JP5056335B2 - インク容器 - Google Patents

インク容器 Download PDF

Info

Publication number
JP5056335B2
JP5056335B2 JP2007268267A JP2007268267A JP5056335B2 JP 5056335 B2 JP5056335 B2 JP 5056335B2 JP 2007268267 A JP2007268267 A JP 2007268267A JP 2007268267 A JP2007268267 A JP 2007268267A JP 5056335 B2 JP5056335 B2 JP 5056335B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
edge
plate
ink
extending
longitudinal direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007268267A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009096015A (ja
Inventor
智弘 神戸
信吾 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007268267A priority Critical patent/JP5056335B2/ja
Priority to US12/023,228 priority patent/US8197044B2/en
Priority to CN2008100872442A priority patent/CN101412319B/zh
Publication of JP2009096015A publication Critical patent/JP2009096015A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5056335B2 publication Critical patent/JP5056335B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • B41J2002/17573Ink level or ink residue control using optical means for ink level indication

Description

本発明は、インクが収容されるインク容器に関する。
インクジェット記録装置(以下「記録装置」と略称する。)では、記録ヘッドから記録用紙へ向けてインクを選択的に吐出することによって記録用紙に画像が記録される。この記録装置には、インクカートリッジが着脱可能に設けられる。インクカートリッジは、インクが収容されるインク室を形成するインク容器を有する。この種のインクカートリッジにおいては、インク室内に回動可能に設けられたアーム状の部材(以下「アーム」と略称する。)を有するものが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に記載のインクカートリッジのアームは、一端に光を透過しない遮光板が設けられ、他端にフロートが設けられている。このため、アームは、インク室内のインクがフロートに及ぼす浮力によりアームの支点を中心に回動される。インクカートリッジが装着される記録装置には、アームの遮光板を検出するための透過型の光センサが設けられている。インク室内のインクが所定量未満になると、透過型の光センサによって上記遮光板が検出される検出位置から非検出位置へ遮光板が移動する。これにより、インク室内のインク量が少ない状態が判定される。
特開2005−262564号公報
特許文献1に記載のインクカートリッジでは、インク室内のインクが徐々に減少すると、アームがインクの液面から気中に徐々に露出される。その際に、アームに引っ張られるようにして水掻き状或いは風船状のインク膜が形成される場合がある。また、インクカートリッジが記録装置に装着される前に揺らされることにより、インク室内にインク膜が形成される場合がある。インク室内で形成されたインク膜は、アームの正常な動作を阻害し、インク量の誤判定を引き起こす要因となる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、インク室内にインク膜が形成されにくく、インク膜が形成されても途切れやすいインク容器を提供することを目的とする。
(1) 本発明に係るインク容器は、インク室を区画するフレームと、上記インク室内において姿勢変化可能な可動部材と、上記フレームの内壁面から上記可動部材へ向けて突出するプレートと、を具備し、上記可動部材と対向する上記プレートの先端は、当該可動部材の延出方向を長手方向として延出され、当該長手方向へ延びる第1成分を有する第1エッジと、当該プレートの厚み方向へ延びる第2成分を有する第2エッジとが交差しており、かつ当該長手方向において複数が配置された当該第1エッジの間に当該第2エッジが配置されている。
本発明のインク容器は、可動部材が配置される空間がインク室内に設けられている。プレートは、例えばフレームを補強するための補強部材であって、フレームの内壁面から可動部材へ向けて突出されており、例えば、このプレートにリブ等を設けることによってフレームが補強される。このプレートは、その先端が可動部材の延出方向へ延びるように設けられている。すなわち、プレートの先端は、可動部材の延出方向を長手方向とするものである。プレートの先端は、第1エッジ及び第2エッジを有する。第1エッジは、プレートの先端の長手方向へ延びる第1成分を有する当該先端のエッジの一部である。ここで、第1成分とは、プレートの先端のエッジが延出される方向の成分のうち、上記長手方向へ延びる成分を意味する。第2エッジは、プレートの厚み方向へ延びる第2成分を有する当該先端のエッジの一部である。ここで、第2成分とは、プレートの先端のエッジが延出される方向の成分のうち、上記厚み方向へ延びる成分を意味する。第2エッジは、第1エッジと交差している。これにより、上記長手方向へ延びるプレートの先端の縁(第1エッジ)が長手方向から第2エッジの延出方向(プレートの厚み方向)へ曲げられている。このため、プレートの先端と可動部材との間にインク膜が形成されにくい。仮にインク膜が形成されたとしても、インク膜の厚みにムラができるので、インク膜が途切れやすい。
(2) 上記第1エッジ及び上記第2エッジが交差することによって上記プレートの先端に角部が形成されていることが好ましい。
第1エッジと第2エッジとが交差する部分が面取りされている場合に比べて、よりインク膜が形成されにくい。
(3) 上記プレートの先端は、当該プレートの側面から上記厚み方向へ延びる凹部によって上記第2エッジが形成されていてもよい。
プレートの先端の長手方向に対して第1エッジが凹部によって分断されているので、プレートの先端に沿ってインク膜が形成されにくい。
(4) 上記凹部は、上記プレートの一方の側面から上記厚み方向へ延びる第1凹部と、当該プレートの他方の側面から上記厚み方向へ延びる第2凹部とが上記長手方向へ交互に配置されたものであって、上記プレートの先端の両側に上記長手方向へ延びる一対の第1エッジと、上記第1凹部及び上記第2凹部によって形成された第2エッジとを周縁に含む当該プレートの先端面がS字形状であることが好ましい。
プレートの先端には、第1凹部と第2凹部とがプレートの長手方向へ交互に配置されている。第1凹部は、プレートの一方の側面からプレートの厚み方向へ凹むように設けられている。第2凹部は、プレートの他方の側面からプレートの厚み方向へ凹むように設けられている。上記第2エッジは、これら第1凹部及び第2凹部によってプレートの先端に形成されている。プレートの先端の両側には、長手方向へ延びる一対の第1エッジが設けられている。プレートの先端には、この一対の第1エッジと上記第2エッジとを周縁に含むように先端面が形成されている。例えば、第1凹部によって形成された第2エッジの上記他方の側面側の端部は、当該第1凹部と隣接する第2凹部によって形成された第2エッジの上記一方の側面側の端部よりも上記他方の側面側に設けられている。これにより、プレートの先端面はS字形状に形成されている。プレートの先端の縁が長手方向へ一直線に延出されていないので、プレートの先端に沿ってインク膜が形成されにくい。
(5) 上記プレートの先端は、当該プレートの厚み方向へ貫通する貫通部によって上記第2エッジが形成されており、上記プレートの先端の両側に上記長手方向へ延びる一対の第1エッジと、両端が当該一対の第1エッジと交差する第2エッジとを周縁に含む当該プレートの先端面が、上記貫通部を隔てて上記長手方向へ並べられていてもよい。
プレートの先端には、プレートの厚み方向へ貫通する貫通部が形成されている。これにより、プレートの先端は貫通部が設けられた領域が切り欠かれた形状となっている。第2エッジは、この貫通部によって形成されており、その両端が第1エッジと交差している。プレートの先端には、プレートの両側に長手方向へ延びる一対の第1エッジと、第2エッジとを周縁に含むように先端面が形成されている。この先端面は、上記貫通部を隔てて上記長手方向へ並べられている。上記長手方向へ延びる第1エッジが貫通部によって分断されているので、プレートの先端に沿ってインク膜が形成されにくい。
(6) 上記可動部材は、上記インク室内で回動可能に設けられたアーム部材であってもよい。
(7) 上記プレートの先端は、上記アーム部材の回動面と同一面上に配置されていてもよい。
