33の一部がインクの液面から露出するときには、フロート33が下降してレバー32が反時計回り方向(第2方向)に回動することによりシャッター34が凸部51のインクタンク11側における上部近傍の非検知位置に配置される。尚、シャッター34の重量及び体積はフロート33の重量及び体積と比較して十分小さく、シャッター34に発生する重力と浮力はフロート33に発生するそれと比較して十分小さい。つまりレバー32に発生する第1及び第2方向の回動力はフロート33に発生する重力及び浮力とシャッター34に発生する重力及び浮力とによって決まるものであるが、実質的にはフロート33に発生する重力及び浮力によって決まるものである。
規制部材35は、図2(a)に示すように、インクタンク11においてインク量が多くフロート33全体がインク液中に位置するときに、シャッター34が検知位置に配置されるようにレバー32の揺動を規制するものであり、板形状を有しているとともにインクタンク11の底部に配置されている。具体的には、インク量が多くフロート33全体がインクの液中に位置するときに、シャッター34が検出位置に配置されるように規制部材35の端部をレバー32に接触させることにより回動を規制する。
光センサ21aは、図3に示すように、インクタンク11の側壁に形成されている凸部の一部(第1の透光領域)51をインクタンク11の外側から発光部と受光部とで挟み込むように配置されている。また、光センサ21aはシャッター機構30のシャッター34により透光が遮断されているか否かを検知し、その検知結果を出力する。つまり、光センサ21aは、凸部51の底部近傍の光センサ21aが配置されている検出位置にシャッター機構30のシャッター34が配置されていればONを、配置されていなければOFFを検出結果として制御部22の判定部に出力する。
次に、シャッター機構30及び光センサ21aの動作について説明する。図2(a)に示すように、インクタンク11のインク量が多い場合には、シャッター機構30全体が貯溜されているインクの液中に配置される。このとき、レバー32はフロート33に生じる重力及び浮力とシャッター34に生じる重力及び浮力との合成力によって第1方向に回動力を受けるが、規制部材35の端部に接触すると第1方向への回動は規制される。この状態でシャッター34が検知位置に配置される。シャッター34が検知位置に配置されると光センサ21aが判定部62にONを出力する。光センサ21aからONを入力された判定部62は、ホルダ70aにインクカートリッジ1aが装着されているとともに、インクタンク11に十分な量のインクが貯溜されていると判定する。
一方、図2(b)に示すように、インクを消費することによりインクタンク11のインク量が少なくなっていく場合には、フロート33とシャッター34とがインクの液面に徐々に現れる。すると、上述したようにフロート33はシャッター34に比べて体積が十分に大きいため、フロート33に生じる時計回り方向の浮力がシャッター34に生じる反時計回り方向の浮力よりも大きく減少する。その結果インクがある量まで消費されると上述した合成力は第2方向に向かう回動力となり、レバー32は第2方向に回動する。これにより、レバー32が規制部材35の端部から離れ、シャッター34が非検知位置に配置される。尚、インク残量が0に近くなるとフロート33から生じる浮力は0となり第2方向への回動力は大きな力となる。シャッター34が非検知位置に配置されると光センサ21aが判定部62にOFFを出力する。光センサ21aからOFFを入力された判定部62は、ホルダ70aにインクカートリッジ1aが装着されていない、又はインクタンク11に十分な量のインクが貯溜されていないと判定する。
次に、インクカートリッジ1d(第2のインクカートリッジの組)及び光センサ21dの詳細について図4を参照しつつ説明する。図4は、インクカートリッジ1dの図1に示されているIV−IV線の断面図である。図4(a)は、インクカートリッジ1d内にインクが十分な量貯溜されている場合の断面図を示しており、図4(b)は、インクカートリッジ1d内にインクが十分な量貯溜されていない場合の断面図を示している。また、図中矢印73はインクの流れを、矢印74は大気の流れを示している。
尚、インクカートリッジ1dのシャッター機構30'以外の構成は、インクカートリッジ1aのシャッター機構30以外の構成と同一形状及び同一寸法であるため、インクカートリッジ1dのシャッター機構30'以外の構成については同一符号を付して説明するとともにその詳細な説明を省略する。
