JP2003273930A - ネットワーク障害監視方法、通信システムおよび回線切替装置 - Google Patents

ネットワーク障害監視方法、通信システムおよび回線切替装置

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JP2003273930A
JP2003273930A JP2002076113A JP2002076113A JP2003273930A JP 2003273930 A JP2003273930 A JP 2003273930A JP 2002076113 A JP2002076113 A JP 2002076113A JP 2002076113 A JP2002076113 A JP 2002076113A JP 2003273930 A JP2003273930 A JP 2003273930A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回線切替装置を高機能化することなく、ネッ
トワークで発生した障害の障害部位を特定して迅速に通
知できるようにする。 【解決手段】 スレーブ機器として動作する回線切替装
置1A〜1Kで、マスタ機器として動作する回線切替装
置1Mからのチェック要求メッセージを受信した場合、
そのメッセージを受信した通信系を用いて、当該回線切
替装置1A〜1Kに接続されているノード機器のIPア
ドレスを含むチェック応答メッセージを、回線切替装置
1Mへ返送し、回線切替装置1Mで、それらチェック応
答メッセージに含まれるIPアドレスを当該回線切替装
置1A〜1Kごとに管理し、いずれかの回線切替装置1
A〜1Kからチェック応答メッセージを受信できなかっ
た場合は、障害部位を示す情報として当該回線切替装置
1A〜1Kに対応するIPアドレスとマスタ回線切替装
置に接続されているノード機器のIPアドレスとを含む
メッセージを監視装置2Mへ送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク障害
監視方法、通信システムおよび回線切替装置に関し、特
にネットワーク内で生じた障害の障害部位を特定し通報
するネットワーク障害監視方法、通信システムおよび回
線切替装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラントや建物などの施設を監視する通
信システムでは、施設内に設置されている各種設備機器
を監視装置とをネットワークで接続し、各設備機器とデ
ータ通信を行うことによりこれら設備機器の稼働・運転
の状況を監視している。ここで、ネットワークに障害が
発生した場合は、各設備機器からデータ収集が行えなく
なり、設備機器の稼働・運転さらには施設の振る舞いに
大きな影響を与える可能性がある。このため、このよう
な通信システムではネットワークを二重化するとともに
回線切替装置を二重化ネットワークの端点に配置して、
一方の系統に障害が発生した場合は、個々の回線切替装
置で他方の系統へ切り替え制御するものとなっている。
【0003】従来、ネットワークとしてイーサネット
(登録商標)を用いる通信システムでは、スパニング・
ツリー・プロトコル(Spanning-tree protocol:以下、
STPという)や、SNMP(Simple Network Managem
ent Protocol:簡易ネットワーク管理プロトコル)を用
いて障害を自動監視するものもある。STPとは、スパ
ニングツリーアルゴリズムを用いてネットワークのルー
プを回避する管理用のブリッジプロトコルであり、ルー
プを検出するために他のブリッジと管理用メッセージを
交換し、不要なブリッジインタフェースをシャットダウ
ンしてループを除去する機能がある。SNMPとは、T
CP/IPベースのインターネット専用の管理用プロト
コルであり、ネットワーク構成やネットワークデバイス
の監視、制御および設定、統計値の収集、パフォーマン
ス、セキュリティの管理を行う機能がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の通信システムでは、STPを用いた場合、障
害が発生したネットワーク経路を特定できるものの、そ
の障害発生を直ちに監視装置へ通知する機能がなく、管
理者が障害発生をキャッチするまでに遅れが生じ、シス
テム復旧に向けて迅速に対応できないという問題点があ
った。また、SNMPを用いる場合、特に各回線切替装
置を高機能化して、オペレーションシステムと専用プロ
トコルを稼働させる必要があり、回線切替装置の大型化
や複雑化の要因となり、安価に障害を管理することがで
きないという問題点があった。本発明はこのような課題
を解決するためのものであり、回線切替装置を高機能化
