JP4592623B2 - 通信システム - Google Patents

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Description

本発明は通信システムに関し、特にIP(Internet Protocol)による情報通信を行う通信システムに関する。
近年、交換システム、移動体通信システムなどのあらゆる情報通信システムの多くに、IPを基本とする通信が行われており、IP通信の重要性はさらに増大しつつある。また、これらのIP通信機能を有するシステムには、状態監視や運用設定などのメンテナンスを行うことが必須である。
図13は従来のIPシステムの概略構成を示す図である。IPシステム5は、IP通信装置50と、遠隔に位置する外部保守端末50aとから構成される。IP通信装置50は、保守・運用ボード51、LAN(Local Area Network)スイッチボード52、外部LANインタフェースボード53、通信処理ボード54−1〜54−nから構成される。
外部LANインタフェースボード53は、IP通信装置50と外部保守端末50aとを接続するためのインタフェースボードであり、LANスイッチボード52は、装置内の各種ボードをスイッチング接続するためのボードである。
保守・運用ボード51は、外部保守端末50aと通信を行って、IP通信装置50の保守・運用を行うボードであり、通信処理ボード54−1〜54−nは、例えば、呼処理や他のシステムとの通信インタフェース等を行うボードである。また、外部保守端末50aは、保守・運用ボード51と通信を行って、IP通信装置50の状態監視や運用設定などのメンテナンスを行う。
ここで、通常、外部保守端末50aは、グローバルなアドレスを持つ通信機器であり、IP通信装置50はローカルなアドレスを持つ複数ボードで構成される装置であって、具体的には、外部保守端末50aにはグローバルMAC(Media Access Control)アドレスが割り振られており、保守・運用ボード51を含むIP通信装置50内の各種ボードには、ローカルMACアドレスが割り振られている。
グローバルMACアドレスは、一意に割り振られたパブリックなアドレスであり、ローカルMACアドレスは、ユーザが割り振ったアドレス、例えば、ボードのスロット/シェルフの搭載位置などで割り振ったアドレスである。
このように、外部保守端末50aのアドレスと、IP通信装置50内部の各ボードのアドレスとは、アドレス形式が互いに異なっており、外部保守端末50aのグローバルMACアドレスは、IP通信装置50内では使えないので、このままの状態では、外部保守端末50aとIP通信装置50とは接続(通信)できないことになる。
このため、従来では、外部保守端末50aとIP通信装置50が接続するために、グローバルMACアドレスとローカルMACアドレスを互いに変換する機能を持つ専用ボードを設けて対処していた。すなわち、従来のIPシステム5では、図に示すように、グローバルMACアドレスとローカルMACアドレスとを互いに変換する機能を持つ専用ボードとして、外部LANインタフェースボード53を設けていた。
これにより、外部保守端末50aが保守・運用ボード51と接続して通信を行う際には、一旦、IP通信装置50内の外部LANインタフェースボード53を介して、外部LANインタフェースボード53内部のCPUのソフトウェア制御にもとづくアドレス変換が行われることにより、外部グローバルな端末である外部保守端末50aと、システム内のローカル装置である保守・運用ボード51との間でIP通信を実現可能としていた。
従来のIP通信技術として、グローバルMACアドレスとローカルMACアドレスとを変換して通信を行う技術が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開平11−27310号公報(段落番号〔0018〕〜〔0028〕,第1図)
しかし、上記のような従来のIPシステム5では、以下の(1)〜(4)のような問題点があった。
(1)外部LANインタフェースボード53が障害になった場合、外部保守端末50aと保守・運用ボード51間の通信が切断されるため、外部LANインタフェースボード53の復旧までの間、システム障害情報を外部保守端末50aへ通知できない。
(2)常に、外部保守端末50aとの通信に、外部LANインタフェースボード53が介在し、外部LANインタフェースボード53のCPUによるソフトウェア制御によって通信処理を行っていたため、大容量のファイル転送やシステム障害Logの収集に時間がかかり、迅速なメンテナンスができない。
(3)外部保守端末50aと保守・運用ボード51との間で大容量の通信を行う場合、外部LANインタフェースボード53内部のCPUの処理能力が増加し、CPU使用率超過による外部保守端末50aとの通信切断の発生のおそれがあった。
(4)外部保守端末50aとの接続のために、必ず専用の外部LANインタフェースボード53が必要であり、システム機器コストが増加する。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、アドレス変換を行う専用ボードをなくして、アドレス形式が互いに異なる複数の装置を容易に接続して、通信の実行を可能にした通信システムを提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すような、情報通信を行う通信システム1において、グローバルアドレスを有して、外部から対象装置の保守を行う外部保守端末10aと、装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、ボードには、外部保守端末10aと通信を行って装置内の保守・運用を行う保守・運用ボード11と、ボード間での通信を行う場合には、ボード間をスイッチング接続し、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とで通信を行う場合には、外部保守端末10aと直接接続して、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とのスイッチング接続を行うスイッチボード12とが含まれる通信装置10とを有し、スイッチボード12は、ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されているローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、外部保守端末10aと保守・運用ボード11との通信を確立させる場合には、外部保守端末10aが有するグローバルアドレスとはアドレス形式が異なるローカルアドレスを有する保守・運用ボード11に外部保守端末10aを接続するために、外部保守端末10aと接続する場合にのみ使用する特定アドレスを自己に設定し、グローバルアドレスと特定アドレスとを互いに変換することで、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とのスイッチング接続を行うことを特徴とする通信システム1が提供される。
