JP4593710B2 - 加硫用モールド、タイヤ加硫方法及び隠れ溝形成用ブレード - Google Patents

加硫用モールド、タイヤ加硫方法及び隠れ溝形成用ブレード Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレッドが摩耗することによって出現する溝を備えた空気入りタイヤを成形する加硫用モールド、タイヤ加硫方法、及び前記溝を形成するための隠れ溝形成用ブレードに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般の空気入りタイヤには、ウエット性能を確保するために、多数の溝が形成されている。
【0003】
トレッドが摩耗するにしたがってこれら溝の体積は減少し、排水性が低下する、いわゆるウエット性能が低下する。
【0004】
このようなウエット性能の低下を抑制するため、摩耗後半で溝やサイプ(隠れ溝、隠れサイプと呼ぶ場合がある。)が露出するタイヤが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような隠れ溝を備えたタイヤでは、タイヤの新品時にトレッド内に空隙があるため、トレッド剛性が低下し、新品時の操縦安定性が悪化する問題がある。
【0006】
本発明は上記事実を考慮し、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性能を確保することのできる空気入りタイヤを効率的に製造できる加硫用モールド、タイヤ加硫方法、及び隠れ溝形成用ブレードを提供することが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【0032】
請求項1に記載の加硫用モールドは、内周面に形成されタイヤのトレッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部と、前記陸部形成用凹部の側壁面に開口する孔と、前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出可能に設けられ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠れ溝形成用ブレードと、前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成凹部に対して出没させる駆動手段と、を備え、前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えていることを特徴としている。
【0033】
請求項1に記載の加硫用モールドでは、陸部形成用凹部の壁面に開口する孔から陸部形成用凹部の内方に隠れ溝形成用ブレードを突出させた状態でタイヤの加硫を行う。
【0034】
加硫終了後、隠れ溝形成用ブレードを陸部形成用凹部から引き抜いてタイヤを取り出すと、タイヤのトレッド部に隠れ溝が形成される。
【0035】
この隠れ溝形成用ブレードは、陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えているため、隠れ溝形成用ブレードを引き抜いた後の陸部には、タイヤ径方向内側端同士が連結ないし近接している一対の幅狭溝が形成されることになる。
【0036】
この加硫用モールドで成形された空気入りタイヤは、新品時では、幅狭溝が陸部内で終端しているため、陸部は分割されることなく高い剛性が保たれる。このため、タイヤ新品時のハンドリング性能を低下させることはない。
【0037】
走行により陸部が摩耗すると、幅狭溝のタイヤ径方向外側端部が陸部の踏面に表れる。
【0038】
ここで、陸部が摩耗すると、陸部を形成している主溝の容積が減少してウエット性能は低下する方向となるが、一対の幅狭溝はタイヤ径方向内側端同士が連結ないし近接しているため、一対の幅狭溝のタイヤ径方向端部が陸部の踏面に表れると、一対の幅狭溝の間の部分が脱落し、脱落した部分に溝が形成され、この溝の排水作用により主溝の容積減に伴うウエット性能の低下を抑制する。
【0039】
なお、陸部が摩耗すると、陸部の高さが低くなり陸部剛性は新品時よりも高くなるため、溝出現による陸部剛性の低下があっても操縦性が低下することは無い。
【0040】
このように、本発明の加硫用モールドを用いることにより、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性能を確保することのできる空気入りタイヤを効率的に成形することができる。
【0041】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の加硫用モールドにおいて、前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底部に対して平行に移動することを特徴としている。