することなく、ネットワークで発生した障害の障害部位
を特定して迅速に通知できるネットワーク障害監視方
法、通信システムおよび回線切替装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明にかかるネットワーク障害監視方法
は、独立した2つの通信系からなる二重化ネットワーク
を介してデータ通信を行う複数のノード機器と、これら
ノード機器と二重化ネットワークとの間にそれぞれ設け
られ当該ノード機器と接続されたノード側回線を2つの
通信系のうち障害のない通信系へ切替接続する複数の回
線切替装置とからなる通信システムで、データ通信の障
害を監視するためのネットワーク障害監視方法におい
て、各回線切替装置は、マスタ・スレーブ方式に基づき
マスタ機器として動作する1つのマスタ回線切替装置
と、マスタ・スレーブ方式に基づきスレーブ機器として
動作する他の1つ以上のスレーブ回線切替装置とからな
り、マスタ回線切替装置で、二重化ネットワークの各通
信系ごとに独立してスレーブ回線切替装置へチェック要
求メッセージを送信し、これに応じてスレーブ回線切替
装置から当該チェック要求メッセージの送信に用いた通
信系を介して返送されるチェック応答メッセージの受信
有無に基づき各通信系での障害発生を監視し、スレーブ
回線切替装置で、マスタ回線切替装置からのチェック要
求メッセージを受信した場合、そのメッセージを受信し
た通信系を用いて、当該スレーブ回線切替装置に接続さ
れているノード機器のIPアドレスを含むチェック応答
メッセージを、マスタ回線切替装置へ返送し、マスタ回
線切替装置で、スレーブ回線切替装置からのチェック応
答メッセージに含まれるIPアドレスを当該スレーブ回
線切替装置ごとに管理し、いずれかのスレーブ回線切替
装置からチェック応答メッセージを受信できなかった場
合は、障害部位を示す情報として当該スレーブ回線切替
装置に対応するIPアドレスとマスタ回線切替装置に接
続されているノード機器のIPアドレスとを含む障害発
生通知メッセージを、当該マスタ回線切替装置とデータ
通信可能な所定の監視装置へ送信するようにしたもので
ある。
【0006】このとき、障害監視手段は、受信したチェ
ック応答メッセージに含まれるIPアドレスを、当該チ
ェック応答メッセージの送信元回線切替装置固有アドレ
スと対応付けて管理するようにしてもよい。
【0007】また、本発明にかかる通信システムは、独
立した2つの通信系からなる二重化ネットワークを介し
てデータ通信を行う複数のノード機器と、これらノード
機器と二重化ネットワークとの間にそれぞれ設けられ当
該ノード機器と接続されたノード側回線を2つの通信系
のうち障害のない通信系へ切替接続する複数の回線切替
装置とからなる通信システムにおいて、各回線切替装置
は、マスタ・スレーブ方式に基づきマスタ機器として動
作する1つのマスタ回線切替装置と、マスタ・スレーブ
方式に基づきスレーブ機器として動作する他の1つ以上
のスレーブ回線切替装置とからなり、マスタ回線切替装
置は、二重化ネットワークの各通信系ごとに独立してス
レーブ回線切替装置へチェック要求メッセージを送信
し、これに応じてスレーブ回線切替装置から当該チェッ
ク要求メッセージの送信に用いた通信系を介して返送さ
れるチェック応答メッセージの受信有無に基づき各通信
系での障害発生を監視する障害監視手段を有し、スレー
ブ回線切替装置は、マスタ回線切替装置からのチェック
要求メッセージを受信した場合、そのメッセージを受信
した通信系を用いて、当該スレーブ回線切替装置に接続
されているノード機器のIPアドレスを含むチェック応
答メッセージを、マスタ回線切替装置へ返送する監視対
応手段を有し、障害監視手段は、スレーブ回線切替装置
からのチェック応答メッセージに含まれるIPアドレス
を当該スレーブ回線切替装置ごとに管理し、いずれかの
スレーブ回線切替装置からチェック応答メッセージを受
信できなかった場合は、障害部位を示す情報として当該
スレーブ回線切替装置に対応するIPアドレスとマスタ
回線切替装置に接続されているノード機器のIPアドレ
スとを含む障害発生通知メッセージを、当該マスタ回線
切替装置とデータ通信可能な所定の監視装置へ送信する
ようにしたものである。
【0008】このとき、障害監視手段は、受信したチェ
ック応答メッセージに含まれるIPアドレスを、当該チ
ェック応答メッセージの送信元回線切替装置固有アドレ
スと対応付けて管理するようにしてもよい。
【0009】また、本発明にかかる回線切替装置は、独
立した2つの通信系からなる二重化ネットワークを介し
てデータ通信を行う複数のノード機器と、これらノード
機器と二重化ネットワークとの間にそれぞれ設けられ当
該ノード機器と接続されたノード側回線を2つの通信系
のうち障害のない通信系へ切替接続する複数の回線切替
