JP4594132B2 - 液晶表示装置および表示体 - Google Patents

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Description

本発明はスペーサーを核とした配向異常を抑え、安定した表示が可能な液晶表示装置及びその表示体に関するものである。
近年、液晶表示装置は携帯情報端末、ノートパソコンの他に、大型かつ高精細のモニターにまで使用されている。また、表示モードに関しても、外部の光を基板の一部に形成した反射膜で反射させて表示を視認する反射モードを利用した反射型液晶表示装置やバックライトや外部の光源を全部またはその一部を透過して表示を視認する透過モード、半透過モードを利用した液晶表示装置が存在する。
それぞれの構造の液晶表示装置において、現在、コントラスト向上等のさらなる画質向上が望まれている。
液晶表示装置の表示は液晶表示パネルで行われる。具体的には、表示電極、配向膜が形成された1対の基板間に、液晶材料を挟持して液晶層を構成する。なお、反射モードや半透過モードの液晶表示装置では、各画素に対応して反射膜が形成される。なお、半透過モードの液晶表示装置においては、各画素に対応して形成された反射膜の一部に光透過用貫通孔を有している。
また、この液晶層の液晶分子の配向は、液晶層に電界が印加されていない状態では、液晶分子の配向(ねじれ)は、配向膜の配向処理によって決定され、液晶層に電界が印加されると、それに従って配向(ねじれ)が解消する。1画素において電界の印加または非印加により液晶分子のねじれ構造が代わり、結果として液晶層を透過する光を遮断したり、透過したり、また、反射膜にまで外光を到達させたり、反射させたりしていた。
液晶表示の上述の表示において、液晶層の厚みを所定値で均一化することが非常に重要となる。このため、一般に液晶層には、液晶層を均一な厚みに保つためのスペーサーが混在させている。
特に、液晶層内に混在するスペーサーは、スペーサー表面にそって液晶分子が水平に並
んでしまうため、スペーサー周囲の液晶分子のねじれ状態を乱すこととなり、スペーサー表面付近で液晶層の光漏れ現象が発生してしまうという問題があった。これは、2枚の基板間で液晶分子はねじれ状態であるにもかかわらず、スペーサー周囲では見かけ上、液晶分子が2枚の基板間に垂直に立った状態になっているため、光漏れという現状が発生してしまう。この光漏れを改善するにあたり、スペーサー表面に炭素数1〜6または12〜22のアルキル基を形成することによって、スペーサーの表面に形成したアルキル基がもつ見かけ上の繊毛(スペーサー表面に見かけ上形成される針状の繊毛)で液晶分子を配向してしまい、これにより、スペーサー周囲で液晶分子が立ち並んで整列してしまうことを防止するものである。これにより、スペーサー周囲の光漏れを防止する液晶表示装置が提案されている。(特開2003―186025号参照)
特開2003−186025号
水性スペーサーを用いて、液晶表示装置を形成すると、スペーサーの周囲における光漏れは防止できるものの、近接するスペーサー間で、液晶分子の配向異常が発生するという問題が新たに惹起されてしまう。これは、液晶層を表示面領域で均一の厚みで維持させるためには、物理的に液晶層の厚みを均一とするためのスペーサーの混在量が必要となる。この液晶層の均一性を考慮したときには、スペーサーの混在密度は、平面視したときの1mm面積当たり、80個以上が必要となり、安定維持させるためには200個は必要となるが、高い密度で水性スペーサーを混在させたときに、そのスペーサー間の異常が顕在化してしまう。
図3は、水性スペーサーで顕在化するスペーサー間の液晶異常配向による不具合を示す画素領域の平面図である。図3は、隣接しあう画素を示す平面図である。
面を水性処理したスペーサー10を配置した場合、各スペーサー10には表面に強い液晶を配向させる規制力が働くために、スペーサーが接近した部分においては、外部からの力あるいは、熱等のストレスによって、符号15のような近接しあうスペーサー10、10間にスペーサー10を核とした線状の配向異常領域が発生する場合がある。この線状の配向異常領域は位相差が発生しないため、黒表示において輝点となる。