【0042】
請求項2に記載の加硫用モールドでは、隠れ溝形成用ブレードが陸部形成用凹部の底部(製品タイヤの踏面と対応する部分)に対して平行に移動するので、タイヤの陸部に踏面と平行な隠れ溝を形成することができる。
【0043】
請求項3に記載のタイヤ加硫方法は、内周面に形成されタイヤのトレッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部と、前記陸部形成用凹部の底部からは離間して前記陸部形成用凹部の側壁面に開口する孔と、前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出可能に設けられ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠れ溝形成用ブレードと、前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成凹部に対して出没させる駆動手段と、を備え、前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えた加硫用モールドを用い、タイヤを加硫する前に前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出させ、タイヤ加硫終了後に前記隠れ溝形成用ブレードをタイヤから引き抜くことを特徴としている。
【0044】
請求項3に記載のタイヤ加硫方法では、先ず、陸部形成用凹部の壁面に開口する孔から陸部形成用凹部の内方に隠れ溝形成用ブレードを突出させた状態でタイヤの加硫を行う。
【0045】
加硫終了後、隠れ溝形成用ブレードを陸部形成用凹部から引き抜いてタイヤを取り出すと、タイヤのトレッド部に隠れ溝が形成される。
【0046】
隠れ溝形成用ブレードは、陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えているため、隠れ溝形成用ブレードを引き抜いた後の陸部には、タイヤ径方向内側端同士が連結ないし近接している一対の幅狭溝が形成されることになる。
【0047】
この加硫用モールドで成形された空気入りタイヤは、新品時では、幅狭溝が陸部内で終端しているため、陸部は分割されることなく高い剛性が保たれる。このため、タイヤ新品時のハンドリング性能を低下させることはない。
【0048】
走行により陸部が摩耗すると、幅狭溝のタイヤ径方向外側端部が陸部の踏面に表れる。
【0049】
ここで、陸部が摩耗すると、陸部を形成している主溝の容積が減少してウエット性能は低下する方向となるが、一対の幅狭溝はタイヤ径方向内側端同士が連結ないし近接しているため、一対の幅狭溝のタイヤ径方向端部が陸部の踏面に表れると、一対の幅狭溝の間の部分が脱落し、脱落した部分に溝が形成され、この溝の排水作用により主溝の容積減に伴うウエット性能の低下を抑制する。
【0050】
なお、陸部が摩耗すると、陸部の高さが低くなり陸部剛性は新品時よりも高くなるため、溝出現による陸部剛性の低下があっても操縦性が低下することは無い。
【0051】
このように、本発明のタイヤ加硫方法では、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性能を確保することのできる空気入りタイヤを効率的に成形することができる。
【0052】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のタイヤ加硫方法において、前記隠れ溝形成用ブレードを陸部形成用凹部の底部に対して平行に移動することを特徴としている。
【0053】
請求項4に記載のタイヤ加硫方法では、隠れ溝形成用ブレードを陸部形成用凹部の底部(製品タイヤの踏面と対応する部分)に対して平行に移動させるので、タイヤの陸部に踏面と平行な隠れ溝を形成することができる。
【0054】
請求項5に記載の発明は、タイヤのトレッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部を備えた加硫用モールドに用いられる隠れ溝形成用の隠れ溝形成用ブレードであって、前記陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備え、前記薄肉板状部は陸部形成用凹部の底部から離間して配置されることを特徴としている。
【0055】
次に、請求項5に記載の隠れ溝形成用ブレードの作用を説明する。
【0056】
請求項5に記載の隠れ溝形成用ブレードは、タイヤ加硫前に加硫用モールドの陸部形成用凹部の内方に配置する。そしてタイヤ加硫終了後、隠れ溝形成用ブレードを引き抜いて加硫用モールドからタイヤを取り出すと、タイヤのトレッド部に隠れ溝を形成することができる。
【0057】