図4(a)に示すように、インクカートリッジ1dは、透光性の合成樹脂で形成された略直方体状のケースであり、非透光性を有するブラックの顔料インク(図中I')を貯溜するためのインクタンク11と、インクタンク11に貯溜されたインクをインクカートリッジ1d外に流出させるためのインク流出流路12と、インクタンク11に大気を流入させるための大気流入流路13と、インクタンク11とインク供給管41dとを接続しインク流出流路12中にインク供給管41を保持するためのジョイント14と、シャッター機構30'とを備えている。インク供給管41dは、インクカートリッジ1dに接続される先細り形状を有する管であり、封止されている先端部の周囲方向に沿うように形成されている複数のインク流入口42dと、インク流入口42dを介して外部と連通している管内インク流路43dとを備えている。
インクタンク11の底部は、支持台31及び規制部材35が設けられている。これは、インクカートリッジ1aのシャッター機構30の支持台31及び規制部材35と同一形状且つ同一寸法を有するものであり、インクカートリッジ1aのシャッター機構30からレバー32、フロート33及びシャッター34を取り外したものと同じ構成である。すなわち、インクカートリッジ1dのインクタンク11はインクカートリッジ1a〜1cのインクタンク11と同一の形状で同一の寸法に構成されるため、インクカートリッジ1a〜1dを構成する部品として共用化されたものとなっている。
図4(a)及び図4(b)に示すように、インクタンク11内の各壁面近傍においては、インクの表面張力によりインクタンク11の中央部に比べてそのインク液面が上昇している。特に、凸部51は、幅が3mmと狭くなっているため、その内部空間51aにおいては毛細管現象によりさらにインク液面が上昇している。従って、光センサ21dはインク量が検出すべき所定の量になったときのインクタンク11内の中央部におけるインク液面を検出できる位置と比べて、このインク液面の上昇分予め高い位置に配置されている。
光センサ21dは、インクタンク11の側壁に形成されている凸部51をインクタンク11の外側から発光部と受光部とで挟み込むように配置されている(図3参照)。そして光センサ21dはインクタンク11に貯溜されている非透光性のインクにより透光が遮断されているか否かを検知する。つまり、光センサ21dは、凸部51の中央近傍の光センサ21dが配置されている検出位置に、インクが存在していればONを、存在していなければOFFを検出結果として制御部22の判定部62に出力する。光センサ21dからONを入力された場合、判定部62は、ホルダ70dにインクカートリッジ1dが装着されているとともに、インクタンク11に十分な量のインクが貯溜されていると判定する。一方、光センサ21dからOFFを入力された場合、判定部62は、ホルダ70dにインクカートリッジ1dが装着されていない、又はインクタンク11に十分な量のインクが貯溜されていないと判定する。
以上説明した好適な実施の形態においては、透光性を有する染料インクが貯溜されたインクカートリッジ1a〜1cにおいて光センサ21a〜21cに検出されるインクの量と、非透光性を有する顔料インクが貯溜されたインクカートリッジ1dにおいて光センサ21dに検出されるインクの量をともに正確に検出できる。従ってインクの量が十分な量でなくなったことを検出する際の検出すべきインク量を染料インクが貯溜されたインクカートリッジ1a〜1cと顔料インクが貯溜されたインクカートリッジ1dとの間で同じにすることができる。これにより染料インクと顔料インクとを混在して使用した場合であっても、同じロジックで各インクカートリッジ1a〜1dにおいて正確なインク量を検知することができる。
また、凸部51の幅は、3mmであるため、受光部と発光部が近接している安価な透過型の光センサ21a〜21dを用いることができる。言い換えると安価な透過型の光センサ21a〜21dを用いたいがために、光センサ21a〜21dに検知される透光領域を幅の狭い凸部51に形成した結果、インクカートリッジ1dの凸部51内のインク液面が、インクタンク11の中央部の液面よりも顕著に上昇したことになるが、本実施の形態によればこのような場合でもインクの量を正確に検出できるため、安価な光センサ21a〜21dでも十分な検出を行うことができる。
さらに、凸部51は、インクタンク11におけるインク液面の変化方向において透光領域を有しているため、光センサ21a〜21dを用いて貯溜されているインクの量を検知することがでできる。
加えて、インクカートリッジ1a〜1dが全て同一形状且つ同一寸法であるため、部品の共有化を図ることができる、これによりインクカートリッジ1a〜1dの製造コストの低下を図ることができる。
また、インクカートリッジ1a〜1cがシャッター機構30を備えており、レバー32によりフロート33の軌道が固定されるため、インクの表面張力等の外乱によりフロート33がインクタンク11の側壁に付着することを防止することができる。
