JP4594543B2 - 投票受付装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種選挙の投票所における入場券の受け付けと投票用紙の交付を機械化した投票受付装置に関し、特に、投票者の照合が容易で、受け付けた入場券の枚数と交付した投票用紙の枚数との比較確認が容易な投票受付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の選挙投票の受け付けでは、有権者が持参した投票所入場券(葉書)に印刷されている住所、氏名等を係員が手作業で有権者名簿と照合し、係員が年齢や性別など大凡の特徴から本人であることを目視にて確認して、名簿の消し込み作業を行うとともに投票用紙を手渡しで交付しており、全てが手作業によるものであるため作業自体が多大な労力を要し、また、照合ミスや名簿の消し込みミスを生じないようにするために極度の注意力が要求されるなど、係員の負担が甚だ大きいものであった。
【0003】
また、例えば特開平6−180708号公報に記載のように、投票所入場券に記された有権者名等の情報を入場券読取り装置によって読み取り、有権者データーベース記憶装置の有権者名簿と照合して、正当な有権者であると判別すると投票用紙発行機から投票用紙を発行するよう選挙端末装置を構成することにより、投票受付業務の自動化を図ることが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように投票所入場券の情報と名簿の情報との照合を始めとして投票受け付けの全てを手作業で行う従来の方式では、要する労力が多大で、極度の注意力を必要とし、係員の負担が甚だ大きかった。そこで、そうした受付業務における照合作業等を機械化することにより労力を低減し係員の負担を軽減したいという要求が生ずる。上記特開平6−180708号公報に記載の選挙端末装置は、そうした要求に答えた受付業務の自動化を図ろうとするものである。
【0005】
ところで、投票所の受付作業においては、正当な有権者に対し一人につき投票用紙が1枚ずつ確実に交付されねばならず、来場した正当な有権者の数と交付した投票用紙の数は常に一致しなければならない。投票所における受け付けを全てを手作業で行う従来の方式では、投票用紙交付にミスが生じないよう万全の注意を払う必要があり、それが係員の負担が大きくなる所以である。
【0006】
また、上記特開平6−180708号公報に示された装置では、入場券と名簿を照合し、正当な有権者であると判別されると投票用紙発行機から投票用紙が自動的に1枚発行されるので、装置が正常に作動する限りは、来場した有権者の数と交付した投票用紙の数は一致するはずであるが、機械にも様々な誤作動要因があり、操作する側の人為的ミスもあって、そうした装置の誤作動や人為的ミスにより、来場した有権者の数と交付した投票用紙の数とに不一致が生じる可能性があることは否めない。
【0007】
このように、従来の手作業による投票受付の作業や、投票受付業務の自動化を図った従来の装置は、いずれも、例えば正当な有権者1人に対し2枚の投票用紙を交付してしまったり、有権者の受け付けを行っていないにもかかわらず投票用紙を交付してしまったりする可能性があって、来場した正当な有権者の数と交付した投票用紙の数が一致しなくなることがあり、また、そうした事態の発生を適時把握して速やかに対処するということができなかった。
【0008】
本発明はこうした問題点に鑑みてなされたもので、来場し受け付けた正当な有権者の数と、交付した投票用紙の数が一致しなくなる事態を速やかに把握して、迅速に対処することができる投票受付装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するための投票受付装置を提供するものであり、該投票受付装置は、選挙投票所の入場券に記録された情報を読み取る読取手段と、有権者名簿の情報を記憶する記憶手段と、読取手段により読み取られた入場券の情報と記憶手段に記憶された有権者名簿の情報とを照合し、読み取られた入場券の情報に対応する有権者名簿の情報を抽出する照合手段と、該照合手段により照合した結果を表示する表示手段と、指示に基づいて投票用紙を1枚ずつ交付する投票用紙交付手段と、入場券が正当なものであると判断し、該入場券を受け付けることとしたとき、投票用紙交付手段に投票用紙交付の指示を出す交付指示手段とを備えた投票受付装置であって、正当なものであると判断され受け付けられた入場券の受付枚数と、投票用紙交付手段から送信された、実際に交付した投票用紙の交付枚数とを比較する比較手段と、該比較手段により比較した結果を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
この投票受付装置は、選挙投票所において、有権者が持参した入場券に記録された情報を読取手段によって読み取る。そして、その後は、自動的に照合手段が記憶手段に記憶された有権者名簿の情報と照合して、照合結果を表示手段に表示する。
【0011】
そして、照合結果より、入場券が正当なものであると判断したとき、投票用紙交付手段に投票用紙交付の指示を出力し、投票用紙交付手段により投票用紙を1枚交付する。
【0012】
そして、投票受付装置では装置の誤作動や人為的ミスにより、例えば正当な有権者1人に対し2枚の投票用紙を交付してしまったり、有権者の受け付けを行っていないにもかかわらず投票用紙を交付してしまったりして、来場した正当な有権者の数と交付した投票用紙の数とに不一致が生じた場合に、その不一致となる事態を速やかに把握して、迅速に対処するようにできる。
【0013】
交付指示手段は、手動で操作するものであって、係員が前記表示手段の表示により前記入場券が正当なものであると判断したときに操作し、投票用紙の交付を指示するものであってよい。
【0014】
また、交付指示手段は、前記照合手段による照合結果から入場券が正当なものであることを判断して自動的に投票用紙の交付を指示するものであってもよい。
【0015】
ここで、受付枚数と交付枚数を比較する比較手段は、予め定めた時刻あるいは時間毎に動作するようにでき、そうすることにより、予定した受付作業の進行に合わせて集計結果を確認することができ、スムーズに受付作業を進めることができる。
【0016】