隠れ溝形成用ブレードは、陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えているため、隠れ溝形成用ブレードを引き抜いた後の陸部には、タイヤ径方向内側端同士が連結ないし近接している一対の幅狭溝が形成されることになる。
【0058】
【発明の実施の形態】
[第1の実施形態]
本発明の空気入りタイヤの第1の実施形態を図1乃至図3にしたがって説明する。
【0059】
図2に示すように、本実施形態のタイヤ11のトレッド11Cには、タイヤ周方向に沿って延びる周方向主溝214と、この周方向主溝214と交差する横方向主溝216とによって区画される複数の矩形状のブロック218が設けられている。
【0060】
図2及び図3に示すように、ブロック218には、隠れ溝220が形成されている。
【0061】
本実施形態の隠れ溝220は、ブロック218の高さ方向中間部をタイヤ幅方向に沿って(踏面と平行)直線状に貫通している。
【0062】
隠れ溝220は、タイヤ幅方向に沿って直線状に延び、踏面に対して直角で、互いに平行に対向する一対の幅狭溝部220Aを備えると共に、これら一対の幅狭溝部220Aのタイヤ径方向内側端部同士が踏面と平行とされた幅狭連結溝部220Bで連結されている。このため、隠れ溝220は、長手方向直角断面形状が略コ字形状を呈している。
【0063】
なお、幅狭溝部220A及び幅狭連結溝部220Bの溝幅は、各々1mm以下であることが好ましい。
【0064】
また、一方の幅狭溝部220Aと他方の幅狭溝部220Aとの互いの最も遠い側の溝壁面同士の間隔Tが3mm〜15mmであることが好ましい。
【0065】
さらに、幅狭溝部220Aは、タイヤ径方向の長さhが2mm以上であることが好ましい。
【0066】
本実施形態のブロック218は、タイヤ周方向の長さL1 が30mm、タイヤ幅方向の長さL2 が20mm、高さHが9mmである。
【0067】
また、幅狭溝部220A及び幅狭連結溝部220Bの溝幅は、各々0.5mmである。
【0068】
また、一方の幅狭溝部220Aと他方の幅狭溝部220Aとの互いの最も遠い側の溝壁面同士の間隔Tは5mm、幅狭溝部220Aのタイヤ径方向の長さhは4mmである。
【0069】
また、幅狭溝部220Aのタイヤ径方向外側端の踏面からの深さDは3mmである。
(作用)
次に、本実施形態のタイヤ11の作用を説明する。
【0070】
このタイヤ11の新品時(図1(A)参照)では、隠れ溝220がブロック218の踏面に表れていないため、ブロック218は分割されることなく高い剛性が保たれる。このため、新品時のハンドリング性能を低下させることはない。
【0071】
走行によりブロック218がある程度摩耗し、図1(B)に示すように幅狭溝部220Aのタイヤ径方向外側端部が踏面に表れると、一対の幅狭溝部220Aと幅狭連結溝部220Bとで囲まれる部分が図1(C)に示すようにブロック218から脱落してブロック218の踏面に溝222(溝幅T、溝深さh)が表れる。
【0072】
この溝222は、ウエット路面走行時に、ブロック218と路面との間の水を周方向主溝214へ排水することができる。
【0073】
トレッド11Cが摩耗すると、周方向主溝214及び横方向主溝216の容積が減少してウエット性能は低下する方向となるが、摩耗途中でブロック218の踏面に溝222が表れるので、この溝222の排水作用により周方向主溝214及び横方向主溝216の容積減少に伴うウエット性能の低下を抑制する。このため、新品時から摩耗末期まで高いウエット性能を維持することができる。
【0074】
なお、ブロック218が摩耗すると、ブロック218の高さが低くなりブロック剛性は新品時よりも高くなるため、溝222の出現によるブロック剛性の低下があっても操縦性が低下することは無い。
【0075】
また、溝222が踏面に表れることにより、雪上トラクション性能、氷上性能を向上することもできる。
【0076】
なお、幅狭溝部220A及び幅狭連結溝部220Bの溝幅が1mmを越えると、ブロック218に接地時にも閉塞しない空間が生じ、接地時に変形し易くなり、操縦性低下、偏摩耗等を生じる虞れがある。
【0077】
ここで、溝222の幅(T)が3mm未満では、十分な排水性が得られなくなる。
【0078】
一方、溝222の幅(T)が15mmを越えると、ブロック剛性が低下し過ぎたり、踏面接地面積の減少が生じ好ましくない。
【0079】
また、溝222が出現した際の溝222の深さ(h)が2mm未満では、十分な排水性が得られなくなる。
【0080】
上記実施形態では、隠れ溝220がタイヤ幅方向に直線状に延びており、本発明はこれに限らず、隠れ溝220はタイヤ周方向に延びていても良く、図4に示すように湾曲していても良い。
(加硫用モールド)
次に、上記タイヤ11を成形する加硫用モールドの実施形態を図5乃至図10にしたがって説明する。
【0081】
本実施形態の加硫用モールドは、図4に示すように、湾曲した隠れ溝220を形成するものである。