装置とからなる通信システムで、各回線切替装置のう
ち、マスタ・スレーブ方式に基づき1つのマスタ機器と
して動作し、マスタ・スレーブ方式に基づきスレーブ機
器として動作する他の1つ以上のスレーブ回線切替装置
を管理する回線切替装置において、二重化ネットワーク
の各通信系ごとに独立してスレーブ回線切替装置へチェ
ック要求メッセージを送信し、これに応じてスレーブ回
線切替装置から当該チェック要求メッセージの送信に用
いた通信系を介して返送されるチェック応答メッセージ
の受信有無に基づき各通信系での障害発生を監視する障
害監視手段と、受信したチェック応答メッセージに含ま
れる、当該スレーブ回線切替装置に接続されたノード機
器のIPアドレスを、当該スレーブ回線切替装置ごとに
管理するアドレステーブルとを備え、障害監視手段は、
送信したチェック要求メッセージに応じていずれかのス
レーブ回線切替装置からのチェック応答メッセージを受
信できなかった場合は、アドレステーブルを参照して当
該スレーブ回線切替装置に対応するIPアドレスを取得
し、障害部位を示す情報としてIPアドレスとマスタ回
線切替装置に接続されているノード機器のIPアドレス
とを含む障害発生メッセージを当該回線切替装置とデー
タ通信可能な所定の監視装置へ送信するようにしたもの
である。
【0010】また、本発明にかかる他の回線切替装置
は、独立した2つの通信系からなる二重化ネットワーク
を介してデータ通信を行う複数のノード機器と、これら
ノード機器と二重化ネットワークとの間にそれぞれ設け
られ当該ノード機器と接続されたノード側回線を2つの
通信系のうち障害のない通信系へ切替接続する複数の回
線切替装置とからなる通信システムで、各回線切替装置
のうち、マスタ・スレーブ方式に基づき1つ以上のスレ
ーブ機器として動作し、マスタ・スレーブ方式に基づき
マスタ機器として動作する他の1つのマスタ回線切替装
置により管理される回線切替装置において、二重化ネッ
トワークの各通信系ごとに独立してマスタ回線切替装置
から送信されたチェック要求メッセージを受信し、当該
チェック要求メッセージを受信した通信系を介してマス
タ回線切替装置へチェック応答メッセージを返送する障
害対応手段と、ノード側回線を介してノード機器がやり
取りするパケットから当該ノード機器のIPアドレスを
取得するアドレス取得手段とを備え、障害対応手段は、
マスタ回線切替装置から当該マスタ回線切替装置とデー
タ通信可能な所定の監視装置へ障害発生時に通知される
障害部位を示す情報として、アドレス取得手段により取
得されたIPアドレスを、チェック応答メッセージに含
めて返送するようにしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形
態にかかる通信システムの構成を示すブロック図であ
る。この通信システムには、監視装置2M、回線切替装
置1M、ノード機器2A〜2K、回線切替装置1A〜1
K、A系ネットワーク3A、B系ネットワーク3Bとが
設けられている。
【0012】監視装置2Mは、全体としてサーバ装置な
どのコンピュータからなり、各ノード機器2A〜2Kと
A系ネットワーク3AやB系ネットワーク3Bを介して
データ通信を行うことにより各ノード機器2A〜2Kの
稼働・運転状態を監視するとともに、ネットワーク障害
を監視する。ノード機器1A〜1Kは、設備機器を制御
したりセンサからのデータを収集するコントローラであ
る。A系ネットワーク3AおよびB系ネットワーク3B
は、監視装置2Mとノード機器2A〜2Kとのデータ通
信に用いられる二重化ネットワークであり、通常、デー
タ通信についてはいずれか一方の系を用いて行われる。
ただし、障害監視については両方の系について独立して
行われ、それぞれの系の状態がリアルタイムで監視され
ている。
【0013】回線切替装置1Mは、監視装置2MとA系
ネットワーク3AおよびB系ネットワーク3Bとの間に
設けられ、これら通信系のいずれかを監視装置2Mへ切
替接続する。回線切替装置1A〜1Kは、各ノード機器
2A〜2KとA系ネットワーク3AおよびB系ネットワ
ーク3Bとの間に設けられ、これら通信系のいずれかを
それぞれのノード機器2A〜2Kへ切替接続する。
【0014】これら回線切替装置1M,1A〜1K間で
は、マスタ・スレーブ方式に基づきヘルシーチェックメ
ッセージをやり取りすることにより個々の回線切替装置
やネットワークでの障害発生を監視している。以下で
は、回線切替装置1Mが唯一のマスタ機器(マスタ回線
切替装置)となり、他のすべての回線切替装置1A〜1
Kがスレーブ機器(スレーブ回線切替装置)となる場合
を例として説明する。なお障害発生によりマスタ機器が
機能しなくなった場合、他のいずれかのスレーブ機器が
新たなマスタ機器として動作するものとなっている。
【0015】図2に回線切替装置の構成を示す。この回