上記構成では、プレートの先端がアーム部材の回動面と異なる面上に配置されている場合に比べて、プレートの先端とアーム部材との間にインク膜が形成されやすい。本発明は、このような構成に適用されると好適である。
(8) 上記プレートの先端側へ突出する突起が上記アーム部材に設けられていることが好ましい。
突起によってアーム部材に凹凸形状が形成されているので、プレートの先端とアーム部材との間にインク膜が一層形成されにくくなる。また、インク膜が形成されたとしても、プレートの先端の形状とアーム部材の突起とによってインク膜は容易に途切れる。
(9) 本発明は、インク室を区画するフレームと、上記インク室内で回動可能に設けられたアーム部材と、上記フレームの内壁面から上記アーム部材へ向けて突出するプレートと、を具備し、上記アーム部材と対向する上記プレートの先端は、当該アーム部材の延出方向を長手方向として延出され、当該長手方向へ延びる第1成分を有する第1エッジと、当該プレートの厚み方向へ延びる第2成分を有する第2エッジとが交差することによって角部が形成され、上記第2エッジは、上記プレートの一方の側面から上記厚み方向へ延びる第1凹部と、当該プレートの他方の側面から上記厚み方向へ延びる第2凹部とが上記長手方向へ交互に配置されることにより形成され、上記プレートの先端の両側に上記長手方向へ延びる一対の第1エッジと、上記第2エッジとを周縁に含む当該プレートの先端面がS字形状であるインク容器として具体的に実現される。
本発明によれば、インク室内にインク膜が形成されにくい。また、仮にインク膜が形成されたとしても厚みにムラができるので途切れやすい。このため、可動部材がスムーズに動作する。
以下、適宜図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[図面の説明]
図1は、インクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図であり、(A)には挿入方向30の前方側から見た斜視図が示されており、(B)には挿入方向30の後方側から見た斜視図が示されている。図2は、インクカートリッジ10の分解斜視図である。図3は、インクカートリッジ10の側面図である。なお、図3(B)には、インク容器20(本発明のインク容器の一例)が破線で示されている。図4は、インク容器20の拡大斜視図である。図5は、左側面45から見たインク容器20の内部構造を示す側面図である。図6は、右側面46から見たインク容器20の内部構造を示す側面図である。図6においては、アーム70(本発明の可動部材の一例、本発明のアーム部材に相当)及び支持ブロック170が省略されている。なお、図4から図6では、フィルム65が省略されている。図7は、インク容器20の分解斜視図である。図8は、アーム70の外観形状を示す斜視図である。図9は、支持ブロック170の外観構成を示す斜視図である。図10は、図6におけるX−X線断面図である。図11は、図6におけるXI−XI線断面図である。図12は、補強プレート53の下端59を示す拡大斜視図である。図13は、図12における矢印48で示される方向から見た補強プレート53の下端59を示す模式図である。図14は、図10におけるXIV−XIV線断面図である。図15は、図11におけるXV−XV線断面図である。図16は、図4におけるXVI部の拡大図である。図17は、貫通部169が設けられた補強プレート53の下端59を示す模式図である。なお、図17において、リブ109やリブ110などは省略されている。図18は、第1エッジ211と第2エッジ212との交差点、及び第1エッジ213と第2エッジ214との交差点が面取りされた補強プレート53の下端59を示す模式図である。図19は、湾曲部217が形成された補強プレート53の下端59を示す模式図である。
インクカートリッジ10は、インクジェット方式のプリンタなどに代表される画像記録装置(以下「記録装置」と略称する。)に装着されて使用される。詳細については省略するが、インクカートリッジ10は、記録装置が備えるカートリッジ収容部(不図示)に着脱可能に構成されている。インクカートリッジ10は、上記カートリッジ収容部に対して、図1に示される状態で挿入方向30に挿入されて装着される。インクカートリッジ10が装着されると、インクカートリッジ10に収容されたインクが記録装置の記録ヘッドへ供給可能となる。
図1に示されるように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略六面体として構成されている。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印31の方向)に細く、高さ方向(矢印32の方向)及び奥行き方向(矢印33の方向)が上記幅方向よりも長い略直方体形状に形成されている。
図1から図3に示されるように、インクカートリッジ10は、大別して、インク容器20と、ハウジング26と、スライダ27と、コイルバネ23,24とを備えている。インクカートリッジ10の外装はハウジング26及びスライダ27で構成されている。
ハウジング26は、インク容器20を保護するものである。このハウジング26によって、インク容器20の前面41(挿入方向30の前方側の面、図2参照)を除く略全体が覆われている。ハウジング26は、インク容器20を2方向(図2の左右方向)から挟み込む第1カバー21及び第2カバー22から構成されている。
図2に示されるように、第1カバー21は、インク容器20の右側面46(挿入方向30の前方側から見て右側の面)に取り付けられている。具体的には、第1カバー21の内側に設けられた複数の係合爪12がインク容器20に形成された係合溝13(図4及び図5参照)に嵌め入れられることによって、第1カバー21がインク容器20に取り付けられている。これにより、第1カバー21によってインク容器20の右側面46が覆われる。一方、第2カバー22は、インク容器20の左側面45(挿入方向30の前方側から見て左側の面)に、第1カバー21と同様の取付方法で取り付けられている。これにより、第2カバー22によってインク容器20の左側面45が覆われる。
スライダ27は、インク容器20の大気連通バルブ80やインク供給バルブ90などを保護するものである。なお、大気連通バルブ80及びインク供給バルブ90については、インク容器20とともに後段で詳述する。スライダ27は、インク容器20との間にコイルバネ23,24を介在させた状態でインク容器20に着脱可能に取り付けられている。本実施形態では、インク容器20の前面41の上部に穿設されたバネ受け23Aにコイルバネ23が装着される。前面41の下部に穿設されたバネ受け24Aにコイルバネ24が装着されている。そして、バネ受け23Aの上部及びバネ受け24Aの下部それぞれに設けられた係合爪15,16が、スライダ27に形成された係合溝17,18それぞれに嵌め入れられることによって、ハウジング26の前方部(挿入方向30の前方側の部位)28を覆うようにしてスライダ27が取り付けられている。
次に、図4から図8を参照して、本発明の一実施形態に係るインク容器20について詳細に説明する。
図4に示されるように、インク容器20は、扁平形状の略六面体として構成されている。インクカートリッジ10が記録装置のカートリッジ収容部に装着されると、インク容器20は、スライダ27がインク容器20の前面41に近づいた状態(図3(A)参照)で上記カートリッジ収容部に収められる。なお、本実施形態では、図4から図7に示されるように、インク容器20において、挿入方向30の前方側の面を前面41、挿入方向30の後方側の面を後面42、鉛直上方側の面を上面43、鉛直下方側の面を下面44とする。また、前面41、後面42、上面43、下面44それぞれに隣接し、互いに対向する2つの面を左側面45及び右側面46とする。前面41から見て左側が左側面45であり、右側が右側面46である。本実施形態では、一対の左側面45及び右側面46がインク容器20において最大面積となっている。
インク容器20は、大別して、フレーム50(本発明のフレームの一例)と、アーム70と、支持ブロック170と、保護部材150と、大気連通バルブ80と、インク供給バルブ90と、フィルム65(図7参照)とによって構成されている。
[フレーム50]
フレーム50は、インク容器20の筐体を構成する部材であり、インク容器20の六面41〜46を形成する。したがって、インク容器20の六面41〜46は、フレーム50の六面に一致する。以下において、インク容器20の各面に付された符号を用いてフレーム50の各面を示す。
フレーム50は、透光性のある透明又は半透明の樹脂材料で構成されており、例えば、樹脂材料を射出成形することにより得られる。本実施形態では、フレーム50はポリプロピレンで形成されている。なお、樹脂材料として、ポリアセタールやナイロン、ポリエチレンを採用することも可能である。
図4から図6に示されるように、フレーム50は、壁51と、リブ107〜112とを備える。リブ107〜112は、壁51の内側に配設されている。壁51及びリブ107〜112は、フレーム50として一体に形成されている。壁51及びリブ107〜112は、インク容器20の左側面45から右側面46に渡って設けられている。壁51は、内部に空間を形成するように、前面41、上面43、後面42、下面44に概ね沿って環状に形成されている。これにより、フレーム50の左側面45及び右側面46それぞれに開口57が形成される。つまり、フレーム50の左側面45及び右側面46は、それぞれ開放されている。