また、比較手段は、受付枚数集計手段が集計した入場券の受付枚数、または、交付枚数集計手段が集計した投票用紙の交付枚数のいずれかが予め定めた枚数に達する毎に動作するようにしてもよく、そうすることにより、予定した受付作業の進行に合わせて集計結果を確認することができ、スムーズに受付作業を進めることができる。
【0017】
また、投票受付装置を、読取装置が情報を読み取った入場券の枚数を集計する読取枚数集計手段を備えたものとし、この読取枚数集計手段が集計した入場券の読取枚数が予め定めた枚数に達する毎に比較手段が動作するようにしてもよく、そうした場合も、予定した受付作業の進行に合わせて集計結果を確認することができ、スムーズに受付作業を進めることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1および図2は本発明の実施の形態の投票受付装置の一例の外観および構成を示し、図3は投票所入場券としての案内葉書5の一例を示している。また、図4は有権者名簿の一例のデータ構造を示している。
【0020】
図1および図2に示す投票受付装置1Aは、OCR(光学文字読取装置)2とパソコン(電子計算機)3と投票用紙交付機4とで構成されている。
【0021】
OCR2は、案内葉書5(投票所入場券)に文字で記録された有権者情報を読み取る読取手段を構成する。
【0022】
パソコン3は、計算機本体6、記憶装置7、表示装置8、入力装置9などから構成される。
【0023】
投票用紙交付機4は、予め内部に収容した投票用紙10を、交付指示に従い一枚ずつ取り出し口11まで繰り出し搬送するものであり、液晶表示部12aを備えた表示装置12が接続されている。
【0024】
案内葉書5は、図3に示すように、有権者の住所、氏名、年齢、性別などの有権者情報や、選挙の種類、投票日、投票区、投票所などの選挙情報が文字情報21として印刷され、また、適宜、印刷された文字情報21と同じ情報、または、その一部の情報が、葉書の最下段にバーコード22として印刷される。
【0025】
記憶装置7には、各投票所毎の有権者名簿が記憶保持されている。記憶装置7に記憶された有権者名簿は、例えば、図4に示すように、有権者の氏名31、住所32、年齢33、性別34などの名簿データと、二重投票を防ぐため投票の有無を示す投票済情報35と、受付けを完了した日時を示す受付情報36などで構成される。そして、例えば不在者投票により既に投票済みの有権者については、投票済情報35が予め「済」とされ、受付日時情報36が予め「不在者投票」とされる。
【0026】
公職選挙法に基づく現在の選挙では、1つの選挙区内に複数の投票所が設けられ、各有権者は指定された1つの投票所で投票するのが一般的である。そのため、各投票所には、その投票所で指定された有権者の名簿のみが用意されていれば十分であり、有権者名簿は上述のように各投票所毎の投票受付装置1のパソコン3の記憶装置7に必要な分のデータのみをローカルに記憶保持するので十分である。しかし、有権者の利便性から言えば、一人の有権者が複数の投票所で投票できる方が好都合であり、将来そうした運用となる可能性も考えられるが、そうした運用がなされる場合は、1つのサーバに有権者名簿を持たせて、各投票所の投票受付装置1Aのパソコン3は、通信によりサーバの有権者名簿を参照するようにする。
【0027】
この実施の形態では、案内葉書5に印刷された各文字情報をOCR2で読み取って、パソコン3に取り込む。案内葉書5には、有権者情報として、有権者名簿の該当ページ数や、有権者を特定できる有権者番号が記載されている場合もあるが、その場合は、それら該当ページ数や、有権者番号も同様に読み取る。
【0028】
なお、印刷された文字情報21と同じ情報、または、その一部の情報がバーコード22として印刷されている場合は、OCR2に代えて、バーコードリーダを用いて情報を読み取ることもできる。また、案内葉書5は、磁気テープやICカード等に有権者情報等を記録させたものであってもよく、そうした場合、読取手段として、磁気リーダやICカードリーダなど、各情報記録媒体に応じた読取装置を利用する。
【0029】
この実施の形態の投票受付装置1において、OCR2により読み取られ、パソコン3に入力された案内葉書5の有権者情報は、パソコン3の計算機本体6によって認識されて、記憶装置7に記憶された有権者名簿と照合される。そして、氏名、住所、年齢、性別等が有権者情報と一致する名簿データが抽出され、表示装置8に表示される。
【0030】
係員は、この表示された名簿データと見較べて、年齢や性別から、葉書を持参した有権者が正当な有権者であることを目視で確認する。そして、正当な有権者であると判断し、すなわち、案内葉書5(入場券)が正当なものであると判断すると、係員は、パソコン3の入力装置9を交付指示手段として操作し、投票用紙交付機4に投票用紙の交付を指示する。なお、交付指示手段としては、表示装置8の特定の個所を入力装置としてのマウスでクリックしたり、表示装置8をタッチパネルで構成し、タッチパネルの所定位置を指で押下したり、キーボードの特定のキーを押下することで投票用紙の交付を指示するようにすることもできる。また、交付指示手段はパソコン3とは別体の装置によって構成してもよい。
【0031】
なお、この実施の形態は、係員が有権者を目視で確認し交付指示手段を手動で操作する場合であるが、パソコン3の計算機本体6に、照合結果から入場券が正当なものであることを判断して自動的に投票用紙の交付を指示する交付指示手段としての機能を持たせ、正当な有権者であると判断したとき自動的に投票用紙を交付するようにしてもよい。
【0032】
交付指示手段により交付指示が出力されると、投票用紙交付機4は交付指示に従い投票用紙10を一枚ずつ取り出し口11まで搬送する。そして、取り出し口11まで搬送された投票用紙10を抜き取ることにより投票用紙の交付が完了する。
【0033】
また、この実施の形態の投票受付装置1において、パソコン3の計算機本体6は、受付枚数集計手段として機能し、正当なものであると判断され受け付けられた案内葉書5(入場券)の受付枚数を集計して、その集計結果を記憶装置7に記憶する。すなわち、上記手順により、正当な有権者であると判断し、すなわち、案内葉書5(入場券)が正当なものであると判断して、係員が交付指示手段を操作し、投票用紙交付機4に投票用紙の交付指示が出力されたときに、受付枚数を加算し集計を行う。このとき、性別や年齢、住所などで区分して受付枚数を集計したり、同様に性別や年齢、住所などで区分して全有権者数に対する受付枚数の割合を投票率として集計し、受付データとして活用することも可能である。