線切替装置1(1A〜1K,1M)には、ノード側回線
3MをA系ネットワーク3AおよびB系ネットワーク3
Bのいずれか一方に切り替え接続する回線切替部11、
A系ネットワーク3AおよびB系ネットワーク3Bを介
して他の回線切替装置とデータ通信を行うことにより、
この回線切替部11の切替動作を制御する制御部12、
および制御部12の処理に用いる各種情報を記憶する記
憶部15が設けられている。特に、マスタ機器の記憶部
15には、各回線切替装置1A〜1K,1Mを識別する
ために予め付与されている固有アドレスとその装置に接
続されているノード機器2A〜2KのIPアドレスとを
対応付けて管理するアドレステーブル16が設けられて
いる。
【0016】制御部12には、動作管理手段21、障害
監視手段22、切替指示手段23、監視対応手段24、
およびアドレス取得手段25が設けられている。動作管
理手段21では、マスタ・スレーブ方式に基づく1つの
マスタ機器として当該装置を動作させるか、このマスタ
機器に制御される他の1つ以上のスレーブ機器として当
該装置を動作させるかを、電源投入直後に判定する。そ
して、当該装置をマスタ機器として動作させると判定さ
れた場合は、当該装置がマスタ機器であることを示すマ
スタ宣言メッセージを周期的に一方の通信系へ送信す
る。また、スレーブ機器の場合、マスタ宣言メッセージ
を他から受信できなくなった際には、マスタ機器障害の
発生と判断して、当該装置を新たなマスタ機器として動
作させるか否かを判定する。
【0017】障害監視手段22では、当該装置がマスタ
機器として動作している場合に、二重化されたA系ネッ
トワーク3AおよびB系ネットワーク3Bの両方で通信
障害の発生を監視する。ここでは、他のスレーブ機器へ
各通信系を介して並列的にチェック要求メッセージを送
信し、これに応じてスレーブ機器から返送されるチェッ
ク応答メッセージの受信有無に応じて障害発生を検出す
る。そして、受信したチェック応答メッセージに含まれ
るIPアドレスと回線切替装置とを対応付けて、記憶部
15のアドレステーブル16で管理し、障害発生を検出
した回線切替装置に対応するノード機器のIPアドレス
を含む障害発生通知メッセージを監視装置2Mへ通知す
る。
【0018】切替指示手段23では、当該装置がマスタ
機器として動作している際に、障害監視手段22により
通信障害の発生が検出された場合は、スレーブ機器とし
て動作するすべての回線切替装置に対し、一方から他方
の通信系への回線切替メッセージを送信するとともに、
自装置の回線切替部11により他方の通信系への切り替
えを行う。また、スレーブ機器として動作している際に
は、マスタ機器からの回線切替メッセージに応じて、自
装置の回線切替部11により一方から他方の通信系への
切り替えを行う。
【0019】監視対応手段24では、マスタ機器として
動作する回線切替装置からのチェック要求メッセージに
応じて、そのメッセージを受信した通信系を介して、ノ
ード側回線3Mに接続されたノード機器のIPアドレス
を含むチェック応答メッセージを返送する。アドレス取
得手段25では、ノード側回線3Mでやり取りされる最
新のパケットをキャプチャしてノード側回線3Mに接続
されているノード機器のIPアドレスを取得する。
【0020】この制御部12は、ASIC(Appication
Specifc Integrated Circuit)から構成されている。
記憶部15の内容については、必要に応じて通信系を介
して更新するようにしてもよい。なお、制御部12の個
々の機能手段については、上記構成に限定されるもので
はなく、各機能手段のうちの一部またはすべてを例えば
電子回路により構成してもよい。
【0021】次に、図3〜図6を参照して、本実施の形
態にかかる通信システムの動作について説明する。図3
はマスタ機器の回線切替装置におけるネットワーク障害
監視処理手順を示すフローチャートである。図4はチェ
ック応答メッセージの構成例である。図5はアドレステ
ーブルの構成例である。図6は切替指示処理を示すフロ
ーチャートである。マスタ機器である回線切替装置1M
の障害監視手段22では、各スレーブ機器である回線切
替装置1A〜1Kとヘルシーチェックメッセージを周期
的にやり取りすることにより、A系ネットワーク3Aお
よびB系ネットワーク3Bでの障害発生および障害回復
を検出している。以下では、A系ネットワーク3Aでの
障害監視処理について説明するが、これと並列的にB系
ネットワーク3Bについても同じ障害監視処理が行われ
ている。
【0022】まず、マスタ機器である回線切替装置1M
では、図3に示すように、アドレス取得手段25によ
り、ノード側回線3Mに接続されているノード機器のI
Pアドレスを取得し、当該回線切替装置1Mの固有アド