図7に示されるように、フレーム50の側面45,46それぞれに、透明な樹脂で構成された薄肉状のフィルム65が周知の熱溶着法によって溶着されている。具体的には、壁51の幅方向31の両端部にフィルム65が溶着される。これにより、フィルム65によって開口57が閉塞されて、壁51とフィルム65とによって囲まれた空間がインク室100(本発明のインク室の一例)として区画される。このように区画されたインク室100にインクが収容される。なお、フレーム50に代えて、例えば、右側面46だけが開放された器状のフレームを用いることも可能である。この場合、上記器状のフレームにおいて開放された側の面にフィルム65が溶着されることにより、インク室100が区画される。
リブ107〜112(図4から図6参照)は、壁51で囲まれた領域内に配設されている。フレーム50には、インク室100の上部空間を幅方向31の中央で仕切り分ける補強プレート53(本発明のプレートの一例)が壁51と一体に設けられている(図10及び図11参照)。リブ107〜112は、壁51、或いは補強プレート53に一体に設けられている。これにより、壁51は、補強プレート53又はリブ107〜112によって補強されている。このリブ107〜112の幅方向31の両端部にもフィルム65が溶着されている。インク室100の下部、つまり、補強プレート53の下方の空間102(図7参照)は、後述するアーム70及び支持ブロック170が配置されるため、幅方向31にわたって仕切り分けられておらず、左側面45から右側面46へ貫通している。なお、補強プレート53については後述する。
壁51の幅方向(矢印31の方向)の中心に軸受リブ74(図7参照)が立設されている。図7に示されるように、軸受リブ74は、前面41及び下面44で形成されるコーナー付近の壁51に設けられている。軸受リブ74は、壁51における右側面46側の端部に立設されている。軸受リブ74の左側面45側の面に、円孔状の軸受け67が形成されている。図7に示されるように、この軸受け67に、円柱状の軸77が嵌め入れられ、更に、軸77にアーム70の軸孔78が挿通される。これにより、アーム70は、フレーム50の幅方向31のほぼ中央に配置される。なお、軸77の他端は、後述する支持ブロック170側で支持される。
図4から図6に示されるように、フレーム50の後面42にインク注入部105が形成されている。インク注入部105は、後面42からインク室100側に穿設された円孔である。インク注入部105は、後面42の下端付近においてフレーム50と一体に形成されている。インク注入部105は、インク室100に連通している。インク注入部105を通じてインクがインク室100へ注入される。
フレーム50の前面41には、検知部140が形成されている。検知部140は、フレーム50の幅方向31の中央に設けられている。検知部140は、インク室100に収容されているインクの量を視覚的或いは光学的に検知するためのものである。検知部140は、フレーム50と一体に形成されている。したがって、検知部140は、フレーム50と同じ材質、つまり、透光性のある透明又は半透明の樹脂材料で構成されている。そのため、検知部140は、外部からの光を透過することができる。なお、検知部140には、記録装置に取り付けられたフォトインタラプタなどの光センサによって光が照射される。光センサは発光素子と受光素子とを有する。本実施形態では、発光素子から出射された光が側壁140Bに照射され、側壁140Bを透過した検出光が上記受光素子によって受光される。
検知部140は、インク容器20の前面41の中段付近からインク容器20の外側(図5の右向き)へ向かって突設されている。この検知部140は、図示されるように、略矩形状の5つの壁面で区画され、内部が中空状の略箱状に形成されている。具体的には、検知部140は、前面41に平行で、前面41から外向きに所定距離だけ離間した矩形状の前壁140Aと、この前壁140Aの幅方向の二辺を含む一対の側壁140Bと、前壁140Aの上辺を含む上壁140Cと、前壁140Aの下辺を含む下壁140Dとにより区画されている。なお、前壁140Aの幅(幅方向31の寸法)は、前面41の幅よりも小さく設定されている。
検知部140の上部に大気連通バルブ80が設けられている。大気連通バルブ80は、フレーム50の前面41の上部に矢印33の方向へ穿設された大気連通用の貫通孔81(図7参照)を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。この大気連通バルブ80は、主として、バルブ本体87、バネ86、シール部材83、キャップ85などの部材で構成されている。大気連通バルブ80は、常時は、貫通孔81を気密に閉塞しており、インクカートリッジ10が記録装置に装着されると、大気連通バルブ80が作動して、貫通孔81が開放される。
検知部140の下方にインク供給バルブ90が設けられている。インク供給バルブ90は、フレーム50の前面41の下部に矢印33の方向へ穿設されたインク供給用の貫通孔91を開放又は閉塞する弁機構として構成されている。このインク供給バルブ90は、主として、バルブ本体97、バネ96、バネ受け94、シール部材93、キャップ95などの部材で構成されている。インク供給バルブ90は、常時は、貫通孔91を液密に閉塞しており、インクカートリッジ10が記録装置に装着されると、図示しないインクニードルによってインク供給バルブ90が作動して、貫通孔91が開放される。これにより、インク室100内のインクを貫通孔91から流出させて、上記インクニードルを通じて記録装置側へ供給することが可能となる。記録装置では、このようにしてインク容器20のインク室100と、記録装置の記録ヘッドとが貫通孔91を通じて連結された状態で、インク室100から供給されるインクを用いて画像記録が行われる。
図5に示されるように、検知部140の内部には、前壁140A、側壁140B、上壁140C、及び下壁140Dによって囲まれた空間142が形成される。検知部140のインク室100側には壁は設けられておらず、空間142がインク室100へ連続して通じている。この空間142に対して、後述するアーム70のインジケータ部72が進入或いは離間する。図5には、空間142内の所定位置にインジケータ部72が進入した第1姿勢が示されている。
[アーム70]
以下、アーム70の構成及び動作について詳細に説明する。
アーム70は、インク室100内のインク量を判定するためのものである。具体的には、アーム70は、インク室100内のインク量が所定量未満であるか否かを判定するためのものである。図8に示されるように、アーム70は、軸孔78からインジケータ部72に至る第1部位75と、軸孔78からフロート部73に至る第2部位76とを有する。図5に示されるように、第1部位75は、軸孔78(図6及び図7参照)から前面41側(図5の右方向)へ延出されており、第2部位76は、軸孔78から後面42側(図5の左方向)へ延出されている。図5における矢印37は、アーム70のインジケータ部72の中心とフロート部73の中心とを結ぶ直線の延出方向を示す。アーム70は、後述する第1姿勢に維持された状態(図5参照)において、全体として矢印37の方向へ延出されている。すなわち、矢印37で示される方向が第1姿勢に維持されたアーム70の延出方向である。
フロート部73は、例えば内部が中空状に形成されており、インクに対して浮力を有する浮力体の役割を担っている。したがって、フロート部73は、インク量の増減に応じて上下に変位する。これにより、アーム70は、フロート部73の変位に応じてインク室100内で回動方向35(図5参照)へ回動する。本実施形態では、インク中において、第2部位76が浮き上がるようにフロート部73が形成されている。なお、フロート部73を中空形状とせず、フロート部73自体をインクの比重よりも小さい比重の素材で形成してもよい。
インジケータ部72は、インク室100内のインク量を指し示すためのものである。アーム70が図5において時計方向へ回動されると、インジケータ部72が検知部140の空間142に進入する。空間142に進入したインジケータ部72は、検知部140の下壁140Dの内面に当接して、それ以上の回動が阻止される。これにより、アーム70が第1姿勢となる。一方、アーム70が図5において反時計方向へ回動されると、インジケータ部72が下壁140Dの内面から離間する第2姿勢に変化する。アーム70は、第2姿勢において、インジケータ部72が下壁140Dの内面から所定距離だけ隔てた位置で静止する。このように、アーム70は、インク室100内において第1姿勢と第2姿勢との間で姿勢変化可能に構成されている。
本実施形態では、アーム70は、第2部位76が第1部位75よりも重力が大きくなるように形成されている。したがって、空気中においては、第2部位76が第1部位75よりも重い。そのため、インク室100にインクが貯留されていない状態では、アーム70は、軸77を中心にして、図5において反時計方向へ回動する。これにより、インジケータ部72が検知部140の空間142から離間する。つまり、インジケータ部72が空間142から離間していることは、インク室100にインクが入っていないことを意味する。なお、フロート部73の下端がインク室100の底面に当接すると、アーム70の回動が停止して、アーム70が第2姿勢に維持される。
一方、インク室100に所定量以上のインクが貯留されている状態、言い換えれば、フロート部73がインク中にある状態では、フロート部73に浮力が発生する。この浮力によって、第1部位75と第2部位76との重量の均衡が逆転する。すなわち、インク中では、フロート部73の重力方向に働く力はインジケータ部72の重量方向に働く力よりも小さくなる。したがって、アーム70は、軸77を中心にして、図5において時計方向へ回動する。このとき、インジケータ部72は検知部140の空間142に進入して、インジケータ部72の下端が下壁140Dの内面に当接した第1姿勢で保持される。つまり、インジケータ部72が空間142に進入していることは、インク室100に所定量以上のインクが貯留されていることを意味する。