【0034】
また、投票用紙交付機4は、実際に交付した投票用紙の枚数を集計する交付枚数集計手段としての機能を有する。すなわち、投票用紙交付機4の取り出し口11には、用紙抜き取りを検知するセンサ(図示せず)が設けられ、投票用紙10が抜き取られたことをセンサが検知したときに、交付枚数を加算し、実際に交付した投票用紙の枚数を集計する。こうして集計された投票用紙の交付枚数は、パソコン3に送信される。
【0035】
また、投票用紙交付機4に接続された表示装置12の表示部12aには、交付枚数や投票用紙の残枚数が表示される。係員はこれを見て交付枚数を確認したり、投票用紙交付機4に収容されている投票用紙10の残枚数を確認したりすることができる。また、表示装置12の表示部12aには、投票用紙10を投票用紙交付機4から抜き取って有権者に手渡す際に、有権者の年齢、性別等を再度確認することができよう有権者情報を表示してもよい。
【0036】
そして、投票用紙交付機4からパソコン3に送信された投票用紙の交付枚数は、計算機本体6が構成する比較手段により、正当なものであると判断された案内葉書5の受付枚数と比較され、比較結果が出力される。例えば、比較結果が表示装置に表示され、あるいは、例えば電話回線を介して外部に送信される。そして、それらの集計結果が一致しないときは、その旨が警報として表示装置8に表示され、係員に報知されるようにしてもよい。また、両者の集計結果が一致しないときは、表示装置8による警報以外に、音声で警報を出力し、係員に報知するようにしてもよい。
【0037】
パソコン3によって集計される正当な案内葉書5(入場券)の受付枚数と、投票用紙交付機4によって集計される投票用紙の交付枚数は、正常な処理がなされている限り一致するはずであるが、装置の誤作動や人為的ミスもあるため、受付枚数と交付枚数とに不一致が生ずる可能性は皆無ではない。この投票受付装置1では、受付枚数と交付枚数とをパソコン3と投票用紙交付機4とで別々に集計することで、受付枚数と交付枚数をそれぞれ確実に集計でき、それら集計結果が自動的に比較され、比較結果が出力されることで、不一致が生じたことを即座に知ることができる。特に、不一致が生じたときに警報が発せられるようにすることで、迅速な対応が可能となる。
【0038】
パソコン3による受付枚数と交付枚数の比較は、投票用紙交付機4から投票用紙が抜き取られるたびに毎回、あるいは集計ボタンの操作により随時行ってもよく、また、予め指定した時刻に比較したり、予め指定した時間毎に比較してもよい。また、案内葉書5の受付枚数が所定の枚数となったとき、例えば、案内葉書5を100枚受け付ける毎に比較を行ってもよいし、投票用紙の交付枚数が所定の枚数となる毎に比較を行ってもよく、さらに、OCR2が読み取った案内葉書5の枚数を集計して、その枚数が所定の枚数となる毎に比較を行うようにしてもよい。
【0039】
つぎに、図5〜11に示す表示例、および図12〜17に示すフローチャートを参照して、この実施の形態の投票受付装置1Aによる選挙投票の受付業務、特にパソコン3および投票用紙交付機4の動作を説明する。
【0040】
図5はパソコン3の表示装置8の受付待機表示画面の表示例を示し、図6は名簿照合結果の表示例を示し、図7は名簿照合結果の他の表示例を示し、図8は投票用紙交付中の表示例を示し、図9は投票用紙交付機4に接続された表示装置12による有権者情報の表示例を示し、図10はパソコン3の表示装置8の集計結果の表示例を示し、図11は前回受付無効画面の表示例を示す。また、図12〜16は、パソコンの動作を示すフローチャート(1/5〜5/5)、図17は、投票用紙交付機4の動作を示すフローチャートである。
パソコン3は、投票受付装置1に電源を投入することにより動作を開始する(スタート)。このとき、表示装置8には、図5に示す受付待機表示画面が表示され待機状態となる。そして、図12〜16のステップS1〜32の手順で動作する。
【0041】
すなわち、スタートすると、ステップS1で、OCR2による案内葉書5の読み取りが有ったか否かを判断する。この判断が「YES」で、パソコン3に接続されたOCR2(読取手段)が、案内葉書5に印刷された情報を読み取り、読み取った情報が計算機本体6に入力されているということであれば、後述のようにステップS5の名簿照合の処理に移行することになる。
【0042】
そして、ステップS1の判断が「NO」で、案内葉書5の読み取りが無いときは、ステップS2に進み、集計ボタンONか否かの判断、すなわち、図5の受付待機表示画面の集計ボタン41がクリックされているか否かの判断を行う。この判断が「YES」で、集計ボタン41がクリックされているということであれば、後述のようにステップS18の集計結果表示の処理に移行することになる。
【0043】
そして、ステップS2の判断が「NO」で、集計ボタン41がクリックされていないときは、ステップS3に進み、設定ボタンONか否かの判断、すなわち、図5の受付待機表示画面の設定ボタン42がクリックされているか否かの判断を行う。この判断が「YES」で、設定ボタン42がクリックされているということであれば、後述のようにステップS23の設定画面表示の処理に移行することになる。
【0044】
そして、ステップS3の判断が「NO」で、設定ボタン42がクリックされていないときは、ステップS4へ進み、前回無効ボタンONか否かの判断、すなわち、図5の受付待機表示画面の前回無効ボタン43がクリックされるいるか否かの判断を行う。この判断が「YES」で、前回無効ボタン43がクリックされているということであれば、後述のようにステップS27の前回受付データ表示の処理に移行することになる。
【0045】
そして、ステップS4の判断が「NO」で、前回無効ボタン43がクリックされていないときは、もとに戻り(リターン)、いずれかのイベントが発生するまで、待機状態としてステップS1〜S4の処理を繰り返す。
【0046】
そして、ステップS1の判断が「YES」で、OCR2(読取手段)が、案内葉書5に印刷された情報を読み取り、読み取った情報が計算機本体6に入力されているということになれば、ステップS5へ進み、名簿照合の処理、すなわち、計算機本体6に入力された有権者情報を、記憶装置7に記憶された有権者名簿(図4参照)と照合し、対応するデータを抽出する処理を行う。