レスと対応付けて記憶部15のアドレステーブル16へ
格納する(ステップ100)。アドレステーブル16に
は、図5に示すように、回線切替装置を識別できる固有
アドレスと、接続ノードIPアドレスとが対応付けて格
納されている。ここでは、通常、ローカルエリアネット
ワーク内に接続されたノード機器の識別に用いられるI
Pアドレスの下位1バイトが、接続ノードIPアドレス
として格納されている。
【0023】続いて、回線切替装置1Mの障害監視手段
22では、A系ネットワーク3Aを介してチェック要求
メッセージを、スレーブ機器として動作する各回線切替
装置1A〜1Kへ送信し(ステップ101)、送信間隔
タイマを起動して(ステップ102)、各スレーブ機器
である回線切替装置1A〜1Kからのチェック応答メッ
セージを待ち受ける(ステップ103)。一方、スレー
ブ機器である回線切替装置1A〜1Kでは、A系ネット
ワーク3Aからチェック要求メッセージを受信した場
合、監視対応手段24により、そのメッセージを受信し
たA系ネットワーク3Aを介してそれぞれのチェック応
答メッセージを返送する。
【0024】回線切替装置1Mの障害監視手段22で
は、送信間隔タイマのタイムアップまでに(ステップ1
07)、スレーブ機器である各回線切替装置1A〜1K
からチェック応答メッセージを受信した場合は(ステッ
プ104:YES)、そのチェック応答メッセージに含
まれる当該回線切替装置の接続ノードIPアドレスを取
得する(ステップ105)。チェック応答メッセージに
は、図4に示すように、送信元となる回線切替装置ごと
に付与されている固有アドレス200および送信元IP
アドレス201、送信先となる回線切替装置1Mの宛先
IPアドレス202に加えて、アドレス取得手段25で
取得された当該回線切替装置のノード側回線3Mに接続
されているノード機器のIPアドレスすなわち接続ノー
ドIPアドレス205が含まれている。
【0025】障害監視手段22では、チェック応答メッ
セージから取得した接続ノードIPアドレスと当該回線
切替装置の固有アドレスとを対応付けて記憶部15のア
ドレステーブル16へ格納し(ステップ106)、ステ
ップ103へ戻る。また、送信間隔タイマがタイムアッ
プした場合は(ステップ107:YES)、すべてのス
レーブ機器からチェック応答メッセージを受信したかど
うか判断し、すべてのスレーブ機器からチェック応答メ
ッセージを受信ている場合は(ステップ108:YE
S)、A系ネットワーク3Aに障害が発生していないと
判断し(ステップ109)、ステップ101へ戻る。
【0026】一方、タイムアップまでにすべてのチェッ
ク応答メッセージを受信していない場合は(ステップ1
08:NO)、A系ネットワーク3Aに障害があると判
断する(ステップ110)。そして、チェック応答メッ
セージを受信できなかった回線切替装置の固有アドレス
に対応する接続ノードIPアドレスを、記憶部15のア
ドレステーブル16から読み出し(ステップ111)、
取得した接続ノードIPアドレスを含む障害発生通知メ
ッセージを監視装置1Mへ送信し(ステップ112)、
ステップ101へ戻る。
【0027】これと並行して、マスタ機器である回線切
替装置1Mの切替指示手段23では、障害監視手段22
で障害発生と判断された際、A系ネットワーク3Aがノ
ード間におけるデータ通信に用いられていて切り替えが
必要であり、B系ネットワーク3Bに障害発生がなく切
り替え可能な場合、図6(a)に示す回線切替処理を開
始する。回線切替処理では、各回線切替装置1A〜1K
へ回線切替メッセージを送信し(ステップ130)、当
該回線切替装置1Mの回線切替部11を制御して、ノー
ド側回線3MをA系ネットワーク3AからB系ネットワ
ーク3Bへ切替接続し(ステップ131)、回線切替処
理を終了する。
【0028】一方、スレーブ機器である各回線切替装置
1A〜1Kの切替指示手段23では、図6(b)に示す
回線切替処理において、マスタ機器から回線切替メッセ
ージを受信した場合(ステップ135:YES)、回線
切替部11を制御して、ノード側回線3MをA系ネット
ワーク3AからB系ネットワーク3Bへ切替接続し(ス
テップ136)、回線切替処理を終了する。
【0029】このように、スレーブ機器として動作する
回線切替装置1A〜1Kで、マスタ機器として動作する
回線切替装置1Mからのチェック要求メッセージを受信
した場合、そのメッセージを受信した通信系を用いて、
当該回線切替装置1A〜1Kに接続されているノード機
器のIPアドレスを含むチェック応答メッセージを、回
線切替装置1Mへ返送し、回線切替装置1Mで、それら
チェック応答メッセージに含まれるIPアドレスを当該
回線切替装置1A〜1Kごとに管理し、いずれかの回線
切替装置1A〜1Kからチェック応答メッセージを受信
できなかった場合は、障害部位を示す情報として当該回