上述のようにアーム70が動作するため、空間142におけるインジケータ部72の位置を検知部140の外部から目視で確認し、或いは、フォトインタラプタなどの光センサで監視することで、インク室100内のインクの液量が一定量以上あるかどうかを検知することができる。言い換えれば、インジケータ部72の動きによって、インク室100内のインクの量が目視あるいは光センサにより外部から判別できる。
図8に示されるように、アーム70の第1部位75は屈曲部71を有する。この屈曲部71は、アーム70が第1姿勢にある状態で、軸孔78から鉛直方向へ延出された鉛直部62と、鉛直部62の鉛直上方側の終端からインジケータ部72に向けて斜め下方へ延出された傾斜部63とにより構成されている。本実施形態では、傾斜部63と鉛直部62とによってなす角が鋭角となるように、第1部位75が形成されている。
図8に示されるように、第1部位75は、厚みの薄い板状部材で構成されている。詳細には、第1部位75は、図5の紙面に垂直な方向の寸法が短く、つまり薄く形成されており、アーム70の回動方向35に細長い形状を呈している。第1部位75には、第1部位75の長手方向に沿って長尺状のリブ64が設けられている。リブ64は、第1部位75の左側面及び右側面の双方に設けられている。第1部位75は、このリブ64によって補強されている。
第1部位75には、複数の突起61,68,69が設けられている。これらの突起61,68,69は、インク膜が形成されないようにするため、或いは、形成されたインク膜を途切れやすくするために設けられている。具体的には、突起61,68,69は、回動方向35における第1部位75の端面66に設けられている。この端面66は、第1部位75の断面が略台形に形成されることによってアーム70の回動方向35側に現れる傾斜面である。回動方向35における端面66の先端は、鋭角に形成されている。言い換えれば、回動方向35において、複数の突起61,68,69が、第1部位75の長手方向へ所定の間隔を隔てて配設されている。第1部位75の上側の端面66に設けられた突起69(本発明の突起の一例)は、補強プレート53の下端59(本発明の先端の一例、図5参照)へ向けて突出されている。また、第1部位75の下側の端面66に設けられた突起68(本発明の突起の一例)は、支持ブロック170(図9参照)の支持部189(本発明のプレートの一例)の上端159(本発明の先端の一例、図16参照)へ向けて突出されている。また、第1部位75のフロート部73側の端面66に設けられた突起61は、背面42側へ突出されている。なお、補強プレート53の下端59、及び支持ブロック170の支持部189の上端159については、後に詳述する。
本実施形態においては、本発明の可動部材がアーム70である形態について説明するが、本発明の可動部材は、インク室100内において姿勢変化可能なものであれば、アーム70に限定されるものではない。本発明の可動部材は、例えばインク液面に追従して移動するフロート等であってもよい。
図5に示されるように、アーム70の周囲に保護部材150が取り付けられている。保護部材150は、例えばワイヤーや針金などの線状鋼材を屈曲成形することにより製作される。この保護部材150は、U字状に屈曲されたU字部150Aを有する(図7参照)。保護部材150は、図7に示されるように、フレーム50に形成された掛け部131にU字部150Aが引っ掛けられ、軸受リブ74に形成された孔(不図示)及び支持ブロック170に形成された孔183に保護部材150の端部150Bが挿入されることによって、フレーム50に対して固定される。なお、保護部材150は本発明に関係しないため、ここでの詳細な説明を省略する。
図9に示されるように、支持ブロック170は、軸77(図7参照)を支持するとともに、インク室100側に撓むフィルム65を支持するものである。この支持ブロック170は、インク室100の下部、言い換えれば、補強プレート53の下方において幅方向31に貫通する空間102(図7参照)に配置される。本実施形態では、支持ブロック170は、フレーム50に対して着脱可能に構成されているが、フレーム50に一体に形成されていてもよい。
図9に示されるように、支持ブロック170は、平板171と、4つのリブ174〜177とを有する。平板171及びリブ174〜177は、フレーム50と同じ材質で形成されている。
リブ174及びリブ175は、平板171の面172に垂直に立設されている。リブ174,175は、略L字状に形成されている。リブ174及びリブ175は、平板171の上端187付近に配置されている。本実施形態では、リブ174とリブ175とは、所定間隔だけ隔てられて配置されている。これにより、リブ174とリブ175との間に、平板171とリブ174とリブ175とによって囲まれた平面視で略C字状の開口179が形成される。本実施形態では、この開口179にアーム70の第1部位75が配置されて、アーム70は、開口179の範囲内で揺動可能となる。
支持ブロック170は、リブ175から略水平方向へ延出された支持部189を有する。この支持部189は、リブ175の略中央部からリブ174とは反対の方向へ延出されている。支持部189に、リブ176及びリブ177が設けられている。リブ176とリブ177とは、所定間隔だけ隔てられている。リブ174〜177は、その幅がフレーム50の幅と略等しくなるように形成されている。支持部189は、リブ175とリブ176との間、及びリブ176とリブ177との間において、幅方向31の略中央に配置されている。なお、支持部189については後に詳述する。
[補強プレート53]
以下、図4、図5、図6、図10から図15を参照しながら、補強プレート53の構成について詳細に説明する。
補強プレート53は、フレーム50を補強する平板形状のものである。図5及び図6に示されるように、補強プレート53は略台形形状を呈する。具体的には、平面視でリブ111に当接する端辺を上底とし、後面42側の壁51に当接する端辺を下底とする略台形形状を呈するものである。補強プレート53は、前面41側の壁51の内壁面55(本発明における内壁面の一例)と、上面43側の壁51の内壁面55と、後面42側の壁51の内壁面55と、インク注入部105の直上に設けられた壁51の内壁面55とに接合されている。また、補強プレート53の下端59は、アーム70等が配置される空間102へ露出されている。このように、補強プレート53は、フレーム50の内壁面55からアーム70へ向けて突出するように設けられている。アーム70は、下端59と対向するように空間102に配置される。
図5及び図6に示されるように、補強プレート53の下端59は、インク注入部105の上方において掛け部131が設けられている内壁面55からリブ110を介してリブ111へ延びるように設けられている。下端59は、全体として、後面42側から前面41側へ向けて斜め上方へ延出されている。本実施形態においては、下端59は、第1姿勢に維持されたアーム70の延出方向37(図5参照)と略平行となるように傾斜されている。すなわち、補強プレート53の下端59は、アーム70の延出方向37を長手方向として延出されている。換言すれば、下端59の長手方向39がアーム70の延出方向37とほぼ一致する。
図5及び図6に示されるように、補強プレート53は、左側面145(本発明の一方の側面の一例、図5参照)と右側面146(本発明の他方の側面の一例、図6参照)との両側からリブ107〜112が立設されている。このため、図10及び図11に示されるように、補強プレート53は、フレーム50の幅方向31の中央に設けられている。また、アーム70は、その軸孔78に軸77が挿通された状態で、アーム70の右側面46側に配置された軸受リブ74(図7参照)、及びアーム70の左側面45側に配置された支持ブロック170によってフレーム50の幅方向31の略中央に配置される。すなわち、補強プレート53の下端59は、アーム70の回動面と同一面上に配置されている。なお、アーム70の回動面とは、アーム70が回動した際に第1部位75の軌跡によって規定される面である。
図12に示されるように、補強プレート53の下端59には、第1凹部121,123,125,127(本発明の凹部の一例、本発明の第1凹部に相当)、及び第2凹部122,124,126(本発明の凹部の一例、本発明の第2凹部に相当)が設けられている。具体的には、第1凹部121,123,125,127は、補強プレート53の左側面145側に配置されている。第2凹部122,124,126は、補強プレート53の右側面146側に配置されている。リブ111とリブ109との間における下端59に、前面41側から後面42側へ向けて第1凹部121、第2凹部122、及び第1凹部123が順に配置されている。リブ109とリブ110との間における下端59に、前面41側から後面42側へ向けて第2凹部124、第1凹部125、第2凹部126、及び第1凹部127が順に配置されている。すなわち、第1凹部121,123,125,127と、第2凹部122,124,126とは、長手方向39へ左側面145と右側面146に交互に配置されている。なお、下端59における第1凹部121の前面41側にも第2凹部が配置されているが、この第2凹部は図12に表れていない。
以下、図14を参照しながら第1凹部127について説明する。