さらに、シャッター34が、インクカートリッジ1a〜1cがホルダ70a〜70dに装着され、且つインクが十分に貯溜しているときにのみ検知位置に配置され、それ以外のときは非検知位置に配置されるため、判定部62が、透光性インクがインクタンク11に残っていない場合と、透光性インクを貯溜しているインクカートリッジ1a〜1cがホルダ70a〜70cに装着されていない場合とで同じ判定をすることができる。
加えて、インクカートリッジ1a〜1dは、ホルダ70a〜70dに対して着脱可能であるため、インクカートリッジ1a〜1dを取り替えるという簡単な作業でインクを補充することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な設計変更が可能なものである。例えば、本実施の形態においては、ブラックのみ非透光性のインクが使用される構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、透光性のインクと非透光性にインクとが混在して使用されるのであれば、他の色のインクの非透光性インクが使用される構成でもよい。
さらに、本実施の形態においては、凸部51が3mmの幅を有する構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、凸部51が3mm以上の幅を有する構成でもよいし、3mm以下の幅を有する構成でもよい。尚、安価な透過型の光センサを使用して高精度にインク量を検出するには、3mm以下のより狭い幅を有する凸部が好ましい。
加えて、本実施の形態においては、インクカートリッジ1a〜1dが透光性部材で形成されているため、インクカートリッジ1a〜1d全体が透光領域となる構成であるがこのような構成に限定されるものではなく、凸部51の検知位置を含む少なくとも一部が透光領域となる構成でもよい。
また、本実施の形態においては、インクカートリッジ1a〜1cと1dとがシャッター機構30、30'を除いて全て同じ寸法となる構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、各インクカートリッジが互いに異なる寸法を有していてもよい。
さらに、本実施の形態においては、一端にフロート33、他端にシャッター34を備えたレバー32が、支持台31に揺動可能に支持されるシャッター機構30を備える構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、凸部51に配置されるシャッターが形成されたフロートのみで構成されるシャッター機構など、他のシャッター機構を備える構成でもよい。
加えて、本実施の形態においては、インクカートリッジ1a〜1dがホルダ70a〜70dに着脱自在に装着される構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、インクカートリッジがホルダに着脱不能な状態で固定される構成でもよい。
また、本実施の形態においては、判定部62がインクカートリッジ1a〜1dのインクタンク11のインク量のみならずインクカートリッジ1a〜1dがホルダ70a〜70dに装着されているかどうかも判定する構成であるが、このような構成に限定されるものではなく、判定部62がインクタンク11のインク量のみを判定する構成でもよい。
本発明に係る実施の形態によるインクカートリッジを含んでいるインクジェットプリンタの概略図である。 図1に描かれたインクカートリッジの図1に示すII-II線の断面図である。 図1に描かれたインクカートリッジの図1に示すIII-III線の断面図である。 図1に描かれたインクカートリッジの図1に示すIV-IV線の断面図である。
1 インクカートリッジ
4a〜4d インク供給チューブ
5 インクジェットヘッド
11 インクタンク
14 ジョイント
21a〜21d センサ
30 シャッター機構
31 支持台
32 レバー
33 フロート
34 シャッター
41 インク供給管
42 インク流入口
43 管内インク流路
70a〜70d ホルダ
101 インクジェットプリンタ

Claims (9)

  1. インクを吐出するインクジェットヘッドと、
    染料インクであり透光性を有するカラーインクが貯溜された第1のインクタンクと、第1のインクタンクの内部に配されインク液面の変化方向においてインク残量に応じて位置が変化する非透光性部材とを有すると共に、前記非透光性部材の移動範囲の少なくとも一部に第1の透光領域が形成された第1のインクカートリッジを保持する第1のホルダと、
    顔料インクであり非透光性を有するブラックインクが貯溜された第2のインクタンクを有すると共に、第2の透光領域が形成された第2のインクカートリッジを保持する第2のホルダと、