ここで、外部保守端末10aは、グローバルアドレスを有して、外部から対象装置の保守を行う。保守・運用ボード11は、外部保守端末10aと通信を行って装置内の保守・運用を行う。スイッチボード12は、ボード間での通信を行う場合には、ボード間をスイッチング接続し、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とで通信を行う場合には、外部保守端末10aと直接接続して、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とのスイッチング接続を行う。また、スイッチボード12は、ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されているローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、外部保守端末10aと保守・運用ボード11との通信を確立させる場合には、外部保守端末10aが有するグローバルアドレスとはアドレス形式が異なるローカルアドレスを有する保守・運用ボード11に外部保守端末10aを接続するために、外部保守端末10aと接続する場合にのみ使用する特定アドレスを自己に設定し、グローバルアドレスと特定アドレスとを互いに変換することで、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とのスイッチング接続を行う。
本発明の通信システムは、スイッチボードでは、ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されているローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、外部保守端末と保守・運用ボードとの通信を確立させる場合には、外部保守端末が有するグローバルアドレスとはアドレス形式が異なるローカルアドレスを有する保守・運用ボードに外部保守端末を接続するために、外部保守端末と接続する場合にのみ使用する特定アドレスを自己に設定し、グローバルアドレスと特定アドレスとを互いに変換することで、外部保守端末と保守・運用ボードとのスイッチング接続を行う構成とした。これにより、アドレス変換を行う専用のボードをなくすことができるので、アドレス形式が互いに異なる複数の装置を容易に接続して、通信を実行することが可能になり、また迅速な保守・運用を行うことが可能になる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は通信システムの原理図である。通信システム1は、通信装置10と外部保守端末10aから構成されるシステムである。外部保守端末10aは、グローバルアドレスを有して、外部から対象装置(通信装置10)の保守を行う。
通信装置10には、装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、そのボードの中には、保守・運用ボード11、スイッチボード12、通信処理ボード13−1〜13−nが含まれる。すなわち、保守・運用ボード11、スイッチボード12、通信処理ボード13−1〜13−nには、通信装置10固有のローカルアドレスが付与されている。
保守・運用ボード11は、外部保守端末10aと通信を行って装置内(通信装置10内)の保守・運用を行う。スイッチボード12は、ボード間での通信(通信処理ボード13−1〜13−n間での通信、または保守・運用ボード11と通信処理ボード13−1〜13−nとの通信)を行う場合には、ボード間をスイッチング接続して通信を確立する。
例えば、通信処理ボード13−1と通信処理ボード13−nとが互いに通信を行う場合は、この2つのボードをスイッチング接続したり、保守・運用ボード11と通信処理ボード13−1とが互いに通信を行う場合は、この2つのボードをスイッチング接続したりする。
また、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とで通信を行う場合には、スイッチボード12は、外部保守端末10aと直接接続して、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とのスイッチング接続を行う。
ここで、スイッチボード12は、通信装置10内部のボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されているローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続する。
一方、外部保守端末10aと保守・運用ボード11との通信を確立させる場合には、外部保守端末10aが有するグローバルアドレスとはアドレス形式が異なるローカルアドレスを有する保守・運用ボード11に外部保守端末10aを接続するために、外部保守端末10aと接続する場合にのみ使用する特定アドレスを自己(スイッチボード12自身)に設定する。そして、グローバルアドレスと特定アドレスとを互いに変換することで、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とのスイッチング接続を可能にする(以下、グローバルアドレスから特定アドレスへの変換、または特定アドレスからグローバルアドレスへの変換を擬似ルーティングとも呼ぶ)。
次に通信システム1の具体的な構成及び動作について説明する。図2は通信システム1の構成を示す図である。通信システム1(以下、IPシステム1と呼ぶ)は、通信装置10(以下、IP通信装置10と呼ぶ)と、遠隔に位置する外部保守端末10aとから構成される。
IP通信装置10は、保守・運用ボード11、スイッチボード12(以下、LANスイッチボード12と呼ぶ)、呼処理ボード13a、呼処理サービスボード13b、ATM(Asynchronous Transfer Mode)インタフェースボード13c、アドレス設定部14などから構成され、各ボード間でイーサネットフレーム(イーサネットは登録商標)の転送を行ってローカルIP通信を行う。
外部保守端末10aは、IP通信装置10内のLANスイッチボード12と直接接続し、LANスイッチボード12を介して、保守・運用ボード11と通信を行って、IP通信装置10の状態監視や運用設定などのメンテナンスを行う。例えば、外部保守端末10aは、ユーザから設定されたコマンドを保守・運用ボード11へ送信したり、または、保守・運用ボード11で監視されたIP通信装置10内の状態を、端末画面に表示したりする。
保守・運用ボード11は、外部保守端末10aとの通信を行うためのアプリケーションが搭載され、外部保守端末10aから送信されたコマンドを装置内に設定したり、装置の運用状態を外部保守端末10aへ通知したりする機能を持ち、各ボードの障害検出や障害復旧時のボード再開処理なども行う。
LANスイッチボード12は、CPU12a、L2/L3テーブル12b、スイッチ制御部12c、障害検出部12dから構成される。CPU12aは、IP通信装置10の初期設定時に、スイッチング接続に必要なアドレス情報を内部(L2/L3テーブル12b)に設定するためのソフトウェア制御を行う。L2/L3テーブル12bは、アドレス情報が設定されて、アドレス変換を行うためのテーブルである(L2/L3テーブル12bを用いたアドレス変換については図5、図6で後述)。
スイッチ制御部12cは、設定されたアドレス情報にもとづいてハードウェア制御によりスイッチング接続を行う。すなわち、IP通信装置10内のすべてのボード間通信及び保守・運用ボード11と外部保守端末10aとの通信は、LANスイッチボード12のスイッチ制御部12cによって行われるが、その場合のスイッチ制御は、スイッチ制御部12cのハードウェア制御によって行われる。具体的には、あるボードから送信されたイーサネットフレームの宛先MACアドレスを見て、そのMACアドレスが接続されている送信先ポートへイーサネットフレームを転送する。障害検出部12dは、CPU12aのソフトウェア制御障害を検出する。詳細は図9で後述する。