第1凹部127は、補強プレート53の下端59における左側面145側に設けられている。第1凹部127は、左側面145から補強プレート53の厚み方向40へ延出されている。具体的には、第1凹部127は、図14に示されるように、補強プレート53の下端59における左側面145の一部を右側面146側へ切り欠いたような形状に形成されている。この第1凹部127が設けられていることにより、補強プレート53の下端59には垂直部135及び傾斜部136が形成されている。垂直部135は、補強プレート53の厚み方向40の略中央に設けられており、高さ方向32へ延出されている。傾斜部136は、垂直部135の上端から左側面145へ向けて斜め上方へ傾斜されている。補強プレート53の厚み方向40における第1凹部127の深さは、垂直部135が、第1凹部127と隣接する第2凹部126の垂直部139よりも右側面146側に位置するように設定されている(図13参照)。なお、第1凹部121,123,125は、第1凹部127と同形状に形成されているため、ここでの詳細な説明は省略する。
以下、図15を参照しながら、第2凹部126について説明する。
第2凹部126は、補強プレート53の下端59における右側面146側に設けられている。第2凹部126は、右側面146から補強プレート53の厚み方向40へ延出されている。具体的には、第2凹部126は、図15に示されるように、補強プレート53の下端59における右側面146の一部を左側面145側へ切り欠いたような形状に形成されている。この第2凹部126が設けられていることにより、補強プレート53の下端59には垂直部139及び傾斜部138が形成されている。垂直部139は、補強プレート53の厚み方向40の略中央に設けられており、高さ方向32へ延出されている。傾斜部138は、垂直部139の上端から右側面146へ向けて斜め上方へ傾斜されている。補強プレート53の厚み方向40における第2凹部126の深さは、垂直部139が、第2凹部126と隣接する第1凹部127の垂直部135よりも左側面145側に位置するように設定されている(図13参照)。なお、第2凹部122,124は、第2凹部126と同形状に形成されているため、ここでの詳細な説明は省略する。
以下、図12及び図13を参照しながら、補強プレート53の下端面58(本発明の先端面の一例)について説明する。
補強プレート53の下端59には、上述の第1凹部125,127及び第2凹部124,126が設けられていることにより、第2エッジ212,214(本発明の第2エッジの一例)、及び第3エッジ206〜209が形成されている。補強プレート53の下端面58を構成する下端59の周縁の一部である。第2エッジ212,214は、第2成分を有する下端59の周縁である。ここで、第2成分とは、下端59の周縁の方向成分のうち、補強プレート53の厚み方向40へ延びる成分である。すなわち、下端面58を構成するエッジのうち、厚み方向40へ延びる成分を有するエッジが第2エッジ212,214に相当する。本実施形態においては、第1凹部125,127の垂直部135が第2凹部124,126の垂直部139よりも右側面146側に配置されている。言い換えれば、第2凹部124,126の垂直部139が第1凹部125,127の垂直部135よりも左側面145側に配置されている。このため、第2エッジ212は、垂直部139よりも右側面146側へ延出されている。また、第2エッジ214は、垂直部135よりも左側面145側へ延出されている。第3エッジ207,209は、垂直部135の下端を構成するエッジである。第3エッジ206,208は、垂直部139の下端を構成するエッジである。第3エッジ207,209は、補強プレート53の左側面145側に設けられた第2エッジ212と交差している。第3エッジ206,208は、補強プレート53の右側面146側に設けられた第2エッジ214と交差している。
補強プレート53の下端59には、長手方向39へ延びる傾斜面128が厚み方向40の両側に形成されている。傾斜面128は、長手方向40へ延びる下端59の両縁を面取りするように形成されている。傾斜面128は、補強プレート53の下端面58に対して斜め上方へ傾斜するように設けられている。左側面145側の傾斜面128は、下端面58から左側面145へ向けて斜め上方へ延出されている。この傾斜面128が下端59に設けられているので、下端59には、厚み方向40において左側面145よりも補強プレート53の内側(図13における右側)に第1エッジ211(本発明の第1エッジの一例)が形成されている。右側面146側の傾斜面128は、下端面58から右側面146へ向けて斜め上方へ延出されている。この傾斜面128が下端59に設けられているので、下端59には、厚み方向40において右側面146よりも補強プレート53の内側(図13における左側)に第1エッジ213(本発明の第1エッジの一例)が形成されている。
第1エッジ211,213は、補強プレート53の下端面58を構成する下端59の周縁の一部である。第1エッジ211,213は、第1成分を有する下端59のエッジである。ここで、第1成分とは、下端59の周縁の方向成分のうち、長手方向40へ延びる成分である。下端59には、2本の第1エッジ211が形成されている。左側面145側の第1エッジ211は、リブ109と、第1凹部125によって形成された一方の第2エッジ212との間、及び第1凹部125によって形成された他方の第2エッジ212と、第1凹部127によって形成された第2エッジ212との間に形成されている。右側面146側の第1エッジ213は、第2凹部124によって形成された第2エッジ214と、第2凹部126によって形成された一方の第2エッジ214との間、及び第2凹部126によって形成された他方の第2エッジ214と、リブ110との間に形成されている。
図13に示されるように、補強プレート53の下端59には、第1エッジ211と第2エッジ212とが交差することによって角部226(本発明の角部の一例)が形成されている。また、補強プレート53の下端59には、第1エッジ213と第2エッジ214とが交差することによって角部225(本発明の角部の一例)が形成されている。角部226は、第1エッジ211と第2エッジ212とが略直交するように設けられ、角部225は、第1エッジ213と第2エッジ214とが略直交するように設けられている。第1エッジ211と第2エッジ212とは角部226を介して連続している。このため、長手方向39へ延びる先端面58の左側面145側の周縁(第1エッジ211)は、角部226を介して厚み方向40へ曲げられている。また、第1エッジ213と第2エッジ214とは角部225を介して連続している。このため、長手方向39へ延びる先端面58の右側面146側の周縁(第1エッジ213)は、角部225を介して厚み方向40へ曲げられている。なお、本実施形態においては、下端59に角部225,226が設けられているが、第1エッジ213と第2エッジ214の交差部分、第1エッジ213と第2エッジ214との交差部分が面取りされていてもよい。
上述のように、下端59に設けられた傾斜面128によって、下端59に第1エッジ211,213が設けられている。また、下端59に設けられた第1凹部125,127、及び第2凹部124,126によって、下端59に第2エッジ212,214が設けられている。これにより、一対の第1エッジ211,213と、第2エッジ212,214と、第3エッジ206〜209とを周縁とする下端面58が補強プレート53の下端59に形成されている。上述のように、厚み方向40において、第3エッジ207,209が第3エッジ206,208よりも右側面146側に設けられているので、下端面58はS字形状を長手方向39へ繰り返すように連続している(図13参照)。
また、第1エッジ211と第2エッジ212とが交差する位置には、角部226が設けられており、第1エッジ213と第2エッジ214とが交差する位置には、角部225が設けられている。これにより、長手方向40へ一直線に延びる下端面58のエッジ(211,213)が分断されている。
なお、リブ111とリブ109との間に位置する補強プレート53の下端59、及び下端面56(本発明の先端面の一例、図12参照)は、リブ109とリブ110との間に位置する補強プレート53の下端59、及び下端面58と同様に構成されている。これにより、図12に示されるように、厚み方向40へ延びる第2エッジ202(本発明の第2エッジの一例)によって、長手方向39へ一直線に延びる第1エッジ201(本発明の第1エッジの一例)が分断されている。また、厚み方向40へ延びる第2エッジ204(本発明の第2エッジの一例)によって、長手方向40へ一直線に延びる第1エッジ203(本発明の第1エッジの一例)が分断されている。
また、本実施形態においては、リブ111とリブ109との間に4つの凹部(第1凹部121、第2凹部122、第1凹部123、及び不図示の凹部)が設けられ、リブ109とリブ110との間に4つの凹部(第2凹部124、第1凹部125、第2凹部126、及び第1凹部127)が設けられている。ただし、本発明の凹部の数はこれに限定されるものではない。すなわち、補強プレート53の下端59に配置される凹部の数は、リブ11とリブ109との間隔、リブ109とリブ110との間隔、凹部の寸法等に応じて適宜変更されてもよい。
[支持部189]
以下、図16を参照しながら、支持ブロック170の支持部189の上端159について説明する。
図16に示されるように、フレーム50に支持ブロック170が取り付けられることにより、支持部189の上端159は、アーム70の第1部位75のほぼ真下に配置される。換言すれば、支持部189の上端159は、支持ブロック170が取り付けられることによってアーム70の回動面と同一面上に配置される。その際、支持部189の上端159は、アーム70の傾斜部63(図16参照)の延出方向(矢印137の方向)と略平行となる。これにより、第1部位75の下側の端面66に設けられた突起68(図8参照)のほぼ真下に、支持部189の上端159が配置される。