逆に、このスペーサー10を核とした他のスペーサー間を結ぶ線状の液晶の配向異常を抑えるためには、スペーサー10の分散密度を低下させると、液晶層の厚みの均一性が低下してしまう。これにより、安定した液晶層の液晶分子の動作ができず、結果として、液晶表示が乱れてしまうという問題があった。
本発明は上述の課題に鑑みて案出されたものであり、その目的は近接したスペーサー間においてスペーサーを核とした線の配向異常を抑えるとともに、安定した表示が可能な液晶表示装置及びその表示体を提供することにある。
本発明は、第1および第2の基板と、該両基板の間に配置され、かつスペーサーを含有した液晶層とからなる液晶表示装置において、前記液晶層に含有したスペーサーは、疎水性スペーサーと、親水性スペーサーとが混在して成り、前記疎水性スペーサーおよび前記親水性スペーサーは、黒色のスペーサー、透明のスペーサーおよび半透明のスペーサーからなり、スペーサー全体の光透過率を20%〜80%の範囲に設定したことを特徴とする。
液晶層に表面を疎水性スペーサーと親性スペーサーとを20:80〜80:20の範囲に混在させて配置した。即ち、スペーサーの全体量に対して、性スペーサーを減少させることができるため、スペーサー間に線状の配向異常を有効に抑えることができるとともに、同時に、スペーサーの密度を所定値以上に維持できるため、安定した液晶層の厚みを均一に維持することができる。
もって、近接したスペーサー間においてスペーサーを核とした線の配向異常を抑えるとともに、安定した表示が可能な液晶表示装置及びその表示体を提供できる。
以下、本発明の液晶装置及び表示体を添付の図面を用いて詳述する。
図1は、本発明の液晶表示装置の概略構造を示す断面図である。図2は隣接しあう画素部分の平面図である。
図において、DPは液晶表示パネルであり、BLはバックライトである。液晶表示パネルDPは、一方部材である第1の基板と他方部材である第2の基板との間に、スペーサー10(親水性スペーサー10a及び疎水性スペーサー10bを含む)を分散させた液晶層3を介在させて形成されている。
そして、液晶表示パネルDPの裏面側には液晶表示パネルDPに光を照射するバックライトBLが配置されている。
例えば第2の基板である裏面側の透明基板4の内面には、各画素領域に対応するカラーフィルター8、アクリル系樹脂から成るオーバーコート層7、ストライプ状配列したITOから成る透明電極5および一定方向にラビングしたポリイミド樹脂から成る配向膜6が順次積層されている。なお、透明電極5と配向膜6との間に樹脂やSiO2等から成る絶
縁膜を介在させてもよい。
また、上記のカラーフィルター8は、顔料分散方式、即ち、あらかじめ顔料(赤、緑、青)により調合された感光性レジストを基板上に塗布し、フォトリソグラフィにより形成している。なお、符号13は、各カラーフィルター8を仕切り、画素の境界を明確にするブラックマトリクスである。
例えば第1の基板である表示面側の透明基板4の内面には、多数平行にストライプ状配列したITOから成る透明電極5及び一定方向にラビング処理したポリイミド樹脂から成る配向膜6が順次積層されている。なお、表示面側の透明基板4に形成された透明電極5と裏面側の透明基板4に形成された透明電極5とは、互いに直交する方向に延びて形成され、その結果、透明電極5、5同士が互いに直交する領域が画素領域となる。そして、この1つの画素領域に対して、RGB(赤、緑、青)のいずれかのカラーフィルター8が配置されている。また、配向膜6は透明電極5上に直接成膜形成しているが、配向膜6と透明電極5との間に樹脂やSiO2等から成る絶縁膜を介在させてもよい。
そして、このような構成の一方部材および他方部材との間に、たとえば200°〜260°の角度でツイストされたカイラルネマチック液晶材料からなる液晶層3を介してシール部材(図示せず)により貼り合わせる。また、両部材間には液晶層3の厚みを一定にするためにスペーサー10を多数個配している。
さらに、裏面側の透明基板4の外側にポリカーボネイト等から成る位相差板11とヨウ素系の偏光板12とを順次形成する。また、表示面側の透明基板4の外側にポリカーボネ
イト等から成る位相差板2とヨウ素系の偏光板1とを順次形成する。
これらの位相差板2、11、偏光板1、12は、アクリル系の材料から成る粘着材を介して接着される。
そして、上述の液晶表示パネルDPの裏面側の透明基板4に形成した偏光板12に、光源部と導光板17とから成るバックライトBLを配設する。