線切替装置1A〜1Kに対応するIPアドレスとマスタ
回線切替装置に接続されているノード機器のIPアドレ
スとを含むメッセージを監視装置2Mへ送信するように
したので、ノード機器を高機能化することなく、ネット
ワークで発生した障害の障害部位を特定して迅速に通知
できる。
【0030】ここで、障害部位を特定する場合、回線切
替装置の固有アドレスを用いて障害部位を特定する方法
も考えられる。しかし、回線切替装置の固有アドレスは
自動設定される場合もあり、通信システムの各部位との
対応関係が固定的に保証されておらず、障害部位を特定
できないという課題がある。これに対して、本実施の形
態では、ノード機器のIPアドレスが固定的に割り当て
られていることに着目し、障害部位を特定する情報とし
て回線切替装置を介して二重化ネットワークに接続され
るノード機器から取得したIPアドレスを用いるように
したので、障害部位を通信システム上で一義的に特定す
ることができる。
【0031】なお、回線切替装置のノード側回線に複数
のノード機器が接続される場合も考えられ、このような
場合は複数の異なるIPアドレスが当該回線切替装置で
取得される。しかしながら、これらIPアドレスは当該
回線切替装置でのみ取得され、本実施の形態にかかる障
害監視が二重化ネットワークを構成する2つの通信系お
よび回線切替装置までの範囲、すなわち二重化ドメイン
内の範囲を監視対象としていることから、これらIPア
ドレスはいずれもその回線切替装置の部位を代表する情
報として用いることができる。
【0032】次に、図7を参照して、本実施の形態にか
かる通信システムによるネットワーク障害監視処理例を
説明する。図7は、本実施の形態にかかる通信システム
でのネットワーク障害監視処理例を示すシーケンス図で
ある。以下では、A系ネットワーク3Aでの障害監視処
理について説明するが、これと並列的にB系ネットワー
ク3Bについても障害監視処理が行われている。
【0033】マスタ機器である回線切替装置1Mは、A
系ネットワーク3Aを介してスレーブ機器である回線切
替装置1A〜1Kへ、所定の送信間隔ごとにチェック要
求メッセージを送信して(ステップ150)、各回線切
替装置1A〜1Kからのチェック応答メッセージを受信
し(ステップ151)、そのチェック応答メッセージの
受信有無により障害発生を監視するとともに、チェック
応答メッセージに含まれる接続ノードIPアドレスをア
ドレステーブル16へ格納する。
【0034】ここで、回線切替装置1Mから送信したチ
ェック要求メッセージに対して(ステップ152)、そ
の送信から所定の送信間隔が経過するまでに、例えば回
線切替装置1Bからのチェック応答メッセージを受信で
きなかった場合(ステップ153)、障害発生と判断す
る(ステップ154)。そして、A系ネットワーク3A
がノード間におけるデータ通信に用いられていて切り替
えが必要であり、B系ネットワーク3Bに障害発生がな
く切り替え可能な場合、回線切替装置1Mから各回線切
替装置1A〜1Kへ回線切替メッセージが送信される
(ステップ155)。これに応じて、各回線切替装置1
A〜1Kおよび回線切替装置1Mでは、それぞれのノー
ド側回線3MをA系ネットワーク3AからB系ネットワ
ーク3Bへ切替接続する(ステップ156)。
【0035】また、回線切替装置1Mでは、チェック応
答メッセージが受信できなかった回線切替装置1Bに対
応する接続ノードIPアドレスをアドレステーブル16
から読み出し(ステップ157)、その接続ノードIP
アドレスを含む障害発生通知メッセージを監視装置2M
へ送信する(ステップ158)。この障害発生通知メッ
セージに応じて、監視装置2Mでは、そのメッセージに
含まれる接続ノードIPアドレスを画面表示し管理者へ
報知する。なお、その後、すべてのスレーブ機器からチ
ェック応答メッセージが受信され、障害復旧が確認され
た場合も、同様にして障害復旧通知メッセージが回線切
替装置1Mから監視装置2Mへ通知される。
【0036】図8に障害通知画面表示例を示す。ここで
は、「メッセージ」欄に障害通知の内容として「A系障
害が検出された」と表示されており、「障害部位」欄に
具体的な障害部位としてスレーブ回線切替装置とマスタ
回線切替装置のそれぞれに対応するノード機器を容易に
特定できる「IPアドレス:AAA.BBB.CCC.xxx〜AAA.BB
B.CCC.yyy」が表示されている。また「回線切替装置
稼働ステータス一覧表」欄には、各回線切替装置の稼働
状態が詳細に表示されている。ここでは、回線切替装置
固有アドレス「01」の「A系」欄に「×」が表示され
ており、当該回線切替装置と固有アドレス「00」のマ
スタ回線切替装置との間のA系ネットワークに障害部位
があり、対応する両ノード機器のIPアドレスが「AAA.