支持部189の上端159には、4つの凹部151〜154(本発明の凹部の一例)が設けられている。具体的には、リブ175とリブ176との間における支持部189の上端159に凹部151,152が設けられている。リブ176とリブ177との間における支持部189の上端159に凹部153,154が設けられている。凹部151,153は、支持部189の上端159における左側面45側に設けられている。凹部152,154は、支持部189の上端159における右側面46側に設けられている。凹部151,153は、第1凹部127(図14参照)と上下方向を逆として略同形状に構成されている。凹部152,154は、第2凹部126(図15参照)と上下方向を逆として略同形状に構成されている。また、上端159には、傾斜面128と同様の傾斜面181が設けられている。これにより、支持部189の上端159に上端面156(本発明の先端面の一例)が形成されている。この上端面156は、第1エッジ231(本発明の第1エッジの一例)と第2エッジ232(本発明の第2エッジの一例)とを周縁の一部として上端159に形成されている。第1エッジ231は、支持部189の長手方向137へ延びるエッジである。第2エッジ232は、支持部189の厚み方向40へ延びるエッジである。この第1エッジ231と第2エッジ232とが交差することにより、長手方向137へ延びる上端面156の周縁(第1エッジ231)は、長手方向137から厚み方向40へ曲げられている。これにより、長手方向137へ一直線に延びる上端面156の周縁(第1エッジ231)は、第2エッジ232と交差する位置で分断されている。
[本実施形態の作用効果]
以上説明したように、長手方向39へ延びる補強プレート53の下端59の縁が長手方向39から厚み方向40へ曲げられている(図12参照)。具体的には、第1エッジ211と第2エッジ212とが交差し、第1エッジ213と第2エッジ214とが交差し、第1エッジ201と第2エッジ202とが交差し、第1エッジ203と第2エッジ204とが交差している。したがって、補強プレート53の下端59とアーム70の第1部位75との間にインク膜が形成されにくい。仮にインク膜が形成されたとしても、インク膜の厚みにムラができるので、インク膜が途切れやすい。その結果、インク膜によってアーム70の動作が阻害されることを防止できるので、アーム70がスムーズに動作する。
また、長手方向137へ延びる支持部189の上端159の縁が厚み方向40へ曲げられている(図16参照)。具体的には、第1エッジ231と第2エッジ232とが交差している。したがって、支持部189の上端159とアーム70の第1部位75との間にインク膜が形成されにくい。仮にインク膜が形成されたとしても、インク膜の厚みにムラができるので、インク膜が途切れやすい。
また、補強プレート53の下端59には、角部255,256が設けられている。このため、第1エッジ211と第2エッジ212とが交差する部分、及び第1エッジ213と第2エッジ214とが交差する部分が面取りされている場合に比べて、よりインク膜が形成されにくい。
また、上述のように、下端面58はS字形状に形成されている。その結果、補強プレート53の下端59の縁が長手方向40へ一直線に延出されていないので、下端59に沿ってインク膜が形成されにくい。
また、本実施形態においては、補強プレート53の下端59へ向けて突出する突起69と、支持部189の上端159へ向けて突出する突起68とがアーム70の第1部位75に設けられている。これにより、第1部位75の上側と下側が凹凸形状に形成されている。これにより、アーム70の第1部位75と補強プレート53の下端59との間、並びに第1部位75と支持部189の上端159との間にインク膜が一層形成されにくくなっている。仮にインク膜が形成されたとしても、突起68,69によって簡単に破られる。
[本実施形態の変形例]
補強プレート53の下端59に、上記第1凹部121,123,125,127、及び第2凹部122,124,126に代えて、貫通部169(本発明の貫通部の一例)が形成されていてもよい。貫通部169は、下端59において左側面145と右側面146との間を補強プレート53の厚み方向40へ貫通するように設けられている。この貫通部169は、補強プレート53の長手方向39へ所定間隔で並べられている。これにより、補強プレート53の下端59は、貫通部169が設けられた領域が切り欠かれた形状となっている。これにより、補強プレート53の下端59は、貫通部169と凸部162とが長手方向39へ交互に配置されている。
補強プレート53の下端59には、貫通部169が設けられていることによって第2エッジ165(本発明の第2エッジの一例)が形成されている。第2エッジ165は、凸部162の下端における周縁の一部を構成するものであり、左側面145と右側面146との間に厚み方向40へ延出されている。
凸部162の下端には、第1エッジ164(本発明の第1エッジの一例)が形成されている。この第1エッジ164は、下端59の両側に長手方向39へ延びるように一対設けられている。この一対の第1エッジ164と、第1エッジ164と交差する第2エッジ165とによって、凸部162の下端に下端面166(本発明の先端面の一例)が形成されている。下端面166は、貫通部169によって長手方向40に対して分断されている。すなわち、下端面166において長手方向40へ延びる第1エッジ164が貫通部169によって分断されている。これにより、補強プレート53の下端59に沿ってインク膜が形成されにくい。
なお、補強プレート53の下端59に必ずしも角部225,226が設けられていなくてもよい。すなわち、図18に示されるように、第1エッジ211と第2エッジ212との交差点、及び第1エッジ213と第2エッジ214との交差点が面取りされていてもよい。ただし、この場合、下端59に角部225,226が設けられている場合に比べてインク膜が形成されやすくなる。したがって、第1エッジ211と第2エッジ212との交差点、及び第1エッジ213と第2エッジ214との交差点を面取りする場合には、インク膜の形成されやすさを考慮してその形状が設計されることが好ましい。
また、本実施形態においては、下端面58がS字形状である形態について説明したが、下端面58は、S字以外の形状(例えば図19参照)であってもよい。図19に示される補強プレート53の下端59は、厚み方向40の両側に湾曲部217(本発明の凹部の一例)が設けられている。この湾曲部217は、下端面58を円弧状に切り欠くように形成されている。下端面58に湾曲部217が設けられていることによって、長手方向39へ延びる第1エッジ221,223(本発明の第1エッジの一例)が第2エッジ222,224(本発明の第2エッジの一例)によって分断されている。
図1は、インクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図であり、(A)には挿入方向30の前方側から見た斜視図が示されており、(B)には挿入方向30の後方側から見た斜視図が示されている。 図2は、インクカートリッジ10の分解斜視図である。 図3は、インクカートリッジ10の側面図である。 図4は、インク容器20の拡大斜視図である。 図5は、左側面45から見たインク容器20の内部構造を示す側面図である。 図6は、右側面46から見たインク容器20の内部構造を示す側面図である。 図7は、インク容器20の分解斜視図である。 図8は、アーム70の外観形状を示す斜視図である。 図9は、支持ブロック170の外観構成を示す斜視図である。 図10は、図6におけるX−X線断面図である。 図11は、図6におけるXI−XI線断面図である。 図12は、補強プレート53の下端59を示す拡大斜視図である。 図13は、図12における矢印48で示される方向から見た補強プレート53の下端59を示す模式図である。 図14は、図10におけるXIV−XIV線断面図である。 図15は、図11におけるXV−XV線断面図である。 図16は、図4におけるXVI部の拡大図である。 図17は、貫通部169が設けられた補強プレート53の下端59を示す模式図である。 図18は、第1エッジ211と第2エッジ212との交差点、及び第1エッジ213と第2エッジ214との交差点が面取りされた補強プレート53の下端59を示す模式図である。 図19は、湾曲部217が形成された補強プレート53の下端59を示す模式図である。
符号の説明
10・・・インクカートリッジ
20・・・インク容器(本発明のインク容器の一例)
39・・・長手方向
40・・・厚み方向
50・・・フレーム
53・・・補強プレート(本発明のプレートの一例)
55・・・内壁面
56,58,166・・・下端面(本発明の先端面の一例)
59・・・下端(本発明の先端の一例)
61,68,69・・・突起
70・・・アーム(本発明の可動部材の一例、本発明のアーム部材に相当)
100・・・インク室
121,123,125,127・・・第1凹部(本発明の凹部の一例、本発明の第1凹部に相当)
122,124,126・・・第2凹部(本発明の凹部の一例、本発明の第2凹部に相当)
145・・・左側面(本発明の一方の側面の一例)
146・・・右側面(本発明の他方の側面の一例)
151,152,153,154・・・凹部(本発明の凹部の一例)
156・・・上端面(本発明の先端面の一例)
159・・・上端(本発明の先端の一例)
164,201,203,211,213,221,223,231・・・第1エッジ
165,202,204,212,214,222,224,232・・・第2エッジ
169・・・貫通部
189・・・支持部(本発明のプレートの一例)
217・・・湾曲部(本発明の凹部の一例)
225,226・・・角部