【0082】
図5に示すように、加硫用モールド10は、タイヤ11の片側を成形する上型12と、タイヤ11の他の片側を成形する下型14を備えている。
【0083】
なお、この加硫モールド10は、通常の加硫モールドとはトレッド成形部分のみが異なるため、通常の加硫モールドと異なる点のみを以下に説明する。なお、下記説明以外の部分に関しては通常の加硫モールドと同様の構造であるので詳細な説明は省略する。
【0084】
図5に示すように、下型14の外周面には、周方向に沿って軸受82が複数形成されている(図示はしないが上型12も同様に軸受82が複数形成されている。)。
【0085】
図5乃至図7に示すように、軸受82には、下型14の外周面の接線方向に延びる軸84が取り付けられている。この軸84には、2つの隠れ溝形成用ブレード保持ギア86が回転自在に支持されている。
【0086】
隠れ溝形成用ブレード保持ギア86は、軸84から半径方向外側へ延びる腕部86Aと、腕部86Aの先端側に一体的に形成される円弧部86Bを備え、円弧部86Bの外周側にはギア88が形成されている。
【0087】
腕部86Aの中間には、円弧状に形成された薄肉の隠れ溝形成用ブレード90が取り付けられている。
【0088】
また、円弧部86B及び隠れ溝形成用ブレード90の曲率中心は軸84の回転中心と一致している。
【0089】
図5に示すように、2つの隠れ溝形成用ブレード保持ギア86は、互いに反対向きに支持されている。
【0090】
図7に示すように、上型12及び下型14には、外周面から陸部形成用凹部22の側壁面へ貫通する円弧状の隠れ溝形成用ブレード挿入孔92が形成されており、前述した隠れ溝形成用ブレード90は隠れ溝形成用ブレード挿入孔92に対して出入り自在となっている。
【0091】
図5に示すように、上型12及び下型14の軸方向外側には、小移動リング94S及び大移動リング94Lが配置されている(図5では片側のみ図示)。
【0092】
小移動リング94Sは、シリンダ96Aに取り付けられて軸方向に移動可能となっており、大移動リング94Lは、シリンダ96Bに取り付けられて軸方向に移動可能となっている。
【0093】
小移動リング94S及び大移動リング94Lには、各々軸方向に沿って延びるラック98が取り付けられている。
【0094】
小移動リング94Sに取り付けられたラック98は、図5の矢印L方向側の隠れ溝形成用ブレード保持ギア86のギア88にかみ合っており、大移動リング94Lに取り付けられたラック98は、図5の矢印R方向側の隠れ溝形成用ブレード保持ギア86のギア88にかみ合っている。
【0095】
次に、本実施例の作用を説明する。
【0096】
先ず、加硫用モールド10に生タイヤを装填する前に、図7に示すように2つの隠れ溝形成用ブレード90の先端同士を接触させておく。
【0097】
次に、生タイヤを上型12と下型14との間に配置して閉じ、生タイヤの内方に配置したブラダー(図示せず)に加熱流体を供給して膨張させ、上型12及び下型14を加熱する。
【0098】
ブラダーが膨張すると、ブラダーが生タイヤを内側から押圧し、生タイヤの外面のゴム99が上型12及び下型14の内面に密着する(図8参照)。
【0099】
所定時間が経過して加硫が終了した後、小移動リング94Sと大移動リング94Lとを互いに逆方向に移動し(図5の矢印方向)、図9に示すように隠れ溝形成用ブレード90を陸部形成用凹部22から引き抜き、その後、上型12と下型14とを分離して加硫の終了したタイヤ11を外す(図10参照)。
【0100】
タイヤ11のトレッド11Cのブロック218には、図4に示すように、踏面には露出しない円弧状に延びる隠れ溝220が形成される。
【0101】
次に、加硫用モールドの他の実施形態を図11及び図12にしたがって説明する。なお、前述した実施形態と同一構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
【0102】
図11に示すように、上型12及び下型14の軸方向両側部には、略コ字状の孔116が周方向に複数形成されている。
【0103】
図12に示すように、この孔116は、タイヤ幅方向(矢印W方向)に沿って直線状に貫通形成されており、タイヤ11のブロック218を形成するための陸部形成用凹部22の側壁面に開口している。
【0104】
上型12及び下型14の軸方向両側部には、各々リング状の隠れ溝形成用ブレード保持板118が配置されており、隠れ溝形成用ブレード保持板118には、孔116に出入り可能とされた軸方向に沿って直線状に延びる隠れ溝形成用ブレード120が複数取り付けられている。
【0105】
隠れ溝形成用ブレード120は、金属板をプレス成形等して作製されており、隠れ溝220を形成するため長手方向直角断面が略コ字形状を呈している。
【0106】