このような構造の液晶パネルDPは、2つの基板4、4を対向させることにより、例えば一対の透明電極5、5が交差して画素が形成される。即ち、図1ではパッシブ型(STN構造)の液晶表示パネルDPを示している。しかし、カラーフィルター8を有する側の透明基板4に形成する透明電極5を、複数の画素領域に跨がって1つの透明導電膜で形成し、カラーフィルター8を有さない側の透明基板4の透明電極5を画素領域に対応させてマトリックス状に形成するとともに、マトリックス状に個別に形成した透明電極5に各々スイッチングトランジスタ素子を接続配置しても構わない。即ち、TFT型、TFD型などのアクティブ型の液晶表示パネルDPでもよい。
なお、また、図1ではカラーフィルター8が裏面側の透明基板4に形成されているが、表示面側の透明基板4に形成されていてもよい。
図2は、隣接する3つの画素領域を示す平面図である。図において、画素領域(ブラック樹脂13によって囲まれた領域)に透明なスペーサー10を配置している。透明なスペーサー10の基材は、エチレン性不飽和基を有する単量体をラジカル重合剤の下で懸濁重合することにより形成される。
このスペーサー10のうち、親水性スペーサー10aは、アルキル基処理を施さない上記スペーサー10であり、疎水性スペーサー10bは、このスペーサー基材の表面に、アルキル基(炭素数12程度)重合処理したスペーサーである。即ち、親水性スペーサー10bは上記スペーサー基材単体を使用した。
まず、疎水性スペーサー10bのみを用いた場合、各スペーサー10には表面に強い液晶を配向させる規制力が働くために、スペーサー10が接近した部分においては、外部からの力あるいは、熱等のストレスによって、たとえば、図3に示すように、各スペーサー10、10間にスペーサー10を核とした線状の配向異常領域が発生する場合がある。この線状の配向異常領域は位相差が発生しないため、黒表示において輝点となる。
次に、水性スペーサー10のみを用いて配置した場合、各スペーサー10には表面に液晶層3の液晶分子を配向させる配向膜6による規制力が働かないため、水性スペーサー10が接近した部分においても、液晶層3の液晶分身が水性スペーサー10の外形に依存して配列される傾向がある。この結果、外部からの力あるいは熱等のストレスによって、15のような各スペーサー間にスペーサーを核とした線状の配向異常領域が発生しないものの、水性スペーサー10aの密度が増えるにつれて、水性スペーサー10の周囲で光漏れが発生してしまう。
表1は、水性スペーサー10のスペーサー密度と、スペーサー間配向異常、スペーサー周辺の光漏れ、パネルGAP(液晶層の厚みの)均一性について検討したものである。
水性スペーサー10間配向異常については、水性スペーサー10の密度20〜200個/mmにおいて良好である。これは、スペーサー表面に液晶分子への配向規制力が働かないため、スペーサーが接近している部分においてスペーサー間の配向異常は発生しないためである。
スペーサー周辺の光漏れについては、水性スペーサー10の密度20〜100個/mmにおいては良好であるが、水性スペーサー10の密度が増えるにつれて悪化する。
これは、水性スペーサー10の表面にそって液晶分子が水平に並んでしまうため、全ての水性スペーサー10の周辺部で光漏れが発生してしまうためである。水性スペーサー10の液晶層3中における分散密度が増えれば、光漏れする部分が表示面側からみたとき、顕在化してしまう。
パネルGAP均一性(画素領域における液晶層3の層厚みの均一性)については、水性スペーサー10の密度が200個/mmにおいては良好であるが、水性スペーサー10の密度が減るにつれて悪くなっていく。たとえば、80個/mm未満では、実用的な表示レベルを大きく下回り(表の記号×)、80個/mm以上160個/mm未満では実用的な表示レベルを下回り(表の記号で△)、160個/mm以上200個/mm未満では、実用的な表示レベルとなり(表の記号で○)、200個/mm以上では安定した液晶層の厚みの一性が達成でき、良好な表示レベルとなる(表の記号で◎)。これは、スペーサー10が、2枚の透明基板4、4を支える柱として機能するためである。
つぎに、水性スペーサー10のみを用いた場合のスペーサー密度と、スペーサー間配向異常、スペーサー周辺の光漏れ、パネルGAP均一性について調べた。表2は、その結果を示す。