Claims (9)

  1. インク室を区画するフレームと、
    上記インク室内において姿勢変化可能な可動部材と、
    上記フレームの内壁面から上記可動部材へ向けて突出するプレートと、を具備し、
    上記可動部材と対向する上記プレートの先端は、当該可動部材の延出方向を長手方向として延出され、当該長手方向へ延びる第1成分を有する第1エッジと、当該プレートの厚み方向へ延びる第2成分を有する第2エッジとが交差しており、かつ当該長手方向において複数が配置された当該第1エッジの間に当該第2エッジが配置されているインク容器。
  2. 上記第1エッジ及び上記第2エッジが交差することによって上記プレートの先端に角部が形成されている請求項1に記載のインク容器。
  3. 上記プレートの先端は、当該プレートの側面から上記厚み方向へ延びる凹部によって上記第2エッジが形成されている請求項1又は2に記載のインク容器。
  4. 上記凹部は、上記プレートの一方の側面から上記厚み方向へ延びる第1凹部と、当該プレートの他方の側面から上記厚み方向へ延びる第2凹部とが上記長手方向へ交互に配置されたものであって、
    上記プレートの先端の両側に上記長手方向へ延びる一対の第1エッジと、上記第1凹部及び上記第2凹部によって形成された第2エッジとを周縁に含む当該プレートの先端面がS字形状である請求項3に記載のインク容器。
  5. 上記プレートの先端は、当該プレートの厚み方向へ貫通する貫通部によって上記第2エッジが形成されており、
    上記プレートの先端の両側に上記長手方向へ延びる一対の第1エッジと、両端が当該一対の第1エッジと交差する第2エッジとを周縁に含む当該プレートの先端面が、上記貫通部を隔てて上記長手方向へ並べられている請求項1に記載のインク容器。
  6. 上記可動部材は、上記インク室内で回動可能に設けられたアーム部材である請求項1から5のいずれかに記載のインク容器。
  7. 上記プレートの先端は、上記アーム部材の回動面と同一面上に配置されている請求項6に記載のインク容器。
  8. 上記プレートの先端側へ突出する突起が上記アーム部材に設けられている請求項6又は7に記載のインク容器。
  9. インク室を区画するフレームと、
    上記インク室内で回動可能に設けられたアーム部材と、
    上記フレームの内壁面から上記アーム部材へ向けて突出するプレートと、を具備し、
    上記アーム部材と対向する上記プレートの先端は、当該アーム部材の延出方向を長手方向として延出され、当該長手方向へ延びる第1成分を有する第1エッジと、当該プレートの厚み方向へ延びる第2成分を有する第2エッジとが交差することによって角部が形成され、
    上記第2エッジは、上記プレートの一方の側面から上記厚み方向へ延びる第1凹部と、当該プレートの他方の側面から上記厚み方向へ延びる第2凹部とが上記長手方向へ交互に配置されることにより形成され、
    上記プレートの先端の両側に上記長手方向へ延びる一対の第1エッジと、上記第2エッジとを周縁に含む当該プレートの先端面がS字形状であるインク容器。
JP2007268267A 2007-10-15 2007-10-15 インク容器 Active JP5056335B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268267A JP5056335B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 インク容器
US12/023,228 US8197044B2 (en) 2007-10-15 2008-01-31 Ink cartridges
CN2008100872442A CN101412319B (zh) 2007-10-15 2008-03-24 墨盒