呼処理ボード13aは、呼処理を制御するボードであり、呼処理サービスボード13bは、呼毎にサービスを提供するボードである。ATMインタフェースボード13cは、ATMシステムと接続するためのインタフェース処理を行う。なお、ATMインタフェースボード13cと接続する外部装置(例えば、移動体通信システムのノードB(基地局)など)は、外部保守端末10aとの通信を行うことが可能である。
アドレス設定部14は、IP通信装置10の初期設定時に、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とが接続するために必要なアドレス情報として、LANスイッチボード12に設定すべき特定アドレスと、保守・運用ボード11及びLANスイッチボード12に設定すべきグローバルアドレスとを送信する(図7のシーケンス図で後述)。なお、アドレス設定部14は、IP通信装置10に設けられているデータベースであって、ボード内、例えば、保守・運用ボード11の内部に含まれる構成としてもよい。
次に外部保守端末10aと保守・運用ボード11との間で行われるイーサネットフレームの転送について説明する。図3はイーサネットフレーム転送の様子を示す図である。なお、図中の略称は、DMA:Destination MAC Address、SMA:Source MAC Address、DIA:Destination IP Address、SIA:Source IP Addressである。
最初に、外部保守端末10a、保守・運用ボード11、LANスイッチボード12のそれぞれに設定されているアドレスを示すと(図に示す設定アドレスすべてが、外部保守端末10aと保守・運用ボード11との間のイーサネットフレーム転送に用いられるものではない)、外部保守端末10aのグローバルMACアドレスを“H”、グローバルIPアドレスを“I”とする。保守・運用ボード11のローカルMACアドレスを“A”、ローカルIPアドレスを“B”、グローバルIPアドレスを“C”とする。
また、LANスイッチボード12のローカルMACアドレスを“D”、ローカルIPアドレスを“E”、グローバルMACアドレスを“F”、グローバルIPアドレスを“M”とし、さらに、保守・運用ボード11と外部保守端末10aとを接続する場合にのみ使用する特定アドレスとして、MACアドレス(ローカルMACアドレス)=“G”が設定されるとする。
なお、保守・運用ボード11及びLANスイッチボード12にグローバルなアドレスが設定されているが、これらのグローバルアドレスと、特定アドレスとはIP通信装置10の初期設定時にアドレス設定部14から設定されるものである(図7のシーケンス図で後述)。
まず、外部保守端末10aから保守・運用ボード11へのフレーム転送について説明する。外部保守端末10aからのイーサネットフレーム(第1のフレーム)のMAC構成は、宛先MACアドレス(DMA)にLANスイッチボード12のグローバルMACアドレス“F”を設定し、送信元MACアドレス(SMA)に外部保守端末10aのグローバルMACアドレス“H”を設定する。
IP構成は、宛先IPアドレス(DIA)に保守・運用ボード11のグローバルIPアドレス“C”を設定し、送信元IPアドレス(SIA)に外部保守端末10aのグローバルIPアドレス“I”を設定する。
このように設定されたイーサネットフレームは、直接、LANスイッチボード12で終端され、宛先MACアドレス(DMA)を保守・運用ボード11のローカルMACアドレス“A”に変換し、またグローバルアドレス/特定アドレス変換処理(擬似ルーティング)にもとづいて、送信元MACアドレス(SMA)をLANスイッチボード12のMACアドレス“G”に変換する。すなわち、外部保守端末10aのグローバルMACアドレス“H”を特定アドレス(ローカルMACアドレス)“G”に変換する。なお、宛先IPアドレス(DIA)と送信元IPアドレス(SIA)の変更はない。このようにアドレス変換されたイーサネットフレーム(第2のフレーム)は、保守・運用ボード11へ送信される。
また、LANスイッチボード12で行う上記のスイッチ制御(アドレス変換)は、L2/L3テーブル12bによって行われ、L3テーブルによって、宛先MACアドレス(DMA)が割り付けられたポート(保守・運用ボード11のLANポート)へフレームは転送される。
一方、保守・運用ボード11から外部保守端末10aへのフレーム転送については、保守・運用ボード11からのイーサネットフレームのMAC構成は、宛先MACアドレス(DMA)にLANスイッチボード12のMACアドレス“G”を設定し、送信元MACアドレス(SMA)に保守・運用ボード11のローカルMACアドレス“A”を設定する。
また、IP構成は、宛先IPアドレス(DIA)に外部保守端末10aのグローバルIPアドレス“I”を設定し、送信元IPアドレス(SIA)に保守・運用ボード11のグローバルIPアドレス“C”を設定する。
このように設定されたイーサネットフレームは、LANスイッチボード12へ送信され、擬似ルーティングにもとづいて、宛先MACアドレス(DMA)の“G”を外部保守端末10aのグローバルMACアドレス“H”に変換する。また、送信元MACアドレス(SMA)の“A”をLANスイッチボード12のグローバルMACアドレス“F”に変換する。なお、宛先IPアドレス(DIA)と送信元IPアドレス(SIA)の変更はない。
LANスイッチボード12で行う上記のスイッチ制御は、L2/L3テーブル12bにもとづき行われ、L3テーブルによって、宛先MACアドレスが割り付けられたポート(外部保守端末10aのLANポート)へフレームは転送される。
なお、上記のスイッチ制御(MACアドレス変換)は、ソフトウェア制御によるものではなく、LANスイッチボード12のスイッチ制御部12cでのハードウェアスイッチングによって行われるものである。
参考までに従来システムのフレーム転送を図4に示す。図4は外部LANインタフェースボードが設けられるシステム上でのフレーム転送を示す図である。外部保守端末50aは、外部LANインタフェースボード53を介して、LANスイッチボード52及び保守・運用ボード51と接続して通信を行う。
なお、外部保守端末50aのグローバルMACアドレス=G、グローバルIPアドレス=Hとし、外部LANインタフェースボード53のローカルMACアドレス=D、ローカルIPアドレス=E、グローバルMACアドレス=Fとし、保守・運用ボード51のローカルMACアドレス=A、ローカルIPアドレス=B、グローバルIPアドレス=Cとした。
図5はスイッチ制御を示すフローチャートである。外部保守端末10aから保守・運用ボード11へのLANスイッチボード12における図3でのスイッチ制御を示している。
〔S1〕入力フレームの宛先MACアドレス(DMA)が、Fか否かをL2テーブルにもとづき検索する。Fでなければフレームを廃棄し、FならばステップS2へいく。
〔S2〕入力フレームの宛先IPアドレス(DIA)が、Cか否かをL3テーブルにもとづき検索する。Cでなければフレームを廃棄し、CならばステップS3へいく。
〔S3〕宛先MACアドレス(DMA)のFをAに変換し、送信元MACアドレス(SMA)のHをGへ変換する。
〔S4〕ポートテーブルを参照し、保守・運用ボード11の該当ポートへフレームを出力する。
図6はスイッチ制御を示すフローチャートである。保守・運用ボード11から外部保守端末10aへのLANスイッチボード12における図3でのスイッチ制御を示している。
〔S11〕入力フレームの宛先MACアドレス(DMA)が、Gか否かをL2テーブルにもとづき検索する。Gでなければフレームを廃棄し、GならばステップS12へいく。
〔S12〕入力フレームの宛先IPアドレス(DIA)が、Iか否かをL3テーブルにもとづき検索する。Iでなければフレームを廃棄し、IならばステップS13へいく。