スペーサー間配向異常については、水性スペーサー10のスペーサー密度が20個/mm以上120個/mm未満では良好な表示レベルとなり(表の記号で◎)、水性スペーサー10の分布密度が増えるにつれて悪くなっていく。たとえば、120個/mm以上180個/mm未満では、実用的な表示レベルとなり(表の記号で○)、180個/mm以上では実用的な表示レベルを下回る(表の記号で△)。
これは、スペーサー10の表面に液晶分子への強い配向規制力が働くためスペーサー10同士が接近している部分において、水性スペーサー10間の配向異常が発生する。そして、水性スペーサー10の密度が増えれば、その発生が増えてしまう。
スペーサー周辺の光漏れについては、水性スペーサー10bの密度が20〜200個/mmにおいては良好である。
これは、水性スペーサー10の表面に液晶分子への配向規制力が働くため、全ての水性スペーサー10bの周辺部で光漏れが発生しないからである。
パネルGAP均一性(画素領域における液晶層の層厚みの均一性)については、水性スペーサー10と同様に、スペーサーの密度が200個/mmにおいては良好であるが、水性スペーサー10の密度が減るにつれて悪くなっていく。
そこで、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとの全体の密度を、液晶層の層厚みの均一性を考慮して200個/mmとし、水性スペーサー10の課題であるスペーサー周辺の光漏れ及び水性スペーサー10の課題であるスペーサー間の配向異常15を解決すべく、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとを混合した。
この所定混合比率における、スペーサー間配向異常15、スペーサー周辺の光漏れ、パネルGAP均一性について調べ、その結果を表3に示している。なお、スペーサー10a、10bの密度を200個/mmと設定した。これは、パネルGAP均一性は非常に
するためである。
スペーサー間配向異常については、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとの混合比率を水性スペーサー:水性スペーサー=0:100〜50:50において良好であるが、さらに、水性スペーサー10の混合比率を増やし、水性スペーサー10の混合比率を減らすにつれて、スペーサー10、10間の異常配向15が顕著となってくる。具体的には、水性スペーサー10bが全体のスペーサーに対して0〜80%では、良好な表示レベルまたは実用に耐え得る表示レベルとなる。なお、好ましくは、水性スペーサー10が全体のスペーサーに対して0〜50%で良好な表示レベルとなる。
スペーサー周辺の光漏れについては、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとの混合比率を水性スペーサー:水性スペーサー=100:0〜50:50において良好であるが、さらに、水性スペーサー10の混合比率を減らし、水性スペーサー10の混合比率を増やすにつれて悪化してしまう。具体的には、水性スペーサー10が全体のスペーサーに対して80%を超えると、実用に耐え得ない表示レベルとなる。なお、好ましくは、水性スペーサー10を全体のスペーサーに対して0〜50%で良好な表示レベルとなる。
パネルGAP均一性については、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bの全体の密度を200個/mmと一定としていることから、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとの混合比率を親水性スペーサー:疎水性スペーサー=0:100〜100:0の全範囲において良好である。
以上から、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとの混合比率が、水性スペーサー:水性スペーサー=20:80〜80:20において、スペーサー間配向異常、スペーサー周辺の光漏れ、パネルGAP均一性全てにおいて良好である。また、好ま
しくは、水性スペーサー10aが全体のスペーサーの混合比率の40%を超え、60%未満、水性スペーサー10bの混合比率が60%未満、40%を超える範囲で最も良好な表示レベルが得られることになる。