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007268267A JP5056335B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 インク容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009096015A JP2009096015A (ja) 2009-05-07
JP5056335B2 true JP5056335B2 (ja) 2012-10-24

Family

ID=40533784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007268267A Active JP5056335B2 (ja) 2007-10-15 2007-10-15 インク容器

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8197044B2 (ja)
JP (1) JP5056335B2 (ja)
CN (1) CN101412319B (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6019697B2 (ja) 2012-04-19 2016-11-02 ブラザー工業株式会社 印刷流体収容装置及び印刷流体供給装置
JP2015061748A (ja) * 2013-08-19 2015-04-02 セイコーエプソン株式会社 インク容器
JP2015061749A (ja) * 2013-08-19 2015-04-02 セイコーエプソン株式会社 インク容器
JP6589325B2 (ja) * 2015-03-27 2019-10-16 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ及び液体消費装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07314716A (ja) * 1994-05-27 1995-12-05 Canon Inc インクカートリッジ
JP3807115B2 (ja) * 1997-11-14 2006-08-09 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置のインク供給装置
US6257712B1 (en) 1997-11-14 2001-07-10 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink feeder
JP2002046292A (ja) * 2000-08-03 2002-02-12 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
ATE269788T1 (de) 1999-11-05 2004-07-15 Seiko Epson Corp Tintenstrahlaufzeichnungsvorrichtung
US7137689B2 (en) 2002-03-28 2006-11-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge
TWI246465B (en) 2003-09-30 2006-01-01 Brother Ind Ltd Ink cartridge and ink-jet printer
JP4529405B2 (ja) * 2003-09-30 2010-08-25 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録装置
US7690773B2 (en) 2006-03-31 2010-04-06 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridges
US7222950B2 (en) * 2005-09-29 2007-05-29 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridges
US7766469B2 (en) * 2005-09-29 2010-08-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridges
JP2007144811A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Brother Ind Ltd インクカートリッジ
US7316471B2 (en) 2005-09-29 2008-01-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaishi Ink cartridges
DE602006000459T2 (de) 2005-09-29 2009-01-08 Brother Kogyo K.K., Nagoya Tintenpatrone
JP4277850B2 (ja) * 2005-11-30 2009-06-10 ブラザー工業株式会社 リフィルユニット
JP4867427B2 (ja) 2006-03-28 2012-02-01 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ
JP4400590B2 (ja) 2006-03-30 2010-01-20 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ
US7188939B1 (en) 2006-03-31 2007-03-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridges
KR100936840B1 (ko) 2006-08-11 2010-01-14 세이코 엡슨 가부시키가이샤 액체 주입 방법, 액체 수용 용기 및 액체 수용 용기의 제조 방법
US7562972B2 (en) * 2007-01-30 2009-07-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridges having signal blocking portions
US8038275B2 (en) * 2007-03-28 2011-10-18 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid containers

Also Published As

Publication number Publication date
US8197044B2 (en) 2012-06-12
CN101412319A (zh) 2009-04-22
JP2009096015A (ja) 2009-05-07
US20090096848A1 (en) 2009-04-16
CN101412319B (zh) 2012-11-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6624905B2 (ja) 液体容器および液体残量検出装置
EP2103434B1 (en) Ink cartridge and identifying device and identifying method for identifying ink cartridge
JP4952551B2 (ja) 記録装置
JP5157325B2 (ja) インク容器及びインク容器の製造方法
JP5056335B2 (ja) インク容器
JP4661820B2 (ja) 液体容器
JP4811291B2 (ja) 液体供給装置及び液体容器
US8777384B2 (en) Ink cartridge and printing system
JP4492161B2 (ja) インクカートリッジ
JP6950228B2 (ja) 液体カートリッジ及びシステム
JP5157327B2 (ja) インク容器、及びインク容器の収容体
JP5109536B2 (ja) インク容器の製造方法
US8727512B2 (en) Ink cartridge
JP5272357B2 (ja) インク容器、インク容器の製造方法、及び係合解除部材
US8651644B2 (en) Ink cartridge
JP2014054787A (ja) 液体収容容器
JP5157326B2 (ja) インク容器、及びインク容器の製造方法
JP5115237B2 (ja) インクカートリッジ
EP2311641B1 (en) Ink cartridges
JP5332835B2 (ja) インクカートリッジ及び記録装置
JP2008006667A (ja) インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
EP2039519A1 (en) Liquid container
JP6060574B2 (ja) 液体収容容器
JP6160046B2 (ja) 液体収容容器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100820

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120321

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120716

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150810

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5056335

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150