【0047】
ここで、名簿の照合方法は、すべての有権者情報が一致(完全一致)するもののみを抽出するようにしてもよいが、OCR2による読み取りミスや案内葉書5の印刷ミスなどもあるため、案内葉書5の有権者情報の一部を正確に読み取ることができず、正当な有権者であるにもかかわらず、有権者名簿に完全に一致するデータがないということも考えられるので、有権者情報が1文字違いの名簿データや、氏名が一致(部分一致)するデータは全て抽出し、後述のステップS6で全て表示装置8に表示し、最終確認は係員が行うこととしてもよい。
【0048】
そして、ステップS6で、照合結果表示の処理を行い、ステップS5で照合した結果を、図6あるいは図7に示す態様等で表示装置8に表示する。完全一致の場合の名簿照合結果の表示は、例えば図6に示すとおりで、表示装置8には、照合された有権者の氏名31、住所32、年齢33、性別34、投票済情報35、受付情報36等を表示する。また、部分一致のデータを表示する場合の名簿照合結果の表示は、例えば図7に示すように、照合の結果、住所が同じで氏名が1文字違いの有権者の名簿データが3件抽出された場合、その3件のデータを表示装置8に表示する。
【0049】
そして、ステップS7に進み、読取ボタンONか否かの判断、すなわち、読み取りをやり直すために、例えば図6の名簿照合結果の表示画面の読取ボタン45がクリックされているか否かの判断を行う。
【0050】
係員は、ステップS6で表示装置8に表示されたデータから、投票済情報35が「未」であることを確認し、また、案内葉書5を持参した有権者が、表示されたデータの年齢や性別に合致することを目視で確認し、あるいは、図7に示す例のように複数の抽出データが表示されている場合、表示されたデータと案内葉書5の記載を見比べて、あるいは来場した有権者本人に確認するなどして、年齢や性別などの情報を確認し、どの名簿データが該当データであるかを判断した上で、年齢や性別に合致することを目視で確認する。そして、その際、照合結果が1件も表示されなかったり、係員による目視確認の結果、案内葉書5を持参した有権者に該当すると思われるデータが、照合結果として表示されていないときには、案内葉書5の読み取りをやり直すため、読取ボタン45をクリックする。
【0051】
ステップS7の判断が「YES」で、案内葉書5の読み取りをやり直すために読取ボタン45がクリックされているということであれば、待機状態に戻る。
【0052】
そして、ステップS7の判断が「NO」で、読取ボタン45がクリックされていないときは、ステップS8へ進み、交付ボタンONか否か、すなわち、目視による確認の結果、表示されたデータが該当データであり、案内葉書5(入場券)が正当なものであると判断して、係員が例えば図6の名簿照合結果の表示画面の交付ボタン44をクリックしたか否かの判断を行う。図7に示すように複数の抽出データが表示され、その内の1件を該当データとして選択する場合、係員は、該当データの選択欄45をクリックし、次いで、交付ボタン44をクリックする。
【0053】
ステップS8の判断が「NO」で、交付ボタン44がクリックされていないということであれば、ステップS7に戻る。
【0054】
表示装置8は、読取ボタン45または交付ボタン44のいずれかがクリックされるまで、照合結果を表示した画面で待機する。
【0055】
そして、ステップS8の判断が「YES」で、交付ボタン44がクリックされた状態になると、ステップS9へ進み、投票用紙交付指示の処理を行う。すなわち、投票用紙交付機4に投票用紙の交付を指示する命令を送信する。交付指示命令を受信した投票用紙交付機4は、後述のとおり図17のフローチャートの手順で動作する。
【0056】
そして、ステップS10で、名簿データ書き換えの処理を行う。すなわち、名簿データの投票済情報35を「済」に書き換え、受付情報36に現在の日時を記入する。このとき、名簿データは、一旦受け付けて、書き換えた後、訂正する必要が生じる場合があるので、書き換え前の名簿データ、書き換え履歴などは、次回の葉書読み取り(ステップS2)が行われるまで保持されるようにする。
【0057】
そして、ステップS11で受付枚数加算の処理を行う。すなわち、正当なものであると判断され受け付けられた案内葉書5(入場券)の受付枚数を加算、集計する。
【0058】
そして、ステップS12で、交付中画面表示の処理をする。すなわち、ステップS9の処理で交付指示命令を受信した投票用紙交付機4が、投票用紙を、取り出し口11まで繰り出し搬送し、有権者または係員によって抜き取られるまで保持する間、表示装置8には、図8に示すように、投票用紙を交付している途中であることを示す画面を表示し、新たな受付はできない状態としておく。
【0059】
つぎに、ステップS13で、訂正ボタンONか否かの判断を行う。投票用紙の交付を指示してから、投票用紙交付機4から投票用紙が抜き取られるまでの間に、照合データが間違いであると気付いた場合、係員は、図8の投票用紙交付中の画面で訂正ボタン46をクリックすることとなっている。そこで、この訂正ボタン46がクリックされたか否かの判断を行うのである。
【0060】
ステップS13の判断が「YES」で、訂正ボタン46がクリックされたというときは、後述のステップS14、ステップS15の処理を経て、照合結果表示のステップ(S6)に戻る。このとき、表示装置8には、再び、図6または図7に示すような名簿照合結果が表示される。
【0061】
ステップS14では、名簿データ初期化の処理を行う。すなわち、書き換えられた該当データの投票済情報35と受付情報36を、ステップS10で保持しておいた書き換え前の名簿データ、書き換え履歴などを元に、書き換え前のデータに初期化する。
【0062】
ステップS15では、受付枚数減算の処理を行う。すなわち、ステップS11で加算した受付枚数を、1だけ減算し、受付枚数を、交付ボタン44をクリックする前の数値に戻す。
【0063】
ステップS13の判断が「NO」で、訂正ボタン46がクリックされていないときは、ステップS16で、抜き取り確認の処理を行う。投票用紙交付機4の取り出し口11まで搬送された投票用紙が、有権者や係員により抜き取られたことを、抜き取りセンサが検知すると、投票用紙交付機4から計算機本体6に抜き取り信号が送信される。そこで、この抜き取り信号の送信があったか否かを確認する。そして、抜き取り信号の送信が確認されないときは、ステップS13へ戻り、訂正ボタン46がクリックされない限り、ステップS16の判断を繰り返して、抜き取り信号の送信を確認したところで、次のステップS17に進む。