〔S13〕宛先MACアドレス(DMA)のGをHに変換し、送信元MACアドレス(SMA)のAをFへ変換する。
〔S14〕ポートテーブルを参照し、外部保守端末10aの該当ポートへフレームを出力する。なお、L2/L3テーブル12bの設定はLANスイッチボード12のCPU12aによって行われる。
次にIPシステム1のIP通信確立までのシーケンスについて説明する。図7はIP通信確立までのシーケンスを示す図である。ここで、保守・運用ボード11は、ローカルMACアドレス=AとローカルIPアドレス=Bのアドレスはあらかじめ固定的に持っており、LANスイッチボード12は、ローカルMACアドレス=DとローカルIPアドレス=EとグローバルMACアドレス=Fのアドレスはあらかじめ固定的に持っており、外部保守端末10aは、グローバルMACアドレス=HとグローバルIPアドレス=Iのアドレスはあらかじめ固定的に持っているものとする。
なお、IP通信装置10内の各ボードは、基本的にはローカルアドレスが付されるので、LANスイッチボード12のグローバルMACアドレス=Fは、初期設定後にアドレス設定部14から通知されるようにしてもよい。
〔S21〕IP通信装置10の各ボード及び外部保守端末10aは、電源投入後にハードウェア及びソフトウェアにより初期化処理が実行される。
〔S22a〕アドレス設定部14は、保守・運用ボード11に対して、保守・運用ボード11のグローバルIPアドレス=Cを送信する。
〔S22b〕アドレス設定部14は、LANスイッチボード12に対して、LANスイッチボード12のグローバルIPアドレス=M、外部保守端末10aのグローバルIPアドレス=I、擬似ルーティングを行う際の特定アドレスであるMACアドレス=Gを送信する。
〔S22c〕保守・運用ボード11は、ローカルMACアドレス=AをLANスイッチボード12へ送信する。
〔S23〕LANスイッチボード12のCPU12aは、通知されたアドレス情報をメモリに格納する。
〔S24〕LANスイッチボード12は、外部保守端末10aのグローバルMACアドレスを知るために、ARP(Address Resolution Protocol)要求を外部保守端末10aへ送信し、外部保守端末10aはARP応答により、自身のグローバルMACアドレス=Hを返信する(図8で後述)。
〔S25〕LANスイッチボード12は、ARP通信によって取得した外部保守端末10aのグローバルMACアドレス=Hをメモリに格納する。
〔S26〕LANスイッチボード12は、外部保守端末10aから保守・運用ボード11へのフレーム転送に必要なアドレスの設定を行う。具体的には、以下の(a)〜(d)の内容を設定する。
(a)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL2テーブルに、LANスイッチボード12のグローバルMACアドレス“F”と、出力先ポート番号を設定。
(b)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL3テーブルに、保守・運用ボード11のグローバルIPアドレス“C”を設定。
(c)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL3テーブルに、保守・運用ボード11のローカルMACアドレス“A”を設定。
(d)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL3テーブルに、擬似ルーティングのMACアドレス“G”を設定。
〔S27〕LANスイッチボード12は、保守・運用ボード11から外部保守端末10aへのフレーム転送に必要なアドレスの設定を行う。具体的には、以下の(e)〜(h)の内容を設定する。
(e)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL2テーブルに擬似ルーティングのMACアドレス“G”と出力先ポート番号を設定。
(f)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL3テーブルに、外部保守端末10aのグローバルIPアドレス“I”を設定。
(g)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL3テーブルに、外部保守端末10aのグローバルMACアドレス“H”を設定。
(h)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL3テーブルに、LANスイッチボード12のグローバルMACアドレス“F”を設定。
〔S28〕ステップS26、S27の設定にもとづいて、LANスイッチボード12内でアドレス変換、スイッチ制御が行われることにより、保守・運用ボード11と外部保守端末10aとの間でIP通信が確立する。
図8はARP通信を示す図である。IP通信装置10は、保守・運用ボード11と外部保守端末10aとがIP通信を行う前には、ARP通信により、外部保守端末10aのグローバルMACアドレス“H”をあらかじめ取得しておく必要がある。
LANスイッチボード12は、ARP要求として、宛先MACアドレス(DMA)にall“F”(=all“1”)を設定し、送信元MACアドレス(SMA)にグローバルMACアドレス=Fを設定し、宛先IPアドレス(DIA)に外部保守端末10aのグローバルIPアドレス=Iを設定し、送信元IPアドレス(SIA)にLANスイッチボード12のグローバルIPアドレス=Mを設定したARP要求フレームを外部保守端末10aに送信する(IとMは、アドレス設定部14からすでに通知されて認識済み)。
外部保守端末10aは、ARP要求フレームを受信すると、宛先MACアドレス(DMA)にLANスイッチボード12のグローバルMACアドレス=Fを設定し、送信元MACアドレス(SMA)に自身のグローバルMACアドレス=Hを設定し、宛先IPアドレス(DIA)にLANスイッチボード12のグローバルIPアドレス=Mを設定し、送信元IPアドレス(SIA)に外部保守端末10aのグローバルIPアドレス=Iを設定したARP応答フレームをLANスイッチボード12へ返信する。
次にLANスイッチボード12内のCPU12aのソフトウェア制御障害時の復旧動作について説明する。システムの初期運用時には、上述したように、各種のアドレスがLANスイッチボード12内のCPU12aに通知され、CPU12aがアドレスを設定した後、スイッチ制御部12cによるハードスイッチングにもとづき、外部保守端末10aと保守・運用ボード11との通信が確立する。ここでは保守・運用ボード11と外部保守端末10aとのIP通信がすでに確立している状態で、LANスイッチボード12内のCPU12aにソフトウェア制御障害が発生した場合を考える。
ソフトウェア制御障害が発生して復旧したとき、CPU12aが再び擬似ルーティングを含むアドレスの設定(特定アドレスを含むアドレスの設定)を行い始めると、現在確立している保守・運用ボード11と外部保守端末10aとのIP通信が切断されることになる。
対象ボードをリセットするためのパワーオンリセットなどで、CPU12aがリセットされた後にあらたにアドレスが設定されるのであれば何ら問題はないが、CPU12aにソフトウェア制御障害が生じる度に、アドレスの再設定を行ってしまうと、すでに確立しているIP通信がその都度切断されることになり、運用性及び通信の信頼性の低下を招くことになる。
したがって、IP通信が確立しているときに、ソフトウェア制御障害によりCPU12aが停止し、復旧した場合には、アドレスの再設定は行わないようにすることが必要である。