    前記第1のホルダに保持された前記第1のインクカートリッジの前記第1の透光領域を挟み込むように、第1の発光部と第1の受光部とが対向配置された第1の光センサと、
    前記第2のホルダに保持された前記第2のインクカートリッジの前記第2の透光領域を挟み込むように、前記第1の光センサの前記第1の発光部及び前記第1の受光部よりも前記インク液面の変化方向における高い位置に第2の発光部と第2の受光部とが対向配置された第2の光センサとを備え
    前記第1及び第2の透光領域は、前記第1及び第2のインクタンクの側面から突出する第1及び第2の凸部に設けられ、前記第1及び第2の凸部は、その内部空間が前記第1及び第2のインクタンクの内部空間と通ずると共に、これら第1及び第2の凸部の幅は、第1及び第2のインクタンクの前記側面の幅よりも小であり、
    前記第2の光センサは、前記第2の凸部の内部空間の液面が毛細管現象によって前記第2のインクタンクの内部空間の液面よりも上昇する分だけ、前記第1の光センサよりも高い位置に設けられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記凸部の幅は、3mm以下であることを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記第1及び第2の凸部は、共に、前記インク液面の変化方向において少なくとも前記第1及び第2の透光領域を合わせた大きさの領域に亘って形成されることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1及び第2の凸部は、同一の寸法として構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1及び第2のインクカートリッジは、同一の寸法として構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1のインクカートリッジは、前記第1のインクタンク内に設けられた支点に対して揺動可能な揺動部材を備え、この揺動部材は、一端に前記非透光性部材が設けられるとともに他端に前記透光性インクよりも比重の小さいフロートが設けられ、前記非透光性部材は、前記第1の凸部の内部空間に配されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記揺動部材は、前記非透光性部材及び前記フロートがインクの液中に位置するときにその各々に生じる浮力及び重力によって受ける第1方向の回動力と、前記非透光性部材及び前記フロートの少なくとも一部がインクの液面から露出したときにその各々に生じる浮力及び重力によって受ける第2方向の回動力とが反対方向であり、
    前記非透光性部材は、前記第1方向の回動力を受けたときに前記第1の透光領域に位置するとともに、前記第2方向の回動力を受けたときは前記第1の透光領域から外れた位置に位置することを特徴とする請求項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記第1及び第2のインクカートリッジは、前記第1及び第2のホルダに対して着脱可能であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記第1及び第2の光センサの検知結果によって前記第1及び第2のインクカートリッジのインク残量の状態を判定する判定手段をさらに備え、
    前記判定手段は、
    前記第1の光センサが前記非透光性部材を検知したときは前記第1のホルダに装着された前記第1のインクカートリッジに十分な量のインクが充填されている状態であると判定すると共に、前記第1の光センサが前記非透光性部材を検知しないときは前記第1のホルダに装着された前記第1のインクカートリッジのインクが減少している状態及び前記第1のホルダに前記第1のインクカートリッジが装着されていない状態のいずれかであると判定し、
    前記第2の光センサが前記第2の凸部の内壁に付着したインクを検知したときは前記第2のホルダに装着された前記第2のインクカートリッジに十分な量のインクが充填されている状態であると判定すると共に、前記第2の光センサが前記第2の凸部内の内壁に付着したインクを検知しないときは前記第2のホルダに装着された前記第2のインクカートリッジのインクが減少している状態及び前記第2のホルダに前記第2のインクカートリッジが装着されていない状態のいずれかであると判定することを特徴とする請求項に記載のインクジェットプリンタ。
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