【0064】
S12で交付中となった表示装置8の画面は、訂正ボタン46がクリックされるか、抜き取り信号を受信するかのいずれかのイベントが発生するまで、投票用紙交付中の状態を維持する。
【0065】
ステップS17では交付枚数データ受信の処理を行う。投票用紙交付機4は、投票用紙の抜き取りを確認した後、計算機本体6とは独立して交付枚数を加算集計し、交付枚数データを計算機本体6に送信する。そこで、計算機本体6は、その交付枚数データを受信し、記憶するのである。
【0066】
以上で、名簿照合から投票用紙交付までの動作が完了し、次の有権者が持参した案内葉書5を読み取るための待機状態となるようステップS1に戻る。
【0067】
そして、ステップS1の判断が「NO」で、新たな案内葉書5の読み取りが無い状態で、ステップS2へ進み、図5の受付待機表示画面の集計ボタン41がクリックされている(YES)と判断したときは、ステップS18に進み、集計結果表示の処理を行う。すなわち、表示装置8に、例えば図10に示すように、案内葉書5の受付枚数や投票用紙の交付枚数などの集計結果を表示する。
【0068】
図10の表示例は、現在の時刻、その投票所の有権者数が表示され、また、現在までの案内葉書5の受付枚数や、全有権者数に対する受付枚数の割合(現在までの投票率に相当する)や、現在までの投票用紙の交付枚数などが表示され、さらに、1時間ごとの受付枚数と割合、1時間ごとの男女別の受付枚数と割合、各受付枚数および割合の合計数などが表示される。
【0069】
これにより、来場する有権者数の動向すなわち投票率の推移を把握することができ、それを投票率を高めるための広報活動等に利用することができる。受付枚数などを集計する時間間隔は、後述の設定画面で任意に設定することができる。また、名簿データにより、各有権者の住所や年齢も把握できているので、住所別や年齢別の受付枚数(投票率)を表示することも可能であり、そうすることで、より詳細な投票率の推移を把握することができ、投票率の低い地域を中心に投票所への来場を呼びかけるなどの対策を講じることができる。
【0070】
つぎのステップS19では、受付枚数=交付枚数か否かを判断する。すなわち、計算機本体6は、集計した案内葉書5の受付枚数と、投票用紙交付機4から送信された投票用紙の交付枚数とを比較し、両者が一致するか否かを判断する。そして、受付枚数と交付枚数が一致している、すなわち、来場した正当な有権者の数と交付した投票用紙の数が一致し、正当な有権者一人一人に投票用紙を1枚ずつ交付できていることが確認できた場合は、そのまま後述のステップS21の処理に移行する。
【0071】
また、ステップS19の判断が「NO」で、受付枚数と交付枚数が一致していないと判断した場合は、ステップS20へ進み、警報出力の処理を行う。すなわち、画面への表示や音声により係員に警報を発する。そして、ステップS21へ進む。
【0072】
なお、このフローチャートでは、集計ボタン41が操作され、集計結果表示に移行したときに、受付枚数と交付枚数の比較を行うようにしているが、集計結果表示への移行とは関係なく、自動的に比較処理を行うようにすることもできる。例えば、投票用紙交付機4から投票用紙が抜き取られるたびに毎回自動的に比較演算を行うようにしたり、予め指定した時刻あるいは予め指定した時間毎に比較演算を行うようにしたり、案内葉書5の受付枚数が所定の枚数となったとき、例えば、案内葉書5を100枚受け付ける毎に比較を行うようにしたり、投票用紙の交付枚数が所定の枚数となる毎に比較を行うようにし、受付枚数と交付枚数が一致しないときは、受付待機状態であっても、画面への表示や音声により係員に報知するようにすることもできる。
【0073】
そして、ステップS21では、設定ボタンONか否かを判断する。すなわち、図5の受付待機表示画面の設定ボタン42がクリックされたか否かを判断する。後述のステップS23の設定画面表示から始まる各種設定の処理は、集計結果を表示している状態から設定ボタン42をクリックすることによっても行うことができ、ステップS21では、そうした集計結果表示の状態からの設定ボタン42のクリックがあったか否かを判断するのである。そして、設定ボタン42がクリックされたと判断したときは、後述のようにステップS23へ移行する。
【0074】
そして、ステップS21の判断が「NO」で、設定ボタン42のクリックが無かったと判断したときは、ステップS22へ進み、受付ボタンONか否かを判断する。すなわち、図10の集計結果表示の画面の受付ボタン47がクリックされたか否かを判断する。そして、その判断が「NO」で、受付ボタン47がクリックされなかったときは、ステップS21へ戻り、受付ボタン47がクリックされ、「YES」の判断となったら、次の有権者が持参した案内葉書5を読み取るための待機状態となるようステップS1に戻る。
【0075】
S18で集計結果の表示状態となった表示装置8の画面は、設定ボタン42がクリックされるか、受付ボタン47がクリックされるかのいずれかのイベントが発生するまで、集計結果表示の状態を維持する。
【0076】
また、ステップS1の判断が「NO」で、新たな案内葉書5の読み取りが無く、ステップS2の判断が「NO」で、集計ボタン41のクリックも無い状態で、図5の受付待機表示画面の設定ボタン42がクリックされて、ステップS3の判断が「YES」となったとき、あるいは、図10の集計結果表示の画面の設定ボタン42がクリックされて、ステップS21の判断が「YES」となったときは、ステップS23に進み、設定画面表示の処理を行う。すなわち、▲1▼時刻設定(パソコン3の内部時計の設定)、▲2▼その投票所の全有権者数、▲3▼照合の精度(住所、氏名、年齢など完全一致か、部分一致か)、▲4▼照合の結果表示する名簿データの最大件数、▲5▼受付枚数と交付枚数の比較を自動的におこなう時刻または時間間隔、▲6▼集計結果表示画面に表示するデータの種類(時間帯別、男女別、投票率など)など、予め用意された項目について設定を行うための画面表示(図示せず)を行う。なお、この画面表示(設定画面)においても、図5の受付待機表示画面と同様の集計ボタン41と受付ボタン47が設けられる。
【0077】