図9はCPU12aのソフトウェア制御障害時の復旧動作を示すシーケンス図である。
〔S31〕保守・運用ボード11と外部保守端末10aとの間にIP通信が確立している。
〔S32〕LANスイッチボード12内のCPU12aは、メモリ(キャッシュメモリとする)と接続し、キャッシュメモリから命令コードをフェッチして演算処理を行う。この状態でソフトウェア制御障害が発生したとする。
〔S33〕LANスイッチボード12内の障害検出部12dは、CPU12aで発生したソフトウェア制御障害を検出する。そして、障害検出部12dは、CPUハードリセットによってクリアされないキャッシュメモリ上の特定メモリ領域にフラグをセットする(Flag=ON)。すなわち、CPU12aがハードリセットされた場合でもクリアされないキャッシュメモリ上のあらかじめ決めておいた特定メモリ領域にFlag=ONを意味する値を書き込んでおく。なお、障害検出部12dは、例えば、WDT(Watch Dog Timer)のようなハードウェアによって構成されて障害を検出する論理回路である。
〔S34〕障害検出部12dは、Flag=ONの書き込み後に、CPU12aに対してリセット信号を送信してCPU12aをハードリセットする。
〔S35〕CPU12aはリセット後、初期化処理を行う(コードメモリからキャッシュメモリに対して、演算処理に必要なデータを再度プログラムロードしておくなどの動作が含まれる)。
〔S36〕図7のステップS22a〜S25と同様なアドレス通知・格納処理が行われる。
〔S37〕LANスイッチボード12のCPU12aは、キャッシュメモリ上の特定メモリ領域にアクセスしてフラグ状態を確認する。Flag=ONであれば、自身がソフトウェア制御障害により再起動したことを認識する。なお、Flag=OFFであればCPU12aは、アドレス設定(図7のステップS26、S27)を再度行うことになる。
〔S38〕CPU12aは、アドレス設定は行わずに復旧動作を完了する。
〔S39〕LANスイッチボード12のCPU12aにソフトウェア制御障害が発生しても、すでに確立している保守・運用ボード11と外部保守端末10aとのIP通信は継続して行われる。
以上説明したように、本発明によれば、保守・運用ボード11と外部保守端末10aとのIP通信に、外部LANインタフェースボード53のような専用のアドレス変換ボード(CPUのソフトウェアスイッチング)が介在しないので、大容量のファイル転送やシステム障害Logの迅速な収集が可能になり、迅速なメンテナンスが可能となる。また、システム機器のコストを抑えることができる。
また、LANスイッチボード12では、アドレス設定にはCPU12aにソフトウェア制御を行い、実際のスイッチングにはスイッチ制御部12cによるハードウェアスイッチングを行うので、外部保守端末10aと複数のIP通信装置10間で大容量のIP通信を同時に行う場合においても、CPUのソフトウェア処理能力を考慮したシステム構築を考える必要がなく、外部保守端末10aと接続できる装置台数の制限もなくすことができる。
さらに、LANスイッチボード12を初期設定する際に、LANスイッチボード12内のCPU12aにソフトウェア制御障害が発生したような場合においても、外部保守端末10aのIP通信の接続が維持できるので、これにより該当CPU障害の問題の発生個所を、遠隔の外部保守端末10aで特定することが可能になる。
次にIPシステム1の変形例について説明する。上記で説明したIPシステム1では、保守・運用ボード11は、外部保守端末10aが接続されるスイッチ制御部12cと同一装置内(同一シェルフ内)に存在しており、LANスイッチボード12のL2/L3テーブル12bの設定は、LANスイッチボード12のCPU12aによって設定・制御されるものであった。
一方、大規模なシステムを構築する場合には、保守・運用ボード11の搭載位置が制限されるのは好ましくなく、外部保守端末10aが接続するシェルフとは、異なるシェルフに保守・運用ボード11が存在する場合であっても、外部保守端末10aと保守・運用ボード11とが通信できることが必要である。
図10は外部保守端末10aが接続するシェルフとは異なるシェルフに保守・運用ボード11が存在するシステムの構成例を示す図である。IPシステム1−1は、IP通信装置10−1と外部保守端末10aから構成され、IP通信装置10−1は、シェルフ110、シェルフ120から構成される。
シェルフ110には、LANスイッチボード12−1、呼処理ボード13a−1〜13a−nが含まれる。LANスイッチボード12−1は、CPU12a−1、スイッチ制御部12c−1を含んでいる。
シェルフ120には、LANスイッチボード12−2、呼処理サービスボード13b、保守・運用ボード11が含まれる。LANスイッチボード12−2は、CPU12a−2、スイッチ制御部12c−2を含む。保守・運用ボード11はアドレス設定部14を含む。
そして、外部保守端末10aは、シェルフ110内のLANスイッチボード12−1と接続する。また、LANスイッチボード12−1とLANスイッチボード12−2は、高速バス(High giga Interface)130で接続されることにより、個々のボード(呼処理サービスボード13b、呼処理ボード13a−1〜13a−nなど)は、シェルフ110とシェルフ120が論理的に同一スイッチのグループ内に存在しているように見せることができる。つまり、High giga Interfaceを流れるフレームに対する特別のL2/L3テーブルは存在せず、単にスイッチ間をHigh giga Interfaceのバスでインタフェースしているだけである(なお、High giga Interfaceとは、スイッチデバイス間で使われる標準フォーマットである)。
この図のように、外部保守端末10aが接続するシェルフ110とは、異なるシェルフ120に保守・運用ボード11が搭載されても、外部保守端末10aとの通信が可能となることがより機能性に優れたシステムであり、このことは、シェルフがさらに増加するような場合においても同様である。
一方、図1のIPシステム1では、LANスイッチボード12へのL2/L3テーブル12bの設定機能は、外部保守端末10a→保守・運用ボード11、保守・運用ボード11→外部保守端末10aのいずれの場合も、単一のLANスイッチボード12のCPU12aが設定を行うものであったが、図10のシステムの場合では、High giga Interfaceには、L2/L3テーブルを持っていないことから、保守・運用ボード11→外部保守端末10a方向のMACアドレス変換は、シェルフ120のLANスイッチボード12−2に対して設定しなければならない。
したがって、その設定で必要となる外部保守端末10aのグローバルMACアドレス(このアドレスは、シェルフ110のLANスイッチボード12−1内のCPU12a−1のARP処理によって、取得される動的なアドレスである)をシェルフ110のLANスイッチボード12−1を介してシェルフ120のLANスイッチボード12−2へ通知しなければならない。この通知方法について、第1の変形例及び第2の変形例として以下に説明する。
図11は第1の変形例の動作を説明するためのシーケンス図である。第1の変形例は、ソフトウェア制御にもとづく、ボード間メッセージ通信によってスイッチ設定を行うものである。
〔S41〕IP通信装置10−1の各ボード及び外部保守端末10aは、電源投入後にハードウェア及びソフトウェアにより初期化処理が実行される。
〔S42a〕アドレス設定部14は、保守・運用ボード11に対して、保守・運用ボード11のグローバルIPアドレスを設定する。