BBB.CCC.yyy」と「AAA.BBB.CCC.xxx」であることがわか
る。また、固有アドレス「01」の「B系」と「固有ア
ドレス取得」欄に「○」が表示されており、当該回線切
替装置との間のB系ネットワークは正常であり、当該回
線切替装置も正常であることがわかる。
【0037】なお、以上では、マスタ機器として動作す
る回線切替装置1Mが監視装置2Mと直接接続されてい
る場合を例として説明したが、これに限定されるもので
はなく、回線切替装置1Mと監視装置2Mとの間でデー
タ通信可能であれば、これら回線切替装置1Mと監視装
置2Mとは直接接続されていなくてもよい。例えば、回
線切替装置1Aがマスタ機器であり、スレーブ機器の1
つである回線切替装置1Mと監視装置2Mとが直接接続
されている場合、障害発生通知メッセージは、回線切替
装置1AからA系ネットワーク3AまたはB系ネットワ
ーク3Bおよび回線切替装置1Mを介して監視装置2M
へ送られて、図8の障害通知画面が監視装置2Mで表示
され、前述と同様の作用効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、スレー
ブ回線切替装置で、マスタ回線切替装置からのチェック
要求メッセージを受信した場合、そのメッセージを受信
した通信系を用いて、当該スレーブ回線切替装置に接続
されているノード機器のIPアドレスを含むチェック応
答メッセージを、マスタ回線切替装置へ返送し、マスタ
回線切替装置で、スレーブ回線切替装置からのチェック
応答メッセージに含まれるIPアドレスを当該スレーブ
回線切替装置ごとに管理し、いずれかのスレーブ回線切
替装置からチェック応答メッセージを受信できなかった
場合は、障害部位を示す情報として当該スレーブ回線切
替装置に対応するIPアドレスとマスタ回線切替装置に
接続されているノード機器のIPアドレスとを含むメッ
セージを、当該マスタ回線切替装置とデータ通信可能な
所定の監視装置へ送信するようにしたので、回線切替装
置を高機能化することなく、ネットワークで発生した障
害の障害部位を特定して迅速に通知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態にかかる通信システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 回線切替装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 マスタ機器の回線切替装置におけるネットワ
ーク障害監視処理手順を示すフローチャートである。
【図4】 チェック応答メッセージの構成例である。
【図5】 アドレステーブルの構成例である。
【図6】 切替指示処理を示すフローチャートである。
【図7】 本実施の形態にかかる通信システムでのネッ
トワーク障害監視処理例を示すシーケンス図である。
【図8】 障害発生画面表示例である。
【符号の説明】
1,1A〜1K,1M…回線切替装置、2,2A〜2K
…ノード機器、2M…監視装置、3A…A系ネットワー
ク、3B…B系ネットワーク、3M…ノード側回線、1
1…回線切替部、12…制御部、15…記憶部、16…
アドレステーブル、21…動作管理手段、22…障害監
視手段、23…切替指示手段、24…監視対応手段、2
5…アドレス取得手段。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立した2つの通信系からなる二重化ネ
    ットワークを介してデータ通信を行う複数のノード機器
    と、これらノード機器と前記二重化ネットワークとの間
    にそれぞれ設けられ当該ノード機器と接続されたノード
    側回線を前記2つの通信系のうち障害のない通信系へ切
    替接続する複数の回線切替装置とからなる通信システム
    で、データ通信の障害を監視するためのネットワーク障
    害監視方法において、 前記各回線切替装置は、マスタ・スレーブ方式に基づき
    マスタ機器として動作する1つのマスタ回線切替装置
    と、マスタ・スレーブ方式に基づきスレーブ機器として
    動作する他の1つ以上のスレーブ回線切替装置とからな
    り、 前記マスタ回線切替装置で、前記二重化ネットワークの
    各通信系ごとに独立して前記スレーブ回線切替装置へチ
    ェック要求メッセージを送信し、これに応じて前記スレ
    ーブ回線切替装置から当該チェック要求メッセージの送
    信に用いた通信系を介して返送されるチェック応答メッ
    セージの受信有無に基づき前記各通信系での障害発生を
    監視し、 前記スレーブ回線切替装置で、前記マスタ回線切替装置
    からの前記チェック要求メッセージを受信した場合、そ
    のメッセージを受信した通信系を用いて、当該スレーブ
    回線切替装置に接続されている前記ノード機器のIPア
    ドレスを含むチェック応答メッセージを、前記マスタ回
    線切替装置へ返送し、 前記マスタ回線切替装置で、前記スレーブ回線切替装置
    からのチェック応答メッセージに含まれる前記IPアド
    レスを当該スレーブ回線切替装置ごとに管理し、いずれ
    かのスレーブ回線切替装置から前記チェック応答メッセ
    ージを受信できなかった場合は、障害部位を示す情報と
    して当該スレーブ回線切替装置に対応するIPアドレス
    と前記マスタ回線切替装置に接続されているノード機器
    のIPアドレスとを含む障害発生通知メッセージを、当
    該マスタ回線切替装置とデータ通信可能な所定の監視装
    置へ送信することを特徴とするネットワーク障害監視方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のネットワーク障害監視方
    法において、 前記障害監視手段は、受信した前記チェック応答メッセ
    ージに含まれるIPアドレスを、当該チェック応答メッ
    セージの送信元回線切替装置固有アドレスと対応付けて
    管理することを特徴とするネットワーク障害監視方法。
  3. 【請求項3】 独立した2つの通信系からなる二重化ネ