そして、ステップS24で、入力に基づいて各種設定の処理を行う。
【0078】
そして、ステップS25で、集計ボタンONか否か、すなわち、上記設定画面において集計ボタン41がクリックされたか否かを判断する。上述のステップS18の集計結果表示は、設定画面(図示せず)の集計ボタンをクリックすることによっても行うことができ、ステップS25では、そうした設定画面からの集計ボタンのクリックがあったか否かを判断するのである。そして、集計ボタンがクリックされたと判断したときは、ステップS18の集計結果表示の状態へ戻る。
【0079】
そして、ステップS25の判断が「NO」で、集計ボタンのクリックが無かったと判断したときは、ステップS26へ進み、受付ボタンONか否かを判断する。すなわち、設定画面(図示せず)にも受付ボタンが表示され、その受付ボタンがクリックされたか否かを判断する。そして、その判断が「NO」で、受付ボタンがクリックされなかったときは、ステップS25へ戻り、受付ボタンがクリックされ、「YES」の判断となったら、次の有権者が持参した案内葉書5を読み取るための待機状態となるようステップS1に戻る。
【0080】
S23で各種の設定をおこなう状態となった表示装置8の画面は、集計ボタンがクリックされるか、受付ボタンがクリックされるかのいずれかのイベントが発生するまで各種設定が可能な状態を維持する。
【0081】
また、ステップS1の判断が「NO」で、新たな案内葉書5の読み取りが無く、ステップS2の判断が「NO」で、集計ボタン41のクリックも無く、ステップS3の判断が「NO」で、設定ボタン42のクリックも無い状態で、図5の受付待機表示画面の前回無効ボタン43がクリックされて、ステップS4の判断が「YES」となったときは、ステップS27に進み、前回受付データ表示の処理を行う。投票用紙を交付した後に、案内葉書5が正当なものでなかったり、案内葉書5の情報から照合し選択した名簿データが間違いであったことに気付く場合があり、そのような場合は、図5の受付待機表示画面の前回無効ボタン43をクリックすることにより、前回の受け付けを無効とする処理に移行するのである。すなわち、表示装置8に、図11に示すような前回受付無効画面を表示する。
【0082】
そして、ステップS28で、キャンセルがあったか否かを判断する。表示された前回受付無効画面に表示された名簿データが、無効とすべきデータでないときは、キャンセルボタン49がクリックされる。そこで、キャンセルボタン49がクリックされたか否かを判断するのである。このステップS28の判断が「YES」で、キャンセルボタン49がクリックされたというときは、待機状態となるようステップS1に戻る。
【0083】
そして、ステップS28の判断が「NO」で、キャンセルされていないというときは、ステップS29へ進み、無効実行か否かを判断する。図11の前回受付無効画面に表示された名簿データが、無効とすべきデータであることを確認したときは、係員は実行ボタン48をクリックする。そこで、その実行ボタン48のクリックがあったか否かを判断するのである。この判断が「NO」で、実行ボタン48がクリックされていないというときは、ステップS28へ戻る。
【0084】
そして、ステップS29の判断が「YES」で、実行ボタン48がクリックされたというときは、ステップS30〜32の処理を実行する。
【0085】
まず、ステップS30で、前回受付データ初期化の処理を行う。すなわち、前回受け付けた名簿データの投票済情報35や受付情報36を、書き換え前のデータに初期化する。初期化のためのデータは、前回の受付時にステップS10において名簿データを書き換えたときに保持しておいた書き換え前の名簿データ、書き換え履歴などを利用する。
【0086】
つぎに、ステップS31で、受付枚数減算の処理を行う。すなわち、ステップS11で加算した受付枚数を1だけ減算し、受付枚数を、前回受付の前の数値に戻す。
【0087】
そして、ステップS32で、交付枚数減算指示の処理を行う。すなわち、投票用紙交付機4にも交付枚数の減算を指示する信号を送出する。なお、この場合、交付すべきでない投票用紙を投票用紙交付機4から抜き取ってしまっているので、係員は、抜き取られた投票用紙をすみやかに回収する。
【0088】
そして、次の有権者が持参した案内葉書5を読み取るための待機状態となるようステップS1に戻る。
【0089】
つぎに、投票用紙交付機4の制御部の動作を図17のフローチャートによって説明する。
【0090】
投票用紙交付機4の制御部は、投票用紙交付機4に電源を投入することにより動作を開始する(スタート)。
【0091】
そして、スタートすると、ステップT1で、交付枚数減算受信か否か、すなわち、パソコン3側の前回受け付けたデータを無効とする処理(ステップS30〜32)により、計算機本体6から交付枚数減算を指示する命令が送出され、それを投票用紙交付機4側が受信したか否かを判断する。この判断が「NO」で、交付枚数減算の指示命令を受信していないときは、そのまま何もせず後述のステップT4に進む。
【0092】
そして、ステップT1の判断が「YES」で、交付枚数減算の指示命令を受信したというときは、ステップT2で、交付枚数減算を処理を行う。すなわち、投票用紙交付機4側で独自に集計している交付枚数を1だけ減算する。
【0093】
そして、ステップT3で、減算した交付枚数データを計算機本体6に送信する。そして、ステップT4へ進む。
【0094】
そして、ステップT4で、交付指示受信か否かの判断を行う。すなわち、パソコン3側のステップS9の処理により、計算機本体6から投票用紙の交付を指示する命令が送出され、それを投票用紙交付機4側が受信したか否かの判断を行う。この判断が「NO」で、交付指示の命令を受信していないときは、もとに戻って、ステップT1〜4の処理を繰り返し、交付指示命令を受信するまで、交付枚数減算を指示する命令の受信をチェックしながら待機する。
【0095】
そして、ステップT4の判断が「YES」で、交付指示の命令を受信したというときは、ステップT5に移行し、投票用紙繰り出しの処理を行う。この処理により、投票用紙交付機4は、装置内部のホッパに収容した投票用紙を1枚ずつ、取り出し口11まで繰り出し搬送する。
【0096】