〔S42b〕アドレス設定部14は、LANスイッチボード12−1に対して、LANスイッチボード12−1のグローバルIPアドレス、外部保守端末10aのグローバルIPアドレス、擬似ルーティングを行う際の特定アドレスであるMACアドレスを送信する。
〔S42c〕アドレス設定部14は、LANスイッチボード12−2に対して、LANスイッチボード12−2のグローバルIPアドレス、外部保守端末10aのグローバルIPアドレス、擬似ルーティングを行う際の特定アドレスであるMACアドレスを送信する。
〔S42d〕保守・運用ボード11は、自己のローカルMACアドレスをLANスイッチボード12−1へ送信する。
〔S42e〕保守・運用ボード11は、自己のローカルMACアドレスをLANスイッチボード12−2へ送信する。
〔S43〕LANスイッチボード12−1は、外部保守端末10aのグローバルMACアドレスを知るために、ARP要求を外部保守端末10aへ送信し、外部保守端末10aはARP応答により、自身のグローバルMACアドレスを返信する。
〔S44〕LANスイッチボード12−1のCPU12a−1は、取得した外部保守端末10aのグローバルMACアドレスを、LANスイッチボード12−2のCPU12a−2へ通知する。
〔S45〕LANスイッチボード12−1は、外部保守端末10aから保守・運用ボード11へのフレーム転送に必要なアドレスの設定を行う。具体的には、以下の(a)〜(d)の内容を設定する。
(a)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL2テーブルに、LANスイッチボード12−1のグローバルMACアドレスと、出力先ポート番号を設定。
(b)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL3テーブルに、保守・運用ボード11のグローバルIPアドレスを設定。
(c)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL3テーブルに、保守・運用ボード11のローカルMACアドレスを設定。
(d)外部保守端末10aに対するスイッチポートのL3テーブルに、擬似ルーティングのMACアドレスを設定。
〔S46〕LANスイッチボード12−2は、保守・運用ボード11から外部保守端末10aへのフレーム転送に必要なアドレスの設定を行う。具体的には、以下の(e)〜(h)の内容を設定する。
(e)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL2テーブルに擬似ルーティングのMACアドレスと出力先ポート番号を設定。
(f)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL3テーブルに、外部保守端末10aのグローバルIPアドレスを設定。
(g)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL3テーブルに、外部保守端末10aのグローバルMACアドレスを設定。
(h)保守・運用ボード11に対するスイッチポートのL3テーブルに、LANスイッチボード12−2のグローバルMACアドレスを設定。
〔S47〕ステップS45、S46の設定にもとづいて、LANスイッチボード12−1、12−2内でアドレス変換、スイッチ制御が行われることにより、保守・運用ボード11と外部保守端末10aとの間でIP通信が確立する。
次に第2の変形例について説明する。第1の変形例ではソフトウェア制御により、シェルフ120のLANスイッチボード12−2の設定・処理が行われていたが、第2の変形例では、シェルフ120のLANスイッチボード12−2のCPU12a−2のソフトウェア制御を使用せずに、シェルフ110のLANスイッチボード12−1のCPU12a−1からシェルフ120へのレジスタ書き込み用の制御フレームを生成して送信することで、ハードウェア制御により、シェルフ120のLANスイッチボード12−2のL2/L3テーブルの設定・変更を行うものである。
この場合、シェルフ120のCPU12a−2は動作する必要がないため、シェルフ110のCPU12a−1がマスタデバイスとなって、シェルフ110のインタフェース部(以下、High giga Interface部と呼ぶ)で接続された、すべての他シェルフのスイッチボードの制御も可能になる。
図12は第2の変形例の動作を説明するための図である。LANスイッチボード12−1(シェルフ110)は、制御フレーム生成部15を含み、CPU12a−1と制御フレーム生成部15はプロセッサバス経由で接続される。そして、LANスイッチボード12−1のHigh giga Interface部16aに接続された他スイッチへ制御フレームを送信する構成をとる。
まず、LANスイッチボード12−1と外部保守端末10aのARP通信までは同一処理となる。次にLANスイッチボード12−1のCPU12a−1は制御フレーム送信要求コマンドを制御フレーム生成部15に送信すると、制御フレーム生成部15は、制御フレームを生成し、制御フレームがHigh giga Interface部16aの所定のポートから送信される。
制御フレームにはポートNo.(F:該当LANスイッチボードのL2/L3テーブル設定識別子)、スイッチNo.(2:ここではシェルフ120のLANスイッチボード12−2を2とした)が設定され、フレームペイロードにはMAC/IPのアドレス設定はせずに、LANスイッチボード12−1がARP通信によって外部保守端末10aから取得したグローバルMACアドレスを設定する(ここまでの処理はソフトウェア制御)。
次に(以降の動作はハードウェア制御である)シェルフ120のLANスイッチボード12−2では、High giga Interface部16bで制御フレームを受信しフレーム解析部17へ送信する。フレーム解析部17は、通常のイーサネットフレームか、またはL2/L3テーブル設定用制御フレームかどうかの識別をポートNo.で識別する。ポートNo.がFの場合はL2/L3テーブル設定用の制御フレームと認識し、バス調停部18の競合制御(CPU12a−2のL2/L3テーブル12b−2へのアクセスと、フレーム解析部17のL2/L3テーブル12b−2へのアクセスとの競合制御)により、L2/L3テーブル12b−2へ外部保守端末10aのグローバルMACアドレスを設定する。
以上説明したように、第2の変形例では、シェルフ110のCPU12a−1は他のシェルフに搭載されたテーブル設定をメッセージ通信に頼らずに実行できるため、他シェルフのCPU状態(他シェルフのCPUが正常動作か異常動作かなど)を意識する必要がない。また、すべてシェルフ110のCPU12a−1によって一元管理ができるため管理が容易となる。なお、フレームフィールドのスイッチNo.を可変にすることでHigh giga Interface部16aで複数接続されたスイッチボードのL2/L3テーブル設定が可能になる。
(付記1) 情報通信を行う通信システムにおいて、
グローバルアドレスを有して、外部から対象装置の保守を行う外部保守端末と、
装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、前記ボードには、前記外部保守端末と通信を行って装置内の保守・運用を行う保守・運用ボードと、前記ボード間での通信を行う場合には、前記ボード間をスイッチング接続し、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとで通信を行う場合には、前記外部保守端末と直接接続して、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うスイッチボードとが含まれる通信装置とを有し、