この隠れ溝形成用ブレード保持板118は、シリンダ122によって軸方向に移動可能となっている。
【0107】
本実施形態では、図12に示すように隠れ溝形成用ブレード120を陸部形成用凹部22内に進入させた状態でタイヤ11を加硫し、加硫後に隠れ溝形成用ブレード120を引き抜いてタイヤ11を取り出す。
【0108】
これにより、タイヤ11のブロック218に、図3に示すようなタイヤ幅方向(矢印W方向)に沿って直線状に延びる隠れ溝220を形成することができる。
【0109】
なお、上記実施形態では、隠れ溝220の断面形状及び隠れ溝形成用ブレード120の断面形状が各々略コ字形状であり、一つのブロック218に1個の隠れ溝220が形成されていたが、本発明はこれに限らず、図13及び図14に示すような他の断面形状であっても良いく、一つのブロック218に複数形成されていても良い。
【0110】
また、少なくとも、隠れ溝220の幅狭溝部220Aが踏面に露出した際に、一対の幅狭溝部220Aで挟まれる部分が脱落すれば良く、幅狭溝部220Aの下端部(半径方向内側端部)同士は、必ずしも溝で連結されていなくても良く、図15及び図16に示すように、下端部同士が互いに接近して、走行により下端部間のゴム部分が切断されれば良い。
(試験例)
本発明の効果を確かめるために、本発明の適用された実施例のタイヤ、比較例のタイヤ及び従来例のタイヤを用意し、ドライ路面での操縦安定性試験とウエット路面での操縦安定性試験とを実施した。
【0111】
なお、何れのタイヤもタイヤサイズは215/60R15である。
【0112】
これらの試験タイヤは、前述した実施形態のタイヤと同寸法のブロック(20mm×30mm×9mm)をトレッドに備えている。
【0113】
ここで、実施例のタイヤとは、ブロックに隠れ溝を備える前述した実施形態のタイヤ(図1〜図3参照)であり、比較例のタイヤは、図17に示すように、ブロック218にタイヤ半径方向の寸法hが4mm(D=3mm)、幅Tが5mmのタイヤ幅方向に貫通する角孔300の形成されたタイヤであり、従来例のタイヤは、ブロックに溝が一切形成されていないタイヤである。
【0114】
ドライ路面での操縦安定性試験は、試験タイヤの装着された乗用車をテストドライバーが乾燥したテストコースにて走行させ、フィーリング評価を行った。
【0115】
一方、ウエット路面での操縦安定性試験は、ブロックを3mm摩耗させた後(即ち、実施例及び比較例のタイヤではブロック中央に溝が出現した時)のタイヤの装着された乗用車をテストドライバーが水深2mmのテストコースにて走行させ、フィーリング評価を行った。
【0116】
操縦安定性試験の評価は以下の表1に記載した通りである。評価は、何れも試験も従来例の新品時を0点とし、+5点が最も良く、マイナス5点が最も悪いことを示している。
【0117】
【表1】
Figure 0004593710
【0118】
上記試験の結果が示す通り、本発明の適用された実施例のタイヤは、溝の形成されていないブロックを備えた従来例のタイヤと同等のドライ操縦安定性を有し、ウエット路面走行では従来例のタイヤよりも操縦安定性が向上しているのが分かる。
【0119】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のタイヤ加硫方法は新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性能、特に、ウエット性能を確保できる空気入りタイヤを効率的に製造できる、という優れた効果を有する。
【0120】
本発明の加硫用モールドは上記の構成としたので、新品時の操縦安定性を確保しつつ、摩耗後の走行性能、特に、ウエット性能を確保できる空気入りタイヤを効率的に製造できる、という優れた効果を有する。
【0121】
また、本発明の隠れ溝形成用ブレードは上記の構成としたので、空気入りタイヤのブロックに、摩耗時に表れる溝を形成するための隠れ溝を容易に形成できる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)乃至(C)は、本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤのブロックの摩耗過程を示す説明図である。
【図2】 本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤのトレッドの平面図である。
【図3】 本発明の第1の実施形態に係る空気入りタイヤの新品時のブロックの斜視図である。
【図4】 他の実施形態に係る空気入りタイヤの隠れ溝の形成されたブロックの斜視図である。
【図5】 本発明の一実施形態に係る加硫用モールドの一部を示す斜視図である。
【図6】 加硫用モールドの隠れ溝形成用ブレード保持ギア近傍の一部断面図である。
【図7】 隠れ溝形成用ブレード保持ギアの初期状態を示す説明図である。