このとき、投票用紙交付機4の制御部は、投票用紙の繰り出しと同時に、投票用紙交付機4に接続された表示装置12に有権者情報を表示するようにしてもよい。表示する有権者情報は、計算機本体6からの交付指示命令とともに受信する。この表示装置12による有権者情報の表示は、例えば図9に示すように、表示装置12の液晶表示部12aに、投票用紙を交付する対象となる有権者の氏名、住所、年齢、性別などの情報を表示するものである。
【0097】
投票受付装置1の設置場所の都合等で、パソコン3と投票用紙交付機4が比較的離れていたり、投票用紙をより確実に交付するため、取り出し口11に繰り出し搬送された投票用紙を係員が抜き取って確認してから有権者に手渡す場合には、投票用紙交付機4の近傍にも係員を配置することになり、そのような場合、液晶表示部12aに有権者情報が表示されることで、正当な有権者であることをその場でもう一度目視確認することができ、パソコン3の近傍で案内葉書5を受け付ける際の名簿データとの照合による有権者の確認と合わせて、一層確実に本人確認を行える。
【0098】
また、この表示装置12には、有権者情報とともに、実際に交付した投票用紙の枚数や、全有権者数に対する交付枚数の比率(投票率)や、投票用紙交付機4に収容されている投票用紙の残枚数を表示するようにしてもよい。図9の例では、交付枚数350枚、投票率35%、残枚数650枚と表示している。
【0099】
また、パソコン3側が、ステップS13の処理で、投票用紙の交付を指示してから、投票用紙交付機4から投票用紙が抜き取られるまでの間に、照合したデータが間違いであることを係員が気付いて、訂正ボタン46をクリックしたと判断し、パソコン3側の表示装置8の画面が名簿照合結果の表示画面(図6または図7)に戻ったときに、投票用紙交付機4側の表示装置12に、交付指示が間違いであったことを表示し、投票用紙を抜き取らないように注意を促すようにしてもよい。それにより、次に交付ボタン44がクリックされ、交付指示が出て、訂正ボタン46のクリックがなく、投票用紙を実際に交付する場合に、新たな投票用紙を繰り出し搬送することなく、前回繰り返し搬送され、抜き取られないで、取り出し口11に保持されたままの投票用紙を抜き取って交付するようにできる。
【0100】
ステップT5の処理で投票用紙を繰り出すと、つぎに、ステップT6で、用紙抜き取り検知の処理を行う。すなわち、投票用紙交付機4の取り出し口11に備えられた抜き取りセンサにより、投票用紙が取り出し口11から抜き取られたことが検知されたか否かを判断する。取り出し口11まで搬送された投票用紙は、有権者が直接抜き取る場合もあり、正規の投票用紙が1枚だけ繰り出し搬送されていることを確認するため、あるいは、上述のように液晶表示部12aの表示と照らし合わせて有権者を確認しつつ交付するために、係員が抜き取って有権者に手渡す場合もある。
【0101】
ステップT6の処理は、投票用紙の抜き取りが検知されたと判断するまで繰り返す。投票用紙の抜き取りが検知されたと判断すると、これで交付手続きが完了したことになる。そして、ステップT7に進み、抜き取り送信の処理を行う。すなわち、投票用紙が取り出し口11から抜き取られたことを計算機本体6に送信する。
【0102】
そして、ステップT8で、交付枚数を1枚だけ加算し、ステップT9で、加算した投票用紙の交付枚数を計算機本体6に送信する。そして、次回の交付に備えてステップT1へ戻る。
【0103】
図18および図19は本発明の実施の形態の他の例を示している。
【0104】
図18、19に示す投票受付装置1Bは、パソコン(電子計算機)3と、投票用紙交付機4と、読取手段を構成する入場券処理装置50とで構成されたもので、入場券処理装置50以外の構成および動作は、先の図1および図2の実施の形態と同様である。
【0105】
入場券処理装置50は、案内葉書5などの投票所入場券の入出口51と、入出口51から取り込まれた入場券の有権者情報等を読み取る読取手段52と、読み取った入場券に通し番号を付与する番号付与手段53と、取り込んだ入場券を保管する保管手段54と、入場券の入出口51からの取り込みや排出、読取手段52から番号付与手段53への搬送、番号付与手段53から保管手段54への搬送などを行う図示しない搬送手段と、これら各手段を制御する制御手段55とから構成される。
【0106】
読取手段52としては、先の図1および図2の実施の形態と同様に、OCRやバーコードリーダなどが用いられ、入場券の種類や情報形態によって様々な読取装置を利用し得ることは先の実施の形態の場合と同様である。
【0107】
この投票受付装置1Bにおいて、読取手段52により読み取られた情報は、パソコン3に送出され、先の図1および図2の実施の形態と同様に照合処理がなされる。そして、読み取られた入場券(受付葉書)は、読取手段52により一時保留され、その後、投票用紙の交付が完了し、次の入場券の読み取りが開始された時点で、番号付与手段53に送られ、通し番号が付与される。
【0108】
また、前回無効ボタン43(図5参照)や訂正ボタン46(図8参照)がクリックされ、正常な受付処理が完了しなかったときは、読取手段52に一時保留している入場券は、入出口51から排出される。
【0109】
番号付与手段53は、入場券に数字で通し番号を印刷するプリンタやスタンプであってよく、また、通し番号をバーコードとして付与するバーコード印刷機や、磁気データとして付与する磁気ライターなども利用可能である。
【0110】
こうして入場券に通し番号を付与することにより、入場券の枚数や受付順序を厳格に管理することができ、投票終了後に入場券の枚数を数えなおしたりする必要が生じたときに容易に対処することができる。
【0111】
通し番号が付与された入場券は、保管手段54に搬送され保管される。保管手段54は、入場券を厳重に保管するとともに、投票終了後は保管した入場券を容易に運び出せるようにするため、入場券処理装置50から取り外し可能な、鍵付きのカセットとするのがよい。また、保管手段54には、実際に取り込まれた入場券の枚数を検知し、保管している入場券の枚数を独自に集計する機能を設けてもよい。保管手段54が独自に集計した保管枚数は、パソコン3が集計している入場券の受付枚数や、投票用紙交付機4が集計している交付枚数と比較することにより、間違いのない受付処理がされていることを確認することができる。
【0112】
こうした保管手段54を設けることにより、受け付けた入場券の紛失などを防止でき、受け付けた入場券の枚数をより厳格に管理することができる。