前記スイッチボードは、前記ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されている前記ローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとの通信を確立させる場合には、前記外部保守端末が有する前記グローバルアドレスとはアドレス形式が異なる前記ローカルアドレスを有する前記保守・運用ボードに前記外部保守端末を接続するために、前記外部保守端末と接続する場合にのみ使用する特定アドレスを自己に設定し、前記グローバルアドレスと前記特定アドレスとを互いに変換することで、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする通信システム。
(付記2) 前記外部保守端末は、前記グローバルアドレスとしてグローバルMACアドレスを有しており、前記スイッチボードには、前記特定アドレスとしてローカルMACアドレスを設定し、前記グローバルMACアドレスと前記ローカルMACアドレスとを互いに変換して、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記3) 前記通信装置は、初期設定時に、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとが接続するために必要なアドレス情報として、前記スイッチボードに設定すべき前記特定アドレスと、前記保守・運用ボード及び前記スイッチボードに設定すべきグローバルアドレスと、を送信するアドレス設定部をさらに有することを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記4) 前記スイッチボードは、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとが接続するために必要なアドレス情報を内部に設定するCPUと、設定された前記アドレス情報にもとづき、スイッチング接続を行うスイッチ制御部とから構成され、前記CPUは、前記通信装置の初期設定時に、前記アドレス情報をソフトウェア制御により内部に設定し、前記スイッチ制御部は、ハードウェア制御により前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記5) 前記スイッチボードは、自ボード内のCPUとメモリとの間で通信を行っている場合に、発生する可能性のあるソフトウェア制御障害を検出する障害検出部をさらに有し、前記障害検出部は、前記ソフトウェア制御障害を検出すると、前記CPUのリセットによってクリアされない前記メモリ上の特定メモリ領域にフラグを設定し、かつ前記フラグの設定後に前記CPUをハードリセットし、前記CPUは、前記ハードリセットされた後に前記特定メモリ領域にアクセスして、前記フラグが設定されていることを認識すると、前記特定アドレスの再設定を行わずに復旧動作を完了とすることを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記6) 前記外部保守端末と前記保守・運用ボード間で通信が行われる場合、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、宛先IPアドレス、送信元IPアドレスのアドレス情報を含むヘッダを有するフレームが、前記スイッチボードを介して前記通信装置内を流れ、前記外部保守端末から前記保守・運用ボードへのフレーム転送時には、前記外部保守端末は、前記宛先MACアドレスに前記スイッチボードのグローバルMACアドレスを設定し、前記送信元MACアドレスに自己のグローバルMACアドレスを設定し、前記宛先IPアドレスに前記保守・運用ボードのグローバルIPアドレスを設定し、前記送信元IPアドレスに自己のグローバルIPアドレスを設定した第1のフレームを前記スイッチボードへ送信し、前記スイッチボードは、前記第1のフレームを受信すると、アドレス変換を行い、前記宛先MACアドレスに前記保守・運用ボードのローカルMACアドレスを設定し、前記送信元MACアドレスに前記特定アドレスを設定し、前記宛先IPアドレスに前記保守・運用ボードのグローバルIPアドレスを設定し、前記送信元IPアドレスに前記外部保守端末のグローバルIPアドレスを設定した第2のフレームを前記保守・運用ボードへ送信することを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記7) 前記外部保守端末と前記保守・運用ボード間で通信が行われる場合、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、宛先IPアドレス、送信元IPアドレスのアドレス情報を含むヘッダを有するフレームが、前記スイッチボードを介して前記通信装置内を流れ、前記保守・運用ボードから前記外部保守端末へのフレーム転送時には、前記保守・運用ボードは、前記宛先MACアドレスに前記特定アドレスを設定し、前記送信元MACアドレスに自己のローカルMACアドレスを設定し、前記宛先IPアドレスに前記外部保守端末のグローバルIPアドレスを設定し、前記送信元IPアドレスに自己のローカルIPアドレスを設定した第1のフレームを前記スイッチボードへ送信し、前記スイッチボードは、前記第1のフレームを受信すると、アドレス変換を行い、前記宛先MACアドレスに前記外部保守端末のグローバルMACアドレスを設定し、前記送信元MACアドレスに自己のグローバルMACアドレスを設定し、前記宛先IPアドレスに前記外部保守端末のグローバルIPアドレスを設定し、前記送信元IPアドレスに前記保守・運用ボードのグローバルIPアドレスを設定した第2のフレームを前記外部保守端末へ送信することを特徴とする付記1記載の通信システム。
(付記8) 情報通信を行う通信システムにおいて、
グローバルアドレスを有して、外部から対象装置の保守を行う外部保守端末と、
装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、前記ボードとして、前記外部保守端末と直接接続する第1のスイッチボードを含む第1のシェルフと、装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、前記ボードとして、前記外部保守端末と通信を行って装置内の保守・運用を行う保守・運用ボードと、前記保守・運用ボードと同一シェルフ内で接続し、かつバスを介して前記第1のスイッチボードと接続する第2のスイッチボードとが含まれる第2のシェルフと、から構成される通信装置とを有し、
前記第1のスイッチボード及び第2のスイッチボードは、前記ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されている前記ローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとの通信を確立させる場合には、前記外部保守端末が有する前記グローバルアドレスとはアドレス形式が異なる前記ローカルアドレスを有する前記保守・運用ボードに前記外部保守端末を接続するために、前記外部保守端末と接続する場合にのみ使用する特定アドレスを、前記第1のスイッチボード及び第2のスイッチボードそれぞれに設定し、前記グローバルアドレスと前記特定アドレスとを互いに変換することで、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする通信システム。