    ットワークを介してデータ通信を行う複数のノード機器
    と、これらノード機器と前記二重化ネットワークとの間
    にそれぞれ設けられ当該ノード機器と接続されたノード
    側回線を前記2つの通信系のうち障害のない通信系へ切
    替接続する複数の回線切替装置とからなる通信システム
    において、 前記各回線切替装置は、マスタ・スレーブ方式に基づき
    マスタ機器として動作する1つのマスタ回線切替装置
    と、マスタ・スレーブ方式に基づきスレーブ機器として
    動作する他の1つ以上のスレーブ回線切替装置とからな
    り、 前記マスタ回線切替装置は、前記二重化ネットワークの
    各通信系ごとに独立して前記スレーブ回線切替装置へチ
    ェック要求メッセージを送信し、これに応じて前記スレ
    ーブ回線切替装置から当該チェック要求メッセージの送
    信に用いた通信系を介して返送されるチェック応答メッ
    セージの受信有無に基づき前記各通信系での障害発生を
    監視する障害監視手段を有し、 前記スレーブ回線切替装置は、前記マスタ回線切替装置
    からの前記チェック要求メッセージを受信した場合、そ
    のメッセージを受信した通信系を用いて、当該スレーブ
    回線切替装置に接続されている前記ノード機器のIPア
    ドレスを含むチェック応答メッセージを、前記マスタ回
    線切替装置へ返送する監視対応手段を有し、 前記障害監視手段は、前記スレーブ回線切替装置からの
    チェック応答メッセージに含まれる前記IPアドレスを
    当該スレーブ回線切替装置ごとに管理し、いずれかのス
    レーブ回線切替装置から前記チェック応答メッセージを
    受信できなかった場合は、障害部位を示す情報として当
    該スレーブ回線切替装置に対応するIPアドレスと前記
    マスタ回線切替装置に接続されているノード機器のIP
    アドレスとを含む障害発生通知メッセージを、当該マス
    タ回線切替装置とデータ通信可能な所定の監視装置へ送
    信することを特徴とする通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の通信システムにおいて、 前記障害監視手段は、受信した前記チェック応答メッセ
    ージに含まれるIPアドレスを、当該チェック応答メッ
    セージの送信元回線切替装置固有アドレスと対応付けて
    管理することを特徴とする通信システム。
  5. 【請求項5】 独立した2つの通信系からなる二重化ネ
    ットワークを介してデータ通信を行う複数のノード機器
    と、これらノード機器と前記二重化ネットワークとの間
    にそれぞれ設けられ当該ノード機器と接続されたノード
    側回線を前記2つの通信系のうち障害のない通信系へ切
    替接続する複数の回線切替装置とからなる通信システム
    で、前記各回線切替装置のうち、マスタ・スレーブ方式
    に基づき1つのマスタ機器として動作し、マスタ・スレ
    ーブ方式に基づきスレーブ機器として動作する他の1つ
    以上のスレーブ回線切替装置を管理する回線切替装置に
    おいて、 前記二重化ネットワークの各通信系ごとに独立して前記
    スレーブ回線切替装置へチェック要求メッセージを送信
    し、これに応じて前記スレーブ回線切替装置から当該チ
    ェック要求メッセージの送信に用いた通信系を介して返
    送されるチェック応答メッセージの受信有無に基づき前
    記各通信系での障害発生を監視する障害監視手段と、 受信した前記チェック応答メッセージに含まれる、当該
    スレーブ回線切替装置に接続された前記ノード機器のI
    Pアドレスを、当該スレーブ回線切替装置ごとに管理す
    るアドレステーブルとを備え、 前記障害監視手段は、送信した前記チェック要求メッセ
    ージに応じていずれかのスレーブ回線切替装置からのチ
    ェック応答メッセージを受信できなかった場合は、前記
    アドレステーブルを参照して当該スレーブ回線切替装置
    に対応するIPアドレスを取得し、障害部位を示す情報
    として前記IPアドレスを含む障害発生メッセージと前
    記マスタ回線切替装置に接続されているノード機器のI
    Pアドレスとを当該回線切替装置とデータ通信可能な所
    定の監視装置へ送信することを特徴とする回線切替装
    置。
  6. 【請求項6】 独立した2つの通信系からなる二重化ネ
    ットワークを介してデータ通信を行う複数のノード機器
    と、これらノード機器と前記二重化ネットワークとの間
    にそれぞれ設けられ当該ノード機器と接続されたノード
    側回線を前記2つの通信系のうち障害のない通信系へ切
    替接続する複数の回線切替装置とからなる通信システム
    で、前記各回線切替装置のうち、マスタ・スレーブ方式
    に基づき1つ以上のスレーブ機器として動作し、マスタ
    ・スレーブ方式に基づきマスタ機器として動作する他の
    1つのマスタ回線切替装置により管理される回線切替装
    置において、 前記二重化ネットワークの各通信系ごとに独立して前記
    マスタ回線切替装置から送信されたチェック要求メッセ
    ージを受信し、当該チェック要求メッセージを受信した
    通信系を介して前記マスタ回線切替装置へチェック応答
    メッセージを返送する障害対応手段と、 前記ノード側回線を介して前記ノード機器がやり取りす
    るパケットから当該ノード機器のIPアドレスを取得す
    るアドレス取得手段とを備え、前記障害対応手段は、前
    記マスタ回線切替装置から当該マスタ回線切替装置とデ
    ータ通信可能な所定の監視装置へ障害発生時に通知され
    る障害部位を示す情報として、前記アドレス取得手段に
    より取得されたIPアドレスを、前記チェック応答メッ
    セージに含めて返送することを特徴とする回線切替装
    置。
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