【図8】 加硫時の隠れ溝形成用ブレード保持ギアの状態を示す説明図である。
【図9】 隠れ溝形成用ブレードを抜いた状態の隠れ溝形成用ブレード保持ギアを示す説明図である。
【図10】 タイヤを取り出す状態を示す説明図である。
【図11】 本発明の他の実施形態に係る加硫用モールドの斜視図である。
【図12】 本発明の他の実施形態に係る加硫用モールドの要部の断面図である。
【図13】 本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタイヤのブロックの側面図である。
【図14】 本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタイヤのブロックの側面図である。
【図15】 本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタイヤのブロックの側面図である。
【図16】 本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタイヤのブロックの側面図である。
【図17】 本発明の更に他の実施形態に係る空気入りタイヤのブロックの側面図である。
【符号の説明】
10 加硫用モールド
11 タイヤ
11C トレッド部
22 陸部形成用凹部
82 軸受(駆動手段)
84 軸(駆動手段)
86 保持ギア(駆動手段)
90 隠れ溝形成用ブレード
92 隠れ溝形成用ブレード挿入孔(孔)
94S 小移動リング(駆動手段)
94L 大移動リング(駆動手段)
96A シリンダ(駆動手段)
96B シリンダ(駆動手段)
98 ラック(駆動手段)
116 孔
118 隠れ溝形成用ブレード保持板(駆動手段)
120 隠れ溝形成用ブレード(凹部形成部材)
122 シリンダ(駆動手段)
128 孔
218 ブロック(陸部)

Claims (5)

  1. 内周面に形成されタイヤのトレッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部と、
    前記陸部形成用凹部の底部からは離間して前記陸部形成用凹部の側壁面に開口する孔と、
    前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出可能に設けられ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠れ溝形成用ブレードと、
    前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成凹部に対して出没させる駆動手段と、を備え、
    前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えていることを特徴とする加硫用モールド。
  2. 前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底部に対して平行に移動することを特徴とする請求項1に記載の加硫用モールド。
  3. 内周面に形成されタイヤのトレッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部と、
    前記陸部形成用凹部の底部からは離間して前記陸部形成用凹部の側壁面に開口する孔と、
    前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出可能に設けられ前記陸部に隠れ溝を形成するための隠れ溝形成用ブレードと、
    前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成凹部に対して出没させる駆動手段と、を備え、
    前記隠れ溝形成用ブレードは、前記陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備えた加硫用モールドを用い、タイヤを加硫する前に前記隠れ溝形成用ブレードを前記孔から前記陸部形成用凹部の内方に突出させ、タイヤ加硫終了後に前記隠れ溝形成用ブレードをタイヤから引き抜くことを特徴とするタイヤ加硫方法。
  4. 前記隠れ溝形成用ブレードを陸部形成用凹部の底部に対して平行に移動することを特徴とする請求項3に記載のタイヤ加硫方法。
  5. タイヤのトレッド部に陸部を形成するための陸部形成用凹部を備えた加硫用モールドに用いられる隠れ溝形成用の隠れ溝形成用ブレードであって、
    前記陸部形成用凹部の底部側とは反対側の端部同士が連結ないし近接したタイヤ径方向に沿って延びる互いに対向する一対の薄肉板状部を備え、前記薄肉板状部は陸部形成用凹部の底部から離間して配置されることを特徴とする隠れ溝形成用ブレード。
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