(付記9) 前記第1のスイッチボードは、前記スイッチング接続に必要なアドレス情報を設定するためのソフトウェア制御を行う第1のCPUを有し、前記第2のスイッチボードは、前記スイッチング接続に必要なアドレス情報を設定するためのソフトウェア制御を行う第2のCPUを有し、前記第1のCPUは、前記通信装置の初期設定時、前記第1のスイッチボードと接続する前記外部保守端末の前記グローバルアドレスを、前記バスを介して、前記第2のCPUにソフトウェア制御により転送・設定することを特徴とする付記8記載の通信システム。
(付記10) 前記第1のスイッチボードは、前記バスと接続する前記第2のシェルフのポート番号と、前記第2のシェルフ内の前記第2のスイッチボードの識別子とをヘッダ情報として含む制御フレームを生成する制御フレーム生成部を有し、前記制御フレーム生成部は、前記通信装置の初期設定時、前記第1のスイッチボードと接続する前記外部保守端末の前記グローバルアドレスを制御パケットに設定して、前記ヘッダ情報にもとづき、前記第2のスイッチボードへ送信することで、前記第2のスイッチボード内のCPUを介さずに、前記第2のスイッチボード内のレジスタに直接前記グローバルアドレスを書き込むことを特徴とする付記8記載の通信システム。
通信システムの原理図である。 通信システムの構成を示す図である。 イーサネットフレーム転送の様子を示す図である。 外部LANインタフェースボードが設けられるシステム上でのフレーム転送を示す図である。 スイッチ制御を示すフローチャートである。 スイッチ制御を示すフローチャートである。 IP通信確立までのシーケンスを示す図である。 ARP通信を示す図である。 CPUのソフトウェア制御障害時の復旧動作を示すシーケンス図である。 外部保守端末が接続するシェルフとは異なるシェルフに保守・運用ボードが存在するシステムの構成例を示す図である。 第1の変形例の動作を説明するためのシーケンス図である。 第2の変形例の動作を説明するための図である。 従来のIPシステムの概略構成を示す図である。
符号の説明
1 通信システム
10 通信装置
10a 外部保守端末
11 保守・運用ボード
12 スイッチボード
13−1〜13−n 通信処理ボード

Claims (5)

  1. 情報通信を行う通信システムにおいて、
    グローバルアドレスを有して、外部から対象装置の保守を行う外部保守端末と、
    装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、前記ボードには、前記外部保守端末と通信を行って装置内の保守・運用を行う保守・運用ボードと、前記ボード間での通信を行う場合には、前記ボード間をスイッチング接続し、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとで通信を行う場合には、前記外部保守端末と直接接続して、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うスイッチボードとが含まれる通信装置とを有し、
    前記スイッチボードは、前記ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されている前記ローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとの通信を確立させる場合には、前記外部保守端末が有する前記グローバルアドレスとはアドレス形式が異なる前記ローカルアドレスを有する前記保守・運用ボードに前記外部保守端末を接続するために、前記外部保守端末と接続する場合にのみ使用する特定アドレスを自己に設定し、前記グローバルアドレスと前記特定アドレスとを互いに変換することで、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする通信システム。
  2. 前記スイッチボードは、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとが接続するために必要なアドレス情報を内部に設定するCPUと、設定された前記アドレス情報にもとづき、スイッチング接続を行うスイッチ制御部とから構成され、前記CPUは、前記通信装置の初期設定時に、前記アドレス情報をソフトウェア制御により内部に設定し、前記スイッチ制御部は、ハードウェア制御により前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  3. 前記スイッチボードは、自ボード内のCPUとメモリとの間で通信を行っている場合に、発生する可能性のあるソフトウェア制御障害を検出する障害検出部をさらに有し、前記障害検出部は、前記ソフトウェア制御障害を検出すると、前記CPUのリセットによってクリアされない前記メモリ上の特定メモリ領域にフラグを設定し、かつ前記フラグの設定後に前記CPUをハードリセットし、前記CPUは、前記ハードリセットされた後に前記特定メモリ領域にアクセスして、前記フラグが設定されていることを認識すると、前記特定アドレスの再設定を行わずに復旧動作を完了とすることを特徴とする請求項1記載の通信システム。
  4. 情報通信を行う通信システムにおいて、
    グローバルアドレスを有して、外部から対象装置の保守を行う外部保守端末と、
    装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、前記ボードとして、前記外部保守端末と直接接続する第1のスイッチボードを含む第1のシェルフと、装置内固有のローカルアドレスが設定される複数のボードが搭載され、前記ボードとして、前記外部保守端末と通信を行って装置内の保守・運用を行う保守・運用ボードと、前記保守・運用ボードと同一シェルフ内で接続し、かつバスを介して前記第1のスイッチボードと接続する第2のスイッチボードとが含まれる第2のシェルフと、から構成される通信装置とを有し、
    前記第1のスイッチボード及び第2のスイッチボードは、前記ボード間での通信を行う場合には、各ボードに設定されている前記ローカルアドレスにもとづいてボード間をスイッチング接続し、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとの通信を確立させる場合には、前記外部保守端末が有する前記グローバルアドレスとはアドレス形式が異なる前記ローカルアドレスを有する前記保守・運用ボードに前記外部保守端末を接続するために、前記外部保守端末と接続する場合にのみ使用する特定アドレスを、前記第1のスイッチボード及び第2のスイッチボードそれぞれに設定し、前記グローバルアドレスと前記特定アドレスとを互いに変換することで、前記外部保守端末と前記保守・運用ボードとのスイッチング接続を行うことを特徴とする通信システム。
  5. 前記第1のスイッチボードは、前記バスと接続する前記第2のシェルフのポート番号と、前記第2のシェルフ内の前記第2のスイッチボードの識別子とをヘッダ情報として含む制御フレームを生成する制御フレーム生成部を有し、前記制御フレーム生成部は、前記通信装置の初期設定時、前記第1のスイッチボードと接続する前記外部保守端末の前記グローバルアドレスを制御パケットに設定して、前記ヘッダ情報にもとづき、前記第2のスイッチボードへ送信することで、前記第2のスイッチボード内のCPUを介さずに、前記第2のスイッチボード内のレジスタに直接前記グローバルアドレスを書き込むことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
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