次に、表4は、親水性スペーサー10aと疎水性スペーサー10bとをそれぞれ50%で混合し、かつ実質的に透明なスペーサーと実質的に黒色のスペーサーを混合した場合の白表示ザラツキ、黒表示ザラツキ、スペーサー間配向異常、パネルGAP均一性について比較したものである。
透明なスペーサーの基材は、エチレン性不飽和基を有する単量体をラジカル重合剤の下で懸濁重合することにより形成される。
また、黒色のスペーサーは、上記単量体に黒色の顔料を混合したり、透明な基材の周囲を黒色皮膜で覆ったりすることによって得られる。
透明のスペーサーと黒色のスペーサーとの混合比率が透明のスペーサー:黒色のスペーサー=0:100〜10:90の範囲においては、黒表示でのザラツキは見られないが、白表示でのザラツキが悪くなる。また、透明のスペーサー:黒色のスペーサー=90:10〜100:0の範囲においては、白表示でのザラツキは見られないが、黒表示でのザラツキが悪くなる。
透明のスペーサー:黒色のスペーサー=20:80〜80:20の範囲においては、白表示でのザラツキ、黒表示でのザラツキとも良くなる傾向があり、黒色のスペーサー:透明のスペーサー=50:50において最も良くなる。
以上から、スペーサー間配向異常がなく、白表示でのザラツキ、黒表示でのザラツキも良好な液晶表示装置が得られた。
次に、表5は、親水性スペーサーと疎水性スペーサーを50%:50%で混合し、かつ半透明なスペーサーを使用した場合の、白表示ザラツキ、黒表示ザラツキ、スペーサー間配向異常、パネルGAP均一性について比較したものである。
半透明のスペーサーは、エチレン性不飽和基を有する単量体にわずかに黒色の顔料を混合したり、透明な基材の周囲をわずかに黒色皮膜で覆ったりすることによって得られる。
半透明のスペーサーの透過率=0%〜10%の範囲においては、黒表示でのザラツキは見られないが、白表示でのザラツキが悪くなる。
また、半透明のスペーサーの透過率=90%〜100%の範囲においては、白表示でのザラツキは見られないが、黒表示でのザラツキが悪くなる。
半透明のスペーサーの透過率が20%〜80%の範囲においては、白表示でのザラツキ、黒表示でのザラツキとも良くなる傾向があり、半透明のスペーサーの透過率=50%において最も良くなる。
以上から、スペーサー間配向異常がなく、白表示でのザラツキ、黒表示でのザラツキも良好な液晶表示装置が得られた。
また、このようなスペーサーを有する液晶表示パネルDPと前記バックライトBLとは、筐体に収容し、透明電極5(またはスイッチングトランジシタ)に所定信号を与える駆動手段と、該駆動手段に供給する所定回路とを少なくとも具備した表示体とする。このようにすれば、スペーサー間配向異常がなく、白表示でのザラツキ、黒表示でのザラツキのない良好な表示が可能となる。
本発明にかかる液晶表示装置の部分断面図である 本発明にかかる液晶表示装置の隣接する画素におけるスペーサーの状態の配置状態を示す平面図である。 従来の液晶表示装置の隣接する画素におけるスペーサー(水性スペーサー)による異常配向の状態を示す平面図である。
1・・・・偏光板
2・・・・位相差板
3・・・・液晶層
4・・・・透明基板
5・・・・透明導電膜
6・・・・配向膜
7・・・・オーバーコート
8・・・・カラーフィルター
10・・・スペーサー
11・・・位相差板
12・・・偏光板
13・・・ブラックマトリクス
14・・・白色スペーサー
15・・・スペーサー間の配向異常
BL・・・バックライト

Claims (2)

  1. 1および第2の基板と、両基板の間に配置され、かつスペーサーを含有した液晶層とからなる液晶表示装置において、
    前記液晶層に含有したスペーサーは、疎水性スペーサーと、親水性スペーサーとが混在して成り、
    前記疎水性スペーサーおよび前記親水性スペーサーは、黒色のスペーサー、透明のスペーサーおよび半透明のスペーサーからなり、スペーサー全体の光透過率を20%〜80%の範囲に設定したことを特徴とする液晶表示装置。
  2. 請求項1に記載の液晶表示装置と、該液晶表示装置に所定信号を与える駆動手段と具備した表示体。
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