【0113】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の投票受付装置によれば、来場し受け付けた正当な有権者の数と、交付した投票用紙の数が一致しなくなる事態を速やかに把握して、迅速に対処することができる。
【0114】
すなわち、入場券に記録された情報を読取手段によって読み取り、自動的に有権者名簿の情報と照合し、その入場券を正当なものと判断して、該入場券を受け付けることとしたとき、投票用紙交付手段に投票用紙交付の指示を出すようにするとともに装置の誤作動や人為的ミスで、例えば正当な有権者1人に対し2枚の投票用紙を交付してしまったり、有権者の受け付けを行っていないにもかかわらず投票用紙を交付してしまったりして、来場した正当な有権者の数と交付した投票用紙の数とに不一致が生じた場合に、その不一致となる事態を速やかに把握して、迅速に対処するようにできる。
【0115】
特に、正当な入場券の受付枚数を集計する受付枚数集計手段と、実際に交付した投票用紙の枚数を集計する交付枚数集計手段とを別々に設け、別々に集計することによって、受付枚数と交付枚数をそれぞれ確実に集計でき、両手段の集計結果を随時比較することで、間違いのない交付作業が行われているかどうかを容易に確認することができる。
【0116】
そして、受付枚数と交付枚数とに不一致が生じたときに警報を発して、両集計手段の集計結果の一致・不一致を自動的に報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の投票受付装置の外観図である。
【図2】本発明の実施の形態の投票受付装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態における案内葉書(投票所入場券)の一例を示す表面図である。
【図4】本発明の実施の形態における有権者名簿の一例のデータ構造を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態における受付待機表示画面の表示例を示す図である。
【図6】本発明の実施の形態における名簿照合結果の表示例を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態における名簿照合結果の他の表示例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態における投票用紙交付中の表示例を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態における投票用紙交付機に接続された表示装置による有権者情報の表示例を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態における集計結果の表示例を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態における前回受付無効画面の表示例を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態におけるパソコンの動作を示すフローチャートの一部(1/5)である。
【図13】本発明の実施の形態におけるパソコンの動作を示すフローチャートの一部(2/5)である。
【図14】本発明の実施の形態におけるパソコンの動作を示すフローチャートの一部(3/5)である。
【図15】本発明の実施の形態におけるパソコンの動作を示すフローチャートの一部(4/5)である。
【図16】本発明の実施の形態におけるパソコンの動作を示すフローチャートの一部(5/5)である。
【図17】本発明の実施の形態における投票用紙交付機4の制御部の動作を示すフローチャートである。
【図18】本発明の実施の形態の他の例の投票受付装置の外観図である。
【図19】図18に係る実施の形態の投票受付装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A、1B 投票受付装置
2 OCR(読取手段)
3 パソコン
4 投票用交付機
5 案内葉書(投票所入場券)
6 計算機本体
7 記憶装置
8 表示装置
9 入力装置
10 投票用紙
12 表示装置
50 入場券処理装置
52 読取手段

Claims (6)

  1. 選挙投票所の入場券に記録された情報を読み取る読取手段と、有権者名簿の情報を記憶する記憶手段と、前記読取手段により読み取られた入場券の情報と前記記憶手段に記憶された有権者名簿の情報とを照合し、読み取られた入場券の情報に対応する有権者名簿の情報を抽出する照合手段と、該照合手段により照合した結果を表示する表示手段と、指示に基づいて投票用紙を1枚ずつ交付する投票用紙交付手段と、前記入場券が正当なものであると判断し、該入場券を受け付けることとしたとき、前記投票用紙交付手段に投票用紙交付の指示を出す交付指示手段とを備えた投票受付装置であって、
    正当なものであると判断され受け付けられた入場券の受付枚数と、前記投票用紙交付手段から送信された、実際に交付した投票用紙の交付枚数とを比較する比較手段と、該比較手段により比較した結果を出力する出力手段とを備えたことを特徴とする投票受付装置。
  2. 前記交付指示手段は、手動で操作するものであって、係員が前記表示手段の表示により前記入場券が正当なものであると判断したときに操作し、投票用紙の交付を指示することを特徴とする請求項1に記載の投票受付装置。
  3. 前記交付指示手段は、前記照合手段による照合結果から入場券が正当なものであることを判断して自動的に投票用紙の交付を指示するものであることを特徴とする請求項1に記載の投票受付装置。
  4. 前記比較手段は、予め定めた時刻あるいは時間毎に動作することを特徴とする請求項3に記載の投票受付装置。
  5. 前記比較手段は、前記受付枚数集計手段が集計した入場券の受付枚数、または、前記交付枚数集計手段が集計した投票用紙の交付枚数のいずれかが予め定めた枚数に達する毎に動作することを特徴とする請求項3に記載の投票受付装置。
  6. 前記読取装置が情報を読み取った入場券の枚数を集計する読取枚数集計手段を備え、該読取枚数集計手段が集計した入場券の読取枚数が予め定めた枚数に達する毎に前記比較手段が動作することを特徴とする請求項3に記載の投票受付装置。
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